ロケーション管理システムの開発会社を選ぶなら、倉庫内の棚番・在庫を管理するWMS型、フォークリフトやRFIDで保管位置を自動把握する型、車両や作業員の屋外位置を管理する型を分け、自社の業務に合う会社へ相談することが重要です。
本記事では、株式会社riplaを最初に、ロケーション管理と隣接するWMS・RFID領域で公式情報や事例を確認できる5社を紹介します。会社ごとの得意領域、機能、連携、導入時の確認事項に加えて、2026年時点の費用の見方やRFP・PoCで比較する方法も整理します。
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・ロケーション管理システム開発の完全ガイド
ロケーション管理システムのパートナー選びが重要な理由

ロケーション管理は、画面を用意するだけで完了するシステムではありません。棚番や商品コード、荷姿、ロット、期限、入出庫のルールを現場の作業と結び付け、既存の販売管理・ERP・生産管理・配送システムと正しく連携して初めて、在庫差異やピッキング時間の改善につながります。
まず管理対象を倉庫内と屋外に分けることが大切です
「ロケーション管理システム」という言葉で検索しても、求めている仕組みは企業によって異なります。倉庫の棚・列・段と在庫数量を管理したい場合は、入荷、格納、出庫、ピッキング、棚卸しまで扱えるWMSや在庫管理システムが中心です。一方で、フォークリフトの現在位置、RFIDタグを付けたパレット、車両、作業員、設備の位置を追いたい場合は、RFID・ビーコン・GPS・UWBなどの位置取得技術と業務アプリの組み合わせが必要です。
会社選びを誤ると導入後に現場が使えません
現場の通信が不安定、手袋をしたまま端末を操作できない、冷凍庫や粉じんのある場所で端末が故障する、例外処理だけ紙に戻るといった問題は、機能一覧だけでは判断できません。提案段階で実際の入荷から棚卸しまでを再現し、操作時間、読み取りミス、通信断時の復旧方法、教育のしやすさを確かめられる会社を選ぶ必要があります。
株式会社ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
業務整理から画面・連携の設計まで進められます
ロケーション管理では、倉庫・フロア・ゾーン・棚・列・段の階層、固定ロケーションかフリーロケーションか、単品・ケース・パレットの数量単位、ロットと期限の扱いを最初に定義します。riplaはこうした業務要件を整理し、現場の作業フローに沿ったシステムの企画、設計、開発、導入支援までを一つのプロジェクトとして相談しやすい点が特徴です。既存の販売管理や生産管理とデータを分ける場合も、APIやCSVの責任範囲を確認しながら進められます。
標準機能と個別開発を組み合わせたい企業に向いています
既製の在庫管理サービスだけでは特殊な承認や作業実績を表現しにくく、全面的なスクラッチ開発では費用と保守負担が大きくなる場合があります。riplaへ相談する際は、まず1拠点・1ゾーンで入荷、格納、ピッキング、棚卸しを通すMVPを定義し、必要な部分だけ個別開発する進め方が現実的です。ロケーション管理そのものの対応範囲、ハンディ端末、現場オフライン、データ移行、稼働後の支援については、実際の業務シナリオを提示して確認してください。
株式会社日立システムズ|食品製造倉庫のフリーロケーション事例

株式会社日立システムズは、ハンディターミナルで倉庫内の在庫情報と棚番情報を登録し、在庫の所在を管理するフリーロケーション管理の事例を公開しています。食品製造業の倉庫で、原材料入出庫システムと連携し、保管スペース、動線、ピッキング、棚卸しや発注の改善を狙った事例です。事例の詳細は日立システムズ公式の事例ページで確認できます。
固定ロケーションからフリー方式へ移行する支援が特徴です
公開事例では、年間数千品種の原料を扱う食品製造倉庫で、固定ロケーションによるスペース不足や、熟練者に依存したピッキング・棚卸しが課題になっていました。入荷時に現品をスキャンしてラベルを発行し、格納棚のラベルと原料を紐付けることで、空いた棚を別の原料に使える運用へ移行しています。期限の早い棚から引き当てる運用も示されており、単なる棚番検索ではなく、製造業の在庫ルールまで含めて検討できます。
製造管理や期限管理との連携範囲を確認してください
相談時は、原材料のロット・賞味期限、出庫指示の優先順位、入荷予定と実績の連携、ハンディ端末の台数、棚卸しの頻度を伝える必要があります。導入先と同じ業種であっても、温度帯や荷姿、委託在庫の扱いが異なれば追加設計が発生します。自社の代表的な入荷・出荷データを渡し、何を標準機能で対応し、何を個別開発・連携するのかを見積書で分けてもらうと比較しやすくなります。
株式会社日立産機システム|フォークリフト作業と在庫位置をリアルタイム管理

