学校給食管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

学校給食管理システムのおすすめ開発会社は、献立・栄養・発注を一元化したいのか、給食費の公会計・収納まで扱いたいのかで変わります。比較の結論を先に述べると、業務範囲と既存システムとの連携を整理したうえで、現場検証から導入後の保守まで任せられる会社を選ぶことが重要です。

本記事では、株式会社riplaを最初に、学校給食の献立・栄養・発注、アレルギー対応、給食費公会計・収納などに関わる実在の開発会社・ベンダーを計6社紹介します。2026年時点で確認できる自治体資料や各社の公式製品情報をもとに、向いている自治体、確認すべき機能、費用の見方、発注前の比較ポイントまで整理します。

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学校給食管理システムのパートナー選びはなぜ重要ですか?

学校給食管理システムの導入を検討する担当者

学校給食管理システムの選定では、機能数の多さだけでなく、食の安全と日々の業務を止めずに移行できるかを確認する必要があります。学校給食の「管理」は、献立・栄養・食材発注を扱う領域と、給食費の賦課・収納・督促を扱う領域に分かれることが多く、製品によって対応範囲が異なります。最初に自自治体の課題を分けて考えることが、適切な会社を選ぶ出発点です。

献立管理と給食費管理は同じシステムとは限りません

献立管理のシステムは、食品・料理マスタ、栄養価計算、学年別の食数、原価、見積、発注、納品、調理指示、残食量などを中心に設計されます。これに対して給食費管理のシステムは、喫食者情報、徴収額の決定、口座振替、入金消込、減免、督促、未納管理、会計処理などが中心です。両方を一つの製品で扱える場合もありますが、献立側と収納側を別製品にして連携する構成も現実的です。

たとえば、栄養士が求める「最新の成分表に基づく栄養計算」と、会計担当が求める「住民情報・学齢簿との連携」は、必要なデータと権限が異なります。製品デモでは両方を同時に説明してもらい、どの情報をどの部署が入力し、どの帳票を誰が承認するのかまで確認してください。

安全性とライフサイクル費用を同時に比較します

アレルギー対応では、対象児童の登録、献立とのアレルゲン照合、除去・代替食の調理指示、配食確認、学校や保護者への連絡という複数の段階があります。システムが警告を表示しても、最終確認者と記録が決まっていなければ安全対策として機能しません。登録者・確認者・変更承認者を役割別に設定でき、操作ログや訂正履歴を残せるかを確認することが大切です。

費用も初期構築費だけでは判断できません。秋田市の令和8年度資料では、データ移行経費623万7,000円に加えて、令和9年度から令和13年度までの保守管理委託1,584万円とシステムリース料4,518万円を含む導入経費6,102万円が示されています(出典: 秋田市「学校給食費管理システム更新・運用経費」、2026年)。5年間の保守、端末・ネットワーク、研修、制度改正、データ返却まで含めた総額で比較してください。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

学校給食の現場では、栄養士、給食センター、学校、教育委員会、会計担当などが異なる業務を担います。riplaに相談する場合は、既製パッケージをそのまま導入するか、献立・食数・アレルギー・収納を組み合わせた仕組みを設計するかを、業務整理から検討できます。紙やExcelで分散しているマスタと承認手順を棚卸しし、標準機能と追加開発の境界を整理していく進め方が候補になります。

特に、既存の住民情報、校務支援、会計、口座振替、保護者向け通知などを残しながら、給食側の業務を改善したい自治体では、連携要件の整理が重要です。データの受け渡し項目、取込頻度、エラー時の再処理、権限、ログを要件に落とし込み、現場の担当者が使い続けられる画面と運用ルールを一緒に設計してください。

得意領域・実績

riplaは、業務部門と情報システム部門の間に入り、課題整理から開発、導入後の定着まで同じ方針で進めたい組織に向いています。学校給食に特化したパッケージの導入社数を示す紹介ではないため、給食固有の帳票、アレルギー対応、自治体ネットワーク、法令・ガイドラインへの対応範囲は、相談時に個別確認する必要があります。

