スポーツ施設向け予約システムは、空きコマを受け付けるだけでなく、会員・レッスン・決済・キャンセル・入退館までを施設の運営ルールに合わせて一元管理する仕組みです。開発会社を選ぶ際は、予約フォームの使いやすさだけでなく、時間貸し、定員制レッスン、会員制スクールのどこに強いかを見極めることが重要です。
本記事では、スポーツ施設向け予約システムの開発・導入を相談できる会社を6社紹介します。株式会社riplaを最初に取り上げ、公共施設や貸しコートに向く会社、スポーツ施設運営に特化した会社、フィットネス・スクールの会員管理に強い会社に分けて比較します。公開料金、導入事例、データ移行、返金や振替など、見積もり前に確認したいポイントも整理します。
▼全体ガイドの記事
・スポーツ施設向け予約システム開発の完全ガイド
スポーツ施設向け予約システムのパートナー選びが重要な理由

スポーツ施設の予約業務は、飲食店の席予約や一般的な問い合わせフォームとは性質が異なります。コートや体育館の時間貸しでは、施設・面・備品・曜日・時間帯ごとに空き状況と料金を管理します。一方、スクールやフィットネスでは、会員種別、月謝、回数券、定員、欠席、振替、キャンセル待ちを同時に扱います。導入後に業務ルールを無理に変更しないためにも、施設の業態を理解するパートナーが必要です。
時間貸し・レッスン・会員制の3モデルを分けて考える必要があります
最初に、自社の予約を3つのモデルに分けて整理します。公共体育館、テニスコート、野球場、フットサルコートなどは、空いている施設を時間単位で貸す「スペース予約」が中心です。個人参加型イベント、大会、スタジオレッスンは、開催枠ごとに定員を設ける「イベント・レッスン予約」です。フィットネスクラブやスイミングスクールは、会員資格や月謝と予約を結び付ける「会員制予約」です。
3モデルを区別しないまま比較すると、予約カレンダーが使えるだけで「対応できる」と判断してしまいます。しかし、会員は翌月のレッスンまで予約可能、ビジターは利用日の7日前から、雨天時は施設側が一括キャンセルして返金、というようなルールを実装できるかは別問題です。候補会社には、実際の利用シナリオを渡し、標準機能・設定変更・追加開発のどれで対応するのかを確認します。
発注前に業務ルールと移行範囲を言語化します
システム選定前には、施設・コート・レッスンの種類、予約単位、会員区分、料金、割引、受付開始日、キャンセル期限、返金方法、振替条件、スタッフ権限を一覧化します。電話で受けた予約をスタッフが代理登録できるか、予約者へメールやLINEを送れるか、無断キャンセルを記録できるかも重要です。利用者向け画面だけを確認すると、現場の受付業務が置き去りになりやすいためです。
既存システムから移行する場合は、会員ID、氏名、連絡先、契約プラン、残回数、予約履歴、未収、返金状態をどこまで引き継ぐかを決めます。移行できない項目を曖昧にしたまま契約すると、開業後に手入力が発生し、会員情報の重複や請求ミスにつながります。見積書には、移行用CSVの整形、テスト移行、スタッフ研修、切り替え後の問い合わせ対応まで含めると安心です。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
スポーツ施設向け予約システムでは、最初から機能を詰め込むより、現状業務の棚卸しと優先順位付けが成否を左右します。riplaは、施設予約、会員管理、決済、通知、管理画面、既存システムとの連携などを、事業上の目的と合わせて整理しやすい相談先です。予約率を上げたいのか、電話対応時間を減らしたいのか、複数店舗を一元管理したいのかによって、適した方式は変わります。
要件定義から設計、開発、導入、運用改善まで同じ視点で進められるため、SaaSでは業務が合わないが、全面的なスクラッチ開発は過剰というケースでも、パッケージ連携や段階開発を含めて検討できます。スポーツ施設の独自ルールを整理し、MVPとして空き枠予約や会員ログインから始め、決済、入退館、分析を後から追加する進め方も候補になります。
得意領域・実績
