Struts2のシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

Struts2のシステム開発会社は、現行環境を使い続けるか改修するかを判断したうえで、調査から脆弱性対応、Springへの移行、リリース後の保守まで任せられるかで選びます。

取り上げるのは、株式会社riplaと、Struts2からSpringへの移行やレガシーJavaの刷新、Java Web開発の実績を公開する5社の計6社です。

  • 現行資産の状態、脆弱性への対応、Spring移行の範囲を比べます。
  • 技術情報、費用、問い合わせ時に聞くべき事項を整理します。

Struts2の全体像は、Struts2のシステム開発の完全ガイドをご覧ください。

Struts2のシステム開発でパートナー選びが重要な理由

Struts2のシステム開発会社を選ぶイメージ

Struts2は、JavaでWebアプリケーションを構築するためのMVCフレームワークです。業務システムやパッケージ製品の名前ではありません。

画面からデータベース、外部APIまでが複数の設定ファイルやライブラリを介して動くため、画面の小さな改修に見えても、認証や帳票などの周辺機能、連携先まで影響が及ぶことがあります。だからこそ、Javaが書けるだけでなく、現行システムを読み解いて安全な着地点を提案できる会社が必要です。

4つの対応方針の分け方

Struts2のシステムへの対応は、大きく4種類に分けられます。第一は、現行バージョンの確認と脆弱性診断、パッチ適用を中心とする保守です。

第二は、Struts 2.5系からサポート対象のStruts 6系や7系へ更新する方法です。第三は、Struts2からSpring MVCやSpring Bootへ段階的に移行する方法です。

第四は、業務要件から見直して新しい業務システムとして再構築する方法です。会社によって得意な領域が異なるため、目的が決まらないまま相見積もりを取ると、提案内容と金額を比べられなくなります。

発注前に確認するコードと運用条件

見積もりの前には、Strutsの正確なバージョン、JavaとTomcatなどの実行環境、pom.xmlやGradleの依存関係を一覧にします。あわせて、WARやJAR、struts.xml、Action数、JSP画面数を書き出します。データベースや外部連携、バッチ、利用者数も、同じ整理に含めます。

設計書がない場合は、ソースコード解析と実行中のログ確認を調査工程として切り出すと、後から想定外の追加費用が発生しにくくなります。

24時間運用の有無と、停止可能な時間を確かめます。切り戻しの方法や保守窓口、脆弱性が公表された際の対応期限も、技術仕様と同じくらい大切です。

ポイント

判断に迷ったら、見積もりの額より先に、現行資産の調査から移行や保守までの提案が一続きで出てくるかを見ます。調査を省いた一式見積もりは、後から費用が膨らみやすい点に注意します。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援のイメージ

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援する会社です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を生かし、ビジネスの成果を生むことと、システムを現場に定着させることに強みがあります。

営業・顧客から生産・販売管理まで、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

Struts2の改修や移行をriplaに相談する場合は、まず業務上の優先順位と現行資産を整理します。そのうえで、保守、段階移行、再構築の選択肢を比べたい企業に向いています。

特徴と強みは業務成果から逆算した提案

Struts2のような既存フレームワークの案件では、技術の更新だけを進めると、現場が使いにくい画面になったり、業務ルールが抜け落ちたりするおそれがあります。そのため、業務の流れや定着まで含めて相談したい企業には、riplaが上流の整理から始められる選択肢になります。

たとえば、販売管理の一部だけを先にAPI化する、利用頻度の高い申請画面から刷新する、現行システムを保守しながら新機能を別基盤に追加するといった形で、停止リスクを抑えた計画を検討できます。

得意領域と相談時の確認事項

幅広い基幹システムの経験を生かし、Struts2のシステムを経営課題や業務改善と結び付けて考えたい企業に適しています。

Struts2の特定バージョンに対する修正実績や、Springへの自動変換ツールの有無は、相談の際に個別の確認が必要です。

問い合わせでは、現行環境の洗い出しから依頼したいことを伝えます。あわせて、移行先の候補と画面数、利用者数を示し、停止可能な時間や設計書の有無も伝えます。そのうえで、技術診断と業務要件整理をどこまで見積もりに含めるかを確認します。

