Vaadinのシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

Vaadinのシステム開発会社は、Java・Springの業務システム開発、既存資産の移行、認証・監査、保守まで確認できるかで選ぶのが有力です。

コンサルティングから開発まで支援する株式会社riplaを最初に、Vaadin公式の支援組織、Solution Partner、公式導入事例で確認できる5社を紹介します。海外企業も含むため、日本語対応、国内契約、現在の受託可否、見積条件は問い合わせ時に確認してください。

  • 実績と技術:Java・Spring、UI、認証、監査の経験を比べる
  • 契約と保守:国内契約、受託可否、保守条件を確認する

くわしい全体像は、Vaadinのシステム開発の完全ガイドをご覧ください。

Vaadinのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

Vaadinのシステム開発パートナーを比較するイメージ

Vaadinは、画面をJavaで実装しやすく、GridやTree Grid、Combo Box、Date Pickerなどの部品を使って業務アプリを組み立てられるのが特徴です。

長く使える業務システムにするには、データモデル、権限、外部APIの設計に加えて、データ移行から運用までを依頼先と詰めておく必要があります。パートナー選びでは、この範囲を具体的に話せるかが差になります。

  • データ移行:既存データをどの範囲まで、どの手順で移すかを設計する
  • 同時接続:同時接続数を想定して、利用の規模を見込む
  • 監査ログ:操作の記録をどこまで残すかを設計する
  • テスト:テストの範囲と方法を設計する
  • 運用:稼働後の保守と監視の進め方を設計する

業務要件とVaadinの適性の結び付け

Vaadinが特に力を発揮しやすいのは、販売管理、在庫管理、顧客管理などの業務です。ほかにも次の分野が挙げられます。

  • ERP:複数の部署にまたがる基幹業務の画面
  • 金融・保険:認証や監査ログなど、安全性の確認が欠かせない業務
  • 社内申請:承認の流れを画面で扱う業務
  • 行政手続き:申請や届出の入力と審査を扱う業務
  • ダッシュボード:集計したデータを一画面で見せる用途

たとえば、利用者がログインし、検索条件を指定して一覧から対象を選び、詳細を編集して承認や出力を行う画面では、サーバー側のJavaで画面状態と業務ロジックを近い距離で扱える利点が生きます。

検索エンジンからの集客を主目的にする公開サイト、複雑なアニメーションを前面に出す消費者向けサービス、極めて大規模な不特定多数向けフロントでは、Reactなど別の構成が適する場合もあります。

依頼先には「Vaadinを使えるか」だけでなく、FlowとHillaのどちらを採用するか、どの画面を別フロントにするかまで説明してもらうことが大切です。

発注前の技術・契約・保守の分担

VaadinのFreeは商用利用できるApache 2.0ライセンスのオープンソースで、Proでは商用UIコンポーネントとTestBenchが利用できます。Vaadin公式料金ページでは、Proは1開発者あたり月額159ドルまたは149ユーロ、Enterprise Editionはアプリ単位の個別見積として案内されています(出典: Vaadin公式Pricing、2026年)。

商用機能を使う場合は、委託先を含めプロジェクトに参加する開発者全員のライセンスが必要になります。そのため、見積書では開発費とライセンス費を分けて確認してください。

また、Vaadin公式はEnterprise Editionで最大15年の保守、移行支援、セキュリティ・コンプライアンス面の保証を案内しています。長期運用する基幹システムでは、開発完了後もJDK、Spring、Vaadin、Node.js、ブラウザの更新が続くため、誰が担当するかを契約前に決めておく必要があります。脆弱性が見つかったときの通知と修正の期限も、あらかじめ取り決めておきます。

ポイント

Vaadinは部品を組み立てやすい一方で、長く使えるかはデータ、権限、外部連携、運用まで設計できるかで決まります。Flow・Hillaの採用理由や、別フロントを使う画面を説明できるかも、会社を見る目安になります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援のイメージ

