PostgreSQLのシステム開発会社は、DBの性能に加えて、店舗業務と運用まで理解しているかで選ぶとよいです。
比較対象は株式会社riplaを含む6社です。DB移行、量販店向けPOS、大規模基幹連携を中心に、次の観点でも比べます。
- クラウド売上分析:POS売上データをクラウドで分析できるか
- 標準POS:標準機能で早く始められるか、個別開発がどこまで要るか
- 費用:初期費用だけでなく、5年間の総額で比べられるか
- 通信断への対応:通信が切れても、レジを止めずに販売を続けられるか
- 決済データの扱い:カード情報を決済事業者のトークン化で扱えるか
5つの観点のうち会社によって差が出やすいのは、PostgreSQLとPOS業務の両方を扱えるか、移行から分析までつなげられるか、稼働後の保守を担えるかです。
- PostgreSQLとPOS業務の理解:DBの設計と、店舗の締め処理や端末障害への対応を両方扱えるか
- 移行と分析:既存データの移行から、分析基盤へのデータ連携までを扱えるか
- 保守の体制:稼働後の障害対応と保守窓口を持つか
▼全体ガイドの記事
・PostgreSQLのシステム開発の完全ガイド
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PostgreSQLのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

PostgreSQLはライセンス料がかからないオープンソースですが、導入費用がゼロになるわけではありません。店舗端末や在庫、会員、決済などをつなぎ、障害時にも売上を失わない仕組みまで設計する必要があるためです。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
小売や店舗のシステムでは、通常のWebシステムにはない要件が発生します。たとえば、通信が切れてもレジを止めないオフライン会計、復旧後の取引再送、在庫の二重引当防止などです。ほかにも、返品・取消の整合性やセール時の同時アクセスへの対応が求められます。
PostgreSQLのテーブル設計だけを見ていても、現場の締め処理や端末障害への対応を決めておかなければ、稼働後に大きな追加改修が発生します。
開発会社は、PostgreSQLの知識、小売・POSの業務理解、24時間運用の経験を分けて確認するとよいです。たとえば、DBの性能試験を担当する会社と、POSパッケージを提供する会社では、得意な範囲が異なります。そこで、自社に必要な領域を先に決め、足りない部分を別の専門会社と連携できるかまで確認すると、選定の精度が上がります。
発注前に確認すべきポイント
最初に、店舗数やレジ台数、営業時間を整理し、ピーク時の取引件数、通信断を許容できる時間、返品・取消のルールも確認しておきます。次に、商品・店舗・端末・取引・会員のマスタを誰が管理するか、在庫の正本をどこに置くかを決めます。これらが曖昧なまま見積もりを取ると、会社ごとに前提条件が異なり、金額だけを比較できなくなります。
費用は、要件定義、アプリ開発、DB設計に分けて出してもらいます。既存データの移行、端末・決済試験、店舗展開も、別の項目として書いてもらいます。さらに、教育と監視、バックアップ、保守の費用も、項目を立てて示してもらいます。
PostgreSQL 18は2025年9月25日に公開され、非同期I/Oやインデックス利用範囲が強化されています。OAuth 2.0認証や監視情報なども強化されていますが、新機能を採用できるかは、ドライバーや拡張機能の対応確認が必要です(出典: PostgreSQL Global Development Group、2025年)。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。
営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、DBや画面の実装だけでなく、業務上の成果と定着までを一つの流れで考えられることです。PostgreSQLを採用する場合も、最初に店舗・本部・倉庫・ECの業務を整理し、どのデータをリアルタイムで扱うか、どのデータを分析基盤へ送るかを決めてからシステム構成を検討できます。
既存システムをすべて置き換えずに、段階的な連携やMVPから始めたい企業にも相談しやすい選択肢です。特に、業務部門が作ったExcelや既存の販売管理を確認しながら、必要な機能を優先順位づけしたい場合に向いています。
要件定義と開発会社が分かれる方式では、現場の意図が仕様書に反映されにくいことがあります。一方で、一気通貫で支援できる体制なら、経営目標と日々の操作をつなげて検討できます。
得意領域・実績
営業・顧客・生産・販売管理など、複数の基幹業務が関係するシステムの構築・導入を相談できます。店舗・小売の案件では、売上や商品、在庫、会員などを、どの単位でまとめるかが問われます。riplaには、業務要件に合わせて柔軟に対応する前提があるため、標準サービスだけでは足りない部分と、既存サービスを活用する部分を切り分けたい企業に適しています。
問い合わせ時には、PostgreSQLの採用バージョンや、クラウドかオンプレミスかの希望、データ移行の有無を伝えると、具体的な提案につながります。通信断時の運用と店舗展開の順番も、あわせて伝えるとよいです。DBだけを依頼するのか、業務アプリや運用設計まで一括で依頼するのかを明確にすると、riplaの支援範囲も比較しやすくなります。
TIS株式会社|PostgreSQLの設計・性能・運用を重視

