uWSGIのシステム開発を依頼するなら、uWSGIの設定だけでなく、Pythonアプリケーション、LinuxやAWSなどの実行基盤、障害対応まで一体で任せられる会社を選ぶことが重要です。uWSGIは業務システムそのものではなく、DjangoやFlaskで作ったWebアプリケーションを本番環境で安定稼働させるアプリケーションサーバー兼プロセスマネージャーです。
この記事では、uWSGIを組み込んだ業務Webシステムの開発・移行・運用を相談しやすい会社を6社紹介します。株式会社riplaを最初に、Python実装に強い会社、AWS移行・運用に強い会社、業務系や大規模案件に対応しやすい会社の順に整理し、会社選びのポイント、費用の考え方、将来のGunicornやASGIへの移行判断まで解説します。
▼全体ガイドの記事
・uWSGIのシステム開発の完全ガイド
uWSGIのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

uWSGIを導入する案件では、サーバーを起動できれば完了というわけではありません。利用者数やピーク時間を踏まえてworker数を決め、Nginxやロードバランサーとの接続、データベースの性能、ログと監視、再起動や切り戻しまで設計して初めて、業務で使えるシステムになります。
業務要件と実行基盤を同時に設計する必要があります
販売管理や在庫管理などの業務Webシステムでは、画面の使いやすさだけでなく、締め処理の時間、権限、帳票、外部API、個人情報の保管場所まで確認します。アプリ側だけを見てworkerを増やすと、データベースの接続数が先に限界へ達したり、重い帳票処理が通常のリクエストを塞いだりするためです。開発会社には、DjangoやFlaskの実装力と、Linux・コンテナ・クラウド・データベースを横断して説明できる力が求められます。
uWSGIを使い続けるかどうかも相談できる会社を選びます
uWSGI公式プロジェクトは現在メンテナンスモードで、主な活動はバグ修正と新しい言語APIへの更新です(出典:uWSGI公式ドキュメント、2026年8月確認)。安定した既存Django資産を活用する案件では候補になりますが、新規開発でWebSocketや非同期処理が中心なら、Gunicorn、Uvicorn、Granianなどとの比較も必要です。uWSGIを使うことを前提にするのではなく、現状維持、クラウド移行、別サーバーへの段階移行を比較できる会社なら、将来の選択肢を狭めずに済みます。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、技術の導入を目的にせず、業務成果から逆算してシステムを考えられる点です。uWSGIを使う場合も、Pythonアプリの構成、既存データ、利用者の権限、クラウドの運用負荷を確認したうえで、必要な構成を提案します。現行環境の設定ファイルやログを読み解き、Nginx、systemd、Docker、マネージドデータベースの役割を分けることで、担当者が運用しやすい状態を目指します。
得意領域・実績
営業・顧客・生産・販売管理など、部門をまたぐ基幹システムの構築や導入を相談したい企業に向いています。新規開発だけでなく、既存システムの改善、クラウド移行、運用定着まで含めて相談しやすい会社を探している場合に候補となります。問い合わせ時には、DjangoやFlaskのバージョン、uWSGIの現行設定、ピーク時のアクセス数、許容停止時間を共有し、uWSGI継続と代替方式の両方を比較できるか確認すると安心です。
日本ウェブサービス株式会社|PythonとLinux・AWSを組み合わせたWeb開発

日本ウェブサービス株式会社は、ICT総合力を生かしてDX推進、システム開発、AI活用を支援する実在企業です。公式の実績サイトでは、Pythonを含む複数の技術スキルと、基盤構築から検証・導入までの対応範囲が公開されています。PythonアプリとLinux・AWS基盤をまとめて相談したい案件と相性を検討しやすい会社です。
特徴と強み
公式サイトでは、Python、TypeScript、React.js、Next.jsなどの技術スキルを掲げ、幅広い業界の開発実績を紹介しています。uWSGIの設定だけを外注するのではなく、アプリケーションの設計、認証、データベース、フロントエンド、実行基盤を含めて開発したい企業は、技術スタックの適合性を確認しやすいです。Webアプリの本番運用では、NginxからuWSGIへ渡す接続方式と、障害時のログの流れまで説明してもらうと比較しやすくなります。
得意領域・実績
公式の実績ページには、Pythonを含む開発案件や、システム方式決定、基盤構築、サイト構築、検証、導入といった対応範囲が掲載されています。uWSGIそのものの導入実績が公式ページで確認できるわけではないため、問い合わせ時にはDjango・Flaskの本番稼働経験、コンテナ化の可否、運用引き継ぎの成果物を具体的に確認してください。業務部門との要件整理から始めたい場合にも候補になります。
株式会社Vertex(バーテックス)|Django・Flaskとクラウド基盤をまとめて相談

