求人案件管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

求人案件管理システムの開発会社は、人材紹介・派遣の業務フローを理解し、求人獲得から推薦、選考、成約、請求までを一つのデータモデルで設計できる会社が適しています。

一般企業の採用管理システム(ATS)とは役割が異なるため、株式会社riplaと実在する5社、計6社を、対象業態、機能、導入時の確認事項の3つで比べます。2026年8月時点の公式情報をもとに、公開料金や製品の位置づけも紹介します。

▼全体ガイドの記事
・求人案件管理システム開発の完全ガイド

  • 主要な管理対象と運用範囲:求人、求職者、推薦、請求など、一つのシステムで扱う範囲
  • 既存業務との連携と、導入後の定着条件:Excelや求人媒体、会計システムとの接続と、現場に根付かせる条件

求人案件管理システムのパートナー選びが重要な理由

求人案件管理システムのパートナー選び

求人案件管理では、求人票に加えて、推薦履歴や選考状況、成約金額、請求・返金までが一続きでつながっています。

どこか一つを別々に管理すると、二重入力や対応漏れが起きやすくなります。そのため、製品の機能数よりも、自社の業務データをどう結び付けられるかを確かめることが大切です。

人材紹介・派遣・一般採用で異なる管理範囲

人材紹介会社では、求人の獲得と求人票の整備に始まり、求職者の登録、マッチング、推薦を経て、面接、内定、入社までを管理します。

紹介手数料と返金条件も、主な管理対象です。

派遣会社では、次の項目を扱います。

  • 就業先と契約期間:就業先の情報と、契約の期間
  • 勤怠と給与:勤怠の記録と、給与の計算
  • 請求や抵触日の管理:請求の処理と、抵触日の確認を同じシステムで扱う

一般企業の採用管理では、自社求人への応募、選考、内定が中心です。

「求人案件管理システム」で探していても、実際に求めているのは、紹介CRMか、派遣管理か、採用企業向けのATSかに分かれます。そのため、最初に対象業態を決めておかないと、請求や帳票、権限、媒体連携が後から必要になり、導入費用や期間が膨らみます。

発注前に確認するデータの流れ

ベンダーには「企業を登録できますか」と聞くだけでなく、「同じ求人に複数の求職者を推薦した履歴を残せますか」と確かめてください。ほかにも、「求人の有効期限が切れたとき、掲載先と担当者へ通知できますか」「内定後の辞退や早期退職に伴う返金を請求情報と結び付けられますか」と尋ねると、業務データの流れが見えてきます。

画面の機能の有無より、入力した情報が次の担当者や工程で再利用できるかが判断材料になります。

個人情報を扱うため、次の点を確かめておく必要があります。

  • 部署別の閲覧権限:部署ごとに見られる求人や求職者の範囲を分けられるか
  • 退職者アカウントの停止:退職した担当者のアクセスを止められるか
  • 操作ログとCSV出力:誰が何を操作し、どんな情報を書き出したかを追えるか
  • 削除依頼とバックアップからの復元:削除の依頼にどう応じ、どこまで元に戻せるか
  • 解約時のデータ返却:契約を終えたときに、データを受け取れるか

個人情報保護委員会の「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」では、安全管理措置や本人への説明に関する考え方が示されています。

システム要件と社内規程を一緒に整理します(出典: 個人情報保護委員会、2026年8月確認)。

ポイント

対象業態を先に決め、機能数より、求人から請求・返金までのデータがどうつながるかで判断します。人材紹介か派遣かで必要な管理範囲が変わるためです。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。

営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築と導入の実績があります。

企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制も整えています。

特徴と強み

求人案件管理システムでは、パッケージをそのまま導入できるケースだけでなく、既存のExcelや求人媒体、自社サイト、会計システム、社内の営業管理との接続が必要になるケースもあります。こうした場合、riplaは現場ヒアリングで業務の目的と制約を整理し、標準機能で対応する部分と独自要件として開発する部分を切り分けながら進められる点が、比較の候補になります。

