Oracle Cloudのシステム開発を依頼するなら、OCI基盤・Oracle Database・Fusion Cloudのどこを使うのかを整理したうえで、業務要件から運用まで対応できる会社を選ぶことが重要です。単にクラウドへ移すだけではなく、データ移行、周辺システム連携、権限管理、障害対応まで含めて比較すると、自社に合うパートナーを見つけやすくなります。
本記事では、Oracle Cloudのシステム開発でおすすめの会社を、株式会社riplaを含めて6社紹介します。OCIへの移行や新規業務システムの開発、データベース運用、国内データ保持、マルチクラウドまで、各社の強みが異なるため、会社名だけでなく得意な工程と発注前に確認したい質問も整理します。
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Oracle Cloudのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

Oracle Cloudのシステム開発では、クラウド利用料よりも、既存環境の調査、業務設計、データ移行、連携テスト、運用設計に多くの工数がかかる傾向があります。OCIはコンピュート、ネットワーク、ストレージ、データベース、監視、IAMなどを組み合わせる基盤であり、Oracle Databaseや業務アプリケーションをどの層に置くかで設計と費用が変わります。
構成の違いがプロジェクトの成否を左右します
Oracle Cloudのシステムには、OCI上にWebアプリケーションとOracle Databaseを構築する方式、既存のOracle DatabaseをOCIへ移行する方式、Oracle Fusion Cloud Applicationsを利用して業務を標準化する方式があります。さらに、Cloud@CustomerやOracle Alloyのように、データの保管場所や運用主体を重視する選択肢もあります。製品を契約しただけで業務システムが完成するわけではないため、最初に「何を作るのか」「何を移すのか」「どこまで標準機能を使うのか」を定義する必要があります。
発注前に業務・データ・運用の範囲を確認します
発注前には、現行データベースの容量とバージョン、ピーク時の処理件数、同時接続数、停止できる時間、外部連携の本数、データの保管場所を整理します。加えて、24時間365日の監視が必要か、障害時に何分以内の復旧を求めるか、バックアップを何世代残すかも決めておきます。Oracleのライセンスを持ち込むBYOLか、ライセンス込みの契約にするかでも費用と責任分界が変わるため、見積書に明記してもらうことが大切です。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
業務成果から逆算して柔軟に設計できます
Oracle Cloudの導入では、OCIの機能を増やすことよりも、現場の業務が止まらず、入力や承認が定着することが重要です。riplaでは、業務フローの整理や現場ヒアリングを起点に、必要な機能を定義し、既存システムやExcel運用との境界を整理します。Oracle Databaseを使う場合でも、クラウドへ移す範囲と新たに作り直す範囲を分け、過剰なスクラッチ開発を避ける考え方ができます。
業務システムの企画から定着まで相談したい企業に向いています
営業管理、顧客管理、生産管理、販売管理など、複数部門をまたぐ業務システムでは、開発完了後の利用定着が成否を分けます。riplaは、要件定義、画面・データ設計、開発、導入支援、改善までを同じ目線で相談したい企業に向いています。問い合わせ時には、Oracle Cloud上で新規開発したい機能、既存Oracle Databaseとの連携有無、希望する稼働時期、現場で残っている手作業を伝えると、構想に合う提案を受けやすくなります。
株式会社NTTデータ|国内データ保持とソブリンクラウドに強い

NTTデータは、金融・公共・医療など高い信頼性が求められる領域でシステム構築と運用を手がける大手ITサービス企業です。公式サイトでは、Oracle Alloyを組み込んだ「OpenCanvas Type-Oracle Alloy」を案内しており、NTTデータの国内データセンターで150以上のOCIサービスを利用できるソブリンクラウドとして説明しています(出典: NTTデータ公式「OpenCanvas Type-Oracle Alloy」、2026年確認)。
国内運用やデータ主権の要件を整理しやすいです
OpenCanvas Type-Oracle Alloyは、データと運用を日本国内に限定する考え方を取り入れています。国外へのデータ移転を避けたい、金融・公共向けの統制を重視したい、クラウドの先進性と運用主体の明確さを両立したい企業では、比較候補になりやすいサービスです。ただし、国内保管の対象範囲、バックアップ先、サポート担当の所在、障害時のエスカレーションを契約前に確認する必要があります。
大規模・高信頼性の業務システムに向いています
NTTデータを比較する際は、単なるOCI環境の構築費用ではなく、業務アプリケーション、移行計画、運用監視、セキュリティ統制を含めた総額で確認します。特に、複数拠点や複数会社をまたぐ基幹システム、厳格な監査証跡が必要なシステム、停止許容時間が短いシステムでは、設計と運用の体制が重要です。見積時には、担当するOracle認定者、国内データセンターの範囲、RTO・RPO、標準サービスに含まれない作業を質問します。
日本電気株式会社(NEC)|企画から運用まで支援するハイブリッド構成

