遺失物管理システムの開発会社選びでは、年間の拾得件数・拠点数・警察提出・問い合わせ対応まで一つの業務フローとして設計できる会社を選ぶことが重要です。紙台帳やExcelの置き換えだけでは、保管場所の移動、本人確認、返還、期限管理まで含めた現場の負担を減らしきれません。
本記事では、株式会社riplaを最初に、遺失物管理の専用サービスや導入実績を公式情報で確認できる5社をあわせた計6社を紹介します。交通・多拠点向け、専用台帳と警察届出を重視する施設向け、AIによる登録や問い合わせ自動化を進めたい企業向けに分けて、特徴、実績、料金の公開状況、問い合わせ時の確認事項を整理します。
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遺失物管理システムのパートナー選びはなぜ重要ですか?

パートナー選びが重要な理由は、遺失物管理が単なるデータ入力ではなく、拾得、登録、保管、照会、本人確認、返還、配送、警察提出、期限切れ処理まで連続する業務だからです。登録画面だけを便利にしても、問い合わせ窓口が別台帳を参照していたり、保管場所の移動履歴が残らなかったりすると、現場の確認作業はなくなりません。
施設の規模より業務フローとの適合を優先します
同じ遺失物管理でも、駅や空港のように拠点を横断して検索する業務と、ホテルや商業施設のように館内で拾得物を受け付けて配送する業務では、必要な機能が異なります。年間拾得数、拠点数、登録担当者、問い合わせチャネル、画像の有無、警察への提出方法を先に整理し、自社の流れを理解したうえで提案できる会社を選ぶと、不要な機能や追加開発を抑えやすくなります。
発注前に費用と運用責任の境界を確認します
遺失物管理では、初期構築費だけでなく、画像の保存容量、拠点追加、問い合わせ代行、LINEやメール連携、データ移行、端末、教育、保守の費用が発生します。さらに、個人情報を含む問い合わせ履歴や本人確認情報を扱うため、誰がどの情報を閲覧できるか、操作ログをどの期間残すか、解約時にデータと画像をどの形式で返却・削除するかまで契約前に確認することが大切です。
株式会社ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaに相談する強みは、製品の機能に業務を無理に合わせるのではなく、現場と管理部門の流れを整理してから必要な仕組みを設計できる点です。拾得物の登録項目、写真の撮影、保管棚の割り当て、問い合わせ受付、候補照合、返還・配送、警察提出、保管期限の通知を一つの業務フローとして可視化し、MUSTとWANTを切り分けて段階導入できます。
得意領域・実績
既存の顧客管理、会員、予約、配車、ホテルPMS、コールセンターなどを残しながら、遺失物の情報を連携したい企業に向いています。拠点ごとの権限、問い合わせ窓口だけが検索できる画面、返還時の二重確認、監査ログ、画像の保管先、CSV・API連携などを要件に合わせて設計できます。導入を相談する際は、拾得件数と拠点数だけでなく、現場が使う端末、現在の台帳、警察提出書類、データ移行の対象、導入後の改善体制を共有すると、実現性の高い提案を受けやすくなります。
株式会社find|多拠点の検索と問い合わせ体験を一体化

株式会社findは、鉄道、空港、商業施設、タクシーなどの落とし物業務を対象に「落とし物クラウドfind」を提供しています。拾得物を登録するfind scan、情報を一元管理するfind search、利用者からの問い合わせを受けるfind chatを組み合わせ、現場の登録から検索、問い合わせまでをクラウドでつなげるサービスです。
特徴と強み
公式サイトでは、フリーワード検索、AIを活用した登録支援、LINEでの問い合わせ代行、多言語対応、拠点横断の管理、警察提出用の一覧などが案内されています。専用アプリやソフトウェアをダウンロードせずに使える構成で、現場で撮影した画像を含めて登録しやすい点が、駅や施設をまたいで情報を共有したい企業に適しています。AIの候補を返還判断に直結させず、本人確認と担当者の承認を残す運用が必要です。
得意領域・実績
大規模な交通事業者や、顧客がLINEなどから自分で問い合わせできる体験を重視する企業に向いています。株式会社findの公式料金ページでは、スタンダードプランが月額20万円から、初期利用料が月額の2か月分、つまり40万円からと案内されています。年間の拾得数で料金が変わり、専用の遺失物切符は1枚4円とされているため、2026年時点の公開価格を基準にしつつ、自社の件数、問い合わせ代行時間、個別連携を含めた見積もりを依頼する必要があります(出典:株式会社find「落とし物クラウドfind」、2026年確認)。
株式会社JR東日本情報システム|交通事業者向けのMONODOKO