特に、求人獲得から推薦、選考、成約、請求までの情報を一続きにしたい場合は、求人データを登録するだけでなく、業務の流れまで設計する必要があります。担当者別の権限や推薦の重複防止、求人の有効期限、手数料率、返金ルール、KPIの定義までを業務要件として整理し、画面とデータベースに反映させます。

将来の媒体APIや企業向けポータルの追加を見据えた設計も、初期段階で相談できます。

得意領域・実績

営業や顧客、生産、販売管理などの基幹業務を扱ってきた企業は、求人案件管理を社内の業務全体につなげたい場合に、riplaへ相談できます。

既成の人材紹介CRMと比べたうえで、自社の強みになる求人獲得の流れやマッチング条件、請求ロジックだけを独自につくりたい企業にも、riplaは向いています。

発注前には、今の業務の流れやMVPとして作る範囲、移行するデータ、希望のリリース時期、利用人数、連携先を伝えます。また、初期構築の見積もりは一式で受け取らず、要件定義、画面・データ設計、開発の工程ごとに分けてもらいます。テストや移行、教育、保守も、工程として別に示してもらうと、他社との比較がしやすくなります。

ポーターズ株式会社|人材ビジネスの標準業務をクラウドで統合

ポーターズの求人案件管理システム

ポーターズ株式会社は、人材紹介・人材派遣などの人材ビジネス向けクラウドサービス「PORTERS」を提供する会社です。

人材紹介向けのPORTERS Agentは、企業、求人、求職者、選考、マッチング、帳票を一つのシステムで扱えるため、標準機能を早く使い始めたい会社の比較候補になります。

特徴と強み

公式ページでは、次の機能と連携が案内されています。

  • 求人や求職者の管理:求人と求職者の情報を一つのシステムで扱う
  • 選考:選考の進み具合を追う
  • マッチング:求職者と求人を照合する
  • 帳票:業務に使う帳票を出力する
  • API連携:外部の求人媒体や自社サイトとつなぐ

PORTERS Agentは、求人を登録するだけで終わらず、どの求職者へ推薦したか、進捗がどこで止まっているかを追いやすい点が特徴です。

人材紹介と派遣で必要な管理が異なる場合は、PORTERS AgentとPORTERS Staffingのどちらが適するかを切り分けて確認します。

公開料金の目安は、PORTERS Agentの公式ページで、初期導入費10万円、月額1ユーザー1万5,000円、11ID以降は1ユーザー7,500円と案内されています(出典: ポーターズ株式会社「PORTERS Agent」料金ページ、2026年8月確認)。ただし、オプションや設定、データ移行、連携の費用は別に見積もられる可能性があるため、利用人数だけでなく5年間の総額で比較してください。

得意領域・実績

公式の導入事例では、ウィルオブ・ワークが2025年に導入し、手動データ登録の自動化によって作業時間25時間削減、決定単価7%アップと紹介されています。ただし、これは同社の導入事例における数値で、自社で同じ効果が出ると保証するものではありません(出典: ポーターズ株式会社「ウィルオブ・ワーク導入事例」、2026年8月確認)。

標準化された人材紹介業務を複数拠点で運用したい会社や、媒体や自社サイトからの求人・応募情報を集約したい会社に向いています。確認する質問は、求人媒体との連携方式、APIの対象範囲、求人の重複判定、紹介手数料・返金の管理、帳票の変更可否です。

AIマッチングを使う場合は、推薦理由を担当者が確認できるか、修正履歴が残るか、個人情報を学習に利用する条件が契約上明確かも聞いておくと安心です。

ポイント

PORTERSは、標準機能を早く使い始めたい会社や、媒体・自社サイトとの連携を重視する会社が候補になります。料金は初期費用と月額だけでなく、5年間の総額で比べます。

株式会社ブレイン・ラボ|求人・求職者・帳票を自社業務に合わせやすい点

ブレイン・ラボの人材業務システム

株式会社ブレイン・ラボは、人材紹介・派遣会社向けの業務用システムを開発・販売しています。人材紹介向けの「CAREER PLUS」と、人材派遣向けの「MatchinGood」を展開しているため、紹介と派遣のどちらを中心にするか、両方を扱うかを整理しながら比べられます。