株式会社スタイルズ|レガシーJavaの移行と他社開発システムの保守

株式会社スタイルズのレガシーJava移行のイメージ

株式会社スタイルズは、Struts、Struts2、Seasar2からSpringへの移行サービスと、他社開発システム・アプリケーションの保守サービスを、公式サイトで案内している会社です。Struts2からSpringへの移行ページでは、独自の自動変換ツールでStruts系のタグをSpringやJSTLのタグへ変換したうえで、手動修正や画面疎通テストを行う流れが説明されています。

公式の対応内容はスタイルズのレガシーサポートで確認できます。

特徴と強みは自動変換と手動仕上げの分業

自動変換で機械的に対応できる範囲を先に切り出し、変換できない独自処理や画面をエンジニアが修正する進め方は、移行対象が多い案件で検討しやすい方法です。

変換後の単体テスト、結合テスト、システムテストまで含めて計画できる点が、この進め方では大切です。

株式会社スタイルズは、仕様書が不足する他社開発システムの保守も案内しているため、担当者の退職などでブラックボックス化した環境の調査を依頼する候補になります。

得意領域と向いている企業

Struts2のJSPタグやActionをSpring MVCへ移したい企業や、既存の業務画面を大きく変えずに基盤を更新したい企業に向いています。

問い合わせでは、利用できる自動変換の範囲、手動修正の見積もり方法、仕様理解を伴うテスト支援の有無を確認します。あわせて、変換後のSpringのバージョンと、Java・アプリケーションサーバの更新を誰が担当するかも聞きます。

Spring Bootまで含めて移行したい場合は、公式ページの記載範囲と現時点の対応可否を分けて見ることが欠かせません。

ポイント

自動変換で機械的に移せる範囲と、手動で直す範囲を分けて見積もれるかが判断の目安です。移行対象が多い案件では、変換後のテストまで含めて計画できるかも確かめます。

株式会社ウェイン|Struts2からSpringへのマイグレーションに特化

株式会社ウェインのJavaマイグレーションのイメージ

株式会社ウェインは、Struts1、Struts2、Seasar2からSpring MVCやSpring Bootへ移行するマイグレーションサービスを、公式に掲載しています。独自の移行ツールを使い、高品質・短期間・高効率で新システムへ移行することを訴求しており、OS、JDK、データベースなど周辺環境も対応可能か問い合わせできます。

サービスの詳細は、株式会社ウェインのStruts/Seasar2からSpringへ移行サービスで確認できます。

特徴と強みは移行ツールと実績件数の公開

公式ページでは、Struts1・Struts2からSpringへの移行を毎年2〜3件程度、Seasar2からSpringへの移行を毎年1〜2件程度対応していると説明しています。

この件数は、Struts2の移行先を具体的に考えている企業が相談先を絞る際の判断材料になります。ただし、件数は公開ページの記載時点の情報で、自社と同じ業務領域・画面数・外部連携数の実績とは限りません。

契約前には、サンプルとなる移行前後の構成、テストの範囲、現行業務を理解する体制を確認します。

得意領域と確認すべき追加条件

Struts2の画面やActionをSpring MVCまたはSpring Bootへまとめて移したい企業や、移行後の保守性を高めたい企業に向いています。

独自ツールで対応できる部分と、個別設計が必要な部分は、分けて見積もってもらうことが欠かせません。

特に、OGNLや独自Interceptor、ファイルアップロードは、自動変換の対象外になりやすい部分です。さらに、認証や帳票、バッチ、トランザクション境界も対象外になりやすいため、提案書に対象範囲と人手での確認方法を明記してもらいます。

TDCソフト株式会社|レガシーJavaをSpringへ移行するMovina

TDCソフトのJavaフレームワーク移行のイメージ

TDCソフト株式会社は、レガシーシステム刷新を支援する「Movina Javaフレームワークマイグレーションサービス」を提供しています。公式ページでは、StrutsやSeasar2など企業の業務を支えてきたJavaフレームワークを、Spring Frameworkなどのモダンな技術スタックへ移行するサービスとして案内しています。

コード解析、自動変換ツール、テスト自動化ツールを組み合わせ、業務システムの資産を次世代アーキテクチャへ移す点が特徴です。詳細はTDCソフトのMovina Javaフレームワークマイグレーションサービスで確認できます。

