PaaS活用でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

PaaS活用の発注先は、クラウドの技術力に加えて、事業目標・セキュリティ・長期の支援まで理解しているかで選ぶことが大切です。

国内には、AWS・Azure・GCPを扱えると案内する会社が多く、どこに依頼すべきか迷う声も聞かれます。全体像は下記の完全ガイドをご覧ください。

▼全体ガイドの記事
・PaaS活用の完全ガイド

PaaS活用パートナー選定の重要性と確認すべきポイント

PaaS活用パートナーの選定で確認する5つの観点を、中央テーマから放射状に示した図。
5項目を同じ基準にそろえると、複数社の違いを見比べやすくなります。

PaaS活用を支援する6社を選ぶときは、次の5点を確認すると比べやすくなります。

①クラウド認定資格の保有状況:AWS認定・Azure認定・GCP認定などの公式パートナー資格を持つエンジニアが複数在籍しているかどうか。

②類似業界・規模の実績:自社と同じ業界や規模の企業でのPaaS活用実績と、コスト削減率や開発速度向上などの具体的な成果を開示できるか。

③セキュリティ・コンプライアンス対応:ISO27001・SOC2などの認証に加えて、ISMS・Pマークや、金融・医療などの規制対応実績も対象になります。

④コスト透明性:見積もりの内訳が明確で隠れコストがないか、運用フェーズの費用感まで説明できるかどうか。

⑤サポート・知識移転体制:契約後のサポート窓口やSLA、ドキュメント整備・研修などの内製化支援を提供しているかも、重要な判断基準です。

複数社を同じ5点で比べると、長期的なパートナーシップを見据えた選定に役立ちます。

ポイント

資格、実績、安全性、費用、サポートを同じ基準で複数社に並べると、長く付き合える相手かどうかを見極める材料になります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫のクラウドネイティブ支援

株式会社ripla(https://ripla.jp)は、コンサルティングから開発・運用までを支援するIT事業会社です。自社DXで得た知見を活かし、クラウドネイティブ開発とPaaS活用に対応しています。

AWS・Azure・GCPの3大クラウドに対応し、マルチクラウドやハイブリッドクラウド構成の実績もあります。

特徴と強み

riplaの最大の強みは、ビジネス成果につながる支援の進め方にあります。

  • 成果重視:業務課題とシステム要件を結び付けた進め方
  • 伴走範囲:導入後の定着と運用まで

技術の実装に入る前に、経営課題と事業課題を整理するところから始めます。そのうえで、PaaSの活用方法と投資対効果を明確にします。

自社DXの経験をもとに、「使われないシステムを作らない」ことを目指して支援します。また、現場への定着と変更管理まで伴走します。

AWS・Azure・GCPの認定資格を持つエンジニアが在籍しており、マイクロサービス、コンテナ、サーバーレスの設計を得意としています。

実績・事例

製造業向けには、基幹系サービスをAWS Elastic BeanstalkとRDSのPaaS構成へ移行しました。その結果、インフラ運用コストを年間約40%削減しています。

スタートアップ向けには、Azure App ServiceとAzure DevOpsでCI/CDを構築しました。デプロイ頻度は週1回から1日複数回へ高まり、リードタイムは80%短縮しています。