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。

riplaには、営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

Vaadinを採用するかどうかは技術先行で決めず、現行業務、利用者、データ、運用体制を整理してから構成を検討できる点が、riplaに相談する価値です。既存のExcelや基幹システムは、標準SaaSで足りる領域、Vaadinで画面を刷新する領域、既存システムとAPIでつなぐ領域に切り分けて扱うと、過剰なスクラッチ開発を避けやすくなります。

Vaadinのシステムでは、画面数を減らすことより、業務成果につながる要件を定義することのほうが大切です。たとえば、入力ミスを防ぐ導線、承認者が判断できる情報の出し方、権限ごとの表示制御、問い合わせを減らす操作性などが挙げられます。

riplaには、こうした業務側の整理から開発、導入後の定着まで一貫して相談できる適性があります。

得意領域・実績

営業、顧客、生産、販売管理などの基幹領域では、部署ごとに異なる業務ルールや権限をシステムに落とし込む必要があります。riplaは社内DXを推進してきた経験を背景に、開発会社の視点だけでなく、利用部門が使い続けられるかという視点で支援します。

VaadinのGridやフォームを使った業務画面を作る場合も、既存データの移行、現場教育、段階リリースまで含めた相談が向いています。問い合わせ時には、Vaadin FlowとHillaの選定経験、Spring SecurityやSSO、クラウド、性能試験、ソースコードと設計書の引き渡し範囲を確認してください。

Vaadin専業の実績だけで並べるのではなく、自社業務の理解と、プロジェクト全体でどこまでを誰が受け持つかを確認できる点を重視します。

ポイント

業務側の整理から開発、定着までを一貫して相談したい場合に候補になります。ただし、実績だけでなく、自社業務の理解と、どこまでを誰が受け持つかを確認してください。

Vaadin Ltd.|プラットフォーム提供元のExpert Services

Vaadin公式のExpert Servicesを活用するイメージ

Vaadin Ltd.は、Vaadinプラットフォームを提供するフィンランド発の企業です。公式のExpert Servicesでは、業務アプリの設計・開発、専任エキスパートの参画、ターンキー開発を案内しています。

ほかに、アーキテクチャ相談、PoC、カスタムコンポーネント、スケーラビリティ評価なども挙げられています。フレームワークの作り手に近い知見を求める場合は、最初に相談する候補になります。

特徴と強み

最大の強みは、Vaadinの標準機能、商用コンポーネント、サポート、移行ツールの境界を把握したうえで提案を受けられることです。旧Vaadinからのアップグレードや、Swingなどのレガシー画面を段階的にモダナイズする場合は、最初に移行アセスメントやPoCを行い、依存関係と非機能要件を確認する進め方ができます。

2026年のVaadin 25.1では、Copilotが無料化され、Signalsが本番利用可能になり、ブラウザレスUIテストがApache 2.0のオープンソースとして提供されました(出典: Vaadin公式25.1リリース、2026年)。新機能を使う場合は、AI生成コードのレビュー、認証・認可の検証、E2Eテストの範囲を含めて相談できる点が有用です。

得意領域・実績

公式のExpert Servicesには、航空宇宙、保険、物流、ヘルスケアなど幅広い業界の業務アプリを支援してきた実績が掲載されています。自社にJava人材がいるものの、Vaadinの設計判断や性能評価だけ外部の専門家に補ってほしい場合は、フル委託ではなく、専門家の伴走やレビューを依頼する選択肢もあります。

ただし、国内案件の契約主体、見積通貨、時差、日本語での要件定義、障害対応の時間帯は必ず確認します。Vaadin Ltd.に直接相談する場合でも、日本側の業務知識を持つ会社と組み合わせれば、技術と現場要件のすれ違いを減らせます。

ポイント

フレームワークの作り手に近い知見が必要なら有力な候補ですが、国内案件の契約主体、見積通貨、日本語での要件定義は個別に確認が必要です。国内の業務知識を持つ会社と組み合わせる選び方もあります。

