自治体向け子育て支援システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

自治体向け子育て支援システムの会社選びは、基幹業務、施設との給付・実績管理、住民向け申請・相談のどこを任せるかで比べ方が変わります。比べる観点は次の5つです。

  • 自社の業務範囲と現場の運用を整理し、必要な機能を比べる
  • 支援範囲と対象業務への適合性
  • 候補サービスの機能と、現場での使いやすさの比較
  • 既存の設備・データとの連携方法を確かめる
  • 導入後の定着支援と運用条件の事前確認

ここでは、株式会社riplaを最初に、自治体向け子育て支援システムに関わる実在企業を計6社紹介します。

標準準拠の総合行政基盤に強い会社、自治体独自の利用調整を扱う会社、施設給付や児童手当、相談・周辺業務に強い会社の3つに分けて整理し、2026年時点の動向、費用の考え方、発注前に確認したい質問まで解説します。

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・自治体向け子育て支援システム開発の完全ガイド

自治体向け子育て支援システムのパートナー選びが重要な理由

自治体向け子育て支援システムの導入を検討する担当者

導入後の業務効率、住民サービス、制度改正への対応力は、パートナー選びで大きく左右されます。

自治体向け子育て支援システムは、申請を受け付ける画面だけではありません。認定、利用調整、給付を支える基盤になります。さらに、徴収、通知、帳票、監査までの一連の業務も支えます。

3つの業務レイヤーで分けた比較

対象範囲は、大きく3つに分けると比べやすくなります。1つ目は、教育・保育給付認定や利用調整、保育料を中心に扱う自治体の基幹業務です。施設管理、給付費、帳票なども、この基幹業務の範囲に入ります。

2つ目は、制度検索、プッシュ通知、空き情報、電子申請、申請状況照会などを提供する住民向けのフロントです。3つ目は、こども家庭センターの相談受付、アセスメント、サポートプラン、ケース記録、施設の実績報告などを扱う現場・相談支援です。

1社ですべての機能を持つ必要はありません。基幹は標準パッケージ、住民向けサービスはAPI連携、相談支援は専門モジュールという組み合わせも現実的です。一方で、どの情報をどのシステムの正本にするかを決めずに複数社を導入すると、二重入力や、どこまでを誰が受け持つかの曖昧さが残ります。

標準仕様と既存システムの連携

こども家庭庁は2026年1月30日に、子ども・子育て支援システム標準仕様書の第2.0版を公開しました。機能要件、帳票要件、帳票印字項目、帳票レイアウトを示しています(出典:こども家庭庁「標準仕様書(子ども・子育て支援)」、2026年)。仕様書には、自治体独自の選考基準や、きょうだいの同時入所・同一施設入所などを考慮した利用調整の要件も含まれます。

機能要件の出典は、こども家庭庁「子ども・子育て支援システム_機能要件(第2.0版)」、2026年です。

こうした仕様をふまえると、RFPでは「標準対応済み」という一言だけで判断せず、標準機能、標準オプション、自治体独自開発の差分を分けて提示してもらいます。住民記録や税、児童手当、福祉、電子申請、施設側の業務システムとの連携方式、年度更新や制度改正の費用をどこまで含むかを、書面で確認することが大切です。

ポイント

業務のどこまでを一社に任せ、どこを他社の製品とつなぐかを先に決めます。その線引きがあると、会社ごとの提案を同じ基準で比べやすくなります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる会社です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を生かし、ビジネスの成果とシステムの定着支援に強みがあります。

営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築と導入の実績があります。企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制も整えています。

特徴と強み

自治体向け子育て支援システムでは、既製パッケージを選ぶだけでは解決しにくい業務の差が生じます。そのため、自治体独自の利用調整基準や減免、給付の仕組みを整理し、必要な範囲から業務とシステムを設計したい場合は、riplaのような伴走型の開発会社が相談先になります。整理の対象には、帳票、庁内の承認フロー、施設や相談員の権限も含まれます。

企画段階では現行の業務を洗い出し、要件定義ではデータ項目と、どこまでを誰が受け持つかを決めます。開発段階では画面、API、権限を設計し、導入段階では研修と定着支援まで一つの計画にまとめられます。

標準パッケージを中心にしつつ、住民向けポータル、施設向け申請、相談記録、分析画面などを追加する構成も検討できます。

得意領域・相談に向く自治体

標準仕様に合わせつつ自治体独自の業務を残したい自治体、複数の既存システムをつなぎたい自治体、住民・施設・職員の利用体験を一体で見直したい自治体に向いています。特定製品の機能を比べるだけでなく、業務フローやデータ連携の設計から相談したい場合にも候補になります。

