人材紹介業向け求職者管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

人材紹介業向けの求職者管理システムは、求職者から入社後フォローまでをつなぎ、対応漏れと二重入力を減らせる会社を選ぶことが大切です。

機能数だけで選ぶと現場が使わない失敗につながるため、株式会社riplaを最初に、実在する5社を加えた計6社を、提供形態や紹介業務への適合度、導入後の支援などの観点で比べます。

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・人材紹介業向け求職者管理システム開発の完全ガイド

  • 求職者台帳
  • riplaの支援領域
  • 求人・企業連携
  • 選考・入社後フォロー
  • 選定時の確認事項

人材紹介業向け求職者管理システムのパートナー選びが重要な理由

人材紹介業向け求職者管理システムのパートナー選定

パートナー選びが重要なのは、人材紹介業のシステムが業務基盤だからです。顧客名簿とは違い、求職者や求人、選考といった情報に加えて、売上や個人情報まで一貫して扱います。

そのため、自社の業務を理解する会社を選ぶと、登録から面談、推薦までの流れを無理なくつなげられます。入社や返戻金管理まで、同じ流れで扱えます。

現場の運用適合性と導入効果

人材紹介では、RAが求人企業の情報を更新し、CAが求職者の希望条件や面談メモを登録するなど、同じ候補者に複数の担当者が関わります。そのため、Excel、メール、求人媒体の管理画面が分かれていると、同じ情報を何度も入力したり、推薦後の選考期限を見落としたりします。

求職者マスタと求人マスタを分けたうえで、応募から辞退までの履歴を残せるかを確認しておく必要があります。

特に介護、医療、保育のように候補者が不足しやすい領域では、条件一致だけでなく、過去に提案した求人や辞退理由が次の提案に活きます。さらに、転職意向や最終接触日の記録も役立ちます。そのうえで、システムのデモでは、実際に使う匿名化データを持ち込み、登録から推薦までの時間、検索結果の見やすさ、担当者変更時の引き継ぎを試してください。

発注前に確認すべき費用と個人情報の扱い

月額料金や開発費だけでは総額がつかみにくいため、初期設定、既存データのクレンジングと移行、求人媒体との連携を分けて見積もってもらいます。API、メールやLINEとの連携のほか、帳票、研修、保守も項目に入れてもらいます。

ポーターズの公式ページでは、PORTERSの料金を月額15,000円からと案内しています。ただし、ユーザー数や各種オプションによって総額は変わるため、価格の入口だけでなく、自社の人数と連携数で計算した年間総額を比べてください。

職務経歴書や面談メモを扱うため、RA・CA・管理者ごとの閲覧範囲や操作ログを契約前に確認します。あわせて、保存期間や退職者アカウントの停止、削除、開示訂正への対応を確認してください。厚生労働省の「職業紹介事業者等の責務等に関する指針」は、個人情報を職業紹介に必要な範囲で扱い、適正管理の規程を整えることを求めています(出典: 厚生労働省「職業紹介事業者等の責務等に関する指針」)。

ポイント

求職者や求人、選考、売上まで扱う業務基盤なので、自社の紹介業務の流れを理解してくれる会社かどうかを、最初に見ておくと比べやすくなります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

株式会社riplaは、既製の人材紹介システムを当てはめるだけではなく、自社の業務要件を整理して開発方針まで一緒に検討したい企業に向くパートナーです。

特定の製品を先に決めず、現状のExcelやスプレッドシート、求人媒体、メール運用を洗い出し、クラウド導入、既存サービス連携、個別開発の選択肢を比較できます。

特徴と強み

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。

要望を機能へ変換するだけでなく、現場の作業時間や入力の重複を確認します。そのうえで、対応漏れや経営指標まで見ながら、優先順位をつけて要件に落とし込める点が特徴です。

求職者情報を一元化する場合は、求職者や求人、選考に加え、権限や帳票をMUSTとして定義します。AIマッチングや多機能なマイページは、最初から盛り込まず、WANTとして段階的に導入する進め方も相談できます。少人数のチームが使い始められる最小構成から、複数拠点や社内基幹連携を含む構成まで、投資と効果のバランスを見ながら設計したい企業に適しています。

