倉庫料金計算システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

倉庫料金計算システムの費用は、導入方式、拠点・荷主の数、料金式や連携の範囲によって、数万円から5,000万円超まで変わります。

パートナー選びの考え方、riplaと実在する5社の特徴、費用相場を取り上げます。各テーマの詳細は関連記事もご覧ください。

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・倉庫料金計算システム開発の完全ガイド

倉庫料金計算システムのパートナー選びが重要な理由

実績と料金マスタを料金計算に使い、請求明細につなぐ流れを示した図。
実績と料金条件を結び付けると、請求の根拠を追いやすくなります。

倉庫料金計算システムは、WMSやハンディ端末で記録された実績に料金マスタを適用し、料金を計算する仕組みです。対象は、入出庫や在庫、ピッキングや梱包、流通加工の実績です。請求書を作る画面だけを指すものではありません。

計算結果を請求明細として説明できる仕組みまで設計する必要があるため、会社選びでは、現場の実績と料金ロジックを結び付けた経験を確認します。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

荷主によって保管日数や入庫数量などの計算式が違う場合、一律単価の請求機能では運用が続かないことがあります。そのため、計算条件の違いを洗い出し、設定で吸収できるかを確かめます。確認する条件には、1期制・2期制・3期制、月途中の入出庫、最低保証量があります。

冷蔵・冷凍の割増や不定貫の扱い、休日作業、値上げ前後の単価も、確認の対象です。また、設定で対応できず追加開発となる条件も見極めます。

元の実績、料金マスタ、計算日時を追えると、月末の確認の手間を抑えられます。修正者と承認者も記録に残せると、誰が何を変えたかも分かります。さらに、監査ログと明細の再計算機能も提案に含む会社を選びます。

発注前に確認すべきポイント

見積もりの条件をそろえるため、候補会社には現行の資料を見せ、代表的な荷主2〜3社の過去3か月分で計算を再現してもらいます。荷主ごとの計算に使う条件も、あわせて確認します。

  • 契約と拠点:荷主、倉庫、請求先、締め日
  • 商品と請求:商品、荷姿、温度帯、税区分
  • 計算条件:単価の適用期間、端数処理、例外作業

デモ用に整えられたデータだけでなく、返品や訂正を含む実データに近いケースでも確認します。

導入方式は、クラウドWMSや業界パッケージ、既存WMSへの料金モジュール追加、スクラッチ開発に分かれます。方式によって、初期費用だけでなく導入後の責任範囲も異なります。

2026年4月から一定規模以上の荷主・物流事業者は特定事業者に指定され、中長期計画や定期報告などが求められています。このため、倉庫作業の実績を後から集計できるデータ設計かも確認します(出典: 国土交通省「物流効率化法について」、2026年)。

ポイント

計算条件が荷主ごとに違うなら、標準の請求機能で足りるかを先に見極めます。実績データを追える記録と、現行資料での再現テストを、候補会社を比べる前に用意しておくと判断がぶれにくくなります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaはIT事業会社として社内DXを進めた経験を生かし、コンサルティングから開発まで一貫して支援します。ビジネスの成果とシステムの定着を、どちらも支援できるところが強みです。

営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築と導入の実績があります。企業ごとの業務要件に合わせて、柔軟に対応できる体制です。

特徴と強み

riplaは倉庫料金計算を請求画面の開発として扱わず、まず業務の整理から始めます。Excelでの計算は、入力データと適用条件、計算式に分けます。承認と請求出力の流れも、あわせて整理します。

riplaは既存WMSの活用や料金計算機能の追加、販売管理・会計を含めた見直しを検討できます。

荷主の追加や単価改定が続く3PLでは、開発時の料金表のままだと運用が止まりかねません。そこで、有効期間や改定前後の差額、締め後の訂正を整理します。さらに、権限分離と荷主向け明細も含めて、現場が扱える仕組みを目指します。

