Vercelのシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

Vercelのシステム開発でおすすめの会社は、Vercelの設定だけでなく、業務要件・Next.js・データベース・API連携・保守まで設計できる会社です。

Vercelは、Next.jsで作った画面やAPIを素早く公開し、Preview環境で関係者が確認しやすい開発基盤です。一方で、VercelだけでERPやデータベースが完成するわけではありません。本記事では、Vercelのシステム開発を依頼できる会社を、公式に確認できる情報、向いている案件、発注前の確認事項という同じ基準で比較します。

▼全体ガイドの記事
・Vercelのシステム開発の完全ガイド

Vercelのシステム開発パートナー選びはなぜ重要ですか?

Vercelのシステム開発パートナーを比較するイメージ

Vercelのシステム開発では、表示速度やデプロイの速さだけでなく、業務データをどこに保存するか、誰が何を操作できるか、既存システムとどう連携するかまで決めます。そのため、フロントエンドの制作会社だけでなく、業務分析とバックエンド設計を含めて相談できるパートナーが重要です。

業務要件と技術要件を一緒に整理できる会社を選びます

Vercelは、Gitリポジトリとの接続、Pull RequestごとのPreview Deployment、CDN配信、HTTPS、Serverless Functionsなどをまとめて利用できる基盤です。しかし、受注・在庫・請求・承認・顧客管理といった業務ルールは、発注者と開発会社が定義しなければなりません。業務フローを理解しないままNext.jsの画面だけを作ると、現場では使われないシステムになりやすいです。

費用と障害時の責任分界まで確認する必要があります

VercelのProは月額20ドルで、月20ドル分の利用クレジットを含む料金体系です(出典: Vercel公式料金ページ、2026年8月確認)。データ転送、関数実行、画像最適化、ログ、外部データベースなどの費用は別に確認する必要があります。開発会社には、Vercel利用料、DBや認証サービスの利用料、開発費、保守費を分けた見積もりを依頼し、障害時にVercel・開発会社・自社のどこが対応するかも明文化します。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援をイメージした画像

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaに相談する強みは、Vercelを採用するかどうかを、事業上の目的から検討できる点です。たとえば、社内ポータルや顧客向け管理画面では、Next.jsとVercelでUIを構築し、認証基盤やPostgreSQL系のDB、既存の基幹APIを組み合わせる構成が考えられます。Vercelにすべてを集約するのではなく、個人情報や大量データを含む処理を適切なデータ層に分ける方針を立てやすくなります。

得意領域と相談時に確認したいこと

営業・顧客・生産・販売管理などの基幹業務を含むプロジェクトで、要件定義から定着支援まで一社に相談したい企業に向いています。相談時は、Vercel上に置く範囲、外部DB・認証・ストレージの候補、既存システムとのAPI連携、Preview環境での現場レビュー方法を確認します。小規模な管理画面なら150万〜500万円、中規模の業務システムなら500万〜1,500万円程度が類似Webシステムから見た目安ですが、riplaの個別料金を示すものではなく、要件と工数に基づく見積もりが必要です。

ちょっと株式会社|Next.jsとVercelに強い国内Web開発会社

ちょっと株式会社のNext.jsとVercel開発をイメージした画像

ちょっと株式会社(Chot Inc.)は、Vercel公式のSolution Partnersページに掲載されている日本拠点のソフトウェア開発会社です。公式ページでは、Next.jsとVercelのコンサルティング、Webデザイン・アプリケーション開発をサービスとして掲げています。会社の存在やVercelとの関係だけでなく、掲載プロジェクトの技術構成まで確認できる候補です。

特徴と強み

公式掲載では、塚田農場のサイト、ALBA Net、自社サイトの構成として、Next.js、Vercel、microCMSが紹介されています。ALBA Netの掲載構成にはAWSも含まれており、Vercelを配信基盤として使いながら、別クラウドやCMSを組み合わせる考え方が読み取れます。既存WordPressのヘッドレスCMS移行や、古いWebサイトのモダンフロントエンド化を検討する企業に適した比較候補です。

得意領域と確認したいこと

企業サイト、メディア、CMS連携、会員向けWebアプリのフロント刷新を依頼したい場合に検討しやすい会社です。業務システムとして依頼する際は、画面制作だけでなく、業務フロー、権限、監査ログ、DB設計、データ移行、公開後の保守をどこまで担当するかを確認します。日本語での要件定義や国内時間帯の障害対応が必要な場合も、見積もり前に窓口と対応時間を確認します。

クラスメソッド株式会社|VercelとAWSを組み合わせた導入・運用支援

クラスメソッド株式会社のクラウド連携をイメージした画像

クラスメソッド株式会社は、2025年6月23日にVercelとのパートナーシップ締結を発表した国内企業です。公式発表では、Vercelとv0の再販、導入支援、設計支援、運用コンサルティングを提供すると説明されています。AWSを利用中の企業は、Vercelの導入だけでなく、既存クラウド資産や請求フローとの関係も含めて相談できる候補です。

