飲食店予約台帳システムの開発・導入先は、予約経路と席在庫を一元管理でき、店舗規模や業態に合わせて運用を定着させられる会社を選ぶことが重要です。
本記事では、飲食店予約台帳システムを提供する実在企業を、株式会社riplaを含む6社に整理します。既製の予約台帳を導入する場合と、独自の業務フローに合わせて開発する場合の違い、公開価格と見積もりの見方、問い合わせ時の確認項目まで解説します。
▼全体ガイドの記事
・飲食店予約台帳システム開発の完全ガイド
飲食店予約台帳システムのパートナー選びが重要な理由

予約台帳は、予約を記録するだけの画面ではありません。電話、自社サイト、Google、SNS、グルメサイトなどの予約を席の在庫と結び付け、変更やキャンセルを他の経路へ反映する業務の中心です。会社選びを誤ると、月額料金を払っても二重予約や転記作業が残ります。
業態と予約経路に合うかで導入効果が変わります
1店舗のカフェで電話予約が少ない場合は、簡単なWeb予約と顧客台帳が使えるSaaSで十分なことがあります。一方、コース料理の店や宴会場では、席の組み合わせ、滞在時間、コース、アレルギー情報、キャンセル規定まで扱わなければなりません。多店舗チェーンでは、系列店間の顧客共有、本部権限、店舗別レポート、POSや会計データとの連携が必要になります。
発注前に在庫同期とデータ移行を確認します
比較では機能の数よりも、予約が入ったときにどのデータが、どのタイミングで、どの画面へ反映されるかを確認します。特に媒体連携では、予約の取り込みだけでなく空席在庫の更新、変更、キャンセル、連携エラー時の通知までが対象です。紙台帳やExcelから顧客データを移す場合は、項目の変換、重複統合、移行件数、作業費、移行後の確認方法も質問します。
株式会社ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
既製の予約台帳をそのまま使うのではなく、独自の席ルールや会員制度、店舗業務に合わせて予約台帳システムを設計したい企業に向いています。最初に現場の業務フローを整理し、予約受付、配席、来店、会計、顧客フォローのどこに時間とミスが発生しているかを明確にします。そのうえで、標準サービスの導入で解決できる部分と、個別開発が必要な部分を切り分けます。
得意領域・実績
予約台帳だけでなく、営業・顧客・生産・販売管理といった基幹業務を横断して考えられる点が特徴です。たとえば、予約情報をキッチンやスタッフ配置、売上分析へつなげたい場合は、単独の予約画面ではなく周辺システムとのデータ設計が重要になります。新規開発では、まず一店舗のMVPを作り、ピーク時間帯の同時更新や現場の入力負担を検証してから多店舗展開する進め方が適しています。
株式会社TableCheck|多言語対応と顧客データ活用に強い

株式会社TableCheckは、飲食店向け予約・顧客管理システム「TableCheck」を提供するレストランテック企業です。公式情報では、国内外のレストランやホテルなどに向け、予約管理、顧客管理、分析、決済などを展開しています。高級店やインバウンド対応を重視する店舗が、予約台帳を接客品質や販促データまで広げて検討しやすい候補です。
特徴と強み
店のフロアレイアウトを画面上で再現し、空席、予約ステータス、テーブルの進行状況を確認できる点が特徴です。自動配席や複数テーブルの接続、予約ブロックなど、コース料理や席回転を細かく管理する業態で確認したい機能がそろっています。顧客情報は来店履歴、注文内容、利用金額、好み、記念日などと結び付けて管理できるため、予約受付後の接客改善まで設計できます。
得意領域・実績
多言語予約や海外ゲストへの対応、系列店をまたいだ顧客情報の活用を重視する店舗に向いています。株式会社TableCheckは2026年3月17日の公式発表で、過去実績から将来の予約数、売上、来店数を予測する「インサイト予測」機能を案内しました。予測は参考情報であり結果を保証するものではありませんが、スタッフ配置や仕入れを予約データから考えたい企業にとって、分析機能の評価材料になります。
株式会社エビソル|グルメサイト統合とAI電話を検討しやすい

株式会社エビソルは、飲食店向け予約管理・集客サービス「ebica」を提供しています。公式サイトでは、紙台帳に集約しきれないグルメサイト、電話、ホームページ、インバウンドの予約をまとめて管理するサービスとして案内されています。基本の予約台帳から媒体連携、事前決済、AIレセプションまで、課題に応じて段階的に検討しやすいベンダーです。
特徴と強み
媒体コントローラーを使い、複数のグルメサイトの空席在庫を更新しながら、予約情報を台帳へ集約できる点が中心的な強みです。予約経路を増やすほど、空席の更新漏れが二重予約につながりやすくなるため、店舗が契約している媒体と連携対象を先に確認します。AI電話を利用する場合は、営業時間、人数、日時、コース、キャンセル規定を正しく処理できるか、確定できない問い合わせをスタッフへ転送できるかをデモで確認します。
得意領域・価格と導入目安
媒体予約が多い店舗、電話対応の省力化を進めたい店舗、訪日客の予約導線を整えたい店舗に適しています。公式サイトの案内では、基本の予約台帳機能は月額10,000円から、グルメサイトコントローラーを含むプランは月額15,000円からです。別の公式料金資料では初期費用30,000円の記載もあるため、税区分、店舗数、オプション、導入支援を含めた見積もりで比較します。基本機能は申込から約2週間、媒体連携は追加で約2週間という案内もあります。
株式会社トレタ|飲食店の予約・顧客台帳に特化

