診療予約システムの開発会社・ベンダー選びは、予約画面の使いやすさだけでなく、時間帯予約と順番予約の適性、電子カルテ連携、電話・窓口予約との一元管理まで確認して決めることが重要です。自院の診療科や患者層に合う会社を選べるかどうかが、導入後の定着と業務改善を左右します。
本記事では、株式会社riplaを最初に、診療予約に対応する実在の5社を含む6社を比較します。完成済みのSaaSを導入しやすい会社、LINEや集患に強い会社、電子カルテ連携や電話受付に実績がある会社など、選び方の違いが分かるように整理します。公開料金や公式の導入事例も紹介しますが、最終的な費用と対応範囲は診療科、患者数、既存システム、拠点数によって変わるため、同じ条件で見積もりを取得してください。
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・診療予約システム開発の完全ガイド
診療予約システムのパートナー選びが重要な理由

診療予約システムは、患者が予約を取るだけのカレンダーではありません。予約枠、医師、診療室、検査機器、問診、受付、呼出し、来院状況を同じ業務フローで扱うため、設計を誤ると電話予約とWeb予約の二重管理や、受付スタッフの手入力が残ります。まずは何を改善したいのかを決め、その課題に合うパートナーを選ぶことが大切です。
予約数を増やすだけでは成果にならないためです
導入効果は、Web予約件数だけで判断しないことが重要です。電話対応時間、受付での入力時間、平均待ち時間、無断キャンセル率、予約枠の稼働率などを導入前に測っておくと、導入後の成果を客観的に比較できます。例えば、株式会社ボットロジーの公式導入事例には、電話対応時間を月66時間削減し、診療時間外の予約が6割になった事例が掲載されています。ただし、これは特定の医療機関の事例であり、自院にも同じ効果が出るとは限らないため、患者数や導入機能を確認して参考にします。
発注前に運用と責任分界を確認する必要があるためです
診療予約では、予約枠の設定を誰が行うのか、障害時に電話受付へ切り替えられるのか、患者データを解約後にどの形式で返却してもらえるのかを契約前に確認します。医療情報を扱うため、権限管理、多要素認証、暗号化、操作ログ、バックアップ、復旧訓練、委託先の管理も質問事項に含めます。厚生労働省は2026年6月に「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」第7.0版を公開しているため、ベンダーの対応方針と自院の運用を照らし合わせることが必要です(出典: 厚生労働省、医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第7.0版、2026年)。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
診療予約システムを新しく導入するときは、既製品をそのまま使うか、標準機能を拡張するか、独自システムを開発するかを最初に整理します。riplaは、業務の棚卸しや要件整理から相談し、予約方式、受付フロー、既存システムとの連携、導入後の定着までを一つの計画にまとめたい場合の相談先です。製品ありきで進めるのではなく、現場の課題から必要な機能を優先順位付けしやすい点が強みです。
得意領域・実績
riplaは、複数の業務をまたぐシステムの設計や、業務に合わせた柔軟な導入を重視する企業に向いています。例えば、予約情報を受付や顧客管理と結び付けたい、既存の業務システムを活かしながら新しい予約画面を追加したい、導入後に運用を見直したいといった要望です。診療予約に特化した完成済みSaaSの料金や対応カルテが決まっているわけではないため、相談時には診療科、医師数、1日の患者数、予約枠、電子カルテ名、電話予約の有無を伝え、標準製品・カスタマイズ・スクラッチのどれが適切かを比較してください。
GMOリザーブプラス株式会社|料金プランと電子カルテ連携を比較しやすい