特徴と強み

クラスメソッドの公式発表では、AWS、ヘッドレス型CMSのContentful、デジタルアセット管理のCloudinaryなどとの統合プロジェクトが紹介されています。Vercelをフロントエンドの配信・実行基盤として利用し、業務データや既存APIをAWS側に残すハイブリッド構成を検討する企業と相性がよいです。Vercelの導入可否だけでなく、クラウド全体の責任分界を整理しやすい点が特徴です。

得意領域と確認したいこと

AWSを利用する企業、複数のSaaSやCMSを統合する企業、導入後のクラウド運用まで任せたい企業に向いています。確認事項は、Vercelの契約主体と請求方法、AWSとの接続・監視、個人情報の保存場所、データ移行、夜間障害の一次対応です。Proの月額だけで判断せず、Vercelの従量課金とAWS・DB・監視の合算で月額予算を提示してもらいます。

AKQA|大規模なデジタル体験とグローバル展開を支援

AKQAのデジタル体験開発をイメージした画像

AKQAは、Vercel公式のSolution Partners一覧に掲載されているPlatinumパートナーです。Vercel公式の紹介では、20か国に2,200人のプロフェッショナルを持つグローバルなデザイン・イノベーション企業とされています。また、公式一覧では16件のプロジェクトが表示されています。大規模サイトや複数地域向けのデジタル体験を比較する際の有力な候補です。

特徴と強み

ブランド体験、複数国・複数言語のWeb基盤、キャンペーンやコンテンツ配信を一体で設計したい企業に向く可能性があります。Vercelのグローバル配信やPreview環境を活用し、デザインレビューからリリースまでのサイクルを短くしやすい点が魅力です。ただし、公式のパートナー掲載だけで業務システムの適合性や国内の実装体制まで判断できるわけではありません。

得意領域と確認したいこと

発注時は、要件定義や業務設計を担当するチーム、API・DBの実装範囲、国内での日本語窓口、保守時間帯、契約主体を確認します。予算はブランドサイトの制作費ではなく、認証、権限、基幹連携、移行、負荷試験を含む業務システムとして分解してもらいます。見積もり金額が大きく見える場合も、含まれる専門人材と運用範囲を他社と同じ条件で比較します。

Code and Theory|技術とクリエイティブを組み合わせた体験設計

Code and Theoryのデジタル開発をイメージした画像

Code and Theoryは、Vercel公式のSolution Partners一覧に掲載されているPlatinumパートナーです。公式紹介では、クリエイティブとエンジニアリングの人材を組み合わせ、消費者接点全体の複雑な課題に対応する、グローバルなテクノロジー中心のグループと説明されています。Vercelのパートナー一覧では12件のプロジェクトが表示されています。

特徴と強み

複雑な顧客接点を整理し、コンテンツ、会員機能、検索、分析などを一つのWeb体験として再設計したい場合に比較しやすい会社です。Next.jsとVercelの採用によって、デザイン変更をPreview環境で確認しながらチームで進める構成を取りやすくなります。業務システムで利用する際は、使いやすさの設計と同時に、データモデルや権限設計を担う担当者が提案に含まれるかを見ます。

得意領域と確認したいこと

グローバルなデジタルサービスや大規模なWeb体験を検討する場合は、既存のCRM、CMS、決済、分析基盤との接続方法をRFPに記載します。日本企業が発注する場合は、日本語での要件定義、国内法務、データ所在地、時差をまたぐ障害対応、成果物の引き渡し条件を確認します。Vercelのパートナーランクやプロジェクト数は入口の目安にとどめ、自社と似たデータ連携の事例を提示してもらいます。

Valtech|グローバルなデジタル変革と複数サービスの統合

Valtechのデジタル変革をイメージした画像

Valtechは、Vercel公式のSolution Partners一覧に掲載されているPlatinumパートナーです。公式紹介では、複数拠点でのデジタル変革、コマース、コンテンツ、顧客体験などを含む案件を比較するグローバル企業の候補として位置付けられます。複数の国や事業部にまたがるWeb基盤を検討するとき、Vercelを配信層の候補に含めて相談できます。

特徴と強み

複数ブランドのサイト、EC、CMS、CRMを連携し、国や事業部をまたいで顧客体験を統一したい企業に向く可能性があります。Next.jsのフロントエンドとVercelのデプロイフローを使うことで、共通コンポーネントを保ちながら各地域向けの展開を進める構想を立てられます。ただし、業務システムのバックエンドや国内の運用窓口が提案範囲に含まれるかは案件ごとに確認します。

得意領域と確認したいこと

RFPには、対象地域、言語、ブランド数、商品・顧客・注文データの連携、既存CMSやCRM、各国の法令、障害対応時間を明記します。見積もりでは、共通基盤と地域ごとの個別開発を分け、初期開発費だけでなく運用移管と継続改善の費用も確認します。日本国内の担当者が要件定義から参加するか、英語資料や多言語QAが必要かも早い段階で質問します。

Vercelのシステム開発パートナー選びのポイント

Vercelのシステム開発会社を選ぶチェックポイントの画像

6社を比較するときは、パートナーランクや知名度だけで決めず、自社の要件を同じRFPで渡して提案内容を比べます。特にVercelは、アプリの配信・実行を効率化するサービスであり、業務設計、DB、認証、監視、バックアップを自動的に引き受けるサービスではないため、確認項目を分解することが大切です。

