保険代理店管理システムの開発会社を選ぶなら、顧客・契約管理だけでなく、意向把握、比較推奨の理由、満期更改、手数料、権限、監査ログまで自社の業務フローに合わせて確認することが重要です。
本記事では、保険代理店管理システムの開発・導入を相談できる会社を6社紹介します。株式会社riplaを最初に取り上げ、保険代理店向けCRMに強い会社、パッケージ型の基幹システムを提供する会社、営業支援や小規模導入に向く会社を、特徴・向いている代理店・問い合わせ時の確認事項という同じ視点で比較します。
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保険代理店管理システムのパートナー選びが重要なのはなぜですか?

保険代理店管理システムのパートナー選びが重要なのは、業務固有の要件と導入後の運用まで成否を左右するためです。顧客情報を登録するだけではなく、どのような意向を確認し、なぜその商品を推奨し、誰がいつ説明したのかを後から追える状態にする必要があります。会社選びでは、機能の多さよりも、業務理解とデータ・運用まで含めた支援力を見極めます。
保険業務への理解が導入成否を分ける理由
代理店では、損害保険と生命保険、専属と乗合、個人顧客と法人顧客で業務の進め方が変わります。乗合代理店であれば、複数保険会社の契約を同じ顧客・世帯・法人に紐づけ、意向に沿って比較した過程を記録しなければなりません。さらに、満期案内、事故受付、苦情、書類授受、手数料精算までが一つの顧客タイムラインに関係します。業界経験の浅い会社に発注すると、要件定義の段階で用語や例外処理を説明する負担が増え、後から追加開発が膨らみやすくなります。
発注前に比較するべき五つの観点
発注前は、第一に対象保険会社と共同ゲートウェイの連携実績、第二に顧客・契約データの名寄せと移行方法、第三に意向把握・比較推奨の履歴と変更ログ、第四に募集人・拠点・本社の権限設計、第五に法改正や制度変更へのアップデート責任を確認します。見積書では、標準機能、設定、追加開発、データ移行、研修、保守を分けてもらうことが大切です。月額料金だけを比較すると、CSV加工や手入力を自社が負担するケースを見落とします。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの特徴は、製品を先に当てはめるのではなく、業務の現状整理から要件定義、設計、開発、導入後の定着までを一つの流れで支援できる点です。保険代理店管理システムでは、顧客・契約・対応履歴・満期・手数料をどの単位で管理するかを決め、標準機能で実現する範囲と個別開発する範囲を整理します。既存のExcelや旧システムにある表記ゆれを確認し、移行リハーサルや現場向けの入力ルールまで設計することが重要です。業務変更を含むDX相談から始めたい会社に向いています。
得意領域と問い合わせ時の確認事項
個社ごとに異なる顧客管理、営業管理、契約管理、販売管理を組み合わせたい企業では、riplaに要件整理から相談できます。問い合わせ時は、対象拠点数、募集人の人数、損保・生保の比率、既存データの件数、保険会社や会計システムとの連携、必要な監査ログを伝えると、実装範囲を検討しやすくなります。特に、意向把握の必須項目を増やしすぎず、現場が入力できる画面にすること、管理者が点検できるレポートを用意することを要件に含めると、導入後の定着まで見通しやすくなります。
株式会社hokan|意向把握と監査体制に強い保険代理店CRM

株式会社hokanは、保険代理店向けの顧客・契約管理サービス「hokan CRM」を提供する会社です。公式製品情報では、意向把握、比較推奨、意向確認を一連の業務として管理する機能や、共同ゲートウェイの開通相談が案内されています。顧客情報を蓄積するだけでなく、募集プロセスの適正さを組織で確認したい代理店の候補となります。
特徴と強み
hokan CRMは、乗合代理店で特に問題になりやすい、複数保険会社の商品を比較して提案する業務との相性を確認しやすいサービスです。意向を聞き取った内容、比較した商品、推奨理由、顧客の確認を同じプロセスで残せるかが選定のポイントです。また、2026年度から日本損害保険協会の代理店業務品質評価に関する取り組みが更新されているため、自己点検の結果や改善状況をどのように管理できるかもデモで確認します。制度名に対応しているかだけで判断せず、必要な証跡を具体的に確認することが大切です(出典: 日本損害保険協会「代理店業務品質評価を行う業界共通の枠組み」、2026年)。
得意領域・実績と確認事項
顧客・契約情報と営業活動をクラウドで統合したい中小から中堅の乗合代理店、意向把握と監査体制を重視する企業代理店に向いています。問い合わせ時には、対象となる保険会社、共同ゲートウェイの接続範囲、契約情報の取り込み方法、既存顧客の名寄せ、出納や手数料管理の対応範囲を確認します。なお、保険会社や契約形態によって連携条件が異なるため、「対応可能」という回答だけでなく、自社のサンプルデータを使ったデモを依頼すると安全です。
株式会社エルティヴィー|代理店経営と顧客管理を支えるCSB

