年末調整システムの開発・導入会社は、申告書のWeb回収だけを求めるのか、給与計算や電子申告まで一体化するのかで選ぶべき相手が変わります。自社の給与システムを残す企業には連携に強いクラウド、大規模組織には複雑な制度と複数法人を扱える統合人事給与、独自業務が多い企業には要件定義から伴走する開発会社が適しています。
この記事では、年末調整システムを開発・提供する実在企業を6社に絞り、株式会社riplaを最初に紹介します。機能の多さだけでなく、導入までの期間、既存給与システムとの連携、法改正への対応、マイナンバーを含むセキュリティ、初期費用と5年総額を確認する方法まで整理します。なお、公開料金がない製品は無理に金額を推測せず、見積もりで確認すべき項目として説明します。
▼全体ガイドの記事
・年末調整システム開発の完全ガイド
年末調整システムのパートナー選びが重要な理由

年末調整システムは、従業員が入力するフォームだけを作れば完成するものではありません。給与・賞与・社会保険料を集計し、控除を判定し、年税額と還付・追徴を計算し、源泉徴収票や給与支払報告書を出力するまでが一連の業務です。マイナンバーや控除証明書も扱うため、画面の使いやすさと同じくらい、データ連携・権限・ログ・法改正への追随方法が重要です。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
年末調整は毎年決まった時期に本番を迎えるため、稼働時期を逃すと導入効果を1年待つことになります。特に紙やExcelから移行する場合は、従業員マスタ、扶養情報、年間給与、前年の控除情報を整えたうえで、前年実績を使った計算結果の突合が必要です。導入会社が年末調整の業務フローを理解していなければ、入力画面はできても、差し戻し、再年末調整、退職者、年調未済といった例外処理で担当者の負担が残ります。
制度変更への対応も見逃せません。国税庁は令和7年分について基礎控除・給与所得控除の見直し、扶養親族等の所得要件の改正、特定親族特別控除の創設を案内しています(出典: 国税庁「年末調整がよくわかるページ」)。税制マスタ、申告フォーム、帳票、XMLのどこをいつ更新するかを契約前に確認する必要があります。
発注前に確認すべきポイント
最初に「年末調整のどの範囲を任せるか」を決めます。申告書の配布・回収だけなら専用クラウドの導入で足りる場合がありますが、給与計算や人事マスタも刷新するなら統合パッケージを比較します。独自の手当計算、複数法人、特殊な雇用形態、既存基幹との複雑な連携がある場合は、標準機能に合わせるのか、API連携や個別開発で吸収するのかを要件定義で切り分けます。
見積もりでは初期費用だけでなく、従業員数課金、管理者課金、導入支援、データ移行、API連携、毎年の税制改修、電子申告、保守、解約時のデータ返却まで含めて5年総額を比較します。候補会社には同じ質問票を渡し、「いつから本番利用できるか」「法改正対応の責任者は誰か」「e-Tax・eLTAXやXMLに対応するか」「障害時の連絡と復旧目標は何か」を回答してもらうと、価格だけでは見えない差を把握できます。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
年末調整システムを検討する企業では、既製サービスを導入するだけでなく、既存の給与・人事・勤怠システムを活かしたいケースがあります。riplaは、現状の業務をヒアリングしてMUSTとWANTを分け、申告回収だけの改善から、給与計算・帳票・ワークフローを含む業務システムの構築まで、対象範囲を整理しながら提案できます。業務部門とシステム部門の間に入り、現場で使われることを前提に要件を言語化できる点が強みです。
スクラッチ開発を前提にせず、クラウド、パッケージ、API連携、セミオーダーを比較し、法改正対応や運用負荷も含めて方式を検討します。年末調整のように本番時期が限定される業務では、プロトタイプで従業員画面と管理画面を確認し、データ移行や並行運用の計画まで先に固めることが重要です。
得意領域・実績
営業・顧客・生産・販売管理などの幅広い基幹システムに関わってきた経験を活かし、年末調整を単独の入力フォームではなく、企業の業務基盤の一部として設計したい企業に向いています。たとえば、複数拠点の従業員情報を一元管理したい場合や、給与システムは残したまま申告・承認・帳票出力を改善したい場合に、業務フローとシステム連携を一緒に検討できます。
料金や期間は、対象業務、従業員数、既存システム、APIの有無、帳票の個別要件で変わります。既存給与を残す小規模改修なら、類似業務システムの工数から300万〜1,000万円程度、2〜6か月程度が一つの推定目安になりますが、これは公開された一律料金ではありません。実際には、要件定義の段階で税制対応、データ移行、テスト、保守まで含めた見積もりを取得してください。
freee株式会社|短期間で年末調整をクラウド化しやすい

