結論:VB.NETのシステム開発費は、社内向けの小規模ツールなら150万〜400万円、
販売・在庫などの部門システムなら400万〜1,000万円、生産・物流を含む全社規模なら1,000万〜3,000万円以上が企画段階の目安です。
ただし、この金額はVB.NETという言語だけで決まるものではありません。新規開発なのか、
VB6・Access・Excel VBAからの移行なのか、画面数・帳票数・データ連携・拠点数・テスト範囲をどこまで含めるのかによって、
費用相場も開発期間も大きく変わります。この記事では、2026年時点の公開情報とVB.NET案件の特性をもとに、
費用の内訳、価格帯、見積もりが増える要因、コストを抑える進め方を解説します。
▼全体ガイドの記事
・VB.NETのシステム開発の完全ガイド
VB.NETのシステム開発とは?費用を考える前の全体像

VB.NETは、.NET上で動作する業務アプリケーションを開発するための言語です。
Windows FormsやWPFによるデスクトップ型、
SQL Server・Oracle・Accessを組み合わせたクライアント/サーバー型で利用されることが多く、
販売管理、受発注、在庫管理、生産管理、顧客管理、点検管理などの業務に適しています。
まずは、何を新しく作るのか、既存資産をどこまで残すのかを分けて考えることが費用を見誤らない第一歩です。
新規開発と既存システムの移行では費用の出方が違います
- 確認対象:この見出しで扱う範囲と前提を整理します。
- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
新規開発では、業務ヒアリング、要件定義、画面・帳票の設計、データベース設計、プログラム開発、テスト、教育までを一から積み上げます。
独自の承認フローや製造工程、複雑な計算を再現する場合は自由度が高い一方で、業務ルールを整理する工数も必要です。
一方、VB6やAccessからVB.NETへ移行する場合は、既存の画面や業務ロジックを活用できる可能性があります。ただし、単純な自動変換だけで終わるとは限りません。
古いActiveXやOCX、帳票部品、データベース接続方式、暗黙の例外処理が残っていると、変換後の手修正や現行・新システム比較テストが発生します。
そのため、移行は新規開発より必ず安いとは言い切れません。
Windowsデスクトップ継続とWeb化の判断が価格帯を分けます
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- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
既存の利用者がWindows環境で業務を行い、操作性や帳票印刷に満足しているなら。VB.NETのデスクトップアプリを継続してOS・.NET・データベースを更新する方法が候補になります。
短期の安定稼働を優先しやすく、画面を全面的に作り直す費用を避けられる可能性があります。
複数拠点や在宅勤務への対応、スマートフォン利用、ブラウザからの取引先アクセスが必要なら。UIだけをWeb化してVB.NETの業務ロジックやデータベースを一部残すハイブリッド方式も検討できます。
ただし、認証、API、通信、同時利用者数、権限設計が追加されるため、単なる画面の置き換えより費用が増えます。
MicrosoftはVisual Basicの主要シナリオとC#との相互運用を維持する一方。
新しいWebフロントエンドやクロスプラットフォームUIへ広げる方針ではないと説明しています。(出典:Microsoft Learn「Visual Basic 言語戦略」、2025年6月更新)。
VB.NETのシステム開発の進め方と期間

開発期間は、小規模な社内ツールで2〜4か月、部門システムで4〜8か月、生産・物流・販売を横断するシステムで8〜18か月が企画段階の目安です。
VB6・Accessからの移行は3〜12か月程度を見込みますが、コード量だけでは判断できません。
現行調査と業務整理を先に行い、代表画面や帳票を使った診断結果から正式見積もりへ進むことが重要です。
要件定義と現行資産の棚卸しを先に行います
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- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
最初に、ソースコード、実行ファイル、Visual Studioと.NETのバージョン、Windowsの稼働環境、データベース、画面、帳票、バッチ。
Excel連携、外部API、ActiveXやCOMなどの部品を一覧化します。
既存システムでは、仕様書に書かれていない月末処理や例外入力がコード・帳票・担当者の経験に埋もれていることが多いため、現場担当者へのヒアリングも欠かせません。
要件は、必ず必要な機能、できれば入れたい機能、将来検討する機能に分けます。
たとえば販売管理では、受注・出荷・請求を初回リリースに含め、分析ダッシュボードやスマートフォン対応を次期開発へ回す方法があります。
この優先順位がないまま「現行機能を全部再現する」と発注すると、画面数・帳票数・テストケースが膨らみ、後から費用と納期が上振れしやすくなります。
