アンケートシステムの開発会社は、調査の目的に合う強みで比べるのが基本です。従業員向けなら人事領域、顧客向けなら回答率を重視するUI/UX、大規模や高安全性の案件なら基盤と安全性を見ます。
6社は得意領域がそれぞれ異なるため、目的を決めてから見比べると進めやすくなります。そこで、選び方と評価基準を押さえたうえで、おすすめの開発会社・ベンダー6社を紹介します。
▼全体ガイドの記事
・アンケートシステム開発の完全ガイド
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アンケートシステム開発パートナー選びの重要性

アンケートシステムでは、回答データの質・量・活用度が意思決定に直結します。だからこそ、開発会社の選定を誤ると、調査精度が下がり、回答率も伸び悩むおそれがあります。
そこで、技術力に加えて、回答設計やUI/UX、セキュリティの体制を見て選びます。保守体制も、リリース後の監視や不具合対応を任せられるかを判断する材料になります。
開発会社選定の基本的な評価軸(分析機能・UI/UX力・セキュリティ)
評価軸は、機能の多さに加えて、調査から運用までに合っているかどうかで定めます。
- 分析・集計:回答を意思決定へつなげる機能
- UI/UX:回答しやすい画面を設計できる力
- 安全性:個人情報と匿名性を守る対応
分析機能では、単純なグラフに加えて、クロス集計や時系列分析に対応できるかを見ます。また、自由記述の感情分析や、部門別・属性別の分析にも対応できるかを確かめます。
UI/UXでは、回答者の心理を踏まえた画面設計の知見が欠かせません。たとえば、ユーザーリサーチやプロトタイプ検証、離脱率の計測と改善の経験が、手がかりになります。
安全性では、個人情報保護法やGDPRへの対応、暗号化、アクセス制御の経験を確かめます。さらに、回答者の匿名性を担保して実装した経験があるかも、重要な判断材料になります。
- 外部連携:HRシステムやCRM、グループウェアとのAPI連携
- 保守運用:監視や不具合対応、機能追加を担う体制
回答データを業務で使うには、外部システムと連携できるかが問われます。リリース後も、監視や不具合対応、機能追加まで支えてくれる会社かどうかも大切です。
提案依頼書(RFP)作成のポイント
複数社から公平に提案を受けるには、提案依頼書(RFP)を作っておくことが欠かせません。
- 目的と対象:背景と目的、利用者や規模を整理する
- 機能と連携:必要機能と既存システムの要件を示す
- 条件と評価:安全性や予算の制約を示し、評価基準を定める
背景と目的には、開発の理由や現状の課題、期待する効果を書きます。対象ユーザーと規模には、配信対象者数や社内外の別、アクセス頻度を示します。
必要機能には、質問タイプや分岐ロジック、集計機能を優先度付きで並べ、出力形式も含めます。連携要件には、HRシステムやCRM、メール配信基盤との接続条件を書きます。
安全性の要件では、匿名性のレベルと保存場所、アクセス制御の粒度を決めておきます。さらに、スケジュールや予算の制約、評価基準と重み付けも、RFPに明記します。
RFPがあれば、各社の提案を同じ条件で比べられます。そのため、機能不足やセキュリティ要件の未達といったミスマッチも防ぎやすくなります。また、サンプルのアンケート設計書を添えると、実現可能性の高い提案を受けられます。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
riplaは、コンサルティングから開発・運用まで一気通貫で支援します。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を、現場への定着支援にも活かしています。特に、何を調査し、どう活用するかという業務設計の段階から関われる点が特徴です。
riplaの強みと特徴(ビジネス要件から設計・開発まで一気通貫、現場定着支援)
riplaの強みは、自社でDXを推進してきた経験を、開発へつなげられることです。
- 業務視点:回答しやすい設問と意思決定の両方を考える
- 合意形成:複数部門の要件整理を支援する
- システム連携:既存環境とのAPI連携に対応する
回答者側の設計と、集計データを意思決定に使う方法の両方を踏まえて、要件を整理します。人事、マーケティング、経営企画などが関わる案件では、部門間の合意形成も支援します。
API連携では、HRシステムやCRM、グループウェアとの接続にも実績があります。さらに、回答データを既存システムへ自動で連携する、データ基盤の構築も得意です。
開発後も、設問の改善や回答率の改善、レポートの活用まで支援します。
riplaの得意領域(中規模〜大規模のアンケートシステム・社内調査ツール開発)
riplaは、中規模から大規模企業の社内調査に強みがあります。
- 複雑な運用:拠点・部門別の権限管理に対応
