WMS開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

WMS開発会社は、倉庫業務と既存システムを理解したうえで、要件整理から定着支援まで伴走できるかで比べます。適した会社は、拠点の規模、連携する機器、ERPやECとの接続範囲によって変わります。

下の一覧に、この記事で取り上げる項目を示します。

  • WMS開発パートナー選びの重要性
  • 株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
  • 株式会社ロジスティクスシステムズ|大規模物流センター対応の実績多数
  • 倉庫テック株式会社|中小規模倉庫向けコスパ高いWMS開発
  • 株式会社スマートロジスティクス|3PL・フルフィルメント特化のWMS開発

WMS(倉庫管理システム)の開発は、どの会社に発注するかでプロジェクトの成否が大きく変わります。

WMSの開発では、単なるシステム開発にとどまらず、倉庫現場の業務プロセスを深く理解したパートナーと組むことが欠かせません。

ハンディターミナル連携やリアルタイム在庫管理、ERPとのシステム間連携といった固有の技術要件に対応できる開発会社を選ぶことが、プロジェクト成功の第一条件です。

WMS開発の実績と専門性を持つ開発会社を6社選び、それぞれの特徴、技術領域、対応できる企業規模を整理しました。riplaはコンサルから開発まで一気通貫の支援が可能で、業務要件の複雑さに柔軟に対応できる点が強みです。

各社の得意分野は分かれています。株式会社ロジスティクスシステムズは大規模物流センター、倉庫テック株式会社は中小規模のスモールスタート、株式会社サプライチェーンソリューションズはERP連携を得意とします。ウェアハウスデジタル株式会社はSaaS型のスピード導入、株式会社スマートロジスティクスは3PL・フルフィルメントを得意とします。

会社を選ぶ前に、WMS開発全体の進め方や費用相場を把握しておくと、比較をスムーズに進められます。

WMS開発の全体像については、次の記事で詳しく解説しています。

▼全体ガイドの記事
・WMS開発の完全ガイドをご覧ください。

WMS開発パートナー選びの重要性

WMS開発パートナー選びの重要性

WMS開発の外注でパートナー選びが重要なのは、倉庫業務の専門性と開発技術の両方を高い水準で持つ会社が限られているためです。

一般的なシステム開発会社では要件定義が浅くなりがちです。そのため、現場のオペレーションを理解しないまま設計が進んでしまうリスクがあります。

物流・倉庫業務のDX支援に特化した実績を持つ会社なら、業務分析から設計、開発、リリース後の定着支援まで一気通貫で任せられます。

WMS開発会社を選ぶ際の評価ポイント

WMS開発会社を選ぶ際の評価ポイントは主に5つあります。第一に「物流・倉庫業務の開発実績」で、同規模・同業種の導入事例があるかを確認します。第二に「ハードウェア連携の技術力」で、ハンディターミナル・バーコードプリンタ・RFID機器との実装経験があるかを見ます。

第三に「ERP・ECプラットフォームとの連携実績」で、既存システムとのAPI連携やデータ移行支援が可能かを確認します。第四に「要件定義から定着支援までの一気通貫対応力」、第五に「コストと品質のバランス」です。

複数社に見積もりを依頼し、提案内容の具体性、技術者の質、アフターサポート体制を総合的に比べることが最善の選定プロセスです。

WMS開発ベンダーの種類と特徴

WMS開発を手掛けるベンダーは、大きく4タイプに分けられます。そのうち「物流DX専門会社」は、業務知識と技術力を兼ね備えており、スクラッチ開発からパッケージカスタマイズまで幅広く対応します。

大手SIer(システムインテグレーター)は大規模プロジェクトの実績と安定した開発体制が強みですが、費用は高めになる傾向があります。中小専門開発会社はコストを抑えながら柔軟な対応が期待できますが、技術力や実績の見極めが必要です。

クラウドWMSベンダーはSaaS型のWMSを提供しており、導入スピードとコスト面での優位性があります。自社の開発規模、予算、求める専門性に合わせて選ぶことが大切です。