設計・開発では画面だけでなくデータと連携を作り込みます
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- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
設計では、画面遷移、入力チェック、権限、データ項目、採番、締め処理、帳票の出力条件、CSVや会計システムとの連携仕様を決めます。
VB.NETの画面が10枚でも、受注から請求までに状態が多く、在庫引当やロット管理が絡む場合は、単純な10画面のツールより工数が大きくなります。
開発方式は、既存コードを活用する移行、標準機能を使うパッケージ・SaaS連携、業務に合わせて作るフルスクラッチの三つに分けて比較します。
業務が標準化されている場合はパッケージを中心にし、VB.NET側はAPI・CSV・帳票・認証の連携に限定すると、作り込む範囲を減らしやすくなります。
独自の原価計算や製造工程が競争力に直結する場合は、無理に標準機能へ合わせず、独自領域だけをVB.NETで実装する判断もできます。
テスト・移行・教育まで含めて稼働日を決めます
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- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
テストは、単体テスト、機能間の結合テスト、業務シナリオを通した総合テスト、利用部門による受入テストに分けます。
移行案件では、旧システムと新システムで在庫残高、請求額、税額、帳票の表示が一致するかを確認します。
入力パターンが少ない正常系だけでなく、返品、取消、締め後修正、欠品、権限外操作などの例外系を試す必要があります。
本番切替では、データ移行のリハーサル、バックアップ、切り戻し条件、利用者教育、問い合わせ窓口を準備します。
データ移行が完了しても、担当者が新しい画面を操作できなければ業務は止まります。したがって、教育資料や操作研修、稼働後の伴走支援を見積もりに含めることが安全です。
VB.NETのシステム開発費用相場とコストの内訳

VB.NETの費用は、主に人件費、開発環境・ライセンス費、データ移行費、教育・切替費、
保守費で構成されます。一般的な2026年のシステム開発相場でも、小規模は100万〜300万円、
中規模は500万〜1,000万円、大規模は1,000万円〜数千万円以上という幅が示されています。(出典:SIA株式会社「システム開発の費用・相場 2026年版」
、2026年7月)。VB.NET案件では、移行対象の古さや帳票部品の有無によって、
この一般相場から上下します。
人件費と工数は人月・工程・難易度で算出します
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受託開発の見積もりでは、エンジニア、プロジェクトマネージャー、業務コンサルタント、テスターなどの人月に単価を掛けて人件費を算出する方法が一般的です。
公開されている2026年の一般相場では、人月単価はスキルや地域によって60万〜200万円程度とされています。(出典:SIA株式会社、2026年)。
ただし、VB.NETに詳しいだけでなく、SQL ServerやOracle、帳票製品、業務知識、移行テストを扱える人材が必要になると。単価や必要人月が変わる可能性があります。
費用の構成比は案件によって異なりますが、企画・要件定義10〜15%、設計15〜20%、開発または変換30〜40%、テスト15〜20%。移行5〜10%という分け方が概算に使われます。
開発費だけを削ると、テスト不足や本番障害につながりやすいため、工程ごとの金額と成果物を確認することが必要です。
VB6からVB.NETへの移行費用は公開事例を参考値として使います
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- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
VB6移行の公開事例では、Windows XP、Oracle Database、300画面・30帳票、30万有効ステップ。
InputMan・SPREAD・ActiveReportsを含む案件について、自動コンバージョン300万円。
手動コンバージョンとエラー・警告除去1,687万5,000円、テスト594万円、諸経費・管理費258万1,500円。
合計2,839万6,500円と記載されています。(出典:株式会社エフ・ディー・シー「VBリメイク工房」公開資料)。
これは個別条件のある実績例であり、VB.NET移行の固定料金ではありません。
同じ資料には、15万3,000ステップの資産管理システムで自動変換率約91%、作業期間2.5か月という事例も掲載されています。
一方、別の案件では変換率が約74%〜96%まで分布しており、ステップ数だけで費用や期間を予測できないことが分かります。
変換率が高くても、帳票の見た目、データ整合性、利用者の操作性、手作業で修正した箇所のテストは残ります。