得意領域・実績

営業・顧客・生産・販売管理などの基幹業務も含めて、要件を整理します。特に、倉庫の実績を請求や収益管理につなげたい企業に適しています。荷主別の実績を集め、生産性分析や拠点横断の管理へ広げたい企業も候補になります。

入庫から請求書発行までの実績サンプルを渡して、料金エンジンの独立、WMSとのCSV・API、会計連携を確かめます。

既製のWMSを短期間で使いたい企業は、標準機能が豊富な製品ベンダーとも比べます。riplaに、システム化する作業と運用で残す例外を相談すると、過剰開発を避けやすくなります。

ポイント

業務の整理から始めたい企業や、倉庫の実績を請求や収益管理につなげたい企業は、riplaを候補に入れて比べられます。既存WMSを活かすか料金計算を別に作るかは、業務整理の結果を見て判断します。

NEC|倉庫料金計算と大規模連携を検討しやすいWMS

NECは倉庫管理システム(WMS)「EXPLANNER/Lg」を提供しています。公式情報では、倉庫業務を効率化し、生産性を見えるようにする点が案内されています。さらに、自動化設備との連携や、オンプレミス・クラウドの提供形態も紹介されています。

過去の製品資料には、複数荷主・複数拠点の管理が掲載されています。料金の計算機能では、倉庫料、保管料、荷役料が扱われています。

特徴と強み

NECは庫内業務と料金計算を結び付け、複数拠点の在庫や作業実績を扱う構成も相談しやすい会社です。製造業、卸売業、EC事業など、幅広い業界向けのWMSとして案内されています。

ハンディターミナル、自動倉庫、既存の基幹システムとの連携も相談できます。ただし、自社の契約単価や例外処理が、標準機能だけで実現できるとは限りません。

見積書では、現行バージョンでの提供有無と、標準・オプション・個別開発の境界を分けてもらいます。また、訂正履歴や保守費用も、別々に示してもらいます。

得意領域・実績

大規模な倉庫や複数の拠点を持ち、基幹システムや自動化設備との連携を重視する企業に向いています。荷主別の実績を一つにまとめ、生産性の分析や拠点をまたいだ管理へ広げたい場合も候補になります。

初期費用や導入期間は要件によって異なるため、小規模に導入する場合でも対象範囲を決めておきます(出典: NEC「倉庫管理システム(WMS)EXPLANNER/Lg」、2026年確認)。

まず、倉庫料金計算の現行提供、保管料の基準在庫、荷役料の単位を確認します。そのうえで、月極・最低料金、単価改定、請求書・会計・EDI連携についても質問します。製品の実績だけでなく、自社の料金表を再現したデモを依頼します。

シーネット|標準機能を活かしたクラウドWMSを展開

シーネットはクラウド型WMS「ci.Himalayas/R2」を提供する物流IT企業です。公式情報では、約210以上の標準機能が案内されています。入庫や出庫、在庫の管理から、棚卸、請求までが対象です。

クラウド利用に加えて、EDIやマテハンとの連携にも対応します。請求に必要な実績をWMSで管理でき、標準機能を中心に導入したい企業が検討しやすい製品です。

特徴と強み

入出庫、在庫、棚卸を別々のExcelで管理している企業は、まず実績を一つにまとめることから進められます。そのうえで、複数荷主・拠点の受注、出荷、請求データをどこまでまとめるかと、現場に合う料金設定を相談します。

約210以上という標準機能の数は選定の参考になりますが、数だけで自社に合うかは判断できません。

保管料の日次・月末基準、荷姿別単価、流通加工や返品の扱いを確認します。締め後の再計算と荷主向け明細も、標準かオプションか個別対応かを見ます。

得意領域・実績

3PLや営業倉庫など、複数の荷主と拠点をクラウドで運用し、標準機能と設定で導入したい企業に向いています。自社サーバーの運用負担を抑えたい場合も候補です。

独自の料金式が多い企業は、追加開発や外部請求システム連携の条件を確認します。見積もりでは、利用料と初期設定、移行を分けて示してもらいます。荷主・拠点の追加や端末の費用も、別の項目にしてもらいます。