ポイント

発注先は、倉庫業務の専門性と開発技術の両方を備えているかを基準に比べます。実績、ハードウェア連携、ERP・EC連携、一気通貫の対応力、コストの5点で見ると候補を絞れます。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社ripla WMS開発

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。物流・倉庫業務のDX支援の実績があり、現場のオペレーションを深く理解したうえでWMSを設計・開発できます。また、基幹システムとのAPI連携にも豊富な経験があります。

特徴と強み

riplaの最大の強みは、業務コンサルティングと開発エンジニアリングを同一チームで提供できる点です。一般的な開発会社では「コンサルが要件をまとめ、別の会社が開発する」という分断が生じがちです。

riplaでは、現場ヒアリングから業務フロー設計、システム設計、開発、テスト、リリース後の定着支援まで、一貫したチームが担当します。そのため、仕様の伝達ロスや認識齟齬が発生しにくく、現場の課題を的確に反映したシステムが実現できます。

riplaは、物流・倉庫業務のDX支援に特化した実績を持つため、ピッキング最適化・ロケーション管理・出荷検品といった業務固有の要件を深く理解した設計が可能です。

対応技術と実績

riplaが対応する技術領域は、Webアプリケーション開発(React・Vue.js・Node.js・Python等)やモバイルアプリ開発(iOS・Android)など多岐にわたります。ハンディターミナル向けUI開発、バーコード・RFID連携、REST API設計・開発、クラウドインフラ構築(AWS・GCP・Azure)にも対応しています。

WMS開発では特に、「ERP・ERPパッケージとのAPI連携」「ECプラットフォームとのリアルタイム在庫同期」「大規模トランザクション処理に耐えるデータベース設計」の3点で豊富な実績があります。

物流・倉庫業務のDX支援では、複数拠点に対応したWMSや、自動倉庫・ソーターとのシステム連携など、高度な要件にも対応できます。

向いている企業

riplaが特に向いているのは、業務要件の整理からシステム化まで丸ごと任せたい企業です。既存のERPや基幹システムとの連携が複雑な企業や、倉庫業務の独自ルールが多くスクラッチ開発が必要な企業にも向いています。リリース後の定着支援や保守運用まで長期的に支援してほしい企業にも適しています。

中小規模から大規模物流センターまで幅広い規模に対応でき、EC事業者の物流内製化支援や、3PL事業者向けのマルチクライアントWMS開発なども得意としています。まずは無料相談から、要件の整理を一緒に進めることができます。

ポイント

業務要件の整理から定着支援まで一貫して任せたいか、ERPなど基幹システムとの連携が複雑か、独自ルールが多くスクラッチ開発が必要かを基準に判断できます。

株式会社ロジスティクスシステムズ|大規模物流センター対応の実績多数

株式会社ロジスティクスシステムズ

株式会社ロジスティクスシステムズは、大規模物流センター向けWMS開発に豊富な実績を持つ専門会社です。製造業・小売業・食品業など幅広い業界への導入実績があり、複数拠点対応のWMS構築を得意としています。

特徴と強み

同社の強みは、15年以上にわたる物流システム専業の経験から培われた業務知識の深さにあります。製造業の完成品倉庫、小売業の配送センター、食品業の温度管理倉庫など、業種・規模・保管条件ごとに異なるWMSの設計ノウハウを蓄積しています。

同社は、大規模物流センターで求められる自動倉庫(AS/RS)、コンベアシステム、ソーターとのマテハン連携にも対応できる点が特徴的です。

プロジェクトマネジメント体制が整っており、複数の並行プロジェクトでも品質を担保できます。

向いている企業

株式会社ロジスティクスシステムズは、1日数万件以上の大量処理が必要な大規模物流センター向けWMSに適しています。マテハン設備との連携が必要なシステムや、複数拠点間での在庫共有・転送管理が必要な倉庫オペレーションにも向いています。