小売業向けには、Google App EngineでECバックエンドを構築しました。セール時の通常の10倍のピークトラフィックにも、無停止で対応しています。

クラウド移行を検討する企業のなかでも、次のような企業に合った支援を行っています。

  • 要件整理:技術要件とビジネス成果を一緒に整理したい企業
  • 内製化:導入後の自立運用まで見据える企業

プロジェクトの規模に応じて、スタートアップから大手まで体制を組めます。検討は、無料の相談・診断から始められます。

ポイント

技術要件とビジネス成果を一緒に整理したいか、導入後に自立運用まで見据えたいかを考えると、支援内容が合うかどうかを判断できます。

株式会社NTTデータ|大規模・ミッションクリティカル案件に強い国内最大手SIer

株式会社NTTデータは、国内最大手のITサービス企業で、金融・公共・製造・流通など幅広い業界において、大規模なクラウド移行やPaaS活用を手がけています。

AWSアドバンスド、Microsoftゴールド、Google Cloudプレミアのパートナー認定を取得しています。また、三大クラウドのいずれでも実績があります。

特徴と強み

NTTデータの強みは、大規模な運用を支える体制と、規制の厳しい業界への対応にあります。

  • 運用体制:24時間365日の支援範囲
  • 統制:金融・官公庁向けの対応実績

全国に拠点を持ち、数千名規模のクラウドエンジニアが在籍しています。そのため、大規模かつ長期のプロジェクトでも、安定したリソースを確保できます。

FISC安全対策基準への対応や、政府情報システムのセキュリティ基準(ISMAP)への準拠実績も豊富です。加えて、金融機関や官公庁向けの厳格なセキュリティ・コンプライアンス対応の実績もあります。このため、規制産業でPaaSを活用する場合にも、高い信頼性があります。

独自のクラウド移行フレームワークを持ち、リスクを抑えた移行計画づくりを得意としています。

実績・事例

大手都市銀行の勘定系システムをクラウドへ移行した実績があります。また、経済産業省の行政デジタル化でも、PaaSを活用しました。

製造業の大手企業では、基幹システム(ERP・SCM)をAzureへ移行しました。この移行では、数百台のサーバーを移し、運用コストを30%以上削減しています。

金融・保険・公共機関など、厳格なコンプライアンスを求められる企業に向きます。数十億円規模の移行や、24時間365日の運用が必要な企業にも適します。

ポイント

24時間365日の運用が必要か、金融・官公庁のような厳格な統制が求められるかを先に確かめると、大規模案件の候補を絞り込みやすくなります。

富士通株式会社|ハイブリッドクラウドと業界知識を融合した支援

富士通株式会社は、「FUJITSU Hybrid IT Service」とAWS・Azure・GCPを組み合わせた構築を支援しています。

製造・流通・医療・公共など幅広い業界で実績があり、業界固有の業務知識を活かした提案を行う点が特徴です。

特徴と強み

富士通の特徴は、ハードウェア、オンプレミス、クラウドのすべてを扱えるワンストップの提供体制にあります。

  • 製造業向けのFUJITSU Manufacturing Industry Solutionの提供
  • 富士通製サーバー・ストレージから、クラウドへの段階的な移行支援

製造業向けのIoT基盤や、リテール向けのデジタルサービス基盤も提供しています。加えて、業務課題に沿った提案もできます。

実績・事例

大手製造業では、Azure IoT HubとAzure App Serviceで工場内のデータを収集・分析しました。その結果、予知保全により年間ダウンタイムを50%削減しています。

医療機関では、電子カルテをクラウドへ移行した事例もあります。FISC・医療情報ガイドラインに準拠したうえで、運用コストを25%削減しました。

富士通製のオンプレミス資産を持ち、段階的な移行を検討する製造・医療・流通業の大企業に適します。既存システムとクラウドを組み合わせたい企業にも合います。

日本マイクロソフト株式会社|Azureエコシステムを活かした業務系PaaS活用

日本マイクロソフト株式会社は、Microsoft AzureのPaaSサービス群を支援しています。Azure App Service、Azure Functions、AKSなどの知識も持っています。

Microsoft 365、Teams、Dynamics 365などの業務システムとAzure PaaSを連携させ、業務効率化やDX推進を支援することに強みがあります。

特徴と強み

日本マイクロソフトの最大の強みは、Microsoft製品との深い連携にあります。

  • 製品連携:既存のMicrosoft環境との接続
  • 活用支援:導入後の利用拡大まで

Microsoft 365やSharePointを導入済みの企業は、Azure PaaSと連携できます。さらに、Active DirectoryとAzure ADのSSOや、Teams連携にも対応しています。

Azure OpenAI ServiceによるAI活用に対応しています。また、Azure App ServiceやAzure Functionsを使った業務自動化でも実績があります。

