WooCommerceのシステム開発では、標準機能の導入だけでなく、決済・在庫・会計などの業務連携と公開後の保守まで任せられる会社を選ぶことが成功の条件です。
WooCommerceは、WordPressにEC機能を追加できる自由度の高い仕組みです。一方で、サーバー、テーマ、拡張プラグイン、決済、セキュリティ、データ移行を誰が設計するかによって、費用も運用負担も大きく変わります。本記事では、株式会社riplaを最初に、WooCommerceの専門性、性能・運用基盤、個別開発、料金の分かりやすさ、企画・改善支援という観点から6社を比較します。
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・WooCommerceのシステム開発の完全ガイド
WooCommerceのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

WooCommerce本体は無料ですが、ECサイトを事業で運営するには無料部分以外の設計が欠かせません。公式料金ページでも、ホスティングや拡張機能は別に選ぶ仕組みと説明されており、拡張機能は1件あたり年29〜299米ドルの目安が示されています(出典: WooCommerce公式「Pricing」、2026年8月確認)。国内企業が発注するときは、初期費用だけではなく、3年間の保守費、決済手数料、サーバー費、更新作業、連携改修まで含めて見積もることが大切です。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
WooCommerceは商品登録、カート、注文、クーポン、顧客アカウントなどを標準で備えています。しかし、実務では「在庫は倉庫システムを正とする」「会員ランクごとに掛率を変える」「店舗POSと在庫を数分おきに同期する」「返品時に会計へ仕訳を渡す」といった個別要件が発生します。制作経験だけで会社を選ぶと、画面は完成しても注文後の手作業が残ったり、決済失敗や在庫競合の処理が曖昧になったりします。要件定義から連携、移行、運用設計まで経験する会社を選ぶと、公開後の手戻りを減らしやすくなります。
発注前に確認すべきポイント
候補会社には、商品点数とSKU数、月間受注件数と繁忙期のピーク、決済方法、配送会社、返品・返金、会員・定期購入、既存の在庫・会計・CRM・ERP、希望納期、公開後の保守予算を伝えます。加えて、注文データをHPOSで管理するか、既存データを移行するかも確認します。WooCommerce 8.2以降では新規インストールでHPOSが標準有効になっているため、既存プラグインが対応しているか、移行時の同期とロールバックをどう行うかが重要です(出典: WooCommerce Developer Docs「High Performance Order Storage」、2026年8月確認)。発注前に確認しておきます。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、ECサイトを単独の画面制作として扱わず、販売業務全体の改善として考えられる点です。WooCommerceを導入する前に、商品・顧客・受注・在庫のどの情報をどのシステムで管理するかを整理し、標準機能、プラグイン、独自開発、外部連携の境界を設計します。業務側の担当者と開発側の会話をつなぎながら、現場で使われる運用フローに落とし込めます。
得意領域・実績
商品点数が増える企業、既存の基幹システムや販売管理を持つ企業、ECと業務システムを一緒に見直したい企業に向いています。たとえば、WooCommerceで注文を受けた後に在庫引当、出荷指示、請求、顧客への通知までをつなぐ場合、画面の要望だけではなく業務ルールの確認が必要です。riplaへ相談するときは、現在の手作業、月間受注、利用中のシステム、連携したいデータを先に整理すると、構想から見積もりまで進めやすくなります。
株式会社シノビアシ|WooCommerce専門性と日本向けECに強い

株式会社シノビアシは、WooCommerceを中心にECサイト構築や運用支援を行う専門会社です。公式サービスのSoftStepsECでは、WooCommerce、KUSANAGI、WooExpressなどを組み合わせた構成を案内しています。WooCommerceの設定だけでなく、日本の決済や商習慣に合わせた導入を相談したい企業に適した候補です。
特徴と強み
シノビアシの特徴は、WooCommerceの開発元による認定と、日本のECで問題になりやすい決済・セキュリティ・配送への知見です。同社は2023年に日本初のWooExperts Silver認定事業者として紹介されており、公式サービスでは日本語でのサポートも案内されています。プラグインの組み合わせを自社で判断しにくい場合や、海外製サービスとの間に入って日本語で相談したい場合に、専門性が活きます。
得意領域・実績
公式発表では、SoftStepsECの基盤にKUSANAGIを採用し、月間100万PVを超える有料コンテンツサイトや月商4,000万円を超える物販サイトが稼働している実績が紹介されています(出典: GMOプライム・ストラテジー株式会社、2024年3月発表)。この数字はすべての案件にそのまま当てはまる保証ではありませんが、性能や運用基盤まで含めて相談したい企業が確認する材料になります。見積もりでは、利用する決済、商品数、注文ピーク、保守の監視範囲を具体化することが大切です。
株式会社Japonline|ECリニューアルと業務連携を一緒に進める