Vaadin GmbH|ドイツ語圏の相談・開発・移行・教育を支援

Vaadin GmbHの開発・移行支援を検討するイメージ

Vaadin GmbHは、ドイツのベルリンを拠点とし、ドイツ、オーストリア、スイスの顧客を支援するITサービス・コンサルティング組織です。

公式ページでは、Java・SpringとVaadin、UXを組み合わせた相談・開発、プロトタイプ、移行を案内しています。ほかに、コンポーネント実装、トレーニング、サポート、コンセプトから完成までの一括支援も挙げられています。

特徴と強み

Vaadin GmbHは、技術だけでなくUXデザインやアクセシビリティを含めて業務アプリを改善したい企業に向いています。現行システムを単純にWeb化するだけでなく、利用者がどの情報を見て、どの順番で判断するのかを画面設計に反映できます。

ドイツ語圏の既存プロジェクトや、欧州向けのセキュリティ・アクセシビリティ要件を持つ企業にも検討しやすい候補です。また、移行案件では、古いVaadin、Java EE、Spring、既存の独自コンポーネントが混在することがあります。

Vaadin GmbHでは、プロトタイプで移行難易度を確認し、全面刷新、段階移行、既存ロジックを残した画面刷新のどれが適切かを決める支援を受けられる点が特徴です。

得意領域・実績

公式紹介では、航空宇宙、物流、金融、保険、ヘルスケアなどの産業経験に触れられています。新規開発であれば、JavaバックエンドからUIまでを一体的に設計し、既存チームへのトレーニングを組み合わせる使い方が考えられます。

移行であれば、旧画面の依存関係、業務ロジック、データベース、外部連携を調査したうえで、段階的な計画を作ることが大切です。日本企業が相談する場合は、日本語での会議可否、国内時間帯のサポート、納品する資料の言語、契約・知的財産の準拠法を事前に確認してください。

公開情報はドイツ語・英語が中心のため、国内の業務コンサルタントやSI会社と役割分担する方法も比較します。

mp technology AG|Solution Partnerとしてコンサル・教育・実装を支援

mp technology AGのVaadin支援を比較するイメージ

mp technology AGは、スイスのチューリッヒに拠点を置くソフトウェア企業です。同社の公式ページでは、Vaadin Solution Partnerとして、Vaadinに関するコンサルティング、トレーニング、サポート、プロジェクト実装を提供すると説明しています。

Vaadinだけでなく、AWSやAngularなども扱うため、業務アプリの技術選定やクラウド運用をまとめて相談したい場合に候補となります。

特徴と強み

同社のTechnology Consultingでは、ソフトウェアアーキテクチャ、仕様作成、既存システムの評価、セキュリティ観点のレビュー、外部ベンダーの選定支援や品質管理まで案内されています。開発を丸ごと委託する前に、RFPの作成、提案の比較、技術的なセカンドオピニオンを依頼する使い方にも適しています。

Vaadinのシステムでは、画面の見た目よりも、ドメインモデル、APIの境界、権限、データ更新の整合性が後の品質を左右します。そのため、初期段階で技術ブループリントを作り、Spring Boot、RDB、認証基盤、クラウド、監視をどう組み合わせるかを決めれば、担当者の経験だけに依存しにくい設計になります。

得意領域・実績

金融サービスや保険など、品質・セキュリティ・説明責任が重い領域では、実装会社だけでなく、要件と設計をレビューできる支援者がいると安心です。mp technology AGは、金融サービス向けのデジタル化や複雑なワークフローのデジタル化も公式に案内しており、Vaadinの画面実装と業務プロセス整理を組み合わせる候補です。

一方、スイス企業であるため、日本国内での契約、訪問、言語、為替、個人情報の越境移転、運用時間帯は個別確認が必要です。類似するユーザー数、同時接続数、連携方式、保守期間を示した案件の提案を求めてください。

ポイント

Vaadinの設計や技術選定を相談したいなら候補になりますが、類似案件の規模、連携方式、保守期間を示せるかを、Solution Partnerの表示より重く見てください。

