税務申告システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

税務申告システムのパートナーは、対象税目、会計連携、法改正対応、申告後の運用の4点を比べて選ぶと、自社に合う体制を整えやすくなります。

選定の理由、6社の特徴、比較時の確認項目を、順に見ていきます。

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税務申告システムのパートナー選びが重要な理由

税務申告を中心に、会計や給与、販売管理などの周辺業務データとのつながりを示す図解。
申告業務は経理部門の外にあるデータとも結び付きます。

税務申告は経理部門だけで完結せず、会計や給与、固定資産などのデータが関係します。請求や販売管理、ワークフローのデータも、国税・地方税の申告と納税につながります。そのため、機能数だけでなく、自社の業務フローとデータの流れを理解して設計できるパートナーが必要です。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

税務申告では、誤りや運用上のリスクを抑えつつ、AIをどこまで使うかを適切に定めておく必要があります。

  • 申告データの正確性:変換ミスは税額、別表、納付額、受付結果に影響します。複数法人では、法人ごとの決算期、事業所、税目、申告期限、権限も管理する必要があります。
  • 日々の運用:会計データの手加工や、担当者メールだけでの受付通知の管理は、運用上のリスクを残します。
  • AIの利用範囲:2026年時点では、証憑読取や仕訳候補が検討の対象です。一方で、税額計算や最終申告は任せきりにせず、入力補助と異常値検出にとどめます。

AIを使うなら、誰が何を承認したかをログに残せるものを優先します。

発注前に確認すべきポイント

発注前に、対象税目と法人を決めておきます。そのうえで、会計データから送信後までの業務を一連の流れとして整理し、RFPに記載します。

  • 対象範囲:法人税、地方法人税、消費税、地方税を確かめます。償却資産、事業所税、法定調書も、対象に入るかを見ます。
  • データ連携:会計ソフトから取り込む項目と、税区分の変換ルールを決めておきます。
  • 運用担当:レビュー、電子証明書、送信エラー時の再送を誰が担うかを決めておきます。

e-TaxのAPIは、基本情報や税目情報の取得に使えます(出典:国税庁「国税電子申告・納税システムAPI」、2026年確認)。

ただし、認証や申告データの送信まで、APIだけで完結するとは限りません。そのため、提案を受けるときは、API、ファイル連携、専用ソフトの役割を分けて確認します。

ポイント

税務申告は経理だけで完結しないため、機能の多さより、業務フローとデータの流れを理解して設計できるかで候補を絞るのが目安です。発注前に、対象税目と運用担当を決めておくと比べやすくなります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援する企業です。IT事業会社として社内DXを進めた経験を活かし、業務成果とシステムの定着を支援しています。

営業、顧客、生産、販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があります。業務要件に合わせて対応できる体制も整えています。

特徴と強み

riplaは、業務全体の成果を踏まえて、既存環境やパッケージの使い方を検討します。

  • データの流れ:会計、固定資産、給与、請求の情報を、どの時点で申告業務へ渡すかを整理します。
  • 確認と保管:担当者と税理士の確認箇所、承認後の保管方法に合わせて、連携方式を決めます。
  • パッケージ:標準機能と追加開発の境界を定め、過度なカスタマイズを避けます。

要件整理から画面・データ項目の設計、開発、テスト、運用定着まで相談できます。社内のシステム担当者が少ない企業にとっても、進め方を組み立てやすい候補になります。

得意領域・実績

基幹システムの構築・導入経験を活かして、税務申告を周辺業務と切り離さずに設計したい企業に向いています。

  • ハイブリッド構成:ERPや会計システムを残して併用する構成
  • 段階的な連携:CSVやAPIで既存システムとつなぐ
  • 業務再設計:社内ワークフローの見直し

税務専用製品の機能や対応帳票は、案件ごとに確かめる必要があります。とくに、対象税目と、e-Tax・eLTAXの送信方法を確認します。法改正時の保守主体と、電子帳簿保存法の運用範囲も、あわせて確かめておきます。