freee株式会社が提供するfreee人事労務は、従業員への申告依頼、スマートフォンやWebでの入力、進捗確認、書類作成、電子申告までをクラウドで進められるサービスです。人事・勤怠・給与を同じ基盤に寄せたい中小企業や、紙の回収とExcelへの転記を早くなくしたい企業に適しています。年末調整の回収専用プランと、書類作成・電子申告まで含むプランが用意されている点も比較しやすいポイントです。
特徴と強み
従業員が質問に答える形式で入力でき、登録済みの人事・給与情報を使って転記を減らせるため、入力に慣れていない従業員が多い企業でも始めやすい設計です。管理者は提出状況をリアルタイムに確認し、未提出者にリマインドできます。控除証明書の画像・電子データ取り込み、年税額の計算、源泉徴収票などの書類作成については、契約プランと年度ごとの対応範囲を確認してください。
料金は従業員数や契約プランで変わるため、年末調整だけを利用するのか、勤怠・給与まで利用するのかを分けて見積もります。年間利用料だけではなく、初期設定、従業員マスタの移行、導入支援、既存給与とのデータ連携を含めて比較すると、実際の負担を把握できます。
得意領域・実績
freeeの公式導入事例では、社会福祉法人白岡白寿会が年末調整に向けて2か月間で導入し、作業時間を3分の2から半分ほどに削減したと紹介されています(出典: freee公式導入事例)。ただし、これは導入支援を利用した特定企業の結果であり、すべての企業が同じ期間や効果になるわけではありません。100名規模でも拠点や雇用形態が複雑なら、給与データの整備と従業員への周知期間を確保してください。
年末調整をきっかけに給与・勤怠まで一元化したい企業、まずは紙の回収だけを止めて段階的に移行したい企業に向いています。一方で、複数法人の独自給与規則や既存基幹との細かな連携が多い場合は、標準機能で吸収できる範囲と追加対応の範囲をデモで確認することが大切です。
株式会社SmartHR|労務管理と年末調整を一元化しやすい

株式会社SmartHRが提供するSmartHRは、従業員データベースを中心に、労務手続き、年末調整、マイナンバー管理、給与明細などをまとめて管理したい企業向けのクラウドです。年末調整だけを孤立させず、入社・異動・家族情報の変更を人事データに蓄積し、翌年以降の申告に活かしたい場合に候補になります。
特徴と強み
従業員への入力依頼や提出状況の管理をWebで行い、労務情報を一つのデータベースに集められる点が特徴です。料金ページでは、初期導入費用とサポート費用が無料で、月額利用料とプラン・オプションで構成される料金体系が案内されています(出典: SmartHR公式料金ページ)。ただし、導入・運用支援サービスを利用する場合は別途費用が発生するため、自社で行う作業と支援会社に任せる作業を分けて確認します。
給与計算機能を別製品で利用する場合は、給与情報の取り込み・出力形式、従業員番号の対応、年末調整後の源泉徴収票や給与明細への反映を確認してください。年末調整の画面でマイナンバーを扱う場合は、担当者の権限、印字の可否、アクセスログ、退職者データの取り扱いを要件に含める必要があります。
得意領域・実績
労務手続き全体のペーパーレス化を進めたい企業、人事情報を複数のExcelや個別システムに分散させたくない企業に向いています。従業員規模が拡大しても、入社・住所変更・扶養変更など日常の情報更新を年末調整につなげやすくなります。導入時は、既存の給与計算製品との役割分担と、年末調整の計算・帳票・電子申告をどの製品が担当するかを図にしておくと、重複契約を防げます。
SmartHRのヘルプには、2025年版の年末調整機能でマイナンバー情報を同期する手順が掲載され、2026年版は秋頃公開予定と案内されています。年度版の公開時期や機能変更は運用計画に影響するため、2026年分を利用する企業は正式な公開時期と対象プランを必ず確認してください。
株式会社マネーフォワード|申告から電子手続きまで段階的にクラウド化