- 社内データ:従業員マスタと回答を連携
- 開発方式:スクラッチとパッケージ改修を選べる
従業員エンゲージメントサーベイや、複数拠点で使うシステムの開発に対応できます。匿名性を保ちながら、高精度な集計・分析機能を組み込んだ実績もあります。
開発方法は、予算やスケジュール、機能要件に応じて提案します。そのうえで、継続的な改善まで伴走し、作って終わらない運用を支えます。
株式会社サーベイテック|アンケートシステム開発の専門会社
株式会社サーベイテックは、アンケートシステムと調査ツールに特化した専門会社です。質問の作成から回答の収集、集計、レポート出力まで、一連の流れを実装します。複雑な分岐や高度な分析など、SaaSでは難しい独自の要件にも対応します。
サーベイテックの強みと特徴(高精度な集計・分析機能、分岐ロジック実装)
サーベイテックの強みは、アンケートに特化した技術知識と開発実績にあります。
- 分岐制御:複数条件に応じて質問を出し分ける
- 高度分析:属性別・時系列の集計に対応する
- レポート:役割に応じた形式を用意する
選択肢や回答スコアに応じて、次に表示する質問を細かく制御できます。属性別のクロス集計や時系列比較に加えて、設問間の相関やNPSの自動算出にも対応します。
自由記述については、形態素解析や感情分析、ワードクラウド生成の実績もあります。さらに、経営層向けの要約から担当者向けの詳細集計まで、出力形式を分けられます。
サーベイテックの得意領域
サーベイテックは、複雑な設問と高精度な分析が必要な調査に向いています。
- 顧客調査:CS調査やサービス品質評価に対応
- データ統合:CRM・POSと回答をつなげる
- 大規模運用:大量回答とリアルタイム集計に対応
小売、飲食、宿泊、医療、金融など、顧客接点の多い業種で実績があります。たとえば、CRMでは顧客IDと回答を、POSでは購買行動と満足度を結び付けます。さらに、数万件規模の回答や大規模調査の負荷にも対応できる点が強みです。
株式会社データクエスト|大規模調査・市場リサーチ向けシステム開発
株式会社データクエストは、市場リサーチや消費者調査、社会調査に強い会社です。数万〜数十万件規模の回答データを扱う基盤の設計・開発を得意とし、収集から分析、可視化、活用までのデータパイプラインを構築します。
データクエストの強みと特徴
データクエストの強みは、大規模データを扱う設計・開発経験です。
- 大規模基盤:数万件以上の同時アクセスに対応
- データ活用:BIツールや機械学習基盤と連携
- 調査設計:サンプリング条件を機能へ反映
高可用性と高い拡張性を備えたシステムで、消費者パネル調査に対応します。Tableau・Power BIとの連携や、機械学習モデルへのデータ供給も行います。
ランダムサンプリングや層化抽出、クォータ設定にも、技術面から対応します。さらに、国際調査や多言語アンケートの開発実績もあり、海外調査にも対応できます。
データクエストの得意領域
データクエストは、調査会社向けの大規模オンライン調査に向いています。
- パネル管理:登録・スクリーニング・ポイント管理
- 回答品質:重複防止や不正回答検出に対応
- 収集効率:サンプル収集と集計を効率化
消費者パネルの管理機能と調査システムを一体化した基盤を構築します。数十万件規模のモニター会員を抱える調査会社向けの開発実績もあります。
調査の専門知識と開発技術を組み合わせて提案できる点が、差別化の要素になります。
株式会社フォームデザイン|UI/UX設計に強い開発会社
株式会社フォームデザインは、アンケートとフォームのUI/UXに特化した会社です。「回答されるアンケート」を目指し、離脱率の低減と完了率の向上を支援します。加えて、スマートフォンを含む多様な端末でも操作しやすい画面を設計します。
フォームデザインの強みと特徴
フォームデザインの強みは、回答率と完了率を高めるUX設計です。
- 検証設計:A/Bテストの知見を画面改善に活かす
- 回答画面:ブランドと端末に合わせて設計する
- アクセシビリティ:多様な回答者へ配慮する
質問数やプログレスバー、回答時間、離脱率は、データをもとに検討します。そのうえで、企業ブランドに合わせた画面や、タップ操作に適した部品を実装します。
スクリーンリーダーや色覚特性にも配慮して、多様な回答者をカバーします。また、アンケートのブランドから管理画面まで、一貫したデザインを提供します。
フォームデザインの得意領域
フォームデザインは、外部向けの顧客アンケートに適しています。
- 顧客接点:顧客調査や市場調査に対応
- 回答体験:完了率を重視する案件に適する
- デザイン連携:React・Vue.js・Figmaを活用
マーケティングリサーチや、イベント後のフィードバック収集にも対応します。ECサイト、サービス業、イベント主催者などからの依頼が多い領域です。高速で滑らかな回答画面と、Figmaを使った透明性のある設計が特徴です。