株式会社エルティヴィーは、保険代理店向け顧客・契約管理システム「CSB」を提供する会社です。公式サイトでは、保険代理店が作った顧客管理システムとして、体制整備から顧客管理、マーケティングまでを支援する方針が示されています。複数の募集人が同じ顧客情報を扱い、組織として営業と管理を両立したい場合に比較しやすい会社です。
特徴と強み
CSBを比較するときは、契約情報を見られることだけではなく、募集人ごとの対応履歴、顧客へのフォロー、教育や点検の進捗が管理者から見えるかを確認します。代理店の成長に伴って拠点や募集人が増えると、担当者個人の記憶に頼った運用では引き継ぎ品質が揺らぎます。顧客情報の登録ルールと権限を組織で統一し、営業活動の状況と保全対応を同じ画面で把握できることが、導入効果につながります。
得意領域・実績と確認事項
複数拠点を運営する乗合代理店や、営業支援と業務品質管理を一緒に整えたい代理店が候補にしやすい会社です。相談時には、既存システムからの移行対象、顧客・世帯・法人の関係管理、意向把握の項目、モバイル利用、アクセス権限、帳票出力を確認します。導入実績を聞く場合は社数だけでなく、自社と近い規模・損保中心か生損保併売か・オンプレミスからの移行かなどの条件を聞き、実際の運用イメージをつかみます。
アイエスネットワーク株式会社|基幹業務まで広げられるi-Fit

アイエスネットワーク株式会社は、保険代理店システム「i-Fit」を提供する会社です。公式情報では、顧客・契約情報の一元管理、営業支援、意向把握、比較推奨、対応履歴、満期管理、募集人管理に加え、請求入出金や精算などの事務機能が案内されています。CRMだけでなく、代理店の基幹業務や売上管理まで一つの仕組みにまとめたい場合に有力な比較候補です。
特徴と強み
i-Fitは、保険代理店ごとの業務に合わせてカスタマイズできることが特徴です。公式の導入事例では、長年運用したホスト系の保険基幹システムが複雑化し、CRMやSFAが未整備でExcelやLotus Notesが補完していた企業の課題が紹介されています。既存基幹の刷新を考える企業代理店では、顧客・契約の検索だけでなく、請求、領収証、収支明細、精算、手数料、売上をどこまで統合するかを相談できます。クラウド版のプランも案内されているため、オンプレミスからの移行を含めて比較できます。
得意領域・実績と確認事項
複数拠点、大人数の募集人、独自の精算やチェックオフ、旧システムからの段階的な刷新が必要な企業代理店に向いています。見積依頼では、既存データの件数と項目、保険会社別の取込形式、手数料計算のルール、給与・会計との連携、帳票、権限ロール、監査ログの保存期間を渡します。カスタマイズできることは強みですが、追加開発を重ねるほどテストと保守の負担が増えるため、標準機能で業務を変える範囲も同時に決めます。
株式会社エムアイシー|顧客・契約・対応履歴を一元化するMIC-ViewSystem

