Jenkinsのシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

Jenkinsのシステム開発で重要なのは、Jenkinsをインストールすることではなく、ソースコード管理・テスト・成果物管理・デプロイ・監視までを安全に自動化できるCI/CD基盤を設計することです。業務システムの継続的な改善を実現するには、開発環境と運用環境の両方を理解した会社を選ぶ必要があります。

この記事では、Jenkinsのシステム開発を相談しやすい会社・ベンダーを、株式会社riplaを含めて6社紹介します。Jenkins本体の費用が原則無料でも設計・移行・テスト・クラウド・保守には費用がかかるため、各社の得意領域だけでなく、発注前に確認すべき質問、2026年時点の費用感、脆弱性対応まで解説します。

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・Jenkinsのシステム開発の完全ガイド

Jenkinsのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

Jenkinsのシステム開発でパートナーを選ぶイメージ

Jenkinsはビルドやテストを自動化する中心的なサーバーですが、単独で価値を生み出す製品ではありません。GitHubやGitLabなどのリポジトリ、DockerやKubernetes、成果物リポジトリ、クラウド、通知・監視を一つの流れとして設計して初めて、リリースの速さと品質の改善につながります。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

Jenkinsの画面でジョブを作るだけなら、短期間で動かせます。しかし、担当者が異動した後も保守できるJenkinsfile、ビルドを安全に分離するControllerとAgent、失敗時に戻せるデプロイ手順、秘密情報を漏らさない認証設計まで考えると、必要な専門性は大きく変わります。設計が不十分なままジョブを増やすと、設定が画面に散在する「野良Jenkins」になり、障害時に原因を追跡できなくなります。

発注前に確認すべきポイント

問い合わせ時には、Jenkinsの導入経験だけでなく、既存リポジトリからの移行、テスト自動化、AWS・Azure・GCPや閉域網との接続、権限管理、バックアップ復元、運用教育まで範囲を確認します。特に「Jenkinsを構築できますか」という質問だけでは比較できません。対象リポジトリ数、開発言語、ビルド時間、リリース頻度、利用者数、オンプレミス要件、目標KPIを同じ資料で渡し、各社の提案と見積もりを比べることが大切です。

株式会社ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援のイメージ

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

Jenkinsのシステム開発では、CI/CDの仕組みを既存業務や開発体制に定着させる視点が欠かせません。riplaは、業務上の課題を整理するコンサルティングから、要件定義、設計、開発、導入後の活用支援までを一つの流れで相談できます。Jenkinsの導入だけを目的にせず、リードタイム短縮やリリース品質の向上など、事業成果につながるKPIを決めて進めたい企業に向いています。

得意領域・実績

営業・顧客・生産・販売管理など、部門をまたぐ基幹システムの構築・導入を検討している企業が相談しやすい会社です。既存の業務フローや社内ルールを踏まえて、リポジトリの整理、テスト工程の見直し、Jenkinsと周辺ツールの連携、利用部門への教育まで段階的に設計できます。業務システムの開発会社を探しており、CI/CD基盤も含めて相談したい場合は候補に入ります。

CloudBees|大規模なJenkins運用と統制に対応するエンタープライズベンダー

CloudBeesによる大規模CI/CD基盤のイメージ

CloudBeesは、Jenkinsを基盤とするエンタープライズ向け製品CloudBees CIを提供するベンダーです。公式ドキュメントでは、オンプレミスやパブリッククラウドで利用でき、モダンクラウド向けの構成はKubernetes上で動作するクラウドネイティブな基盤として説明されています。

特徴と強み

複数のControllerを組織やチーム単位で管理したい企業、権限やプラグインを中央で統制したい企業に向いています。大規模環境では、各チームが自由にプラグインを追加すると、脆弱性や互換性の確認が追いつかなくなります。CloudBees CIでは、セルフサービス性を残しながら、ポリシーやアクセス権を管理しやすい点が選定理由になります。

得意領域・実績

オンプレミス、パブリッククラウド、Kubernetesをまたぐ全社CI/CD基盤や、複数チームのJenkinsを統合管理する案件が中心です。CloudBees CIはOSS版Jenkinsの単純な保守契約とは異なり、製品のサポート、運用ポリシー、アップグレード計画まで含めて検討します。2026年7月のCloudBees CIリリースからBlue OceanとTeam controllersがEOLとなり、更新・セキュリティパッチ・技術サポートの対象外になる案内もあります(出典: CloudBees CIリリースノート、2026年)。CloudBeesを採用する場合は、ライセンスとサポートの見積もりに加えて、既存Jenkinsからの移行範囲やEOL機能の移行方針を確認することが重要です。

テクマトリックス株式会社|国内でJenkinsの構築・運用・教育を相談しやすい会社

テクマトリックスのJenkins運用支援のイメージ

テクマトリックス株式会社は、Jenkinsを含むソフトウェア開発基盤の構築や運用改善を国内企業向けに支援しています。公開情報では、CI/CD環境のアセスメント、Jenkins・Docker・Git・Redmineなどの構築後の運用支援、トレーニングを案内しています。

