Struts2のシステム開発費用は、作業範囲、既存資産の状態、移行先によって大きく変わります。現状調査だけなら60万円から、Spring Bootへの移行は6,000万円程度が目安です。画面数や外部連携の本数、設計書の有無も、金額の幅に影響します。
▼全体ガイドの記事
・Struts2のシステム開発の完全ガイド
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費用を考える前に押さえたいStruts2の全体像
Struts2のシステムは、社内業務や申請、販売管理などで使われるJava Webシステムです。
費用を考えるときは、画面や業務ロジックだけでなく、データや実行環境、運用までを一体で見る必要があります。
Struts2は業務システム製品ではなく、Javaのフレームワーク
Apache Struts公式は、StrutsをJava Webアプリケーション向けの無料・オープンソースのMVCフレームワークと説明しています(出典:Apache Struts公式サイト、2026年確認)。
設定より規約を重視する作りで、プラグインによる拡張もできます。さらに、REST、AJAX、JSONにも対応できます。
Struts2はフレームワークなので、販売管理画面などの業務機能は、業務要件に応じた設計、実装、テストを別途行う必要があります。
費用を左右する構成要素
費用は、Web環境からJava実行環境、アプリケーション、周辺技術までの組み合わせで決まります。見積もりでは、稼働環境から業務機能までを一体で確認します。どの層に何が含まれるかを先に押さえると、見積書の内訳を読み解く手がかりになります。
- Web環境:ブラウザ、Webサーバー、リバースプロキシの組み合わせ
- Java実行環境:Tomcat、JBoss、WebLogicなどのアプリケーションサーバー
- アプリケーション:Struts2のAction、Interceptor、Result、JSP、業務ロジック
- 周辺技術:Spring、Spring Security、MyBatis、Hibernate、Oracle、SQL Server、PostgreSQLなど
- 追加機能:認証基盤、帳票、バッチ、外部API、ファイル連携が増えるほど、調査とテストの費用も上がる
バージョンとセキュリティの確認
セキュリティと互換性は、更新や移行の方針を左右します。見積もりの前に、次の点を確かめておきます。
- 認証・認可:Struts2自体は自動で保証しないため、認証基盤と権限を別途設計する
- 入力・監査:入力値検証、CSRF対策、監査ログの別途設計
- 脆弱性対応:診断とパッチ適用の手順が必要で、Apache公式では2026年にStruts 6.10.0と7.2.1が公開されています
- サポート状況:サポート対象外の版には、セキュリティパッチが提供されない
- 互換性:古い2.5系は、依存JAR、Java、Servlet、JSP、プラグイン、アプリケーションサーバーの対応を調べる
Struts2のシステム開発費用の決まり方

費用の基本は「人月単価×工数」です。そこに、資産解析、セキュリティ、外部連携などの難しさが加わって決まります。
データ移行やテストの手間も、工数に上乗せされます。
Struts2だけの公的な平均価格は確認できません。そのため、以下の金額は、リサーチノートと2026年公開の一般的な受託開発相場による推定として見てください。
実際の予算は、現状調査の後に確定します。
作業パターン別の費用相場
作業の範囲が広がるほど、見込む費用の幅も大きくなります。現状調査から全体再構築まで、作業範囲ごとの推定費用を、範囲の小さいものから順に並べています。
- 現状調査・脆弱性診断・移行計画:60万〜600万円程度
- パッチ適用・小規模改修:120万〜1,000万円程度
- Strutsのバージョン更新:300万〜4,000万円程度
- Spring MVCやSpring Bootへの段階移行:600万〜6,000万円程度
- 周辺システムやデータ移行を含む全体再構築:1,000万円〜5,000万円以上
資料がそろっていて対象が少なければ、調査費は下限に近づきます。反対に、複数のWARやJAR、古い独自Interceptor、未記載の外部連携まで調べる場合は、上限に近づきます。
費用は、画面数やAction数、業務ロジックの量によって変わります。利用者数や連携本数、並行稼働期間も、費用に影響します。
人月単価を60万〜200万円とすると、10人月は600万〜2,000万円、20人月は1,200万〜4,000万円です。見積書を比べるときは、まず工数をそろえて見るのが分かりやすいです。