また、必要に応じて税務ソフトの専門ベンダーと組み合わせた提案を受けると、選択肢を広げられます。

株式会社NTTデータ|会計連携から電子申告まで対応する達人シリーズ

株式会社NTTデータは、法人税・消費税などの申告書作成から電子申告まで支援する「達人シリーズ」を提供しています。企業向けの公式案内では、主要なERP、会計ソフト、給与ソフトと連動させることで、各ソフトのデータを申告書作成に活用できると説明されています。税務申告専用ソフトを軸に、既存の会計環境を活かしたい企業が検討しやすいベンダーです。

特徴と強み

達人シリーズは、自社の状況に応じて導入範囲を決められる製品です。

  • 製品構成:法人税、消費税、電子申告などを組み合わせられます。国税・地方税に対応し、作成と送信は分けて導入することもできます。
  • 選択肢:対象税目や利用形態によって、組み合わせる製品が変わります。

公式案内には15タイトル3グレードが掲載されています(出典:NTTデータ「達人シリーズ」製品ラインナップ、2026年確認)。

モデルケースは、法人税、消費税、内訳概況書、電子申告の主要4タイトルです。Professional Editionの年額は163,700円(税抜)です。

この金額は製品利用料のモデルです。一方で、データ移行や導入支援は別料金です。周辺連携や追加タイトルも、別料金として扱われます(出典:NTTデータ「達人シリーズ」公式価格情報、2026年確認)。

得意領域・実績

導入実績と運用条件は、自社の会計環境や体制に照らして確かめます。

  • 利用環境:既存のERP・会計ソフトを維持したまま、申告を標準化したい企業に合う
  • 利用実績:税理士・会計士事務所や、複数顧問先での運用実績がある
  • 自治体事例:電子申告の事例は、地方税や複数拠点の業務を考えるうえで判断材料になる
  • 導入条件:採用タイトル、会計・給与データ、修正申告、更正の請求、証明書、通知保管の扱い

製品の販売会社と要件定義・移行の担当会社が異なる場合は、役割分担と保守窓口を契約書に明記します。

ポイント

既存の会計やERPを残して申告を標準化したい企業は候補になります。採用タイトルや別料金の範囲を含めて、総額で比べるのが目安です。

ピー・シー・エー株式会社|中小企業向けPCAクラウド法人税

ピー・シー・エー株式会社は、中小企業向けのクラウド型法人税申告ソフト「PCAクラウド法人税」を提供しています。申告書イメージの画面で、法人税申告を作成できます。

PCAクラウド会計など同社製品との組み合わせを前提にすると、選びやすい製品です。会計、給与、固定資産をPCAでそろえている企業は、連携と契約単位をまとめて検討できます。

特徴と強み

公式価格では、PCAクラウド法人税のみを1ユーザーで利用するモデルは月額16,200円(税抜)です。

PCAクラウド会計との組み合わせは、合計で月額20,400円(税抜)です。1ソフトあたりでは月額10,200円(税抜)になります(出典:ピー・シー・エー株式会社「PCAクラウド法人税 価格」、2026年確認)。

料金と契約の条件では、ライセンスと別途費用に違いがあります。

  • ライセンス:最大同時接続人数でライセンスを考える仕組みと、1契約で複数のグループ法人を管理できる考え方が示されています。
  • 別途費用:製品・サーバー利用料には、インストール、操作指導、構築、移行が含まれません。

見積もりでは、会計データの移行期間と複数法人の管理単位を確かめます。あわせて、同時作業の利用者数や時期、追加サポート費は、分けて記載してもらいます。

得意領域・実績

標準的な法人税申告をクラウドで効率化したい中小企業や、PCA製品をすでに使っている企業に適しています。会計と税務を同じ製品群で運用すると、仕訳から申告書作成への転記を減らせる可能性があります。

導入のハードルや月額費用を把握しやすい点は、初めて検討する企業にとっての利点です。一方で、特殊な税額計算、複雑なグループ通算、複数ERP連携、自治体固有の申告がある場合は、標準機能で足りるかを確かめます。

