契約更改システムの開発会社は、単に満期日を一覧表示できるかではなく、更新対象の抽出から意向確認、申込・承認、更新後の保全までを一つの業務として管理できるかで選ぶことが重要です。
本記事では、契約更改システムの開発・導入を相談しやすい会社を、株式会社riplaを含む6社に整理します。生命保険の更新と損害保険の満期更改には違いがあるため、各社の特徴だけでなく、保険会社連携、証跡管理、カスタマイズ性、導入後の定着支援まで比較できるように解説します。
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・契約更改システム開発の完全ガイド
契約更改システムのパートナー選びが重要な理由

契約更改の業務は、期限の管理だけで完結しません。契約データの正確性、顧客への案内、担当者の割り当て、意向の確認、説明内容の記録、申込状況、承認、更新後のフォローがつながって初めて、漏れのない運用になります。ここでは、会社選びで見落としやすい理由と、発注前に確認すべき項目を整理します。
機能数より業務フローとの適合性が大切です
同じ「満期管理」でも、生命保険の更新では、更新時の年齢や保険料、告知、保障額、特約、商品改廃を確認しながら、継続か見直しかを判断する場合があります。一方、損害保険の満期更改では、満期案内、補償内容の見直し、見積、契約手続きという流れが中心になりやすいです。したがって、デモで画面を見るだけでなく、自社の実際の契約1件を使い、「90日前に対象化する」「担当者が不在なら再割り当てする」「意向確認が未完了なら完了扱いにしない」といった業務を再現する必要があります。
連携・証跡・運用体制を先に確認します
最低限、保険会社や既存基幹から契約データを取り込む方式、更新結果を返す方式、顧客・契約・担当者の名寄せ方法を確認します。さらに、募集人、事務担当、拠点長、コンプライアンス担当で権限を分けられるか、誰がいつ意向確認や説明記録を登録・変更したかを監査できるかも重要です。金融庁の保険会社向け総合的な監督指針では、顧客対応や募集時の説明に関する記録を管理し、保険期間が終了するまで保存する体制が示されています(出典:金融庁「保険会社向けの総合的な監督指針」、2026年)。開発会社には、機能の有無だけでなく、保存期間、アクセス制御、ログの出力方法まで質問することが大切です。
株式会社ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、既存業務を聞き取って要件に落とし込み、開発後の現場定着まで同じ視点で支援できる点です。契約更改では、更新対象の抽出、期限別のタスク、対応履歴、意向確認、承認、帳票、権限といった業務要素を整理し、まず何をシステム化すべきかを一緒に定義できます。現場が入力しやすい画面にすることと、管理者が未対応件数や滞留を確認できることを両立させやすい体制です。
得意領域・実績
営業・顧客・生産・販売管理などの基幹業務を扱ってきたため、契約更改を単独のリスト管理ではなく、顧客情報や社内の承認プロセスと接続したい企業に向いています。既製サービスをそのまま使うのか、既存システムと連携するのか、必要部分だけをカスタム開発するのかを、業務効果と5年TCOの両面から比較できます。契約件数や拠点数が増えたときの権限設計、データ移行、運用ルールまで含めて相談したい場合に候補となります。
株式会社NTTデータ|保険会社連携と契約管理を重視する場合