株式会社Japonlineは、福岡を拠点にECシステム開発やWeb開発を行う企業です。公式の開発実績には、WooCommerceを使用したECサイトのリニューアルが掲載されています。外部ショッピングカートからの移行や、サイトの使い勝手と業務効率を同時に改善したい企業が相談しやすい会社です。
特徴と強み
公開されているWooCommerceリニューアル事例では、開発期間は3か月です。商品ランキング、お気に入り、ギフトオプション、配送予定の設定、SEOを考慮したHTML構造に加え、ネクストエンジンとの在庫連携プラグインとMailChimp連携を実装したと紹介されています(出典: 株式会社Japonline「WooCommerceを使用したECサイトのリニューアル」、2026年8月確認)。機能名だけで判断せず、自社の在庫連携がAPIかCSVか、同期失敗時に再送できるかまで確認することがポイントです。
得意領域・実績
サイトリニューアル、商品や会員情報の移行、個別機能の追加、在庫やメールマーケティングの連携をまとめて検討したい企業に向いています。公式のECシステム開発ページでも、企画、KPI策定、SEO設計、開発、運用サポートまで対応し、オープンソース、ASP、スクラッチを使い分ける考え方が示されています。WooCommerceに固定せず、現行業務に合う方式を比較したい場合にも適しています。
三陽株式会社|公開料金を参考に小さく始めやすい

三陽株式会社は、WooCommerceを使ったネットショップ構築について、複数の料金プランを公開している会社です。初めて自社ECを立ち上げる事業者が、標準機能を中心に費用感をつかむための比較対象になります。公開価格は案件ごとの確定見積もりではないため、商品登録、デザイン、決済審査、保守がどこまで含まれるかを必ず確認します。
特徴と強み
公式の料金ページでは、WooCommerce導入の一括システム導入を12万円から、テンプレートを使うミニマムプランを20万円から掲載しています。また、サーバー込みのサブスクリプションでは初年度月額6,600円からのスタンダード、初年度月額7,700円からのプレミアムが案内されています(出典: 三陽株式会社「PRICE料金」、2026年8月確認)。カード決済手数料やテーマ代、追加機能は別途になり得るため、単純な価格ランキングにしないことが大切です。
得意領域・実績
少数の商品から始め、既存テーマを使い、決済やSSL設定など基本構成で早期開店したい小規模事業者に向いています。公開プランには商品登録数5,000点まで、または1万点までのサブスクリプション構成も記載されていますが、点数上限だけで性能や運用負荷が決まるわけではありません。SKU数、画像容量、繁忙期の注文数、バックアップ、更新サポートを自社の想定と照らし合わせます。
株式会社Woo|WordPress・プラグインの個別カスタマイズに対応

株式会社Wooは、Webシステム開発、Webコンサルティング、Webマーケティングなどを行う企業です。受託開発ページで、WordPressのカスタマイズからプラグイン開発まで対応し、WooCommerceを使ったECサイトも内容次第で対応可能と案内しています。既存のWordPressサイトを活かしながら、必要な機能だけを追加したい企業が検討しやすい会社です。
特徴と強み
テンプレートを使った低価格の制作から、カスタムデザイン、オリジナル機能、プラグイン開発まで段階的に相談できる点が特徴です。受託開発ページでは、Webサイト制作を10万円から、WordPressカスタマイズを5万円からとする公開価格もありますが、これはWooCommerceの本格的なEC開発一式の価格ではありません。注文、決済、在庫、顧客情報を扱う場合は、要件定義・テスト・保守を含む個別見積もりとして確認します。
得意領域・実績
既存テーマや社内のWordPress運用を大切にしながら、商品検索、会員機能、表示項目、管理画面などを個別に調整したいケースに向いています。公式ページでは、WordPressやPHPのバージョンアップ、制作後の有料保守、APIを利用したカスタマイズも可能と案内されています。発注時には、開発したプラグインの所有権、ソースコードの引き渡し、更新時の責任、脆弱性が見つかったときの対応時間を契約書に記載してもらうと安心です。
株式会社シュガープラス|企画・UX・SEOまで伴走する

株式会社シュガープラスは、ECサイトの戦略設計、商品訴求、導線設計、運用改善を支援する企業です。公式ページでは、商材や事業規模、運用体制、将来の拡張性をヒアリングし、Shopify、カラーミー、MakeShop、CS-Cart、WooCommerceなどからカートを提案すると説明しています。システム導入だけでなく、売れる導線やコンテンツまで一緒に考えたい企業に合う候補です。
特徴と強み
制作前のヒアリング、競合分析、商品ページの訴求、ユーザー導線、広告やSEOを見据えた構成を重視する点が特徴です。公式の料金目安では、WooCommerceに対応する戦略設計スタンダードプランを150万〜250万円、商品点数50〜100点程度の規模として掲載しています(出典: 株式会社シュガープラス「ECサイト制作」、2026年8月確認)。公開価格には個別の連携や運用範囲が含まれない可能性があるため、見積もりの対象範囲を分けて確認します。
得意領域・実績
ブランドの立ち上げ、商品ページの改善、社内にWeb担当者がいない企業、ECの導入とマーケティング施策を一体化したい企業に向いています。WooCommerceを選ぶこと自体が目的にならないよう、運用できるカートか、必要な決済・配送・会員機能が揃うか、将来のデータ連携が可能かを比較して提案してもらえます。初期制作後に広告、SEO、商品訴求をどう改善するかまで確認すると、伴走支援の価値を判断しやすくなります。
WooCommerceのシステム開発会社はどう選べばよいですか?

