kintoneのシステム開発を成功させるには、料金の安さだけでなく、業務整理からアプリ設計、外部連携、運用定着まで任せられる開発会社を選ぶことが重要です。kintoneは標準機能を活かせば短期間で始められますが、会社ごとに必要な支援範囲は大きく異なります。
この記事では、kintoneのシステム開発でおすすめの会社を、株式会社riplaを最初に、計6社紹介します。サイボウズ公式のエンタープライズパートナー情報、各社の公開サービス、料金・実績情報をもとに、大規模連携、短期定額開発、内製化、紙・帳票のデジタル化など、案件タイプに合わせて比較します。開発費とkintoneの月額料金の違いや、見積もり前に確認すべき質問も解説します。
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・kintoneのシステム開発の完全ガイド
kintoneのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

kintoneのシステム開発は、アプリを作る作業だけではありません。現場の業務を分解し、どの情報を誰が入力し、誰が承認し、どの時点で完了とするのかを決める業務設計が成果を左右します。サイボウズ公式の掲載内容では、パートナーは業務課題の整理、利用定着、全体設計、個別開発を支援すると説明されています(出典: サイボウズ「パートナー企業に相談する」)。
会社の知名度より案件との適合度が大切です
たとえば、顧客管理と日報を数週間で立ち上げたい企業と、ERPや会計システムを連携し、複数拠点で1,000人以上が利用する企業では、必要な体制が違います。前者は定額開発や伴走支援が合いやすく、後者は要件定義、データ移行、非機能要件、運用ガバナンスまで扱えるSIerが候補になります。自社の規模に合わない会社へ依頼すると、過剰な設計で費用が膨らむか、反対に連携・権限設計が不足するおそれがあります。
発注前に月額料金と開発費を分けて考えます
kintoneのライセンス料金は、2026年8月時点でライトが月額1,000円、スタンダードが月額1,800円、ワイドが月額3,000円です(いずれも税抜、出典: kintone公式「料金」)。ライトとスタンダードは最小10ユーザー、ワイドは最小1,000ユーザーです。これは利用料の目安であり、要件定義、アプリ構築、プラグイン、データ移行、教育、保守の費用は別に発生します。見積もりでは初期費用とランニング費用を分け、どこまで含むかを明細で確認します。
株式会社ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、kintoneを導入すること自体ではなく、導入後に業務成果が出る状態まで逆算して支援する点です。最初に現場の入力、承認、集計、情報共有の流れを確認し、標準機能で対応する部分と、プラグイン・外部サービス・カスタマイズを使う部分を整理します。要件が曖昧なままアプリを作り始めるのではなく、業務上の目的と利用者の役割をすり合わせてから設計するため、現場に定着しやすい構成を目指せます。
得意領域・向いている案件
営業管理、顧客管理、生産管理、販売管理など、部門をまたぐ業務システムを整えたい企業に向いています。特に、現場の要望を聞きながら段階的に改善したい企業、kintoneを単なるデータベースではなく業務基盤として活用したい企業と相性がよいです。相談時には「最初のリリースで追うKPIは何か」「将来の外部連携をどこまで想定するか」「自社で運用できる範囲をどう残すか」を確認すると、支援内容を具体化しやすくなります。
M-SOLUTIONS株式会社|大規模導入・基幹連携に強い開発パートナー

