IISのシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

IISのシステム開発会社は、IISの設定だけでなく、ASP.NET/ASP.NET Core、SQL Server、Windows認証、移行、運用保守まで対応できるかで比べます。

  • 技術範囲:IIS、ASP.NET/ASP.NET Core、SQL Server、Windows認証の設計
  • 移行と保守:移行、性能、セキュリティ、運用保守の対応範囲
  • 判断材料:用途別の実績、見積もり、発注前の確認事項

IISはWindows上でWebサイトを動かす基盤のため、業務システムには別途アプリ開発が要ります。株式会社riplaに、IIS・ASP.NET・Windows系業務システムの公開実績を確認できる5社を加えた計6社を紹介し、用途別の選び方や見積もりの確認点、移行や保守で失敗しないための注意点を解説します。

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・IISのシステム開発の完全ガイド

IISのシステム開発パートナー選びが重要な理由

IISのシステム開発パートナーを選ぶ担当者

IISのシステムでは、サーバーが起動して画面が表示されるだけでは足りません。そのため、業務要件、認証、データベース、外部連携、バックアップ、障害対応までを一つのサービスとして設計できるパートナーを選ぶことが、導入後の安定稼働を左右します。

IISは業務システムではなくWebサーバー

IISは、MicrosoftのInternet Information Servicesを略した名称で、Windows ServerやWindows Client上で動作する汎用Webサーバーです。サイトやアプリケーションプール、認証・認可、HTTPS証明書などを管理します。一方で、実際の業務処理はASP.NET、ASP.NET Coreなどのアプリケーションが担当します。

Microsoft Learnでも、IISはWindows上でASP.NET Coreアプリをホストできると説明されています。また、Windows認証やURL Rewrite、Application Request Routingなどと統合できる基盤とも説明されています。

ASP.NET CoreをIISで公開するには、Web Server役割に加えて.NET Hosting BundleとASP.NET Core Moduleを導入します。そのうえで、サイトの物理パスやアプリケーションプール、フォルダACLを設定する必要があります(出典: Microsoft Learn「IISにASP.NET Coreアプリを発行する」、2026年更新)。

IISの設定経験と業務システム開発経験の切り分け

「IISに対応可能」という表記は、インストールやサイト作成ができるという意味にも、既存のASP.NET資産を調べて移行できるという意味にもなります。そのため、候補会社には、どこまで担当できるかを具体的に聞くことが大切です。聞く内容の例は、現行IISと.NETのバージョン確認、SQL ServerやOracleとの連携、Windows認証、データ移行、負荷試験、リリース後の監視です。

また、社内ポータルや申請システムのように社内LANやVPNから使うのか、顧客向けWebサービスのようにインターネットへ公開するのかで、必要な対策は変わります。社内利用ならActive DirectoryやWindows認証との連携、公開するならWAF、MFA、TLS設定、脆弱性診断、監査ログなどが欠かせなくなります。そのため、インフラ担当とアプリ担当を分けず、全体を設計できる会社を選ぶとよいです。

ポイント

IISの設定作業だけで判断せず、業務要件、認証、データベース、外部連携、運用保守までを一つの流れで設計できるかを見ると、導入後の安定稼働を見通しやすくなります。

株式会社ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。

営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaは、技術を導入すること自体より、業務上の成果と現場での定着までを見据えて支援します。IISを使う業務システムでは、サーバーやフレームワークを選ぶだけでなく、誰がどの画面を使い、どのデータをいつ更新し、どの承認を経て次の業務へ進むのかを整理する必要があります。こうした業務整理から相談したい企業に適しています。

既存システムの刷新では、全面的な再構築だけを前提にせず、現行機能を残しながら段階的にWeb化する方法も検討できます。オンプレミスのIISを継続するのか、Azure VMやAzure App Serviceへ移すのかも、回線、認証、データの所在、社内運用体制、将来の拡張性を比較したうえで判断できます。

得意領域・実績

営業管理、顧客管理、生産管理、販売管理など、複数部門にまたがる基幹業務のシステム化を相談したい企業が候補にしやすい会社です。特に、現場へのヒアリング、業務要件の整理、開発、導入後の活用支援を一つの流れで進めたい場合に向いています。

問い合わせ時には、IIS上で新規にWebシステムを作りたいのか、既存のASP.NET資産を保守・移行したいのかを伝えます。あわせて、Windows認証やSQL Server、外部API、帳票を使うかも伝えると、対応範囲と見積条件を整理しやすくなります。