問い合わせ時には、対象人口と施設数、現在の基幹システムを伝えます。あわせて、申請件数や必要な帳票、標準化の期限も知らせます。さらに、自治体独自の利用調整基準と予算上限も伝えます。

完成品ベンダーと比べるときは、riplaに依頼する個別開発の範囲と、パッケージ側に任せる範囲を分けて見積もってください。

株式会社アイネス|WebRingsで自治体の基幹業務を広く支援

株式会社アイネスの自治体向け基幹システム

株式会社アイネスは、地方公共団体向けのウェブ型総合行政情報システム「WebRings」を提供している会社です。

公式サイトでは、子育て福祉の領域に子ども・子育て支援、医療、手当などを、健康支援の領域に母子保健や予防接種などを掲げています。子育て関連業務を庁内の行政基盤とつなげたい自治体にとって、比較しやすい会社です。

特徴と強み

WebRingsの特徴は、子ども・子育て支援だけを単独で導入するのではなく、自治体の複数の業務をまとめて検討しやすい点です。アイネスは公式ニュースで、WebRingsの福祉総合システムを標準化対応し、ガバメントクラウドへの対応を強化する方針を示しています。出典は、株式会社アイネス「WebRingsの標準化対応とガバメントクラウドへ対応強化」、2023年です。

自治体の情報政策部門と業務主管課が共同で刷新を進める場合は、共通基盤とネットワークを起点に確認できます。さらに、運用監視やバックアップ、障害時の連絡体制まで確認の範囲に含められます。

基幹システムの標準化では、画面の使いやすさだけでなく、データ連携と運用の継続性を評価することが大切です。

得意領域・向いている自治体

複数の福祉・子育て業務をまとめて標準化したい自治体、既存の庁内基盤との連携を重視する自治体、ガバメントクラウドを含めて大規模な移行計画を立てたい自治体に向いています。

公式サイトでは、WebRingsに販売開始から20年以上の実績があると説明されています(出典:株式会社アイネス「WebRings」、2026年8月確認)。

比較するときは、子ども・子育て支援の標準仕様第2.0版への適合範囲と、自治体独自の利用調整を確かめます。あわせて、帳票やデータ移行、他社システムとの接続方式も見ておきます。大規模案件では、業務ごとの切り替え時期と、年度途中に障害が起きた場合の代替運用も提案書に含めてもらいます。

ポイント

複数の福祉・子育て業務を庁内の基盤と一体で刷新したい自治体は、WebRingsの対象範囲と移行計画を比べる候補になります。標準化対応の範囲は、提案書で必ず確かめてください。

株式会社日本システムブレーンズ|こあらDXによる認定・給付業務の管理

日本システムブレーンズの子ども・子育て支援システム

株式会社日本システムブレーンズは、自治体向けの「どうぶつDXシリーズ」を展開し、子ども・子育て支援システム「こあらDX」を提供しています。

公式サイトでは、「こあら」と「ひつじ」を統合した製品として、子育てのための施設等利用給付、実費徴収に係る補足給付事業、自治体独自の制度をまとめて管理できると説明されています。

特徴と強み

こあらDXは、制度ごとに分散しやすい業務をまとめて扱いたい場合に比べやすい製品です。対象は、教育・保育給付認定、利用調整、施設等利用給付、実費徴収に関する補足給付、自治体独自制度などです。制度の対象者や認定状態、施設、支給と徴収の情報を一つの業務フローで管理できるかを確かめると、現行のExcelや個別台帳との違いを把握しやすくなります。

日本システムブレーンズは、公式サイトで自治体の業務とシステムを一体的に構築する方針を示しています。AWSセレクトティアパートナーであることも案内されています。ただし、実際の導入では、利用するクラウド、LGWAN接続、バックアップ、サポート窓口に加えて、標準仕様の版更新に伴う改修費も確認する必要があります。

得意領域・向いている自治体

認定・給付・徴収を一つの製品群で整理したい自治体、施設等利用給付や独自制度の管理が複雑な自治体、児童手当など周辺の手当業務も含めて比較したい自治体に向いています。特に、担当課ごとに異なる台帳や申請書を統合したい場合は、業務デモを実データに近いシナリオで実施することがおすすめです。

問い合わせでは、自治体独自制度の登録上限や、きょうだい・転園・広域入所の扱い、住民税情報との連携を質問します。加えて、施設への通知と帳票変更の手順も尋ねます。そのうえで、標準機能で対応できる部分と、個別設定や追加開発になる部分を分けて説明してもらうことが、導入後の予算差異を抑えるポイントになります。