人月単価と規模別の相場
SIA株式会社の2026年7月更新記事では、小規模案件の平均人月単価は100万〜180万円、総額は500万〜1,200万円です(出典:SIA株式会社「受託開発の費用相場」、2026年7月)。
同記事では中規模案件の平均人月単価を150万〜220万円、総額を2,000万〜6,000万円としています。大規模案件では、平均人月単価180万〜250万円、総額6,000万円〜1.5億円超です。
Struts2専用の統計ではありません。ただ、レガシーJavaの解析や移行では、単価と工数を確認する基準として使えます。
古い資産の解析が費用に与える影響
既存システムに、動作の理由が分からない処理が残っていると、見積もりは難しくなります。
- 設計と実態の差:struts.xmlと画面遷移の不一致や、JSPに残る業務ロジックを調べる
- 解析環境:OGNLや独自タグへの依存、テストデータの不足が、コード読解と環境構築の工数を増やす
- 単価の目安:SIAの一般相場解説では、レガシー技術は10〜15%高くなりやすい
単価の上乗せ幅は、人材の希少性と作業内容によって変わります。
Struts2の見積もりに含まれる費用の内訳

総額だけで比べると、必要な工程が抜けた見積もりを選んでしまうおそれがあります。そのため、要件定義、設計、テストを中心に、工程ごとに費用が入っているかを分けて確認します。
移行案件では、移行先の開発だけでなく、現行資産の理解と差分検証にも費用がかかります。
現行調査と要件定義の費用
調査で現行資産と設計書の差を洗い出しておくと、後工程での追加請求を抑える材料がそろいます。
- 調査対象:設定ファイル、WAR、JAR、Action、Interceptor、JSP、認証、DB、バッチ、API、運用手順
- 確認事項:脆弱性の影響、Java・Tomcatの版、画面と業務処理の対応、設計書との差
- 期間と成果物:小規模なら2〜6週間程度で、資産台帳、リスク一覧、対応方針、概算工数、段階移行候補をまとめる
設計・実装・データ移行の費用
移行費用は、画面の作り替えだけでなく、移行先の設計見直しとデータ整備にも及びます。
- 実装対象:画面、Action、入力検証、認証認可、業務ロジック、帳票、バッチ、API、エラー処理
- 移行先の設計:Actionの単純な置き換えではなく、画面遷移、セッション、例外、トランザクション、権限を見直す
- データ移行:顧客・商品・契約・在庫の項目変換、名寄せ、欠損値、保持期間、切替時の差分同期
テスト・リリース・教育の費用
テストやリリース支援は、検証範囲と利用部門への引き継ぎの内容で費用が変わります。
- テスト:単体、画面遷移、権限、外部連携、帳票、バッチ、性能、障害復旧、セキュリティ
- 並行稼働:同じ入力を両システムに流して結果を照合する期間と、切り戻し手順の検証が必要
- 引き継ぎ:操作説明、管理者教育、手順書更新、リリース当日の立ち会い
- 公開事例:2024年のサビテック事例はStrutsからSpring MVCへ移行し、見積管理などを対象
- 事例の期間:契約管理、勤務管理、請求管理も対象。詳細設計から結合試験まで6か月で、価格は非公開
公開事例の期間を、そのまま自社案件の期間や費用に当てはめないでください。
運用保守・インフラ・サポートの費用
運用を続けるための費用は、初期開発とは分けて見積もります。ライセンスの扱いも、その中で確認します。
- ライセンス:Apache Licenseのオープンソースで、商用パッケージの購入費が必ず発生するわけではない
- 運用対象:サーバー、DB、クラウド、バックアップ、監視、WAF、ログ、診断、緊急パッチ、問い合わせ窓口
- 一般的な目安:初期開発費の年15〜25%、月15万〜80万円程度(出典:SIA株式会社、2026年7月)
- 上振れ要因:24時間監視、SLA、第三者診断、随時改修
Struts2のシステム開発を進める手順と期間

調査をせずに改修へ入ると、依存関係やテストの不足が後から見つかります。その結果、期間と費用が膨らみます。
まず現行資産を一覧にし、延命、Struts更新、Springへの段階移行、全面再構築を比べます。そのうえで、業務への影響が小さい単位で進めます。
1. 現行資産の洗い出しとリスクの把握
最初の2〜6週間程度で、ソースと実環境の両方を見て、現行資産とリスクを把握します。
- アプリ資産:版、依存ライブラリ、Action、JSP、Interceptor、DB、外部API、ファイル連携、バッチ