結論として、WooCommerceの専門性だけでなく、業務連携と公開後の保守まで自社の条件に合う会社を選びます。6社はそれぞれ得意な領域が異なるため、WooCommerceの認定・専門性を優先するのか、インフラの安定性を優先するのか、個別機能や在庫連携を重視するのか、初期費用を抑えるのか、企画や運用改善まで伴走してほしいのかを先に決めると、比較がしやすくなります。
実績と経験の確認方法
実績の社数よりも、自社と似た条件を経験しているかを見ます。商品点数、SKU、月間受注、決済、配送、会員、定期購入、既存カートからの移行、在庫・会計・CRM連携のうち、どれが案件に含まれていたかを確認します。事例ページに「EC構築」とだけ書かれている場合は、受注後の業務、データ移行、公開後の保守まで担当したかを質問します。
技術力と専門性の評価
提案段階で、HPOS対応、テーマとプラグインの互換性、PHP・WordPress・WooCommerce更新、APIの再送、二重注文の防止、在庫競合、決済失敗・返金、バックアップと復旧を質問します。WooCommerce公式も、信頼できるプラグインの採用、未保守や脆弱性のあるプラグインの削除、定期更新、入力値の検証・サニタイズ、強固なパスワードと2要素認証を推奨しています(出典: WooCommerce Developer Docs「Security best practices」、2026年8月確認)。技術用語の説明だけでなく、障害時の具体的な対応手順を示せる会社を選びます。
プロジェクト管理体制の確認
見積書は「ECサイト開発一式」ではなく、要件定義、情報設計、デザイン、実装、外部連携、商品・顧客・注文の移行、テスト、公開、保守に分けてもらいます。さらに、誰が意思決定者か、定例会の頻度、課題管理の方法、再委託の有無、納品物、ソースコードの権利、公開後の問い合わせ窓口を確認します。個人情報を扱うため、委託先の安全管理措置やアクセス権限、バックアップ保管場所も契約前に確認します。運用開始後に「誰に聞けばよいか」が分からない状態を避けることが重要です。
よくある質問

WooCommerceの導入前には、費用、規模、他のECカートとの違い、保守の責任について質問が多く寄せられます。ここでは、開発会社へ相談する前に整理しておきたい代表的な疑問に回答します。
WooCommerceのシステム開発費用はいくらですか?
標準構成を外注する場合は数十万円から、デザインや運用設計を含む一般的な自社ECでは80万〜250万円程度、基幹・在庫・物流連携では300万〜1,000万円程度が見積もり前の目安です。独自の会員価格、複数倉庫、海外販売、ヘッドレス構成などが入るとさらに増えるため、商品数や連携先を伝えて個別見積もりを取ります。
WooCommerceはどのような会社に向いていますか?
WordPressのコンテンツとECを一体運用したい会社、商品や会員に合わせて画面や業務を柔軟に変えたい会社、外部システムとの連携を自社の責任で設計したい会社に向いています。一方、サーバーやアップデートを自社で管理したくない場合は、SaaS型ECも比較します。自由度と運用責任のバランスを、開発会社と一緒に検討することが大切です。
公開後の保守では何を依頼すべきですか?
WordPress、WooCommerce、テーマ、プラグイン、PHPの更新、脆弱性対応、バックアップ、監視、障害復旧、決済や在庫連携の再送、軽微な改修を依頼範囲に含めます。更新前のステージング検証、復旧目標、一次対応の時間、追加開発の単価を契約で明確にします。保守を制作会社に依頼しない場合も、社内の担当者と緊急時の連絡先を決めておきます。
まとめ

WooCommerceのシステム開発会社は、知名度や初期価格だけで決めるのではなく、自社の業務と運用体制に合う会社を選ぶことが重要です。株式会社riplaは業務要件の整理から基幹システムまで一気通貫で相談したい企業、株式会社シノビアシはWooCommerceの専門性と日本向けECを重視する企業に向いています。
株式会社Japonlineはリニューアルや在庫連携など個別開発を重視する企業、三陽株式会社は公開料金を参考に標準構成から始めたい企業、株式会社WooはWordPressやプラグインのカスタマイズを相談したい企業、株式会社シュガープラスは企画・UX・SEOまで伴走してほしい企業に適しています。問い合わせ時は、商品点数、月間受注、決済、配送、会員・定期購入、既存システム、HPOS、納期、3年分の保守予算をまとめて伝えます。複数社から同じ条件で提案を受け、公開後に誰が更新・監視・復旧を担うかまで比較すると、納得できる発注先を選びやすくなります。
▼全体ガイドの記事
・WooCommerceのシステム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