実績と経験を案件の近さで確認します

「Next.jsの制作実績がある」という一文だけでなく、認証、複数ロール、承認、CSV、外部API、データ移行、負荷試験など、自社と同じ難所を経験しているかを見ます。Vercel公式のパートナー掲載は、技術基盤との関係を確認する材料になりますが、業務システムの成功を保証するものではありません。候補会社には、似た規模の案件で、どの処理をVercelに置き、どの処理を外部基盤に分けたかを説明してもらいます。

技術力と専門性を構成単位で評価します

提案書では、Next.jsのSSR・SSG・ISR、Vercel Functions、キャッシュ、WAF、環境変数、外部DB、認証、ファイル保存、バッチ処理をどのように分けるかを確認します。長時間処理や大量データを無理にVercel Functionsへ載せるのではなく、コンテナやジョブ基盤に分離する説明があると安心です。2026年3月にはNext.js 16.2でAdapter APIが安定化し、AWS、Cloudflare、NetlifyなどVercel以外の実行環境への展開も意識されています(出典: Next.js公式ブログ、2026年3月)。将来の移行可能性を残す設計かも確認します。

プロジェクト管理と引き継ぎ条件を確認します

要件定義書、基本設計書、API仕様書、DBスキーマ、テスト仕様、ソースコード、Vercelのプロジェクト設定、環境変数の管理方法、運用手順を納品物として明記します。Preview環境を使ったレビューの回数、承認者、リリース手順、ロールバック手順、障害時の連絡網も決めます。契約終了時に別会社へ移管できるよう、Vercel固有機能に依存する箇所と、Node.jsやDockerへ移行しやすい箇所を一覧化してもらいます。

よくある質問

Vercelのシステム開発に関するよくある質問の画像

最後に、Vercelのシステム開発を検討する企業からよく寄せられる疑問に回答します。料金、セキュリティ、Vercelだけで完結するかという3点は、候補会社へ相談する前に整理しておくと比較が進みやすいです。

Vercelのシステム開発にはいくらかかりますか?

小規模な管理画面や会員サイトのMVPは150万〜500万円、中規模の業務システムは500万〜1,500万円、本格的な基幹連携や大量データを含む案件は1,500万〜5,000万円以上が、類似Webシステムから見た概算の目安です。これはVercel専用の公式相場ではなく、要件定義、認証、権限、UI、API、DB、移行、テスト、保守の範囲で大きく変わります。Vercel利用料もProの月額20ドルを起点に従量課金を確認します。

Vercelで個人情報を扱っても問題ありませんか?

一律に問題ないとは判断できません。VercelはSOC 2 Type 2の保証報告とISO 27001:2022認証、DDoS対策やWAFなどを案内していますが、アプリの権限、DBの暗号化、ログ、バックアップ、委託先管理は利用者側にも責任があります(出典: Vercel公式Security & Compliance Measures、2026年1月更新)。海外事業者へ個人データを提供する場合は、個人情報保護委員会の令和7年12月一部改正のガイドラインを確認し、データの種類、提供先、契約、本人への情報提供などを法務・個人情報担当と整理します。

Vercelだけで業務システムを完成できますか?

Vercelだけで業務システム全体を完成させる考え方は適切ではありません。VercelにはNext.jsの画面、API、配信、デプロイを置き、データベース、認証、ストレージ、決済、既存基幹システム、重いバッチなどを外部サービスや別のクラウドと組み合わせる構成が基本です。開発会社には、各機能の配置理由と、障害時・移行時の責任分界を図で説明してもらいます。

まとめ

Vercelのシステム開発会社選びをまとめる画像

Vercelのシステム開発会社を選ぶときは、VercelやNext.jsの知識だけでなく、業務要件、DB・API、認証・権限、セキュリティ、移行、保守まで確認します。本記事では、株式会社ripla、ちょっと株式会社、クラスメソッド株式会社、AKQA、Code and Theory、Valtechの6社を候補として紹介しました。

この記事の結論

国内で業務要件から伴走してほしい企業はriplaやちょっと株式会社、AWSを含むクラウド構成と運用を重視する企業はクラスメソッド、グローバルなデジタル体験や複数サービスの統合を重視する企業はAKQA、Code and Theory、Valtechを比較しやすいです。公式の掲載情報は選定の入口であり、最終判断は同じRFPへの提案、担当チーム、見積もりの内訳、保守契約を比べて決めます。

次に取る行動

まずは、利用者、主要業務、必要な権限、既存システム、個人情報、想定アクセス数、希望時期をA4一枚に整理します。そのうえで、Vercelに置く範囲、外部DB・認証・バッチの構成、開発費と月額費用、公開後の保守体制を質問し、2〜3社以上から同じ条件で提案を受けると比較しやすくなります。

▼全体ガイドの記事
・Vercelのシステム開発の完全ガイド

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

・サービス概要資料のURLはこちら >>>
・お問合せページのURLはこちら >>>
・お役立ち資料のURLはこちら >>>

執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。