4Soft GmbH|複雑な技術領域のカスタムソフトウェアに強み

4Soft GmbHの複雑な業務システム開発のイメージ

4Soft GmbHは、ドイツ・ミュンヘンを拠点とするソフトウェアコンサルティング会社です。Vaadin公式の2026年の事例では、技術的に要求の高い領域向けのカスタムソフトウェアを手がけ、Volkswagen向けの複雑なエンジニアリング業務を支える長期プロジェクトが紹介されています。

これは、実在企業であることとVaadin利用の公開根拠を示すものです。ただし、日本企業からの受託可否までは示しません。

特徴と強み

4Softの公開事例から読み取れる強みは、単純なCRUDの量産ではなく、複雑なデータモデル、長いライフサイクル、技術的な堅牢性、保守性を前提にシステムを設計している点です。たとえば、製造、エンジニアリング、設備、研究開発のように、画面の背後に多数の制約や関係性がある業務では、Vaadinのデータグリッドやフォームを使いながら、ドメインを壊さない設計が必要になります。

さらに、公式事例では、4SoftがVaadinアプリケーションをSpring Boot 4とVaadin 25へアップグレードしていることや、AI支援開発の影響を検討していることにも触れられています(出典: Vaadin公式4Soft事例、2026年)。新規開発だけでなく、将来のアップグレードを見据えた設計力を見たい場合に参考になります。

得意領域・実績

4Softの事例は、Vaadinの導入実績を探す企業にとって、複雑な業務システムを長期間運用する際の評価材料になります。候補に含める場合は、要件定義、アーキテクチャ設計、開発、性能試験、データ移行、保守のどこまで対応するのかを確認します。

とくに、同時接続数、リアルタイム更新、外部システム連携、監査ログを含む近い案件の説明を求めることが重要です。また、日本語でのコミュニケーションや国内の個人情報規制への対応が必要な場合は、国内側に業務責任者やセキュリティ担当を置く体制も検討してください。

公開事例の存在と、現在の発注先としての適合性は、別に評価することが安全です。

FINARIS|金融・データ業務のプロダクトにVaadinを活用

FINARISの金融・データ業務システムのイメージ

FINARISは、欧州の金融業界向けITコンサルティング会社で、RapidRep Software Suitesを提供する企業です。Vaadin公式の事例では、FINARISの部門であるSQACEが、Vaadin Flow V24とVaadin Chartsを使ったローコードのデータプラットフォームとして紹介されています。

FINARISの事例は、金融・データ処理の業務知識と、Vaadinによる操作性のある画面を組み合わせた実例として確認できます。

特徴と強み

SQACEは、業務担当者とIT担当者がデータを分析、処理、テストするための画面を備え、Vaadin Flow V24とVaadin Chartsで構築されています。データテスト、SQL、テンプレート、コード補完などの機能を一つの操作環境にまとめる事例は、金融・保険・品質管理など、データの確認と処理が業務の中心にあるシステムの参考になります。

この事例から学べるのは、Vaadinを単なる画面部品として扱わず、利用者がデータを理解し、判断し、処理を完了するまでの体験に組み込むことです。グラフや一覧を導入する場合も、見栄えだけでなく、データ権限、更新頻度、計算根拠、エクスポート、操作履歴を要件に含める必要があります。

得意領域・実績

金融機関、データ基盤、テスト自動化、規制対応などを重視する企業は、FINARISのように業界知識を持つ組織の事例を比較材料にできます。ただし、公式に確認できるのはSQACEという自社プロダクトの開発事例です。

日本企業の受託開発会社として掲載する場合は、現在のサービス範囲、外部案件の受託可否、日本語対応、契約窓口を必ず確認してください。また、金融・個人情報を扱う案件では、認証・認可、職務分掌、暗号化が欠かせません。ほかに、次の項目も必要です。

  • 監査ログ:操作の記録を残し、後から確認できるようにする
  • 脆弱性対応:見つかった脆弱性の修正と通知の手順を決める
  • 委託先管理:再委託を含め、誰がどこまで扱うかを把握する