見積もりでは、変換率ではなく、変換後に何を確認するかまで明記してもらいます。
初期費用だけでなくランニングコストも合算します
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- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
稼働後は、サーバーやクラウドの利用料、データベースや帳票製品のライセンス、バックアップ、監視、障害対応、OS・.NET・ミドルウェアの更新。追加改修に費用がかかります。
SaaSやパッケージを組み合わせる場合は、月額5万〜30万円程度に初期設定50万〜500万円程度が加わる企画例もありますが、利用者数、拠点数。連携方式、サポート範囲によって変動します。
年間保守は初期開発費の15〜20%程度を目安にする場合がありますが、すべての契約に当てはまるわけではありません。
問い合わせ受付だけなのか、障害の一次切り分け、夜間対応、法改正対応、機能追加、脆弱性対応まで含むのかで金額は変わります。
保守費を比較するときは、月額だけでなく対応時間、目標復旧時間、対象外作業、バージョンアップの扱いを確認します。
VB.NETのシステム費用を左右する価格帯と変動要因

同じVB.NETでも、画面数が少ない単一部門のツールと、複数拠点で在庫・原価・請求を連動させる基幹システムでは価格帯が異なります。
見積書の金額だけを比較するのではなく、どの要因が工数に反映されているのかを確認することが大切です。
画面数・帳票数・利用者数はテスト工数にも影響します
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- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
画面数は開発量を考える基礎指標ですが、画面の数だけで費用は決まりません。
入力項目が多い、権限で表示内容が変わる、承認経路が分岐する、検索条件が複雑である場合は、1画面あたりの設計・実装・テストが重くなります。
帳票も、単純な一覧出力と、明細・集計・税計算・複数ページ印刷を伴う請求書では必要な工数が異なります。
利用者数や拠点数が増えると、権限管理、同時更新、通信性能、バックアップ、障害監視、導入教育の範囲が広がります。
単一部門で5〜30人が使うツールなら小規模の価格帯に収まりやすい一方、複数拠点・複数部門で利用する場合は。利用者アカウントの管理や拠点ごとの運用差異も見積もりに含める必要があります。
外部連携とデータ移行は見落とされやすい追加コストです
- 確認対象:この見出しで扱う範囲と前提を整理します。
- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
会計、給与、EC、EDI、倉庫、営業支援、IoT機器などと連携する場合、接続先ごとにデータ項目、認証、エラー処理、再送、稼働時間、仕様変更への対応を設計します。
CSV連携でも、文字コード、日付、金額の小数、重複データ、取込失敗時の戻し方を決める必要があります。連携本数が増えるほど、開発だけでなく結合テストと障害切り分けの工数が増えます。
データ移行では、旧データの欠損や表記揺れ、顧客・商品コードの重複を整理し、移行対象期間と保管方法を決めます。
全履歴を移すのか、直近数年だけを新システムへ移して過去データは参照用に保管するのかで、費用と期間を抑えられる可能性があります。
ただし、請求・監査・法令対応に必要なデータまで削らないよう、業務責任者と保存要件を確認します。
セキュリティ・法令対応を後付けにすると費用が膨らみます
- 確認対象:この見出しで扱う範囲と前提を整理します。
- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
権限を細かく分ける、操作履歴を残す、通信やバックアップを暗号化する、多要素認証や端末制御を組み込む、脆弱性診断を受けるといった対策は。要件に含める時期が遅いほど追加改修になりやすいです。
IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2025」では、組織向けにランサム攻撃、委託先を狙った攻撃、脆弱性攻撃。内部不正が上位に挙げられています。(出典:IPA、2025年)。
開発会社への委託範囲やリモートアクセス権限も、費用とリスクの両面で初期に決めます。
販売・請求を含むシステムでは、適格請求書の登録番号、税率、消費税額、帳票保存、電子取引データの保存と検索性を確認します。
電子帳簿保存法やインボイス制度への適合は、業務と税務の判断が関係するため、要件を整理したうえで税理士や所管機関にも確認します。
後から帳票を作り直すより、対象帳票と保存期間を要件定義に含める方が、追加費用を抑えやすくなります。
VB.NETのシステム開発コストを最適化するポイント

コスト最適化は、開発会社に一律の値下げを求めることではありません。不要な機能を見極め、
現行資産を活用できる部分を調査し、テスト品質を落とさずに段階的なリリースへ分けることが基本です。
初期費用だけでなく、運用開始後の改修や保守を含めた総保有コストで判断します。