M-SOLUTIONS株式会社は、サイボウズ公式のエンタープライズパートナーとして紹介されているkintone開発会社です。公式掲載情報では、kintone構築実績が1,400件を超え、エンタープライズ案件、大量データや複雑な要件へのスクラッチ併用開発、基幹システムとの連携に対応しています。Notes、Salesforce、Excel、Accessなどからの移行実績にも触れられており、既存資産を活かしながらkintoneへ移行したい企業の候補になります。
特徴と強み
大量のレコード、複雑な権限、複数システムとのデータ連携を含む案件では、アプリを作る技術だけでなく、性能、障害時の切り分け、データの正しさを設計する力が必要です。M-SOLUTIONSは、kintoneだけで全てを処理するのではなく、必要に応じてスクラッチ開発を組み合わせる選択肢を持ちます。kintoneを現場の入力・申請基盤に置き、基幹側を正のデータとして連携するような構成を検討したい企業に適しています。
得意領域・見積もり前の確認点
既存システムの刷新、複数拠点での利用、大量データの移行、APIを使った基幹連携など、要件定義から上流で相談したい企業に向いています。依頼時は、移行対象データのクレンジングを誰が担うか、連携の失敗時に再送できるか、性能検証をどのデータ量で実施するかを確認します。非機能要件と保守体制まで見積もりに含まれているかも、価格だけではわからない重要な比較ポイントです。
株式会社ジョイゾー|39万円の定額・短期開発で現場改善を始めやすい

株式会社ジョイゾーは、kintoneのリリース当初から10年以上取り組んできた専業企業として、サイボウズ公式のエンタープライズパートナー一覧に掲載されています。代表的なサービス「システム39」は、公式サイトで定額39万円(税抜)、2時間の開発セッションを3回、作成するkintoneアプリ数は無制限と案内されています。最短2週間で完成を目指すサービスのため、まず現場で使える形を早く作りたい企業に適しています。
特徴と強み
システム39は、業務担当者と開発担当者が会話しながら、その場でアプリを形にしていく対面型の定額開発です。初回は無料相談と2時間の開発が案内されており、作ったアプリを触ってから本開発へ進めます。開発後30日以内の改修に対応する無料保証や、運用後の「サポート39」も公開されています(出典: ジョイゾー「システム39」)。要望を文章だけで伝えるのが難しい現場でも、画面を見ながら認識を合わせやすい点がメリットです。
得意領域・向いていない案件
顧客管理、案件管理、日報、問い合わせ、申請など、現場単位の業務改善を短期間で始めたい企業に向いています。一方で、複雑な基幹連携、特殊な計算、大量データの移行、全社統一のガバナンス設計を最初からまとめて依頼する場合は、定額サービスの対象範囲を確認する必要があります。「39万円に含まれる設計・設定・連携の範囲」「追加開発や保守の料金」「自社で引き継ぐ成果物」を先に質問すると、定額のメリットを活かしやすくなります。
JBCC株式会社|自社利用の知見とプラグインで全社活用を支援

JBCC株式会社は、サイボウズ公式のエンタープライズパートナーとして、自社で2,000名規模のkintone利用経験を持つ企業と紹介されています。kintone向けプラグイン「ATTAZoo」シリーズ、Microsoft 365やオンラインストレージとの併用・連携、運用ガバナンス策定まで扱っている点が特徴です。自社での利用経験を踏まえ、導入後にアプリが増え続けることを見越した管理方法を相談したい企業に向いています。
特徴と強み
ATTAZoo+は、入力支援、検索、一覧表示、レコード更新など、kintone標準機能だけでは手間が残る部分をノーコードで補うプラグインセットです。JBCCの公式情報では、2026年4月1日時点で累計導入企業数2,600社以上、累計ライセンス数3,500超と案内されています(出典: JBCC「ATTAZoo+、ITreview Grid Awardで5年連続最高位」)。JavaScriptの作り込みを減らし、担当者が設定を理解しやすい形で現場改善を進めたい場合に検討しやすい選択肢です。
得意領域・確認すべき運用設計
複数部署での利用、Microsoft製品やクラウドストレージとの連携、アプリの増加に伴う権限・命名・棚卸しのルール作りを重視する企業に向いています。発注時は、プラグインのライセンス費用とkintone利用料がどのように計算されるか、標準機能で代替できる範囲、プラグイン提供元のサポート終了時の対応を確認します。運用担当者向けの教育や、利用状況を可視化する仕組みまで提案に含まれるかも重要です。
コムチュア株式会社|SAP・Microsoft連携と全社ガバナンスに対応

