営業資料管理システムの費用は、標準SaaSなら初期費用0万〜50万円程度、設定・移行・連携まで含めると50万〜300万円程度、独自開発なら1,000万〜5,000万円程度が税抜の目安です。ユーザー数や資料容量だけでなく、旧版管理、承認、CRM連携、権限、データ移行の範囲で総額が大きく変わります。
営業資料が共有フォルダや個人PC、メール添付に分散していると、最新版を探す時間が増え、古い価格表や仕様書を顧客へ渡すリスクも高まります。この記事では、営業資料管理システムの開発・導入費用の相場、料金体系、見積もりの内訳、価格が変動する要因、コストを抑えながら定着させる方法を、2026年時点で確認できる公開料金と事例を交えて解説します。
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・営業資料管理システム開発の完全ガイド
営業資料管理システムの全体像

営業資料管理システムは、商品カタログ、提案書、会社案内、価格表、仕様書、動画、FAQなどを一元管理し、営業担当が必要な資料をすぐに検索・閲覧・共有するための仕組みです。単なるファイル置き場ではなく、最新版の統制、利用状況の分析、CRMやSFAとの連携まで含めると、営業活動を改善するセールスイネーブルメント基盤として考えられます。
何を管理するシステムですか?
管理対象はPDFやPowerPointだけではありません。営業が商談で使うカタログ、導入事例、価格表、提案書テンプレート、製品仕様書、説明動画、Webページ、FAQなどを、製品、顧客業界、商談ステージ、公開対象、更新期限といったメタデータと一緒に扱います。登録、フォルダ・タグ分類、全文検索、サムネイル表示、版管理、承認ワークフロー、公開期限、閲覧権限、ダウンロード制御、共有履歴、アクセスログを一つの流れにすると、資料を「保存した後に使われる」状態を作りやすくなります。
特に重要なのは、誰がいつどの資料をどの顧客へ使ったかを追跡できることです。アクセス数、検索語、共有履歴、資料別の利用率、営業からのフィードバックを蓄積すれば、作成者の感覚だけに頼らず、商談で使われる資料を残して改善できます。アステリアのHandbook導入事例では、アサヒ装設が営業現場で使う約70種のブックを管理し、資料ごとのアクセス履歴とアンケートをもとにコンテンツの改善サイクルを作っています(出典:アステリア株式会社の導入事例)。
CRM・SFA・オンラインストレージとは何が違いますか?
CRMは顧客・会社・接点の情報、SFAは案件・活動・売上見込みを中心に管理します。一方、営業資料管理システムは、承認済みのコンテンツを適切な相手へ届け、利用状況を営業改善へ戻す役割を担います。オンラインストレージでもファイル保存はできますが、版の公開・廃止、営業ステージ別のレコメンド、資料の利用率、社外共有の細かな制御まで求める場合は専用設計が必要です。
したがって、既存のCRMやSFAを置き換えるのではなく、案件画面から適切な資料を呼び出し、共有後の閲覧履歴をCRMへ戻す構成が現実的です。営業資料を全社で使い回すだけなら標準SaaSやストレージで始め、承認・期限・代理店公開・分析・複雑な連携が増えた段階でカスタマイズや開発を検討すると、過剰投資を避けやすくなります。
営業資料管理システム開発・導入の進め方

営業資料管理システムの費用を正確に見積もるには、いきなり機能一覧を作るのではなく、資料が使われる業務の流れから要件を定めることが大切です。導入後に利用されなければ、安価に導入しても費用対効果が出ません。課題の定義、資料棚卸し、PoC、要件定義、設計・開発、移行、定着化を順番に進めます。
目的・KPIを決めて資料を棚卸しします