金融業務の画面を作る場合は、Vaadinの経験年数だけでなく、業務データを安全に扱うプロセスと説明責任まで確認することが大切です。

Vaadinのシステム開発会社の選び方

Vaadinのシステム開発会社を選定するイメージ

Vaadinのシステム開発会社は、Vaadinの知名度や会社規模だけでなく、自社の業務をどこまで理解し、どの工程を誰が担い、将来のアップデートと障害対応をどう続けるかで選びます。

6社を比較するときは、提案書と契約書を同じ観点で確認し、RFPには実績、技術、契約・保守の確認事項を含めてください。

実績の確認観点:画面数より近い業務と工程

実績を聞くときは、Vaadinを使ったかどうかより先に、販売・在庫・承認・金融・製造など、自社に近い業務の事例かを確かめます。また、ユーザー数と同時接続数の規模、既存システムや外部APIとの連携方法、どのバージョンからどのバージョンへ移行したかを、事例ごとに聞き取ります。

公開できない案件であっても、匿名化した画面構成や課題、テスト内容なら説明できる場合があります。さらに、要件定義だけ、実装だけ、保守だけを別会社が担当する場合は、引き継ぎの責任者を明確にします。

PoCからリリース後の運用まで、工程別にどこを担当したかを示してもらうと、実績の実態を比較しやすくなります。

技術力の評価:Flow・Hilla・運用基盤

Vaadin Flowはサーバー側のJavaで画面とイベントを組み立てやすい構成で、HillaはJavaバックエンドとTypeScript・React側を組み合わせる選択肢です。会社から提案を受けるときは、なぜFlowを選ぶのか、どの画面でHillaや別フロントを使うのか、状態管理とAPIの責任境界を確認します。

自社のJava人材を活かしたいのか、フロントエンドの自由度を優先したいのかで、適切な構成は変わります。認証や連携では、Spring SecurityやSSO、RDB、REST・GraphQLなどとの接続を確認します。

運用では、クラウドやコンテナ、ログと監視まで確認してください。ほかに、次の項目も運用の確認に含まれます。

  • バックアップ:データの退避と、復元までの手順
  • 災害復旧:障害が起きたあとに業務を再開する手順
  • 性能試験:想定する利用者数と同時接続での動作確認

「Javaだから安全」のような抽象的な答えで済ませず、認証の失敗、権限外のデータ取得、二重登録、ファイルアップロード、同時更新をどう防ぐかを聞くことが重要です。

見積・契約・保守条件の比較

業務システムの初期費用は、規模ごとに次の目安で考えられます。ただし、これはVaadin公式の価格表ではなく、画面数、権限、外部連携、データ移行、性能試験などを含む業務システム全般からの推定です。

  • PoCや小規模な社内CRUD:100万〜300万円、または300万〜1,000万円程度
  • 中規模の販売・在庫・顧客管理:1,000万〜3,000万円程度
  • 大規模な基幹・ERP刷新:3,000万円〜1億円超

Vaadinのライセンス費、クラウド費、監視費、保守費、追加開発費は、初期開発費と分けて記載してもらいます。安い順に選ぶのではなく、見積条件の違いをそろえて比較してください。

契約には、著作権の帰属、著作権法27条・28条の権利、ソースコード・設計書・IaCの引き渡しを含めます。加えて、OSSと商用部品のライセンス、再委託、脆弱性発生時の通知、保守期限、終了時のデータ返却も取り決めます。委託先を変えられる状態を保つことが、長期運用のリスクを下げます。

ポイント

迷ったときは、実績を近い業務と工程で、費用を開発費・ライセンス費・保守に分けて見てください。提案の差がはっきり見えてきます。

よくある質問(FAQ)

Vaadinのシステム開発会社に関するよくある質問

Vaadinのシステム開発会社を探すときは、技術の採用可否だけでなく、業務要件、費用、ライセンス、保守、契約を同じ資料で確認します。問い合わせ前によくある質問に、それぞれ回答します。

Vaadinのシステム開発は無料でできますか?

