オンラインストレージ開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

オンラインストレージの開発会社・ベンダー選びは、月額料金の安さだけでなく、既存ファイルの移行、権限管理、社外共有、業務システム連携まで含めて比較することが成功の近道です。

本記事では、オンラインストレージの導入・開発を検討する企業向けに、株式会社riplaを最初に、実在する5社を加えた計6社を紹介します。製品を提供するベンダーと、導入設計・移行・運用を支援する会社の違いを整理し、2026年8月時点で確認できる料金や機能、発注前の質問まで解説します。

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オンラインストレージのパートナー選びが重要な理由

オンラインストレージのパートナー選びを検討する担当者

オンラインストレージは、ファイルを保存する場所を変えるだけの取り組みではありません。部署ごとのフォルダ構成、退職者のアカウント停止、社外共有リンクの期限、操作ログ、バックアップ、既存の認証基盤まで設計して初めて、安全に使えるコンテンツ管理基盤になります。

製品ベンダーと導入支援会社は役割が異なります

BoxやFileforce、コワークストレージなどの製品ベンダーは、保存・共有・検索・権限・監査といった標準機能を提供します。Microsoft 365のように、メールやチャット、Officeアプリと一体で使える基盤もあります。一方で、既存のファイルサーバーをどの順番で移行するか、誰にどの権限を付与するか、kintoneやSFAとどう連携するかは、契約後に自社またはSIerが設計する範囲になりやすいです。

月額料金ではなくTCOと運用ルールで比較します

初期費用0円のサービスでも、データの棚卸し、重複ファイルの整理、SSO設定、差分移行、ユーザー教育、運用規程の作成には工数がかかります。特に社外共有を多用する企業では、共有リンクの有効期限やダウンロード制限を決めないまま導入すると、便利になった分だけ情報漏えいの経路が増えるおそれがあります。料金、機密度、ユーザー数、容量の4軸に加えて、移行後の管理担当者が運用できるかまで確認することが大切です。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

オンラインストレージの導入では、サービスを契約する前の業務整理が成否を左右します。riplaは、現場のファイル共有や承認の流れを確認し、MUSTとWANTを分けながら、標準SaaSを活用する部分と独自開発する部分を整理できます。保存、検索、共有を既製サービスに任せ、顧客ポータルや申請・承認、基幹システム連携など業務固有の部分に開発を絞る提案も可能です。

得意領域・相談時に確認したいこと

既存のファイルサーバー、NAS、個人管理のクラウドが混在している企業や、オンラインストレージを営業・顧客・生産・販売管理の業務とつなげたい企業に向いています。相談時は、対象データの容量と種類、利用者数、社外共有先、既存のID基盤、移行希望日、復元目標を伝えると、導入支援と追加開発を分けた見積もりを作りやすくなります。特定製品ありきではなく、業務成果から選択肢を検討したい場合に適したパートナーです。

Box Japan|社内外のコンテンツを一元管理したい企業向け

Boxのコンテンツ管理とファイル共有

Box Japanは、オンラインストレージを保存先にとどめず、企業コンテンツの管理基盤として提供するベンダーです。法人向けプランでは、社内外のコラボレーション、管理コンソール、電子サイン、アプリ連携などを組み合わせられます。公式の企業情報では、Boxのサービスは97,000社が利用し、フォーチュン500企業の68%が顧客とされています(出典: Box Japan公式企業情報、2026年8月確認)。

特徴と強み

大容量の設計データや契約書を部署横断で扱い、取引先や顧客とも安全に共有したい企業に向いています。BoxはMicrosoftやGoogle、Slackなどとの連携を掲げており、ファイルを各業務アプリに分散させず、Boxをコンテンツの基点にする運用を設計しやすい点が強みです。共有期限、招待ユーザー、ダウンロード可否、操作ログを管理ポリシーに組み込むことで、メール添付やパスワード付きZIPに依存する業務から移行しやすくなります。

導入前に確認したい費用と実績

料金はプラン、契約年数、ユーザー数、追加のガバナンス機能、API利用量によって変わるため、公開価格だけで比較しないことが重要です。ファイルサーバーの移行では、不要データの判定、フォルダ構成、権限継承、外部共有の棚卸しを先に決めます。1ファイルの容量上限、保存場所の選択、ログ保持期間、AI機能が参照できる範囲も、RFPに明記して回答を求めると安心です。

日本マイクロソフト|Microsoft 365と一体で使える基盤

Microsoft 365のOneDriveとSharePoint

日本マイクロソフトのMicrosoft 365は、個人の作業領域をOneDrive、チームのサイトや文書をSharePointで管理し、TeamsやOfficeアプリと連携できるクラウド基盤です。すでにMicrosoft 365を契約している企業は、別サービスを追加する前に、現在のライセンスでどこまで実現できるかを確認する価値があります。

特徴と強み

Microsoft 365 Business Basicは、確認時点で年払いなら1ユーザー月額1,049円(税別)で、1ユーザーあたり1TBのクラウドストレージ、OneDrive、SharePoint、Teams、Web版Officeなどを含みます(出典: 日本マイクロソフト公式料金ページ、2026年8月6日確認)。Entra IDを含むID管理、Microsoft Graph、Power Automateなども組み合わせられるため、ファイル共有と社内業務の自動化を同じエコシステムで進めたい企業に適しています。