株式会社Vertex(バーテックス)は、Webシステムとクラウドに強いシステム開発会社です。公式サイトでDjango・Flaskを含むPython開発、AWS・Azure・Dockerのクラウド基盤、設計・開発・運用保守の支援を確認できます。小規模から中規模の業務Webシステムで、アプリとインフラを一緒に再構成したい企業が相談先を比較するときに適しています。
特徴と強み
PythonのWebフレームワークとしてDjangoやFlaskを使う案件では、uWSGIを選ぶか、GunicornやASGIサーバーへ進むかをアプリの特性で判断します。Vertexは公式サイトでDjango、Flask、AWS、Azure、Dockerを公開しているため、uWSGIの設定だけでなく、コンテナのイメージ化、環境分離、デプロイ方法まで確認しやすいです。費用を抑えたい場合も、まず既存アプリの診断を行い、改修範囲を明確にしてから見積もる進め方が向いています。
得意領域・実績
既存のDjango・FlaskアプリをAWSやAzureへ移したい、Docker化して開発・検証・本番を分けたい、運用保守まで同じ会社に依頼したい、といった要望を持つ企業に向いています。uWSGIについて公式に個別実績が公開されているわけではないため、見積もり前にuwsgi.ini、Dockerfile、systemdユニット、監視設定、ロールバック手順を納品物に含められるか確認してください。
株式会社サーバーワークス|AWS移行と24時間365日の運用を重視する企業向け

株式会社サーバーワークスは、AWSに特化したインテグレーションと運用サービスを提供する実在企業です。公式サイトでは、AWSの導入・移行、設計構築、監視・運用、セキュリティを一貫して支援することを掲げています。既存uWSGI環境をAWSへ移し、障害時の問い合わせ窓口や監視体制まで整えたい企業にとって、基盤運用側の相談先として検討しやすい会社です。
特徴と強み
サーバーワークスの公式情報では、AWSプレミアティアサービスパートナーとして、AWS導入支援、AWS運用サービス、自動化ツールを提供しています。運用支援ページには、監視のみのプランと、障害対応やオペレーションまで含む監視運用プランがあり、24時間365日のサポートやPCI DSSを意識した設計も紹介されています。掲載されている導入実績は31,700プロジェクトです(出典:株式会社サーバーワークス公式サイト、2026年8月確認)。
得意領域・実績
オンプレミスのuWSGI環境をEC2やコンテナへ移す場合、単なるサーバー移設ではなく、ロードバランサー、ログ、バックアップ、データベース、権限、監視を再設計します。サーバーワークスへ相談する際は、アプリケーションの改修範囲を誰が担当するのか、Django・Flaskのコードレビューや負荷試験をどこまで実施するのかを明確にしてください。uWSGIの実績は公開ページだけでは判断できないため、担当予定者の経験と提案書の構成を確認することが大切です。
Sky株式会社|業務系システムとAWS・デバイス連携に対応

Sky株式会社は、業務系システムの開発や組み込み製品との連携、AWSクラウド環境の設計・構築・関連アプリケーション開発を支援する実在企業です。業務部門が多い企業や、既存のデバイス・製品・社内システムとPython Webアプリを連携させたい企業は、アプリのサーバー設定だけでなく全体のシステム設計を相談できます。
特徴と強み
公式サイトでは、Sky株式会社はAWSアドバンストティアサービスパートナーとして、業務系システムの開発経験を生かしたクラウド支援を紹介しています。AWS認定資格を500以上保有する企業として認定されていることや、CloudFormation、Systems Manager、WAF、CloudFront、API Gateway、Lambdaなど複数のサービスデリバリープログラムも公開されています(出典:Sky株式会社公式サイト、2024年7月時点の掲載情報)。uWSGIを固定せず、AWSのマネージドサービスやAPI構成を含めて選びたい場合に検討しやすいです。
得意領域・実績
業務系システム、クラウド移行、IoTやデバイス連携など、関係者とシステム範囲が広い案件に向いています。uWSGIが動くPythonアプリだけを切り出して保守するのか、周辺の認証・データ連携・監視まで含めて更改するのかで、必要な体制と費用は変わります。公式情報でuWSGIの個別導入事例を確認できるわけではないため、提案時にPython担当者の体制、現行コードへの対応、将来のASGI移行方針を質問してください。
株式会社NTTデータ|大規模・長期運用とセキュリティ統制を重視する企業向け