問い合わせ前には、学校数、調理場数、児童生徒数、1日の食数、現行システム、Excel帳票、連携したい基幹システム、希望稼働時期を整理してください。これらをもとに、パッケージ、クラウド、個別開発を比較し、初期費用だけでなくデータ移行・研修・保守を含む見積もりを取得すると、他社との比較がしやすくなります。

株式会社日立産業制御ソリューションズ|複数調理場の献立・発注を統合

学校給食の複数施設を管理するイメージ

株式会社日立産業制御ソリューションズは、学校調理場向け給食管理システム「給食マイスター」を提供しています。公式情報では、献立作成から食材業者への支払いまでを支援し、複数施設や栄養士間で情報共有できる学校給食調理場向けのソリューションと説明されています。献立系の業務を中心に、調理場と教育委員会の情報をつなぎたい自治体が比較しやすい会社です。

特徴と強み

「給食マイスター」は、食品・料理・学校・業者などの基本情報を管理し、統一献立では最大9コース、調理場献立では最大5コースを管理できると公式ページに掲載されています。主食・副食・牛乳ごとの発注数量を自動算出し、帳票をExcel形式で出力できる点も、複数施設で帳票を調整したい場合の確認ポイントです(出典: 日立産業制御ソリューションズ「給食マイスター」公式製品情報、2026年8月確認)。

また、クラウドサービスとしてサーバー運用・監視・セキュリティ対策を支援し、OSのバージョンアップや法改正への対応を案内しています。ただし、自治体のネットワーク分離、LGWAN環境、学校ごとの権限、アレルギー対象児童の個人情報の扱いは個別要件です。デモでは、献立変更が発生したときに発注数量や調理指示へどのように反映されるかを確認してください。

得意領域・実績

複数の調理場、親子方式、統一献立、一括見積・発注を扱い、教育委員会や学校給食会が全体を見渡したい場合に候補になります。献立・発注側の機能を優先する会社のため、給食費の徴収・督促・過年度債権まで同じ製品で扱えるかは確認が必要です。収納が別システムになる場合は、喫食数と請求額の連携方式、責任分界、障害時の手作業を先に決めてください。

トーテックアメニティ株式会社|学校給食の現場運用を標準化

学校給食の献立と栄養管理を検討するイメージ

トーテックアメニティ株式会社は、給食管理ソリューション「きっずランチ」を提供しています。公式ページでは、栄養士や給食事務職員の声をもとに開発し、導入から運用サポートまで対応する製品として紹介されています。献立・栄養管理だけでなく、食数、見積、発注、納品、残菜など、現場の一連の業務を標準化したい自治体に向いています。

特徴と強み

きっずランチは、アレルギーの除去・代替献立を作成し、献立から調理指示書を出力できます。一般食数、牛乳なし食数、転入出を一画面で管理し、献立情報と食数情報をもとに発注数量を自動計算できると説明されています。見積期間を日ごと、月ごと、学期ごと、半期ごと、年間から設定できる点も、自治体の調達事務と相性を確認したい部分です(出典: トーテックアメニティ「きっずランチ」公式製品情報、2026年8月確認)。

複数の給食センターで食数や設備、運用が違う場合は、全体で共通化する項目と、センターごとに残す項目を分ける必要があります。公式の導入事例でも、食品・料理データ、見積・発注、精算・実績管理を一元化しながら、複数センターの事情に対応した例が紹介されています。導入前には、給食センターごとの例外処理を洗い出して、標準機能で対応する範囲を決めてください。

得意領域・実績

栄養士と給食事務職員の作業を同じデータでつなぎ、見積・発注・支払い・実績までの流れを見直したい自治体が比較しやすい会社です。Excelで別々に管理していた食数や食品マスタをまとめるときは、過去のデータをどこまで移行できるか、食品コードの重複をどう整理するか、担当者の権限をどう設定するかを確認してください。