得意領域・実績

営業や顧客の管理から、生産、販売管理まで、幅広い基幹システムの構築・導入実績があります。そのため、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

人材紹介業向けでは、求職者と求人企業を結ぶデータモデルや、RAとCAの役割分担を、一つの業務設計として検討できることが重要です。推薦から入社後フォローまでの履歴や、個人情報の権限管理も、同じ設計で扱えるかを見ます。

問い合わせ時は、現在の管理項目と登録件数、重複データの状態を伝えると、開発範囲が明確になります。さらに、利用者数や媒体・会計との連携先、将来の拠点数も共有してください。既存パッケージも含めて比較したい会社、現場定着まで伴走してほしい会社、独自フローをシステムに落とし込みたい会社が相談しやすい候補です。

ポーターズ株式会社|人材紹介に特化したPORTERS Agent

PORTERS Agentの人材紹介業務管理

ポーターズ株式会社は、人材紹介・人材派遣などの人材ビジネス向けクラウドサービスを開発・提供し、導入支援コンサルティングも行う会社です。

人材紹介向けのPORTERS Agentは、求職者や求人、選考などを管理できる業界特化型のベンダーです。企業や売上の管理も含み、求人媒体や自社サイトとの連携も検討できます。

特徴と強み

人材紹介の業務項目があらかじめ整理されているため、ゼロから求職者・求人・選考のデータモデルを設計する負担を抑えやすい点が強みです。

登録や検索、マッチングを一つの画面群で管理でき、推薦や進捗まで同じ流れで追えます。レポートも含めて、RAとCAの情報共有につなげられます。担当者別に面談数や推薦数を確認できるほか、通過率や決定数の確認にもつながります。

公式サイトでは月額15,000円からと案内されています。ただし、導入するユーザー数や、初期設定、媒体取込、Webパーツ、API、レポートなどのオプションで費用は変わります。料金の起点だけで比べず、10名で利用する場合や、既存データを何件移行する場合、何媒体と連携する場合という条件で見積もりを依頼します。

得意領域・実績

PORTERS Agentの公式ページでは、PORTERSおよびPORTERSプロ・エージェントの累計導入実績を2026年7月時点で2,800社超と案内しています(出典: ポーターズ株式会社「人材紹介管理システム PORTERS Agent」、2026年7月時点)。導入実績が多いことから、次のような企業の比較候補になります。

  • 多数の人材紹介会社で使われている点を重視する企業
  • 複数媒体の応募をまとめたい企業
  • 標準化されたKPIで拠点や担当者を比べたい企業

一方で、特殊な入力項目、独自の返戻金計算、社内基幹との深い連携を追加する場合は、標準機能で対応できる範囲と追加開発の範囲を分けて確認します。なお、2025年導入のウィルオブ・ワーク事例では、月約500件の応募登録を自動化し、月25時間の削減、事務作業人数40%減、決定単価7%増が報告されています。

ただし、15人チームなどの前提があります(出典: ポーターズ株式会社の導入事例)。自社でも同じ成果が出るとは限らないため、現在の作業時間を基準に効果を試算してください。

ポイント

導入実績が多い点は魅力ですが、追加の入力項目や基幹連携を求めるなら、標準機能で足りる範囲と追加開発の範囲を分けて、見積もりで確かめてください。

株式会社ブレイン・ラボ|CAREER PLUSで人材紹介業務を標準化

CAREER PLUSによる人材紹介業務の標準化

株式会社ブレイン・ラボは、人材紹介・派遣業務のコンサルティングやサポートと、人材紹介・派遣会社向け業務用システムの開発・販売を行う実在企業です。

人材紹介会社向けのCAREER PLUSと、人材派遣会社向けのMatchinGoodを展開しているため、紹介と派遣を併営する会社や、将来の事業拡張も含めて業務基盤を選びたい会社が比較しやすいベンダーです。

特徴と強み

人材業界特化型システムを長年提供してきた知見をもとに、業務に合わせて整理しやすいことが特徴です。求職者や求人企業の管理に加え、案件や選考、売上まで扱えます。自社の紹介プロセスを標準機能に寄せるのか、入力項目や帳票を調整するのかを相談しながら、属人的なExcel運用からの移行を進めたい会社に向きます。