特徴と強み

公式サイトでは、求人、求職者、マッチング、進捗、応募の情報を管理できることが紹介されています。さらに、売上や請求、帳票も人材業務に必要な情報として扱えると案内されています。項目や帳票を自社の運用に合わせやすい点があり、求人案件管理と成約後の請求を別々のシステムに分けたくない会社に適しています。

紹介と派遣では、同じ「求人案件」でも必要な項目が違います。紹介では、推薦状や選考、入社、紹介料、返金を重視します。一方、派遣では、就業条件や契約、勤怠、給与、請求を重視します。

ブレイン・ラボに相談する際は、どちらの製品やプランの組み合わせが自社に合うか、導入後にデータを横断できるかを見ておくとよいです。

得意領域・実績

人材紹介・派遣の業務知識を持つ会社に相談したい場合や、既存の求人票・帳票・営業管理の項目をある程度自社仕様に合わせたい場合に、比較候補になります。小規模な紹介会社から複数拠点の人材サービス会社まで、利用人数だけでなく案件数、候補者数、媒体数を伝えて提案を受けることが大切です。

公開情報では、MatchinGoodの料金ページで初期費用無料、月額2万2,000円からのプランが案内されています(出典: 株式会社ブレイン・ラボ「MatchinGood」料金ページ、2026年8月確認)。ただし、料金は、ユーザー数や追加帳票、データ移行、連携、導入支援を含めた見積もりで比べてください。

株式会社ゼクウ|応募取り込みとマッチングを大規模に自動化

ゼクウのRPMと求人案件管理

株式会社ゼクウは、人材採用・人材サービス向けのシステムを提供する会社です。採用管理システム「RPM」に加えて、営業、クライアント、案件、登録者の情報を管理し、案件と登録者をマッチングできる「RPM Enterprise」を展開しています。応募者中心のATSと求人案件中心の業務管理は、混同せずに分けて比べることがポイントです。

特徴と強み

RPMの公式ページでは、求人媒体との連携や応募者対応の自動化、求人の作成・掲載が案内されています。加えて、応募者管理や面接日程の調整、マッチング管理、採用データ分析なども示されています。さらに、RPM Enterpriseでは、営業やクライアント、案件と登録者の情報を共有できるため、案件獲得側と人材側の情報をつなぎたい場合に検討しやすいです。

多数の媒体から応募を取り込む運用では、連携数だけでなく、取り込み後の名寄せや応募の重複、応募者への自動連絡、面談予約、担当者への振り分けまでを確認する必要があります。求人案件の受付から登録者の稼働・採用までを扱う会社は、RPMとRPM Enterpriseの役割分担や追加モジュールの範囲を具体的に聞いてください。

得意領域・実績

派遣会社、コールセンター、製造アウトソーシングなど、案件数や応募数が多く、受付から面接までのスピードが成果に直結する会社に向いています。公式ページでは、RPMが約400の求人媒体と連携し、応募情報をまとめて管理できることが案内されています(出典: 株式会社ゼクウ「採用管理システムRPM」公式ページ、2026年8月確認)。必要な媒体が対象か、連携方法と更新頻度を確認してください。

RPMの基本プランは、公式ページで初期費用40万円から、月間利用料8万5,000円からと案内されています。さらに、オプションは月額1万円からとされ、SMS・LINE、カレンダー、採用サイトなどが例示されています。ただし、求人案件管理に必要な営業・請求・法定帳票まで含むかは、別途確認が必要です。

ATS部分の価格だけで全体予算を決めないことが大切です。

ポイント

応募者中心のATSと求人案件中心の業務管理は分けて考え、応募の取り込み量が多いか、案件獲得側の情報も一体で扱いたいかで候補を絞ります。

リクサス株式会社|人材紹介の現場発想でCRMを一体化

リクサスのLaS人材紹介業務システム

リクサス株式会社は、人材紹介事業を行いながら、人材紹介業務システム「LaS」を提供しています。人材紹介の現場経験をもとに、複数のツールに分かれがちな候補者、求人、選考、連絡、分析の情報を一つにまとめる、オールインワンの管理プラットフォームとして位置付けられています。