アレルギー対応については、除去・代替献立の作成と調理指示書の出力だけでなく、配食時の確認者と記録まで業務フローに組み込めるかが重要です。学校ごとに異なる保護者への案内や医師の診断書の扱いをシステム内で管理するのか、別の保護者ポータルと連携するのかを、提案時に具体的に質問してください。

株式会社両毛システムズ|クラウド・ネットワーク・スタンドアロンを選択

自治体向け学校給食システムの環境を比較するイメージ

株式会社両毛システムズは、自治体・学校給食向け献立管理システム「献立ラボ」を提供しています。公式情報では、栄養士の声を反映した実用性重視のシステムとして、献立作成、食品登録、業者発注、複数人での献立管理、報告書データの抽出を案内しています。学校や調理場のネットワーク事情に合わせて環境を選びたい自治体が検討しやすい会社です。

特徴と強み

献立ラボは、最新の日本食品標準成分表への対応、アレルギー・特別献立の管理、ユーザーごとの権限設定を公式ページで案内しています。ネットワーク型、スタンドアロン型、クラウド型に対応するとされているため、学校や給食センターの接続制約、サーバー管理の負担、複数拠点のデータ共有を比較しながら選べます(出典: 両毛システムズ「献立ラボ」公式製品情報、2026年8月確認)。

ただし、環境を選べることと、自治体のセキュリティ要件を満たせることは別に確認する必要があります。クラウドを採用する場合は、データ保存場所、バックアップ、通信経路、委託先管理、契約終了時のデータ返却を確認してください。スタンドアロン型の場合は、食品マスタや献立データを複数拠点で共有する方法と、端末故障時の復旧手順を整理してください。

得意領域・実績

栄養管理を中心に、複数の担当者が同じ献立を扱い、引き継ぎや報告書作成を効率化したい自治体に向いています。共同調理場の献立、特別食、食物アレルギーへの対応を行う場合は、通常献立から代替献立を作成する手順と、発注・調理指示へ変更を伝える方法を実画面で確認してください。

価格は公開ページだけで一律に判断せず、学校数、利用者数、環境、移行データ、帳票、保守を分けて見積もってもらうことが大切です。特に、ネットワーク型からクラウド型へ変更する場合は、導入費用だけでなく端末更新、認証方式、職員研修、通信障害時の代替運用まで含めて比較してください。

株式会社東洋システムサイエンス|栄養計算・帳票・複数校管理を効率化

学校給食の栄養計算と帳票作成を検討するイメージ

株式会社東洋システムサイエンスは、給食管理ソフト「カロリーメイク 学校版」を提供しています。栄養士の計算や書類作成を効率化するソフトとして、献立作成、発注、アレルギー対応、帳票、複数校管理などを案内しています。献立と栄養管理を中心に、学校ごとの献立を整理したい自治体や給食施設が比較しやすい会社です。

特徴と強み

カロリーメイクは、日本食品標準成分表2020年版(八訂)に対応し、学校版で作成した献立と連動するアレルギー対応管理システムを別オプションで提供しています。公式ページでは、学校版の利用者が全国6,000以上であることや、複数校管理、発注機能、出力帳票を案内しています(出典: 東洋システムサイエンス「カロリーメイク 学校版」公式製品情報、2026年8月確認)。利用者数は公式掲載値のため、同規模自治体での現在の稼働実績は提案時に確認してください。

献立原案を作成し、食品データと一緒に配信できる機能は、共通献立を複数校へ展開する場合に検討しやすいポイントです。一方で、アレルギー情報を別ソフトで扱う構成では、児童生徒マスタ、献立、アレルゲン、対応食の連携責任を明確にする必要があります。どの画面で最終承認し、変更後にどの帳票を再出力するのかを確認してください。

得意領域・実績

栄養計算、献立のバランス確認、帳票作成、複数校への共通献立配信を重視する場合に候補になります。支援学校や学校ごとに基準が違う場合は、学齢別の分量、食品の置き換え、個人別アレルギー帳票にどこまで対応できるかを確認してください。発注や食数の機能を利用する場合は、給食センターの釜数・配送順・クラス別の数量が標準機能で扱えるかも確認が必要です。