API・EDI連携と教育も、別の行に分けてもらいます。そのうえで、荷主追加時の単価と、料金マスタ変更時の保守・追加開発の扱いを契約前に確認します。

ロジザード|クラウドWMSと周辺システムの連携に強み

ロジザードはクラウドWMS「ロジザードZERO」を提供しています。公式情報では、20年を超えるサービス実績を掲げ、BtoB出荷、EC物流、レンタル品管理などに対応しています。

標準機能の活用とアドオン開発の両方を案内しています。また、2025年にはPCAクラウド商魂・商管とのAPI連携、2026年にはクラウドERP「GEN」との自動連携を発表しました。

特徴と強み

入出荷・在庫データをクラウドで管理し、販売管理、EC受注、ERPなどと連携したい企業に向いています。CSVや自動連携を使うと、手作業の転記を減らせます。料金計算用のデータも、新しい状態に保ちやすくなります。

アドオン開発によって現場に合わせられる点も、利点といえます。一方で、公式情報の中心は在庫・倉庫管理のため、保管料・荷役料・流通加工料をどこまで個別に計算できるかは、提案時に確認します。

実績を請求システムへ渡す構成と、料金マスタの管理場所、請求訂正を担当するシステムを図にしてもらうと、どこまでを誰が受け持つかが分かります。

得意領域・実績

ECや卸売など出荷チャネルが多く、在庫と受注を連携させて倉庫料金を算定したい企業に適しています。たとえば、WMSを先に導入し、料金計算は販売管理や請求システムにつなぐ段階導入も可能です。

公式発表では、最短1か月での導入を掲げています。ただし、料金計算のアドオン、移行、荷主別テストを含む期間は別途見積もります(出典: ロジザード株式会社「サービス」「GEN連携開始」、2026年確認)。

保管料・荷役料が標準で対応できるかを確かめます。そのうえで、実績の外部出力やAPI費用、保守窓口も見ておきます。クラウド更新でアドオンに影響が出る場合は、テストの責任も明記してもらいます。

東計電算|3PLの複数荷主・複数センターへの柔軟な対応

東計電算は倉庫管理システム「AWMS」を提供しています。公式情報では、現場運用に即した柔軟性や、パッケージ導入とカスタマイズを特徴として挙げています。基幹連携と自社データセンターの利用にも触れています。

3PL向けには、荷主とセンターの組み合わせごとに運用ルールを設定できます。マテハン連携では、OMSや荷主基幹システム、配送会社、ソーターとの接続も案内されています。

特徴と強み

同じ倉庫内でも、荷主ごとに入荷検品、保管、出荷のルールは異なります。返品や流通加工についても、荷主によって違いが出ます。そのため、「荷主×センター」のマスタ設定は、業務を横展開したい企業の確認点です。

設定変更で対応できる範囲が広ければ、荷主を追加する際のコストや期間を抑えられる可能性があります。稼働後の追加カスタマイズ、マテハン連携、保守サポートも確認します。

料金式を変えると、作業実績の取得元も変わる場合があります。WMSやハンディ端末、周辺機器まで含め、請求システムと一つの運用計画にまとめられるかを確認します。

得意領域・実績

東計電算の適合性は、自社の条件と照らし合わせて判断します。

  • 運営形態:複数荷主・センターの3PL、受託増加、既存業務に合わせたカスタマイズ
  • 導入事例:食品スーパー、ドラッグストア、医薬品など。事例だけで自社と同じ料金計算ができるとは限りません
  • 料金条件:荷主別単価、請求締め、在庫基準、料金マスタをAWMSと請求側のどちらで持つか
  • 連携方式:AWMSから請求側へ実績をAPI・CSV・個別接続のどれで渡すか

自社データセンターを利用する場合は、バックアップや復旧に加えて、拠点追加のネットワーク費用と権限管理も見積もりに含めます。

フレームワークス|WMSと物流拠点運用をクラウドで検討

フレームワークスは倉庫管理システム「Logistics Station iWMS G5」を開発・提供します。大和ハウスグループは2025年4月、同製品向けのクラウド基盤と運用管理を一括して代行するサービスを開始したと発表しました。WMSの導入に加えて、基盤の運用や保守の負担を軽くしたい企業にとって、検討しやすい候補です。