NECは、Oracleとの協業実績をもとに「NEC Cloud Service based on Oracle」を提供しています。公式サイトでは、検討、構築、運用の各フェーズにサービスを用意し、OCIの利用状況や課金状況、サービス管理、作業申請を確認できるコンシェルジュも案内しています(出典: NEC公式「NEC Cloud Service based on Oracle」、2026年確認)。
OCI・AWS・Azureを含む接続設計を相談できます
NECのクラウドHubデータセンターは、OCI、AWS、Microsoft Azureなどのパブリッククラウドと専用回線で接続する構成を案内しています。既存のオンプレミス環境を残しながらOracle DatabaseをOCIへ移す、分析処理だけ別クラウドと連携する、認証や監視を共通化する、といったハイブリッド構成を検討しやすい点が特徴です。クラウドを一つに統一できない企業では、ネットワークと責任分界を含めて相談できます。
既存環境を生かして段階移行したい企業に向いています
既存の業務システムを一度に切り替えられない企業は、データベース、連携基盤、Web画面を段階的に移行する計画が現実的です。NECに相談する際は、現在のネットワーク構成、閉域接続の有無、運用時間、障害対応の窓口、既存ミドルウェアのサポート期限を提示します。NEC Cloud Service based on Oracleの基本サービスと、別途必要になる設計・構築・移行・監視の費用を分けて見積もることがポイントです。
富士通株式会社|大規模基盤とミドルウェア連携を検討しやすい

富士通は、自治体、製造、金融、社会インフラなどの大規模システムに関する知見を持つITサービス企業です。Oracle AlloyやOCIに対応する富士通のミドルウェア製品について、対応状況を公開しており、既存の運用資産やミドルウェアとの組み合わせを確認しながら構成を検討できます(出典: 富士通公式「Oracle Alloy/OCI対応状況」、2025年12月版)。
既存ミドルウェアとの適合性を確認しやすいです
基幹系システムをOracle Cloudへ移行する場合、データベースだけでなく、帳票、ファイル転送、バックアップ、ジョブ管理、監視、認証などの周辺機能も移行対象になります。富士通の対応状況資料では、製品ごとにFujitsuクラウドサービス powered by Oracle AlloyやOCIへの対応可否を示しています。既存製品を使い続けたい企業は、移行先での動作確認、サポート契約、バージョンアップ計画を一緒に確認できます。
大規模な既存基盤を段階的に整理したい企業に向いています
富士通を比較する際は、富士通製品を使っているかどうかだけで判断せず、Oracle Databaseの移行方式、業務アプリの改修範囲、データセンターやネットワークの選択肢を確認します。大規模プロジェクトでは、要件定義から本稼働までの期間が長くなりやすいため、先行して1部門でPOCを実施し、性能、移行時間、運用負荷を測定します。見積時には、製品ライセンスとクラウド利用料、移行リハーサル、教育、保守の範囲を分けて提示してもらいます。
SCSK株式会社|OCI移行から運用・最適化までワンストップ