GMOリザーブプラス株式会社は、「メディカル革命 byGMO」を提供する医療予約システムのベンダーです。公式料金ページでは、特定の予約だけをWeb化するプランと、院内全体の予約を管理するプランが分かれており、導入範囲を段階的に検討しやすい構成になっています。
特徴と強み
公式サイトに掲載されているDXスタータープランは初期費用0円、月額1,980円で、予約1件あたり100円の従量料金が設定されています。院内全体向けのスタンダードプランは初期費用30万円以上、月額2万円以上で、60機種以上の電子カルテ連携実績が案内されています(出典: GMOリザーブプラス公式料金ページ、2026年8月確認)。限定的なWeb予約から始めたい場合と、受付業務全体を効率化したい場合で、費用と機能を分けて考えられる点が特徴です。
得意領域・実績
まずは特定の診療や初診だけでネット予約を試したい医院、電子カルテ連携を前提に院内の予約管理を整えたい医院に向いています。LINE予約、Web問診、オンラインマップ集患などの機能も掲載されています。一方、従量課金の対象となる予約、訪問レクチャーの回数、連携するカルテの機種、オプション費用は契約前に確認します。公開価格だけで月額を判断せず、3年間の予約件数と連携費用を含めた総額を計算してください。
株式会社メディカルフォレスト|予約方式と公開料金が分かりやすい

株式会社メディカルフォレストは、診療予約システム「診療予約2025」を提供しています。順番待ち、時間帯予約、両方を組み合わせた複合予約に対応し、受付や待ち時間表示、Web問診、電子カルテ連携などをまとめて検討できます。診療科ごとに予約の運用が異なる医院では、予約方式をどのように設計できるかが確認ポイントです。
特徴と強み
公式の料金ページでは、順番待ち版と時間帯予約版が月額1万円、複合版が月額1万5,000円と案内されています。マルチライセンス、電子カルテ連携、Web問診連携、問診システム、機器・初期設定などの追加料金も掲載されているため、基本料金とオプションを分けて見積もりやすい製品です(出典: 株式会社メディカルフォレスト「診療予約2025 価格・機能」、2026年8月確認)。導入事例では整形外科や小児科などの活用例が紹介されており、自院に近い診療科の運用を確認できます。
得意領域・実績
時間帯予約を基本にしたい医院、順番予約だけでは待ち時間が読みにくい医院、診療科や検査に応じて予約方法を変えたい医院に向いています。公開料金から、単一拠点のクラウド導入は初期費用0円から月額1万円台が一つの目安になりますが、カルテ連携や機器、初期設定を加えると金額は変わります。導入事例の効果は診療科、患者数、導入前の電話受付量で異なるため、事例の数字だけでなく条件も聞いてください。
株式会社ボットロジー|LINEを起点に予約と集患を改善

株式会社ボットロジーは、LINE診療予約システム「Nest診療」を提供しています。患者が使い慣れたLINEから予約できる導線をつくり、順番予約、問診、ワクチン予約、電子カルテ連携、Googleで予約などを組み合わせられる点が特徴です。公式の導入事例一覧では、診療科や規模、利用機能ごとに事例を確認できます。
特徴と強み
LINEを入口にすることで、予約ページのURLを探す手間を減らし、再診患者への案内やリマインドにつなげやすくなります。電話対応を減らしたい医院だけでなく、診療時間外の予約を増やしたい医院、Google検索から新患予約までの導線を整えたい医院にも適しています。もっとも、LINE公式アカウントの運用、メッセージ配信、患者同意、アカウント連携の設定は別途確認が必要です。
得意領域・実績
公式事例には、2025年3月掲載の「電話対応時間を66時間削減」「診療時間外の予約が6割」というケースがあります(出典: Nest診療公式導入事例、2026年8月確認)。自院で比較するときは、電話件数、時間外予約の割合、LINE登録率、無断キャンセル率を導入前から記録します。LINEをあまり使わない患者や高齢者には電話・窓口・職員による代理予約を残せるか、電子カルテ連携の対応機種と追加費用はいくらかを確認してください。
株式会社HERO innovation|予約を含む医療DX全体を検討しやすい

