WebViewのシステム開発会社を選ぶなら、既存Web資産を活かす会社、端末機能まで作り込む会社、基幹システム連携を得意とするSIerを分けて比較することが重要です。
WebViewアプリは、既存のWebシステムをiOSやAndroidなどのアプリ画面に組み込めるため、開発費用や期間を抑えやすい方法です。ただし、カメラ、位置情報、プッシュ通知、オフライン入力、認証、ストア審査まで含めると、単純なWebサイトのラッパーでは済まないケースもあります。本記事では、WebViewのシステム開発を依頼できる実在企業を6社紹介し、会社ごとの向いている案件、確認すべき実績、見積もりの見方を解説します。
▼全体ガイドの記事
・WebViewのシステム開発の完全ガイド
WebViewのシステム開発でパートナー選びはなぜ重要ですか?

WebViewのシステム開発でパートナー選びが重要なのは、Web画面の表示だけでなく、API、認証、ネイティブ機能、管理画面、監視基盤まで品質と責任範囲が広がるためです。会社の知名度だけでなく、どの範囲を責任を持って設計・開発・運用できるかを確認することが大切です。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
WebViewの利点は、既存のレスポンシブWeb画面やAPIを再利用し、iOSとAndroidで画面ロジックを共通化しやすい点です。一方で、スマートフォンで入力しにくい画面をそのまま埋め込めば、現場の操作時間や入力ミスが増えます。カメラ撮影、バーコード読み取り、プッシュ通知、ファイル保存、Bluetooth、決済、オフライン入力などは、WebView単体で実装できるとは限りません。必要なところだけSwift、Kotlin、Flutter、Capacitorなどを組み合わせる判断が必要です。
費用も案件によって大きく異なります。既存レスポンシブサイトを薄くアプリ化する場合は50万〜150万円程度の目安ですが、ログイン、権限、API、承認、監査ログ、ネイティブ連携、複数拠点運用まで含めると400万〜1,000万円以上になることがあります。これは公的な一律相場ではなく、2025〜2026年時点の公開料金と業務アプリの一般的な構成から整理した目安です。
発注前に確認すべきポイント
問い合わせ前に、対象ユーザー、利用端末、業務フロー、既存WebシステムのURLと構成、ログイン方式、必要な端末機能、オフライン要件、公開方法を整理します。一般公開ならApp StoreやGoogle Playの審査、社内利用ならMDMや限定配布、取引先向けならアカウント発行と端末管理が論点になります。開発会社には、同じ要件を渡して、要件定義、設計、製造、テスト、申請、保守を分けた見積もりを依頼すると比較しやすいです。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
WebView化を単独のアプリ制作として扱わず、業務フローとシステム全体の改善から検討したい企業に向いています。既存のWeb画面をアプリに載せる場合でも、スマートフォンでの操作性、権限、API連携、データの持ち方、運用担当者の定着まで確認します。現場の課題がまだ「アプリを作りたい」という段階にとどまっていても、目的を日報の入力時間短縮、承認の迅速化、在庫照会の正確性などに分解し、必要な範囲を決めやすい点が強みです。
得意領域・実績
営業、顧客、生産、販売管理など、複数の部門が使う基幹業務の構築・導入を検討する案件で相談しやすい会社です。WebViewアプリの画面だけでなく、既存システムとの連携、管理画面、業務ルールの整理まで一緒に進めたい場合に適しています。価格だけを先に決めるのではなく、MVPとして一つの現場業務から始め、利用状況を見ながらネイティブ機能やオフライン対応を追加したい企業の候補になります。
株式会社メテオリレイ|公開料金を見ながら段階的に比較しやすい