対象税目と会計以外の連携は、過年度データを使ったデモで確認します。電子申告の範囲と法改正時の更新方法も、同じデモで確かめておきます。

ポイント

中小企業で、PCA製品をすでに使っている企業が候補にしやすい製品です。月額料金に導入指導や移行は含まれないため、見積もりで別費用を分けて把握します。

株式会社TKC|税理士事務所と関与先をつなぐe-TAX1000

株式会社TKCは、税理士・会計士向け業務システムと関与先の申告を支援する「TKC電子申告システム(e-TAX1000)」を提供しています。TKCの税務情報システムと連動して、法人関与先の国税・地方税を電子申告します。税理士事務所を中心に、顧問先とのデータのやりとりや申告処理を標準化したい場合には、検討の候補になります。

特徴と強み

申告書作成から送信後の顧問先管理まで、一連の業務を支援します。

  • 申告帳票:法人税等、消費税、地方税、償却資産、法定調書、給与支払報告書などの作成
  • 電子申告:作成後、ワンクリックで国税・地方税の申告データを生成できます(出典:株式会社TKC「TKC電子申告システム e-TAX1000」、2026年確認)。
  • 連続送信:電子署名のあとにe-TaxとeLTAXへ続けて送信し、国税・地方税を別々に処理する負担を減らします。
  • 顧問先管理:税理士事務所の業務に沿って、対象税目、署名時期、送信結果、差し戻し後の再処理を統一して扱う

得意領域・実績

導入の前に、利用する主体と対象業務を明確にして、運用条件を確かめます。

  • 利用者:税理士・会計事務所や、複数の顧問先を持つ組織が対象になります。
  • 利用形態:自社経理だけで使うか、事務所と顧問先で共同利用するかによって、契約やデータのやりとりが変わります。
  • 支援範囲:自治体や関与先の業務も含めた支援を求めるなら、候補になる
  • 連携・移行:TKC以外の会計との連携、移行、事務所と企業の権限、通知の保存、並行運用

国税・地方税を連続で送信できても、受付結果の確認や修正申告の進め方が自社に合うとは限りません。そのため、実務担当者もデモに加わり、流れを見ておきます。

株式会社ミロク情報サービス|財務システムと連携するMJS税務DX

MJS税務DXの申告処理を、入力から送信後のメッセージボックス確認まで順に示す図解。
送信後のメッセージ確認までを一続きの処理として追えます。

株式会社ミロク情報サービスは、法人税・消費税申告書、法定調書、決算内訳書、申請・届出書の作成から電子申告まで支援する「MJS税務DX」を提供しています。GalileoptシリーズやMJSLINKシリーズなど、同社の財務システムと連携できます。財務会計と税務申告を同じ業務基盤で整えたい企業に向いています。

特徴と強み

MJS税務DXは、申告書作成から電子申告後の履歴確認までを支援します。

  • 申告の流れ:申告書に近い画面で入力して、データ作成、電子署名、送信、メッセージボックスの確認まで処理できます。
  • 対象範囲:グループ通算制度、事業所税、CSV内訳書の取込に対応し、複数の法人や事業所も扱えます。
  • 送信履歴:保存期間の後も履歴を参照でき、税務調査や社内監査での記録の確認に使えます。

法改正時の更新内容とサポート範囲は、契約の前に確認しておきます。

得意領域・実績

GalileoptやMJSLINKなどの財務・債務・給与システムを使う中堅企業、グループ企業、事業所税が関係する企業に適しています。

財務システムから申告書への自動作成の範囲を広げると、転記ミスを減らせます。月次や中間申告の準備も、標準化しやすくなります。単独でも運用できるため、既存の会計をすぐには入れ替えられない企業も、比較の対象に入れられます。

MJS以外のERPを使う場合は、連携項目、CSVの仕様、変換処理の担当範囲を確認します。グループ通算では、親法人と子法人のデータのやりとり、申告期限、権限、修正時の再計算を検証します。

日本ICS株式会社|仕訳データから電子申告までをつなぐ税務システム

日本ICS株式会社は、財務会計、税務申告、給与計算などの業務システムを提供しています。税務申告の案内には、法人税申告db、減価償却db、届出書処理、電子申告システムⅡなどが掲載されています。