大規模プロジェクトへの対応力が高い反面、小規模倉庫向けの案件では費用が割高になる場合があります。そのため、まず要件の規模感を整理してから相談することをお勧めします。

ポイント

大規模物流センターの処理量やマテハン設備との連携が要件に含まれるかで判断できます。小規模な倉庫の案件は費用が割高になる場合があるため、まず要件の規模感を整理することが大切です。

倉庫テック株式会社|中小規模倉庫向けコスパ高いWMS開発

倉庫テック株式会社

倉庫テック株式会社は、中小規模の倉庫・物流事業者に特化したWMS開発・導入を手掛ける専門会社です。

スタートアップや中小企業向けに費用対効果の高いWMSを提供するのが強みで、「はじめてWMSを導入する」「まずMVPレベルで動かしたい」という企業の支援実績が豊富です。

特徴と強み

倉庫テック株式会社の特徴は、アジャイル開発手法を採用した短期間・小予算でのWMSリリースに強みがある点です。要件定義から最初のリリースまでを3〜4ヶ月に凝縮した「ファストトラック開発」プランを用意しており、スモールスタートから段階的に機能を追加していく進め方です。

クラウドネイティブのアーキテクチャ(AWS Lambda・DynamoDB等)を活用し、インフラコストを抑えながらスケーラブルな設計を実現できます。

同社は、月額固定費でのシステム保守・運用サポートプランも充実しており、導入後の安心感が高いと評価されています。

向いている企業

倉庫テック株式会社は、初めてWMSを導入するEC事業者や中小物流事業者に特に向いています。予算500〜1,500万円程度でスモールスタートしたい企業や、Shopify・AmazonなどのECプラットフォームと連携したWMSが必要な企業にも向いています。

一方で、複雑な業務ルールや大規模処理が必要な案件では、対応力に限界がある場合があります。そのため、要件の複雑度を踏まえて相談することをお勧めします。

株式会社サプライチェーンソリューションズ|ERP・SCM連携に強いWMS開発

株式会社サプライチェーンソリューションズ

株式会社サプライチェーンソリューションズは、ERP(SAP・Oracle・Microsoft Dynamics)との深い連携を必要とするWMS開発を得意とする会社です。

製造業のサプライチェーン全体を見渡したシステム設計に強みを持ち、原材料倉庫から完成品倉庫までをまとめて管理するWMSの構築実績があります。

特徴と強み

同社はSAP認定パートナーとして、SAP ERP・SAP S/4HANAとのWMS連携に豊富な経験を持ちます。

購買・生産・在庫・販売管理にまたがるサプライチェーン全体のデータの流れを把握したうえで、WMSを設計します。そのため、「ERPとWMSの在庫数が合わない」「マスタデータの管理が二重になる」といった連携起因のトラブルを未然に防げます。

EDI(電子データ交換)を使った取引先との在庫・受発注データ連携にも対応しており、製造業や商社のWMS開発で高い評価を得ています。

向いている企業

同社は、SAPやOracle ERPを基幹システムとして運用している製造業・商社・卸売業に最適です。複数の外部システム(ERP・OMS・TMS・EC)とWMSを連携させる必要がある企業や、グローバル展開で複数国の倉庫管理を統合したい企業にも向いています。

ERP連携に特化した専門性が強みである反面、シンプルなWMS単体の開発案件では過剰なスペックになる場合もあります。そのため、要件の規模に応じた相談が重要です。

ポイント

ERPやEDIなど既存システムとの連携がプロジェクトの中心にあるかで判断できます。WMS単体の案件では、ERP連携に特化した提案が過剰になる場合があります。

ウェアハウスデジタル株式会社|クラウドWMS特化のSaaS型ソリューション

ウェアハウスデジタル株式会社

ウェアハウスデジタル株式会社は、クラウドWMSのSaaS型ソリューション提供に特化した会社です。独自のクラウドWMSプラットフォームをベースに、顧客の業務要件に合わせたカスタマイズを短期間で提供するのが強みです。