最初のリリースに必要な機能を絞ります
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- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
まず、業務を止めないために必要な機能を決めます。
たとえば販売・在庫システムなら、商品マスタ、受注、出荷、在庫照会、請求を第一段階に含め、詳細分析、スマートフォン対応。複雑な自動配信を第二段階へ分ける方法があります。
機能を減らすのではなく、価値が高い順に作る考え方です。優先順位を付ける際は、利用者数が多い機能、毎日繰り返す作業、入力ミスが損失につながる作業、法令や監査に関係する機能を先にします。
逆に、利用頻度が低い帳票や一部担当者だけの便利機能は、既存のExcelや手作業を暫定利用できるか確認します。ただし、セキュリティやデータ保全に関わる機能を後回しにしてはいけません。
既存資産の再利用範囲を調査し小さなPoCを行います
- 確認対象:この見出しで扱う範囲と前提を整理します。
- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
VB6や既存VB.NETの移行では、すべてを最初から作り直す前に、代表的な画面、帳票、データベース接続、外部部品を対象に小さな検証を行います。
自動変換できる範囲、手修正が必要な箇所、印刷差異、処理速度、権限の問題を早期に把握できれば、本番前の想定外コストを減らせます。
PoCの費用は案件ごとに変わるため、無料で実施できると断定してはいけません。
対象を数画面・数帳票に限定した有償診断として見積もる場合もあります。診断費用が発生しても、数千万円規模の本開発を誤った前提で進めるリスクを下げられるため、投資対効果を比較して判断します。
段階的な開発と標準機能の活用で初期負担を抑えます
- 確認対象:この見出しで扱う範囲と前提を整理します。
- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
最初から全社機能を完成させるのではなく、一つの部門や拠点で業務を安定させてから対象範囲を広げると、要件の修正を小さくできます。
たとえば、販売管理を先に稼働し、次に在庫、会計連携、複数拠点の統合へ進む方式です。
各段階で受入条件と予算上限を決めると、追加要望が際限なく膨らむことを防ぎやすくなります。
また、既製の帳票、認証、バックアップ、監視、マスタ管理の仕組みを使える場合は、品質と導入実績を確認したうえで活用します。
独自開発を減らせる一方、ライセンス費や将来の更新費が発生するため、初期費用だけでなく3〜5年程度の運用費を比較します。安い部品を選ぶことより、保守できる技術と契約条件を選ぶことが重要です。
VB.NETのシステム見積もりを取る際のポイント

見積もりの精度を高めるには、開発会社へ渡す情報の粒度を揃え、2〜3社以上から同じ前提で提案を受けます。
詳細な仕様書を自社だけで作れなくても、目的、対象業務、利用者、画面・帳票の概数、
既存資産、連携先、希望時期、保守条件を整理すれば、概算の根拠を比較しやすくなります。
RFPには画面・帳票・DB・連携・移行範囲を記載します
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- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
RFPや依頼書には、業務目的と現状の課題を最初に書きます。
そのうえで、利用部門と人数、拠点数、対応OS、Visual Studioや.NETの希望、SQL Server・Oracle・Accessの利用状況。
画面数、帳票数、バッチ、外部連携、データ移行の対象期間を記載します。
VB6移行なら、有効ステップ数、フォーム数、帳票部品、ActiveX・COM・OCXの有無も確認します。
成果物も、実行ファイルだけではなく、ソースコード、設計書、データベース定義、テスト仕様書・結果、操作マニュアル、移行手順、バックアップと復旧手順。ライセンス一覧まで明確にします。
納品範囲が曖昧だと、保守会社を変更したいときや障害原因を調べたいときに追加費用が発生する可能性があります。
金額ではなく見積もりの前提と体制を比較します
- 確認対象:この見出しで扱う範囲と前提を整理します。
- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
見積書を比べるときは、要件定義、設計、開発、テスト、データ移行、教育、切替、保守がそれぞれ含まれているかを確認します。A社が安く見えても、現行調査や受入支援が別料金なら、同じ条件で比較できません。
固定価格、準委任、時間精算など契約形態による責任分担も確認し、仕様変更時の見積もりルールを契約前に決めます。
担当者のVB.NET経験だけでなく、対象業界の業務理解、SQL Server・Oracle・Accessの経験、帳票製品、VB6移行、現新比較テスト。障害対応の体制を確認します。
提案時に、代表画面を使った移行診断やPoCの方法、リスク一覧、前提条件、作業分担を説明できる会社は、金額の根拠を比較しやすくなります。
