店舗予約受付システムの導入先は、単店舗ならすぐ使える予約SaaS、多店舗や独自業務があるなら連携・個別開発まで対応できる会社を選ぶことが重要です。機能数や知名度だけで決めず、予約受付から来店、会計、再来店促進までの業務がつながるかで比較すると、導入後の手戻りを抑えられます。
本記事では、店舗予約受付システムの開発・導入を相談できる会社を6社紹介します。株式会社riplaを先頭に、Airリザーブ、STORES予約、RESERVA、シースリーインデックス、DNPデジタルソリューションズを、向いている事業者、機能、連携、費用確認のポイントで整理します。SaaSの月額料金と個別開発の費用は性質が異なるため、最後に相見積もりで確認すべき質問もまとめています。
▼全体ガイドの記事
・店舗予約受付システム開発の完全ガイド
店舗予約受付システムのパートナー選びが重要な理由

店舗予約受付システムは、予約フォームだけを設置する仕組みではありません。スタッフの勤務時間、席や個室などの予約資源、電話で受けた予約、顧客情報、決済、来店後の会計までを一つの流れで扱う業務基盤です。そのため、初期費用だけでなく、現場の運用を理解して要件を整理できるかが成否を左右します。
業務に合わないシステムは現場の負担を増やすためです
例えば、スタッフを指名するサロンでは、担当者の勤務表とメニューごとの所要時間を同時に計算する必要があります。ショールームや携帯ショップでは、相談ブースと担当者の空き時間に加えて、相談内容や事前アンケートを管理します。飲食店では席数や回転時間、クリニックでは診療枠と個人情報の扱いが重要になります。標準機能で足りない部分を早期に見極めないと、導入後にExcelや電話台帳が残り、二重入力が解消されません。
料金表ではなく5年間の総額と運用体制を比べます
SaaSは初期費用を抑えやすい一方で、月額料金、決済手数料、店舗追加、LINE連携、データ移行、サポートの費用が発生します。個別開発は初期投資が大きくなりますが、独自の予約ルールや会員基盤との連携を組み込めます。候補会社には、初期費用だけでなく、月額・保守・クラウド・追加開発・障害対応・解約時のデータ返却まで含めた5年間の総額を出してもらうことが大切です。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaは、店舗の予約受付だけでなく、既存の顧客管理、販売管理、会員サイト、外部サービスを含めた業務全体を整理したい企業に適した開発パートナーです。SaaSをそのまま使うか、既存サービスと連携するか、独自システムを構築するかを、業務と費用対効果から一緒に検討できます。
特徴と強み
riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
得意領域・実績
店舗予約受付システムでは、予約枠を作ることよりも、予約後の業務を途切れさせないことが重要です。riplaに相談する際は、店舗数、スタッフ数、予約メニュー、電話予約の有無、POSや会員基盤、LINE・決済との連携、店舗と本部の権限を整理して伝えると、SaaS利用と追加開発の境界を判断しやすくなります。予約完了率だけでなく、電話対応時間、予約転記時間、無断キャンセル率、来店率などをKPIに設定し、導入後の定着まで見据えて計画したい企業に向いています。
株式会社リクルート(Airリザーブ)|小規模店舗が始めやすい予約SaaS

株式会社リクルートが提供するAirリザーブは、予約受付、予約管理、予約メニュー設定、顧客管理、通知、オンライン決済などを備えた予約システムです。公式サイトでは、スクール・教室、整体・接骨院、フィットネス、クリニック、ショップカウンターなど複数の予約タイプに対応すると案内されています。専用の大規模開発を始める前に、標準的な店舗予約を早くオンライン化したい場合の候補です。
特徴と強み
Airリザーブは、予約が何件入っても月額費用が変わらない点を公式に案内しています。予約時の顧客情報を蓄積でき、AirレジなどAir ビジネスツールズとの顧客情報連携も確認できます。電話や店頭で受けた予約を管理画面から登録できるため、Web予約と電話予約を併用したい店舗でも運用を一本化しやすい設計です。仮予約やキャンセル待ちなど、受付方法を選べる機能もあります。
得意領域・実績
単店舗や少数店舗で、まず予約の取りこぼしと電話対応を減らしたい事業者に向いています。公式機能ページではオンライン決済の手数料率を3.24%と案内しています(出典: Airリザーブ公式「機能」、2026年8月確認)。ただし、複雑なスタッフ割当、独自の会員ランク、基幹システムとの深いAPI連携が必要な場合は、標準機能の範囲と追加開発の可否を事前に確認してください。月額だけでなく、決済手数料、データ出力、店舗追加、問い合わせ窓口を見積もりに含めることが大切です。
STORES株式会社(STORES予約)|予約とPOS・LINEをつなげたい店舗向け

