リファラル採用システムの開発先は、専用SaaS、既存ATS、導入伴走型サービス、独自開発を比較し、自社の採用規模と運用体制に合う会社を選ぶことが重要です。
リファラル採用は、システムを導入するだけで紹介が増える施策ではありません。社員が求人を理解し、候補者本人が安心して応募でき、人事が選考状況を漏れなく管理できる仕組みまで整えて初めて成果につながります。本記事では、株式会社 riplaを最初に、2026年時点で実在とサービス内容を公式情報で確認できる5社を加え、計6社を比較します。
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・リファラル採用システム開発の完全ガイド
リファラル採用システムのパートナー選びが重要な理由

リファラル採用システムは、求人を社員へ届ける画面だけでなく、紹介者、候補者、人事、面接官が関わる業務フローを扱います。そのため、機能数や月額料金だけでなく、紹介を促す運用、個人情報の扱い、既存の採用管理システムとの連携まで含めてパートナーを見極める必要があります。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
社員が紹介しない原因は、制度の認知不足、求人情報の分かりにくさ、紹介後の対応への不安、知人の個人情報を会社へ渡す心理的な抵抗など複数あります。専用SaaSは紹介URLやSNS共有、進捗通知を短期間で導入しやすい一方、社内広報や制度設計は別途必要になる場合があります。伴走型の支援会社は運用まで支援できますが、システム単体より初年度費用が大きくなりやすいです。
一方で、すでにATSを使っている企業が別のリファラルシステムを追加すると、候補者情報の二重入力や選考ステータスの不一致が起きることがあります。システムの導入目的を「紹介数を増やすこと」と「採用業務を安全に管理すること」に分け、どちらを優先するかで比較軸を変えることが大切です。
発注前に確認すべきポイント
発注前には、対象社員数と雇用形態、月間の採用人数、求人の掲載方法、紹介から応募までの画面、ATS・人事マスタ・SSO・SlackやTeamsとの連携方法を確認します。候補者本人が紹介URLから応募する仕様か、紹介者にどこまで選考情報を見せるか、削除依頼や重複候補者をどう処理するかも要件に含めます。
また、提案書に書かれた「導入実績」「採用単価削減」「紹介率向上」は、対象企業、期間、分母、ベンダー公表値か第三者調査かを確認してください。数字だけを比べず、自社のKPIに置き換えた場合の試算と、導入後の運用担当者の作業時間まで質問すると、過度な期待を防げます。
株式会社 ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
リファラル採用を自社独自の業務フローへ組み込みたい企業にとって、受託開発を含めて相談できることが強みになります。社員向けの求人一覧、紹介フォーム、候補者本人の応募、選考ステータス、権限管理、通知、レポート、ATS連携などを、既存の人事業務に合わせて要件化できます。まずはSaaSや簡易PoCで紹介フローを検証し、必要な部分だけ独自開発へ広げる段階的な進め方も取りやすいです。
得意領域・向いている企業
既存の採用管理、従業員マスタ、社内認証、チャット、ワークフローを横断して設計したい企業に向いています。複数法人、複数拠点、正社員とアルバイトの併用、社内独自の紹介報酬、監査ログやデータ保存期間など、既製サービスの標準機能だけでは対応しにくい条件も整理できます。純粋な受託開発を依頼する場合は、要件定義、セキュリティ審査、API実装、テスト、保守の範囲を見積書で分けて確認してください。
株式会社TalentX|大企業の制度設計まで支援するMyTalent Refer