また、プライバシーマークの使用許諾事業者であることも、公式会社概要に掲載されています。費用を細かく把握したい場合は、製品利用料と、Webサイト連携やAPI、初期設定を分けて確認します。あわせて、データ移行やサポートも別に見ておきます。

MatchinGoodの料金表に掲載された人材紹介プランの一例では、初期費用0円、1アカウント月額7,500円、1環境月額10,000円とされ、10アカウントなら単純計算で月額85,000円、年間102万円です(出典: 株式会社ブレイン・ラボ公式料金表、2026年確認)。これは一例で、契約プランやオプションによって変わります。CAREER PLUSを含め、自社の条件で見積もりを取得してください。

得意領域・実績

紹介事業と派遣事業で必要な情報が異なる会社では、事業ごとのデータ項目と権限をどのように分けるかが重要です。紹介側では推薦理由から返戻までの履歴を、派遣側ではスタッフや案件、契約、勤怠や請求を扱うため、共通化する情報と分離する情報を要件定義で整理します。

株式会社ブレイン・ラボは2002年11月設立で、公式会社概要では従業員数60名と案内されています(出典: 株式会社ブレイン・ラボ公式会社概要)。

価格に加えて、人材紹介業務に詳しいサポート担当者に相談できるか、CSVの入出力や自社サイト連携の仕様が自社に合うか、契約終了時にデータをどの形式で持ち出せるかを確認すると、判断の材料がそろいます。

ポイント

紹介と派遣を併営する会社や将来の事業拡張を考える会社では、データ項目と権限を事業ごとにどう分けるかを、契約前に具体的に確かめておくと安心です。

リクサス株式会社|現場発想の人材紹介CRM「LaS」

LaSによる人材紹介業務の一元管理

リクサス株式会社のLaSは、人材紹介会社が現場経験をもとに開発したオールインワンの人材紹介業務システムです。

複数ツールに分かれがちな求職者情報や求人、進捗を一つのプラットフォームで扱いたい、少人数から中規模の紹介会社に向く候補です。ファイルやコミュニケーション、KPIも含めて検討しやすい候補です。

特徴と強み

LaSの公式サイトでは、リクサスが人材紹介事業者として現場の課題を理解し、業務遂行や事業管理を便利にするプロダクトを開発・運営していることを示しています。現場が欲しい入力項目や、求職者への連絡履歴を一つの流れで扱えるかを重視する企業にとって、業務起点で相談できる点が魅力です。また、面談後のタスクや求人とのマッチングも、同じ流れで確認できるかが大切です。

LINE公式アカウント連携を掲げ、LaS内で求職者とのやり取りを完結できると案内しているため、電話やメールだけでなく、日常的なコミュニケーションの履歴を残したい会社にも向きます。ただし、連携できるLINEの機能や送信同意は、契約前に確認が必要です。担当者変更時の履歴や個人情報の保管範囲も、あわせて確認します。

AIや自動推薦を使う場合は、なぜその求人が推薦されたかを担当者が確認できる仕様かを質問してください。

得意領域・実績

候補者との関係構築を重視し、登録後の接触から入社後の確認まで、求人提案や選考中のフォローも継続的に記録したい会社に適しています。また、候補者不足の領域では、単純な条件一致よりも、過去の不成立理由や志向性を次の提案に使えることが重要です。

そのため、検索の速さだけでなく、担当者が入力しやすいか、日報やKPIが経営判断に使えるかをデモで確認します。また、LaSの料金や自社向けの導入条件は、公開情報だけで判断せず要見積もりとして扱います。

見積もりの前に、利用者数や求職者・求人件数、LINEなどの連携を提示してください。既存データの移行や導入研修、運用サポートの範囲も伝え、月額だけでなく初年度の総額と2年目以降の費用を確認します。導入事例は自社の業種、候補者獲得経路、担当者数に近いものを示してもらうと、期待値を調整しやすくなります。