株式会社NTTデータは、コンサルティング、インテグレーション、サービスマネジメント、セキュリティガバナンスを含む大規模なシステム支援を行う実在企業です。公式のAWSソリューションでは、AWSプレミアティアサービスパートナーとして、上流コンサルティングから運用までワンストップで提供することを紹介しています。金融・公共・複数拠点の基幹連携など、長期の運用体制と統制が重要な案件で比較対象になります。
特徴と強み
NTTデータの公式情報では、クラウド移行の検討・検証、AWS環境の構築、マネージドサービス、セキュリティポリシーの可視化や是正まで支援内容が整理されています。uWSGIのプロセス設定だけでは解決できない、監査ログ、権限、障害時のエスカレーション、RTO・RPO、複数ベンダーの責任分界を含めて設計したい企業に向きます。品質保証や文書化を重視する案件では、標準化された工程を提案できる点も確認材料になります。
得意領域・実績
大規模なデータ移行、他システムとの連携、複数の運用拠点、厳格なセキュリティ要件がある場合に候補となります。一方で、数週間で既存アプリを一台のサーバーへ載せるだけの案件では、必要な体制や費用が合わない可能性もあります。uWSGI専用の実績は公開情報だけでは断定できないため、DjangoやFlaskの担当範囲、採用継続・ASGI移行の評価方法、アプリとAWS基盤の責任分界を提案書で確認してください。
uWSGIのシステム開発会社を選ぶポイント

6社は、公開されている技術領域や支援範囲をもとに、案件タイプ別の相談先として整理しています。会社の規模や知名度だけで順位を決めるのではなく、同じ規模・同じ業務に近い経験があるか、uWSGIを含めた方式比較ができるか、運用の責任を明確にできるかを確認してください。
実績は技術名ではなく構成と業務の近さで確認します
「uWSGIの実績がありますか」と聞くだけでは、案件の再現性を判断できません。Django・Flaskのバージョン、Pythonの更新、Nginxとの接続、worker数の設計、DBやRedisとの連携、クラウド移行の有無、監視と障害対応の実施範囲を分けて質問してください。実績を紹介できない場合でも、匿名化した構成図、負荷試験の方法、納品物のサンプルを示せる会社なら、技術力を評価しやすくなります。
見積もりは開発費・移行費・運用費を分けて比較します
既存のDjangoやFlaskアプリを1環境へ載せるだけなら、uWSGI設定、Nginx、SSL、ログ、簡易監視、リリースを含めて30万〜100万円、期間は2〜6週間が一つの目安です。新規の小規模業務Webシステムなら300万〜700万円、中規模で700万〜1,500万円、大規模で1,500万円以上を見込みます。いずれもuWSGI単体の価格表ではなく、要件定義、アプリ開発、基盤構築、テスト、移行、教育を含めた案件全体の目安です。
クラウドの月額費用は、サーバー、マネージドデータベース、ロードバランサー、ストレージ、監視、通信量によって変わります。小規模で月3万〜15万円、中規模で月10万〜50万円程度を仮置きできますが、冗長化や24時間監視を加えると上振れします。見積書では、初期費用、AWSなどの実費、保守費、夜間対応、脆弱性対応、軽微な改修を別欄にしてもらうと、会社ごとの価格差を比較できます。
運用と将来移行の責任分界を契約前に確認します
uWSGIの設定ファイル、Dockerfile、IaC、CI/CD、監視ダッシュボード、ログの保管先、バックアップと復元手順を誰が所有するかを契約書やRFPに記載します。公式ドキュメントにはmasterによるgraceful reload、workerの再生成、harakiri、max-requestsなどの機能が掲載されていますが、設定値はアプリの処理時間やメモリ使用量に合わせて検証する必要があります(出典:uWSGI公式ドキュメント、2026年8月確認)。
また、uWSGIのuwsgiプロトコル用ソケットを外部ネットワークへ直接公開しない、rootで実行しない、stats serverを内部に限定する、秘密情報を設定ファイルへ直書きしない、といった安全策を提案できるか確認してください。IPAが2026年3月に公開した製品開発者向けガイドでも、開発の早い段階からセキュリティ要件を定義し、利用するソフトウェアの更新性や脆弱性対応を確認する考え方が示されています(出典:IPA「製品開発者向け・製品利用者向けガイド」、2026年)。
よくある質問