株式会社NTTデータは、保険代理店向けシステム「WiseOffice2」を提供しています。公式の機能紹介では、保険会社から保険会社共同ゲートウェイ経由で送られる代理店取扱契約データなどをWiseOffice2で受信できると説明されています。複数の保険会社にまたがる契約を一元管理し、満期件数や未更改件数を確認したい代理店にとって、連携を起点に検討しやすい候補です。
特徴と強み
WiseOffice2は、顧客・契約情報、対応履歴、書類の管理をまとめ、担当者変更時にも情報を引き継ぎやすくする方向の機能を備えています。満期管理についても、案件や対応履歴を使って進捗を管理する利用方法が公式に案内されています。自社で保有する契約データをどの頻度で受信し、更新後の情報をどのように反映するかを整理したうえで、現行の共同ゲートウェイ利用状況と合わせて確認すると比較しやすいです。
得意領域・実績
保険会社とのデータ連携や、代理店内の契約情報を確実に集約することを優先する場合に適しています。ただし、生命保険の更新に必要な保険料再計算、告知、意向確認、商品改廃までが自社の想定範囲に含まれるかは、製品の標準機能と追加開発を分けて確認する必要があります。大規模な既存環境がある企業は、連携仕様、移行対象、障害時の再送、データ返却条件をRFPに記載して問い合わせることが大切です。
株式会社アドバンスクリエイト|保険代理店業務をクラウドで一元化

株式会社アドバンスクリエイトは、保険業界向けの共通プラットフォーム「Advance Create Cloud Platform」を展開し、その主要な顧客管理システムとして「御用聞き」を提供しています。公式資料では、保険商品の検討から申込み、保全手続きまでを一括管理・運用する考え方が示されています。契約更改を顧客接点や保全活動とつなげ、クラウドで標準化したい企業が検討しやすい会社です。
特徴と強み
「御用聞き」やACPを軸に検討する場合は、契約情報だけでなく、顧客対応、保全、申込に至るプロセスを一貫して管理できるかを確認できます。更新対象の一覧を作るだけでは、案内後の意向や見直し理由が分散しがちです。顧客との接点と手続きを同じデータ基盤に置くことで、更新時だけでなく、その後のフォローまで追跡しやすくなります。
得意領域・実績
保険代理店の顧客管理をクラウドで整えたい場合や、複数の保険業務を段階的にデジタル化したい場合に候補となります。導入前には、既存の契約データをどこまで取り込めるか、生命保険の更新型商品で保険料や保障内容の確認をどこまで支援するか、意向確認の記録をどの期間・形式で保持できるかを確認してください。標準プロセスに自社業務を合わせるのか、追加設定・連携で合わせるのかを明確にすると、導入後の費用差を抑えやすくなります。
株式会社Hokan|顧客・契約・意向把握をクラウドで管理

株式会社Hokanは、保険代理店向けのクラウド型顧客・契約管理システム「hokan」を提供しています。公式サイトでは、顧客管理、契約管理、意向把握、比較推奨、案件管理、アフターフォロー、データ集計などを一元管理するサービスとして紹介されています。契約更改をきっかけに、担当者ごとの属人的な管理から組織で共有する運用へ移行したい代理店に向く候補です。
特徴と強み
hokanは、顧客や法人、世帯に紐づく契約情報と対応履歴をまとめ、検索や共有をしやすくする設計が特徴です。意向把握や比較推奨の記録を契約更改の流れに組み込みやすいため、継続するか見直すかを判断した経緯を残したい場合に確認しやすいです。また、公式サイトでは共同ゲートウェイとのデータ連携や、満期更改のリマインダー送付を支援するSMS機能も案内されています。
得意領域・実績
導入事例では、株式会社ベストプランコムが100名以上の募集人と本社・18拠点を持つ体制でhokanを導入し、運用ルールの明確化や入力率の向上につなげた事例が紹介されています(出典:hokan公式導入事例「ベストプランコム」、確認時点2026年)。このように、複数拠点で更新状況を見える化したい場合は参考になります。ただし、導入事例の成果が自社でも同じように再現するとは限らないため、契約件数、ユーザー数、移行データの品質、保険会社数をそろえたデモと見積を依頼することが大切です。
株式会社ザイラス|損保の満期更改を自動化したい場合