株式会社エムアイシーは、保険代理店向けの顧客管理システム「MIC-ViewSystem」を開発・提供する会社です。公式サイトでは、顧客、契約、勤怠などを一元化する業務管理システムとして案内され、対応履歴や外部サービスとの連携に関する更新情報も掲載されています。保険代理店の現場業務を知る会社に、顧客対応の見える化や業務改善を相談したい場合の候補です。
特徴と強み
顧客情報、契約内容、面談や電話などの対応履歴、書類、満期を一つの業務基盤で管理すると、担当者の不在時にも経緯を追いやすくなります。MIC-ViewSystemの公式サイトでは、2025年にクラウド型PBX「BIZTEL」との連携、Googleカレンダー出力、LINE WORKS送信などの更新が掲載されています。訪問や電話が多い代理店では、対応記録をどのタイミングで登録し、次回タスクへつなげるかを実際の業務で確かめると導入後のギャップを抑えられます。
得意領域・実績と確認事項
少人数から中規模の代理店で、顧客対応の属人化を減らし、満期・フォロー・書類授受の進捗を共有したい場合に検討しやすい会社です。問い合わせ時は、専属・乗合のどちらに対応するか、意向把握や比較推奨の履歴、契約データの取り込み、事故情報、帳票、権限、操作ログを確認します。電話連携やカレンダー連携を使う場合は、連携先に残る情報とMIC-ViewSystemに残る情報の責任範囲も決めておくと、監査時の確認が容易になります。
SD Financial Technology株式会社|営業支援も備えたVOS2.0

SD Financial Technology株式会社は、ソシオ・ダイバシティ株式会社を開発会社とする保険代理店向け顧客管理システム「VOS2.0」を提供しています。公式の企業情報では、保険代理店向けシステムの販売・保守を主な事業とし、前身の「保険VOS」を基盤に2023年からVOS2.0の販売運用を開始したと説明されています。営業支援と顧客管理を一体化し、代理店の活動を組織で共有したい場合の比較候補です。
特徴と強み
VOS2.0は、顧客情報、スケジュール、対応履歴、営業リストなどをまとめ、守りの顧客管理と攻めの営業支援を両立したい代理店に適しています。運営会社の公式情報では、プライバシーマークやISMS認証の取得状況も公開されています。個人情報を扱う業務システムでは、認証の有無だけで安心せず、MFA、アクセス制御、操作ログ、バックアップ、委託先管理、退職者のアカウント停止などを自社の運用ルールまで落とし込むことが重要です。
得意領域・実績と確認事項
新規開拓や紹介、フォロー活動の記録を可視化しながら、顧客対応の抜け漏れも抑えたい代理店に向いています。VOS2.0を比較する際は、契約情報の名寄せ、担当者の割り当て、通話・営業活動の登録、保険会社データの取り込み、既存ユーザーからの移行条件を確認します。公式資料に記載された機能をそのまま自社の運用に当てはめず、代表的な一件の新規契約、満期更改、事故受付を使った操作デモを依頼し、どの証跡が残るかを確かめます。
保険代理店管理システムのパートナー選びのポイント

6社を比較するときは、会社の知名度や機能数だけで決めず、自社の業務フローを材料に評価します。小規模代理店なら早期導入と入力負荷、中規模の乗合代理店なら名寄せと意向把握、企業代理店なら精算・権限・移行・監査を重視するなど、優先順位は異なります。3〜5社に同じ資料を渡し、同じシナリオでデモと見積を受けると、標準機能と追加開発の差を比較しやすくなります。
実績と経験を確認する方法
実績を確認するときは、「保険代理店への導入実績があります」という説明だけで終わらせません。自社と同じく損保中心か、生損保を扱うか、専属か乗合か、募集人や拠点の数は近いか、旧システムから移行した経験があるかを聞きます。さらに、導入事例の企業に対して、導入前の課題、移行したデータ、標準機能と追加開発の境界、現場研修、稼働後の問い合わせ体制を確認できるか依頼します。守秘義務で社名を開示できない場合でも、匿名化した規模や課題、成果の測定方法を説明できる会社は比較しやすいです。
技術力と専門性を評価する方法
技術評価では、画面の見た目よりも連携・データ・セキュリティを確認します。具体的には、保険会社や共同ゲートウェイとの接続方式、CSVのエラー検知と再取込、顧客名や住所の名寄せ、権限ロール、MFA、操作ログ、バックアップ、障害時の復旧目標、解約時のデータ返却形式を質問します。金融庁の監督指針では、保険代理店を含む外部委託先の情報管理を確認する考え方が示されているため、ベンダーのセキュリティ対策と自社の管理責任を契約書に分けて記載します(出典: 金融庁「保険会社向けの総合的な監督指針」、2026年確認)。AIで面談を要約する場合は、顧客同意、保存先、原文との紐づけ、誤要約の確認者も必須の確認項目です。
プロジェクト管理体制と費用の見方
開発会社を選ぶときは、営業担当者だけでなく、要件定義、設計、移行、テスト、導入後支援の責任者が誰かを確認します。要件定義の成果物、受入テストの条件、障害対応の時間、法改正対応の範囲、再委託、個人情報の取り扱い、データ返却を契約に入れます。費用は、標準導入なら初期3万〜30万円程度、パッケージ導入・軽微設定なら30万〜300万円程度が一つの目安です。ただし、これは一般的な要件から整理した概算であり、保険代理店管理システム全体の統計ではありません。共同ゲートウェイ、会計、CTI、手数料精算、移行リハーサルが増えるほど、別途費用と期間が必要です。
よくある質問(FAQ)