株式会社TalentXは、リファラル採用サービス「MyTalent Refer」を提供する企業です。公式ページでは、旧MyReferの名称を含め、制度設計から採用成果の創出までをクラウドサービスとコンサルティングで支援すると説明しています。中小企業から大企業まで利用できるサービス設計を掲げ、三菱UFJ銀行、トヨタ、DeNA、三井化学などの導入事例を公式サイトで紹介しています。
特徴と強み
社員が最短30秒で紹介できる画面、求人や社内ニュースの共有、紹介活動データの分析、キャンペーンやボーナス設計など、紹介を促す機能が広い点が特徴です。専任パートナーによる制度設計、社内説明会、社内広報、活動分析、定着化支援も案内されています。公式サイトには、3,000社以上のアドバイザリー実績をもとに制度を設計するとの説明がありますが、これはTalentXが公表する実績値として確認し、自社に適用できる範囲を商談で聞く必要があります。
得意領域・向いている企業
全社的な採用ブランディングや人的資本経営とリファラル採用をつなげたい企業に向いています。正社員だけでなく中途、アルバイト、新卒まで複数の採用領域で活用したい場合にも比較しやすいです。料金は従業員規模や活用範囲に応じたサブスクリプション型で、詳細は問い合わせ制です。月額だけで判断せず、制度設計や社内展開の支援費用、導入期間、対象社員数を見積条件に入れてください。
株式会社リフカム|専業サービスと運用支援を組み合わせるRefcome

株式会社リフカムは、リファラル採用支援サービス「Refcome」を提供しています。公式サイトでは、リファラル特化型クラウドツールと、立ち上げ支援やRPOを含むサービスを案内しています。社員、人事、候補者の連携を効率化し、潜在層の候補者をタレントプールとして一元管理することを目指すサービスです。
特徴と強み
単発の紹介フォームではなく、紹介を継続的な採用チャネルとして運用したい企業に適しています。公式サイトでは、専属担当者が導入から実行まで支援すること、社員への求人共有、紹介プロセスの可視化、タレントプールの活用を特徴として説明しています。SB C&S、オムロン、ファインディなどの導入事例も公式サイトで紹介されているため、同じ業界や社員規模の事例を確認しながら検討できます。
得意領域・向いている企業
制度は存在するものの、社内告知が続かず紹介が伸びない企業、候補者との接点を長期的に育てたい企業に向いています。料金は公開ページだけで一律の月額を断定できないため、初期支援の有無、固定費型か成果報酬型か、最低契約期間、対象社員数、RPOの範囲を確認してください。採用決定数だけでなく、紹介前相談、カジュアル面談、応募、面接、入社までの転換率を追えるかも重要です。
株式会社Take Action|リファラルとアルムナイをつなぐリファアルム

株式会社Take Actionは、リファラル採用とアルムナイ採用を仕組み化するサービス「リファアルム」を提供しています。公式ページでは、リファラル・アルムナイ採用の立ち上げから定着までを支援するサービスとして案内されています。現役社員だけでなく、退職者や卒業生との関係も採用資産として活用したい企業が比較しやすい選択肢です。
特徴と強み
一般的なリファラル採用では、退職者の連絡先や過去の社員との関係が個人の管理に分散しやすいです。リファアルムのように現役社員とアルムナイの採用接点を一元的に検討できるサービスなら、再入社や知人紹介を含めた長期的な人材ネットワークを設計しやすくなります。制度設計や運用コンサルティングを含む構成かどうかは、契約時に支援範囲を確認してください。
得意領域・向いている企業
卒業生ネットワークをすでに持つ企業、退職者との関係を採用や組織づくりに活かしたい企業、社員紹介とアルムナイ施策を別々に運用したくない企業に向いています。複数法人での利用や候補者の重複判定、退職者への連絡同意、データの保存期間を重視する場合は、標準機能と追加開発の境界を聞いてください。採用だけでなくコミュニティ運営の担当者が必要になる点も、導入前に見込むべき運用コストです。
株式会社Spring Bird|小規模事業者が始めやすいReferan