- 運用状況:利用者、ピーク時間、障害履歴、実サーバーのJAR、設定、ジョブ定義、証明書、バックアップ、監視
- 脆弱性対応:Apacheの告知とIPAのApache Struts 2対策情報を照合し、公開範囲とパッチ後の回帰テストを計画
2. 延命・更新・移行・再構築の比較
継続条件や将来の保守課題によって、適した選択肢は変わります。そこで、次の選択肢を並べて比べます。
- 延命:短期の脆弱性対応やJava・サーバー更新で継続できる場合は、パッチや小規模改修
- Struts更新:画面や業務ロジックを長く使い、2.5系からの更新で対応できる場合は、6系などへの版更新を検討
- Springへ移行:技術者確保、機能追加の速度、JSP・OGNL依存、将来のJava更新を重視する場合
- 再構築:要件変更に伴い、外部連携やデータ構造も整理し直す場合
3. 業務単位の段階移行と並行稼働の設計
一度に切り替える範囲を絞ると、各リリースの影響を確認できます。
- 一括切替の課題:画面、認証、データ、外部連携を同時に切り替える必要がある
- 移行順:参照画面や低頻度業務から分離し、API・データ連携の境界を整えて重要業務へ進む
- 並行稼働:二重入力を避ける運用、データ照合、差分同期、障害時の切り戻し条件を決める
並行稼働を入れると、短期の費用は増えます。一方で、業務停止のリスクを抑えやすくなります。
4. 回帰テストとリリース後の保守の確保
業務上の結果を確かめられる試験を組み、移行範囲に応じた期間を確保します。
- 回帰テスト:入力値検証、権限、セッション、帳票、バッチ、API、エラー処理を確認
- テスト資産が少ない場合:現行環境の動作を記録し、比較する確認作業から始める
- 期間の目安:小規模改修は1〜3か月、Struts更新は3〜9か月、Spring移行は6〜18か月
- 全体再構築:8〜24か月以上。受入試験と切り替え時期によって変わる
Struts2の費用が変動する主な要因
単純な社内申請システムと、決済や在庫、帳票を扱う基幹システムとでは、工数が異なります。
業務停止の許容時間や利用者数、契約条件などは、見積もりの前提に含めます。社内の協力体制も、同じように含めておきます。
画面数・Action数・外部連携本数
工数の見積もりでは、処理の複雑さや連携時の例外対応も含めて考えます。
- 画面:実装、権限、入力チェック、エラー表示、ブラウザ差異、受入試験が増える
- 処理構造:Action数やInterceptorの組み合わせが多いと、画面数だけでは処理量を測れない
- 外部連携:会計、販売、認証、決済、在庫のタイムアウト、再送、重複登録、仕様変更を確認
- 工数参考:SIAの2026年相場解説は1本5〜10人日を紹介。API仕様とエラー処理の範囲で上下する
Strutsのバージョンと周辺サーバーの互換性
バージョン更新では、周辺環境との互換性とサポート状況をまとめて調べます。
- 対応環境:2.5系から6系・7系へ更新する場合、Java、Servlet・Jakarta、JSP、タグライブラリ、Springを確認
- 周辺部品:JSONプラグインとアプリケーションサーバーの対応状況
- 変更影響:設定、API、依存ライブラリ、JSPの動作が変われば、単純な置き換えでは済まない
- サポート:古い版は公式一覧にアーカイブされる一方、サポート対象外には注意(出典:Apache Struts公式リリース一覧、2026年確認)
セキュリティ・性能・可用性の要件
取り扱う情報や稼働条件に応じて、必要な対策と性能目標を見積もりに含めます。
- 情報保護:公開、個人情報、決済、金融、医療、自治体の要件では診断、WAF、制御、暗号化を検討
- 運用対策:監査ログ、バックアップ、インシデント対応も見積もり対象
- 性能・可用性の参考:同時接続100から1,000で25%、SLA99.5%から99.9%で15%増(SIAの一般目安)
- 認証要件の参考:ISMSやSOC2などの追加で5〜8%程度増(Struts2固有ではない)
必要な基準と試験方法は、開発会社に確認しておきます。
設計書の有無と納期の短さ
資料の整備状況と希望納期によって、調査工数や短縮対応の費用が変わります。
- 資料がある場合:設計書、テスト仕様書、データ定義書、運用手順により調査や受入試験を抑えやすい
- 知識が属人化:担当者の記憶や本番環境だけに情報があると、聞き取り、ログ解析、再現確認に時間がかかる
- 短納期:標準期間の70%以下では並列開発や追加管理が必要。一般相場で費用1.2〜1.4倍(出典:SIA株式会社、2026年7月)
納期を縮める必要があるのか、機能を減らして対応できないかを、先に検討します。