株式会社セキュアサーベイ|セキュリティ・個人情報保護に特化
株式会社セキュアサーベイは、セキュリティと個人情報保護に特化しています。金融、医療、官公庁など、厳格な基準が求められる業種向けに開発します。ISMS(ISO27001)認証を取得した管理体制のもとで、開発と運用を行います。
セキュアサーベイの強みと特徴
セキュアサーベイの強みは、厳格な安全性を組み込む設計力です。
- データ保護:匿名化・暗号化・監査ログに対応
- 匿名性:回答者を特定しにくい仕組みを設計
- 法令対応:取得・保存・削除・出力を整える
回答データの匿名化と、データベースや通信の暗号化に対応します。さらに、TLS 1.3や多要素認証(MFA)、詳細な監査ログも実装します。
最小集計単位や特定防止のロジックで、チリングエフェクトを防ぎます。また、GDPRや個人情報保護法に沿って、データの取得から削除までを整備します。海外展開企業や規制業種に向けて、診断と脆弱性対応も継続して支援します。
セキュアサーベイの得意領域
セキュアサーベイは、高度な安全性と法令遵守が必要な組織に向いています。
- 対象業種:金融・医療・官公庁・上場企業
- 調査用途:患者・顧客・住民向けの調査
- 社内用途:匿名性を使ったコンプライアンス調査
患者満足度や金融機関のサービス評価、自治体の住民意識調査に対応します。一般的なSaaSでは難しいセキュリティ要件を持つ案件にも、実績があります。
内部統制やガバナンス強化を目的とする社内調査も、得意とする領域です。さらに、匿名性の高い社員調査で、表面化しにくいリスクを早い段階で見つける支援もします。
株式会社エンタープライズリサーチ|人事・従業員エンゲージメント調査システム専門
株式会社エンタープライズリサーチは、人事領域に特化した開発会社です。従業員エンゲージメント調査や、組織・パルスサーベイを実装します。HRシステムとの連携と、組織の状態を分かりやすく示す画面設計が得意です。
エンタープライズリサーチの強みと特徴
エンタープライズリサーチは、人事知識と開発力を組み合わせて支援します。
- 指標設計:eNPSなどの設問を設計する
- 人事連携:従業員マスタと調査をつなぐ
- 継続分析:組織の変化を追い、施策へつなげる
eNPSのほか、モチベーションや帰属意識、職場環境評価を設問に反映します。また、SmartHR、SAP SuccessFactors、Oracle HCMと従業員マスタを連携します。
部門、役職、年次別の集計や、組織診断レポートの自動生成に対応します。さらに、定期・パルスサーベイやトレンド分析、前回調査との比較も設計します。研修や配置転換、採用計画へ結果を活かすアクション管理も実装します。
エンタープライズリサーチの得意領域
エンタープライズリサーチは、大企業の組織サーベイに向いています。
- 対象規模:社員数1,000名以上の企業にも対応
- 分析軸:組織階層や雇用形態で比較する
- AI活用:自由記述から課題と優先度を整理する
複数の人事システムからデータを集約し、細かなセグメント分析を行います。組織階層や雇用形態、拠点別など、さまざまな切り口での分析に対応した実績もあります。
自由記述については、AIによる感情分析や課題抽出、改善優先度のスコアリングも得意とします。設問と分析軸の設計から相談したい企業には、HRの専門知識で伴走します。
まとめ:アンケートシステム開発会社の選び方
アンケートシステムの開発会社は、開発の目的に合う強みを持つ会社から選びます。
- 社内調査:従業員領域ならHRに強い会社
- 顧客向け:回答率ならUI/UXに強い会社
- 大規模・高安全性:基盤や安全性に強い会社
従業員エンゲージメント向けなら、HR領域に強い会社が候補になります。顧客向けで回答率を重視するなら、UI/UXに強い会社を選びます。
市場リサーチならデータ基盤を、金融や医療なら安全性の専門性を見ます。迷ったときは、複数社へRFPを送り、提案を比べます。
- 提案内容:要件への適合度と実現性を見る
- 担当者:コミュニケーション力を確かめる
- 実績・保守:類似案件と運用体制を確認する
ビジネス要件の整理から開発・運用まで任せたい場合は、コンサル機能も見ておきます。また、アンケートをデータ収集だけでなく、意思決定の基盤として捉えることが大切です。
長期的なパートナーシップを築ける会社を選ぶことが、成功への近道です。
開発の全体の流れは、次の完全ガイドで確認できます。
▼全体ガイドの記事
・アンケートシステム開発の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・業務システム開発の完全ガイドブック
・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