最初に「何を管理するか」より「何を改善するか」を決めます。たとえば、資料検索にかかる時間、最新版の利用率、営業企画への問い合わせ件数、資料作成時間、共有後の顧客閲覧率、資料利用と商談化・受注の関係などをKPIにします。経営者は売上への寄与、営業責任者は提案品質、営業企画は更新・承認、情シスは認証・権限・監査ログを重視するため、部門ごとに目的を聞き取る必要があります。
続いて、共有フォルダ、個人PC、メール、既存の文書管理ツールにある資料を一覧化します。ファイル名、所有者、製品、顧客業界、機密区分、公開期限、版、形式、重複、旧版かどうかを確認し、不要資料は移行前に廃棄します。この整理を後回しにすると、移行するファイル数が膨らむだけでなく、検索結果に古い資料が混ざり、AI検索を導入しても誤案内の原因になります。
要件定義と小規模PoCで使いやすさを確かめます
次に、利用者、資料の種類、検索条件、版管理、承認者、公開範囲、共有方法、ログ、外部連携、スマートフォン対応、オフライン閲覧などを要件化します。最初から全社のすべての資料を移すのではなく、1部門、主要製品、代表的な資料50〜200点程度を使ったPoCが有効です。検索の精度、タグの付けやすさ、権限設定、共有リンク、モバイル表示、ログの見え方を営業担当と情シスの両方で確認します。
PoCでは、機能が動くかだけでなく、営業が商談中に数秒で資料を出せるかを見ます。入力項目が多すぎる、検索語の表記揺れに弱い、スマートフォンで動画が再生できない、社外共有の期限を設定できないといった問題は、本開発後の修正ほど高くつきます。現場の利用率をKPIに含め、使わない理由を聞き取ってから仕様を固めることが重要です。
設計・開発・連携を段階的に進めます
本開発では、資料、製品、顧客、案件、担当部署、版、公開期限、利用ログを分けたデータモデルを設計します。権限は部署や役職だけでなく、社内限定、代理店公開、特定顧客向けなどの条件を整理し、SSOにはSAMLまたはOIDC、ファイルはクラウドストレージ、検索は全文検索エンジンという構成を検討します。公開前の承認、期限切れ資料の非公開化、旧版の検索対象外、監査ログの保存を先に決めると、後からの作り直しを減らせます。
CRMやSFAとの連携では、案件ステージや製品情報から資料を絞り込み、共有後の閲覧履歴を案件に戻す流れが代表的です。連携数が多いほど開発費は増え、APIの制限、同期タイミング、障害時の再送、権限の対応関係まで設計が必要になります。AI検索やレコメンドは、承認済み資料だけを対象にし、回答の出典表示と管理者レビューを実装できる状態になってから追加するのが安全です。
移行・リリース後の運用まで設計します
移行では、CSVでメタデータを一括登録するだけでなく、ファイル形式、文字コード、リンク切れ、動画容量、旧版の扱い、公開期限、権限をテストします。公開初日にすべてを切り替えるのではなく、部門ごとに段階移行し、問い合わせ窓口と戻し方を決めておくと営業活動への影響を抑えられます。利用者向けの短い操作ガイドと、管理者向けの更新・承認マニュアルも見積もりに含めます。
リリース後は、営業企画などをコンテンツオーナーに置き、更新、承認、廃止の責任者と期限を決めます。月次で検索ゼロ件、未使用資料、期限切れ、権限逸脱、共有後の閲覧率を確認し、資料の改善へつなげます。運用担当者の人件費や定期的なデータクレンジングを無視すると、導入直後は安く見えても、数年後に再構築が必要になるため注意が必要です。
営業資料管理システムの費用相場とコストの内訳

営業資料管理システム単独の公的な費用統計は限られるため、以下の金額は、公開されているCRM・コンテンツ管理・導入支援の料金と、類似する業務システムの見積もり相場を組み合わせた税抜の目安です。実際の金額は、ユーザー数、資料容量、連携数、権限の複雑さ、データクレンジング、オンプレミス要件によって変動します。初期費用だけでなく、3年間のライセンス、ストレージ、API、保守、運用人件費を含むTCOで比較してください。
導入方式別の費用相場はいくらですか?