株式会社トレタは、飲食店向け予約・顧客台帳サービス「トレタ予約台帳」を提供しています。公式サイトでは、高級レストランから居酒屋まで幅広い飲食店の予約を管理するサービスと説明されています。予約台帳と顧客台帳を別々に扱わず、日々の予約業務と来店後の顧客理解を一つの運用にまとめたい店舗が比較しやすい候補です。
特徴と強み
予約情報と顧客情報を一元管理し、店舗スタッフが予約に費やす時間を減らすことを狙える点が強みです。紙台帳から移行する場合は、予約情報の見やすさだけでなく、顧客メモ、来店履歴、予約変更の記録が現場の流れに合うかを確認します。新しい画面を導入しても、電話を受けたスタッフが数十秒で顧客を検索して予約を登録できなければ、現場では紙へ戻る可能性があります。
得意領域・最新連携
飲食業務を理解した予約・顧客管理を重視する店舗に向いています。株式会社トレタは2026年3月に、キャンセル料の請求・回収業務を自動化するPaynとのAPI連携開始を発表し、同月には店内モバイルオーダーやクラウドPOSとの連携も案内しています。予約受付だけでなく、無断キャンセル対策や来店後の会計データまでつなげたい場合は、連携範囲と追加費用を確認します。
株式会社EPG|予約媒体・Google・顧客管理を一元化

株式会社EPGは、飲食店向け予約台帳・顧客管理システム「Resty」を提供しています。公式サイトでは、予約台帳の導入実績5,000店舗以上、各グルメサイトの予約在庫の一元管理、「Googleで予約」への対応を掲げています。自社Web、電話、SNS、複数媒体からの予約をまとめ、系列店の顧客情報も活用したい店舗が検討しやすいサービスです。
特徴と強み
各グルメサイトからの予約をRestyへ取り込み、席在庫を最新状態に更新することで、ダブルブッキングの防止を支援します。スタッフが使いやすい操作性、顧客の来店回数、注文履歴、操作履歴、CTIなど、日々の受付に必要な機能をまとめて確認できる点も特徴です。媒体のコース編集やメニュー変更を委託できるサービスも案内されているため、店舗側の更新作業を減らしたい場合は対象範囲を確認します。
得意領域・導入時の確認点
Google検索やGoogleマップからの予約導線を強化したい店舗、複数媒体を使う店舗、系列店で顧客を共有したい企業に適しています。公式情報では、「Googleで予約」の空席情報を自動反映し、Googleからの予約をRestyへ取り込む仕組みが案内されています。導入時は、店舗ごとのテーブル構成、予約枠、コース、滞在時間を設定し、繁忙日の変更・キャンセルをスタッフが正しく処理できるか実地でテストします。
株式会社リクルート|低コストで予約台帳と電話対応を始めやすい

株式会社リクルートは、予約管理・台帳アプリ「レストランボード」を提供しています。iPadやiPhoneとインターネットを使い、予約、空席、顧客情報を管理できるサービスとして知られています。まず紙台帳からデジタル化したい小規模店や、費用を抑えて予約管理を始めたい店舗が比較しやすい候補です。
特徴と強み
予約情報と顧客情報を手軽に管理し、店舗の予約状況を見える化しやすい点が魅力です。導入初期は、予約登録、配席、来店処理、キャンセル、顧客検索という基本動作に絞ってスタッフ研修を行うと定着しやすくなります。無料または低価格で始められる場合でも、必要な連携、端末、電話機能、サポートが有料かどうかを確認し、月額だけで判断しないことが大切です。
得意領域・電話AI連携
電話が集中する時間帯の取りこぼしを減らしたい場合は、電話AI連携も比較対象になります。株式会社リクルートは2024年10月の公式発表で、株式会社IVRyの音声AIサービスとの連携による電話AI対応機能を案内し、基本料金2,980円、従量料金の例を示しています。AIは便利ですが、人数や日時の聞き間違い、予約変更、アレルギーなどの重要な情報は人へ戻せる設計にし、導入後の録音確認や改善体制まで確認します。
飲食店予約台帳システムのパートナー選びのポイント