株式会社メテオリレイは、スマホアプリ開発・制作のページでWebViewを含む料金プランを公開している企業です。公開情報を基準に予算と機能の段階を検討しやすく、まずは小さくアプリを始めたい企業から、端末連携やシステム連携まで必要な企業まで相談できます。
特徴と強み
公式ページでは、スターターが初期費用200万円〜/OSでWebView、ベーシックが400万円〜/OSでWebView、プレミアムが600万円〜/OSでWebViewとネイティブ・デバイス連携、エンタープライズが800万円〜/OSでネイティブ・デバイス連携とシステム連携を含む形で示されています。さらに高機能管理システムを含む1,000万円〜/OSのプランも案内されています(出典: 株式会社メテオリレイ公式料金ページ、2026年確認)。
料金は契約価格ではなく、要件やOS数で変わる公開上の目安です。それでも「WebViewだけで足りるのか」「端末機能やシステム連携が必要なのか」を金額の段階で考えられる点は便利です。保守費用や専用サーバー費用も別項目で示されているため、初期費用だけでなく月額まで含めて比較してください。
得意領域・実績
プッシュ通知、GPS、ネイティブ開発、PWA、EC、決済、インフラ、多言語対応などを含むスマホアプリ開発を広く検討したい案件に向いています。公式ページには、音声感情分析、電話カウンセリング、運転代行予約、EC、通話、SNSなどのアプリ実績が掲載されています。自社の要件をスターター相当で始められるのか、プレミアム以上の端末連携が必要なのかを、同じRFPで確認すると判断しやすいです。
株式会社フェリックス|FlutterとWebViewを組み合わせた開発実績

株式会社フェリックスは、AndroidやiOS関連アプリ、Webアプリ、コンピュータシステム構築のコンサルティングなどを手がける企業です。公式の開発実績として、Flutterを用いたAndroid向けWebViewアプリで、基本設計からテストまでを担当した案件が公開されています。
特徴と強み
WebViewを中心にしながら、アプリ側の共通実装や端末機能を組み合わせたい場合に候補になります。Web側のHTMLを別会社が提供する案件で、アプリ側の設計、開発、テストを担当した実績があるため、Web担当とアプリ担当が分かれるプロジェクトでも役割分担を整理しやすいです。AndroidだけでなくiOSやWebアプリ、IoTやデータ分析まで含めて相談したい場合は、必要な範囲を具体化して確認してください。
得意領域・実績
フェリックスの公式実績では、2024年10月から2025年3月にかけて、大手総合電機メーカー向けのAndroidアプリ開発を行い、Flutterを用いたWebViewアプリの設計、開発、テストを担当したと確認できます(出典: 株式会社フェリックス公式開発実績、2025年)。既存のHTMLコンテンツを活用しながら、アプリとしての画面遷移や実機テストを整えたい案件で、具体的な担当範囲を相談する価値があります。
bravesoft株式会社|既存Webのアプリ化から独自機能の追加まで対応

bravesoft株式会社のApplicaは、既存のWebサイトをWebViewアプリとして短期間・低コストでアプリ化するサービスです。WebViewの導入を入口に、プッシュ通知、デジタルスタンプカード、QRコード読み込み、分析などを組み合わせ、必要に応じて独自機能をスクラッチ開発できる構成が案内されています。
特徴と強み
Applicaの公式ページでは、Web更新をアプリに反映しやすいこと、最短1か月でのリリースを案内していること、プッシュ通知を追加費用なしで配信できる機能が紹介されています。業務システムで利用する場合は、標準の通知・QR・会員機能で足りる部分と、既存データベースや社内システムとの追加連携が必要な部分を分けて見積もることが重要です。
得意領域・実績
店舗、会員、EC、キャンペーンなど、利用者との継続的な接点をアプリで作りたい企業に向いています。アプリ内でのプッシュ通知やスタンプ、QRを使った来店施策から始め、将来的に既存システムやデータベースと連携して業務効率化や会員管理を強化したい場合に検討しやすいです。単なるサイト表示ではなく、アプリ独自の価値をどこに置くかを発注前に決めておくと、ストア審査への説明もしやすくなります。
株式会社NTTデータCCS|業務アプリと基幹システムを含む総合開発