標準SaaSをそのまま利用する場合は、初期費用0万〜50万円程度、月額は1ユーザーあたり2,400円〜2万1,000円程度が一つの比較軸になります。資料の分類や権限を自社で設定でき、連携も少ない企業に向く価格帯です。SaaSに初期設定、資料移行、SSO、CRM連携、操作教育を加える場合は、初期費用50万〜300万円程度、期間1〜3か月程度を見込むと整理しやすくなります。
パッケージやクラウド製品をカスタマイズする場合は、初期費用300万〜1,000万円程度、期間3〜6か月程度が目安です。独自の承認、外部公開、複雑な権限、複数部門の連携まで求める場合に適します。スクラッチ開発は1,000万〜5,000万円程度、期間6〜18か月程度となることがあり、全社・多拠点・多言語・大容量・基幹連携を含む大規模基盤は5,000万円〜数億円以上の個別見積もりになります。これらは機能を増やせば比例して増える固定価格ではなく、要件と品質水準から算出するレンジです。
ライセンス・初期設定・移行費はどう分かれますか?
ライセンス費はユーザー数、プラン、ストレージ、外部共有、AIや分析などのオプションで決まります。2026年に確認できる公開情報では、Salesforce JapanのStarter Suiteは月額3,000円/ユーザーから、Sales CloudのEnterpriseは月額21,000円/ユーザーから提示されています(出典:セールスフォース・ジャパンの料金ページ)。HubSpot JapanはSales Hub Starterを1シート月額2,400円、Professionalを月額12,000円、Enterpriseを月額18,000円からとし、Professionalの初回導入支援18万円、Enterpriseの初回導入支援42万円を記載しています(出典:HubSpot製品・サービスカタログ)。
たとえば30人がSales Hub Starterを使う単純計算では、ライセンスだけで月7万2,000円程度です。ただし、営業資料管理に必要な承認、メタデータ設計、資料整理、SSO、CRM連携、教育は別費用になり得ます。公開価格は製品の利用権であり、自社データを使える状態にする費用とは分けて考えることが大切です。
連携・保守・運用にはいくらかかりますか?
初期設定・要件整理・権限設計・データ移行・画面調整・教育をまとめた導入支援は、数十万円から250万円程度まで幅があります。NTTドコモビジネスのSalesforce CRM導入支援では、標準設定、データ移行、データベースや画面構成の調整、管理者支援などを含む基本プランが250万円(税込275万円)、期間8週間と公開されています。営業資料管理そのものの価格ではありませんが、既存クラウドを業務に合わせて設定する導入支援費の具体的な比較材料になります(出典:NTTドコモビジネスのCRM導入支援)。
保守費は、開発費の年10〜20%程度を仮置きすることがありますが、契約内容により変わります。クラウド利用料、ストレージ追加、API利用、バックアップ、監視、問い合わせ対応、セキュリティ更新、コンテンツ更新の人件費も別に確認します。NTTドコモビジネスの公開例では、運用サポートが月9万円、追加サポートが8時間10万円です。公開価格がないベンダーでは、月何時間まで含むか、障害対応と改修を分けるかを見積書で明示してもらいます。
営業資料管理システムの費用が変動する要因

同じ営業資料管理システムでも、社内の利用人数が少なく資料が整理されていれば、標準機能で短期間に導入できます。一方、代理店や顧客への外部共有、複数の製品体系、部門別の権限、基幹システムとの同期、AIによる検索まで求めると、設計・テスト・運用の工数が増えます。見積もりでは、機能数だけでなく、データと利用者の複雑さを確認してください。
ユーザー数・容量・権限の複雑さ
ユーザー数は月額ライセンスだけでなく、権限設計、教育、問い合わせ対応の規模にも影響します。閲覧者と管理者、外部共有先、代理店、退職者のアカウントを分け、誰に有料シートが必要かを決めます。資料容量ではPDFやPowerPointより動画や高解像度画像の比率が重要で、ストレージ、配信帯域、サムネイル生成、バックアップの費用が増える可能性があります。