費用や納期は要件によって変わるため、現状資料を共有して提案を受けることが大切です。

ポイント

業務の整理から開発、導入後の定着まで一社で任せたいなら候補になります。既存システムの段階的なWeb化や、オンプレミスとクラウドの比較も相談の範囲に入るかを確かめると判断しやすくなります。

株式会社ビジネスブレーン|複数拠点の生産管理とERP連携に強み

複数拠点のIIS業務システム開発

株式会社ビジネスブレーンは、公開事例でIIS、.NET Framework、SQL Server、ASP.NET(C#)を使った電気計器製造メーカー向け生産管理システムを紹介している会社です。IISの技術要素だけでなく、販売・購買・財務のERPパッケージと生産管理システムを組み合わせた業務統合の事例も確認できます。

特徴と強み

公開されている事例では、基本構想とパッケージ選定の段階から参画し、設計、開発、導入までの全フェーズを担当しています。4事業部6拠点をVPNで接続し、本社にデータベースを集中させ、各拠点がWebクライアントから利用する構成です。複数拠点の業務を一つのデータ基盤へまとめたい企業にとって、比較材料になりやすい実績です。

ただし、公開事例のプラットフォームはWindows Server 2003やSQL Server 2008など過去の環境です。現在の案件でそのまま同じバージョンを使うという意味ではありません。そのため、問い合わせ時にはWindows Server 2025や現行の.NETへの更新方針、既存データ移行の方法、最新のセキュリティ対応を確認する必要があります。

得意領域・実績

生産管理、販売管理、購買、財務など、製造業の基幹業務を複数拠点で連携させる案件に向いています。IISへWebアプリを配置するだけでなく、既存パッケージとの役割分担やVPN、データベースの集中管理まで含めて相談したい場合に候補となります。

見積もりでは、拠点数と同時利用者数、既存ERPとの連携範囲を分けて提示してもらうと比べやすくなります。マスタ統合やVPN・認証の構成、段階リリースの有無も、項目ごとに示してもらうと確かめられます。

110人月の公開事例は大規模案件の参考ですが、自社の規模や要件にそのまま当てはめず、必要機能を整理して相談することが大切です。

ポイント

複数拠点の生産管理やERP連携が中心の案件なら候補になります。公開事例は過去の環境のため、現行の.NETやWindows Serverへの更新方針とデータ移行の方法を、問い合わせ時に確かめることが欠かせません。

株式会社PISE|ASP.NETとAzureを使う業務Webアプリに対応

ASP.NETとAzureを使う業務Webアプリ

株式会社PISEは、公式の開発事例でC#、ASP.NET、SQL Server、Azureを使った業務Webアプリを公開している会社です。保険請求データ管理や口座振替、受注請求、顧客管理などの事例があり、提案から運用保守までの工程も記載しています。

特徴と強み

PISEの特徴は、業務ルールを整理し、既存サービスや他システムとのデータ連携を含めてWebアプリを構築する点です。たとえば、Webからの注文を受注情報として取り込み、帳票出力や消し込みまで一元管理する事例では、業務処理と画面だけでなく、外部サービスとの連携が重要になります。

Azureを使う構成を検討している企業は、IISをAzure VMへ移すリホストと、App ServiceなどのPaaSへ寄せるモダナイズを分けて相談できます。既存のWindows固有の機能や常駐処理があると、互換性の検証が必要になります。ファイル共有やネットワーク制約がある場合も検証は欠かせないため、移行前のアセスメントを見積もりに含めて依頼します。

得意領域・実績

受注請求や口座振替、顧客管理など、業務ルールとデータの正確性が重視される案件に適しています。複数の社内システムや外部APIをつなぎ、業務をWeb上で一元管理したい企業にとって、公開事例から対応範囲を確かめられる会社です。

依頼時には、Azureのどのサービスを使うかに加えて、障害時の復旧目標や監視の体制を確認します。ほかに、データベースのバックアップや運用保守の受付時間などの条件も、あわせて確かめます。

開発費用とクラウド利用料を分けて提案してもらうことで、初期費用だけでなく導入後の総額も比較できます。

株式会社コムウェイ|IISとOracleを組み合わせた会員管理に対応

IISと既存データベースを組み合わせた会員管理

株式会社コムウェイは、システムコンサルティングからソフトウェアの企画・設計・開発までを手掛ける会社です。公式の実績紹介では、会員ポイント管理アプリについて、ASP.NET(C#)、MS IIS、Oracleを使ったポイントアプリとWeb管理システムとして公開しています。

