訪問介護システム開発の進め方/やり方/流れや方法/手法/工程/手順

訪問介護システム開発は、要件整理から定着まで6フェーズを順に進めます。まず要件整理とシステム選定を行い、設計・開発へと進みます。テストと稼働を経て定着まで続けると、現場で使える仕組みにつながります。

まず現場の業務を洗い出し、代表的な1事業所などで小さく試してから広げるのが基本です。費用と見積もりの確認事項も、この流れに沿って押さえます。

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訪問介護システム開発の全体像

紙・Excel・電話中心の運用で起きやすい課題を3枚のカードで示す図。
記録、予定変更、請求のつながりに運用上の負荷が表れます。

訪問介護システムは、利用者情報や訪問予定の管理から、サービス提供記録、申し送り、実績、請求までを扱います。施設内で完結する介護ソフトと異なり、訪問先でスマートフォンやタブレットから入力します。さらに、予定変更を事業所と現場で共有することも欠かせません。

紙・Excel・電話運用で起きやすい課題

紙やExcel、電話中心の運用では、記録の遅れ、変更の伝達、記録と請求の分離の3つの場面で、記録漏れや予定変更の反映漏れが起きやすくなります。

  • 記録の遅れ:事務所に戻って入力すると、漏れや記憶違いが生じがちです。
  • 変更の伝達:電話やFAXでは、交代、時間変更、キャンセルの反映が漏れることがあります。
  • 記録と請求の分離:別々に入力すると、実績修正や締め作業に時間がかかります。

導入後の効果を比べるため、導入前には月間訪問件数、記録時間、未入力件数を測ります。あわせて、実績修正件数、請求エラー件数、締め作業時間も押さえます。

訪問介護向けICTの事例では、管理者・サービス提供責任者の管理時間が従来の5分の1から10分の1になったというコメントがあります。これは福岡県の1事業所へのベンダー掲載インタビューです(出典:株式会社ロジック「Care-wing導入事例」、2026年確認)。事例の数字は1事業所の結果なので、注意が必要です。

自社の効果は、導入前の数字を記録してから判断します。

訪問の時系列に沿った必要機能

必要な機能は、訪問の前後で情報がどう流れるかに沿って洗い出すと、抜けが少なくなります。まず、利用者台帳と契約情報、訪問予定とシフトが出発点になります。そこから、ヘルパー割り当てと、訪問の開始・終了や実施内容の記録、指示・報告へと進み、実績確定と請求で締めくくります。

計画書や個別援助計画書は、システムに含めるかを決めておきます。

申し送りや利用者・家族への連絡についても、含めるかを判断します。

  • 訪問時の入力:入力項目の数、音声入力、写真添付、通信断時の下書き保存と再送の扱い。
  • 急な変更:変更部分だけの修正、担当者への通知、変更履歴の記録の有無。

例外が起きたときに業務を止めない仕組みも、便利な機能と合わせて要件に含めます。

既製品・個別開発・スクラッチの選び分け

事業所の規模と独自要件によって、標準製品、個別連携、独自開発のどれが合うかが決まります。

  • 介護向けSaaS・パッケージ:小規模事業所で標準的な記録と請求を早く始める場合。
  • 既製品への個別連携:本部管理、独自ルール、会計・給与・医療システム連携が必要な場合。
  • スクラッチ開発:独自ルート、複数法人の権限、特殊なサービス構成を中核業務として差別化したい場合に限り検討します。

厚生労働省は、介護記録ソフトの機能調査と、ケアプランデータ連携の標準仕様を公開しています。

令和8年度の介護テクノロジー定着支援事業では、対象ソフトに、標準仕様に準拠したCSV出力・取込機能や支援体制を求める案内があります(出典:厚生労働省「介護ソフト機能調査」、2026年)。