権限は「営業部なら全部見られる」という単純な設計から、製品、地域、役職、顧客、案件、公開期限の組み合わせへ複雑化しやすい領域です。特に代理店へ価格表を公開し、原価情報や競合資料は非公開にする場合は、ロール、グループ、資料属性、共有リンク期限を組み合わせたテストが必要です。権限表を作らずに開発を始めると、実装後の追加工数が膨らみやすくなります。
CRM連携・AI・セキュリティ要件
Salesforce、HubSpot、Microsoft Dynamics 365、kintone、SFA、MA、SSO、ストレージなど、接続先が増えるほどAPI調査、データ項目の対応付け、同期エラー処理、認証方式、テストケースが増えます。CRMの案件ステージから資料を呼び出すだけなのか、共有履歴や閲覧結果をCRMへ書き戻すのかで、連携の工数は変わります。見積もりでは「連携あり」とだけ書かず、対象システム、方向、項目数、同期頻度、障害時の扱いを指定します。
AI検索・要約・レコメンドは便利ですが、承認済み資料を対象にするデータ整備、検索インデックス、生成AIの利用料、回答の出典表示、ログ保存、管理者レビューが必要です。AIを先に導入しても、重複資料や期限切れ資料が残っていれば誤案内のリスクは下がりません。SSO、多要素認証、監査ログ、バックアップ、データ保管場所、委託先の責任分界なども、価格だけでなく安全管理の要件として見積もりに含めます。
データ移行と運用体制
移行費はファイル数だけでは決まりません。保存場所が何か所あるか、ファイル名やタグの表記揺れがどれほどあるか、旧版を廃棄・保管・非公開のどれにするか、所有者が分かるか、破損ファイルやパスワード付きファイルがあるかで作業量が変わります。数千件の資料を人手で分類する場合は、移行そのものよりデータクレンジングの工数が大きくなることがあります。
運用では、コンテンツオーナー、承認者、システム管理者、現場のフィードバック担当を決めます。更新期限を過ぎた資料を誰が廃止するか、価格改定時にどの資料を一括確認するか、外部共有リンクをどう停止するかが曖昧だと、システムを導入しても古い資料が残ります。月次の棚卸し、教育、問い合わせ、KPIレビューを外注するか内製するかも、3年間のコストとして比較しましょう。
営業資料管理システムの見積もりを取る際のポイント

見積もりを安く見せるために、ライセンス費だけ、開発費だけ、初年度だけを比較すると判断を誤ります。RFPでは、資料の現状、利用者数、容量、権限、連携、移行、教育、保守、セキュリティ、成果物の範囲を同じ条件で提示し、初期費用と運用費を分けて比較します。できれば標準機能だけの案、設定・移行を含む案、カスタマイズ案の3段階で出してもらうと、投資判断がしやすくなります。
要件・資料一覧・権限表を先に準備します
発注前に、資料の種類と件数、保存場所、現在の困りごと、ユーザーと外部利用者の人数、製品・顧客・商談ステージの分類、公開期限、承認フロー、必要な検索条件、連携先を一覧にします。ファイルをすべて渡せない場合でも、代表的な資料を提示し、PDF、PowerPoint、画像、動画、Webリンクの扱いを確認します。権限表には、営業、営業企画、管理職、代理店、顧客、システム管理者などの役割ごとに、閲覧、登録、編集、承認、共有、ダウンロードの可否を書きます。
さらに、必須機能と将来機能を分けます。必須機能を登録・検索・版管理・承認・権限・期限・ログに絞り、AIレコメンド、提案書自動生成、オフライン、電子署名などは第2段階に回すと、初期費用と導入期間を抑えられます。KPIの基準値も導入前に測っておくと、費用対効果を公開後に説明できます。
複数社を同じ条件で比較します
ベンダーには、実際の営業資料を使ったデモを依頼します。検索速度や見た目だけでなく、旧版の自動非公開、承認前の閲覧制限、外部共有の期限、資料ごとのアクセスログ、ログのCSV・API出力、CRMからの呼び出し、AI回答の出典表示、スマートフォンでの利用を確認します。製品の標準機能でできることと、追加開発が必要なことを説明してもらうことが大切です。
比較表には、初期費用、月額・年額、ユーザー追加費、ストレージ、API、導入支援、移行、教育、保守、追加改修の単価、契約期間、解約時のデータ返却を記載します。導入実績は社数だけでなく、営業資料の種類、利用人数、連携先、導入期間、定着化支援の内容を聞きます。アステリアの事例のように、アクセスログや現場アンケートを資料改善に使えるかも、機能表だけでは見えない評価項目です。
