OMS開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

OMS開発の依頼先は、EC・通販の受注業務と外部システム連携を理解している会社を選ぶのが基本です。比べる観点は、チャネル数、物流や決済との接続、規模に応じた各社の強みです。

  • OMS開発パートナー選びの重要性
  • 株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
  • 株式会社オーダーマネジメントソリューションズ|OMS専門開発の豊富な実績
  • EC基幹システム株式会社|EC事業者向けOMS構築の専門会社
  • 株式会社デジタルコマース|スモールスタートから大規模まで対応

OMS開発には、EC・通販の受注管理業務の知識やマルチチャネル対応の設計など、幅広い専門スキルが求められます。パートナーの選定を誤ると、機能不足や連携不備、現場に定着しないといった失敗につながりかねません。

選定の重要ポイントを解説したうえで、おすすめの開発会社6社の特徴や強み、向いている企業を整理します。最適なパートナーは事業規模やチャネル数によって異なります。さらに、予算やスケジュールも踏まえて、複数社に問い合わせて比べてから決めてください。

OMS開発の全体像は、次の記事で確認できます。

OMS開発パートナー選びの重要性

OMS開発パートナーの選定で確認する4つの観点を、チェックカードで示した図解。
業務理解・チャネル対応・システム連携・拡張性を並べて確認できます。

OMS開発パートナーの選定では、いくつかの観点を組み合わせて評価することが大切です。

まず見たいのは、EC・通販業務への理解度です。

OMSは、EC・通販ビジネスの受注処理から出荷・配送・返品・キャンセルまでをカバーする業務システムです。そのため、業務フローへの理解が浅いと、現場で使えないシステムになりがちです。

次に確かめたいのは、マルチチャネル対応の設計実績です。自社ECサイトやAmazon、楽天市場など複数チャネルの受注を統合管理するには、高い技術力が必要です。実績のあるパートナーを選ぶことは、リスクを減らすことにつながります。

続いて挙げられるのは、外部システムとの連携の実績です。WMSや物流会社API、決済システムなどとの連携は複雑になりやすく、実績豊富なパートナーが欠かせません。

基幹システム(ERP)との連携についても、事前に確かめておきたい点です。

最後に見たいのは、スケーラビリティへの対応です。セールや繁忙期に注文が急増しても耐えられるシステム設計の経験も、評価したい点です。これらの観点を踏まえ、おすすめの開発会社6社を紹介します。

ポイント

EC・通販業務の理解、マルチチャネル対応の実績、外部システム連携の実績を組み合わせて見ると、候補の差が分かりやすくなります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる会社です。

同社は、EC・通販業務の受注管理DXに豊富な知見を持ち、マルチチャネル受注の一元管理から外部システム連携まで対応しています。

基幹システムや倉庫管理システムとのAPI連携実績も豊富です。そのため、連携要件が複雑なOMS開発プロジェクトにも対応できる体制が整っています。

特徴と強み

riplaの最大の強みは、IT事業会社での実務経験を持つメンバーがコンサルタントとエンジニアを兼務している点です。そのため、業務要件の整理から設計・実装まで一体的に対応できます。

OMS開発では、受注チャネルの複雑さや在庫・出荷との連携設計、セール時のピーク対応など、業務固有の課題が多くあります。だからこそ、ビジネス理解と技術力の両方が求められます。

riplaはEC事業者や通販企業の業務プロセスを熟知しており、単なる機能開発にとどまらず「業務効率化につながるシステム設計」を提案できます。

  • 開発手法:アジャイル開発を採用しており、短サイクルでのリリースと優先度調整が可能です。
  • サポート体制:開発後の運用・保守や継続的な改善を支える体制も整えており、長期的なパートナーとして付き合えます。

対応技術と実績

OMS開発では、言語やクラウド基盤から受注取込、外部システム連携、データベースや負荷対応まで、幅広い技術が関わります。riplaは、これらの領域での対応技術と実績を持っています。受注取込では、Amazonや楽天、Yahoo!などの大手ECモールとのAPI連携で実績があります。

  • 言語・インフラ:Node.js、Python、Go、Javaなどに対応し、AWS・GCPを中心にDockerやCI/CDの整備まで一気通貫で開発できます。
  • 受注取込・配送業者:ECモールAPIの連携と、配送会社(ヤマト・佐川・日本郵便)の追跡番号連携に対応しています。
  • 外部システム:WMS(倉庫管理システム)との在庫・出荷データ連携、クレジットカード・後払い・コンビニ決済とのAPI連携に対応しています。
  • データベース:PostgreSQLとMySQLを中心に対応し、大量の受注データを効率よく処理しながら、検索性能を高める設計もできます。
  • 急増時の負荷対応:セールやキャンペーン時の受注急増に備えるオートスケーリング設計の経験も豊富です。