株式会社JR東日本情報システムは、遺失物管理システム「MONODOKO」を提供しています。登録、フリーワード検索、画像付きの結果表示、警察への提出書や届出データ、電磁的記録媒体提出票の作成までを支援するクラウドサービスで、鉄道やバスなど交通機関の業務を意識した製品です。
特徴と強み
MONODOKOは、拾得者の情報や届出日時、物件の分類や特徴を入力し、画像とフリーワードで探せる構成です。役割に応じたユーザー設定により、問い合わせ窓口は検索、管理窓口は登録や届出など、担当範囲を分けて運用できます。法令に沿った書類作成を支援する機能が製品に含まれているため、警察提出の作業を手書きや別ファイルから移行したい場合に候補になります。
得意領域・実績
JRバス関東の導入事例では、16拠点で保管する忘れ物情報を画像付きで共有し、問い合わせへの回答時間を大幅に削減したと紹介されています。入力ルールのマニュアルを作成し、デモ環境で操作に慣れる期間を設けた点も、システム導入は製品選びだけでなく現場教育が重要だと示す事例です(出典:株式会社JR東日本情報システム「JRバス関東株式会社様導入事例」)。多拠点の交通業務、書類作成、問い合わせ窓口をまとめたい企業は、拠点追加費用と個別帳票の範囲を確認してください。
株式会社ナニワ計算センター|専用機能を絞って導入しやすいFindManager

株式会社ナニワ計算センターは、拾得物・遺失物管理に特化した「FindManager」を提供しています。拾得物の登録・検索、問い合わせとの照合、返還、保管場所の移動、警察届出、絵符印刷、管理資料の出力など、専用台帳で必要になりやすい機能を一通り扱えるサービスです。
特徴と強み
総合的な顧客管理システムを大規模に作り込むより、遺失物業務の標準手順を早く整えたい施設に向いています。警察提出に必要な情報や物件の状態、保管場所の移動履歴を専用項目で持てるため、担当者ごとに入力内容がばらつく問題を抑えやすくなります。複数施設で使う場合は、拠点別の権限、共通マスター、画像の保存容量、データの横断検索が標準で含まれるかを確認します。
得意領域・実績
同社は2026年5月の公式発表で、FindManagerの最新バージョンと製品サイトのリニューアルを案内し、警察の新しい遺失物システムへの対応を掲げています。提出書類をデータベースから自動作成できることは、制度や提出方式の変更に追随したい企業にとって確認しやすいポイントです(出典:株式会社ナニワ計算センター公式発表、2026年)。料金は公開情報だけで自社条件を判断せず、年間件数、利用者数、拠点数、帳票、導入支援を分けた見積もりを依頼してください。
株式会社オーイーシー|画像AIで登録と探索を効率化するpickture

株式会社オーイーシーは、AI・クラウド・画像解析を組み合わせた遺失物管理システム「pickture」を提供しています。落とし物を撮影するとAIが品名や分類区分を判別し、探索依頼と拾得物の情報を照合できるため、入力担当者による表現のばらつきや、似た物品を目視で探す負担の軽減を目指せます。
特徴と強み
picktureは、写真からタグや分類を登録する仕組み、自然言語処理や形態素解析を使ったフリーワード検索、探索依頼とのマッチング、全事務所の拾得状況や引取予定を把握するダッシュボードを案内しています。AIを使うこと自体を目的にするのではなく、登録、検索、返還候補の確認という現場の時間がかかる工程にAIを配置している点が特徴です。
得意領域・実績
登録品質をそろえたい施設、複数事務所の状況をダッシュボードで管理したい企業、訪日外国人への返送まで含めて考えたい施設に向いています。オーイーシーは2025年から2026年にかけて、海外配送サービス「ワスラック」との連携も公表しており、海外配送を含む返還業務を検討する際の確認材料になります。導入時は、AIが判別した分類の修正方法、誤判定の履歴、画像の保存先、海外配送へ渡す情報の範囲を確認してください(出典:株式会社オーイーシー「picktureとワスラックのサービス連携」)。
株式会社ティファナ・ドットコム|AIによる登録・問い合わせ対応を支援