特徴と強み

料金計算の基礎になる実績は、入荷、保管、出荷などです。棚卸や荷待ち、作業進捗も含まれます。また、データが安定すれば、荷主別の収益性や作業生産性の分析にも広げられます。

WMSと請求計算を一体で使うのか、販売・請求システムと連携させるのかを、早い段階で決めておきます。

2024年にはトラック予約受付サービスとの連携も発表されており、入出荷の段取りや到着情報を含めて、拠点運用を検討できます。ただし、保管料・荷役料・流通加工料が標準で搭載されているかは、製品の版と構成によって確認が必要です。

得意領域・実績

複数の倉庫を運営し、WMSやマテハン、トラック予約、作業KPIを含む物流基盤を整えたい企業に向いています。クラウド基盤と運用管理を任せると、サーバーやミドルウェアの保守を自社で抱えにくくなります。

大規模な倉庫刷新では、作業の導線と料金計算に使う実績項目を同時に設計します。そのうえで、標準の料金機能とアドオンの範囲を確かめます。さらに、外部請求との接続やクラウド利用料、運用代行の範囲も確認します。

クラウド化する場合は、荷主ごとのデータ分離や権限、バックアップを、RFPに含めて比べます。障害復旧やログ保存期間も、同じRFPの項目に入れます。

倉庫料金計算システムのパートナー選びのポイント

候補会社の提案を比較する料金ルール、実績連携、導入支援、総保有コストの4項目を示した図。
同じ評価項目を使うと、提案ごとの対応範囲を並べて確認できます。

6社を比べるときは、知名度や機能数だけで決めず、料金ルールと実績連携、導入支援、総保有コストを同じ条件で評価します。提案の対応区分も、どこまでが製品の標準で、どこからが個別対応かで見ます。

  • 標準・設定:製品の標準機能と設定で対応する範囲
  • 追加開発・外部連携:個別開発や他システム接続の範囲
  • 運用:稼働後の保守や問い合わせの範囲

候補会社に同じサンプルデータを渡すと、提案を比べられます。

実績と経験の確認方法

「WMS導入」の実績だけでなく、荷主別の料金と請求を扱った経験を確認します。保管基準や最低請求、単価改定の管理方法を聞きます。入出庫・ピッキング・梱包・流通加工の単位や、返品・再作業の扱いも尋ねます。

可能であれば、過去の請求書と実績を匿名化して渡し、計算前後の差分を確認します。

導入事例の社名や業種が近くても、料金体系が同じとは限りません。そのため、事例の数だけでなく、導入体制やデータ移行の量を尋ねます。さらに、並行稼働期間や稼働後の保守窓口、追加開発の実績も確かめます。

技術力と専門性の評価

技術面では、データをどう受け渡すか、計算をどう組み立てるか、情報をどう守るかを確認します。

  • データ連携:受け渡すデータと時期、CSV・APIの使い分け、エラー時の再実行
  • 計算構成:独立エンジンか、WMS内部に式を埋め込むか。更新時の影響と保守責任
  • 情報保護:テナント分離、最小権限、多要素認証、暗号化、料金マスタ変更ログ

計算エンジンを独立させると、WMSを入れ替えても請求ロジックを再利用しやすくなります。

バックアップや復旧訓練、委託先のアクセス管理も、確かめる対象です。国土交通省は、倉庫向けの情報セキュリティ安全ガイドライン第2版を2026年7月7日に改訂しました。導入後も対策を実施・検証します(出典: 国土交通省「物流分野における情報セキュリティ確保に係る安全ガイドライン」、2026年)。