株式会社マネーフォワードのマネーフォワード クラウド年末調整は、書類の配布、従業員の入力・回収、進捗管理、給与データとの突合、帳票作成、電子手続きをクラウドで進めるサービスです。マネーフォワードの給与・人事サービスを利用している企業はもちろん、既存給与システムとのデータ連携を前提に年末調整を電子化したい企業も候補にできます。
特徴と強み
従業員への依頼から申告までをWebで完結し、給与データを使って税額を計算する流れを作りやすい点が特徴です。公式ページでは、従業員100名で紙運用している企業との比較で、年末調整業務にかかる時間を約63%削減したと案内されています(出典: マネーフォワード公式サービスページ)。この数値は特定条件での比較ですので、自社の人数、現在の回収方法、差し戻し件数に置き換えて効果を試算してください。
2026年1月には、2025年度の電子申告機能がリリースされたとサポートページで案内されています。電子申告を使う場合は、e-Tax・eLTAXの利用登録、利用者識別番号や利用者ID、電子証明書、暗証番号の登録が必要です(出典: マネーフォワード電子申告ガイド)。機能名だけで判断せず、対象帳票と自社の提出先で実際に送信できるかを確認してください。
得意領域・料金確認のポイント
公式サポートによると、Web契約では5名以内ならクラウドの基本料金のみ、6名以上では登録従業員1名につき月額100円の利用料金が発生します(出典: マネーフォワード料金FAQ)。ただし、単体利用や契約プランによって条件が変わるため、従業員の在籍状況、退職者、年調対象外の従業員が課金人数にどう影響するかまで見積もりで確認してください。
既存の給与・会計・人事サービスをマネーフォワード側に寄せる企業、申告回収から電子提出までを段階的に進めたい企業に向いています。複数法人で導入する場合は、法人ごとの申告事業所、権限ロール、電子証明書、データの保管単位を事前に整理すると、運用開始後の差し戻しを減らせます。
株式会社Works Human Intelligence|大手企業・公共公益法人の複雑な人事給与に対応

株式会社Works Human Intelligenceが提供するCOMPANYは、人事管理、給与計算、社会保険、Web年末調整、退職金などを広範囲に扱う統合人事システムです。複数法人、多数の拠点、正社員・契約社員・パートなどの複雑な雇用形態、独自の給与・福利厚生制度を持つ大手企業や公共公益法人に向いています。
特徴と強み
COMPANY給与計算には、月例給与・賞与計算、社会保険、年末調整・税計算、退職金・企業年金などの機能が用意されています。Web年末調整によって申告書の配布・回収をペーパーレス化し、入力支援やワークフローで手戻りを減らす考え方です。既存の人事給与制度を標準機能に合わせるだけでなく、制度の複雑さを業務設計に落とし込みたい企業は、標準機能と個別設定の境界を確認してください。
大規模システムでは、機能数だけでなく、組織別の権限、承認者の異動、データセンターやバックアップ、障害時の運用、監査ログ、導入後のサポート窓口を確認します。年末調整の計算結果を給与・社会保険・会計へ渡す責任分界を決め、テスト環境で前年実績と突合する計画を契約に含めることが重要です。
得意領域・実績
Works Human Intelligenceの公共・公益法人向け公式ページでは、Web上で年末調整を申告することで、申告書の配布・回収、記入漏れや計算ミスに伴う手戻り、問い合わせを減らし、年末調整の工数を4分の1にした事例が紹介されています(出典: Works Human Intelligence公式事例)。複数の職員番号を持つ非常勤職員の名寄せなど、対象組織固有の課題に対応した事例であるため、自社にも同じ効果が出るかは業務条件を照合してください。
大企業や公共公益法人で、人事給与業務を一つの基盤に統合し、複雑な制度を長期運用したい場合の候補です。導入期間と費用は、対象法人、既存システムからの移行、制度設定、周辺連携の数で大きく変わります。年末調整だけの短期導入を目的とする場合は、必要な機能が過剰にならないか、運用開始までの工程が自社の本番時期に合うかを比較してください。
日本電気株式会社(NEC)|基幹システムと人事給与を統合する大規模SI