コムチュア株式会社は、サイボウズ公式のエンタープライズパートナー一覧で、月間100名体制によるkintoneのアプリ構築から高度な連携まで一気通貫で支援すると紹介されています。SAPやMicrosoftなどの基幹システム連携、Notes移行、全社ガバナンス、運用・保守まで扱う点が特徴です。kintoneを一部門の改善ツールにとどめず、既存の業務システムと接続した全社基盤として展開したい企業の候補になります。
特徴と強み
大規模案件では、アプリ単体の作り込みより、システム間でどの情報を正とするか、連携の頻度と失敗時の扱いを決めることが重要です。コムチュアは、複数の基幹システムにまたがる構成や、全社でアプリが増える状況を想定した体制を取りやすい会社です。開発だけでなく運用・保守まで含めて窓口を一本化したい場合に、候補として比較しやすくなります。
得意領域・見積もりの比較ポイント
ERP、会計、販売管理、人事などの既存システムとの連携、複数部門の利用、Notesなど旧システムからの移行、全社の運用ルール策定を重視する企業に向いています。見積もりでは、kintone側の開発費だけでなく、連携先システムの改修費、データ移行費、監視や問い合わせの保守費を分けて確認します。月間の体制人数だけで判断せず、自社案件の担当者がどの工程を担うのか、再委託があるのかも確認が必要です。
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社|紙・帳票・拠点展開を含めて支援

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は、サイボウズ公式のエンタープライズパートナーとして、1,000ライセンスを超える大規模案件、kintone認定資格者、全国のシステムエンジニアによる支援を紹介しています。複合機、DocuWorks、AI-OCR、FUJIFILM IWproなどとkintoneを組み合わせ、紙や帳票を業務データへ変換したい企業に強みを発揮しやすい会社です。
特徴と強み
紙の注文書や点検票をスキャンし、OCRで読み取り、確認後にkintoneへ登録する業務では、アプリだけを開発しても入力作業が残ります。富士フイルムビジネスイノベーションの公式事例では、FUJIFILM IWproとkintoneの連携によって、毎月10時間以上かかっていた書類確認作業を約25分に短縮した事例が公開されています(出典: 富士フイルムビジネスイノベーション「導入事例」)。これは個別事例の成果であり、自社でも同じ効果が出ると断定はできませんが、紙からデータ登録まで一連で見直す視点を持てます。
得意領域・発注前の確認点
全国の拠点へ展開したい企業、紙・FAX・帳票の入力を減らしたい企業、複合機や文書管理を含めて業務をデジタル化したい企業に向いています。確認すべき点は、kintoneのアプリ構築とOCR・文書管理サービスの設計責任者が同じかどうかです。帳票の読取精度、例外データの確認フロー、サービスの利用料、複合機の対応機種、既存文書の移行範囲をデモで検証してから契約すると、導入後の手戻りを減らせます。
kintoneのシステム開発会社を選ぶ5つのポイント

6社は優劣の順位ではなく、案件との相性で選ぶ候補です。相見積もりを取るときは、同じ要件書を渡して金額だけを比べるのではなく、提案に含まれる業務整理、設計、移行、テスト、教育、保守を同じ条件で比較します。ここでは、会社を選ぶときに最低限確認したい観点を整理します。
同じ業種・規模の実績を確認します
「導入社数」や「資格者数」は参考になりますが、自社と似た業務の実績があるかを優先します。営業管理だけの実績が多い会社と、製造現場の点検・在庫・品質管理まで扱った会社では、要件理解の深さが異なります。実績紹介では、導入前の課題、利用ユーザー数、アプリ数、連携先、移行対象、導入後の運用体制まで質問し、数字の意味を確認します。
標準・プラグイン・カスタマイズの線引きを見ます
kintoneのスタンダードコースではJavaScriptやCSSによるカスタマイズ、REST APIやWebhookを使った連携を検討できますが、必要な機能を全てコードで作ると、アップデートや担当者交代の負担が増えます。反対に、標準機能に無理に合わせると入力負荷が高くなります。提案書に「標準機能で対応」「プラグインを設定」「JavaScriptを開発」「外部システムを改修」の区分を書いてもらい、採用理由と将来の保守方法まで比べます。
プロジェクト管理と納品物を確認します
安い見積もりでも、要件定義やテストが含まれていなければ、リリース後の追加費用が増える可能性があります。要件定義書、アプリ一覧、フィールド定義、権限一覧、連携仕様、テスト結果、操作マニュアル、管理者向け資料がどこまで納品されるかを確認します。担当者の経験だけに依存せず、障害時の連絡先、対応時間、バックアップ、データ返却、契約終了後の引き継ぎまで決めておくことが大切です。
kintoneのシステム開発会社に関するよくある質問