SCSKは、日本オラクルとの長年のパートナー関係と、多様な業界のシステム構築・運用実績をもとにOCI導入を支援しています。公式サイトでは、アセスメント、移行、構築、運用、最適化までのワンストップ支援を案内し、2025年にはOCI Top Partner Engineersの受賞者も公表しています(出典: SCSK公式「Oracle Cloud Infrastructure」、2025年確認)。
Oracle Databaseの移行とクラウド活用を一緒に進められます
Oracle DatabaseをオンプレミスからOCIへ移行する際は、現状調査、移行方式の選択、テスト環境の準備、性能検証、切り替え、切り戻し計画が必要です。SCSKは、OCI上にデータを集めるデータ活用基盤や、業務領域を踏まえたガバナンス・セキュリティも支援内容として掲げています。クラウドへ移した後に、利用状況を確認してリソースを最適化したい企業にも比較しやすい会社です。
移行後の運用やコスト最適化まで任せたい企業に向いています
OCIは、サーバーを作って終わりではなく、稼働状況、バックアップ、ログ、セキュリティ、契約内容を継続的に見直す必要があります。SCSKに相談する場合は、移行対象のOracle Databaseの台数と容量、停止可能な時間、接続する業務システム、24時間監視の必要性を伝えます。2024年に公表されたSCSKのOCI DBマイグレーションサービスについても、対象バージョン、移行ツール、作業範囲が自社環境に適合するかを個別に確認することが必要です。
TIS株式会社|Oracle Database移行と統合運用を重視

TISは、Oracle Databaseを含む企業向けシステムの構築・運用に知見を持つITサービス企業です。公式サイトでは、オンプレミスのエンタープライズシステムをOCI上のAutonomous Databaseへ移行するサービスや、OCIのトータル支援サービスを案内しています(出典: TIS公式「Oracle Autonomous Databaseマイグレーションサービス」、2026年確認)。
Autonomous Databaseへの移行を具体的に検討できます
Autonomous Databaseを選ぶ場合は、データベースの管理負担を減らせる一方、既存アプリケーションの互換性、SQLの挙動、接続方式、バックアップとリストアの手順を検証する必要があります。TISの移行サービスでは、Oracle Cloud InfrastructureとOracle Databaseに精通した担当者による移行支援を打ち出しています。移行前後の性能比較、業務停止を伴う切り替え、移行後の保守まで一体で検討したい場合に候補になります。
データベース運用・監視・マルチクラウドを重視する企業に向いています
TISのOCIトータル支援サービスでは、ミッションクリティカルシステムの運用、統合監視、セキュリティ対策、他クラウドとの接続を含めて相談しやすい点が特徴です。Oracle Exadata Cloud Serviceの移行や、Infrastructure as Codeを使った環境構築・運用機能の実装も公式情報で案内されています。見積時は、TISが担当する監視範囲、Oracleへの問い合わせとの切り分け、夜間休日の対応、改善開発の単価を確認します。
Oracle Cloudのシステム開発パートナーを選ぶポイント

6社のなかでどの会社が最適かは、企業規模や知名度だけでは決まりません。既存Oracle資産の移行を重視するのか、新しい業務アプリを作るのか、国内運用や監査対応を最優先するのかによって、必要な経験が変わります。相見積もりでは、同じ要件書を渡し、初期構築費、移行費、クラウド利用料、保守費、追加開発費を分けて比較します。
実績は会社名ではなく構成と工程まで確認します
実績を確認するときは、「Oracle Cloudの導入実績があります」という説明だけで終わらせません。OCI上の新規開発なのか、既存Oracle Databaseの移行なのか、Fusion Cloudの導入なのか、どの業界で、何人が、どの期間で担当したのかを質問します。可能であれば、現行調査、要件定義、移行リハーサル、本稼働後の運用を同じチームが担当するかも確認します。
技術力は認定資格だけでなく設計書と検証内容で評価します
Oracleの認定資格やパートナーランクは参考になりますが、それだけで自社のプロジェクトに適合するとは限りません。VCN、サブネット、IAM、MFA、WAF、ロードバランサ、データベース、バックアップ、監視、ログ、暗号鍵をどのように設計するかを確認します。さらに、ピーク時の性能試験、障害時の切り戻し、バックアップからの復旧、権限設定のレビューを提案に含める会社を選ぶと、本番後のリスクを抑えやすくなります。
プロジェクト管理と運用の責任分界を文書化します
Oracle Cloudでは、Oracle、クラウド販売会社、開発会社、ネットワーク会社、発注者のどこが何を担当するのかを決めておく必要があります。月額の運用費に含まれる監視、パッチ適用、障害一次対応、バックアップ確認、脆弱性対応、性能改善を一覧にします。初期費用の目安として、既存Oracle DatabaseのOCI移行は300万〜1,500万円、部門業務システムの新規構築は1,000万〜5,000万円程度とされますが、これらはワークロードや連携数などを置いた推定です(出典: 業務システム全般の費用整理、2026年)。各社の提案では、金額だけでなく前提条件を揃えて比較します。
よくある質問(FAQ)