営業・顧客・販売などの基幹業務を扱うシステム開発の知見を、スポーツ施設の予約・会員・売上データの統合に応用できます。たとえば、会員種別ごとに予約開始日を変える、店舗ごとに料金を変える、決済後に利用権を減算する、スタッフの承認後に返金する、といった要件を業務フローとして定義できます。
独自の予約サイトや管理画面、他社サービスとのAPI・CSV連携、データ移行を含む個別開発を検討している施設に向いています。問い合わせ時には、利用施設数、会員数、月間予約数、予約の3モデル、決済方法、既存データ、繁忙期の同時アクセス数を伝えると、必要な開発範囲を具体化しやすくなります。
株式会社コントロールテクノロジー|RESERVA予約で公共・貸し施設をオンライン化

株式会社コントロールテクノロジーが提供するRESERVA予約は、体育館、プール、テニスコート、野球場、フットサルコートなど、スポーツで使う場所の予約に対応するクラウド型サービスです。公式のスポーツ施設向けページでは、予約サイトを早ければ即日で開設でき、無料プランから利用できると案内されています(出典: RESERVA公式「スポーツ施設の予約システム」、2026年確認)。自社開発を前提にせず、まずネット予約を始めたい施設で比較しやすい選択肢です。
特徴と強み
時間帯や管理者が設定した時間枠で予約を受け付けられ、備品を一緒に予約したり、時間帯別に料金を変えたりできます。月日別・曜日別・時間帯別の予約実績を分析できるため、どの枠の稼働率が低いかを把握して料金や開放時間を見直せます。窓口や電話だけで受け付けていた施設が、24時間予約を始める用途に向きます。
施設予約では、利用者がスマートフォンから空き状況を確認できることが大きな利点です。ただし、会員ランク別の先行予約、複雑な月謝・振替、施設側の承認、既存会員の高度な移行が必要な場合は、標準機能でどこまで対応できるかを確認します。無料プランや低価格プランだけで判断せず、決済、通知、権限管理、データ出力の条件まで見積もりに反映します。
得意領域・実績
公共スポーツ施設、学校体育施設、貸しコート、貸し会議室に近い運用で、予約受付と空き状況の公開を早く始めたいケースに適しています。上位プランでは会員制ページ、キャンセル待ち、区画予約、スマートロック、IPアクセス制限などの機能が分かれるため、候補プランを先に絞り込むことが大切です。
料金は時期や契約条件で変わる可能性があるため、契約前に公式の料金ページで確認します。予約を受けるだけでなく、利用者の本人確認、当日受付、現地決済、雨天中止時の一括連絡などが必要なら、施設側の作業を含む運用テストを実施してから導入します。
株式会社ラクシーズ|LaBOLA予約でスポーツ施設運営を一元化

株式会社ラクシーズのLaBOLA予約は、フットサル施設を中心に、スポーツ総合施設、体育館、テニスコート、ゴルフレンジ、フィットネスジムなどで利用されているスポーツ施設専用の予約システムです。公式サイトでは全国約400施設で利用されていると案内され、ミズノスポーツサービス株式会社などの導入インタビューも掲載されています(出典: LaBOLA予約公式「サービス概要・導入プラン」、2026年確認)。スポーツ施設の運用ノウハウを重視する場合に候補になります。
特徴と強み
LaBOLA予約の特徴は、時間貸しの「スペース予約」と、個人参加型イベント・レッスン・大会などの「イベント予約」を分けて管理できることです。会員タイプによる割引や先行予約、顧客・会員管理、売上管理、メール配信、分析ツールにも対応しています。単なる予約カレンダーではなく、フロント業務、集客、売上を含む総合マネジメントを目指す施設に向きます。
オンライン決済ではクレジットカード、PayPay、楽天ペイ、コンビニ決済に対応する案内があり、AkerunやRemoteLOCKとの連携も確認できます。予約完了後に入退館情報を連動させる場合は、通信障害や予約変更時の鍵の失効、スタッフが現地で入場させる代替手順まで設計します。スマートロックを導入すること自体を目的にせず、無人運営に必要な責任分界を確認します。
得意領域・実績
複数のコートや施設を運営し、一般利用、個人参加、スクール、大会を一つの運営基盤で扱いたいケースに向いています。公式の料金例では、1施設あたり月額11,000円、16,500円、38,500円のプランが掲載され、初期導入費55,000円も案内されています(出典: LaBOLA予約公式「料金プラン」、2026年確認)。これは開発費ではなくクラウド利用料なので、決済手数料やオプションを含めて比較します。