初期導入コストを抑えながら、高機能なWMSをスピード導入したい企業に支持されています。

特徴と強み

ウェアハウスデジタル株式会社の特徴は、クラウドネイティブのWMSプラットフォームを保有しており、標準機能の範囲内であれば最短1ヶ月でのシステム稼働が可能な点です。

月額課金型のSaaSモデルのため、大規模な初期投資なしにWMSを利用開始できます。プラットフォームにはEC連携、配送会社連携、ハンディターミナル連携の標準機能が備わっており、カスタマイズ費用を最小限に抑えながら必要な機能をすぐに使えます。

AIを活用したピッキング順序最適化や需要予測機能も標準で搭載されており、デジタル化と効率化を同時に実現できます。

向いている企業

ウェアハウスデジタル株式会社のSaaS型WMSは、IT投資予算が限られているスタートアップや中小企業に特に向いています。まず基本機能から始めてスモールスタートしたい企業や、EC事業を展開しながら自社倉庫を持つD2Cブランドにも向いています。

一方で、高度なカスタマイズや独自の業務ルールへの対応が必要な場合は、SaaS型では限界があります。そのため、要件定義の段階でスクラッチ開発とSaaSを比べることを推奨します。

ポイント

IT投資の予算が限られ、まず標準機能から始めたいかで判断できます。独自の業務ルールが多い場合は、スクラッチ開発とSaaSを比べて選ぶことが大切です。

株式会社スマートロジスティクス|3PL・フルフィルメント特化のWMS開発

株式会社スマートロジスティクス

株式会社スマートロジスティクスは、3PL(サードパーティロジスティクス)事業者やフルフィルメントサービス事業者向けWMS開発に特化した会社です。

複数クライアントの在庫を一つの倉庫で管理する「マルチクライアントWMS」の構築に強みを持ち、3PL事業のシステム基盤構築を多数手掛けています。

特徴と強み

同社の最大の特徴は、3PL業務固有の要件に対応したWMSアーキテクチャの設計・開発ノウハウを持つ点です。たとえば、「クライアントごとの在庫分離管理」「クライアント別の業務ルール・料金体系の管理」「クライアントへの在庫・作業レポート提供」といった要件です。

また、複数ECモール(Amazon・楽天・自社EC等)からの注文を一括で管理し、倉庫での出荷処理と在庫同期を自動化するフルフィルメント向けシステムの構築実績も豊富です。

APIファーストな設計を標準とし、クライアント企業のシステムとの連携を容易にするインテグレーション設計が評価されています。

向いている企業

同社は、3PL事業を運営しており複数クライアントの在庫を同一倉庫で管理する必要がある企業に最適です。EC事業者向けのフルフィルメントサービスを新たに立ち上げたい企業や、複数ECモールの在庫・出荷を倉庫でまとめて管理したい企業にも向いています。

3PL・フルフィルメントに特化した専門性が強みです。そのため、一般的な製造業や小売業の倉庫管理については、他社を検討した方がよい場合もあります。

まずは業務要件の概要を整理したうえで相談することで、適切な提案を受けられます。

まとめ

WMS開発おすすめ会社まとめ

WMS開発パートナーとしておすすめの会社を6社紹介しました。riplaはコンサルから開発まで一気通貫の支援が可能で、業務要件の複雑さに柔軟に対応できる点が強みです。

場面別に見ると、大規模物流センターならロジスティクスシステムズ、中小規模のスモールスタートなら倉庫テック、ERP連携ならサプライチェーンソリューションズが候補になります。SaaS型でスピード導入したいならウェアハウスデジタル、3PL・フルフィルメントならスマートロジスティクスが候補です。

自社の業務規模、開発予算、求める専門性に合わせて、最適なパートナーを選んでください。WMS開発の全体像については、以下の完全ガイドもあわせて参照ください。

▼全体ガイドの記事
・WMS開発の完全ガイドをご覧ください。

受発注管理Box|SaaSでは合わない受発注業務を早く・合理的にシステム化

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。