向いている企業

「複数の受注チャネルを一元管理したいが、要件がまだ固まっていない」という企業や、「既存の基幹システム・WMSとOMSを連携させたいが、技術的な壁を感じている」という企業に向いています。

EC事業の拡大に伴って受注管理が複雑になってきたD2C企業や通販企業にも、業務プロセスの分析から設計・開発まで伴走できる点が強みです。

「以前導入したOMSが使いにくく、現場に定着しなかった」という課題を持つ企業の再構築・リプレース支援にも実績があります。そのほか、スモールスタートから段階的に機能を拡張したい企業にも対応できます。

ポイント

業務理解から設計・実装まで一社で担えるかが、比べるときの目安です。連携要件が複雑な場合は、基幹システムやWMSとのAPI連携の実績も確かめておくとよいでしょう。

株式会社オーダーマネジメントソリューションズ|OMS専門開発の豊富な実績

株式会社オーダーマネジメントソリューションズは、OMS開発を専門とする開発会社です。

同社は、数多くのEC・通販企業のシステム構築を手がけてきた実績があります。

受注管理業務の深い知識と豊富な開発テンプレートを活用して、高品質なOMSを効率よく構築できる体制が整っています。

食品、アパレル、化粧品など、健康食品を含む多様な業種のEC企業への対応実績があります。特に、業種固有の受注管理フロー(定期購入・頒布会・セット商品等)への対応力が強みです。

特徴と強み

OMS専門会社ならではの開発テンプレートと業務ノウハウを活かした開発アプローチが、最大の強みです。定期購入やサブスクリプション管理、バックオーダー処理など、EC特有の複雑な受注管理フローへの対応力に定評があります。

このほか、複数倉庫管理やギフト対応にも対応できます。また、EC-CUBEやShopify等のECプラットフォームとシームレスに連携する開発経験も豊富です。

向いている企業

定期購入・頒布会・サブスクリプション型のEC事業を運営する企業に向いています。また、複数倉庫やセット商品、特殊な配送条件などを抱える複雑な受注管理フローの通販企業にも合っています。

OMS専門会社の業務知識と開発テンプレートを活かして、効率よく開発を進めたい企業に特におすすめです。

ポイント

定期購入や頒布会など、業種特有の受注フローを抱えているなら、OMS専門の業務知識と開発テンプレートが候補を比べる際の目安になります。

EC基幹システム株式会社|EC事業者向けOMS構築の専門会社

EC基幹システム株式会社は、EC事業者の基幹システム構築と受注管理システム開発を専門とする会社です。ECサイトの構築から受注・在庫・配送・顧客管理までを一つにまとめた基幹システムの設計・開発で、豊富な実績があります。

特に、自社ECサイトとOMSを一体で設計・開発するアプローチに強みがあります。ECシステム全体を見据えたOMS構築も可能です。

特徴と強み

ECサイトの構築・運用経験を持つエンジニアが多く在籍しています。そのため、フロントのECサイトとバックエンドのOMS・在庫管理システムを一気通貫で設計できる点が強みです。

顧客情報や注文データ、在庫データの整合性を保ちながら、EC事業の成長に合わせたシステム設計を提案します。さらに、Shopify・Magento等のECプラットフォームとのカスタム連携開発経験も豊富です。

向いている企業

自社ECサイトのリプレースと同時にOMSも整えたい企業や、ECサイトとバックオフィスシステムを一体で開発・刷新したい企業に向いています。

ECサイトと受注管理を同じベンダーに任せ、システム間の責任範囲を明確にしたい場合にも適しています。

株式会社コマースシステムズ|マルチチャネル対応OMSに強み

株式会社コマースシステムズは、マルチチャネル対応のOMS開発に特化した専門会社です。

Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなど多数のチャネルの受注を一元管理するシステムを設計・開発しており、その実績は国内トップクラスです。PayPayモールやQoo10のほか、自社ECサイトや店舗POSを含む多様なチャネルにも対応しています。

チャネル別の受注フォーマット変換や重複受注の検知、在庫配分ロジックなど、マルチチャネル特有の複雑な処理設計を得意としています。

特徴と強み

多数のECモールやプラットフォームとのAPI連携実績があり、新しいチャネルにも素早く対応できる連携アダプターの開発体制が整っています。

在庫の一元管理やチャネル別の在庫配分、販売可能数の自動更新など、マルチチャネル販売における在庫管理の複雑さを解決するシステム設計に強みがあります。さらに、受注取込や受注確認メールの送信、ステータス更新の連携を自動で行う設計にも実績があります。

向いている企業

Amazonや楽天、Yahoo!など5チャネル以上で販売しており、受注管理をチャネルごとに別々に行っていることに課題を感じているEC企業に向いています。チャネル拡大に伴う受注管理の複雑化を解決し、一元管理の体制を構築したい企業に適しています。