既存サービスからの移行では会員情報をCSVで一括登録できる案内があります。移行前に、会員番号の重複、退会者の扱い、残ポイント、予約履歴、同意情報を整理します。施設ごとに契約が必要になる場合もあるため、複数拠点を運営する事業者は、全拠点の料金と管理画面の権限を確認します。
株式会社ライトスピードソリューションズ|ライスピ予約で定員制レッスンを効率化

株式会社ライトスピードソリューションズのライスピ予約は、指定席予約を中心に、スポーツクラブのスタジオやプールレッスンの予約に対応するサービスです。公式料金ページでは、初期設定費用0円、ベーシック月額5,000円、決済機能付きのベーシックプラス月額10,000円はいずれも税抜で、各200アカウントを基準とするプランが掲載されています(出典: ライスピ予約公式「料金」、2026年確認)。小さく始めたい施設が検討しやすい料金体系です。
特徴と強み
定員を設けたスタジオ・プールレッスンでは、満席とキャンセルをリアルタイムで反映し、利用者がスマートフォンから申し込めることが受付負担の軽減につながります。決済機能を付ける場合は、予約時に料金を確定するのか、月会費とは別にチケットを販売するのかを決めます。参加者の上限、予約受付期間、キャンセル期限、返金条件を一つずつ確認します。
公開されている導入事例には、株式会社コパンのスポーツクラブ・スタジオレッスン予約システムが掲載されています。導入事例を読む際は「導入した」という事実だけでなく、電話対応が何件減ったか、予約率がどう変わったか、スタッフがどの作業から解放されたかを確認すると、自施設への効果を見積もりやすくなります。
得意領域・実績
1施設のレッスン予約や、会員向けの指定席・定員枠を早く導入したい事業者に向いています。予約機能だけを使うのか、決済までオンライン化するのかで月額が変わるため、現在の会費請求やチケット販売との役割分担を整理します。予約システムを入れた後も紙の申込書や銀行振込を残すなら、二重入力を防ぐ運用を先に決めます。
ベーシックプラスのアカウント追加費用や、外部決済サービスの条件も確認します。利用者が増えたときに料金がどのように増えるか、退会者のアカウントをどう扱うか、月末の継続課金や返金のタイミングはどうなるかを、実際の契約書と運用画面で確認してから判断します。
株式会社hacomono|会員管理・予約・決済・入退館を一元化

株式会社hacomonoが提供するhacomonoは、運動・ウェルネス施設向けに、会員管理、Web入会、予約、決済、スクール、物販、入退館などを一元管理するクラウドサービスです。公式ページでは、入会・予約・キャンセル・振替・決済・顧客管理・データ分析を一つのシステムで管理できると案内されています。会員制ビジネスを中心に運営する施設で検討しやすい会社です。
特徴と強み
会員プランごとに予約回数、予約可能な期間、未消化分の繰り越し、同時予約数などを設定できる点が特徴です。月会費や回数券、サブスクリプション、スポットイベントを予約と結び付けられるため、フィットネス、パーソナルジム、ゴルフ、ヨガ、スイミングなどに適しています。LINE連携、POS、デバイス連携などを組み合わせると、受付から利用後のフォローまでデータをつなげられます(出典: hacomono公式「予約管理・業種別機能」、2026年確認)。
公式ページでは、基本プランとして1店舗月額35,000円(税抜)が掲載され、決済、POS、入退館、機器連携などはオプションとして案内されています(出典: hacomono公式「ゴルフ店舗向け料金体系」、2026年確認)。これは標準機能の利用料であり、導入支援、データ移行、端末、決済手数料を含む総額とは異なります。店舗数が増える場合は、ブランド・住所ごとの課金条件も含めて3〜5年のTCOを試算します。
得意領域・実績
月謝の自動決済、欠席や振替、入会手続き、入退館、会員履歴をまとめたい多店舗型の事業者に向いています。公式のゴルフ向けページでは、打席、個人レッスン、グループレッスンの予約に対応する案内があり、スイミング向けページでは欠席・振替、体験予約、月謝、バス管理などが紹介されています。単発のコート貸しより、会員との継続的な関係を管理する施設で強みが出ます。