株式会社Spring Birdは、リファラル採用支援SaaS「Referan」を提供しています。公式の特定商取引法に基づく表記では、リファラル採用専用URLの発行・管理と応募者管理ダッシュボードをサービス内容として示しています。利用規約では最初の1か月を無料トライアル期間とし、2026年5月更新の料金表記ではStandardプランが月額2,980円、PROプランが月額4,980円です。
特徴と強み
初期投資を抑え、専用URLからの応募受付と紹介実績の記録をまず始めたい企業に向いています。店舗、介護、サービス業など現場スタッフを抱える事業者向けの機能が規約に明記されており、応募者情報を管理画面で確認しやすい構成です。無料期間と公開料金があるため、試用期間中に社員がスマートフォンで紹介できるか、応募後の通知が十分かを実際に検証できます。
得意領域・向いている企業
複雑なATS連携よりも、紹介経路の把握と応募受付を早く整えたい小規模事業者に向いています。30店舗以上のチェーン利用は別途相談と案内されているため、店舗数が多い企業はアカウント設計や料金を個別に確認してください。社員数が大きく、SSO、細かな権限、複数法人、監査ログ、API連携が必要な場合は、Referan単体で足りるかを要件表で検証します。
株式会社HERP|既存ATSで社員紹介を一元管理するHERP Hire

株式会社HERPは、採用管理システム「HERP Hire」を提供する企業です。HERPの公式ヘルプでは、社員紹介機能を使って募集中の求人を知人へ紹介でき、リファラル採用の応募をHERP Hireで一元管理できると説明しています。リファラル専用SaaSを追加するのではなく、採用管理の基盤へ社員紹介を組み込みたい企業が比較しやすい候補です。
特徴と強み
すでにHERP Hireを利用している企業なら、候補者情報や選考ステータスを別システムへ移さず、現場を巻き込んだ採用フローを作りやすいです。社員が紹介したい求人を選び、応募を受け付け、人事が通常の選考管理へつなげる流れを整理できます。新しい専用アプリを全社員へ定着させる負担を抑えられる可能性がある一方、リファラル専業サービスのような紹介キャンペーンやアルムナイ管理が必要なら追加機能を確認してください。
得意領域・向いている企業
エンジニア採用やスクラム採用など、現場メンバーが採用活動へ参加する文化を重視する企業に向いています。導入前には、社員紹介の入力項目、紹介者が閲覧できる情報、候補者への通知、重複候補者の判定、採用経路別レポートを確認してください。料金は契約プランや利用範囲の確認が必要なため、既存ATSの利用料と追加機能の費用を合算して比較することが大切です。
リファラル採用システムのパートナー選びのポイント

6社は、専業SaaS、ATS型、アルムナイ連携、低価格型、伴走型、独自開発相談という異なる役割を持っています。自社の課題に対してどの層の仕組みが必要かを先に決めると、機能の多さや知名度に引っ張られず、導入後に使われるシステムを選びやすくなります。
実績と経験の確認方法
実績は導入社数だけでなく、対象社員数、採用職種、導入前の課題、導入期間、紹介数、応募率、採用数、入社後の定着率を確認します。たとえば「紹介率が向上した」という説明だけでは、全社員の何%が紹介したのか、紹介から採用まで何件が進んだのか分かりません。事例の分母と測定期間を聞き、自社の採用計画に近い事例を2件以上比較してください。
技術力と専門性の評価
技術面では、SSO、MFA、暗号化、最小権限、操作ログ、バックアップ、脆弱性対応、障害時の連絡体制、データ保存国、退会時のデータ返却を確認します。API連携を希望する場合は、ATSや人事マスタとの同期方向、WebhookやCSVの可否、エラー時の再送、重複判定のルールまで質問してください。候補者本人の応募を基本にし、紹介者が友人の履歴書を勝手に登録しなくても済む画面設計になっているかも重要です。
個人情報保護委員会は、利用目的を本人が合理的に予測できる程度に具体的に特定することが望ましいと説明しています(出典: 個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドラインに関するQ&A」、2025年)。紹介フォームでは、取得項目、利用目的、選考連絡、第三者提供、保存期間、削除方法を候補者へ分かりやすく示してください。要配慮個人情報を扱う可能性がある場合は、本人同意の要否を法務担当者へ確認します。
プロジェクト管理体制と費用の確認
リファラル採用は、人事だけでなく現場責任者、情報システム、法務、給与担当、紹介者が関わります。要件定義の責任者、意思決定者、週次の進捗会議、テスト担当、リリース後の問い合わせ窓口を提案書に記載してもらいます。導入後に誰が求人を更新し、誰が紹介者へ進捗を連絡し、誰が月次KPIを分析するのかが曖昧な提案は注意が必要です。
費用は初期費用、月額利用料、導入支援、データ移行、API連携、社員向け説明会、保守、紹介報酬、社内運用工数の合計で見積もります。参考として、クイックの公式ページには150名までの支援例として初期費用29万8,000円と月額利用料10万1,000円、契約期間12か月が掲載されています(出典: クイック「リファラル採用の導入・定着サポート」、2026年8月確認)。これは同社の支援例であり、他社の料金を推測する根拠にはしないでください。
よくある質問(FAQ)