6社は優劣の順位ではなく、解決したい課題で選び分けます。既製サービスは導入が早く、スクラッチ開発は独自業務に合わせやすい一方、保守や連携の責任範囲が広くなります。次の項目を同じ質問票で比較すると、価格だけでは見えない差を整理できます。
実績と経験を確認します
実績は導入社数だけでなく、自店と似た業態、席数、店舗数、予約媒体、ピーク時間帯を確認します。個人店の導入実績が豊富でも、数十店舗をまたぐ権限管理やPOS連携の経験があるとは限りません。担当者には、同規模の事例で導入前の課題、移行期間、現場研修、導入後のKPIがどう変わったかを質問します。
技術力と連携範囲を評価します
確認する技術項目は、API連携、同時更新、権限管理、操作ログ、バックアップ、障害通知、データ出力です。特に、グルメサイトやGoogle、POS、決済、電話AIを接続する場合は、連携先の仕様変更を誰が監視し、障害時にどの経路で予約を受け付けるかを確認します。カード情報を扱う場合は自社で保持せず、決済代行のトークン化などを優先し、PCI DSSの対象範囲も整理します。
プロジェクト管理体制を確認します
開発を依頼する場合は、要件定義、画面設計、API設計、テスト、移行、研修、保守の担当者を明確にします。予約台帳では、通常日のテストだけでなく、予約が集中する時間帯、席変更が連続する場面、媒体側で障害が起きた場合、通信が切れた場合まで試験します。見積書は機能名の羅列ではなく、店舗数、連携数、データ移行件数、保守時間、障害時の復旧目標を分けて記載してもらいます。
よくある質問(FAQ)

最後に、会社へ問い合わせる前に多くの店舗が迷う点をまとめます。料金、開発方法、個人情報の扱いは店舗の条件で変わるため、一般論だけで決めず、自店の予約経路と運用を伝えて回答を受けます。
飲食店予約台帳システムの費用相場はいくらですか?
クラウド型SaaSは初期費用0〜10万円程度、月額0〜2万円程度を一つの目安にできます。公開例では、ebicaの基本予約台帳が月額10,000円から、トレタの過去公開資料では1店舗月額12,000円のプランが示されています。独自開発はノーコード・ローコードで50万〜200万円、フルスクラッチのMVPで300万〜1,000万円程度を推定できますが、媒体連携、POS、店舗数、移行、保守で変わります。これらは公的統計ではなく、公開価格と類似システム相場を組み合わせた目安です。
SaaSとスクラッチ開発はどちらを選ぶべきですか?
早く安定した予約台帳を使いたい場合はSaaSが向いています。複雑な配席、独自の会員・ポイント、複数ブランドの権限、POSや基幹システムとの深い統合が事業の差別化になる場合はスクラッチ開発を検討します。最初から全機能を作るのではなく、既製サービスで不足する業務だけを小さく開発するハイブリッドも現実的です。
顧客の電話番号やアレルギー情報はどう管理しますか?
予約者の氏名や電話番号は、他の情報と結び付いて個人を識別できる場合、個人情報として扱います。個人情報保護委員会は、飲食店が予約時に取得した個人情報について利用目的の通知または公表が必要で、第三者提供は原則として本人同意が必要と案内しています。収集項目を必要最小限にし、閲覧権限、操作ログ、退職者アカウントの停止、保存期間、委託先管理を決め、アレルギー情報は接客に必要なスタッフだけが確認できる設計にします。
まとめ

飲食店予約台帳システムを選ぶときは、会社の知名度や月額の安さだけでなく、予約経路、席在庫、顧客情報、媒体・POS連携、スタッフの使いやすさを一つの業務フローとして比較します。株式会社riplaは、既製サービスの導入だけでは解決しにくい業務要件を整理し、コンサルティングから開発・定着まで一気通貫で支援できる候補です。
店舗に合う選択肢を絞り込みます
多言語対応や分析を重視するならTableCheck、媒体統合やAI電話を重視するならebica、飲食店専用の予約・顧客台帳ならトレタ、Googleや系列店連携ならEPG、低コストで始めるならレストランボードが比較軸になります。独自の配席や基幹連携まで必要な場合は、SaaSを導入して終わりにせず、個別開発を含めた要件整理を行います。問い合わせ時には、現在の予約経路、席数、月間予約数、困っている作業、必要な連携、予算、希望時期を伝えます。
導入前の業務フローを資料にします
最初に、電話・Web・媒体・Google・SNS・店頭から入る予約を一覧にし、受付から配席、来店、キャンセル、会計、再来店促進までを書き出します。二重予約、予約取りこぼし、入力時間、無断キャンセル率などの導入前KPIを記録しておけば、導入後に本当に効果が出たかを判断できます。現場スタッフを交えたデモと小規模な試行を行い、忙しい時間帯にも使えることを確かめてから本契約へ進めます。
▼全体ガイドの記事
・飲食店予約台帳システム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