特徴と強み

会員、ポイント、店舗などの情報を扱うシステムでは、残高や利用履歴の整合性、権限ごとの操作範囲、複数店舗からの同時更新を設計する必要があります。IIS上のWebアプリと既存のOracleを組み合わせる案件では、画面を作るだけでなく、データモデルと業務ルールを理解した開発が欠かせません。

コムウェイの公式ページでは、Webアプリケーションやスマートフォンアプリケーションの設計・開発実績も紹介されています。関東・関西の拠点、リモート対応の可否、現行IISの保守を引き継げる体制は、案件ごとに確認する必要があります。さらに、Oracleのバージョンアップ経験も、案件ごとに確かめます。

得意領域・実績

会員管理、ポイント管理、店舗管理など、顧客接点のある業務Webシステムを検討する企業に向いています。特に、既存のOracleデータベースを活用しつつ、IISとASP.NETによる管理画面を整備したい場合は、公開実績を具体的に見ながら相談できます。

問い合わせでは、ポイント計算のルールと店舗数、会員数を伝えます。同時利用者数や、外部のレジ・会員アプリとの連携、個人情報の保管場所も、併せて伝えます。

個人データを扱うなら、認証・認可に加えて、アクセスログやバックアップの暗号化、退職者アカウントの停止手順まで提案範囲に含まれるかを確かめることが大切です。権限の洗い出しも、同じ範囲で確かめます。

株式会社アスネット|Windows系の開発とインフラ構築をまとめて相談

Windows系業務システムとインフラ構築

株式会社アスネットは、ソフトウェア開発からサーバー・ネットワーク構築、運用保守、評価検証まで提供する会社です。公式サイトでは、Windows系の技術に対応し、要件定義から保守まで支援すると案内しています。C#やVB.NET、ASP.NET、SQL Serverなどの技術も含まれます。

特徴と強み

アスネットは、アプリケーション開発とインフラ構築を別々に発注せず、サーバーやネットワークまで含めて相談したい企業に適しています。IISのシステムでは、サイト設定や証明書、アプリケーションプール、SQL Server接続を一体で設計する必要があります。ファイアウォールや監視も含め、インフラの担当領域を確認しやすい点が特徴です。

公式サイトでは、テンプレートを活用したWebシステム開発や、仮想化基盤・クラウドサーバーの新規構築と移行、テスト設計・評価検証も紹介されています。開発途中の品質確認や、リリース後の運用を重視する案件では、テスト計画と障害対応の窓口を初期提案に含めてもらうと比較しやすくなります。

得意領域・実績

Windows系の業務システムや社内Webシステムを、クラウドサーバーへの移行や運用保守とまとめて依頼したい中小企業や情報システム部門に向いています。現行環境を洗い出すところから始め、IISを継続するか、Azure VMや別のホスティングへ移すかを比べたい場合にも候補になります。

.NETのどの世代に対応できるか、Windows認証やActive Directoryの経験があるかを聞きます。ネットワークやバックアップの設計範囲、監視時間、障害時の一次対応も、あわせて確かめます。システム開発の見積書にサーバー構築や保守が含まれるか、別途のインフラ費用やライセンス費用がかかるかも、明確にしておきます。

株式会社アイ・ティ・システム|.NET系業務開発とクラウド移行を支援

.NET系業務システムのクラウド移行

株式会社アイ・ティ・システムは、名古屋を拠点に業務系システム開発を中心として、上流工程から保守運用まで対応する会社です。公式サイトでは、.NETのASPやC#、VBやJavaを中心とする開発を案内しています。ASP.NETやVB.NETなどのWeb系技術、AzureやAWS環境での開発実績も紹介されています。

特徴と強み

既存のASP.NETやC#、VB.NETで作られた業務システムを保守しながら、クラウド環境へ段階的に移行したい企業に向いています。現行システムのソースコードや設計書が十分に残っていない場合でも、画面やデータを調べ、改修と移行の優先順位を整理することが欠かせません。ジョブや外部連携も含めて調べると、抜けを防ぎやすくなります。

公式サイトでは、規模の大きさよりも要件定義から保守運用までの総合力を訴求しています。そのため、問い合わせ時には現行IISのサイト数やアプリケーションプール数、.NET FrameworkやASP.NET Coreのバージョンを伝えます。SQL Serverの構成や移行後の運用担当者も伝えると、対応できる範囲を具体化できます。