各システムのデータを連携させると、仕訳から電子申告までの業務を軽くできると説明されています。会計と税務を専用の仕組みで運用してきた企業や会計事務所が、検討しやすいベンダーです。

特徴と強み

日本ICSの税務システムは、別表入力や電子申告の業務に対応しています。

  • 法人税申告db:別表イメージの画面で入力でき、別表どうしの数値を自動で計算します。
  • 電子申告システムⅡ:開始届出書、各税目の電子申告データ、申請・届出、電子納税、送信結果までを一連で扱えます。

法人税・消費税・資産税・所得税・源泉所得税など150種の届出書帳票に対応すると案内されています(出典:日本ICS「税務申告システム」、2026年確認)。

ただし、掲載されている機能が契約プランや環境で使えるとは限りません。そのため、対応帳票、外部会計との連携、クラウドかオンプレミスかの構成を、個別に確認します。

得意領域・実績

税理士事務所や、会計・税務・給与を同じシリーズで管理したい企業に向いています。仕訳から決算書、減価償却、法人税申告、電子申告までデータをつなぎ、複数の画面への再入力を減らせます。

過年度データを保管し、修正申告や更正の請求にも対応する場合は、保存期間と検索方法を確認します。

他社の会計システムを続ける場合は、仕訳、固定資産、給与、顧問先情報の取込形式が選定の分かれ目になります。現行のデータで税区分、別表計算、送信履歴まで確認しておくと、導入後の追加作業を見積もりやすくなります。

税務申告システムのパートナー選びで比較するポイント

既製品導入、複数法人の統合、スクラッチ開発の3ケースについて、記事に記載された費用幅を並べた図解。
スクラッチ開発の費用幅は、既製品導入のケースより大きく示されています。

6社は対象とする領域がそれぞれ異なるため、知名度や月額料金だけでは判断しきれません。そこで、対象税目、法人・事業所の数、現行の会計、税理士との役割分担を整理してから比べます。各社に同じ質問を出すと、導入後の総コストと運用負荷を、同じ土俵で比べられます。

実績と経験の確認方法

導入社数だけでなく、自社に近い条件で実績があるかを、同じ質問で確かめます。

  • 対象業務:法人税・消費税のみか、地方税・償却資産・法定調書まで扱うかを確かめる
  • 規模と連携:1法人か30法人か、APIかCSVかを確かめ、匿名化した画面やデータフロー、導入後の運用体制も見せてもらう
  • RFP前半:対象税目、法改正リリース時期・SLA、e-Tax・eLTAX方式、会計・ERP連携について質問する
  • RFP後半:過年度移行、権限・承認、操作ログ、バックアップ、契約終了時の返却、年間保守費

この10項目を同じ順で回答してもらうと、営業資料では見えにくい差を比べられます。

技術力と専門性の評価

技術力だけでなく、税務機能や電子帳簿保存法の運用要件も見ておきます。

  • 税務の専門性:一般的なWeb開発力に加え、税務計算、申告書様式、電子署名、受信通知、法改正更新を理解しているか
  • 計算と連携:計算機能、確認者、制度変更テスト、e-Tax APIと電子帳簿保存法の対象操作を確かめる
  • 保存要件:日付・金額・取引先での検索、証憑連携、訂正・削除履歴、運用規程と概要書

要件を満たすには、クラウドに保存するだけでは足りないことがあります。なお、国税庁は令和7年度税制改正による電子帳簿等保存制度の見直しを案内しています。

制度変更にあわせた更新の方針も確かめます(出典:国税庁「電子帳簿・電子書類関係」、2026年確認)。

プロジェクト管理体制の確認

データ移行とテストの責任者が曖昧だと、製品選びそのものより、導入の段階でつまずく場面が増えます。

  1. 工程表に、要件定義、設計、連携開発、過年度データ移行、税額・帳票テストを分けて記載する。
  2. 権限・送信テスト、研修、並行運用も工程に加えたうえで、各工程で何を納め、誰が承認するかを明記する。
  3. 少なくとも本番の前に、過年度データを使って税額計算、帳票出力、e-Tax・eLTAX送信、エラー時の再送を試す。