最後に、導入前によく寄せられる疑問へ回答します。料金や法務の判断は企業の規模、雇用形態、候補者情報の流れによって変わるため、ここでは比較検討の起点となる考え方を整理します。
リファラル採用システムはSaaSとスクラッチ開発のどちらがよいですか?
社員50〜150名程度で重点職種を絞って始めるなら、SaaSや既存ATSの機能で1〜2か月のPoCを行う方法が現実的です。複数法人、独自の報酬制度、複雑な権限、基幹システムとの深い連携が成果に直結するなら、PoCで要件を確かめた後にスクラッチ開発や追加開発を検討します。最初から自由度だけで選ばず、運用が定着するかを先に検証してください。
リファラル採用システムの費用相場はいくらですか?
公開料金では、Referanのように無料トライアル後に月額2,980円または4,980円で始められるサービスがあります。一方、制度設計や社内定着支援を含むサービスは、クイックの公開例のように初期費用と月額費用を合わせて初年度100万円を超える場合があります。独自開発は要件次第ですが、簡易MVPで300万〜800万円、実運用版で800万〜1,500万円程度という推定レンジを置き、連携・保守・セキュリティ対応を別枠で見積もると比較しやすいです。スクラッチの金額はリファラル専用の公的統計ではなく、一般的なWeb業務システムの工数から置いた推定です。
社員への紹介報酬をシステムで管理しても問題ありませんか?
紹介報酬は、支給条件、支給時期、対象者、税務上の処理、就業規則との整合を決めたうえで運用します。厚生労働省の職業安定法第40条は、労働者募集に従事する被用者への報酬について規定しているため、制度設計を一律に判断せず、雇用形態や募集方法を整理して法務・社労士・所管窓口へ確認してください(出典: 厚生労働省「職業安定法」、2026年8月確認)。システムには報酬の申請・承認・支給済み状態を残し、候補者情報と報酬情報の閲覧権限を分けると安全です。
まとめ

リファラル採用システムは、紹介URLや求人共有の機能だけでなく、候補者本人の応募、選考進捗、社員への通知、KPI分析、個人情報保護までを一つの業務として設計することが重要です。今回紹介した6社は役割が異なり、大企業の制度設計ならTalentX、専業サービスと伴走支援ならリフカム、アルムナイ連携ならTake Action、低価格で始めるならSpring Bird、既存ATSの活用ならHERPが比較候補になります。
企業規模と課題に合わせて候補を絞ります
社員数が少なく応募受付を早く整えたい企業は公開料金のあるSaaS、制度の認知や紹介文化から変えたい企業は伴走支援、既存ATSを中心に運用したい企業はATS型を優先します。複数法人や独自連携がある企業は、業務フローを先に可視化し、標準機能で足りない部分だけを追加開発する考え方が適しています。
問い合わせ時はKPIと連携要件を共有します
独自の業務フローや複数システム連携まで必要な企業は、株式会社 riplaのようなコンサルティングから開発まで相談できる会社を含めて、要件定義から比較してください。月額料金だけでなく、初期設定、支援、連携開発、紹介報酬、保守、社内運用工数を含む初年度総額を確認し、まずは重点職種と限られた社員範囲でPoCを実施すると、過剰投資と導入後の形骸化を防ぎやすくなります。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