得意領域・実績

名古屋周辺の業務系システムを相談したい企業や、既存.NET資産の保守、Webシステムの再構築、AzureやAWSを含むクラウド移行を検討する企業が候補にしやすい会社です。新規開発だけでなく、既存システムの改修や運用引き継ぎを含めた相談をしたい場合に適しています。

クラウド移行では、IISをそのまま仮想マシンへ移すのか、アプリケーションをASP.NET Coreへ更新するのかで、費用も期間も変わります。移行対象から外す古い機能、データ移行のリハーサル、切り戻し手順、利用者教育などを工程に含めるかを確かめておくと、後から追加費用が発生しにくくなります。

IISのシステム開発パートナーを選ぶポイント

IISのシステム開発会社を比較する担当者

候補会社を6社から絞り込むときは、知名度や技術用語の多さだけでなく、自社の課題に近い実績と、導入後に責任を持つ体制を確認します。

同じ質問票を各社に渡すと、提案内容と見積もりを比べやすくなります。

実績と経験を確認する方法

実績は「IIS対応」の一言で判断せず、構成と担当工程まで確認します。たとえば、IIS、ASP.NET、SQL Serverを使った案件か、ASP.NET Coreへの更新経験があるかを聞きます。Windows認証やActive Directoryを使ったか、要件定義から移行・保守まで担当したかも確かめます。

公開事例が古い場合、それは古い技術を今も採用するという意味ではありません。事例の規模や業務内容は参考にしつつ、Windows Server 2025や現行の.NET、最新のSQL Serverに対応できる担当者がいるかを確かめます。あわせて、セキュリティ更新やサポート期限を踏まえた提案ができるかも確認します。

技術力と専門性の評価

技術評価では、IISのバインディングやアプリケーションプールを設定できるかに加えて、アプリケーションの脆弱性まで確認します。SQLインジェクションやXSS、CSRFへの対策を含め、権限分離や秘密情報の管理まで聞くとよいです。インターネット公開ならWAFやMFA、社内限定ならVPNやWindows認証など、利用形態に応じた対策を提案できることが重要です。

HTTPSも、証明書を入れるだけでは不十分です。IPAの「TLS暗号設定ガイドライン」は2025年4月25日に第3.1.1版が公開され、高セキュリティ型、推奨セキュリティ型、セキュリティ例外型の考え方を示しています(出典: IPA「TLS暗号設定ガイドライン」、2025年)。

証明書の更新担当やTLS設定の見直し、ログ監視は、提案書に明記してもらいます。脆弱性診断の実施時期も、同じ書面に書いてもらうと確かめられます。

プロジェクト管理と保守体制の確認

開発の成否は、技術だけでなく要件定義と進捗管理にも左右されます。そのうえで、誰が承認するかを決め、次の資料などを納品物として定義しておくことが大切です。

  • 要件定義書:業務要件と開発範囲を文書にまとめたもの
  • 画面一覧:画面の数と役割を一覧にしたもの
  • テスト仕様書:検証の観点と手順をまとめたもの
  • IIS設定書:サイトやアプリケーションプールなどの設定を記録したもの
  • 障害対応手順:障害が起きたときに誰が何をするかを定めたもの

費用の目安は、既存サーバーへのIIS構築とHTTPS化だけなら20万〜80万円程度、小規模な社内Web業務システムなら300万〜800万円程度、中規模の受発注・在庫・顧客管理なら800万〜2,000万円程度です。複数拠点連携や高可用性まで求めると、2,000万〜1億円以上になる場合もあります。

これらは2025〜2026年向けの編集部推定で、画面数や連携本数、データ移行量、ライセンス、可用性によって変動します。

保守費は初期開発費の15〜20%が目安とされることがあります。たとえば開発費3,000万円なら、年間450万〜600万円、月額では37万〜50万円程度になります。障害対応やパッチ適用、証明書更新、監視などをどこまで含むかで、金額は変わります。見積もりは「一式」にせず、要件定義から保守まで工程ごとに分けて提示してもらいます。

ポイント

候補を絞るときは、知名度より自社の課題に近い実績と、導入後に責任を持つ体制があるかを優先して見ると、候補の差が分かりやすくなります。

よくある質問

IISのシステム開発に関するよくある質問

IISのシステム開発会社へ相談する前に、多くの企業が疑問に感じる点があります。IISの役割、費用、クラウド移行の考え方を先に押さえておくと、自社に必要な支援範囲を伝えやすくなります。

IISを導入すれば業務システムを作れますか?