株式会社ティファナ・ドットコムは、AIさくらさんシリーズの一つとして「落とし物管理さくらさん」を提供しています。落とし物の写真から特徴を読み取って登録し、問い合わせの一次対応、多拠点の状況管理、返却・郵送手続き、警察提出書類の作成までを支援するサービスです。AI接客やチャットの導入経験を、遺失物の顧客対応に広げたい企業に適しています。
特徴と強み
公式サイトでは、保管期間の自動管理、写真撮影による物品登録、AIによる問い合わせ対応、拠点をまたいだ一元管理、窓口や郵送による返却が紹介されています。2023年には、利用者との対話によって遺失物を検索する技術に関する特許も登録されています。問い合わせの多い施設で、スタッフが電話やWebフォームに対応し続ける負担を抑えたい場合に検討しやすい会社です。
得意領域・実績
2025年6月には、さいたまスーパーアリーナが「落とし物管理さくらさん」を導入し、AIによる登録、警察届出書類の自動出力、チャットによる問い合わせ対応を始めると発表しています。導入効果として紹介されている登録時間や問い合わせ件数の削減値は同社の利用実績に基づくため、他社と単純比較するのではなく、自社の現在の電話件数、登録時間、警察提出件数を計測してから試算することが大切です(出典:株式会社さいたまアリーナ「落とし物管理さくらさん導入」、2025年)。AIを使う場合でも、最終的な本人確認と返還承認は担当者が行う設計にしてください。
遺失物管理システムのパートナー選びで確認すべきポイント

6社を比較するときは、知名度やAIの有無だけで順位をつけるのではなく、自社の拾得件数、拠点、業務ルール、問い合わせチャネルに合うかを確認します。既製サービスで早く始めるのか、標準機能を設定して使うのか、既存システムと深く連携して個別開発するのかを決めると、各社の見積もりを同じ条件で比べやすくなります。
実績は件数ではなく業務条件まで確認します
導入実績を見るときは、単に「導入社数が多い」と判断せず、業種、年間拾得数、拠点数、利用者数、問い合わせ方法、返還方法が自社と近いかを確認します。たとえば、16拠点のバス事業者と1館のホテルでは、必要な保管場所の設計や権限、データ連携が違います。可能であれば、同じ業界の画面デモ、導入前後の業務フロー、現場教育の方法、障害時の対応実績を提示してもらいます。
技術・セキュリティ・法令対応を一つの要件にします
必要な機能は、拾得物の登録、写真、カテゴリ、特徴、保管場所、移動履歴、遺失届との照合、返還、配送、警察提出、保管期限、操作ログ、権限管理です。AI画像検索や自然言語検索を採用する場合も、候補の根拠を確認できること、誤判定を訂正できること、AIの結果を返還確定に使わないことを要件に含めます。施設内で拾った物は24時間以内に管理者へ届け出ないと拾得者としての権利を失う場合があり、警察庁は拾得物について3か月以内に遺失者が判明しない場合の扱いも案内しています(出典:警察庁「施設内で拾った場合」)。期限をアラートと状態遷移に組み込めるか確認してください。
見積もりと導入後の支援範囲を分けて比較します
公開料金のあるクラウドサービスを除き、遺失物管理の個別開発費は、画面数、データ移行、画像容量、拠点数、帳票、外部連携、セキュリティ要件で大きく変わります。目安として、1拠点の標準クラウドは初期20万〜100万円、月額3万〜20万円程度、複数拠点で画像・帳票・移行を含む場合は初期50万〜300万円、月額10万〜50万円程度が想定されます。個別開発は300万〜700万円程度から、多拠点の基幹連携を含めると700万〜1,800万円以上になる場合がありますが、これらは公開価格ではなく要件から整理した目安です。
見積書では、要件定義、UI設計、開発、テスト、データ移行、画像保存、API連携、警察提出用帳票、端末、教育、マニュアル、保守、バックアップ、脆弱性診断を分けて記載してもらいます。初期費用が安くても、拠点追加や問い合わせ代行、解約時のデータ返却に費用がかかることがあるため、3年程度の総額と運用担当者の工数で比較すると判断を誤りにくくなります。
遺失物管理システムについてよくある質問