Struts2のシステム開発費用を抑えるポイント
費用を抑えるには、単価以外の要素にも目を向けます。不要な機能や手戻りを減らし、移行対象を分け、テストを再利用して総工数を抑えます。将来の保守費も含めて、安い見積もりが何を対象外にしているかを確かめます。
本開発の前に行う有償の現状調査
本開発の範囲を決めるために、現行調査と移行計画を先に行います。
- 調査を先行:Spring Bootへの全面移行を発注する前に、調査と計画を独立フェーズで依頼
- 対象を絞る:調査費が発生しても、未使用画面や連携を外せれば全体費用を大きく抑えられる可能性がある
- 台帳に記録:画面名、URL、Action、利用部門・頻度、DB、連携、保守担当、脆弱性、テスト有無
業務と機能の優先順位付け
全画面を同じ品質、同じタイミングで移行する必要があるかを見直します。そのうえで、次の観点から優先度を決めます。
- 先行対象:法令・監査に必要、売上や顧客対応を止められない、利用頻度が高い機能
- 後段対象:参照のみの画面や過去データの検索
- 要件の整理:Must、Should、将来対応に分ける
初回リリースを小さくすれば、対象範囲を絞り込めます。ただし、仕様が追加されると、工数が1.3〜1.5倍になる一般事例もあります(出典:SIA株式会社、2026年7月)。
初期費用ではなく総保有コストでの比較
移行方式ごとの継続費用も含めて、3年から5年の総額で比べます。
- Struts2を継続:保守技術者、脆弱性対応、古いJava・サーバーの維持費
- クラウドへ移行:サーバー、ログ、バックアップ、監視、データ転送、WAF
- ローコード等へ置換:ツールのライセンス費が継続
- 長期比較:保守、改修、教育、障害対応を含めると、短期で安い案が長期で高い場合もある
変換できる部分とテスト資産の再利用
規則性の高い画面定義や設定、単純なマッピングは、変換ツールやスクリプトで補えることがあります。自動変換率だけで価格を判断せず、変換後のレビューや例外処理、セキュリティ確認、回帰テストも評価に入れます。
既存テストを整理して自動で回せるようにすると、移行中の修正確認やリリース後の改修費を抑えやすくなります。
Struts2の見積もりを取る際のポイント
開発会社へ相談するときに「Struts2を新しくしたい」とだけ伝えると、会社ごとに想定する作業範囲が食い違います。
そのため、現行環境の基本情報を先に共有します。版や画面数、設計書の有無などが中心です。残りの項目は、後述のRFPの欄でも整理します。
希望する移行先や停止可能時間、予算上限も伝えておくと、同じ前提で提案を受けられます。
RFPに書く現行環境と希望する成果物
提案の前提をそろえるには、現行環境と必要な納品物を具体的に書いておく必要があります。
- 目的と環境:業務目的、対象範囲、Struts・Java・Tomcatの版、画面数、Action数、JSP、プラグイン
- 業務・運用条件:DBの種類・規模、API、帳票、バッチ、利用者数、認証、セキュリティ基準、希望納期
- 納品物:資産台帳、移行方針書、設計書、テスト仕様書、データ移行計画
- 引き継ぎ資料:運用手順や教育資料の納品範囲も決める
成果物が曖昧なままだと、後から追加費用がかかりやすくなります。
複数社の見積もりの工程と前提条件による比較
金額を見る前に、工程の内訳、見積もり前提、契約上の役割をそろえて比べます。
- 工程:要件定義、調査、設計、実装、データ移行、テスト、診断、インフラ、教育、リリース支援、保守
- 見積もり条件:人月、役割、期間、単価、対象画面、対象外作業、前提資料、変更の扱い
- 請負契約:開発会社が完成責任を負う。要件変更の扱いを契約で定める
- 準委任契約:体制を調整しやすい一方、発注側も進捗と優先順位を管理する
リスク・受入条件・追加費用の確認
責任範囲や受入時の確認内容、追加費用の条件は、契約の前に具体的に決めておきます。
- 調査・対応範囲:設計書がない場合の調査、脆弱性発見時の対応、テスト環境の準備者
- 作業責任:データクレンジング、休日リリース、切り戻し、第三者サービス変更への対応
- 受入条件:主要業務、権限別操作、連携結果、性能、ログ、バックアップまで定める
- 追加費用:発生条件と承認方法を先に決め、予算超過を抑える
よくある質問(FAQ)
Struts2の費用は、現行システムを確認したうえでなければ、一つの金額に絞れません。
予算に関する質問の答えは、公開情報とリサーチノートの推定レンジをもとにしています。
Struts2のシステム開発費用は最低いくらですか?