プロジェクト管理体制の確認

現場や経理、情報システムの役割を、本稼働前にそろえておきます。営業や荷主の役割も、同じように整理します。

  • 担当と承認:要件定義、料金マスタ、移行、テスト、承認、稼働後の問い合わせ窓口
  • 請求確認:現場ヒアリングに加え、経理が請求明細を確認する場を設ける
  • 新旧突合:過去3か月分の実績で計算結果を比べ、差分を一件ずつ見る
  • 差分原因:料金マスタ、実績データ、計算式、端数処理のどこに原因があるかの追跡

荷主の追加や単価改定を想定した受入テストも初期計画に含めると、運用が安定します。

ポイント

提案は、標準・設定、追加開発・外部連携、運用の区分をそろえて比べます。実績は料金と請求を扱った経験の有無で見て、技術と体制は、データ連携や権限、本稼働後の担当者まで含めて確かめます。

倉庫料金計算システムの費用相場

個別開発の概算費用を小規模、標準的な3PL向け、大規模の3区分で示した図。
対象範囲が広がるにつれて、概算の価格帯も上がります。

費用は、クラウドWMSを標準で使うか、既存WMSに機能を追加するか、複数拠点・荷主向けに個別開発するかで変わります。初期費用と月額だけでなく、初年度総額で比べます。

初年度総額には、料金マスタの設計やデータ移行、ハンディ端末を含めて考えます。外部連携とテストも、総額の内訳に入れます。教育や稼働立会い、保守も見込みます。

公開料金から見るクラウド型の目安

公開料金の例では、プランごとの初期費用と月額利用料を、明細数や拠点追加の条件と分けて比べます。公開料金は比較の起点であり、自社要件にそのまま適用できるとは限りません。

  • クラーク基本:初期8万円・月額2万5,000円(出典: クラーク公式料金ページ、2026年確認)
  • クラーク請求:月額2万円。導入支援は初期30万円
  • クラークEnterprise:初期8万円・月額8万円、複数拠点は1拠点ごとに月額1万5,000円を加算
  • MPS LOGI月額:明細数別に6万6,000円・11万円・22万円の三段階
  • MPS LOGI初期支援:55万円(出典: 一般社団法人日本倉庫協会「MPS LOGI」、2026年確認)

クラークは明細数が月5万行を超える場合、別見積もりです。また、従量課金の有無も確認します。

MPS LOGIでは、荷主や拠点の追加、在庫移行、マスタ設定が別オプションです。さらに、運用テストや操作教育、本稼働立会いも、オプションに含まれます。

個別開発・大規模導入の概算

倉庫料金計算単体について、2025〜2026年の公的な市場平均は確認できません。そのため、以下の数字は、公開SaaS料金や一般的な業務システムの工数、WMS・会計連携の難易度をもとにした編集部の概算です。

概算は、要件定義の後に再見積もりすることを前提にした参考の数字です。拠点数や料金計算・連携の範囲に応じて比べます。

  • 小規模:1拠点・荷主数少なめ。保管料、基本荷役、CSV入出力、請求書出力に絞り、300万〜800万円、3〜6か月程度
  • 標準的な3PL向け:800万〜2,000万円、6〜12か月程度
  • 大規模:温度帯や重量・容積、不定貫の条件、端末・マテハン、複数会社、リアルタイム連携、収益分析を個別に合わせ、2,000万〜5,000万円超、12〜18か月程度

標準的な3PL向けは、複数荷主・拠点や割増・割引、最低料金を含みます。月次締めと荷主向け照会も対象です。また、WMS・会計・EDI連携や権限、監査ログも含まれます。

自動倉庫やロボット制御まで含める場合は、費用がさらに増える可能性があります。

費用を抑えるには、標準WMSと請求機能を使い、例外の多い料金計算だけをアドオンにする段階導入が現実的です。見積書では、要件定義や設計・開発、移行を分けて示します。

テストや教育、稼働支援は別の項目にし、保守と追加開発も分けます。そのうえで、何が費用に含まれないかも確認します。

ポイント

費用の多くは、拠点と荷主の数、料金式の複雑さ、連携の範囲で決まります。公開料金は比べる出発点とし、標準で足りる範囲を広げて個別開発を例外の多い料金計算に絞ることが、総額を抑える近道です。

倉庫料金計算システムのよくある質問

導入時の質問では、WMSとの関係や費用が多くなります。料金表の変更やExcel移行についての質問も目立ちます。そこで、自社の料金表と実績サンプルを候補会社に示し、同じ条件で回答を比べます。

倉庫料金計算システムの導入費用はいくらですか?