導入前に確認したい設計ポイント

注意点は、OneDriveを個人領域として使うのか、SharePointのチームサイトを共有基盤にするのかを曖昧にしないことです。部署やプロジェクトごとのサイト設計、外部共有ポリシー、保持期間、退職者のアカウント停止、SharePointの容量追加を先に決めます。既存ファイルサーバーからの移行、権限変換、複雑な業務連携はライセンス料金に含まれないことがあるため、導入支援会社の作業範囲を別見積もりで確認します。

NTT東日本|小規模から始めやすいコワークストレージ

NTT東日本のコワークストレージ

NTT東日本は、法人向けオンラインストレージ「コワークストレージ」を提供しています。初期費用がかからず、ID数と容量でプランを選べるため、まずは小規模に導入して利用状況を見たい企業や、国内企業のサポート窓口を重視する企業に候補となります。すべてのプランで同じ機能を利用できる料金体系も特徴です。

料金を容量と人数から見積もりやすい点が強みです

公式料金ページでは、5ID・100GBのスタートが月額2,750円、10ID・1TBのスタンダードが月額6,600円、20ID・2TBが月額14,300円、50ID・5TBが月額39,600円です。いずれも税込で、ID追加は10IDごと月額3,300円、容量追加は1TBごと月額5,500円とされています(出典: NTT東日本「コワークストレージ」公式料金ページ、2026年8月6日確認)。小規模事業者が費用の基準を作るときに、具体的な実在価格として参照しやすいです。

導入前に確認したい支援範囲

料金が分かりやすい一方で、既存ファイルサーバーの整理や複雑な権限移行、他システムとのAPI連携が自動で完了するわけではありません。社外共有を使う部署、設計図や動画など大容量ファイルを扱う部署、保存年限が決まっている文書を扱う部署を分け、代表データで検索・共有・復元を試します。導入支援、教育、運用監視、バックアップの責任分界を契約前に確認すると、月額料金との差額を把握しやすくなります。

ファイルフォース株式会社|国産クラウドとユーザー数無制限プラン

Fileforceの法人向けクラウドストレージ

ファイルフォース株式会社のFileforceは、法人向けの国産クラウドストレージです。ID課金プランに加え、ユーザー数無制限プランを用意しており、利用者が多い企業や、社外の関係者を含めたアカウント数が増えやすい企業でも、容量と管理機能を軸に検討できます。料金ページには、初期費用0円、SSO、操作ログ、ランサムウェア対策、二要素認証、データ移行支援などが掲載されています。

特徴と強み

Fileforceの料金ページでは、Small Businessが10ID・100GBで月額9,900円(税別、年契約・年払い)、ユーザー数無制限プランは1TBで月額60,000円、4TBで108,000円、13TBで216,000円、38TBで360,000円と案内されています(出典: Fileforce公式料金ページ、2026年8月6日確認)。ID課金と容量課金のどちらが自社に合うかを、利用人数の増加見込みとともに試算できる点が特徴です。

導入前に確認したい追加費用

SSOやAD・Entra IDとの連携、権限設定、既存NASからの移行、運用管理代行は、データ量や設定内容によって追加作業になります。Fileforceの公式規約でも、初期設定やデータ移行、運用管理代行などに別途費用が発生する場合が示されています。ユーザー数無制限という言葉だけで選ばず、ログの保存期間、共有リンクの証跡、ウイルススキャン、復元手順、移行支援の対象ファイルを確認することが大切です。

日本電気(NEC)|Box導入・移行・運用を支援するSIer

NECのBox導入支援とデータ移行

日本電気(NEC)は、オンラインストレージ製品そのものを比較する候補というより、Boxの導入・移行・運用を任せたい企業が検討するSIerです。公式サイトでは、Boxの基本機能を顧客に合わせて調整し、運用ポリシーやフォルダー構成の設計を支援するほか、アカウントプロビジョニング、データ移行、エンドユーザーヘルプデスクを有償で提供すると説明しています。

特徴と強み

移行対象が多く、部署ごとの権限やアカウントを整理しながら段階的に脱ファイルサーバーを進めたい企業に向いています。NECのBoxサービスページでは、NECグループ約10万人が2019年からBoxを利用していること、プロビジョニングやデータ移行を含む導入支援を行うことが紹介されています(出典: NEC「Box」公式サービスページ、2026年8月確認)。大規模組織での運用ノウハウを、自社の移行計画やヘルプデスク設計に生かせる可能性があります。

導入前に確認したい作業分担

NECに依頼する場合は、Boxのライセンス料金と、運用ポリシー設計、フォルダー構成、データ分析、移行ツール、アカウント連携、ヘルプデスクの費用を分けて確認します。既存システムとの連携や独自ワークフローまで求めるなら、標準支援の範囲を超える開発が必要になることがあります。対象部署、移行容量、移行方式、停止できる時間、切り戻し条件をRFPに書き、同じ条件で提案を比較すると判断しやすくなります。