将来の補助制度や外部連携を考える場合は、標準仕様への対応状況を選定の条件にします。

ポイント

迷ったときは、記録、予定変更、請求がどこで途切れているかを見てください。途切れている箇所から、必要な機能と導入前に測る数字を考えると、進めやすくなります。

訪問介護システム開発の進め方と6フェーズ

基本の流れは全部で6フェーズあり、要件整理とシステム選定を行ってから、設計・開発に進みます。テスト、稼働、定着は、後の見出しで順に説明します。進める際は、代表的な1事業所や1サービスで小さく検証し、入力時間と管理者の確認負担を見ながら展開します。また、各フェーズの成果物と判断基準を残しておくと、担当者が替わっても開発の経緯を説明できます。

フェーズ1:要件整理による現場業務の洗い出し

要件整理では、通常業務と例外時の流れを一覧にし、現場の入力と確認の方法を明らかにします。

  • 業務フロー:相談受付、契約、予定、指示、訪問、記録、実績、国保連・利用者請求、給与までを並べます。
  • 媒体と担当:紙、Excel、電話、FAX、既存ソフトの使われ方と、誰がいつ何を入力するか。
  • 例外時の流れ:欠勤、キャンセル、時間変更、通信断、入力訂正も業務フローに含めます。
  • 成果物と聞き取り:業務・画面・帳票・権限・連携・移行・非機能要件をまとめ、管理者、責任者、ヘルパー、請求担当、本部に聞きます。

訪問中に見たい情報、続けられる入力のタップ数、修正の承認者を具体的に聞いておくと、現場で使われるシステムにつながります。

フェーズ2:選定での実業務デモによる比較

比べるのは機能数よりも、自社の業務を再現したときに、現場担当者が迷わず扱えるかどうかです。

  • 業務デモ:登録、重複確認、交代、記録、指示・報告、実績修正、請求出力を、続けて操作します。
  • 実機確認:文字サイズ、片手操作、途中保存、不安定な通信環境での挙動を試します。
  • 運用機能:記録と請求の連動、変更通知、複数サービス、CSV・API、移行、権限、監査ログ、バックアップを見ます。
  • 継続条件:標準仕様の対応版、エラー時の再送方法、問い合わせへの回答体制、障害時の窓口、解約時のデータ返却。

フェーズ3:設計・開発での例外処理の決定

設計では、画面とデータの流れを一緒に決めます。

権限や外部連携、個人情報の保護も、同じ段階で決めておきます。

  • 権限と認証:ヘルパーは担当利用者の必要情報だけを閲覧し、責任者は指示・報告と実績修正、本部は事業所横断の集計だけを見ます。
  • 操作記録:退職者のアカウント停止、パスワード再設定、多要素認証、操作・閲覧・出力ログを要件に含めます。
  • 外部連携:会計、給与、勤怠、国保連、ケアマネジャーとの連携項目、頻度、責任者、復旧手順。
  • 情報保護:通信時・保存時の暗号化、バックアップ、データセンター、再委託先、紛失端末の遠隔ロック、BYODの可否。

個人情報保護委員会・厚生労働省は、介護関係事業者に個人情報の適正な取り扱いを求めています(出典: 個人情報保護委員会・厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」、2026年確認)。

フェーズ4:現場シナリオによるテスト

開発会社の機能テストだけでは足りないため、現場の通常業務と例外時を通して確かめます。

  • 業務の通し確認:登録、予定、通知、記録、承認、実績確定、請求を一連で試します。
  • 例外シナリオ:キャンセル、交代、時間超過、修正、二重登録、通信断、端末紛失、月末締めを再現します。
  • 受入条件:迷わず入力できること、指示者や修正履歴を説明できること。
  • 合格基準と課題管理:漏れ検知、実績と請求の一致、運営指導での記録提示を確認し、課題を重要度、期限、回避策、再テスト結果で管理します。