特徴と強み

LaSの公式ページでは、候補者の履歴書や面接記録、進捗、マッチング、データ分析など、人材紹介業に必要な情報をまとめて管理できると案内されています。さらに、LINE公式アカウントとの連携で、候補者とのやり取りをLaS内で完結させる運用も確認できます。ツールをまたいだ転記を減らしたい会社や、キャリアアドバイザーが候補者対応に集中したい会社には、検討の候補になります。

人材紹介では、同じ求職者が複数の求人へ応募したり、担当が変わったり、推薦後に企業から追加情報を求められたりすることがあります。そのため、LaSへ相談する際は、次の情報がどこまでつながるかを確認します。

  • 求人や候補者の検索条件:同じ条件で、求人と候補者の両方を探せるか
  • 推薦履歴:同じ求職者を複数の求人へ推薦した記録が残るか
  • メールやLINEの記録:候補者とのやり取りを、履歴として残せるか
  • 担当者変更時の引き継ぎ:担当が変わっても、経緯を次の担当者が追えるか
  • 成約後の売上集計:成約後の売上を、求人や候補者と結び付けて集計できるか

得意領域・実績

公式サイトでは、20人未満の企業など、小規模な人材紹介会社の限られたリソースを考慮したシステムだと紹介されています。

専任の情シス担当者を置きにくい紹介会社が、候補者管理、マッチング、連絡、KPIを一つにまとめたい場合の比較候補になります。

導入前には、次の項目を確かめておくと安心です。

  • 初期データの移行と名寄せ:どこまでのデータを移すか、同じ候補者や企業の情報をどうまとめるか
  • LINE連携の料金とメッセージの保存期間:連携にかかる費用の内容と、やり取りを残しておく期間
  • 求人媒体からの取り込み:媒体の情報を取り込めるか
  • 帳票出力:必要な帳票を出力できるか
  • 解約時のCSV返却:解約時にデータをCSVで受け取れるか

LaSは人材紹介に特化した製品として検討します。ただし、派遣の勤怠や給与、契約まで必要な会社は、別製品や連携の有無を確認する必要があります。

株式会社プログレート|紹介業務と法定帳票のWeb管理

プログレートのAgentLink

株式会社プログレートは、人材ビジネス業界向けのシステム開発を行っています。人材紹介会社向けのWeb業務システム「エージェントリンク(AgentLink)」を提供する会社です。

紹介業務の流れに合わせた画面で、企業、求人、転職希望者、推薦を扱えます。

求人ポータルや自社ホームページ、帳票も一つにまとめて管理したい会社が比べられます。

特徴と強み

公式ページでは、インターネットに接続できる環境から利用できるASP型のWebシステムで、転職者の個人情報を保管し、紹介先企業や求人を管理できることが案内されています。加えて、各転職ポータルや自社ホームページとの連動、企業への推薦、個人への求人紹介、有料職業紹介の帳票出力を、一つの業務画面から行える点が特徴です。

紹介事業では、法定帳票を後から手作業で整えると、入力漏れや転記ミスが起きます。そのため、求人管理簿や求職管理簿など、自社が必要とする帳票を出力できるか、様式変更や保存期間に対応できるかを先に確認してください。

個人情報を扱うため、発注前に次の点を質問してください。

  • IPアドレス制限:接続できる場所を絞れるか
  • 権限:誰にどの情報を見せられるか
  • 操作ログ:誰が何を操作したかを追えるか
  • バックアップ:データの保存方法と、戻すときの手順
  • 障害時の連絡体制:連絡先と手順が決まっているか

得意領域・実績

数人規模から全国に支店を持つ企業まで利用できると公式ページで案内されています。そのため、専用の紹介業務システムを必要とする会社が候補にしやすいです。既存の紹介業務を大きく変えず、求人や求職者、推薦、帳票をWebでまとめて扱いたい場合は、現場の画面遷移や入力の負担を確かめてください。