VaadinのコアフレームワークとオープンソースのUIコンポーネントは、Apache 2.0ライセンスで商用利用できます。

Charts、Dashboard、Map、CRUD、Grid Pro、TestBenchなどの商用機能や長期保守を使う場合は、有料プランが必要になります。そのため、Freeで足りる範囲とPro・Enterpriseで追加する範囲を分けて見積もります。

Vaadinを使える開発会社はどう探せばよいですか?

Vaadin公式のExpert Services、Solution Partner、公式Customer Storyを確認します。その会社が「提供元」「実装パートナー」「自社プロダクトの導入企業」のどれに当たるかを区別します。

国内の業務システム開発会社にも、Flow・Hillaの経験とJava・Springの実績を聞いてください。ほかに、次の実績も挙げてもらいます。

  • 認証:認証機能を組み込んだ実績
  • API:外部システムとの接続の実績
  • 移行:旧システムからの移行の実績
  • 保守:稼働後の保守を続けた実績

複数社で同じRFPを比較してください。

古いVaadinやSwingのシステムも移行できますか?

移行はできますが、全面刷新が常に最善とは限りません。Vaadin公式の移行支援でも、依存関係の調査、PoC、段階移行、モジュール単位の移行、全面変換などを比べる進め方が案内されています。そのため、最初に代表画面と連携部分で技術検証を行い、工数と停止時間を見積もるのが安全です。

Vaadinならセキュリティ対策は不要ですか?

Vaadinを使っても、セキュリティ対策は必要です。Vaadinのサーバー側モデルやSpring Securityを使っていても、権限設計、入力検証、セッション、ファイルアップロードは、アプリケーションごとに設計と検証が必要です。さらに、依存ライブラリ、インフラ、監査ログ、脆弱性対応についても、アプリケーションごとに押さえておく必要があります。

委託先には、脆弱性の通知、パッチ適用、依存関係の洗い出し、ログ監視、インシデント時の連絡体制をRFPへ明記してください。

まとめ

Vaadinのシステム開発会社選びのまとめ

Vaadinのシステム開発会社を選ぶときは、Javaで画面を書けるかだけでなく、業務要件、データ連携、Flow・Hillaの選択、認証・認可までを比べてください。性能、移行、ライセンス、保守も含めると、会社ごとの差がはっきりします。

株式会社riplaは、コンサルティングから開発、社内DXの経験を活かした定着支援まで一気通貫で相談したい企業の候補です。Vaadin Ltd.とVaadin GmbHは、プラットフォーム提供元に近い専門支援や移行・教育を求める場合に向いています。

mp technology AGはSolution Partnerとしてコンサルティングと実装を案内しています。4Soft GmbHとFINARISは、それぞれ複雑なエンジニアリング業務、金融・データ業務における公式事例を確認できます。ただし、5社の海外公開情報は実在性とVaadin関連の根拠を示すものであり、日本国内での受託可能性を保証するものではありません。

発注時には、画面数、利用者数、同時接続数、既存Java資産、認証方式を一枚のRFPにまとめます。そのうえで、外部API、データ移行、テスト範囲、保守年数も書き添えます。

複数社から工程別の見積を取り、開発費とライセンス費、初期構築と運用保守を分けて比べれば、自社に合うVaadinのシステム開発パートナーを選びやすくなります。

6社の立ち位置の違い

今回の6社は、次のように分けて考えます。riplaは業務システム支援会社、Vaadin Ltd.とVaadin GmbHは提供元に近い支援組織です。mp technology AGはSolution Partner、4Soft GmbHとFINARISは公式導入事例を持つ企業にあたります。

立ち位置を分けて見ないと、実装の委託先を探しているのに、プロダクト事例だけを見てしまう誤解が生じます。

問い合わせ時のRFPと確認事項

最初の問い合わせでは、画面数だけでなく、利用者数、同時接続数、既存Java資産、認証方式を伝えます。加えて、データ移行、外部API、テスト、保守年数も共有します。

候補会社には、FlowとHillaの選択理由、ライセンス、工程別の見積、ソースコードの引き渡し、脆弱性対応の条件を同じ書式で回答してもらうと、提案の差が明確になります。

▼全体ガイドの記事
・Vaadinのシステム開発の完全ガイド

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。