フェーズ5:稼働での移行と並行運用の設計

稼働直後に問題を把握できるよう、移行範囲と並行期間を決め、体制を整えます。

  • データ移行:利用者・契約情報、計画書、予定、職員情報を移し、重複や表記ゆれ、不要な履歴、欠損項目を整えて件数とサンプルを照合します。
  • 移行範囲と費用:CSV対応ベンダーでも計画書、過去記録、請求履歴は移せない場合があるため、契約前に明記します。
  • 並行運用:最初の請求締めまで旧運用を参照する場合、期間、正本データ、窓口、切り戻し条件を決めます。
  • 稼働初週:未入力、通知未達、実績差異、請求エラーを毎日確認し、責任者が当日対応します。

フェーズ6:KPIと改善会議による定着支援

システムを定着させるには、利用状況を定期的に確認し、現場の課題に対応し続けることが必要です。

  • 確認時期:導入後1週間、1か月、3か月に利用状況を確認します。
  • KPI:訪問記録の平均入力時間、未入力率、実績修正件数、請求エラー件数、締め作業時間、問い合わせ件数、ヘルパー利用率を設定します。
  • 数値の比較:導入前と比べ、改善点と悪化点を分けて見ます。
  • 定着の課題:操作の難しさ、入力ルール、承認者、端末不足、通信環境。
  • 改善会議:月1回、困りごとを改修や手順変更にし、制度改定や端末更新に対応できる体制を整えます。

ポイント

迷ったときは、代表的な1事業所で小さく試せる形になっているかを確かめてください。入力時間と管理者の確認負担を見ながら広げれば、現場に合わせた調整がしやすくなります。

訪問介護システムの費用相場とコストの内訳

3年間の総額を中心に、月額料や初期費用など4つの費用項目を結んだ図。
月額以外の導入・運用費も総額に含めて考えます。

費用は、SaaSの月額料、導入や個別カスタマイズの初期費用、スクラッチ開発費に大きく分けられます。そのほかに、端末・通信や移行の費用がかかり、研修や保守も含めて考えます。

公開価格と開発会社の見積価格は性質が異なるため、月額の金額だけでは予算を判断できません。

公開価格で見るSaaSの目安

公開価格は一社の例にすぎないため、SaaSの予算幅と製品の料金例は分けて見ておきます。

  • カイポケ訪問介護:訪問介護・障害福祉対応は月額25,000円(税別)です。
  • 料金に含む内容:初期費用、サポート、ネット請求、法改正対応は0円で、職員数・端末台数の追加料金はないと案内されています。
  • 複数サービス:同住所での月額30,000円から45,000円(税別)です。
  • 1事業所の予算:初期費用0万円から30万円、月額1万円から5万円程度を仮置きします。
  • 複数拠点の予算:権限や本部集計を加える場合、月額5万円から20万円程度を仮置きします。

この複数サービスの料金例は、同住所で利用する場合のものです(出典: 株式会社エス・エム・エス「カイポケ訪問介護 利用料金」、2026年確認)。

初期設定や研修、移行が料金に含まれるかを確認します。

端末と通信の扱いも、料金の前提として見ておきます。予算幅は、拠点数と連携数による見積もりベースの推定です。全製品の平均とみなさないように注意します。

個別カスタマイズとスクラッチ開発の目安

追加開発の費用と期間は、範囲によって変わります。次の幅は、一般的な業務システム開発のレンジに基づく推定です。

  • パッケージの追加:独自帳票、複数法人の権限、給与・会計・勤怠連携は初期100万円から500万円程度。
  • スクラッチ開発:機能範囲により300万円から2,000万円以上となる可能性があります。
  • 導入・開発期間:SaaS初期設定は2週間から2か月、複数拠点導入は1か月から3か月、個別開発は3か月から6か月、スクラッチは6か月から12か月程度です。