株式会社ピーズカンパニー|さくら3で自治体独自の利用調整に対応

ピーズカンパニーの子ども・子育て支援システム

株式会社ピーズカンパニーは、自治体向けの子ども・子育て支援システム「さくら3」を提供しています。

公式サイトでは、世帯台帳や認定、入所を扱うシステムとして紹介されています。加えて、利用調整や徴収、給付、施設・マスタの管理も扱うと説明されています。保育所や認定こども園の入所業務を中心に、自治体の運用に合わせたい場合の候補になります。

特徴と強み

さくら3の大きな比較ポイントは、自治体独自の選考基準を扱えることです。公式サイトでは、きょうだい同時入所や同園などを考慮して利用調整を行う機能を説明しています(出典:株式会社ピーズカンパニー「サービス」、2026年8月確認)。

自治体ごとに指数、優先順位、例外処理が異なるため、実際の選考ルールを使ったデモで確認する価値があります。また、利用調整の自動化は担当者の負担軽減につながる一方で、判定結果を説明できることも重要です。

どの指数や優先条件が適用されたか、職員が修正した場合に誰がいつ変更したかを要件に含めます。さらに、申請者への通知と監査用ログをどう残すかも決めておくと、安全に運用しやすくなります。

得意領域・向いている自治体

保育所の利用調整と入所申請、保育料、施設給付を一つの業務フローで見直したい自治体、きょうだい条件や地域独自の優先順位が複雑な自治体に向いています。新制度の運用変更が多い自治体では、制度改正時の設定変更とテストを誰が担当するのかも確かめておきます。

選定時は、自治体独自の指数を何件まで登録できるかを確かめます。次に、同点時の優先処理や管外施設、転園の扱いを、シナリオで確認します。待機児童や年度切り替えの扱いも、同じシナリオで確かめておきます。

加えて、見積書と一緒に、標準仕様第2.0版への適合資料やデータ抽出形式を比べることがおすすめです。移行リハーサルや導入後の問い合わせ対応時間も、あわせて比べてください。

ポイント

同点時の優先処理や管外施設、転園などの例外を、実際の選考ルールで試せるかが判断の目安になります。利用調整の結果を職員が説明できるかも、あわせて見てください。

キッズコネクト株式会社|自治体と保育施設の給付管理をクラウドで連携

キッズコネクトの自治体・保育施設向けシステム

キッズコネクト株式会社は、自治体と教育・保育施設をクラウドでつなぐ教育・保育施設給付管理システム「キッズコネクト」を提供しています。

公式サイトでは、施設型・地域型給付や加算、補助金の対応範囲を示しています。加えて、実績報告や支弁台帳、地域子ども・子育て支援事業なども挙げられています。

自治体と施設の申請・確認・報告をオンライン化したい場合に、比べやすい会社です。

特徴と強み

施設からの申請、自治体の審査・支払い、実績報告、監査に必要な情報を、クラウド上でつなげられる点が特徴です。自治体の担当者だけでなく、保育施設の入力負担や差し戻し、問い合わせの流れまで一緒に設計する必要があります。そのため、施設側の画面や権限は、実際に確認してから判断します。

キッズコネクトの公式サイトでは、2026年1月時点で全国90以上の自治体に採択されたと案内されています(出典:キッズコネクト株式会社「給付費管理システム『キッズコネクト』の導入実績」、2026年)。

この数字は同社が公表する採択実績で、自治体全体の導入率や、基幹業務をすべて置き換えた件数を示すものではありません。そのため、対象業務は個別に確認する必要があります。

得意領域・向いている自治体

保育施設への給付・補助金・実績報告をオンライン化したい自治体、施設とのメールや紙のやり取りを減らしたい自治体、基幹システムと施設業務の間にある周辺業務を整えたい自治体に向いています。既存の認定・利用調整システムと併用する場合は、施設情報や支給情報の連携方法を見ておきます。

選定時は、LGWAN側の自治体環境とインターネット側の施設環境をどう接続するかを確かめます。あわせて、施設のアカウント管理や個人情報の保存場所、操作ログを見ておきます。また、障害時の受付方法も確認します。

ISO/IEC 27001・27017・27018などの認証を掲げている場合でも、自治体の委託先管理やアクセス権限の運用まで具体化することが大切です。

ポイント

施設への申請・確認・報告をオンライン化したいなら、施設側の画面と権限を実際に触って確かめることが判断の出発点です。採択実績は、基幹業務全体の実績とは分けて考えます。