特徴と強みはパイロット変換から本対応へ進める流れ

Movinaは、まずパイロット変換を行い、実現可能性を確かめます。そのうえで全体の移行計画を立て、対象資材全般の変換と各種試験を実施する流れを示しています。

Struts2のシステムは、すべての画面を一度に移行するより、代表画面や重要業務で技術的な課題を先に発見するほうが、リスクを抑えやすいです。

大規模な業務システムや、現行機能を止めにくい企業は、初期提案にパイロットの対象範囲と判定基準を含められるかを確認します。並行稼働やデータ照合、切り戻し計画も、同じ提案に含めてもらいます。

得意領域と向いている企業

業務システムの将来性や保守性、拡張性まで含めて、レガシーJavaを刷新したい企業に向いています。

2026年1月にMovinaの提供開始が発表されているため、最新のサービス体制と、対応可能なStruts・Java・Servletの組み合わせを問い合わせるとよいです。

大手SIのプロジェクト管理を期待する場合は、まず現行分析を担当するメンバーと移行後の運用支援を具体化します。さらに、協力会社や再委託の範囲、成果物の引き渡し条件も詰めておきます。

ポイント

移行対象が多く業務を止めにくい場合は、初期提案にパイロットの範囲と判定基準、切り戻し計画を含められるかで選びます。代表的な画面から課題を先に洗い出すと、停止リスクを小さくしやすいです。

株式会社レジストif|Struts2を含むJava基盤と運用保守

株式会社レジストifのJava Web開発支援のイメージ

株式会社レジストifは、JavaによるWebアプリケーション開発を中心に、Struts、Struts2、Springを活用した共通基盤設計や認証、暗号化を対応領域として紹介しています。さらに、システム連携、アプリケーションサーバ設定、障害調査までを公式サイトで示しています。

WebLogic、JBoss、Tomcat、Apacheなど周辺技術も含めた技術領域を示し、設計から運用保守まで一貫して支援する会社です。対応内容は株式会社レジストifのServiceページで確認できます。

特徴と強みは認証・連携・サーバまで見られる点

Struts2の問題は、フレームワークの更新だけで解決しないことがあります。認証方式や暗号化、セッション管理が古いまま残ると、移行後も障害やセキュリティリスクが続きます。

アプリケーションサーバやデータベース、外部システムとの連携も古いままなら同じ問題が残ります。そのため、こうした周辺基盤を含めて相談先を探している企業には、レジストifの公開情報が参考になります。

既存システムの障害調査やクラウド・API連携も含め、現状の構成図をもとに評価してもらうと、改修範囲を把握しやすくなります。

得意領域と確認すべき運用条件

Struts2を使った業務Webシステムの保守や、認証・外部連携の改修、TomcatやJBossなどを含むサーバ更改をまとめて相談したい企業に適しています。

見積もりでは、平日日中の保守だけか、休日・夜間の障害対応まで含むかを確認します。あわせて、一次受付から原因調査までの時間を確かめ、監視やバックアップ、ログ保管をどこまで誰が受け持つかも決めておきます。

クラウドへ移す場合は、AWSやAzureの構築経験に加えて、現行と同じ動作を保証するテスト計画と、障害時の切り戻し手順も評価します。

株式会社クレス|Java・Tomcat・Struts2の業務システム開発実績

株式会社クレスのJava業務システム開発のイメージ

株式会社クレスは、Javaを中心としたWebシステム開発を行う会社で、公式の開発実績ページにStruts2を使った業務システムの事例を掲載しています。自動車教習所のWeb予約システムは、Windows、Java、SQL Server、Tomcat、Struts2を組み合わせた構成です。

通建会社の現場管理システムは、Linux、Java、PostgreSQL、Tomcat、Struts2を使った構成です。どちらの事例も、Spring、iBatis、Ajaxを加えている点が共通しています。実績の詳細は株式会社クレスの開発実績で確認できます。

特徴と強みは実際の業務システム構成が見える点

Struts2やSpring、iBatis、Ajaxといった構成に加え、TomcatやSQL Server、PostgreSQLも公開されています。そのため、既存の業務システムで使われやすい構成と似た技術スタックの保守や改修を相談しやすい候補です。