株式会社HERO innovationは、医療機関向けのサービス群を展開し、予約システム「MEDISMA予約」を提供しています。予約だけでなく、Web問診、AIクラーク、レジなどと組み合わせ、集患から受付、診療、会計までの流れを見直したい場合に比較しやすい会社です。
特徴と強み
MEDISMA予約の公式情報では、電子カルテに登録した患者情報を予約システムへ連携する頭書き連携と、予約システムで行った来院処理を電子カルテへ反映するチェックイン連携が案内されています。新患情報や来院状況の二重入力を減らしたい医院にとって、予約単体の機能だけでなく、前後の業務まで見渡せることが利点です。問診やホームページとの連携を含め、患者が予約後に問診へ進みやすい導線を作れます。
得意領域・実績
新規開業でホームページ、予約、問診、診療効率化をまとめて設計したい医院や、既存の予約システムを起点に医療DXを広げたい医院に向いています。電子カルテ連携は機種や院内ネットワーク、運用によって方法が変わるため、公式の連携内容を確認したうえで、利用中のカルテ名と受付フローを伝えてください。料金は公開情報だけで一律に判断せず、予約だけの導入、問診とのセット、複数製品の連携で見積もりを分けると比較しやすくなります。
株式会社アイアコス|電話・窓口・Web予約を一元管理しやすい

株式会社アイアコスは、クラウド型自動受付・診療予約システム「テルミーアイ」を提供しています。Web予約、電話音声自動予約、窓口受付を一元管理し、順番予約や時間予約、待ち時間表示、Web問診、LINE連携を組み合わせられます。Web予約だけでは置き換えにくい電話中心の医院で、既存の受付方法を残しながら業務を整理したい場合の候補です。
特徴と強み
公式サイトでは、30年の開発・販売実績を掲げ、電子カルテやレセコンとの連携方式としてファイル・API連携や端末同居を案内しています。掲載されている連携実績には、複数の電子カルテ・レセコンメーカーやORCA連動型が含まれますが、連携可能なデータやタイミングは機種によって異なります(出典: 株式会社アイアコス「テルミーアイ 電子カルテ連携」、2026年8月確認)。対応表に自院の機種がない場合も相談できると案内されています。
得意領域・実績
高齢の患者が多く、職員による予約代行や電話受付を残したい医院、順番受付と待ち時間表示を重視する医院に向いています。電子カルテ連携は、メーカー側で別途連携ソフトやスタッフ対応が必要になる場合があるため、テルミーアイ側の費用だけでなく、カルテメーカーや保守会社の費用・作業日程も見積もりに含めます。連携の成否は製品名ではなく、受付情報、完了情報、患者属性のどこまでが自動で渡るかで判断してください。
診療予約システムのパートナー選びで確認するポイント

6社の特徴は、単純な順位ではなく、相談したい課題によって異なります。SaaSの公開料金だけを比べるのではなく、自院の予約ルールと既存業務を同じ条件で説明し、導入後にどのKPIを改善するかまで提案してもらうと、価格と効果を比較しやすくなります。
実績と経験の確認方法
実績を見るときは、導入社数の多さだけでなく、自院に近い診療科、患者数、予約方式を確認します。小児科であれば家族の代理予約や予防接種、整形外科であればリハビリや検査枠、自由診療であればメニュー別の所要時間や決済など、必要な条件が変わります。導入事例には、導入前の課題、使った機能、効果を測った期間が書かれているかを確認し、数値がある場合も自院の条件に置き換えて考えます。
費用と3年間の総保有コストの確認
公開料金から見ると、単一拠点の一般的なSaaS導入は初期費用0〜30万円、月額1,000〜3万円程度が目安になります。電子カルテ連携、Web問診、複数端末、初期設定、訪問サポートを含めると、初期30〜60万円、月額2〜10万円程度になる可能性があります。これは各社の公開料金を整理した目安であり、市場全体の統計ではありません。独自開発については診療予約固有の一律価格が確認できないため、類似する個別業務システムからの推定として、単一拠点のカスタマイズで300万〜1,500万円、複数拠点や複数システム連携で1,000万〜3,000万円以上になる場合があります。
見積もりでは、初期費用と月額料金だけでなく、SMSやLINEの従量課金、電子カルテ側の連携費用、端末、データ移行、設定代行、研修、保守、解約時のデータ出力まで含めます。例えば月額料金が安くても、予約件数が増えると従量課金が大きくなる場合があります。3年間の利用料と導入費を合算し、電話対応時間や入力作業の削減額と比較すると、経営判断に使いやすくなります。
技術力とセキュリティの確認
患者情報を扱うため、通信と保存データの暗号化、管理者とスタッフの権限分離、多要素認証、操作ログ、バックアップ、障害時の復旧目標を確認します。クラウドサービスの場合は、データの保管場所、再委託先、サポート担当者のアクセス、解約後のデータ削除と返却も質問します。経済産業省の「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」第2.0版(2025年3月改定)も、ベンダーとの責任分界を確認する際の参考になります(出典: 経済産業省、2025年)。
AIによるキャンセル予測や予約需要予測を追加する場合は、職員が結果を確認して修正・停止できる仕組み、学習利用の範囲、患者への説明、誤判定時の対応を確認します。機能の多さではなく、現場が安全に使い続けられることを基準に評価してください。
診療予約システムに関するよくある質問