uWSGIのシステム開発を依頼するときに、よく寄せられる質問へ回答します。uWSGIの採用可否、費用、開発会社の確認事項を先に整理しておくと、問い合わせ時の説明がスムーズになります。
uWSGIは業務システムそのものですか?
uWSGIは業務システムそのものではなく、DjangoやFlaskなどのPython Webアプリケーションを本番サーバーで動かすアプリケーションサーバー兼プロセスマネージャーです。販売管理や顧客管理の画面・業務ロジックはアプリケーション側にあり、uWSGIはその処理をworkerで受け付け、Nginxやデータベースと連携して安定稼働を支えます。
uWSGIを使ったシステム開発の費用はいくらですか?
既存のPythonアプリを1環境へ載せる設定・移行だけなら30万〜100万円程度、新規の小規模業務Webシステムなら300万〜700万円程度が目安です。ただし、画面やAPIの開発、外部連携、データ移行、性能試験、冗長化、24時間監視の有無で変わるため、uWSGIの設定費だけで判断してはいけません。要件定義、開発、移行、保守、クラウド実費を分けた見積もりを依頼してください。
uWSGIがメンテナンスモードでも採用してよいですか?
既存のDjango・Flask資産を安定運用する目的で、uWSGIを継続利用する選択肢はあります。ただし、新規案件で非同期処理やWebSocketが重要な場合、また長期的なPython・Djangoの更新を見込む場合は、Gunicorn、Uvicorn、Granianなどとの比較検証を行い、将来移行のPoCや費用も計画に含めることをおすすめします。採用理由を文書化し、Pythonや依存ライブラリの更新方針を開発会社と合意してください。
開発会社への問い合わせで何を伝えればよいですか?
Python・Django・Flaskのバージョン、現行構成図、利用者数とピーク時間、同時接続数、データベース、外部API、個人情報の有無、許容停止時間、クラウドの希望、移行期限、保守時間帯を伝えてください。さらに、uWSGIを継続する案と別方式へ移行する案の比較、負荷試験、監視、バックアップ復元、ソースコード・設定・IaCの引き渡しをRFPへ記載すると、会社ごとの提案を比べやすくなります。
まとめ

uWSGIのシステム開発では、uWSGIだけを設定する会社ではなく、Pythonアプリケーション、LinuxやAWSの基盤、データベース、セキュリティ、監視、保守まで一体で説明できる会社を選ぶことが大切です。今回紹介した6社は、株式会社ripla、日本ウェブサービス株式会社、株式会社Vertex、株式会社サーバーワークス、Sky株式会社、株式会社NTTデータです。
案件タイプに合う会社へ相談します
業務要件から整理して開発・定着まで進めたい場合はripla、PythonとWeb基盤をまとめて相談したい場合は日本ウェブサービスやVertex、AWS移行と運用を重視する場合はサーバーワークス、業務系やデバイス連携を含む場合はSky、大規模な統制や長期運用が必要な場合はNTTデータというように、案件の条件から候補を絞り込みます。
問い合わせ前にRFPと将来方針を整えます
問い合わせ前に、現行環境の構成、Pythonとフレームワークのバージョン、ピーク負荷、データ移行、停止許容時間、セキュリティ要件、保守時間帯を整理してください。uWSGIの継続、DockerやAWSへの移行、GunicornやASGIへの段階移行を比較し、費用と期間だけでなく、障害対応と将来の更新まで含めて提案できる会社を選ぶと、長期的に運用しやすいシステムになります。
▼全体ガイドの記事
・uWSGIのシステム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