株式会社さくらケーシーエス|相談・学童・周辺業務を段階的に支援

さくらケーシーエスの自治体向け子育て支援ソリューション

株式会社さくらケーシーエスは、自治体向け周辺業務パッケージ「Sossian」や子育て支援関連ソリューションを提供する企業です。

公式サイトでは、こども育成支援総合相談や学童保育、給食費管理などを構成できると案内しています。さらに、住民記録や学齢簿、児童手当などとの連携、LGWAN-ASPや自庁導入も案内しています。

基幹の周辺業務や相談支援から、段階的に整えたい自治体にとって比べやすい会社です。

特徴と強み

こども家庭センターや相談窓口では、相談を受け付けたあと、アセスメントと支援方針を定めます。関係機関との連携やケース記録も、継続して扱う必要があります。

Sossianのように、相談や学童、給食費などの周辺業務を組み合わせられる製品は、基幹システムをすぐに全面刷新できない自治体でも、優先度の高い業務から導入を検討しやすい点が特徴です。

相談支援の情報は、子どもや家庭の機微な情報を含みます。そのため、職種や所属、ケースの関係性に応じた最小権限を、機能説明だけでなく運用手順として確認する必要があります。閲覧・変更・印刷のログや、支援措置対象者の秘匿、委託先のアクセス管理、保存期間と削除手順も、同じ見方で確かめます。

得意領域・向いている自治体

こども家庭センターの相談業務、学童保育、給食費など、基幹システムの外側にある業務を整理したい自治体に向いています。LGWAN-ASPと自庁導入のどちらを選ぶかを比べられるので、既存のネットワークや運用要員、災害対策、予算の持ち方に合わせて検討できます。

選定時は、ケース記録の検索範囲と、相談員と管理職の権限を確認します。さらに、他機関への情報共有や匿名化した統計、相談記録の移行、退職者のアカウント停止も見ておきます。

相談支援だけを先に導入する場合でも、将来の基幹業務や住民向けサービスとデータ連携できる余地を残しておくことが大切です。

自治体向け子育て支援システムのパートナー選びのポイント

自治体向け子育て支援システムの比較検討

6社は、機能数の順位ではなく、得意な業務レイヤーと導入方法が異なる候補として紹介しました。

RFPでは、自治体の課題を機能一覧に置き換えるだけでなく、業務シナリオで提案を比べます。業務シナリオは、申請から認定、施設利用までの流れを起点にします。そのうえで、給付・徴収、通知、監査、相談支援までを一つの流れで通して作ります。

業務の近さで見る実績と経験

実績は自治体数だけでなく、人口規模や施設数、対象業務が近いかを確認します。既存ベンダーや標準化の版、導入時期、移行量も見ておきます。キッズコネクトのように特定の製品領域で公表される採択数は参考になりますが、基幹業務全体の刷新実績とは分けて評価する必要があります。

デモでは、通常の申請だけでなく、例外的な場面も試してもらうと確かめやすくなります。きょうだい同時入所や転園、広域入所、年度途中の認定変更などが対象です。所得情報の訂正や給付の返還、支援措置対象者、施設からの差し戻しも、同じデモで確認します。

実際の担当者が業務を再現し、操作回数と例外時の判断を記録すると、カタログだけでは分からない差が見えます。

技術力・セキュリティ・連携方式の評価

技術面では、標準データやAPI、CSVの扱い、団体内統合宛名を確認し、認証ではRBACやMFA、通信・保存時の暗号化も見ておきます。操作・閲覧・帳票出力のログや、バックアップ、災害復旧も確かめます。さらに、脆弱性対応、アクセシビリティ、データエクスポートも確認します。

デジタル庁によると、子育て支援制度レジストリは、国・自治体の制度情報を集約・構造化し、アプリ事業者がAPIで取得できる仕組みです。2025年11月にはアプリ事業者へのAPI連携が開始され、2026年3月時点では主に未就学児向けの124種類の制度類型が対象とされています(出典:デジタル庁「子育て支援制度レジストリ」、2026年)。

マイナポータル申請管理や子育て支援制度レジストリと連携する場合は、登録情報の更新者と反映タイミングも決めます。住民向けの情報発信を計画するなら、制度情報の登録や更新を自治体側の運用に組み込める会社を選びます。

移行・保守・プロジェクト管理体制

費用の検討の目安は、標準準拠パッケージの設定・小規模移行で500万〜1,500万円程度、中規模自治体の基幹刷新で1,000万〜3,000万円程度、住民向けポータルやアプリで500万〜2,000万円程度です。これらは人口や施設数、連携、移行量、個別開発で変わる推定の幅で、全国共通の定価や市場平均ではありません。公開されている契約額を見ても、金額には差があります。