IISは業務システムを作るための土台で、業務の機能はアプリケーション側で作ります。IISはWebサーバーであり、画面や業務ロジックを担当するASP.NETやASP.NET Core、データを保存するSQL Serverなどと組み合わせて利用します。

そのため、IISの設定だけを請け負う会社ではなく、要件定義からアプリ開発、データベース設計、認証、テスト、運用保守まで対応できる会社へ相談することが大切です。

IISのシステム開発にはいくらかかりますか?

IISの設定とHTTPS化だけなら20万〜80万円程度、小規模な社内Webシステムなら300万〜800万円程度が目安です。受発注や在庫管理、外部連携が加わると、800万円から数千万円になることがあります。

データ移行や複数拠点、高可用性まで求めると、案件によっては1億円以上になる場合もあります。この金額は一般的な目安であり、IISそのものの料金だけを示すものではありません。

画面や業務ロジック、データベースなどを分けた見積もりを依頼すると、必要な費用を把握しやすくなります。サーバーやライセンス、保守の費用も、別々に出してもらうと安心です。

IISをクラウドへ移行したほうがよいですか?

必ずしもクラウドが正解ではありません。Windows認証や閉域網、工場設備との接続、既存ファイル共有などを重視するなら、オンプレミスやAzure VMが適しています。OS管理の負担を減らしてASP.NETアプリを運用したいなら、Azure App Serviceも候補になります。

Microsoft AzureのWindows App Service料金ページでは、Basic B1が月54.75米ドル、B2が月109.50米ドルと掲載されています(出典: Microsoft Azure「App Serviceの料金(Windows)」、2026年確認)。ただし、データベースやストレージ、監視、証明書などは別途必要です。

現在のIIS環境を洗い出し、互換性や性能、運用体制、5年間の総保有コストを比べて決めます。

ポイント

IISだけでは業務システムは完成せず、費用やクラウド移行の是非も要件によって変わります。この前提を押さえると、自社に必要な支援範囲を伝えやすくなります。

まとめ

IISのシステム開発会社選びのまとめ

IISのシステム開発会社は、IISの設定経験だけでなく、ASP.NET/ASP.NET Coreの開発やSQL ServerやOracleとの連携まで含めて比べます。Windows認証やデータ移行、セキュリティ、監視、保守も比べる項目に含めると、判断の材料がそろいます。

株式会社ripla、株式会社ビジネスブレーン、株式会社PISEの3社は、それぞれ業務整理からの一貫支援、複数拠点の生産管理、ASP.NETとAzureの業務Webアプリに強みがあります。残る3社は、本文で見た比べ方を当てはめると、別の場面で候補になります。

  • 株式会社コムウェイ:IISとOracleによる会員・ポイント管理
  • 株式会社アスネット:Windows系の開発とインフラ構築をまとめて相談
  • 株式会社アイ・ティ・システム:既存の.NET資産の保守とクラウド移行

課題に合う会社の選び方

複数拠点の生産管理やERP連携を重視するならビジネスブレーン、ASP.NETとAzureを使う業務WebアプリならPISE、IISとOracleによる会員・ポイント管理ならコムウェイが候補になります。

Windows系の開発とインフラをまとめて相談したいならアスネット、既存.NET資産の保守やクラウド移行ならアイ・ティ・システム、業務整理から導入後の定着まで一貫して支援してほしいならriplaを検討しやすくなります。

問い合わせ前の現状と希望の整理

問い合わせ前には、現行IISやWindows Server、.NET、データベースのバージョンを確かめておくとよいです。そのうえで、サイト数や利用者数、認証方式、外部連携、データ移行の有無、社内限定か公開かを整理します。あわせて、希望する納期、予算、保守時間、ソースコードや設計書の納品範囲を伝えると、各社から自社に合う提案を受けられます。

Windows Server 2025はメインストリームサポートが2029年11月13日、延長サポートが2034年11月14日までとされています(出典: Microsoft Learn「Windows Server 2025 – Microsoft Lifecycle」、2026年確認)。

古いIIS資産を保有している場合は、短期的な復旧だけでなく、サポート期限、移行の段階、運用担当者の引き継ぎまで含めて計画することが、長く使えるシステムにつながります。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。