グローバル展開を視野に入れる企業向けに、世界60以上のリージョンでの支援も提供しています。

実績・事例

大手流通業では、Azure App ServiceとAzure Cognitive Servicesで商品レコメンデーションを構築しました。その結果、コンバージョン率が18%向上しています。

製薬会社向けには、グローバル治験管理システムをAzure Kubernetes Serviceで構築しました。13ヶ国のデータを一つにまとめて、収集・分析できるようにしています。

Microsoft 365やDynamics 365とAzureを連携させたい企業に適しています。グローバル展開や、Azure OpenAI Serviceによる業務自動化を検討する企業にも合います。

ポイント

既存のMicrosoft環境との接続と導入後の利用拡大を両方見て比べると、自社の環境に合う相手かどうかを判断しやすくなります。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社|豊富なPaaSサービスと技術サポート体制

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWSジャパン)は、世界最大のクラウドプロバイダーであるAWSの日本法人です。

PaaSとIaaSを合わせて200以上のサービスをそろえており、国内でも最大のクラウドシェアを誇ります。

技術支援は、エンタープライズ向けのAWS Professional Services部門が担います。また、国内外の認定パートナーネットワーク(APN)も活用します。

特徴と強み

AWSジャパンの強みは、サービスの豊富さにあります。技術ドキュメントやサポートも充実しています。

  • サービス範囲:必要なAWS機能の整理
  • 支援情報:技術資料とサポート条件

AWS Elastic Beanstalk、AWS App Runner、AWS Lambda、Amazon ECS/EKSなどを利用できます。そのため、用途に応じてPaaSを選べます。

AWS Well-Architectedにもとづくレビューも行っています。セキュリティ、信頼性、性能、コスト、運用の5つの柱で、改善点を確認します。

AWS Activateはスタートアップ向けです。また、非営利団体向けのAWS Nonprofit Creditsなど、支援プログラムもあります。

実績・事例

国内の大手金融機関では、証券取引システムをAWS上のPaaSへ移行しました。移行にあたっては、レイテンシを50ms以下に保ちながら、コスト削減と開発速度の向上を実現しています。

メディア企業では、Amazon ECSとAWS App Runnerで配信基盤を構築しました。同時視聴者数300万人超のライブ配信にも、対応しています。

AWS中心のクラウドネイティブ開発を検討する企業に適しています。AWSからの直接支援や、Well-Architected準拠の設計を求める企業にも合います。

株式会社野村総合研究所|高品質なシステム設計と金融・証券分野での豊富な実績

株式会社野村総合研究所(NRI)は、コンサルティングとITソリューションを融合した高品質なサービスで定評があります。

金融・証券・保険業界で豊富な実績を持ち、ミッションクリティカルなシステムのクラウド移行やPaaS活用でも、高い信頼性があります。

AWS・Azure・GCPの主要クラウドすべてに対応するプラットフォームサービス「NRIクラウドサービス」も提供しています。

特徴と強み

NRIは、上流のコンサルティングにも対応しています。IT戦略の策定と設計から、システム開発、運用保守まで一貫して支援します。

金融システムでは、高可用性(99.99%以上)と低レイテンシを両立するノウハウがあります。証券取引や保険契約管理のクラウド化でも、実績が豊富です。

NRIは、独自のITILベースの運用フレームワークを使うことで、クラウド移行後の安定運用を長期にわたって支援できます。

実績・事例

国内大手証券会社の株式売買システムをAWSへ移行したプロジェクトでは、取引処理能力を従来比3倍に高めつつ、インフラコストを35%削減した実績があります。

生命保険会社の保険契約管理システムをAzure上のPaaS構成へ移行し、システム障害件数を年間90%削減した事例も知られています。

コンサルティング部門と連携した業務改革を組み合わせ、技術面の移行にとどまらず、ビジネス価値の向上まで一貫して支援しています。

金融・証券・保険業界で重要システムを移行したい企業に向きます。高可用性と低レイテンシの両立や、長期運用まで委託したい大手企業にも適します。

ポイント

金融・証券・保険の重要システムを移行するか、長期運用まで任せたいかを基準にすると、候補に入れるかどうかを判断しやすくなります。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。