これらは全製品の統計ではありません。ただし、制度対応や請求・受入テスト、並行稼働を短縮すると、修正費用や業務停止のリスクが増えます。

見落としやすい追加費用

初期費用と月額に加えて、周辺機器や導入支援、運用時の追加項目も見積もっておきます。

  • 機器・通信:スマートフォンやタブレット、回線、端末管理、ICタグが費用に含まれる場合があります。
  • 導入支援:初期研修、訪問先での操作支援、データ整備、旧システムとの並行運用の範囲。
  • 追加・継続費:帳票、API、保守・監視、制度改定時の対応の扱い。
  • 周辺費用の目安:端末は1台あたり1万円から10万円程度、移行・研修は5万円から100万円程度です。

金額は端末の種類、台数、支援範囲で変わるため、比べるときは3年間の総額で見ます。

職員数や端末数、事業所数に応じた追加課金がないかも確認します。

帳票や問い合わせ、データ出力は、追加課金の対象になるかで費用が変わります。

料金改定や最低利用期間、解約金の条件も、運用費として見ておきます。障害時の返金や解約時のデータ形式も、運用費として確かめます。

ポイント

迷ったときは、公開価格の月額だけでなく、端末、移行、研修、保守を含めた3年間の総額で比べてください。公開価格と見積もりによる推定は、分けて扱います。

見積もりを取る際のポイントとチェックリスト

見積もりの前提条件と確認項目を4枚のチェックカードで示す図。
条件をそろえると、各社の提案を同じ土台で見比べられます。

見積もりの精度は、前提条件で決まります。まず、事業所や職員、利用者の数と月間訪問数を示します。サービスの種類と直行直帰の割合も添えます。

前提がそろっていれば、提案を並べて比べやすくなります。既存ソフトや端末、移行データの状況も伝えます。連携先と帳票、希望時期も、あわせて示します。

見積書での要件と対象範囲の明記

「訪問記録一式」のような曖昧な表現は避け、機能と対象範囲を具体的に書きます。

  • 業務機能:利用者台帳、予定、担当割当、指示・報告、実績修正、請求を示します。
  • 管理機能:計画書、個別援助計画書、申し送り、利用者・家族への連絡、権限、監査ログ、CSV・API連携、スマートフォン対応を含めます。
  • 実装区分:各項目を標準機能、設定変更、追加開発、対象外に分類します。
  • 成果物:画面仕様、データ定義、マニュアル、テスト・移行結果、研修記録、運用手順、障害連絡フローの作成者を決めます。
  • 検収条件:入力時間、請求一致、権限、通信断からの復旧で「使えること」を定義します。

複数社の同条件での比較

各社には、同じ業務フローと利用者数を前提に提案を依頼します。連携要件と希望時期もそろえておく必要があります。そのうえで、各社の提案は次の5点で比べます。

  • 提案の形:標準パッケージ、既製品への個別連携、独自開発の案。
  • 実機デモ:実際のヘルパーによるデモと、導入後の支援計画。
  • 価格と体制:価格、導入実績、研修、窓口時間。
  • 対応範囲:制度改定への対応、移行、障害復旧。
  • 解約時:データ返却。

標準的に使える請求や帳票まで独自開発すると、制度改定時に保守の負担が増えます。そのため、独自性の高い連携や本部管理に絞って追加開発する方法が有効です。

契約前のリスク分担の確認

契約では、費用や障害対応に加えて、情報管理とAI機能の責任分担を決めておきます。

  • 契約上の責任:要件追加、納期遅延、制度改定、障害復旧、個人情報、再委託、バックアップ、停止時の連絡の取り決め。
  • クラウド管理:保管場所、ログ期間、退職者停止、端末紛失時の対応、返却データ形式を質問します。
  • AIの承認:入力補助やルート作成は候補として使い、希望時間、身体状況、資格、交通事情を人が確認して最終承認します。
  • AIのデータ管理:学習範囲、入力保存、誤提案の修正履歴、管理者権限を見積もりと契約に含めます。

ポイント

迷ったときは、各社に同じ前提条件と要件を示せているかを確かめてください。条件がそろわない見積もりは、金額だけで比べると判断を誤りやすくなります。

訪問介護システム開発でよくある質問

導入では費用に加えて、現場で続けられるか、請求や監査に耐えられるか、将来の連携に対応できるかを見ます。

訪問介護システムの開発費用はいくらかかりますか?