ここでは、開発会社へ相談する前に確認しておきたい質問に回答します。料金だけでなく、導入期間、既存データ、AIの扱い、警察提出や個人情報の管理まで確認すると、自社に合わない提案を早い段階で見分けられます。
遺失物管理システムの導入費用はいくらですか?
標準クラウドの初期費用は数十万円から、月額は数万円から数十万円が目安ですが、料金は拾得件数、拠点数、画像容量、問い合わせ代行の有無で変わります。個別開発では、要件定義、移行、連携、教育、保守を含めて数百万円から検討するケースが多いため、初期費用だけでなく3年間の総額で比較してください。
遺失物管理でAIを使うと誤返還が起きませんか?
AIは写真から品名や色を推定したり、自然な問い合わせ文から候補を検索したりする補助機能として使うと効果的です。ただし、AIの候補だけで本人確認や返還を確定せず、担当者の承認、照合条件、操作ログ、訂正履歴を残す設計にしてください。
紙台帳やExcelのデータは移行できますか?
移行できるかどうかは、現在のデータ形式、項目の揺れ、画像の有無、保存期間によって決まります。過去データをすべて移すのではなく、未返還物や保管中の物件、問い合わせ中の案件などMUSTの範囲を先に移し、古い履歴は参照用にCSVやPDFで保管する方法もあります。移行前の名寄せ、重複除去、個人情報の削除方針を見積もりに含めてください。
個人情報を扱う遺失物管理システムの安全対策は何が必要ですか?
氏名、連絡先、住所、本人確認に関する情報を扱う可能性があるため、役割別のアクセス制御、利用者の識別・認証、不正アクセス対策、通信・保存時の暗号化、操作ログ、退職者アカウントの無効化、バックアップ、委託先の監督を確認します。個人情報保護委員会のガイドラインでも、担当者と個人情報データベースの範囲を限定するアクセス制御が技術的安全管理措置として示されています(出典:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」)。
まとめ|業務条件に合う遺失物管理システム会社を選びましょう

遺失物管理システムの会社選びでは、AIや検索機能の多さだけでなく、拾得から返還・警察提出までの業務を現場で継続できるかを確認することが大切です。株式会社riplaは業務整理から個別開発、既存システムとの連携、定着支援まで一気通貫で相談しやすく、株式会社findは顧客向け問い合わせと多拠点検索、JR東日本情報システムは交通事業者向けの登録・届出、ナニワ計算センターは専用台帳機能、オーイーシーは画像AI、ティファナ・ドットコムはAIによる登録・問い合わせ対応を重視する企業に向いています。
最初に整理する項目
相談前には、年間拾得数、拠点数、登録・問い合わせ担当者、現在の台帳、画像の有無、保管棚と移動ルール、返還・配送方法、警察提出書類、保管期限、既存システム連携、セキュリティ基準を整理します。MUSTとWANTを分けて、まず1拠点または1施設で試行し、登録時間、問い合わせ対応時間、返還率、警察提出にかかる時間、期限超過件数をKPIとして測定すると、導入効果を社内で説明しやすくなります。
比較後は同じ条件でデモと見積もりを依頼します
候補会社には同じRFPを渡し、標準機能、追加開発、外部連携、データ移行、教育、保守、障害対応、解約時のデータ返却を分けた見積もりを依頼してください。現場担当者と問い合わせ窓口の双方がデモを触り、画像登録、検索、保管場所の移動、本人確認、返還、期限管理、警察提出までを一連で確認すれば、導入後に使われない機能へ投資するリスクを抑えられます。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