TIS株式会社は、OSS RDBMSとしてのPostgreSQLについて、設計や構築のほか、性能チューニングやクラスタ構成、監視、障害時のソースコード解析まで支援内容を公開している会社です。
業務システムのDB刷新や、商用データベースからPostgreSQLへ移行したい企業が比較しやすい候補です。
特徴と強み
TISの公式情報では、PostgreSQLはライセンスコストを抑えながら、トランザクションやビュー、トリガーを利用できると説明されています。パーティショニングやストリーミングレプリケーションも、使える機能として挙げられています。
また、pgpool-IIとストリーミングレプリケーションを組み合わせた高性能・高可用性クラスタの検証が取り上げられています。Zabbix向けのPostgreSQL監視テンプレート「pg_monz」も紹介されています(出典: TIS「OSS RDBMS PostgreSQL」、2026年2月更新)。そのため、PostgreSQLを採用した後の運用まで見据えたい企業に向いています。
特に、ピーク時にクエリが遅くなる、バックアップやVACUUMの設計に不安がある、障害時に原因を深く調査できる体制が必要という場合は、サポートの範囲とSLAを確認するとよいです。
得意領域・実績
既存DBからの移行、性能検証、高可用性構成、監視・保守など、DB基盤を中心とした相談に適しています。小売業務の要件を整理したうえで、基幹システムや分析基盤のPostgreSQL化を進めたい企業にとっても有力な候補です。POSアプリそのものを導入する案件では、TISが担当する範囲と、POS端末・決済機器を提供する会社の範囲を最初に分ける必要があります。
見積もりでは、移行対象のテーブル数やデータ量に加えて、SQL互換性の調査、ストアドプロシージャの書き換えを見ます。夜間切り替え時間、ロールバック、性能試験の回数まで分けて確認します。ライセンス費用が抑えられても、移行試験と運用設計を省くと本番障害につながるためです。
日本電気株式会社(NEC)|量販店向けPOSと基幹業務を一体で検討

日本電気株式会社(NEC)は、スーパーマーケットや量販店向けの「DCMSTORE」シリーズを展開している会社です。
店舗のPOSのほか、本部基幹業務や商品・店舗管理、周辺機器、保守まで含めて検討したい企業に向いています。
PostgreSQLの採用範囲は案件や製品構成によって異なるため、採用バージョンとDB担当範囲を個別に確認することが前提です。
特徴と強み
NECのDCMSTORE-POSは、食品スーパーや生協など量販店向けのPOSシステムとして、多彩な決済方法や電子マネー・クーポンとの連携を掲げています。そのほか、現金管理や権限設定、利用ログの機能があり、専用コールセンターによる店舗システムの保守も含まれています。
レジ操作の分かりやすさと、店舗運営の安定性を同時に重視したい場合に検討しやすい構成です(出典: NEC「DCMSTORE-POS」製品資料)。
PostgreSQLのシステム開発であっても、データベースだけを新しくすれば店舗業務が改善するとは限りません。周辺機器と業務のつながりを含めて設計できる会社かを確認する必要があります。たとえば、自動釣銭機、スキャナー、決済端末といった機器と、クーポンやポイント、発注、本部のマスタ管理がつながるかを見ます。
得意領域・実績
大規模な店舗網や、POSと本部基幹をまとめて刷新したい企業に適しています。NECは量販店向けのDCMSTORE-MDも提供しており、法人・店舗ごとの商品管理や、複数法人・複数業態の運営を支える機能を案内しています。
既存の店舗運用を止めずに段階導入したい場合は、パイロット店舗や並行稼働を含む提案を依頼します。切り戻し条件や教育計画も、あわせて示してもらうとよいです。
見積もりでは、製品標準で対応できる範囲と個別開発になる範囲を分けて提示してもらうと比較しやすいです。特に、PostgreSQLを使う本部データ基盤と店舗側のPOSデータの同期方式、障害時の再送、店舗ごとのデータ分離を確認することが大切です。
日本電子計算株式会社(JIP)|POS売上データのクラウド化・分析を支援