ここでは、会社選びや開発方式を検討するときによく出る質問に回答します。機能の有無だけでなく、自社の人数、契約件数、保険会社数、既存データ、必要な証跡によって結論が変わる点に注意してください。
保険代理店管理システムは既製品とスクラッチ開発のどちらがよいですか?
早期導入と法改正時の保守負担を抑えたいなら、まずSaaSやパッケージの標準機能を検証する方法が現実的です。独自の手数料・精算・組織制度や既存基幹との複雑な統合が競争力に直結する場合は、パッケージ拡張やセミスクラッチを比較します。フルスクラッチを選ぶ場合は、開発費だけでなく、脆弱性対応、制度変更、担当者退職後の保守まで自社が担えるかを確認します。
保険代理店管理システムの開発費用はいくらですか?
小規模な標準導入は初期3万〜30万円程度、パッケージの拡張や複数連携は300万〜1,500万円程度、セミスクラッチは1,000万〜3,000万円程度、フルスクラッチは3,000万〜8,000万円超が概算のレンジです。後半の金額は公開価格の統計ではなく、要件規模、連携数、データ移行、一般的な業務システム工程から推定した目安です。なお、株式会社インフォケーションは公式サイトで社員数5名までの通常価格30万円(税別)を公開していますが、個別製品の価格であり、市場全体の平均ではありません(出典: 株式会社インフォケーション公式サイト、2026年確認)。
ベンダーのデモでは何を確認すればよいですか?
顧客を検索して契約内容を開き、面談履歴を入力し、意向把握と比較推奨の理由を登録し、満期アラートを確認して、管理者が操作ログを検索する流れを一つのシナリオで操作します。CSVを取り込む場合は、正常データだけでなく、重複、空欄、表記ゆれ、エラー行があるサンプルを渡します。最後に、帳票出力、権限による表示差、スマートフォンでの入力、解約時のデータ返却形式を確認すると、資料だけでは分からない実務上の差が見えます。
まとめ

保険代理店管理システムの開発会社を選ぶときは、顧客管理の機能数だけでなく、意向把握、比較推奨、満期更改、事故・苦情、手数料、権限、監査ログ、保険会社連携、データ移行を一つの業務フローで評価します。株式会社riplaは業務整理から開発・定着まで相談したい企業の候補となり、hokanは意向把握と監査、エルティヴィーは顧客管理と代理店経営、アイエスネットワークは基幹業務、エムアイシーは顧客対応の見える化、SD Financial Technologyは営業支援と顧客管理の統合を比較しやすい会社です。
まず自社の優先順位とデータを整理します
問い合わせ前に、募集人・拠点の人数、保有契約件数、対象保険会社、現在のExcelや旧システム、満期管理の方法、手数料・精算のルールを整理します。そのうえで、新規契約、更新、事故受付、顧客からの問い合わせという代表シナリオを作り、3〜5社へ同じ条件でデモと見積を依頼します。標準導入で足りるのか、パッケージを拡張するのか、独自開発が必要なのかを業務と費用の両面から判断することが、失敗を避ける近道です。
開発会社との相談では定着まで確認します
システムは稼働させるだけでは成果になりません。現場が入力できる必須項目に絞り、移行エラーを修正し、研修後の利用率や更改漏れ、対応履歴の登録率を確認しながら改善できるパートナーを選びます。法令や業界の品質評価に関する情報は更新されるため、契約後のアップデート責任、セキュリティ、バックアップ、障害対応、データ返却まで確認したうえで発注してください。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