入退館機器やスマートロックを連携する場合は、会費未払い、契約終了、予約キャンセル、通信障害の状態をどのタイミングで入場可否へ反映するかを確認します。会員資格の自動判定を便利にする一方、誤判定時にスタッフが解除できる権限と監査ログが必要です。人の承認を残す業務と自動化する業務を分けて設計します。
株式会社フィット・コム|CLUBNETで会員制スポーツ施設を管理

株式会社フィット・コムが開発するCLUBNETは、スポーツクラブ、フィットネスジム、ヨガ・ピラティス、ゴルフスクール、スイミングスクール、公共運動施設などに対応するクラウド型会員管理システムです。公式サイトでは、会員情報、会費・売上、来館、Web予約などを会員制ビジネス向けに提供し、20年以上の実績を掲げています。会員情報を中心に施設業務を組み立てたい場合に比較対象になります。
特徴と強み
CLUBNETでは、入会・退会・休会・会員種別変更、入金履歴、利用履歴、法人契約、汎用項目、帳票などを会員情報と結び付けて管理できます。レッスン管理では、スケジュール、受講者、定員、Web予約、振替、キャンセル待ち、体験レッスン予約などが案内されています(出典: フィット・コム公式「CLUBNET レッスン・予約管理」、2026年確認)。月4回会員やチケット会員など、会員種別ごとに利用制限を設定したい施設で確認したい機能です。
既存の来館・売上・会費管理を大きく変えずにWeb予約を追加したい場合は、現在利用している端末や業務帳票との互換性を確認します。公式サイトでは月額費用30,000円からの案内もありますが、Web予約や決済、機器、店舗数などで条件が変わる可能性があります。料金だけでなく、365日7時から21時の電話サポート、導入研修、障害時の連絡方法も評価します。
得意領域・実績
会員制のスポーツクラブやスクールで、会費、休会、振替、レッスン定員、体験予約、来館情報を横断して扱いたい場合に適しています。会員の追加項目を設定し、利用履歴や売上情報を参照できるため、単純な予約数だけでなく継続率や来館状況をもとに施策を考えられます。
問い合わせ時は、既存会員データの項目一覧と、休会・復会・種別変更の実例を渡します。予約と会費請求を別システムで残す場合、二つのデータがずれたときにどちらを正とするかを決める必要があります。CLUBNET側で完結する業務と、外部会計・決済へ連携する業務を図にして、責任範囲を確認します。
株式会社PRUNUS|スポーツ施設向け予約・会員管理システムを個別カスタマイズ

株式会社PRUNUSは、フットサルコート、テニスコート、プライベートジムなど、事前予約制のスポーツ施設に特化した予約・会員管理システムを提供しています。公式ページでは、予約カレンダー、施設・コート・料金設定、イベント管理、会員登録、CSV一括登録、メール・LINE連携、公式サイトへの埋め込みなどを案内しています。標準機能と独自カスタマイズの両方を比較したい施設に向きます。
特徴と強み
施設管理者が電話で受けた予約を直接登録でき、パソコン、タブレット、スマートフォンからカレンダーを確認できます。通常のコート予約だけでなく、個人参加、大会、イベントなど複数の予約形式を扱い、会員への一斉連絡や条件別のメール送信も可能です。現場スタッフが電話予約を受ける施設では、利用者画面と管理者画面の両方を試すことが重要です。
複数スペースの同時予約割引や後払いなど、既存サービスでは対応しにくい独自ルールについて、初期費用の範囲内でカスタマイズに対応する案内があります。カスタマイズは便利ですが、開発後の保守や仕様変更の費用が増える可能性もあります。将来変更しそうな料金・キャンセル・会員ルールは、管理画面で設定できる形にするか、開発会社に確認します。
得意領域・実績
公開料金例では、1施設の初期費用1,540,000円(税込)、月額13,200円(税込)、約200時間程度の独自カスタマイズを含む構成が案内されています(出典: 株式会社PRUNUS公式「スポーツ施設向け予約・会員管理システム」、2026年確認)。これはスポーツ施設向けパッケージと個別対応を組み合わせた一例であり、すべての施設に同じ価格が適用されるとは限りません。スクラッチ開発とSaaSの中間で、独自業務を残しながら導入したいケースの費用感を考える参考になります。