予約システムや現場管理システムのように、利用者が社内に限られない業務では、画面の使いやすさだけでなく、同時利用やデータ整合性、権限、業務ルールを確認する必要があります。

公開されている事例と自社の構成を照合し、どの工程を担当できるかを問い合わせます。

得意領域と依頼前の確認事項

Struts2の既存システムを大きく作り替えず、Java・Tomcat・データベースを含む業務アプリケーションの改修や保守を相談したい企業に向いています。

掲載実績は過去の開発環境を示すもので、2026年時点の対応可能なJavaやStrutsのバージョンを保証するものではありません。

初回相談では、現在のソースコードを解析できる担当者がいるかを確認します。あわせて、Struts 6系やSpring Bootへの移行提案が可能か、テスト環境の準備と本番リリースをどこまで担当するかも聞きます。

Struts2のシステム開発会社を選ぶポイント

Struts2のシステム開発会社を比較するイメージ

6社から1社に絞るときは、知名度や見積もりの安さだけでなく、自社のStruts2がどの状態にあり、どこまで変える必要があるかを基準にします。

公式サイトにStruts2の記載があっても、現行の担当者が同じ技術を扱えるとは限らないため、提案の中身と確認質問をそろえて比較します。

自社の構成に照らした実績と経験の確認

実績を見るときは、「Struts2の開発経験がある」という一文より、Strutsのバージョン、Java、TomcatやWebLogicなどの実行環境を確かめます。加えて、データベースや画面数、外部連携を確認し、利用者数と保守期間も見ます。

自動車教習所の予約、通建会社の現場管理、金融機関の業務など、自社と近い業務領域があれば、業務ルールの理解にもつながります。

実績を公開しにくい会社には、匿名化した構成例や担当者の経験年数、類似案件の課題と解決方法を質問します。

脆弱性対応と移行計画による技術力の評価

Apache公式によると、Struts 2.5系は2023年10月30日にEOLとなっています。EOLのブランチには、公式のセキュリティパッチ、バグ修正、更新が提供されません(出典: Apache Struts公式「End-of-Life Apache Struts Versions」、2026年)。

2026年時点で公式ダウンロードには、Struts 6.10.0と7.2.1が掲載されています。ただし、Java、ServletまたはJakarta、JSP、プラグイン、アプリケーションサーバとの互換性を確認して選ぶ必要があります(出典: Apache Struts公式リリース情報、2026年)。

さらに、Apache公式は、CVE-2025-68493への対策は少なくとも6.1.1への更新、CVE-2025-64775への対策は6.8.0または7.1.1への更新と案内しています。自社のバージョンが影響を受けるかは、依存JARや公開URL、ファイルアップロード機能で判断します。提案会社には、診断結果や修正版の適用、回帰テスト、再発時の監視と緊急対応を一つの計画として示してもらいます。

プロジェクト管理と見積もりの透明性

一式の金額だけでは、どの工程にいくらかかるのか見えにくく、後から追加の費用が出やすくなります。そのため、見積もりは次の2点で中身を確かめます。

  • 工程の内訳:現状調査や脆弱性診断から、変換・改修、データ移行、テスト、保守まで分けて記載してもらう
  • 契約の形:安い一式見積もりより、調査後に再見積もりする段階契約の方がリスクを把握しやすい

2026年の一般的なシステム開発では、人月単価は60万〜200万円程度、小規模は100万〜300万円、中規模は500万〜1,000万円、大規模は1,000万円から数千万円以上が目安とされています(出典: SIA株式会社「システム開発の費用・相場 2026年版」、2026年)。

この数字はStruts2の移行費用そのものの公的な平均値ではないため、自社の画面数やAction数を人月に落とした見積もりと併せて判断します。

目安として、現状調査・脆弱性診断・移行計画は60万〜600万円、パッチ適用や小規模改修は120万〜1,000万円です。Struts 2.5系から6系などへの更新は300万〜4,000万円、Spring MVCやSpring Bootへの移行は600万〜6,000万円程度になる可能性があります。

人月単価60万〜200万円に作業量を掛けた推定のため、画面数や帳票、外部連携、テスト資産、設計書の有無で大きく変わります。

ポイント

迷ったら、各社の提案を同じ前提で並べて比べます。費用の安さより、自社のStruts2の状態を踏まえた対応方針と確認事項がそろっているかで差が見えてきます。

よくある質問(FAQ)

Struts2のシステム開発に関するよくある質問

Struts2のシステムを保守するか移行するかは、バージョンに加えて、公開範囲や業務停止の許容時間、開発者の確保、データ移行の難しさで決まります。

相談の前によく寄せられる質問に、順に答えます。

Struts2のシステムはそのまま使い続けても安全ですか?