給食費の公会計化や住民情報連携まで一体で導入したい場合は、カロリーメイクだけで全範囲を満たすのか、収納系システムとの連携が必要なのかを分けて考えてください。献立・栄養管理の専門性を活かしつつ、会計・収納は別ベンダーと組み合わせるハイブリッド構成も比較対象になります。

株式会社夢工房|個人別アレルギー対応と配食確認を重視

学校給食のアレルギー対応を確認するイメージ

株式会社夢工房は、学校給食管理ソフト「らくらく献立8・学校給食版」を提供しています。公式情報では、献立作成、食材分量の自動設定、個人別アレルギー対応、発注分量、調理指示書、配食確認などを案内しています。アレルギー対応の作業を献立から調理・配食までつなげ、現場の確認漏れを減らしたい自治体や給食施設が比較しやすい会社です。

特徴と強み

「らくらく献立8・学校給食版」は、個人のアレルゲン情報を反映した対応食、児童生徒の喫食確認、調理指示書、配食確認を連動させる機能を公式ページで説明しています。アラート表示や自動展開によって、複雑になりやすいアレルギー対応を支援するとされています。また、原価や栄養摂取状況、残食率、地産食材の使用実績を見える化できる点も特徴です(出典: 夢工房「らくらく献立8・学校給食版」公式製品情報、2026年8月確認)。

アレルギー対応は自動化の便利さだけでなく、医師の診断や保護者の申請をどのように受け付けるか、変更時に誰が承認するか、対応食を誰が配膳したかを残せるかが重要です。公式ページの機能を自自治体のマニュアルに照らし、除去・代替・弁当対応などの例を使って、登録から配食までの一連の操作を試してください。

得意領域・実績

アレルギー対応の安全性を比較軸の中心に置きたい場合、通常献立・対応食・調理指示・配食確認が一つの流れで動くかを検証しやすい候補です。共同調理場で釜数や配送順が複雑な場合は、食数の自動計算と調理指示書が現場の帳票に合うか、学校ごとの例外をどのように管理するかを確認してください。

導入指導やリモートサポートについても公式に案内されていますが、自治体全体の権限設計、既存校務システムとの連携、ネットワーク要件、データ移行の作業範囲は個別見積もりになります。現場の栄養士だけでなく、学校事務、調理員、教育委員会、保護者対応の担当者をデモに参加させると、運用上の抜け漏れを発見しやすくなります。

日本ソフトウエアマネジメント株式会社|給食費公会計・収納・自治体連携に強い

学校給食費の公会計化と収納を管理するイメージ

日本ソフトウエアマネジメント株式会社は、学校給食費管理システムと学校給食アレルギー管理システムを提供しています。学校給食費管理システムでは、公会計化、徴収・督促、喫食者情報、請求額決定、入金消込、減免・就学援助などを扱う機能を公式ページで案内しています。献立・栄養系だけではなく、自治体の給食費徴収事務を改善したい場合に優先して比較したい会社です。

特徴と強み

同社の学校給食費管理システムは、喫食状況の予定・実績をもとに徴収額を決め、支払方法に応じた請求データ作成、入金情報の取込、未納者への督促・催告を行う構成です。学校ごとの私会計から自治体の歳入・歳出として管理する公会計への移行を検討する場合、学校・教育委員会・財政・住民情報担当の業務を整理しやすい点が比較理由になります。

公式サイトでは、学校給食費公会計化を実施している政令指定都市17市のうち14市で製品が採用されていると説明しています(出典: 日本ソフトウエアマネジメント公式サイト、2026年8月確認)。これは同社が公式に掲載する実績値であり、自治体の規模や導入範囲、契約時期まで一律に示すものではありません。提案依頼時には、同規模自治体の現行導入範囲、データ連携、保守体制を確認してください。