変更管理・切り戻し・保守条件を契約に落とし込みます
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- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
業務システムでは、開発中に「この帳票も必要だった」「この例外処理も再現したい」という要望が出ます。変更をすべて無償対応にすると、開発会社の体制が圧迫され、納期や品質に影響します。
要望を追加・変更・対象外に分類し、費用、納期、優先度を承認する手順を決めておくことが、結果的なコスト管理につながります。
本番切替では、移行リハーサルの回数、停止可能時間、切り戻し判断者、バックアップの復元確認、稼働後の問い合わせ窓口を明確にします。
保守契約では、障害、軽微な修正、法令対応、OS・.NET更新、機能追加を分けて記載します。
特に.NETのサポート期限はバージョンごとに異なり、Microsoftのライフサイクルでは.NET 8と.NET 9が2026年11月。
.NET 10が2028年11月までのサポート対象です。
(出典:Microsoft Learn「Microsoft .NET and .NET Core – Microsoft Lifecycle」)。
採用バージョンと更新計画を契約・運用設計に含めます。
よくある質問(FAQ)

ここでは、VB.NETのシステム開発や費用相場について、特に相談が多い質問に回答します。
金額はあくまで企画段階のレンジであり、正式な価格は要件、既存資産、開発体制、保守条件を確認した見積もりで決まります。
VB.NETのシステム開発費はいくらかかりますか?
小規模な社内業務ツールは150万〜400万円、販売・受発注・在庫などの部門システムは400万〜1,000万円、
生産・物流・販売をまたぐシステムは1,000万〜3,000万円以上が企画段階の目安です。
画面数、帳票数、連携本数、移行対象、利用拠点、テスト範囲で変わるため、金額だけでなく前提条件を揃えて比較します。
VB6からVB.NETへの移行は新規開発より安くなりますか?
- 確認対象:この見出しで扱う範囲と前提を整理します。
- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
既存の画面や業務ロジックを活用できれば、全面的な再構築より工期や費用を抑えられる可能性があります。
ただし、古い部品の置き換え、手修正、帳票調整、データ移行、現新比較テストが必要になるため、必ず安くなるとは限りません。
代表資産を使った変換診断を行い、自動変換の割合ではなく、テストと運用開始までの総工数で判断します。
新規開発でもVB.NETを選んで問題ありませんか?
- 確認対象:この見出しで扱う範囲と前提を整理します。
- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
Windows Formsや既存の.NETライブラリを中心に、社内Windows業務を安定して構築するなら選択肢になります。
一方、新しいWebフロントエンド、クロスプラットフォームUI、将来の開発者採用、C#中心のチーム運用を重視するなら。C#やASP.NET Coreなどとの比較が必要です。
言語の好みではなく、対象.NETのサポート、必要な画面、連携、保守体制を含めて決めます。
VB.NETシステムの保守費用はどのくらい見ておくべきですか?
- 確認対象:この見出しで扱う範囲と前提を整理します。
- 比較の観点:初期・継続・追加の要素を分けて確認します。
- 判断の基準:自社の要件と運用体制に照らして検討します。
年間保守を初期開発費の15〜20%程度とする目安がありますが、対象範囲によって変わります。
問い合わせ対応だけか、障害対応、監視、バックアップ、OS・.NET・データベースの更新、脆弱性対応、法令改修、追加機能まで含むのかを分けて確認します。
利用停止が難しい業務では、対応時間と復旧目標を含めた保守契約を検討します。
まとめ

VB.NETのシステム開発費は、小規模な社内ツールで150万〜400万円、部門システムで400万〜1,000万円、
複数業務を横断するシステムで1,000万〜3,000万円以上が一つの目安です。VB6・Accessからの移行では、
既存コードを再利用できる可能性がある一方、古い部品の置き換え、手修正、データ移行、
現新比較テストが必要になるため、変換率だけで価格を判断できません。
費用を適正化するには、現行資産と業務ルールを棚卸しし、画面・帳票・連携・移行範囲を明確にします。
そのうえで、パッケージやSaaSを使う範囲、VB.NETで作る独自領域、段階的にリリースする機能を整理し、
2〜3社以上から同じ条件で見積もりを取得します。開発費だけでなく、教育、保守、更新、
セキュリティ、法令対応を含む総コストで比較することが、長く使えるシステムにつながります。
▼全体ガイドの記事
・VB.NETのシステム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