株式会社日立産機システムは、平積・段積倉庫向けのフォークリフト管理システムを提供しています。フォークリフトに搭載するIT情報端末と事務所の在庫管理コンピューターを無線で接続し、入出庫情報、在庫、ロケーション、倉庫占有率を把握する構成です。平置倉庫やパレット単位の運用で、作業者がフォークリフトを降りずに処理したい企業が検討しやすい候補です。詳しい機能は日立産機システム公式ページで確認できます。
フォーク端末とバーコードで現場の登録を短縮できます
公式情報では、無線LANとバーコードリーダーによって、フォークリフトに乗ったまま製品データを識別できると説明されています。入庫・出庫・棚卸し・在庫確認・ロケーションマスタなどを扱い、入庫先を作業者が決めるフリーロケーション方式にも対応しています。作業履歴、作業時間、移動数などを統計に活用できるため、在庫の所在だけでなく、フォーク作業の進捗や負荷を管理したい現場に適しています。
電波環境と上位システムの接続方法を確認してください
広い倉庫や金属製ラックの多い現場では、無線LANの死角とハンド端末の読み取り距離が業務を左右します。現地調査で電波を測り、入庫・移動・出庫のどの時点でデータを送信するか、通信断時に端末へどう残すかを確認してください。販売管理や生産管理とマスタ・入出庫データを共有する場合は、オンライン連携の方式、再送、重複登録の防止、障害時の切り分けも見積もりに含めることが大切です。
三菱電機デジタルイノベーション株式会社|フリー・固定ロケーションに対応するHYPERSOL WMS

三菱電機デジタルイノベーション株式会社のHYPERSOL WMSは、庫内物流の管理を支援する倉庫管理システムです。フリーロケーションと固定ロケーション、ロット管理、先入れ先出し、QRコード、ハンディターミナル、上位システムとのCSV連携などを公式に案内しています。製造業の原材料・部品倉庫や、期限を意識した在庫引当を必要とする企業が比較対象にしやすい製品です。機能の詳細は三菱電機デジタルイノベーション公式ページで確認できます。
QRコードとロット情報で誤出庫を抑えます
現品ラベルのQRコードをハンディターミナルで読み取り、保管場所、数量、ロットを確認するため、型番や荷姿が似た商品を扱う現場でも照合しやすくなります。公式ページでは、製造日、入荷日、メーカーのロットなど複数のロット情報を持ち、有効期限順や入庫日順の引当によって先入れ先出しを支援すると説明されています。誤出庫・誤出荷や、担当者の記憶に頼った棚探しが課題なら、PoCで効果を測りやすい構成です。
オフライン時の業務継続と端末の適合性を確認してください
HYPERSOL WMSはオフラインモードも案内されていますが、どの作業をどの程度継続でき、復旧後にどのように同期するかは、提案時に業務別に確認する必要があります。また、公式FAQでは指定機種のハンディターミナルを使用する場合があると説明されています。既存端末を流用したい企業は、機種、OS、バーコード規格、予備機の台数、ラベル発行機まで先に伝えると、導入後の想定外費用を抑えられます。
ロジザード株式会社|標準機能を活用しやすいクラウドWMS