会員情報のCSV一括インポートや、予約システム移行時のデータ引き継ぎ項目が案内されているため、既存会員を抱える施設は移行設計を相談しやすい候補です。見積もりでは、会員データの整形、過去予約の保存、LINEアカウントの紐付け、テスト環境、リリース後の修正期間を分けて記載してもらいます。
スポーツ施設向け予約システムの開発会社・ベンダー選びのポイント

6社は同じ種類のサービスではありません。予約受付を早く始めるSaaS、スポーツ施設の運用をまとめるパッケージ、会員・基幹業務に合わせて開発する会社では、導入期間、自由度、保守責任、費用の出方が異なります。次の3点を同じ質問票で比較すると、機能の多さだけに引きずられにくくなります。
実績は施設数ではなく業態と導入後のKPIで確認します
導入社数や運営年数は参考になりますが、それだけで自施設に合うとは限りません。体育館の時間貸し、フットサルのコート予約、スイミングスクールの振替では、必要な機能が異なります。自社と似た施設の導入事例を探し、電話問い合わせ数、オンライン予約率、受付作業時間、稼働率、キャンセル率、会費未収、会員継続率のどれを改善したのかを確認します。
事例の数字が公開されていない場合は、担当者に「導入前にどの業務を何分削減したかったのか」「導入後にどのデータを見て改善したのか」を質問します。利用者の満足度だけでなく、スタッフが毎日行う代理予約、返金、振替、売上確認の作業を測ると、導入効果を現実的に試算できます。
決済・会員・入退館の連携範囲を評価します
予約、会員、決済、入退館を別々に導入すると、それぞれのデータが分断されます。会費を滞納した会員が予約できる、キャンセルしたのに枠が戻らない、退会後もスマートロックが開く、といった事故を避けるには、会員資格・支払い状態・予約状態をどのシステムが管理するかを決めます。API連携ができるかだけでなく、連携失敗時の再送、重複防止、ログ確認まで質問します。
カード情報を自社のデータベースに保存しないホスティング型・トークン型の決済を優先し、決済代行会社との契約範囲を確認します。PCI DSSはカード情報を扱う事業者に関係するセキュリティ基準で、2026年時点ではv4.0.1の資料が公開されています(出典: PCI Security Standards Council「PCI DSS Document Library」、2026年確認)。個人情報についても、アクセス権限、認証、ログ、バックアップ、委託先管理、退会後の保持期間を要件に含めます。
繁忙期の切り替えと運用サポートを確認します
導入期間は、SaaSの標準利用なら即日から数週間、設定・データ移行・研修を含むパッケージなら1〜3か月、複数施設の個別開発なら4〜8か月以上が一つの目安です。これは施設規模や連携数で大きく変わるため、繁忙期を避けた切り替え計画を作ります。まず1施設・1種類の予約で試験導入し、予約完了率や電話件数を比較してから全施設に展開するとリスクを抑えられます。
障害発生時の連絡窓口、復旧目標、バックアップ、データの返却、契約終了時の削除、バージョンアップの告知期間を確認します。雨天中止、大会中止、臨時休館などでは、施設側が複数の予約を一括キャンセルし、対象者に返金や振替を通知します。この作業を誰が、どの画面から、どの履歴を残して実行するのかをデモで確認します。
2026年時点では、AIチャットやRAGを使って施設案内、営業時間、持ち物、キャンセル規定などのFAQに答える提案も増えています。ただし、料金、会員資格、返金、入退館の最終判断までAIに任せるのは危険です。公式規約を参照する回答補助として始め、返金や会員状態の変更はスタッフ承認を必須にし、回答ログを残す設計が現実的です。
よくある質問

スポーツ施設向け予約システムは、施設の運営モデルによって必要機能と費用が変わります。ここでは、導入前によく聞かれる質問に、判断の基準を添えて回答します。
スポーツ施設向け予約システムの費用相場はいくらですか?