ポイント

LINEや面談後タスクを一つの流れで扱いたい会社には候補になりますが、LINE連携の機能や送信同意、AI推薦の説明はデモで確認してから選んでください。

株式会社システム・リノベイト|kintoneを活用した伴走型の個別構築

システム・リノベイトの求職者管理システム構築

株式会社システム・リノベイトは、パッケージ製品をそのまま導入するのではなく、自社の業務と既存システムに合わせて構築したい会社が相談しやすい開発会社です。

公式に公開されたHRクラウド株式会社の事例では、kintoneをベースにシステムを構築しています。求職者や案件、媒体の情報に加えて、企業情報や自社メンバーの日報も扱います。

特徴と強み

既存のスプレッドシートや自社開発システムの限界を確認したうえで、求職者の管理項目や求人票、選考資料を整理できる点が強みです。売上や確度などのデータも、運用に合う画面に載せられます。

kintoneのようなローコード基盤を使えば、要件の変化に合わせて自社で改善できる余地を残しながら、個人情報へのアクセス範囲やダッシュボードを設計できます。ただし、利用する基盤のライセンスやプラグインに加えて、連携サービスや追加開発の単価が別に発生することがあります。

独自の返戻金試算や社内の業績管理など、既製品では業務を変えにくい企業に適しています。そのうえで、標準機能でできること、設定で対応すること、開発が必要なことを一覧にし、外部サービスの障害時にどこまで誰が対応するのかも確認してください。

得意領域・実績

公開事例では、プロジェクト期間は2か月でした。求職者管理項目の追加や、返戻金の試算予測と実績管理に加えて、企業情報・求人票・選考資料の一元管理や、キャリアアドバイザーの工数削減につながったと紹介されています(出典: 株式会社システム・リノベイト「HRクラウド株式会社様」導入事例)。

これは特定案件の結果であり、データ件数や既存環境が異なる自社に同じ期間や効果を保証するものではありません。また、システム・リノベイトの事例では、構築後に自社でkintoneを活用してDXを進められるよう、伴走サービスが用いられています。

自社にシステム担当者を育てたい会社、現場から改善要望が頻繁に出る会社、まずは一つのチームで小さく構築してから範囲を広げたい会社は、保守だけでなく内製化支援の有無を確認するとよいです。

ユニテックシステム株式会社|紹介・派遣を含む人材業務の総合管理

ユニテックシステムの人材紹介管理システム

ユニテックシステム株式会社は、人材サービス業界向けの基幹システムから勤怠・労務管理まで、複数の業務を支援する会社です。

有料職業紹介向けの「プレースメントナビ」は、求人・求職者管理や進捗管理を一元化するシステムとして、公式に案内されています。法定帳票作成や請求管理も含まれます。

特徴と強み

人材紹介だけでなく、派遣や請負まで管理範囲を広げたい会社にとって、勤怠から請求まで周辺業務とのつながりを検討しやすい点が強みです。紹介業務では、求職者と求人の登録や、推薦から入社までの進捗を扱います。さらに、紹介手数料や請求、法定帳票もまとめる必要があるため、どこまでが標準機能かを確認して比較します。

公式サービスページでは、人材ビジネス向け管理システムの導入企業数を3,000社以上と案内しています。ただし、この数は人材派遣管理などを含む同社のサービス全体に関する案内であり、人材紹介の求職者管理だけの実績数とは限りません。

そのため、自社と同じ許可区分、紹介領域、人数規模の導入事例を提示してもらうことが大切です。

得意領域・実績

既に派遣・請負の管理基盤を持ち、そこへ紹介事業を追加したい会社や、紹介業務とバックオフィスのデータをつなげたい会社が比較対象にしやすいです。勤怠や給与まで必要のない会社は、機能が過剰にならないか、導入・保守費用が紹介業務だけのクラウドと比べて妥当かを見積もりで確認します。

また、標準のプレースメントナビで対応できる範囲と、追加する範囲を分けて質問します。追加対象は、求職者管理項目、求人媒体連携、Web登録フォームです。権限や帳票を含めて、追加の範囲を確認します。

ユニテックシステムは、企画から制作、運用・サポートまでワンストップで提供すると案内しています。ただし、個別開発の納期やデータ移行の担当、CSVエクスポートは、契約書で確認してください。契約終了時のデータ返却条件も、契約書で確かめてください。