費用は、製品利用料のほかに、導入指導やデータ移行、追加連携などを分けて見積もります。

既製品の導入と会計連携の支援は100万円から500万円程度、複数法人や周辺システムを含む統合は500万円から2,000万円程度が目安です。

独自の計算や複数ERP、e-Tax・eLTAX連携を含むスクラッチ開発では、1,500万円から5,000万円超となる場合があります。これは、類似する会計・基幹システム開発から推定した幅で、公的な標準価格ではありません。

ポイント

6社は対象領域が異なるため、対象税目、法人・事業所の数、現行の会計を先に整理してから比べます。実績や技術力も、同じ質問を全社に出すと差が見えやすくなります。

よくある質問(FAQ)

導入規模や対象税目、既存の会計、税理士との役割分担によって、適した税務申告システムは変わります。会社選びの前に、よくある疑問を次の質問で確認しておきます。

税務申告システムの導入費用はいくらですか?

製品利用料だけで見ると、公開価格の例には月額1万円台、年額10万円台から検討できるものがあります。PCAクラウド法人税は1ユーザー利用のモデルで月額16,200円(税抜)です。達人シリーズは、主要4タイトルのモデルで年額163,700円(税抜)です。

導入指導、データ移行、会計連携、研修、保守は別費用になります。そのため、最終的にはTCO(総所有コスト)で比べます。

税務申告システムはクラウドとオンプレミスのどちらがよいですか?

小規模な企業や、法改正、バックアップ、可用性の運用負担を減らしたい企業は、クラウドを第一候補として比べる進め方が合います。

自治体や個人番号を扱う組織、既存ネットワークや閉域環境の制約が強い組織では、オンプレミスや専用環境も含めて判断します。

どちらを選ぶ場合も、権限、MFA、暗号化、操作ログ、バックアップ、データの所在を確認します。加えて、契約終了時の返却と消去証明も確かめておく必要があります。

税務申告システムを自社開発するべきですか?

独自の税額計算、特殊な業態、複数法人の統制、自治体や社内システムとの深い連携が競争力に直結する場合は、個別開発や追加の拡張を検討します。

標準的な申告業務であれば、法改正への対応と実績のあるパッケージやクラウドを使い、不足する連携だけを開発する進め方が、期間とリスクを抑えやすくなります。

税額計算を独自に開発する場合は、制度改正時のテストや保守費も含めて判断します。

e-TaxとeLTAXに対応していれば十分ですか?

対応しているというだけでは、判断材料として足りません。対象税目、電子証明書、送信前の承認を確認します。あわせて、受付通知の保管、エラー時の再送、紙提出などの代替手段も見ておきます。

e-Tax APIにも、取得できる情報と対象外の操作があります。提案書には「対応」とだけ書かず、画面やデータをどの方式で処理するかを明記してもらいます。

ポイント

適した形は、導入規模や既存の会計で変わります。費用は別料金を含むTCOで比べ、自社開発は独自計算が競争力に直結する場合に限って検討します。

まとめ

税務申告システムの開発会社・ベンダーには、株式会社ripla、株式会社NTTデータ、ピー・シー・エー株式会社があります。このほか、株式会社TKC、株式会社ミロク情報サービス、日本ICS株式会社も挙げられます。

各社は、対象業務と強みが異なります。一般企業向けの申告ソフトと、税理士事務所向けの業務基盤という違いを踏まえて、riplaを含む6社を紹介しました。

対象税目や法人・事業所の数、会計・ERP連携、e-Tax・eLTAXの送受信は、同じ質問で比べます。法改正対応や、権限・ログ・バックアップも確かめます。

データ移行や契約終了時の返却条件も確かめます。そのうえで、3社以上から相見積もりを取ります。利用料や導入支援、連携開発に加えて、移行、研修、年間保守を含む総額と体制を比べます。

税務申告では、期限内に提出するだけでなく、正確なデータを作ることが大切です。レビュー、送信、証跡の保管まで含めて、運用の流れを押さえておく必要があります。

まずは現行の業務を一覧にして、MUST要件とWANT要件に分けます。さらに、候補の各社に具体的なデータと業務の流れを示します。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。