特徴と強み

初めてCI/CDを導入する企業や、導入後のJenkinsを社内で運用しきれずに困っている企業に適しています。Jenkins本体だけでなく、ビルド・テスト・分析ツールを組み合わせてCI環境を設計する視点を持ち、利用者向けの基本教育も相談できます。国内の窓口で、製品選定から運用改善まで日本語で進めたい場合に比較しやすい会社です。

得意領域・実績

並行開発、派生開発、分散開発、アジャイル、ウォーターフォールなど、開発方法に合わせたCI環境を検討できます。2026年に公開されている管理基礎研修の例では、テクマトリックスの研修費用は1名10万円(税抜)です。これは導入費用ではありませんが、導入後の教育費を別項目で見積もるときのベンチマークとして使えます(出典: テクマトリックス「Jenkins管理基礎」2026年)。

株式会社エーピーコミュニケーションズ|Jenkinsを含むDevOps・CI/CD共通基盤に強い会社

エーピーコミュニケーションズのCI/CD基盤支援のイメージ

株式会社エーピーコミュニケーションズは、Jenkins、GitLab、GitHub、SonarQube、Trivy、Argo CDなどを組み合わせたCI/CD導入支援を公開しています。Jenkins単体の構築ではなく、アプリケーション開発、クラウド基盤、コンテナ、セキュリティ監査を含む開発プロセス全体を改善したい企業向けの会社です。

特徴と強み

同社の公開事例には、Docker、GitLab、Redmine、Jenkins、SonarQube、AWS EC2、Hyper-Vなどを組み合わせた自動化共通基盤があります。GitLabのリポジトリ、Redmineのチケット、Jenkinsジョブを移行し、組織全体にパイプラインのテンプレートを展開した事例です。属人化した開発手順を標準化したい場合に、Jenkinsの設定と開発プロセスを一緒に見直せます。

得意領域・実績

大規模な開発組織で複数アプリケーションを共通フローで展開したい企業、AWSやKubernetes上のコンテナ基盤とCI/CDを連携したい企業に向いています。公開事例では、GitHub、Jenkins、Argo CD、AWS EKSなどを使ったコンテナ実行基盤の設計・構築も確認できます。既存システムへの段階導入、ブランチ戦略、カナリアデプロイなどを含めて相談できる点が特徴です。

株式会社システムアイ RGA事業部|SRE視点でJenkinsと運用自動化を支援

システムアイRGA事業部のSRE支援のイメージ

株式会社システムアイ RGA事業部は、SREを活用したDevOps最適化を掲げ、Jenkins・GitHub・AWSの設定、スクリプト作成、CI/CD環境導入、監視やSLA設計までを支援対象として公開しています。構築して終わりではなく、運用時の信頼性や改善サイクルまで設計したい企業が検討しやすい候補です。

特徴と強み

CI/CDの導入効果を、ビルドが通るかどうかだけで評価せず、変更失敗率、復旧時間、リリース頻度、監視アラートなどの運用指標で見たい場合に適しています。JenkinsからAWSへデプロイする認証情報の分離、Agentの実行環境、障害時の連絡体制などを、SREやサービスレベルの観点で詰められる可能性があります。

得意領域・実績

クラウド環境の運用自動化、コンテナ活用、監視、SLA設計を含む開発・運用体制を整えたい企業向けです。特に、Jenkinsのジョブ数が増えて失敗原因の分析や夜間対応が難しくなった場合は、パイプラインの標準化と運用ルールの見直しを同時に依頼できます。実際の対応範囲や公開事例の対象環境は、商談時に自社の構成を示して確認してください。

富士ソフト株式会社|AWS上でJenkinsを社内標準化した実績を持つ会社

富士ソフトのAWS上のJenkins基盤のイメージ

富士ソフト株式会社は、AWS上にRedmine、Jenkins、SubversionやGitBucketを導入し、社内の標準プロジェクトマネジメントツールとしてサービス化した事例を公開しています。必要なときに利用でき、数人から数百人までのプロジェクトで使える構成を目指した事例であり、複数プロジェクトへ開発基盤を展開したい企業の参考になります。

特徴と強み

AWSの従量課金やリソース変更の柔軟性を活かし、プロジェクトの開始時に必要な開発環境を用意したい企業に向いています。Jenkinsだけでなく、課題管理、ソースコード管理、ビルド環境をまとめて標準化することで、プロジェクトごとの初期準備を減らす考え方です。クラウド移行や社内共通基盤の整備と合わせてJenkinsを導入したい場合に比較対象となります。

得意領域・実績

AWS上の社内標準ツールを複数部門へ展開する案件や、開発プロジェクトの規模に応じてリソースを調整する案件を検討できます。公開事例では、AWSを採用した理由として性能と料金体系、リソース変更のしやすさ、コンソールやAPIによる保守性が挙げられています(出典: 富士ソフト「AWS導入事例」公開情報)。ただし、現在のJenkinsのLTS対応、プラグイン更新、運用保守の担当範囲は提案時に確認する必要があります。