料金は、利用人数や求人・求職者の件数、ポータル連携を含め、次の項目を分けた見積もりを取って比べます。

  • 帳票変更:帳票の様式や出力を変える費用
  • 初期データ移行:既存データを移す作業の費用
  • サポート:導入後の問い合わせや支援の費用

AgentLinkの標準機能で足りない独自の手数料計算や企業ポータルがある場合は、追加開発の可否と保守費用を確認しておくと、導入後の予算の差異を抑えられます。

求人案件管理システムのパートナー選びで確認するポイント

求人案件管理システムの選定ポイント

6社へ相談するときは、同じ条件を書いたRFPを渡してください。そのうえで、利用人数や月間の新規求人件数、求職者数、求人媒体数、既存データ件数をそろえます。さらに、必要な帳票や会計連携、個人情報の保存期限、希望リリース日も条件に入れると、初期費用と月額費用を横並びで比べられます。

実績の見方:社数より自社に近い事例

導入社数が多いという情報から、自社に合うシステムかどうかを判断するのは難しいです。そのため、人材紹介か派遣か、取扱職種が近い導入事例を選びます。拠点数や月間求人件数、利用者数、既存システム、個人情報の扱いも近い事例を、少なくとも3件確認してください。

事例を読むときは、導入前に何が分散していたか、どのデータを移行したか、現場の入力がどう変わったか、導入後にどのKPIを測ったかを見ます。

「作業時間を削減した」という結果だけでなく、対象業務や期間、担当人数、削減前後の定義が説明されている事例ほど参考になります。

技術力の評価:連携、権限、データ返却

求人媒体や自社サイトと連携する場合は、APIの有無だけでなく、取り込みの頻度、エラー時の再送、項目の対応付けを確認しておきます。文字コードや重複判定、レート制限も、事前に確かめておきます。

会計ソフトやBIと接続する場合も、どのタイミングで確定データを渡すか、請求や返金の訂正をどう連携するかを決めておく必要があります。

個人情報の権限は、役割ごとに分けます。要件には、次の点を含めてください。

  • 権限を分ける相手:営業、キャリアアドバイザー、事務、管理者、外部の求人企業
  • 閲覧範囲:履歴書や面接記録を誰が見られるか
  • CSV出力:書き出しを制限できるか
  • 操作ログの保存期間:何年間残すか
  • 退職者のアカウント:いつ無効化するか

AIマッチングを使う場合は、推薦理由の確認や人間の承認、修正履歴、学習利用の有無も見ておきます。

プロジェクト管理:移行と定着支援

求人案件管理システムの価値は、開発を終えた後の移行と定着を通じて出てきます。既存Excelの項目を整理し、氏名やメールアドレス、電話番号で名寄せしたうえで、終了案件や重複求職者の扱いを決め、移行リハーサルと件数照合を行います。移行責任者、現場のテスト担当、承認者は、ベンダーと一緒に決めてください。

費用は開発の方式によって大きく変わるため、方式ごとの目安を並べます。

  • 既製クラウド:初期0万〜30万円程度、月額2万〜20万円程度
  • パッケージの設定や軽微なカスタム:初期50万〜300万円程度
  • 小規模なスクラッチ:300万〜800万円程度

中規模以上で媒体API、企業ポータル、請求・返金、BI、独自マッチングまで含めると、800万〜2,000万円程度以上になる可能性があります。

初期費用だけでなく、5年間のTCOで比べます。

これらは公開料金と類似システムの開発事例を基にした推定で、公的な統計ではありません(出典: GXO「人材紹介・マッチングシステム開発の費用相場」、2026年8月確認)。SaaSは月額、ユーザー追加、オプション、データ移行、API、サポートを足し、スクラッチはクラウド、保守、法改正対応、追加開発、障害対応、社内運用の人件費を足します。

導入後の入力率、求人更新の遅延、初回推薦までの時間、面接設定率、決定率、請求漏れ、返金処理時間を測定できる設計にすると、投資効果を判断しやすくなります。

ポイント

同じ条件のRFPで6社に相談し、初期費用と月額費用を横並びで比べます。実績は社数より自社に近い事例で見て、連携や権限、データ返却まで評価するとよいです。

求人案件管理システムに関するよくある質問

求人案件管理システムのよくある質問

求人案件管理システムを比べるときは、製品名や月額料金だけでなく、自社の業態とデータの流れを基準にします。導入前に特に多い疑問へ、ここで直接答えます。

求人案件管理システムと採用管理システム(ATS)は何が違いますか?