STORES株式会社のSTORES予約は、予約・決済・顧客管理を軸に、店舗の販売業務や集客との接続を検討しやすい予約サービスです。小規模から大規模まで料金プランが分かれており、単に予約枠を公開するだけでなく、店舗運営全体のデータをまとめたい企業に適しています。予約SaaSとして導入する選択肢と、周辺サービスとの連携を含めて比較してください。
特徴と強み
公式料金ページでは、初期費用とサポート費用は無料で、年契約の有料プランは月額9,790円、19,690円、28,600円、66,000円(税込)と案内されています。無料プランもありますが、月間予約件数やページ数などの上限があるため、自社の繁忙期の予約数で試算する必要があります(出典: STORES予約公式「利用料金・プラン」、2026年8月確認)。STORESレジとのPOS連携は月額3,300円から、LINEミニアプリ連携は月額4,400円と案内されており、オプション込みの月額を比較することが重要です。
得意領域・実績
予約後の会計や顧客データ活用まで行いたい、店舗スタッフが複数名いる、将来はLINEからの予約を増やしたいという事業者に向いています。対面販売もある店舗では、予約情報をPOSレジへ連携して顧客・売上データをまとめられるかが判断材料になります。導入前には、現在の予約データを移行できるか、複数店舗をどの管理単位で運用するか、LINE上で変更やキャンセルを受け付けるか、月間予約件数の超過料金があるかを確認してください。
株式会社コントロールテクノロジー(RESERVA)|業種別の予約基盤を比較しやすい

株式会社コントロールテクノロジーのRESERVAは、サービス提供、スタッフ指名、スクール、イベント、施設、宿泊など複数の予約タイプを扱う予約管理サービスです。業態に近い予約タイプから始められるため、予約フォームの作り方を一から設計する負担を減らせます。標準化された予約業務を複数のサービスや店舗で運用したい企業の候補になります。
特徴と強み
RESERVAの公式料金ページでは、無料のフリープランから有料プランまで、予約タイプごとに機能と料金が整理されています。予約・顧客データの分析、リマインドやお礼通知、予約サイトの埋め込み、Googleカレンダー連携、LINE連携オプション、API連携などを確認できます(出典: RESERVA公式「料金プラン」、2026年8月確認)。プランアップグレード時に設定や予約情報、顧客情報を引き継げる旨も案内されていますが、ダウングレード時に対象外機能の設定が削除される場合があるため注意が必要です。
得意領域・実績
予約メニューや担当者を選ぶ店舗、スクールや施設など、業種に応じた予約の型を活用したい事業者に向いています。既存のCRMや社内基幹システムと予約情報・顧客情報を連携できると公式に案内されているため、API連携が必要な場合は対象プランと仕様を問い合わせてください。複雑な資源配分や独自の承認フローを持つ場合は、標準機能で表現できる範囲、外部連携で補う範囲、個別開発が必要な範囲を分けて確認すると、導入後の想定外コストを抑えられます。
シースリーインデックス株式会社|店舗業務に合わせた個別開発に対応

シースリーインデックス株式会社は、来店型ビジネス向けの来店予約システム開発を公式サイトで紹介している開発会社です。フルスクラッチ、クラウド、パッケージ導入支援を、要望や予算に応じて提案できると案内しています。予約SaaSを使うだけでは店舗固有のルールや会員基盤との連携が解決しない場合に、相談しやすい候補です。
特徴と強み
公式の来店予約システム紹介では、予約受付、顧客管理、サンキューメールやリマインドメール、オンライン決済、入金管理、テスト、リリース・保守といった流れが示されています。小売、飲食、サービス業の店舗で、予約を顧客管理や会員サイトとつなぎ、事前決済やLINE、ボットなどを組み合わせたい場合に、要件を業務フローから検討できます。特にダブルブッキングや待ち時間が課題なら、店舗のキャパシティをどう制御するかを設計段階で確認してください。
得意領域・実績
店舗ごとに営業時間、担当者、コース、定員、承認条件が異なる企業や、予約を会員サイト・CRM・POS・決済と結び付けたい企業に向いています。公式サイトでは、対応技術としてJava、JavaScript、TypeScript、PHP、C#を掲げていますが、技術名だけで判断せず、同業態の設計例、データ移行の方法、運用保守の窓口を確認してください。開発費は要件によって大きく変わるため、予約の基本機能、連携、管理画面、分析、保守を分けた見積もりを依頼すると比較しやすくなります。
DNPデジタルソリューションズ株式会社|施設・店舗向けの予約基盤を活用