オンラインストレージのパートナー選びのポイント

オンラインストレージ導入の比較検討

6社を比較するときは、製品の機能表を埋めるだけでなく、自社のデータと運用を前提に評価します。標準SaaSで十分な企業と、移行設計や業務連携に支援が必要な企業では、同じサービスでも適切な発注先が変わります。

実績と経験を確認する方法

実績を見るときは、導入社数の大きさだけでなく、自社に似たデータ量、従業員数、業界規制、社外共有の有無を確認します。「導入しました」という紹介だけではなく、何TBを何か月で移行したか、移行前に何を削除したか、権限エラーをどう検出したか、稼働後の問い合わせを誰が受けるかを質問します。事例の公開が難しい場合でも、匿名化した工程表や検証項目を提示できる会社なら、提案の具体性を評価しやすいです。

技術力と専門性を評価する項目

最低限、MFAやSSO、IP制限、権限継承、共有期限、操作ログ、世代管理、復元、ウイルス・ランサムウェア対策を確認します。API連携を行う場合は、認証方式、レート制限、失敗時の再実行、ファイルとメタデータの整合性、監査ログの保存先まで確認します。AI検索や要約を使う場合は、権限を越えて結果が表示されないか、入力データが学習に使われるか、誤回答を人が確認する仕組みがあるかを要件に入れます。

プロジェクト管理体制と費用を確認する方法

既製SaaSの利用料は、確認した公式価格の例では少人数向けの月額2,750円から、容量やユーザー数無制限を含む月額6万円から36万円まで幅があります。移行やSSO連携を含む初期費用は、1TB・50人程度なら30万〜150万円、1〜20TB・50〜500人程度なら100万〜500万円が目安ですが、公的な市場統計ではなく、類似する移行・連携作業から算出した推定値です。スクラッチ開発は800万〜3,000万円、4〜9か月程度から検討することがありますが、要件と運用体制で大きく変わります。

見積書では、ライセンス、初期設定、データ棚卸し、移行、テスト、教育、API開発、保守、バックアップ、監視を分けて記載してもらいます。担当者、レビューの回数、障害時の連絡窓口、検収条件、データ所有権、契約終了時のデータ返却形式まで確認すると、安い見積もりに含まれない作業を発見できます。

よくある質問

オンラインストレージに関するよくある質問

オンラインストレージの導入では、サービスの選択だけでなく、移行やセキュリティ、契約終了時の扱いについても疑問が生じます。ここでは、発注前に特に質問されやすい内容を整理します。

オンラインストレージの導入費用はいくらですか?

既製SaaSの初期費用は0円のサービスもありますが、移行、権限整理、SSO、教育が別途必要になる場合があります。小規模な新規契約だけなら数日から1か月程度、1TB前後の移行なら30万〜150万円程度を推定の目安にできますが、正式な金額はデータ量と要件を示して見積もりを取ってください。

製品ベンダーと開発会社のどちらに相談すべきですか?

保存・共有・検索などの標準機能だけで始めるなら、製品ベンダーへの相談が適しています。ファイルサーバー移行、独自の権限、顧客向けポータル、kintoneや基幹システムとの連携、現場定着まで必要なら、riplaやNECのような導入・開発支援会社も含めて比較すると、作業の抜け漏れを防げます。

海外クラウドに機密情報を保存しても問題ありませんか?

保存の可否は、データの種類、契約、クラウド事業者が保存データを取り扱うかどうか、保存場所、社内規程によって判断します。個人情報や設計情報を扱う場合は、アクセス権、暗号化、ログ、データ所在地、外国の制度、契約終了時の返却・削除を確認し、必要に応じて法務・情報システム部門と合意してから導入してください。

まとめ

オンラインストレージの導入を成功させるポイント

オンラインストレージのパートナーは、料金の安さだけでなく、既存データを安全に移行し、権限と社外共有を運用できる状態まで整えられるかで選びます。今回紹介した6社は、riplaのように業務整理から開発まで支援する会社、Box・Microsoft・Fileforce・NTT東日本のように製品を提供するベンダー、NECのように導入・移行・運用を担うSIerという役割の違いがあります。

まずは現状データと業務要件を整理します

発注前に、ユーザー数、容量、機密データ、社外共有先、既存の認証基盤、連携先、保存年限、復元目標、予算、希望開始日を整理してください。代表部署と代表データでアップロード、検索、共有、権限変更、退職者無効化、復元、ログ確認を試し、月額料金と移行・教育・保守を含む総額で比較すると、導入後の想定外コストを抑えやすくなります。

独自開発は差別化部分に絞ることが現実的です

保存・共有・検索など標準化された機能はSaaSを活用し、独自の承認、顧客向け画面、メタデータ、既存業務システムとの連携に開発予算を使うと、費用と納期のバランスを取りやすくなります。要件整理から相談したい場合は、導入後の定着と業務成果まで見据えて、発注先に運用ルールと支援範囲を提案してもらいましょう。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。