Jenkinsのシステム開発パートナーを選ぶポイント

Jenkinsのシステム開発会社を比較するイメージ

6社は得意領域が異なるため、知名度や会社規模だけで決めるのではなく、自社の開発課題と提案内容を照合します。見積書の金額だけでなく、何を自社で運用し、何をパートナーに任せるのかまで比較すると、導入後の追加費用や引き継ぎリスクを抑えやすくなります。

実績と経験の確認方法

実績を聞くときは、「Jenkinsを使ったことがありますか」ではなく、どの規模で何を自動化したかを確認します。リポジトリ数、同時実行数、ControllerとAgentの構成、ビルド時間、テストの種類、デプロイ先、障害時の復旧方法、既存CIからの移行件数を質問すると、実務経験を具体的に比較できます。可能であれば、公開事例だけでなく、自社に近い業界・規制・ネットワーク条件での匿名事例を提示してもらいます。

技術力と専門性の評価

Jenkinsfileをソースコード管理し、レビュー可能なPipeline as Codeにする提案かを確認します。Jenkins公式ドキュメントでは、Jenkinsfileをリポジトリに置くことでパイプラインの変更履歴とレビューを管理でき、マルチブランチPipelineではブランチやプルリクエストに応じたジョブを扱えると説明されています(出典: Jenkins公式「Pipeline as Code」2026年確認)。画面上の個別設定だけを納品する提案より、Jenkinsfile、Shared Library、IaC、プラグインの許可リストまで成果物に含む提案が望ましいです。

プロジェクト管理体制の確認

要件定義、PoC、標準化、移行、本番展開、教育、保守の責任者を見積もりに明記してもらいます。特に、Jenkins LTSとプラグインの更新責任、脆弱性の検知から修正までの時間、バックアップと復元テスト、夜間障害の連絡先、再委託の有無、契約終了時の引き継ぎ方法は重要です。Jenkinsでは2025年12月の公式セキュリティアドバイザリで、コアやGit clientプラグインなどの修正版が案内されました。運用契約に更新と緊急対応が含まれるかを、契約前に確認してください(出典: Jenkins Security Advisory 2025-12-10)。

Jenkinsのシステム開発でよくある質問

Jenkinsのシステム開発に関するよくある質問

Jenkinsのシステム開発を依頼するときは、費用、無料である範囲、他のCI/CDツールとの違いを整理しておくと相談が進みます。ここでは、発注前に特に質問されやすい内容を回答します。

Jenkinsのシステム開発費用はいくらですか?

小規模PoCなら初期150万〜400万円、部門共通基盤なら500万〜1,500万円、全社規模や高可用性構成なら1,500万〜5,000万円以上が概算の目安です。Jenkins本体のライセンス費用は原則0円ですが、要件定義、Jenkinsfile作成、Agent、クラウド、テスト、移行、教育、保守は別途必要です。これはJenkins固有の公式価格表ではなく、2025〜2026年時点の国内人月単価と構成をもとにした推定です。

Jenkinsは無料なので開発会社に頼む必要はありませんか?

小規模な検証であれば自社だけで始められますが、本番運用では開発会社に相談する価値があります。Jenkinsは自由度が高い分、プラグインの互換性、権限、バックアップ、Agentの分離、秘密情報、障害復旧を自社で設計しなければならないためです。既存システムのリリースを止めずに移行したい場合は、PoCと本番展開を分けて専門会社に支援を依頼するとリスクを抑えられます。

JenkinsとGitHub ActionsやGitLab CI/CDはどちらがよいですか?

既存プラグインやオンプレミス・閉域網、複雑なツールチェーン、細かなPipeline制御を重視するならJenkinsが候補になります。一方、リポジトリがGitHubやGitLabに集約され、運用サーバーを持ちたくない場合は、マネージドCIの方が管理負荷を抑えられる可能性があります。自社の制約、セキュリティポリシー、ビルド時間、月額費用、運用できる人数を同じ条件で比較して決めることが大切です。

まとめ

Jenkinsのシステム開発会社選びのまとめ

Jenkinsのシステム開発会社6選の要点

Jenkinsのシステム開発では、Jenkins本体の導入だけでなく、Git・テスト・成果物・クラウド・デプロイ・監視を含むCI/CD基盤全体を設計することが重要です。株式会社riplaは業務要件の整理から開発・導入までを相談しやすく、CloudBeesは大規模統制、テクマトリックスは国内の構築・運用・教育、エーピーコミュニケーションズはDevOps共通基盤、システムアイRGA事業部はSRE運用、富士ソフトはAWS上の標準化というように、各社の得意領域が異なります。

問い合わせ前に整理する項目

相見積もりでは、対象リポジトリ、ビルドとテストの範囲、JenkinsfileやIaCの納品、秘密情報の保管、プラグイン更新、脆弱性対応、バックアップ復元、教育、保守SLAを同じ条件で提示してください。無料という言葉だけで判断せず、自社の開発体制と将来の運用費まで含めて比較すると、導入後も使い続けられるJenkinsのシステムを構築しやすくなります。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。