人材紹介業向け求職者管理システムのパートナー選びのポイント

人材紹介業向けシステムの選定ポイント

6社は同じ「開発会社」でも、提供する形が異なります。標準クラウドや業界特化パッケージ、現場発のCRMを提供する会社もあれば、個別構築を伴走するSI、紹介と派遣を含む総合業務システムの会社もあります。

知名度や月額の安さだけで決めると、現場の運用に合わない候補を選ぶおそれがあります。そこで、費用、データ移行と個人情報保護、導入後の体制の3点を順に確認すると、自社の運用に合う候補を絞りやすくなります。

年間総額と開発範囲で比べる費用

クラウド型の導入だけなら、初期費用0〜100万円程度、月額数万円から30万円程度が一つの予算の目安になります。10名程度の小規模な会社では年間50万〜150万円、中規模で媒体連携やMA、帳票、移行まで含めると年間100万〜500万円程度を想定することがあります。ただし、これはサービス構成から置く目安であり、市場全体の統計ではありません。

個別開発を追加する場合は100万〜1,000万円程度、部分的なスクラッチ開発は500万〜1,500万円程度になります。本格的な構成、たとえば複数拠点や多数の連携を含むもの、AIやマイページまで含むものでは、1,500万〜4,000万円以上になる可能性があります。見積書では、要件定義や初期設定、画面や帳票の追加を別項目にしてください。

API、媒体連携、データクレンジングと移行も、テストや研修、保守、バックアップ、問い合わせ対応などと分けて示してもらいます。1ユーザー課金か、環境課金か、登録人数課金かを確認します。さらに、最低契約期間があるか、解約時にデータを出力できるかまで確認すると、2年目以降の予算も見通せます。

実データで検証するデータ移行と個人情報保護

移行前には、求職者や求人、企業、担当者の情報を洗い出します。応募や選考の履歴、同意、添付ファイルも対象になります。重複候補者の統合ルールや不要な職務経歴書の削除を決めずに移行すると、検索結果が汚れ、不要な個人情報も残ります。

また、担当者が退職した場合の引き継ぎや、同意履歴の扱いも、事前に決めておく必要があります。100〜1,000件程度の匿名化データや限定データで、検索や推薦、帳票、権限を試し、削除やCSV出力も確かめてください。生成AIへ職務経歴書を送る機能がある場合は、学習利用や保存期間、海外保管を確認し、マスキングや推薦結果の説明可能性も押さえてください。

クラウドを使う場合は、データの保管地域や暗号化、バックアップを確認します。操作ログや再委託先、障害時の復旧を確認し、漏えい時の役割分担も決めておきます。個人情報保護委員会も、人事労務管理サービスのクラウド利用について、安全管理措置と委託先監督に注意を促しています(出典: 個人情報保護委員会「人事労務管理サービスのクラウド利用に関する注意喚起」、2024年)。

導入後まで含めたプロジェクト管理体制

要件定義の責任者や意思決定者、現場ヒアリングの進め方を、提案書で確認します。テスト計画や教育担当、問い合わせ窓口も、あわせて見ておきます。導入期間は、クラウドの初期設定と移行なら1〜3か月、追加開発を含む導入なら3〜6か月、スクラッチ開発なら6〜12か月以上が目安になります。

ただし、古いデータのクレンジングやUAT、並行稼働が遅延要因になりやすいため、ベンダーの標準納期だけで予定を決めないことが重要です。個人情報の削除確認も、遅延要因として見込んでおきます。本番稼働後は、登録数だけで成果を判断せず、初回対応時間や面談化率、推薦数を計測します。

書類通過率や面接通過率、決定単価に加え、成約辞退率と入社後フォローの実施率も見ていきます。1チームでUATを行い、旧システムと並行稼働させたうえで、現場の入力率とデータの正確性を見ながら全社展開してください。開発会社には、改善要望を誰が分類し、追加開発の優先順位と費用をどう決めるかも確認します。

ポイント

費用、データ移行と個人情報保護、導入後の体制の3点を同じ見積もりと同じ条件で比べると、会社ごとの差が見えやすくなります。

よくある質問

人材紹介業向け求職者管理システムに関するよくある質問

人材紹介業向け求職者管理システムを選ぶ際は、会社の知名度だけでなく、自社の利用人数や求人媒体を前提に確認する必要があります。加えて、紹介領域や現在のデータ量、必要な連携も前提に入れてください。発注前によく質問される点を、次の4つの見出しで回答します。

人材紹介業向け求職者管理システムの費用相場はいくらですか?