DNPデジタルソリューションズ株式会社は、店舗、施設、行政窓口、イベントなどで使える予約管理システムを提供しています。予約者には受付可能時間や空き状況を表示し、管理者にはスケジュールやシフトを登録して予約枠へ反映する構成です。店舗だけでなく、複数の施設や受付窓口を含む予約業務を、汎用基盤として整理したい企業に適しています。
特徴と強み
公式サイトでは、予約サイト側のコース選択、空き状況確認、予約登録・変更・取消と、管理サイト側の店舗・コース・枠数・受付期間の登録を主な機能として紹介しています。ノンカスタマイズでも導入可能なサービスであり、利用ケースには店舗やサロン、行政窓口、展示会場などが含まれます。予約業務を共通化しつつ、利用者向け画面と管理者向け画面を分けたい場合に検討しやすい構成です。
得意領域・実績
DNPデジタルソリューションズの公式ページでは、初期構築費の例として250万円から、構築期間1.5か月から、保守運用費として年216万円からという事例を掲載しています。これは特定の構成・契約条件の例であり、すべての店舗案件に適用される定価ではありません(出典: DNPデジタルソリューションズ公式「予約管理システム」、2026年8月確認)。このように、ライセンス、カスタマイズ、インフラ、管理画面接続、保守を分けて提示できる会社は、SaaSと個別構築の費用差を検討するときの比較対象になります。
店舗予約受付システムのパートナー選びで確認するポイント

6社は優劣のランキングではなく、店舗規模と要件によって向き不向きが変わります。単店舗で早く始めるならAirリザーブやSTORES予約、業種別の標準機能と外部連携を重視するならRESERVA、独自業務や大規模連携まで含めるならシースリーインデックス、DNPデジタルソリューションズ、業務全体の整理から進めるならriplaが相談先になります。
実績と経験は店舗数ではなく類似業務で確認します
「店舗向けの実績がある」という説明だけでなく、店舗数、スタッフ数、予約方式、連携先、ピーク時の予約件数が自社に近いかを聞いてください。実績を確認するときは、予約受付画面だけでなく、管理者が枠を作る画面、電話予約を登録する手順、キャンセル・返金、来店後の会計まで見せてもらうと、現場との適合度が分かります。可能であれば代表店舗のスタッフに操作してもらい、予約登録にかかる時間と入力ミスを測定してください。
連携・セキュリティ・データ返却を契約前に確認します
予約システムでは、POS、会員基盤、CRM、LINE、メール、決済、Googleカレンダーなど、予約の前後で使うサービスの連携が重要です。APIの有無だけでなく、リアルタイム連携かバッチ連携か、失敗時に再送できるか、予約ステータスの対応表を誰が管理するかを確認してください。カード情報は自社で保持せず決済代行へ委ね、個人情報は利用目的、委託先、保存期間、削除・開示手順を整理します。個人情報保護委員会は利用目的を本人が合理的に予測できる程度に具体化することや、委託先の安全管理措置を確認することを示しています(出典: 個人情報保護委員会「個人情報保護法ガイドライン 通則編」、2026年8月確認)。
見積もりは10項目に分けて相見積もりを取ります
見積もり依頼には、店舗数、利用者数、月間予約件数、予約枠の計算ルール、スタッフ・設備の管理、電話予約、顧客情報、通知、決済、外部連携、権限・監査ログ、データ移行、テスト、保守を含めます。そのうえで、標準機能、設定変更、追加開発、将来対応の4区分に分けてもらうと、会社ごとの提案を比較できます。2026年に公開された予約システム相場記事では、基本機能は80万〜200万円、決済やカレンダーを含む構成は200万〜500万円、AI最適化や多店舗対応は500万〜1,500万円という市場目安が示されています。これは公的統計ではなく、類似システムから算出した目安です。
個別開発の市場目安としては、小規模スクラッチが200万〜500万円、中規模の多店舗システムが500万〜1,000万円、大規模な基幹連携が1,000万円超となるケースがあります(出典: 2026年公開の予約システム開発費用相場記事、複数社)。一方、SaaSは初期費用0円から月額数万円で始められるため、同じ「予約システム」でも比較軸が異なります。無料または低価格SaaSを4〜8週間試し、電話削減時間、予約完了率、キャンセル率、スタッフの入力負荷を測ってから、独自開発の費用対効果を判断する方法も有効です。
店舗予約受付システムについてよくある質問