日本電気株式会社(NEC)は、SuperStream-NX人事給与などを用いて、人事管理、給与管理、人事諸届・照会を統合する大規模な導入を支援できます。既存の会計・基幹システムとの連携、複数の給与体系、個別帳票、全社的な権限設計など、年末調整を含む人事給与基盤を刷新したい企業に向いています。
特徴と強み
NECの公式機能概要では、SuperStream-NX人事給与が年末調整計算、再年末調整計算、退職に伴う随時の年度調整計算に対応すると案内されています。また、正社員、契約社員、パート・アルバイトなどの雇用形態をグルーピングし、多数の給与支給・控除項目や勤怠項目に関連付けられます(出典: NEC公式機能概要)。標準機能で扱える範囲と個別設定の範囲をRFPで明確にしてください。
大規模企業では、システムの製品名だけでなく、NEC本体、販売パートナー、導入支援会社など各社の役割を確認することが重要です。データ移行、給与・会計連携、アクセス権限、監査ログ、法改正の更新、障害時の一次窓口を契約書や提案書に記載してもらいます。導入期間は要件定義を含めて6〜12か月以上になる場合もあるため、年末本番の1年前から検討を始めると安全です。
得意領域・導入時の注意点
複数法人や多数の雇用形態があり、給与項目が多い企業、会計・販売・人事などの基幹システムをSIとしてまとめたい企業に向いています。年末調整専用のクラウドより導入範囲が広くなりやすいため、申告回収の改善が主目的なら、対象機能を絞った構成と全面刷新の両方を提案してもらうと判断しやすくなります。
費用は公開定額ではなく、ライセンス、導入支援、連携、移行、個別帳票、保守の積み上げで決まります。初期開発費のほか、毎年の税制改修費やバージョンアップ費、運用担当者の教育費も5年総額に含めてください。見積もりを比較するときは、同じ従業員数と同じ連携条件で、標準対応・追加開発・運用作業を分けて表示してもらいます。
年末調整システムのパートナー選びのポイント

6社は同じ種類の会社ではありません。freeeは短期間でクラウド化したい企業、SmartHRは労務データを一元化したい企業、マネーフォワードは申告から電子手続きまで段階的に進めたい企業、COMPANYとNECは大規模・複雑な人事給与基盤を求める企業、riplaは現状分析から個別の業務システム設計まで相談したい企業に向いています。次の3点で自社との適合度を確認してください。
実績と経験の確認方法
「導入実績がある」という説明だけではなく、自社に近い条件の事例を確認します。従業員数、拠点数、法人数、雇用形態、給与システム、年末調整の申告方式、導入した時期を聞き、公式事例の効果数値がどの条件で出たものかを把握します。freeeの2か月導入やCOMPANYの工数4分の1は参考になりますが、データが整っている企業と、紙・Excelから移行する企業では必要期間が違います。
候補会社には、可能であれば同業種または同規模の担当者に確認できる導入事例を提示してもらいます。提案書では、導入前の課題、実施した設定、利用した支援、導入後の効果、残った運用課題を分けて記載してもらうと、広告的な数値だけで判断せずに済みます。
技術力と専門性の評価
機能一覧より、データの流れを確認します。従業員情報、給与・賞与、社会保険料、控除証明書、申告結果、源泉徴収票、給与支払報告書が、どのシステムを起点に、どの形式で移動するのかを図で示してもらいます。API、CSV、XMLのどれを使うか、エラー時に再取り込みできるか、差分更新に対応するかも質問してください。
法改正対応では、税制マスタを固定値にせず年度ごとに更新できるか、申告フォームと計算ロジックのテストを誰が担当するかを確認します。国税庁は2026年7月31日時点で控除申告書データに係るXML定義書のドラフト版を公開しており、民間ソフトの開発担当者向けにも仕様を更新しています(出典: 国税庁「年末調整手続の電子化に向けた取組」)。電子化を掲げる製品ほど、対応するXML仕様と年度版の公開時期を具体的に確認してください。
プロジェクト管理体制の確認
年末調整の本番は毎年やってくるため、導入会社の営業担当だけでなく、要件定義、設定、移行、テスト、教育、運用支援の担当者を確認します。9〜11月に従業員へ周知し、テスト回収を行い、本番前に未提出者へのリマインドや差し戻しを試す工程が必要です。年末の直前まで設定が終わらない計画は、機能が多くてもリスクが高くなります。
RFPには、導入開始時期、対象法人と従業員数、既存システム、必要な帳票、給与計算の責任範囲、移行データ、テストケース、法改正の責任分界、セキュリティ要件、サポート時間、解約時のデータ返却を記載します。マイナンバーを扱う場合は、最小権限、多要素認証、通信・保存時の暗号化、操作・ダウンロードログ、バックアップ、委託先と再委託先の管理も確認してください。個人情報保護委員会のガイドラインは委託先の監督を求めているため、発注者側の確認責任も残ります。
よくある質問