安全かどうかは、バージョン、依存ライブラリ、公開状況を確認して判断します。特にStruts 2.5系はEOLのため、Apache公式のサポート対象外です。

まず、サーバ上のJARやpom.xml、Gradle、設定ファイル、ファイルアップロード機能を調査します。影響を受ける脆弱性があれば、テスト環境で修正版の動作を確かめてから更新します。

Struts2からSpringへ移行するときに全て作り直しますか?

部分ごとに分けて移すことで、必ずしも全てを作り直す必要はありません。

Action、Form、JSPタグといった機械的に変換しやすい部分はツールで移し、独自Interceptorや認証、業務ロジックは手動で確認する段階移行が現実的です。外部連携や帳票も、手動で確認する対象になります。

重要業務からパイロット変換を行い、機能とデータが一致することを確認してから対象を広げると、リリース時の停止リスクを抑えられます。

Struts2のシステム開発や移行にはいくらかかりますか?

小規模な調査やパッチ適用なら数十万〜数百万円、基盤更新やSpring移行なら数百万円〜数千万円になる可能性があります。

一般相場として人月単価60万〜200万円程度が示されていますが、Struts2固有の料金表ではありません。

画面数やAction数、外部連携、データ移行、テストの範囲を伝えます。そのうえで、調査費、移行費、保守費を分けた見積もりを複数社から取得します。

開発会社への問い合わせで何を伝えればよいですか?

まず、Strutsのバージョンと、JavaやTomcatのバージョンを伝えます。そのうえで、画面数やAction数、JSPや帳票の数、データベースを示します。さらに、外部APIやバッチ、利用者数、24時間運用の有無を伝えます。

設計書の有無や希望する移行先、停止可能な時間も、あわせて伝えます。分からない項目があっても問題ありません。分からないこと自体を伝え、現行調査を先行工程として提案できる会社かどうかを確かめることが、ブラックボックス化したシステムでは特に大切です。

ポイント

相談の前に、バージョン、公開範囲、業務停止の許容時間を整理しておくと、見積もりを比べやすくなります。分からない項目は、分からないと伝えて調査の提案を受けてください。

まとめ

Struts2のシステム開発会社選びのまとめ

Struts2のシステム開発会社を選ぶときは、Struts2の経験年数だけでなく、自社の状態に合った対応方針を提案できるかを確認します。

保守と脆弱性対応を重視するなら、現行環境を調査して安全にパッチを適用できる会社を選びます。

Struts 6系や7系への更新、Spring MVCやSpring Bootへの移行、再構築を検討するなら、コード変換だけでなく、業務ルールや認証、データ、テスト、運用まで扱える体制が必要です。

今回紹介した6社の位置付け

株式会社riplaは、業務要件や社内DXを含めて上流から相談したい企業に向いた選択肢です。株式会社スタイルズと株式会社ウェインは、Struts系からSpringへの移行を具体的に検討しやすい会社です。

TDCソフト株式会社は、パイロット変換や自動化を組み合わせた大規模なレガシー刷新を相談しやすい会社です。株式会社レジストifは、Java基盤、認証、連携、サーバ、運用保守まで幅広く確認したい場合に候補となります。

株式会社クレスは、Java・Tomcat・Struts2を使った業務システムの実績を自社案件と照合したい場合に候補となります。いずれも公開情報と現在の対応可否は分けて考え、担当者や見積もりの内容を確認してください。

最初に行う現行資産の整理

まず、Strutsのバージョンや依存ライブラリを整理します。次に、公開範囲や業務停止の許容時間、画面と連携の数を洗い出し、現状調査・脆弱性診断・移行計画を依頼します。そのうえで、保守、バージョン更新、Spring移行、再構築の提案を同じ条件で比較すると、費用だけでは見えないリスクと将来の保守性を判断できます。

▼全体ガイドの記事
・Struts2のシステム開発の完全ガイド

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。