最低額は一律に決まりませんが、現状調査、脆弱性診断、移行計画だけなら60万〜600万円程度です。
パッチや小規模改修を含むと120万〜1,000万円程度、業務画面の更新や移行では数百万円から数千万円です。
画面数、設計書、テスト範囲、外部連携を伝えて、調査費と本開発費を分けて見積もってもらいます。
Struts2からSpring Bootへ移行する費用はいくらですか?
推定レンジとあわせて、移行対象と公開事例の範囲を分けて確認します。
- 費用の推定:600万〜6,000万円程度。リサーチノートによるもので、公的な一般平均ではない
- 金額の変動要因:画面、業務ロジック、認証、DB、帳票、API、データ移行、並行稼働の範囲
- 公開事例:StrutsからSpring MVCへの移行は6か月。価格は非公表
期間と費用は同じものとして見ず、工数と成果物で確認してください。
Struts2そのもののライセンス料はかかりますか?
Struts2はApache Licenseのオープンソースのため、商用製品のようなライセンス購入費が必ずかかるわけではありません。
一方で、環境構築やサーバー、クラウドは別料金です。DBや監視、バックアップの費用も別途かかります。診断や保守会社のサポートも、別料金になります。
無料で使えることと、安全に業務を運用できることは別の話です。そのため、サポート窓口とパッチ適用の責任を契約で確かめておく必要があります。
Struts 2.5系はすぐに全面移行すべきですか?
全面移行を急ぐ前に、リスクと更新の可能性を調べて、短期と長期の対応を分けて考えます。
- 優先順位の判断:公開範囲、脆弱性、Java・サーバーの更新可否、技術者確保、事業停止の影響を調査
- 2.5系の確認:Apache公式はサポート対象外にパッチを提供しないと案内。現行版、依存ライブラリ、適用可否を確認
- 段階対応:短期は更新でリスクを下げ、長期はSpringなどへの移行を計画する方法もある
まとめ
Struts2の開発費は、フレームワークの料金ではなく、資産調査と更新、移行、再構築に必要な工数で決まります。
調査・計画は60万〜600万円、パッチや小規模改修は120万〜1,000万円程度です。Struts更新は300万〜4,000万円、Spring Bootなどへの移行は600万〜6,000万円程度が目安です。
ここまでの金額は、公開相場と作業量による推定です。画面数やAction数、連携の本数で変わり、セキュリティや資料の有無も金額を動かします。
費用判断の工程と総保有コスト
見積もりの工程では、要件定義、設計、テストの有無を中心に見ます。
初期費用に加えて、3年から5年の保守と脆弱性対応の費用も比べます。クラウドや監視、追加改修の費用も、同じ期間で確かめます。
工程と将来費用を合わせて比べると、自社に現実的な選択肢が見つけやすくなります。
最初の一歩は現行資産の棚卸し
棚卸しの資料をもとに、技術面と業務継続の条件をそろえて、発注先を選びます。
- 現行資産:Struts、Java、サーバー、依存JAR、Action、JSP、DB、外部連携を整理
- 運用状況:テスト資産と運用担当も記録し、保守継続、Struts更新、Spring段階移行、再構築の4案を同条件で比較
- 発注先の判断:脆弱性、業務継続、データの正確性、リリース後の保守まで見る
この進め方は、長期的なコストの最適化につながります。
▼全体ガイドの記事
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