日本電子計算株式会社(JIP)は、POS売上情報を含む分散データをクラウド上に集約し、分析に活用するデータ基盤ソリューションを提供している会社です。
レジアプリをゼロから作るよりも、既存POSを活かしながら、オンプレミスの売上分析基盤をAWSへ移行したい企業に向いています。
特徴と強み
JIPの公開事例では、大手量販店のオンプレミス環境で運用していたPOS売上情報の分析基盤をAWS上へ構築・移行し、会員情報も取り込む設計を提案しています。従来のExcel運用を保ちつつ、POS売上情報やデータマートの集計結果を繰り返し確認し、移行後のデータ品質を確かめています(出典: 日本電子計算株式会社「開発事例/小売業の場合」、確認日2026年8月)。
PostgreSQLを分析・統合基盤として使う場合は、取引データをそのままBIへ渡さず、正規化したデータ、集計用のデータマート、分析用の履歴に役割を分けます。店舗ごとの売上や会員情報をまとめるときも、個人情報の利用目的、権限、匿名化・仮名加工の方針を先に決める必要があります。
得意領域・実績
POS売上、会員情報、商品情報などを横断して分析したい企業に適しています。移行時には、データを移すだけでなく、旧システムと新システムの件数・金額・日付・店舗コードを照合します。月次締めや返品処理の結果が一致するかを確認し、現場が使っていたExcel帳票をどこまで再現するかも要件に含めることが大切です。
JIPへ相談するときは、現在のPOSが保持するデータ項目と日次のデータ量をまとめます。あわせて、分析したい指標や更新頻度、AWSの利用方針も伝えます。
PostgreSQLを使う場合は、マネージドサービスの種類やバックアップ、監視の体制を確認します。障害時の復旧時間や将来のDWH連携まで見ておくと、移行後の運用費を見積もりやすくなります。
ポスタス株式会社|標準機能を活かしてPOSを早期導入

ポスタス株式会社は、業種別のクラウド型モバイルPOS「POS+」を展開している会社です。
小売店向けの「POS+ retail」などを使い、売上管理、店舗データ分析、キャッシュレス対応を早く始めたい企業が比較しやすい候補です。
フルスクラッチのPostgreSQL開発会社とは役割が異なるため、PostgreSQLを自社の業務DBとして直接利用できるかは、個別の構成確認が必要です。
特徴と強み
ポスタスの公式サイトでは、小売店の導入事例として、全国82店舗でPOSシステムを統一し、情報をまとめて管理した事例や、複数店舗の売上を管理・分析した事例を公開しています。調剤薬局やアパレル、雑貨、パン・ケーキ店など、業態別の活用例も確認できます。花屋や売店の例も見られます(出典: ポスタス「小売店向けPOSレジの活用事例」、確認日2026年8月)。
標準機能を活用する方式は、レジや商品の管理、売上集計、店舗管理までを短期間で始めやすい点がメリットです。一方で、独自の在庫引当や複雑な値引き、特殊な返品を追加すると、個別開発が必要になります。社内基幹との連携を加える場合も、外部連携の検討が必要です。
標準機能で業務を変えるのか、業務に合わせてカスタマイズするのかを、導入前に明確にします。
得意領域・実績
1〜数十店舗程度で、まずPOSを統一し、売上を集計して店舗データを確認したい企業に向いています。公式事例では、POS導入により複数店舗の売上をリアルタイムに把握し、店舗ごとの商品動向を比較できるようになったケースも紹介されています。導入トレーニングやアフターサポートの範囲を含めて、店舗展開の負担を抑えられるか確認します。
PostgreSQLをデータ分析基盤として別途構築する場合は、POS+からどのデータを、どの頻度で、どの形式で取得できるかを確認します。API、CSV、Webhookなどの連携方式や、過去データの出力、個人情報のマスキング、障害時の再送仕様が明確なら、既存のPostgreSQL基盤と組み合わせた設計もしやすくなります。
株式会社NTTデータ|商用DBからPostgreSQLへの大規模移行を支援