得意領域・実績

給食費の公会計化、徴収・収納、口座振替、督促、減免、過年度債権など、学校現場の事務負担を自治体側で整理したい場合に適した候補です。学校給食アレルギー管理システムでは、児童のアレルギー情報と献立に含まれるアレルゲンを比較して警告し、保護者が対応申請できる機能も案内されています。収納系とアレルギー系を同時に導入する場合は、個人情報の権限分離とデータ連携を確認してください。

函南町の令和7年度公募資料では、給食費等徴収管理システム構築業務1,650万円、収納業務構築1,869万円、令和8年度から令和12年度の収納業務を含む総額1億2,859万9,000円の提案限度額が示されています(出典: 函南町「給食費等管理システム導入・運用収納業務」、2025年)。給食費を扱う案件では、システム構築費と収納業務、保守費が分かれるため、同社に限らず内訳を分けて比較してください。

学校給食管理システムのパートナー選びで確認するポイント

学校給食管理システムの会社を比較する担当者

6社は同じ土俵のランキングではありません。日立産業制御ソリューションズ、トーテックアメニティ、両毛システムズ、東洋システムサイエンス、夢工房は献立・栄養・発注を軸に比較しやすく、日本ソフトウエアマネジメントは給食費公会計・収納・アレルギー管理を軸に比較しやすい会社です。riplaは個別の業務整理や連携開発を含めた相談先として、現行業務と製品の間を設計したい場合に検討できます。

実績は同規模・同業務・同じ導入形態で確認します

「導入実績がある」という説明だけでなく、学校数、児童生徒数、調理場数、食数、給食費の公会計化の有無、既存システムとの連携方式を確認してください。公開されている自治体名や導入事例があれば、自自治体と似た運用かを照合します。献立系製品の実績を、収納系システムの実績として扱わないように、製品名と対象業務を分けて聞くことが大切です。

可能であれば、同規模自治体の担当者に、導入期間、データ移行の負担、現場研修、障害時の対応、制度改正への追随を確認します。提案書の成功事例だけでなく、導入後に残った手作業や追加費用も聞くと、稼働後のイメージを持ちやすくなります。

アレルギー・衛生・セキュリティを実画面で評価します

文部科学省の食物アレルギー対応指針を自自治体のマニュアルに落とし込むには、登録、献立照合、調理指示、配食、学校・保護者確認の各段階が必要です。食品アレルゲンの警告だけでなく、対応食の変更を誰が承認し、当日の配食を誰が記録し、誤りがあった場合に履歴をどう追跡するかを確認してください。厚生労働省が案内するHACCPに沿った衛生管理との関係では、検収、温度、保存食、衛生点検の記録を後から追えることも重要です。

児童生徒の氏名、保護者情報、口座情報、アレルギー情報を扱うため、役割別権限、通信・保存時の暗号化、二要素認証、操作ログ、バックアップ、委託先管理を要件に含めます。文部科学省の令和7年3月「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」を参照し、クラウドやLGWAN-ASPを利用する場合の責任分界を提案書に書いてもらってください。

初期費用ではなく5年間のTCOで比較します

公開価格や自治体資料から見ると、限定的なパッケージ導入は初期300万〜600万円程度、複数校の献立・発注・アレルギー・帳票を統合する案件は初期800万〜2,000万円程度、公会計・住民情報連携・データ移行・複数年保守まで含む案件は初期1,500万〜6,000万円超が一つの検討レンジになります。これは公開価格と予算資料から整理した目安で、市場全体の統計ではありません。

既製パッケージの小規模導入は要件確認から稼働まで2〜4か月、複数校のマスタ移行や帳票調整を含む場合は4〜9か月、公会計や基幹連携を含む場合は6〜18か月が目安です。秋田市の更新計画では、2026年8月から構築し、2027年2月に運用テスト・操作説明会、2027年4月に新システム稼働という工程が示されています(出典: 秋田市「学校給食費管理システム更新・運用経費」、2026年)。調達期間、契約、データクレンジング、並行稼働を含めて逆算してください。