ポイント

Amazonや楽天など5チャネル以上で販売し、受注をチャネルごとに分けて管理している企業は、受注の一元管理の実績を重視して比べるとよいでしょう。

オムニチャネルテック株式会社|大手流通・通販企業の導入実績多数

オムニチャネルテック株式会社は、大手流通企業や通販企業向けのOMS構築で豊富な実績を持つ会社です。

月間数十万件規模の大量受注処理や、複雑な物流ネットワークとの連携、複数ブランドをまたぐ統合受注管理など、エンタープライズ規模のOMS開発で設計・実装力に定評があります。

プロジェクト管理の体制も整っており、大規模・長期プロジェクトの品質管理や進捗管理にも強みがあります。

特徴と強み

大手流通・通販企業での大規模OMS開発の実績が多く、高可用性や高パフォーマンスが求められる設計への対応力に優れています。

複数の物流拠点から最適に出荷を割り当てるロジックや、返品・交換フローの複雑な処理設計を手がけています。さらに、ERP(SAP等)との連携開発など、エンタープライズ固有の要件への対応実績も豊富です。

ISO認証を取得した品質管理プロセスに基づく開発体制で、品質・セキュリティ要件の厳しいプロジェクトにも対応できます。

向いている企業

月間受注件数が数万件以上の大規模通販企業や、複数ブランド・複数物流拠点を持つ流通・小売企業に向いています。SAP等のERP連携を含む大規模OMSの再構築プロジェクトを抱える企業にも合います。

厳格な品質管理やセキュリティ要件が求められるエンタープライズ案件に、特に適しています。

株式会社デジタルコマース|スモールスタートから大規模まで対応

株式会社デジタルコマースは、スモールスタートから大規模まで幅広い規模のOMS開発に対応できる開発会社です。

「まず最小限の機能でOMS化を実現し、事業成長に合わせて機能を拡張していく」という、スケーラブルな開発アプローチを採用しています。初期投資を抑えながら段階的にシステムを進化させたい企業に支持されています。

小規模EC事業者から年商100億円規模の通販企業まで、幅広いクライアントの実績があります。

特徴と強み

段階的な機能拡張を前提にしたシステム設計が得意です。初期フェーズで構築したシステムを作り直すことなく、大規模対応まで拡張できる設計を提供します。

また、モジュール型のシステム設計を採用しています。必要な機能から優先して実装し、段階的に機能を追加していく開発スタイルが特徴です。

コスト効率の高い開発アプローチと丁寧なサポートにより、EC事業の成長段階に合わせた伴走型の開発パートナーとして付き合えます。

向いている企業

「まずはExcelやCSV管理から脱却してOMS化したい」という小規模EC事業者から、「現在のシステムを段階的にスケールアップしたい」という成長企業まで、幅広く対応します。

初期予算を抑えつつ、将来の拡張性も確保したOMS構築を希望する企業に、特に適しています。

ポイント

まずはExcelやCSVの管理からOMS化したい場合や、初期予算を抑えて段階的に機能を広げたい場合は、スモールスタートへの対応力が比べる目安になります。

まとめ

OMS開発でおすすめの開発会社・ベンダー6社を紹介しました。各社の特徴を並べると、riplaはコンサルから開発、EC連携まで一気通貫で支援できる点が強みです。

オーダーマネジメントソリューションズはOMS専門の業務知識と豊富なテンプレート、EC基幹システムはEC事業者向けの統合開発力に特徴があります。コマースシステムズはマルチチャネル受注の一元管理、オムニチャネルテックは大手流通・通販向けの大規模開発に強みがあります。デジタルコマースは、スモールスタートから大規模まで対応する柔軟性が持ち味です。

最適なOMS開発パートナーは、自社のEC事業規模やチャネル数、連携システムの複雑さによって異なります。さらに、予算やスケジュールも選定の条件になります。

この記事を参考に、気になる会社へ問い合わせてみてください。そのうえで、提案内容や開発実績、担当者のEC業務への理解度などを総合的に評価し、最終的に決めるのがおすすめです。

OMS開発は、長期的な運用や改善が続くシステムです。そのため、技術力だけでなく、長期サポートの可否や信頼性も重視してパートナーを選ぶ必要があります。

受発注管理Box|SaaSでは合わない受発注業務を早く・合理的にシステム化

受発注業務のシステム化の検討

「メール・FAX・Excelでの注文管理」「受注・発注・在庫の二重入力」「独自商流でSaaSが合わない」——そんな課題は、受注・発注・在庫・出荷・請求を一元化する受発注管理Boxで解決できます。SaaSとフルスクラッチの“ちょうどいい中間”を、短期間・低コストで導入できます。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。