株式会社NTTデータは、オンプレミスからクラウドへの移行や、Oracleなどの商用DBからOSSベースのPostgreSQLへの移行を含む、大規模なデータベース移行を相談しやすい会社です。
店舗・EC・倉庫・会計など複数の基幹系をまたいで刷新する場合に、アセスメントから移行、運用設計までの体制を比較できます。
特徴と強み
NTTデータがAWS Summit Japan 2025で公開した資料では、課題の整理、移行方針の策定、アセスメントを経て移行を進める流れが示されています。PoC・パイロット移行、データ移行、継続的データ移行も、その流れに含まれています。
OracleとPostgreSQLの機能差や性能、可用性を比べながら、段階的な移行を計画する考え方です。運用管理や移行補助ツールも比較の対象になります(出典: NTT DATA「AWS Summit Japan 2025 DB Migration資料」、2025年)。試験計画では、次の3点を確認します。
- 売上締めと返品:売上締めや返品が旧環境と新環境で一致するか
- 移行中の更新:データ移行中の更新を、どう新環境へ追いつかせるか
- 切り戻し:切り替え後に、どの条件で戻すか
大規模移行では、SQLを書き換えるだけでは完了しません。パーティション、インデックス、ストアドプロシージャへの影響に加えて、ジョブや帳票、監査ログも調べます。さらに、バックアップや権限、連携先のドライバーまで影響を調査します。
得意領域・実績
既存の商用DBやオンプレミス基盤を活用してきた大企業が、クラウドやPostgreSQLへ移行したい場合に適しています。ただし、大規模SIでは体制や費用が大きくなりやすいため、対象範囲を分けた見積もりを依頼します。
多店舗・多ブランドで、止められない基幹業務を段階移行する案件では、移行前の依存関係調査や負荷試験、RPO・RTOの設計を一体で依頼できるかが重要です。監視や運用引き継ぎも、同じ依頼の中で扱えるかを確認します。
まず、分析基盤だけを移行するのか、基幹DBまで刷新するのか、店舗POSを含むのかを明示します。そのうえで、5年間の保守費やクラウド費を含め、バージョンアップ費や障害対応費まで比較することが大切です。
PostgreSQLのシステム開発パートナーを選ぶポイント

6社は、自社の課題に対して必要な力があるかどうかで比べます。候補会社には、同じ条件のRFPを渡し、技術、業務、費用、運用を分けた提案を求めます。そうすると、会社ごとの差が見えやすくなります。
実績と経験の確認方法
実績は、社名や導入件数だけでなく、自社と似た条件まで確認します。店舗数や業態、ピーク時の取引量を質問し、端末や決済、会員の条件も聞きます。EC、倉庫、旧DB、通信断の有無も確かめたうえで、担当した範囲を聞きます。
公開事例がPOSパッケージの導入なのか、PostgreSQLのDB移行なのか、アプリのスクラッチ開発なのかも分けて確認します。事例紹介だけでは分からない場合は、匿名化した構成図や移行前後のテスト項目を提示してもらいます。障害訓練の内容と、稼働後の保守窓口も確認するとよいです。
売上・返品・取消・在庫引当の整合性をどう担保したかを説明できる会社なら、業務理解の深さを判断する材料になります。
技術力と専門性の評価
技術面では、PostgreSQLのバージョンや拡張機能、インデックスを確認します。パーティションやレプリケーション、バックアップの設計に加え、VACUUMや実行計画の監視も見ておきます。PostgreSQL 18では、非同期I/Oによって特定の処理で最大3倍の性能改善が示されていますが、すべてのシステムで同じ効果が出るわけではありません。
自社データ量とクエリを使った実測を提案できるかが重要です(出典: PostgreSQL Global Development Group、2025年)。セキュリティでは、アプリ用DBロールと管理者を分けているかを確認します。TLSやSCRAM-SHA-256、秘密情報管理の扱いを見るほか、監査ログや暗号化バックアップ、脆弱性対応も確かめます。
店舗・ブランド単位のRow-Level Securityを採用する場合は、所有者やスーパーユーザーの例外、バックアップ時の挙動、性能影響まで試験します。カード情報は決済事業者のトークン化を優先し、PostgreSQLに保存する範囲を小さくします。
プロジェクト管理体制の確認
担当者の経験だけでなく、要件定義、設計、開発、テスト、店舗展開、運用引き継ぎのそれぞれに責任者がいるかも確認します。そのうえで、次の点を決めておきます。
- 要件定義への参加:店舗側の代表者が要件定義に加わるか
- 課題管理:週次の課題管理をどう行うか
- 仕様変更の承認:仕様変更の承認者を誰にするか
- 障害時の窓口:外部の端末会社や決済会社が関係する場合の、一次窓口と切り分け方法
費用の目安として、PostgreSQL、商品・売上・在庫の基本画面を備えた1〜3店舗の小規模PoCなら500万〜1,500万円と推定します。10〜50店舗で端末・会員・EC連携を含む中規模なら1,500万〜5,000万円、多店舗・多ブランドのほか、移行やBI、オフライン会計を含む大規模なら5,000万〜2億円超を見込みます。
これは公開統計ではなく、要件と構成を仮定した税別の目安で、保守は初期費用の年15〜25%、クラウドや監視、バックアップ、バージョンアップの費用も別に見積もる必要があります。
マネージドPostgreSQLの料金は、DBの利用時間だけでは決まらず、インスタンスやストレージ、I/O、バックアップなども関係します。AWSのRDS for PostgreSQLでは、PostgreSQL 12が2025年2月28日に標準サポート終了となりました。
2025年3月1日以降の延長サポートは、1 vCPU・時間あたり0.100米ドルの例が示されており、古いバージョンを使い続ける費用も5年TCOに含めます(出典: AWS「Amazon RDS for PostgreSQL の料金」、確認日2026年8月)。
よくある質問(FAQ)