ロジザード株式会社のクラウドWMS「ロジザードZERO」は、入荷、出荷、保管、棚卸しなどの物流業務をクラウドで管理するサービスです。ハンディターミナルやRFIDなどの周辺機能と組み合わせやすく、365日サポートを案内しているため、標準的な倉庫業務を早期にデジタル化したい企業に向いています。公式の料金ページでは、初期費用をソフトウェアライセンス・導入支援・オプション、月額費用をソフトウェア利用料・サポート・オプションに分けています。
初期費用と月額費用を分けて予算化できます
公開料金は利用規模や構成によって個別見積もりとなりますが、費用の構造を初期と月額に分けて確認できる点は、SaaS比較の基準になります。公式ページでは、約7割の顧客が標準機能・標準料金プランで導入していると説明されています。標準機能に業務を合わせられる場合は、過度な個別開発を避け、導入期間と保守負担を抑えやすい選択肢です。
基幹連携とアドオンの費用を別枠で確認してください
販売管理、EC、店舗、運送会社などと接続する場合は、予定データの取り込み、出荷実績の返却、在庫引当、エラー通知、再送をどの方式で実装するかが重要です。ロジザードZEROはアドオン開発プランや専用環境プランも案内しているため、標準機能の範囲、アドオン費、専用環境費、外部システム側の改修費を分けた見積もりを依頼してください。海外拠点や多言語運用がある場合は、対象言語とサポート時間も確認が必要です。
ニューランドジャパン株式会社|RFIDで自動捕捉するロケーション管理

ニューランドジャパン株式会社は、RFIDタグやリーダー、アンテナ、組み込みアプリを組み合わせた位置管理の候補です。公開事例では、フォークリフトにRFIDのアンテナ・リーダー・PCを装着し、床タグとネステナーのタグを対にして、フリーアドレス・ロケーションを管理しています。バーコードを1点ずつ読み取る負担を減らし、冷凍倉庫のカゴ車位置を管理する事例も確認できます。
作業者の読み取りを減らし自動捕捉を目指せます
RFIDは、対象物・ロケーション・通過地点にタグを付け、リーダーが読み取った情報をシステムへ送る考え方です。フォークリフトの移動やゲート通過をきっかけに位置を記録できれば、ハンディ端末を操作する回数を減らし、移動履歴を残しやすくなります。ニューランドジャパンの公式情報では、フォークリフトで踏んでも壊れにくい床タグや、超低温環境に対応するタグも案内されており、一般的なバーコード運用が難しい環境で検討しやすい候補です。
タグ・電波・WMS連携を一体でPoCしてください
RFIDは自動化の効果が大きい一方、金属、液体、積み重ね、読取範囲、タグの向き、電波干渉によって精度が変わります。機器・タグ・設置工事・電波調査・アプリ開発・WMS連携を別々に見積もるのではなく、実際の荷姿と保管場所で読み取り試験をおこなうことが必要です。ロケーションを更新した後の在庫引当、誤読時の訂正、通信断時の再送、タグ交換の責任分界も、契約前に決めておくと安心です。事例の詳細はニューランドジャパン公式のRFID事例ページで確認できます。
ロケーション管理システムのパートナー選びのポイント

6社を比較するときは、知名度や月額料金だけで決めず、同じ業務シナリオと同じ見積条件で確認します。ロケーション管理の導入効果は、棚卸し時間、ピッキング時間、誤出荷率、在庫差異率、保管スペース、教育期間などのKPIで測ると、会社ごとの提案を公平に比較できます。
同業種・同規模・同じ現場環境の実績を確認します
実績を見るときは「物流の実績あり」という一文で終わらせず、倉庫の拠点数、商品数、1日の入出庫件数、荷姿、温度帯、ロット・期限、作業者数、既存システムを確認してください。食品、医薬品、製造部品、EC、店舗在庫では、同じWMSでも必要な検品や引当が異なります。自社と似た事例の導入前課題、現場の変更点、稼働後に測ったKPIを聞ける会社ほど、提案の再現性を判断しやすくなります。
端末・連携・オフラインの適合性を評価します
バーコード・QRコードで十分なのか、RFIDやBLE、UWBを使う必要があるのかを、必要精度と費用で判断します。倉庫内の正確な棚番を管理する場合、GPSだけでは細かな位置を取りにくいため、現場の環境に合う技術を選ぶ必要があります。通信が届かない場所、手袋を使う場所、冷凍・屋外・粉じん環境では、端末の防塵防水、電池、画面サイズ、予備機、オフライン処理を実機で確認してください。
見積もり・データ・保守の責任分界を明確にします
費用は、システム開発費だけでなく、要件定義、データクレンジング、初期移行、ラベル・ハンディ・RFID機器、電波調査、教育、連携改修、保守、バージョンアップを分けて確認します。公開価格のあるクラウド在庫管理の例では、zaicoが2026年6月からスターター月額8,980円、ベーシック月額49,800円、プロフェッショナル月額15万円以上の料金を案内しています(出典: 株式会社ZAICO公式料金ページ、2026年8月確認)。これはSaaS利用料の目安であり、個別開発や端末費を含むロケーション管理システム全体の価格ではありません。
カスタム開発の企画段階では、SaaS標準利用は初期0万〜60万円程度、小規模カスタムは100万〜300万円程度、中規模WMS・API連携は300万〜1,000万円程度、大規模なRFID・基幹連携は1,000万〜3,000万円以上が一つの目安です。これらは在庫管理・WMS・IoTシステムの一般的な構成から推定した概算で、ロケーション管理システム単体の公的な平均価格ではありません。機器、移行、教育、保守を含めた同一条件のRFPで比較してください。
なお、物流会社や取引先とデータを連携する場合は、項目名やコード体系を会社ごとに作り込むのではなく、国土交通省が2025年2月にver.3.00へ改訂した「物流情報標準ガイドライン」も確認します(出典: 国土交通省「物流情報標準ガイドラインをver3.00に改訂しました」、2025年)。データの所有権、返却形式、API仕様書、ソースコードや設定情報の引き渡し、障害時の連絡体制も契約書に明記すると、将来のベンダー変更に備えられます。
ロケーション管理システムについてよくある質問