診療予約システムは、導入前に予約方式、連携範囲、費用、患者層への対応を具体化しておくと失敗しにくくなります。ここでは、開発会社やベンダーに相談する前に多く寄せられる疑問へ回答します。
診療予約システムの費用相場はいくらですか?
公開料金のあるSaaSでは、初期費用0円から30万円程度、月額1,000円台から3万円程度が一つの目安です。電子カルテ連携、問診、SMS、データ移行、訪問設定を加えると費用は上がるため、必要なオプションを含む3年間の総額で比較してください。独自開発は要件の幅が大きく、個別見積もりになります。
電子カルテやレセコンと連携できますか?
多くの製品が連携に対応していますが、対応機種、連携方式、連携できるデータ、追加費用はベンダーごとに異なります。相談時に電子カルテとレセコンの正式な製品名・バージョン、院内ネットワークの制約を伝え、患者登録、来院処理、予約変更、キャンセルがどこまで自動化されるかを確認してください。
高齢の患者が多くても導入できますか?
導入できますが、Web予約だけに切り替えないことが重要です。電話・窓口受付、職員による代理予約、見やすい画面、予約確認の方法を残し、患者が使える入口を複数用意します。導入前に一部の診療科や時間帯で試し、患者からの問い合わせ内容とスタッフの処理時間を確認してから全体へ広げると、現場の混乱を抑えやすくなります。
導入や開発にはどのくらいの期間がかかりますか?
SaaSの初期設定と運用設計なら2〜8週間、既存製品への連携やデータ移行を含む導入なら1〜3か月程度が目安です。単一拠点向けのカスタマイズは3〜6か月、複数拠点や複数システム連携を含む独自開発は6〜12か月以上になる可能性があります。これは要件や連携先の仕様で変わるため、テストと並行稼働の期間を含めてスケジュールを組みます。
まとめ

診療予約システムのおすすめ会社は、料金の安さだけで決まりません。時間帯予約・順番予約・複合予約のどれが自院に合うか、電話や窓口の予約を同じ台帳で管理できるか、電子カルテや問診と連携できるか、導入後に効果を測れるかを確認して選びます。
6社の比較結果を自院の課題に当てはめる
株式会社riplaは、業務整理から開発・定着まで一気通貫で相談したい場合の候補です。GMOリザーブプラス株式会社は公開料金の異なる段階的なプラン、株式会社メディカルフォレストは予約方式と料金の分かりやすさ、株式会社ボットロジーはLINEを起点にした予約と集患、株式会社HERO innovationは予約を含む医療DX全体、株式会社アイアコスは電話・窓口・Web受付と電子カルテ連携を重視する場合に比較しやすい会社です。優劣ではなく、自院の課題に最も近い相談先を2〜3社に絞ります。
相見積もりで伝える情報をそろえる
相見積もりでは、診療科、医師数、1日の患者数、時間帯予約か順番予約か、診療メニューと所要時間、電話予約の割合、電子カルテ・レセコンの製品名、Web問診やLINEの利用希望、必要なKPIを同じ資料で渡します。導入後に電話対応時間、平均待ち時間、無断キャンセル率、Web予約率を測定し、1診療科または1拠点で試行してから全体へ広げると、費用だけでは見えない定着しやすさまで比較できます。
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・診療予約システム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