以下の相場は、公開料金と同種の予約・会員管理システム開発情報をもとにした2026年8月時点の目安です。SaaSの小規模導入は初期費用0円から数万円、月額0円から5万円程度、スポーツ特化SaaSは月額5,000円から38,500円程度が目安です。パッケージに設定や追加開発を加える場合は50万円から300万円程度、会員・決済・複数施設を含むスクラッチ開発は300万円から1,000万円程度を想定します。公開料金と推定開発費は性質が違うため、同じ表で混同しないことが大切です。
開発期間はどのくらいかかりますか?
標準機能の設定だけなら即日から数週間、パッケージ導入とデータ移行なら1〜3か月、独自の会員・決済・入退館連携を含む開発なら4〜8か月以上が目安です。施設数、会員数、既存データの品質、承認フロー、テスト期間で変わるため、繁忙期の直前に切り替えない計画にします。1施設でPoCを行い、運用が定着してから段階的に拡張する方法も有効です。
既存の会員データや予約履歴は移行できますか?
CSV出力・一括登録に対応するサービスはありますが、すべての項目が自動移行できるとは限りません。会員ID、契約プラン、残回数、ポイント、未収、返金状態、同意履歴などを移行対象と保存対象に分け、サンプルデータで試験移行します。カード情報はセキュリティ上、旧サービスから直接移せない場合があるため、再登録の案内や決済代行会社との連携条件も確認します。
まとめ

スポーツ施設向け予約システムは、施設の予約をオンライン化するだけのツールではありません。時間貸し、定員制レッスン、会員制スクールのどのモデルを扱うのかを整理し、予約・会員・決済・売上・入退館のデータをどこまで一元化するかを決める業務基盤です。
6社は施設の運営モデルで使い分けます
株式会社riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で、独自業務や既存システムとの連携を含めて相談したい場合に向いています。RESERVA予約は公共施設や貸し施設の早期オンライン化、LaBOLA予約はスポーツ施設のスペース・イベント運営、ライスピ予約は定員制レッスンの小規模導入、hacomonoは会員・月謝・決済・入退館の一元化、CLUBNETは会員制スポーツクラブの業務管理、PRUNUSはスポーツ施設特化のパッケージと個別カスタマイズが比較軸になります。
見積もりでは3〜5年の総額と現場運用を比較します
候補会社には、施設数、会員数、月間予約数、3つの予約モデル、料金・キャンセル・返金・振替ルール、決済、入退館、既存データ、必要なKPIを同じ資料で渡します。初期費用や月額だけでなく、決済手数料、端末、データ移行、保守、研修、追加開発、障害対応を含む3〜5年の総保有コストで比べると、導入後の想定外を減らせます。まずは現場の電話対応と手入力を可視化し、最も効果の大きい業務から段階的にデジタル化します。
▼全体ガイドの記事
・スポーツ施設向け予約システム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