PostgreSQLのシステム開発では、技術選定だけでなく、費用や既存データに関する質問が多くなります。店舗運用やセキュリティに関する質問も、よく挙がります。
PostgreSQLを使ったシステム開発の費用はいくらですか?
小規模なPoCは500万〜1,500万円、中規模は1,500万〜5,000万円、大規模は5,000万〜2億円超が推定目安です。
店舗数や端末、外部連携の有無で変わります。既存DBからの移行やオフライン会計、24時間保守の有無も影響します。そのため、PostgreSQLのライセンス料だけで判断せず、5年間の総保有コストで比べます。
Oracleなどの既存データベースからPostgreSQLへ移行できますか?
移行はできますが、SQLや関数、インデックスの差を調べる必要があります。パーティションやジョブ、帳票、ドライバー、運用手順も対象になります。
まずアセスメントと小規模なPoCを実施し、売上・返品・在庫の件数と金額が一致することを確認してから、段階移行や並行稼働へ進む方法が安全です。
PostgreSQLに強い会社ならPOS開発も任せられますか?
PostgreSQLに強い会社でも、POS開発まで任せられるとは限りません。PostgreSQLの設計・移行に強い会社と、レジ端末・決済・在庫・店舗教育に強い会社は異なるため、両方の実績と担当範囲を確認します。
DB専門会社とPOSベンダーを組み合わせる場合は、障害時にどこまでを誰が受け持つか、データ連携、契約窓口をRFPに明記します。
会員情報や決済情報をPostgreSQLに保存しても安全ですか?
保存する情報と保存しない情報を、利用目的とリスクから決める必要があります。
カード番号は決済事業者のトークン化を利用します。会員や購買履歴は、最小権限や暗号化、監査ログの方針を設計します。さらに、保存期間や匿名化・仮名加工の方針も決めます。
Row-Level Securityを使う場合も、権限の例外と性能を実データで検証します。
まとめ

PostgreSQLのシステム開発会社を選ぶときは、データベースの技術力だけでなく、店舗・POSの業務理解を確認します。加えて、通信断・決済・返品への対応、既存データの移行、稼働後の保守体制も見ます。
株式会社ripla、TIS、NEC、JIP、ポスタス、NTTデータは、それぞれ異なる強みを持つ候補です。riplaは一気通貫の業務支援、TISはPostgreSQLの専門支援に強みがあります。NECは量販店POS、JIPはPOSデータ基盤、ポスタスは標準POS、NTTデータは大規模移行に強みがあります。
自社に合う会社の絞り込み
まず、店舗数やレジ台数、既存DBを一枚にまとめます。あわせて、主要な外部連携、通信断の許容時間、必要なRPO・RTOも書き出します。
そのうえで、DB移行が中心ならTISやNTTデータ、量販店のPOS刷新ならNECを候補にします。POSデータのクラウド化ならJIP、標準POSの早期導入ならポスタス、業務整理から柔軟に進めるならriplaというように、要件に合わせて相談先を選びます。
見積もり依頼で伝える内容
見積もりには、要件定義やアプリ、DBを分けて記載してもらいます。移行や端末、決済、テストも、項目ごとに書いてもらいます。店舗展開や教育、監視、バックアップ、保守まで一覧にしてもらうと、比べやすくなります。
PostgreSQLの採用バージョンや拡張機能を確認し、5年間のクラウド費・保守費・アップグレード費まで比較できれば、初期費用だけでは見えない差を判断できます。
▼全体ガイドの記事
・PostgreSQLのシステム開発の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
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・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