東京都北区の標準化関連業務は1,427万8,000円で、習志野市の子ども・子育て支援システムのデータ抽出プログラム作成業務は1,669万5,250円です。堺市の標準化移行データ抽出等業務は352万8,800円です(出典:東京都北区・習志野市・堺市の2025年度公表契約資料、2025年)。

移行業務は対象範囲やデータ量で金額が変わるため、初期費用だけで優劣を決めないことが大切です。見積書は、要件定義から並行稼働までの工程と、月額・年額利用料を分けて示します。制度改正対応や保守、追加施設、契約終了時のデータ返却も、それぞれ別に書いてもらいます。担当者の役割、会議体、課題管理、品質判定、稼働判定、障害時の連絡先を提案書に明記すると、導入後の受け持ちが明確になります。

ポイント

機能の多さより、自治体の業務シナリオを通して提案を比べられるかで判断します。例外処理や障害時の代替運用をデモで試すと、担当課が納得できる会社を選びやすくなります。

自治体向け子育て支援システムについてよくある質問(FAQ)

自治体向け子育て支援システムのよくある質問

会社の選び方は、基幹業務、施設業務、住民サービス、相談支援のどこまでを対象にするかで変わります。発注前に質問されることの多い内容を、下の見出しごとに取り上げます。

自治体向け子育て支援システムは開発会社とパッケージベンダーのどちらに頼むべきですか?

標準的な認定・利用調整・給付を早く導入したい場合は、実績のあるパッケージベンダーが向いています。

既存システムとの複雑な連携や自治体独自の業務を含め、住民向け画面や相談支援も組み合わせたい場合は、要件整理から個別開発まで支援できる会社も含めて比べます。

実際には、標準パッケージと開発会社を組み合わせる構成も選択肢になります。

自治体向け子育て支援システムの費用相場はいくらですか?

小規模な設定・移行は500万〜1,500万円程度、中規模の基幹刷新は1,000万〜3,000万円程度が、検討の目安の一つになります。

住民向けポータルや相談・ケース管理、複数の外部連携が加わる場合や、フルスクラッチ開発を含む場合は、3,000万円を超えることもあります。

公開契約額や推定レンジは案件の条件で変わるため、移行や研修、保守、制度改正対応を含めた3〜5年の総保有コストで比べます。

標準仕様第2.0版に対応していれば十分ですか?

標準仕様への適合は、判断材料の一つです。そのうえで、自治体独自の利用調整や帳票、データ移行も確認する必要があります。住民記録・税・児童手当・福祉との連携、操作権限、制度改正時の保守も、あわせて見ておきます。

標準機能と追加開発の差分、適合する版、今後の更新費用を、提案書に明記してもらいます。

データ移行で特に確認すべきことは何ですか?

移行の対象は、台帳の項目や世帯・児童・保護者・きょうだいの関係です。所得や住所、在籍、認定履歴を含めて、どのデータを移行するかを決めます。給付・徴収、添付書類、帳票履歴も、移行の対象に含めるかを確かめます。

データ抽出やクレンジング、変換、件数照合を計画に含めます。そのうえで、機微情報の扱いや移行リハーサル、旧システムの参照期間、契約終了時の返却形式まで計画に入れることが重要です。

まとめ|業務レイヤーと標準仕様の差分で見る6社の比較

自治体向け子育て支援システムの導入を進めるチーム

自治体向け子育て支援システムは、基幹業務、施設給付、住民向け情報、相談・周辺業務をどこまで含めるかで、必要な会社と費用が変わります。

株式会社riplaは、要件整理から開発・定着支援まで相談できる候補です。

アイネスは総合行政基盤、日本システムブレーンズは認定・給付、ピーズカンパニーは利用調整に強みがあります。キッズコネクトは施設給付、さくらケーシーエスは相談・周辺業務に強みがあります。そのため、得意領域を分けて比べることが大切です。

発注前に6社へ同じ条件で聞く質問項目

問い合わせでは、6社に同じ質問票で確認します。質問の中心は、対象業務と標準仕様第2.0版への適合範囲、自治体独自機能、既存システムとの連携です。加えて、移行・研修や保守・制度改正、セキュリティ、データ返却も聞きます。

通常の申請だけでなく、例外処理と障害時の代替運用もデモで試します。次に、担当課と情報政策課が納得できる提案を選びます。

3〜5年の運用まで含めた導入効果の判断

初期費用の安さだけで決めると、制度改正や追加施設、データ移行、保守、職員研修で、想定外の費用が発生しやすくなります。

導入後に測る指標を先に決め、そのうえでパートナーを選ぶことをおすすめします。指標には、住民の申請や情報の到達率、職員の審査時間や二重入力、施設からの差し戻し、相談記録の安全性などが挙げられます。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。