既製SaaSには、月額1万円から5万円程度の公開例があります。一方、複数拠点や個別連携では初期100万円から500万円程度、スクラッチ開発では300万円から2,000万円以上となる可能性があります。

費用は、事業所数や利用者数、端末の数で変わります。移行や連携、研修の範囲によっても変わるため、公開価格と見積もりによる推定は分けて確認します。

小規模事業所でもシステム開発や導入はできますか?

できます。記録や予定、請求の機能があり、スマートフォンで入力できる既製SaaSを候補にし、1事業所で短期間検証する方法が適しています。

職員数・端末数による追加料金のほか、初期設定や研修、移行を確認します。

現場代表者が実機を操作してから契約します。

訪問先で通信できない場合はどうすればよいですか?

まず、オフライン入力と下書き保存があるかを見ます。復旧後の再送や重複登録の防止も、あわせて確かめます。

機能がない場合に備え、代わりの方法を決めておく必要があります。通信できる場所での入力、紙の暫定記録、事務所での代行入力がその例です。

  • 記録の残し方:後から見ても、誰がいつ登録したかが分かるように残しておきます。
  • 通信断のテスト:記録が消えないことと、請求に二重計上されないことを確かめます。

個人情報をクラウドで管理しても安全ですか?

クラウドだから安全、または危険とは一概に言えません。大切なのは、運用の作りを個別に確かめることです。

権限や多要素認証、暗号化、操作ログは、確認の基本になります。

さらに、バックアップや脆弱性対応、退職者の停止を確かめます。委託先と再委託先の管理、障害や漏えい時の連絡体制も、あわせて見ておきます。

  • 評価の前提:自社の運用ルールと合わせて考えます。
  • 契約での確認:関係するガイダンスを参照し、契約でどこまでを誰が受け持つかと、解約時のデータ返却を確かめます。

補助金や助成制度を利用できますか?

制度と要件は、年度や自治体、導入方式によって変わります。2026年度の案内では、標準仕様に沿ったCSV機能や、連携利用の支援体制を要件とする場合があります。

申請の前に、厚生労働省と自治体の公募要領で、対象経費と時期を確認します。

効果報告や、交付決定前の契約禁止なども確かめます。

まとめ:小さく検証して定着させる進め方

開発は6フェーズを順に重ねて進みます。要件整理と選定を行い、設計・開発とテストを経て、稼働と定着に至ります。

訪問予定から請求までの流れを整理します。

そのうえで、交代や通信断への備え、修正の扱い、監査ログも要件に含めます。

費用は、公開SaaS価格と個別開発の推定を分けて見ます。

比べる際は、端末から連携まで含めた3年間の総額で揃えます。

実機の検証は、代表的な1事業所で行うと進めやすくなります。

KPIには、入力時間と未入力率を含めます。修正、請求エラー、締め作業も、改善の指標として見ます。

導入前に確認する最終チェック

業務フローに通常時と例外時の両方が含まれているか、ヘルパーが実機を試したか、記録と請求をテストしたかを確認します。

あわせて、通信断や端末紛失への手順も必要です。

  • 仕様の確認:移行範囲や権限、監査ログ、バックアップを、契約書と運用手順書に残します。
  • 契約の確認:窓口や料金改定、解約時の返却データも、同じ形で残します。

次の一歩は現場を交えた要件整理

相談の前に数字と条件をそろえておくと、話が具体的に進みます。月間訪問件数、記録時間、未入力率を1枚にまとめます。さらに、実績修正と請求エラー、端末数を加えます。既存ソフトと連携先も書いておくと、必要な機能が見えてきます。

資料をもとに、標準機能、個別連携、独自開発の案を比べます。そのうえで、費用と運用負担の両面から進め方を選びます。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。