契約範囲と追加費用の条件を確認します
見積書には、要件定義、画面・データ設計、開発、テスト、移行、教育、リリース支援の成果物を記載します。設計書、設定一覧、権限表、テスト結果、操作マニュアル、データのエクスポート方法が納品物に含まれるかも確認してください。クラウド製品の設定作業では、設定情報の引き渡しや、別の担当者が運用できる状態かどうかが見落とされやすいポイントです。
追加費用が発生する条件も、資料件数、連携先、権限ロール、動画容量、AI利用量、修正回数、サポート時間、休日対応などに分けて確認します。個人情報や顧客情報を含む資料では、データ保管場所、委託先、バックアップ、インシデント時の連絡、契約終了後の削除・返却を確認します。個人情報保護委員会やIPAのガイドラインを参考に、セキュリティを「後で確認する項目」にせず、最初から費用と責任分界に含めます。
営業資料管理システムのコストを最適化するポイント

コスト最適化は、単価を下げることではなく、使われない機能や不要なデータへ投資しないことです。営業資料管理では、検索・最新版管理・権限・承認・ログが定着の土台になります。まず対象部門と資料を絞って成果を確認し、利用データをもとに連携やAI機能を拡張する段階導入が、費用と効果のバランスを取りやすい方法です。
最小構成で始めて利用実績を作ります
最初から全社・全製品・全連携を対象にすると、要件調整と移行作業が長期化します。まずは営業資料の検索、最新版表示、承認、権限、期限、利用ログに絞り、主要製品の代表資料で導入します。営業が商談で実際に使い、検索時間や問い合わせ件数が改善したことを確認してから、代理店公開、CRMへの書き戻し、動画配信、AIレコメンドを追加します。
ただし、将来拡張する可能性が高い項目は、データモデルと権限設計だけ先に考えます。後から追加しにくい資料ID、製品マスタ、公開区分、版、期限、利用ログの構造を初期に整えておくと、機能追加時の作り直しを抑えられます。標準機能で運用できる部分と、独自開発が必要な部分を分けることが、初期投資の適正化につながります。
移行前の整理で開発・運用コストを下げます
移行対象を減らす最も確実な方法は、開発会社へ渡す前に資料を棚卸しすることです。重複、旧版、期限切れ、所有者不明、利用されていない資料を整理し、ファイル名とタグの表記をそろえます。営業企画が製品マスタと公開区分を決め、現場の代表者が検索語と資料の使い方を確認すれば、クレンジング作業を必要な範囲に絞れます。
AI検索を使う場合も、資料の正しさとメタデータの整備が先です。承認済み資料だけをインデックスへ登録し、価格表や仕様書に公開期限を設定し、回答には参照資料を表示します。データを整えた後にAIを追加すれば、誤案内の確認作業や人手による修正を減らし、AI利用料に見合う価値を判断しやすくなります。
3年間のTCOとKPIで判断します
導入方式を比較するときは、初期費用だけでなく、36か月分のライセンス、ストレージ、追加ユーザー、API、保守、運用担当者、教育、コンテンツ更新、データクレンジングを合計します。標準SaaSが初期費用では安くても、利用人数や有料オプションが増えると、カスタマイズした基盤の方が中長期で合う場合があります。逆に、独自開発は柔軟ですが、アップデート、脆弱性対応、障害対応を継続して負担します。
費用対効果は、削減できた検索時間や問い合わせ件数だけでなく、最新版利用率、資料共有後の閲覧率、資料利用と商談化の関係、提案準備時間、誤資料の配布件数で測ります。導入前の基準値、目標値、測定方法、確認頻度を決め、利用されていない資料や検索ゼロ件を改善します。コストを抑えることと、営業が使い続けることを同じKPIで追うことが大切です。
営業資料管理システムのよくある質問

ここでは、営業資料管理システムの費用と導入方法について、発注前によく寄せられる質問に回答します。金額は公開料金や類似システムの推定レンジであり、実際の見積もりでは利用人数、資料、連携、セキュリティ、運用範囲を確認してください。
営業資料管理システムの開発費用はいくらかかりますか?