株式会社NTTデータCCSは、iPhone、iPad、Androidなどのスマートデバイスアプリに加え、業務用アプリケーション、基幹システムやPCとの連携まで扱う企業です。WebViewだけを単体で発注するというより、既存の業務システムとモバイル端末をつなぎ、設計・開発・運用まで含めて全体最適を考えたい企業の比較候補になります。
特徴と強み
公式ページでは、アプリ開発からシステム開発までの技術とサービスを提供し、コンシューマ向けだけでなく業務用アプリにも対応すると説明されています。さらに、基幹システムとスマートデバイス、PCとスマートデバイスを同時に設計・開発できる点を強みとして挙げています。店舗、営業、物流、保守現場など、複数の利用者や既存業務が絡む案件で、WebViewをシステム全体の一部として位置付けやすい会社です。
得意領域・実績
公式に掲載されている実績には、iOS・Androidの電子書籍、コンシェルジュ、旅館・ホテル検索、観光ガイド、飲食店検索、クーポン配信、就活コミュニケーションなどがあります。システム開発の経験を活かし、設計から運用や改善まで継続して任せたい場合に適しています。WebViewを採用する場合でも、SSO、権限、監査ログ、障害時の責任分界、既存基幹とのAPI連携を最初からRFPに含めて相談してください。
株式会社ソフィエイト|WebView・EC・POSをつなぐ業務連携

株式会社ソフィエイトは、Webシステム、スマホアプリ、コンサルティング、UI/UXデザインなどを手がける企業です。公式の開発事例では、トレーディングカードゲーム向けの独自ECで、アプリ内WebView、POS、ユーザーアプリ、既存EC、認証、決済、不正対策を連携した案件が公開されています。
特徴と強み
ソフィエイトの事例は、WebViewを「Webサイトを表示する窓」として終わらせず、アプリ内の購入導線や店舗業務をつなぐ構成に発展させた例です。公式事例では、アプリ内ECの設計・実装、アプリとWebの両対応、POSからの商品出品、既存ECとの連携、認証・決済・不正対策、UI改善まで支援しています。利用者向け画面と店舗側の業務画面を同じデータ基盤で運用したい場合に参考になります。
得意領域・実績
EC、店舗、POS、会員アプリ、決済など、オンラインとオフラインをまたぐサービスに向いています。公開事例では、2026年2月3日付で、アプリ内で購入まで完結できるECとPOS・アプリ連携を継続支援していることが確認できます(出典: 株式会社ソフィエイト公式開発事例、2026年)。既存の販売チャネルや在庫を残したまま、アプリとWebを段階的に広げたい場合は、データ連携と運用体制まで確認してください。
WebViewのシステム開発パートナー選びのポイント

6社は同じ種類の会社ではありません。低コストの既存Web活用、端末機能を含むアプリ開発、基幹システムやEC・POSとの連携では、確認すべき実績と見積もりの粒度が異なります。次の3つの軸で、候補会社に同じ情報を渡して比較してください。
実績と経験の確認方法
「アプリ開発実績あり」だけでは不十分です。WebViewを実際に使った案件か、既存Webとアプリの両方を運用したか、ログイン・Cookie・ファイルアップロード・カメラ・プッシュ通知をどう実装したかを聞きます。可能であれば、近い業種の画面、利用者数、対応OS、開発後の保守期間、障害対応の例を匿名化した形で確認してください。実績を公開できない場合でも、技術選定とテスト観点を説明できる会社なら比較材料になります。
技術力と専門性の評価
WebViewでは、Web側の品質がアプリの使い勝手と安全性を左右します。HTTPS、認証トークンの保管、Cookieの有効期限、外部リンクの扱い、JavaScriptブリッジの許可範囲、画面の戻る操作、ファイル権限、通信切断時のエラー表示を設計に含める必要があります。Android Developersは、JavaScriptを使わない場合は有効化しないこと、addJavaScriptInterfaceは信頼できるページに限定して慎重に使うことを案内しています(出典: Android Developers Security checklist、2026年確認)。
ストア公開も技術要件の一部です。Appleは、Webを閲覧するアプリについて適切なWebKitフレームワークとWebKit JavaScriptの利用を求め、再包装されたWebサイトを超える機能・内容・UIを求めています(出典: Apple App Review Guidelines、2026年6月更新)。Google Playも、所有者の許可なくサイトを表示することを主目的とするWebViewや、独自の価値が乏しい反復的なアプリを認めない方針を示しています。会社には、ストア説明文、アプリ独自機能、所有権の確認、審査時のデモアカウント準備まで含めて相談してください。
プロジェクト管理体制の確認
見積もりでは、要件定義、画面設計、Web側の改修、アプリ側の実装、API連携、端末機能、テスト、ストア申請、サーバー、監視、保守を分けて確認します。納品物として、ソースコード、設計書、API仕様、インフラ構成、テスト結果、ストアアカウントの管理権限、障害時の連絡先を明記すると、将来のベンダーロックインを抑えられます。
特に現場利用では、低速回線、通信切断、端末のスリープ復帰、OSアップデート、端末紛失、アカウント停止を実機で試します。Windowsアプリも対象ならMicrosoft Edge WebView2のランタイム更新後に互換性を確認する運用が必要です。公開後のWeb更新がアプリの動作に影響するため、Webとアプリの責任分界、緊急停止方法、ログの保管期間、保守時間帯を契約に入れてください。
よくある質問