株式会社ザイラスは、保険代理店向けCRM「LIPSAS Neo」を提供しています。同社は2026年2月、損害保険代理店の満期更改業務を自動化する機能を正式実装したと発表しています。満期リストを起点にした手作業、対応漏れ、担当者への業務集中を減らし、更改業務をワークフローとして回したい企業が注目しやすい最新候補です。
特徴と強み
ザイラスの発表では、従来の月次リストを起点とする手作業から、期限や進捗に応じて業務を自動で進める方向性が示されています。満期対象を抽出した後、未接触、案内済み、見積中、意向確認済み、申込、完了といった状態を統一すれば、管理者は個別のメールやExcelを確認せずに滞留を把握できます。株式会社ザイラスの発表(2026年2月)を踏まえると、2026年時点で満期更改を自動オペレーション化する動きが明確になっている点は、最新動向として確認しておきたいポイントです。
得意領域・実績
損保の年次更改を大量に処理し、対応漏れや優先順位の混乱を解消したい代理店では、有力な比較対象になります。ただし、今回の検索テーマである生命保険の更新と、損保の満期更改は同じではありません。生命保険で利用する場合は、更新型商品における保険料・年齢・告知・特約・意向確認・更新後保全をどこまで扱えるか、LIPSAS Neoの標準範囲と追加連携を具体的に確認してください。
株式会社アイエスネットワーク|カスタマイズと代理店業務の幅を重視

株式会社アイエスネットワークは、保険代理店向け業務システム「i-Fit」を提供しています。公式サイトでは、顧客・契約情報の一元管理、意向把握、比較推奨、顧客対応履歴、満期管理、募集人管理などを案内しています。各保険会社の満期契約を一括管理し、作業進捗によって満期更改率の向上を目指す運用を検討したい場合に候補となります。
特徴と強み
i-Fitは、公式説明で代理店ごとの業務に合わせて柔軟にカスタマイズできるシステムとされています。契約プロセスや満期更改プロセスに期日を設定し、担当者別、部署別、支店別にToDoを管理できる点は、Excelの満期リストを組織的な業務管理へ移行したい場合に役立ちます。書類や見積などを顧客データに紐づけ、対応の証跡をまとめたい企業にも検討余地があります。
得意領域・実績
アイエスネットワークは、公式サイトでi-Fitを2005年に正式リリースし、約35年にわたり保険代理店システムの開発・提供に取り組んできたと説明しています。また、大手保険代理店を中心に約50社への導入実績も掲載されています(出典:アイエスネットワーク公式サイト、確認時点2026年)。導入実績の数字だけで判断せず、自社と近い契約件数・拠点数の事例、クラウド版とオンプレミス版の差、生命保険の更新・保全機能を個別に確認すると適合性を評価しやすいです。
契約更改システムのパートナー選びで確認するポイント

6社は同じ種類のサービスではありません。保険会社とのデータ連携を重視する会社、代理店向けの標準クラウドを得意とする会社、満期更改の自動化に焦点を置く会社、個別業務へのカスタマイズを重視する会社があります。比較の際は、会社の知名度や機能数ではなく、自社の業務課題と導入後の責任分界に照らして評価してください。
実績と経験は自社に近い条件で確認します
「保険業界の実績がある」という説明だけでは比較できません。生命保険の更新を扱うのか、損保の満期更改が中心なのか、代理店向けか保険会社向けかを切り分けます。そのうえで、契約件数、月間の更新対象件数、ユーザー数、拠点数、保険会社数、既存システム、移行対象期間を自社と近い事例で確認してください。導入事例では、導入前の課題、移行期間、入力率や未対応件数などの指標、稼働後の支援体制まで質問すると、導入後の姿を想像しやすくなります。
技術力と専門性はデータ・権限・連携で見ます
契約更改では、画面の使いやすさと同じくらい、データの整合性と証跡が重要です。保険会社から受け取った契約情報をどのキーで名寄せするか、重複や欠損がある場合にどう扱うか、日付のずれや更新済みデータをどう検知するかを確認します。募集人が見られる顧客情報と管理者だけが見られる監査情報を分けられること、退職・異動時に権限を停止できること、操作ログを検索・出力できることも評価項目です。
費用は、公開目安として契約管理と満期管理のカスタム開発が300万〜600万円、CRM・意向把握・コンプライアンスを追加する場合が500万〜1,200万円、全機能統合が1,000万〜3,000万円程度とされています。専用SaaSは初期数十万〜500万円程度と月額2万〜10万円程度が目安とされますが、いずれも市場統計ではなく、公開記事を基にした参考レンジです(出典:GXO「保険代理店の管理システム開発費用」、2026年確認)。データ移行、保険会社連携、教育、保守、法改正対応、社内工数を含めた5年TCOで比較してください。
プロジェクト管理と定着支援を確認します
要件定義を誰が担当し、業務側の質問を誰が受け、データ移行と受入テストの責任をどこに置くかを契約前に確認します。特に「アラートが出る」ではなく、「更新日の90日前に対象化し、未接触なら7日後に再通知し、担当者が不在なら拠点管理者へ再割り当てする」のように、判定可能な要件に置き換えることが大切です。稼働後90日間の問い合わせ窓口、追加改修の単価、障害時の連絡と復旧目標、サービス終了時のデータ返却条件も見積書と契約書に反映させてください。
契約更改システムに関するよくある質問