標準SaaSの初期費用は0万〜50万円程度、設定・移行・連携を含めると50万〜300万円程度、パッケージのカスタマイズは300万〜1,000万円程度、スクラッチ開発は1,000万〜5,000万円程度が税抜の目安です。ユーザー数、資料容量、権限、連携、データクレンジング、保守範囲で変わるため、金額だけでなく含まれる作業と3年間のTCOを比較してください。
営業資料管理はSaaSとスクラッチ開発のどちらがよいですか?
検索、共有、基本的な権限、承認を早く始めたい場合はSaaSが向いています。CRMやSFAとの標準連携があり、利用者数に応じた料金を受け入れられるなら、初期費用と期間を抑えやすい選択肢です。一方、独自の提案生成、複雑な基幹連携、厳格なデータ保管、多拠点・多言語運用が中核なら、パッケージのカスタマイズやスクラッチ開発を検討します。
既存の営業資料はすべて移行するべきですか?
すべてを移行する必要はありません。重複、旧版、期限切れ、所有者不明、利用実績のない資料を先に整理し、主要製品と代表的な営業資料から始めます。旧版を残す場合は検索対象外や管理者限定にし、価格表や仕様書には公開期限を設定します。移行対象を減らすほど初期費用を抑えやすくなり、公開後の検索品質も上がります。
営業資料管理システムにAI検索を追加すると費用は上がりますか?
AI検索を追加すると、AIの利用料だけでなく、資料のクレンジング、メタデータ整備、検索インデックス、権限連携、回答の出典表示、ログ保存、管理者レビューの費用が発生し得ます。資料の最新版管理ができていない状態でAIを追加すると、誤った資料を参照するリスクが残ります。まず承認済み資料を検索できる基盤を整え、利用状況を見てからAIを段階導入すると、投資の妥当性を判断しやすくなります。
まとめ

営業資料管理システムの費用相場は、標準SaaSなら初期費用0万〜50万円程度、設定・移行・連携込みなら50万〜300万円程度、パッケージのカスタマイズなら300万〜1,000万円程度、スクラッチ開発なら1,000万〜5,000万円程度が税抜の目安です。大規模な全社基盤は5,000万円〜数億円以上になることもありますが、いずれもユーザー数、資料容量、権限、連携、データ品質、保守範囲で変わる推定レンジです。
費用は初期価格ではなく総額で比較します
比較の中心は、ライセンス、初期設定、資料の棚卸しと移行、CRM・SSO連携、テスト、教育、保守、運用人件費を含む3年間のTCOです。見積もりを依頼するときは、標準機能、追加設定、独自開発を分け、成果物と追加費用の条件を確認してください。公開価格のあるSalesforceやHubSpot、導入支援の公開例があるNTTドコモビジネスは比較材料になりますが、自社要件への適合費用は別途確認が必要です。
次に資料棚卸しと小規模PoCを始めます
最初の一歩は、資料を保存する場所と利用者を洗い出し、最新版利用率や検索時間などの基準値を測ることです。そのうえで、主要製品の資料50〜200点程度を使い、検索、版管理、承認、権限、期限、ログを試します。資料が整理されてからAI検索や高度なレコメンドを追加すれば、営業の使いやすさと費用対効果を両立しやすくなります。
営業資料管理システムは、導入して終わるファイル置き場ではなく、承認済みコンテンツを営業現場で使い、その利用データを次の資料改善へ戻す仕組みです。費用相場を出発点にしながら、自社の課題、資料の状態、運用責任者、3年間のTCOを整理して、過不足のない方式を選ぶことが成功への近道です。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