求人案件管理システムは、人材紹介・派遣会社が扱う企業や求人、求職者の情報を、推薦から成約、売上・請求までまとめて管理するシステムです。

ATSは、一般企業が自社の応募者を受け付け、選考、面接、内定までを管理する用途が中心です。一方、人材会社がATSだけを導入すると、求人獲得や候補者とのマッチング、紹介料、返金の管理が足りなくなることがあります。

求人案件管理システムの開発費用はいくらですか?

既製クラウドは初期0万〜30万円程度、月額2万〜20万円程度、パッケージの設定・軽微なカスタムは初期50万〜300万円程度、小規模なスクラッチは300万〜800万円程度が目安です。

媒体連携や請求・返金、企業ポータル、AI、データ移行を加えると費用は変わるため、要件定義や開発、移行、保守を分けた見積もりを、6社へ同じ条件で依頼してください。

SaaSとスクラッチ開発はどちらを選ぶべきですか?

標準的な企業、求人、求職者、選考、推薦を早く始めたい場合は、SaaSが適しています。

独自の求人獲得やマッチング条件、手数料計算、返金、企業ポータルが競争力に直結していて、既製品では業務を変えにくい場合は、パッケージ拡張やスクラッチを検討します。

最初から全機能を作らず、MVPで主要業務を検証してから独自機能を追加する進め方も有効です。

AIマッチングは求人案件管理システムに必要ですか?

AIマッチングは必須ではありません。まずは勤務地、職種、資格、経験年数、雇用形態などの条件一致で推薦候補を絞り、担当者が結果を確認できる仕組みを整えることが先です。

AIを使う場合は、推薦理由、利用データ、担当者の承認・修正履歴、候補者への説明、学習データへの二次利用を確認し、AIだけで不利益な判断をしない運用にします。

ポイント

比べるときは製品名や月額料金より、業態とデータの流れを基準にします。費用は既製品かスクラッチか、どの連携を含めるかで大きく変わるため、同じ条件で見積もりを取ります。

まとめ

求人案件管理システム会社のまとめ

会社選びでは、まず、人材紹介・派遣・一般採用のどの業務を対象にするかを明確にします。そのうえで、求人、企業、求職者の情報が、推薦から成約、請求・返金までつながるかを確かめます。

今回紹介した6社は、それぞれ異なる比較軸を持っています。標準クラウド、紹介・派遣向けの業務システム、応募の取り込み、現場発想のCRM、Web型の紹介業務システム、業務要件に合わせた開発支援です。

比較の結論

標準機能を短期間で導入したいならPORTERSかMatchinGoodが候補になります。応募の取り込みや大量の案件への対応を重視するならゼクウが、紹介業務の候補者対応を一つにまとめたいならLaSかAgentLinkが、候補に入ります。

業務フローを変えずに使える既製品が見つからない場合や、独自のマッチング、請求、社内システムとの連携を重視する場合は、コンサルティングから開発まで支援できる会社に相談します。たとえばriplaのような会社が、その一例です。

次に行うこと

まず、現行のExcelやメールから、企業や求人、求職者に関する項目を洗い出してください。推薦や選考、売上、請求の項目も含めます。

次に、月間件数、利用人数、媒体、帳票、連携、保存期限をそろえたRFPを作り、6社へ同じ条件で相談します。

初期費用だけでなく、移行、追加開発、月額、保守、解約時のデータ返却までを含めたTCOと、導入後に測るKPIをそろえて判断すると、選び方の失敗を防ぎやすくなります。

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・求人案件管理システム開発の完全ガイド

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。