契約更改システムの比較では、生命保険の更新と損保の満期更改の違い、既存データとの連携、費用の考え方について質問が多くなります。ここでは、開発会社に相談する前に整理しておきたい疑問に回答します。
契約更改システムと満期管理システムは何が違いますか?
契約更改システムは、満期日や更新日の管理に加えて、案内、意向確認、提案、申込、承認、更新後の保全までを管理する業務基盤です。満期管理だけの製品でも運用できる場合はありますが、生命保険の更新で説明記録や意向の変化まで残したい場合は、対応履歴・書類・権限・監査ログの範囲を確認してください。
生命保険の更新にも対応できる会社をどう見分けますか?
「満期更改に対応」という説明だけでなく、生命保険の更新型商品で、年齢、保険料、保障額、特約、告知、商品改廃、意向把握をどこまで扱えるかを確認します。損保の満期更改に強いサービスでも、生保の更新要件が標準機能とは限らないため、実際の契約データと業務シナリオを使ったデモを依頼してください。
契約更改システムの開発費用はいくらかかりますか?
規模によりますが、契約・更新管理のカスタム開発は300万〜600万円、顧客管理や意向把握、監査を追加すると500万〜1,200万円、複数拠点や全機能を統合すると1,000万〜3,000万円程度が公開目安です。専用SaaSでも移行費、初期設定、連携、教育、月額、保守が発生するため、初期開発費だけでなく5年分の総費用で相見積もりを比較してください。
まとめ

会社選びで押さえる要点
契約更改システムの開発会社を選ぶときは、満期日を管理できるかだけでなく、更新対象の抽出、案内と再通知、意向確認、書類・説明記録、申込・承認、更新後の保全までを一連の流れとして確認してください。今回紹介した6社も、得意領域はそれぞれ異なります。保険会社連携を重視するのか、標準クラウドで早く始めるのか、満期更改を自動化するのか、既存業務に合わせてカスタマイズするのかを先に決めることが大切です。
相談前に準備する情報
とくに生命保険の更新を扱う場合は、損保の満期更改機能だけで判断せず、年齢や保険料、保障内容、告知、意向把握、説明記録、商品改廃までを要件に含めてください。契約件数、月間更新件数、保険会社数、ユーザー数、拠点数、連携方式、保存期間、SLAをRFPに記載し、同じ条件で複数社へ相談すると、費用と機能を比較しやすくなります。
まずは、現在のExcelや紙の満期リストを業務フローに置き換え、未対応件数、初回接触までの時間、入力時間、証跡不備といったKPIを決めてください。そのうえで、現場が無理なく使え、管理者が更新品質を確認でき、将来の保険会社連携や拠点追加にも対応できるパートナーを選ぶことが、契約更改システムの定着につながります。
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・契約更改システム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