WebViewのシステム開発では、費用、ネイティブ機能、ストア審査について同じ質問が繰り返されます。発注前に判断しやすいよう、代表的な疑問に直接回答します。
WebViewのシステム開発費用はいくらですか?
既存のレスポンシブWebを薄くアプリ化するだけなら、50万〜150万円程度が一つの目安です。ログイン、通知、カメラ、API、管理画面、オフライン対応、基幹連携を含めると、150万〜1,000万円以上まで広がります。公開料金だけで決めず、OS数、端末機能、審査対応、保守を分けた見積もりで比較してください。
WebViewアプリでもカメラやプッシュ通知は使えますか?
使える場合がありますが、WebViewだけで完結するとは限りません。カメラ、位置情報、QR・バーコード、プッシュ通知、ファイル保存、Bluetoothなどは、OSの権限やネイティブブリッジ、プラグインを組み合わせて実装することが一般的です。必要な機能、許可するドメイン、権限の説明、拒否時の代替操作を設計段階で決めてください。
WebViewだけのアプリでもストア公開できますか?
公開できる可能性はありますが、単なるWebサイトの再包装では審査上のリスクがあります。Appleはアプリらしい有用性や独自の機能・UIを求め、Google PlayもWebサイト所有者の許可がないWebViewや、独自価値の乏しいアプリを問題にしています。プッシュ通知、オフライン入力、カメラ、アカウント、アプリ専用導線など、利用者にとっての追加価値を明確にし、審査用アカウントと説明資料を準備してください。
WebViewのシステム開発会社はどのように比較すべきですか?
まず、既存Webの再利用だけで足りるのか、端末機能や業務システム連携まで必要なのかを分けます。そのうえで、近い実績、対応OS、認証・セキュリティ、テスト、保守、納品物、担当体制を同じRFPで確認します。低価格だけでなく、Web更新後のアプリ動作、OSアップデート、障害対応、追加改修の単価まで比較すると、公開後の総コストを見誤りにくくなります。
まとめ

6社の特徴を踏まえた選び方
WebViewのシステム開発会社は、既存Webを安く早くアプリ化する会社、WebViewに端末機能を加える会社、業務システムや基幹・EC・POSまで一体で設計する会社に分けて考えると選びやすくなります。本記事では、株式会社riplaを最初に、メテオリレイ、フェリックス、bravesoft、NTTデータCCS、ソフィエイトの6社を、順位ではなく向いている案件で整理しました。
発注前に整理したい次の一歩
WebViewは「安いアプリを作る技術」ではなく、既存Web資産を活かし、必要な端末機能だけを追加する設計手段です。開発前に、業務フロー、利用端末、認証、オフライン、ストアまたは限定配布、監査ログ、保守範囲を決め、各社へ同じRFPを渡してください。初期費用だけでなく、アプリとWebを継続して安全に運用できる体制まで確認することが、失敗を防ぐ近道です。
▼全体ガイドの記事
・WebViewのシステム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