店舗予約受付システムは、店舗規模だけでなく、予約の種類、スタッフや設備の割当、既存システムとの連携で最適な選択が変わります。ここでは、導入前に特に多い質問へ直接回答します。
店舗予約受付システムの開発費用はいくらですか?
標準的な予約SaaSは初期費用0円から月額数万円で利用でき、個別開発は小規模でも200万〜500万円程度が市場目安です。多店舗、会員基盤、POS、決済、分析を統合する場合は500万〜1,000万円以上になる可能性があります。正確な金額は、店舗数、予約件数、連携先、データ移行、保守を分けた要件で見積もる必要があります。
SaaSとオリジナル開発はどちらを選ぶべきですか?
単店舗で標準的な予約、通知、顧客管理をすぐ始めたいならSaaSが向いています。店舗ごとに異なる予約ルール、独自の会員ランク、複雑な資源配分、既存基幹との連携、ブランド独自の顧客体験が必要なら、カスタマイズやオリジナル開発を検討します。最初から全機能を作るのではなく、SaaSや小さなMVPで効果を測り、独自性が費用を上回る領域だけを開発する方法が現実的です。
店舗予約受付システムは何か月で導入できますか?
設定中心のSaaSなら、業務整理とデータ準備を含めて数日から数週間で公開できる場合があります。個別開発では、要件定義、画面設計、連携、テスト、スタッフ教育を含めて2〜4か月程度、多店舗や基幹統合では4〜8か月以上を見込むことがあります。DNPデジタルソリューションズは公式ページで、特定の構成について構築期間1.5か月からと案内していますが、これは個別条件の例です。店舗の繁忙期を避け、代表店舗で受入テストを行ってから展開してください。
まとめ

店舗予約受付システムの会社選びでは、機能の多さや会社の知名度だけでなく、自社の店舗業務をどこまで再現できるか、予約後の会計・顧客管理・再来店促進までつなげられるかを確認します。単店舗の早期導入はAirリザーブやSTORES予約、業種別の標準機能はRESERVA、店舗固有の業務や連携はシースリーインデックス、汎用基盤や大規模運用はDNPデジタルソリューションズ、業務整理から開発・定着まで一貫して相談するならriplaが候補になります。
まず代表店舗で効果を測ってから全店へ広げます
最初に、予約受付、変更・キャンセル、顧客登録、来店、会計の流れを可視化し、「必須機能」「標準機能で代替する機能」「将来連携する機能」に分けます。無料または低価格のSaaSを4〜8週間試す場合も、予約完了率、電話対応時間、予約転記時間、無断キャンセル率、来店率、スタッフの入力負荷を計測してください。効果が確認でき、標準機能で解決できない部分が明確になった段階で、カスタマイズや個別開発へ進むと判断しやすくなります。
問い合わせでは費用・連携・保守を同じ条件で比べます
相見積もりでは、初期費用、月額、決済手数料、追加連携、データ移行、保守、障害対応、セキュリティ、解約時のデータ返却を分けて確認します。特に、電話予約を残すのか、スタッフや設備をどう割り当てるのか、POS・会員・LINEとどのステータスを連携するのかを曖昧にしないことが大切です。複数社へ同じ業務フローとRFPを渡し、5年間の総額と導入後のKPIまで比較すると、店舗に定着するパートナーを選びやすくなります。
▼全体ガイドの記事
・店舗予約受付システム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