ロケーション管理システムを初めて検討する場合、在庫管理との違い、費用、導入規模、従業員の位置情報に関する扱いが疑問になりやすいです。ここでは、発注前に確認しておきたい質問へ直接回答します。
ロケーション管理と在庫管理の違いは何ですか?
在庫管理は商品や資材の数量、金額、入出庫、ロット・期限などを管理する仕組みで、ロケーション管理はその在庫がどの場所にあるかを管理する仕組みです。実務では、数量だけでなく「何を・どこに・いくつ・いつ・誰が移動したか」を一体で記録するため、WMSや在庫管理システムの機能として提供されることが多いです。
ロケーション管理システムは1拠点から導入できますか?
1拠点から導入できます。最初から複数倉庫やRFIDまで広げるのではなく、代表的な1ゾーンでバーコードやQRコードを使い、入荷、格納、ピッキング、棚卸しを通してKPIを測るMVPが進めやすいです。zaicoの公式料金ページでも、14日間の無料試用や初期設定・データ移行の支援が案内されていますが、サービスごとにユーザー数、拠点数、連携、サポートの条件が違うため、自社データで試す必要があります。
従業員や車両の位置情報を管理するときの注意点は何ですか?
位置情報を従業員IDと結び付ける場合は、利用目的、取得する時間帯、閲覧できる役職、保存期間、第三者提供、評価への利用範囲を明確にします。目的を「安全確認」や「配送状況の把握」として導入したのに、無制限に人事評価へ転用すると、現場の反発や法務上の問題につながるおそれがあります。匿名化、最小権限、監査ログ、削除手順を要件に入れ、個別の法的判断が必要な場合は専門家へ確認してください。
まとめ

ロケーション管理システムの会社を選ぶときは、倉庫内の棚番・在庫を管理するのか、フォークリフトやRFIDで位置を自動取得するのか、車両・作業員の屋外位置を管理するのかを最初に分けます。そのうえで、株式会社ripla、株式会社日立システムズ、株式会社日立産機システム、三菱電機デジタルイノベーション株式会社、ロジザード株式会社、ニューランドジャパン株式会社のように、異なる得意領域を持つ会社へ同じRFPを提示してください。
同じシナリオで比較しPoCまで進めます
比較時は、同じ商品マスタと棚番、同じ入荷・格納・出庫・棚卸しのシナリオで、操作数、処理時間、誤読、通信断からの復旧を確認します。見積もりでは、初期費用、月額、機器、データ移行、連携、教育、保守を分け、標準機能と追加開発の境界を明確にしてください。
費用よりも現場定着とデータ連携を重視します
最安の会社を選ぶだけでは、現場が使わず、Excelへ戻り、在庫データが分断される可能性があります。1拠点のMVPから始め、棚卸し時間、ピッキング時間、誤出荷率、在庫差異率などのKPIで効果を確認し、必要に応じて複数拠点、RFID、自動配置、基幹連携へ広げる進め方が安全です。
▼全体ガイドの記事
・ロケーション管理システム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