クラウド導入だけなら、初期0〜100万円程度、月額数万円から30万円程度を起点に考えます。

個別開発や媒体・API連携、データ移行を含めると、100万〜1,000万円程度の追加開発になる場合があります。帳票や研修も含めて見てください。複数拠点やマイページまで含むスクラッチでは、1,500万〜4,000万円以上の予算になる可能性があります。

公開料金と個別見積もりは分けて比較してください。

5〜10名の小規模な人材紹介会社でも導入する価値はありますか?

あります。ただし、最初から高額なスクラッチ開発を選ぶのではなく、低初期費用のクラウドや小さな構築から始める方法があります。求職者や求人、選考を必須にし、権限や基本帳票をMUSTとして定めると、投資を抑えやすくなります。

現在の登録から進捗確認までにかかる時間を測ってください。そのうえで、対応漏れの削減や引き継ぎ、候補者の掘り起こしによる効果と、年間費用を比べてください。

既存のExcelやスプレッドシートから安全に移行できますか?

移行はできますが、単純なコピーでは済みません。項目の対応付けや重複統合、不要情報の削除を先に決めておく必要があります。同意履歴とファイルの紐付けも、あわせて決めてください。

100〜1,000件程度のサンプルで移行テストを行い、求職者検索や求人推薦、担当者権限を確認します。削除やCSV出力まで確かめてから、本番移行を実施してください。

移行作業をベンダーが担当するのか、自社が指定形式を作るのかで費用も変わります。

AIマッチングを導入すれば紹介数や成約数は増えますか?

AIマッチングだけで紹介数や成約数が増えるとは限りません。

そのため、推薦理由や参照した求職者情報、除外条件を残せる設計にすると安全です。人による最終確認も、残せるかを見てください。まずはレジュメ要約や類似求人検索など、担当者の確認を助ける用途から試すとよいです。

職務経歴書を外部の生成AIへ送る場合は、学習利用や保存地域、委託先を確認してください。マスキングや削除方法も、あわせて見ておきます。

まとめ

人材紹介業向け求職者管理システムのまとめ

人材紹介業向け求職者管理システムは、求職者の情報を保存するだけのツールではありません。求人企業や推薦、選考をつなぐ業務基盤です。さらに、入社後フォローや売上、個人情報の権限まで扱います。

おすすめ会社を選ぶときは、まず自社の運用タイプを整理します。紹介業務に特化したクラウドか、個別構築かを軸に、紹介・派遣を含む総合管理や現場発のCRMと比べていくと分かりやすくなります。

自社の運用タイプで選び分ける6社

株式会社riplaは、現状整理から要件定義、開発、導入後の定着まで一気通貫で相談したい企業の候補になります。

ポーターズ株式会社と株式会社ブレイン・ラボは、人材紹介業務の標準化を進めたい会社の比較候補です。リクサス株式会社は現場のコミュニケーションとCRMを重視する会社に、株式会社システム・リノベイトはkintoneなどを活用した個別構築を求める会社に向きます。ユニテックシステム株式会社は、紹介・派遣や請求まで含めた総合管理を求める会社の比較対象になります。

発注前に費用・移行・定着を一つの計画にまとめること

問い合わせの際は、利用者数や求職者・求人件数、媒体数を伝えてください。現在の入力フローや必要な帳票、データ移行の範囲も共有します。個人情報の保存・削除要件も含め、初期費用と月額だけでなく年間総額を確認してください。

実データに近いサンプルで、検索や推薦、権限を試してください。削除やCSV出力も確かめ、導入後のKPIを決めてから発注すると、現場に定着しないリスクを抑えられます。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。