クラウドWMSには初期数万円から数十万円、月額数万円から明細数に応じて数十万円の公開例があります。個別開発は、拠点や荷主、料金式の範囲で変わります。さらに、連携や移行・教育の範囲も費用を左右します。

概算は、小規模構成で300万〜800万円、標準的な3PL向けで800万〜2,000万円程度を起点にし、要件定義後に見直します。

WMSと倉庫料金計算システムは別々に導入できますか?

別々に導入できます。既存のWMSから在庫や入出庫、作業実績をCSVやAPIで受け取り、料金計算と請求は別のシステムで行えます。

ただし、実績項目の不足や連携の遅れは請求漏れにつながります。料金マスタと計算結果は、どのシステムで管理するかを決めます。訂正履歴と請求書も、管理先を決めておきます。

Excelで管理している料金表を移行できますか?

移行できる可能性はありますが、Excelをそのまま取り込めるとは限りません。まず、列を荷主や契約、拠点、商品の項目に分けます。そのうえで、荷姿と単位、単価を整え、適用期間と例外条件も整理します。

過去の請求書と実績を突合して、重複や空欄を確認します。マスタ移行費用と、移行後の初回請求を支援するテスト費用も、見積もりに含めます。

標準機能と個別開発はどのように判断しますか?

請求の大半を標準機能で処理でき、例外も設定で吸収できるなら、クラウドWMSやパッケージを優先すると、導入期間と保守負担を抑えやすくなります。

荷主独自の計算や特殊な最低保証が競争力に直結する場合は、アドオンや個別開発を検討します。複数会社の会計連携やリアルタイム設備制御も、同じ判断の対象になります。

標準、設定、開発の境界を、金額と責任者とあわせて比べます。

ポイント

導入費用、WMSとの分離、Excel料金表の移行、標準と個別開発の判断で迷ったときは、自社の料金表と実績サンプルを候補会社に渡し、同じ条件で回答を比べます。

まとめ

この記事の要点

ここまで取り上げた6社は、それぞれ得意な場面が異なります。各社の特徴を踏まえて比べます。

  • ripla:業務整理から基幹システム開発まで相談
  • NEC:大規模WMS、倉庫料金計算、システム連携
  • シーネット:標準機能を活かしたクラウドWMS
  • ロジザード:クラウドWMSと周辺システム連携
  • 東計電算・フレームワークス:3PL運用やWMS・基盤運用を検討

各社の公開WMS機能が、自社の保管料・荷役料・流通加工料の請求にそのまま使えるとは限りません。標準か設定で足りるのか、追加開発や外部請求連携が要るのかを確かめます。

同じ実績データを使い、計算結果と請求の根拠を比べてください。

次に進める作業

開発会社を比べたあとに進める作業を、順番に並べます。

  1. 現行の料金表、契約書、請求書、入出庫・在庫・作業実績を整理し、代表的な荷主2〜3社の計算式を文章にします。
  2. RFPに、料金単位や締め日、例外処理、連携をまとめます。権限や監査ログ、移行、教育、保守も加えて、複数社に同じ条件で見積もりを依頼します。
  3. 公開料金のクラウドと個別開発を別に比べ、初年度総額と5年程度の運用負担で判断します。

倉庫料金計算を自動化すると、月末請求にかかる時間が短くなります。さらに、荷主への説明や請求漏れの防止にもつながります。また、低採算作業の把握や、物流効率化に向けた実績データの蓄積にも役立ちます。

標準で済む範囲を見極め、必要な部分だけを個別開発することが、導入後も使い続けられるシステムへの近道です。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。