Oracle Cloudのシステム開発を検討すると、費用、期間、既存データの移行、AWSやGoogle Cloudとの違いについて疑問が生じます。ここでは、発注前に特に質問されやすい内容を、判断の基準とあわせて回答します。
Oracle Cloudのシステム開発費用はいくらですか?
小規模なPOCや簡易Web業務システムなら100万〜500万円、既存Oracle DatabaseのOCI移行なら300万〜1,500万円、部門業務システムの新規構築なら1,000万〜5,000万円程度が企画時の目安です。ただし、Oracleのライセンス、データ移行、周辺連携、セキュリティ、保守の範囲で変わるため、公式価格表のクラウド利用料だけで総額を判断してはいけません。要件をそろえた相見積もりで、初期費用と月額費用を分けて確認します。
Oracle Cloudへの移行にはどのくらいかかりますか?
小規模な検証は1〜3か月、既存Oracle Databaseの移行は3〜9か月、部門業務システムの新規構築は6〜18か月程度が一つの目安です。大規模な基幹刷新や複数会社・複数拠点への展開では、段階リリースを含めて2〜4年かかる場合があります(出典: Oracle Cloud関連の業務システム費用・期間整理、2026年)。正確な期間は、データ量、連携本数、停止できる時間、業務側の受入体制、移行リハーサルの回数で決まります。
Oracle CloudとGoogle Cloudを組み合わせられますか?
組み合わせられます。Oracleは2025年6月に日本でOracle Database@Google Cloudの提供開始を発表し、Google Cloudの東京リージョンにあるデータセンター上で、OCIのOracle Exadata Database ServiceやAutonomous Databaseを利用できるようにしました(出典: Oracle Japan「Oracle Database@Google Cloud、日本で提供開始」、2025年)。GoogleのVertex AIやGeminiとOracle Database 23aiを組み合わせる構成も検討できますが、認証、ネットワーク、障害時の問い合わせ先、データ所在地を設計段階で確認する必要があります。
Oracle Cloudは国内データ保管やISMAPに対応できますか?
OCIには日本国内のリージョンや、政府・公共分野で確認すべきクラウドコンプライアンス情報があります。Oracle公式のISMAP対応情報や、利用するサービス、契約形態、データの種類を照合し、必要な統制を満たせるか個別に確認します。国内にデータを置けることだけで要件を満たすとは限らないため、バックアップ、ログ、暗号鍵、運用担当者の権限、監査証跡まで含めてパートナーに確認します。
まとめ

会社選びでは得意領域と責任分界を比較します
国内運用、既存データベースの移行、大規模基盤、新規業務アプリ、運用最適化など、優先順位を決めると候補企業を絞り込めます。提案書では、誰が設計し、誰が移行し、障害時に誰が一次対応するのかを確認します。
相談前に現行環境と希望条件を整理します
現行データベースの容量、処理量、連携本数、停止許容時間、データ所在地、希望稼働時期を一枚にまとめておくと、会社ごとの提案を同じ条件で比べられます。POCの対象業務と成功条件も決めておくと、費用だけでは見えにくい性能・運用負荷・現場定着の差を確認できます。
Oracle Cloudのシステム開発会社を選ぶときは、まずOCI基盤、Oracle Database、Fusion Cloudのどの領域を扱うのかを整理します。そのうえで、株式会社ripla、NTTデータ、NEC、富士通、SCSK、TISの得意領域を比較し、業務要件、移行方式、セキュリティ、運用体制、費用の前提条件が自社に合う会社へ相談します。
費用や期間は、クラウド利用料だけでなく、要件定義、データ移行、連携、テスト、教育、保守まで含めて考える必要があります。現行データベースの規模、ピーク処理、停止許容時間、データ所在地、連携本数、希望稼働時期をまとめてから相見積もりを取り、将来の改善やベンダー変更にも対応できる設計と納品物を確認することが大切です。
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・Oracle Cloudのシステム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