年末調整システムの選定では、「どの会社が一番安いか」だけでなく、導入範囲と自社の業務条件を照らし合わせることが大切です。ここでは、導入前に特に質問されやすい内容を3つに絞って回答します。
年末調整システムの開発会社はどう選べばよいですか?
まず、申告回収だけを電子化するのか、人事・給与基盤まで刷新するのかを決めてください。既存給与を残すなら連携に強いクラウド、複数法人や独自制度があるなら統合人事給与、業務に合わせた個別設計が必要ならコンサルティングから支援できる開発会社が適しています。候補各社に同じRFPを渡し、機能・期間・5年総額・法改正対応を比較すると判断しやすくなります。
年末調整システムの開発費用はいくらかかりますか?
既製クラウドは従業員数やプランに応じた月額・年額料金が中心で、初期費用0円から導入できる製品もあります。一方、既存給与とのAPI連携や追加帳票を含む小規模改修は、類似する業務システムの工数から300万〜1,000万円程度、2〜6か月程度が推定目安です。人事給与、マイナンバー、電子申告まで統合する場合は1,000万〜3,000万円程度、6〜12か月程度になる可能性がありますが、いずれも一律相場ではありません。移行・テスト・保守・毎年の税制改修を含めて見積もりを取得してください。
税制改正に年末調整システムは対応できますか?
対応可否は製品や契約年度によって異なるため、対応予定ではなく、反映時期と対象機能を確認してください。令和7年分では基礎控除・給与所得控除・特定親族特別控除などが変更され、フォーム、所得要件、計算ロジック、帳票に影響しました。税制マスタの更新、テストケースの提供、改正後の問い合わせ窓口を誰が担うかを契約前に確認すると、毎年の改修負担を予測できます。
まとめ

年末調整システムの会社選びでは、機能数や初期料金だけでなく、自社の業務範囲と本番時期に合うかを見極める必要があります。株式会社riplaは、現状の業務整理から開発・導入まで相談したい企業、freeeは短期間でクラウド化したい企業、SmartHRは労務データを一元化したい企業、マネーフォワードは電子手続きまで段階的に進めたい企業に適しています。Works Human IntelligenceとNECは、大規模・複雑な人事給与基盤を統合したい企業の候補です。
導入前の最終確認
最終候補を決める前に、対象従業員数、既存給与システム、必要な申告書と帳票、電子申告の提出先、マイナンバーの権限、2026年分の法改正対応時期を一枚にまとめます。候補会社から同じ前提の見積もりを取得し、初期費用、年間利用料、連携費用、保守費用、導入支援費用を5年分で比較してください。
次に進めること
候補を2〜3社に絞ったら、従業員画面の入力、管理者の差し戻し、未提出者へのリマインド、給与データの取り込み、前年実績との計算突合をデモで確認します。実際の担当者が操作し、現場の例外処理まで質問することで、導入後に手作業が残る箇所を契約前に把握できます。
発注前には、従業員数・法人数・雇用形態・既存給与システム・必要帳票・APIやXML・電子申告・マイナンバー権限を整理し、同じ質問票で相見積もりを取ってください。導入時期、前年実績との計算突合、9〜11月の周知とリハーサル、法改正の責任分界、5年総額まで比較できれば、導入後に想定外の費用や手作業が残るリスクを抑えられます。
自社に合う年末調整システムの方式や、既存の人事・給与システムとの連携方法が決まっていない場合は、まず業務フローと現状データを整理するところから始めてください。目的を「紙をなくす」だけで終わらせず、申告・確認・計算・提出・翌年度更新までを一つの業務として設計することが、継続的な効率化につながります。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