見積書では、要件定義、ライセンス、初期設定、データ移行、個別開発、帳票、端末・ネットワーク、研修、保守、制度改正、障害対応、契約終了時のデータ返却を分けてもらいます。月額が安く見えても、利用者数、学校数、保存容量、帳票追加、外部連携、収納業務の委託費が加わる場合があります。5年間の総額と、更新時に再利用できる設計書・マスタ・ログの範囲を比べることが大切です。

学校給食管理システムについてよくある質問

学校給食管理システムの疑問を整理するイメージ

ここでは、会社選びの前に検索されやすい疑問に回答します。献立管理、給食費公会計、クラウド、アレルギー対応は別々の論点ですが、実際の導入ではデータと担当部署がつながるため、全体の業務フローとして確認することが大切です。

献立管理と給食費管理は同じ会社に依頼すべきですか?

必ず同じ会社に依頼する必要はありません。献立・栄養・発注に強い製品と、給食費の徴収・収納・督促に強い製品を分け、APIやファイル連携で組み合わせる方法もあります。重要なのは、喫食数、児童生徒情報、請求額、アレルギー情報をどこまで連携し、障害や誤データが起きたときにどちらの会社が調査するかを契約で明確にすることです。

学校給食管理システムはクラウドでも安全に利用できますか?

クラウドでも利用できますが、自治体のネットワーク、個人情報保護、認証、ログ、バックアップ、委託先管理を要件として確認する必要があります。クラウドだから安全、オンプレミスだから安全とは限りません。文部科学省の教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインと自治体の情報セキュリティポリシーを照合し、保存場所、通信経路、障害時の復旧目標、契約終了時のデータ削除・返却を確認してください。

アレルギー情報は誰が入力・承認するべきですか?

入力者、内容を確認する栄養士・養護教諭・学校担当者、最終承認者を自治体の運用ルールで定めます。保護者の申請や医師の診断書を受け付けたあと、対象児童のアレルゲンと献立を照合し、対応食・調理指示・配食確認まで同じ情報を使えることが望ましいです。自動警告は補助機能として扱い、人による最終確認、変更履歴、当日の提供記録を残せる製品を選んでください。

まとめ

学校給食管理システムの導入方針を決めるイメージ

学校給食管理システムの会社選びでは、まず献立・栄養・発注と、給食費公会計・収納を分けて自自治体の課題を整理します。そのうえで、日立産業制御ソリューションズは複数調理場の統合、トーテックアメニティは現場業務の標準化、両毛システムズは導入環境の選択、東洋システムサイエンスは栄養計算・帳票、夢工房は個人別アレルギー対応、日本ソフトウエアマネジメントは給食費公会計・収納を中心に比較できます。riplaは、業務整理から個別開発・連携・定着支援まで一気通貫で相談したい場合の候補です。

6社の比較で最初に決めること

問い合わせ前に、学校数、調理場数、児童生徒数、1日の食数、献立・発注・アレルギー・給食費の対象範囲、既存システム、必要な帳票、希望稼働時期を整理してください。次に、標準機能、追加開発、連携、データ移行、研修、保守の費用を分けたRFPを作成し、同じ条件で複数社に提案してもらいます。機能の有無だけでなく、実画面で現場担当者が迷わず使えるかを確かめることが大切です。

安全性・費用・定着まで含めて発注先を決めます

アレルギー対応、衛生記録、権限、操作ログ、バックアップ、データ移行、制度改正への対応を要件に含め、初期費用だけでなく5年間のTCOで比較してください。導入目的を「紙やExcelをシステムに置き換えること」で終わらせず、帳票作成時間、発注ミス、確認手順、徴収事務、残食量などのKPIで導入効果を測定すると、稼働後も改善を続けやすくなります。候補会社には、実際の献立変更・アレルギー対応・欠食・未納処理を使ったデモを依頼し、現場が安心して運用できるパートナーを選んでください。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。