kintoneのシステム開発を検討すると、料金、内製化、開発期間について疑問が出てきます。ここでは、発注前に多く寄せられる質問へ直接回答します。
kintoneのシステム開発費用はどれくらいですか?
小規模な外注開発は30万〜100万円程度、中規模の業務システムは100万〜500万円程度、既存システム連携や大規模導入は500万〜2,000万円以上が目安です。これは公開定額サービスと一般的な業務システム相場をもとにした推定で、特定会社の価格を保証するものではありません。kintoneのライセンス、プラグイン、移行、教育、保守を含めた総額で見積もりを比較します。
kintoneは自社だけで開発できますか?
顧客管理や日報など標準機能で作れる小規模なアプリであれば、自社開発も可能です。まず30日間無料お試しや開発環境で1業務を検証し、利用者、権限、通知、プロセス管理を設計します。外部システム連携、複雑な権限、大量データ移行、帳票、セキュリティ要件がある場合は、最初から全てを内製化せず、専門会社の支援を受けながら社内担当者へノウハウを移す方法が現実的です。
個人情報をkintoneで管理しても安全ですか?
安全に利用できるかは、サービスの安全性だけでなく、自社の権限設定と運用ルールで決まります。組織・グループ・アプリ単位の権限、IP制限やセキュアアクセス、APIトークン、退職者アカウント、操作ログ、委託先の取り扱いを確認します。個人情報を委託する場合は、個人情報保護委員会のガイドラインに沿って安全管理措置、委託先監督、漏えい時の連絡、データの返却や削除を契約に落とし込むことが重要です。
まとめ|案件タイプに合う会社へ相談してkintoneを定着させましょう

kintoneのシステム開発会社は、会社の規模や知名度だけでなく、業務内容、利用者数、連携の難しさ、内製化の方針で選びます。株式会社riplaは業務成果を見据えたコンサルティングから開発まで、M-SOLUTIONSとコムチュアは大規模連携、ジョイゾーは短期定額、JBCCは自社利用とプラグイン、富士フイルムビジネスイノベーションは紙・帳票・拠点展開との組み合わせを比較しやすい会社です。
最初は1業務のPoCから始めます
最初から全社の基幹業務を一度に置き換えるのではなく、入力時間の削減、案件の滞留防止、承認の短縮など、KPIを測りやすい1業務を選びます。標準機能で試し、足りない部分だけプラグイン、連携サービス、JavaScript、APIを追加する順序にすると、費用と保守負担を抑えながら効果を検証できます。候補会社には、実際の業務フローとサンプルデータを渡し、異常系や権限エラーまで含めたデモを依頼します。
見積もりは総額と運用体制まで比較します
開発会社を比較するときは、kintoneの月額料金と構築費を分け、要件定義、アプリ設計、権限、データ移行、テスト、教育、プラグイン、連携、保守を含めた総額を確認します。さらに、設計書やマニュアルの納品、障害時の窓口、契約終了後のデータ返却と引き継ぎも合意します。短期導入だけでなく、現場が使い続け、社内で改善できる状態まで支援できる会社を選ぶことが、kintoneを業務システムとして定着させる近道です。
▼全体ガイドの記事
・kintoneのシステム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
