スペースエンターテインメントラボラトリー「UAVのフライトデータ表示サービス」
スペースエンターテインメントラボラトリー
UAV(飛行艇型ドローン)のフライトデータをリアルタイム表示または履歴表示するWebサービスを作りたい
スペースエンターテインメントラボラトリー社(以下、SEL社)と共同開発したWebサービスの実績をご紹介します。「航空宇宙技術をコアとしたテクノロジーで、ワクワクする未来を創りたい」という想いで、2014年に設立されたSEL社は、これまで、海上で離発着できる飛行艇型ドローンの開発・運用をはじめとして、様々な取組みを行なってまいりました。その中でこの度、ドローンの自社開発を通して見えてきた課題を解決するべく、UAV(飛行艇型ドローン)のフライトデータを管理するWebサービスの提供を開始いたしました。
Summary
クライアントの課題
・Webサービス開発の知識を持つメンバーが社内にいない
・はじめてのアジャイル開発で、納期までにリリース完了できるか不安
・まずは最小限のプロダクトを完成させたいが、どこまでの機能を入れたらいいか分からない
RIPLAからの提案とソリューション
・プロダクトマネージャーが開発機能の要件定義段階からサポート
・予算と納期の兼ね合いを踏まえて、プロダクトに必要な最小限の機能要件を一緒に作成
・エンジニアとデザイナーが入り、開発とデザインをリリースまで実施
プロジェクトの成果
・要件定義 / デザイン / 開発 / リリースを約2ヶ月間で完了させるというタイトなスケジュール目標を達成
・効率的に開発を推進することで、当初予算の約60%の費用でリリースまで完了
・お客様の要望を満たす最小限のプロダクトの開発を完了
クライアントの課題
はじめてのWebサービス開発。予算と納期を決めて、最小限のプロダクトをリリース
SEL社として、ドローン事業を開始されたのは2014年に遡ります。ドローン開発企業の一社として業界を牽引し、事業拡大を図るなか、ドローンのハードウェア・制御ソフトウェア開発だけでなく、統合情報管理ソフトウェアの開発にも着目し、ドローンを効率的に活用するためのWebサービスの開発を決意。弊社との壁打ちを経て、Webサービスの目的や開発機能を明確にし、方向性が定まった段階で開発に着手いたしました。
一番の課題は、補助金の活用を前提とした開発であったため、予算と納期が最初から決まっていたことでした。どのようにして、予算と納期の条件を満たしながら、お客様の要望を満たす最小限のプロダクトを開発するか。弊社との議論の中で、必要な開発機能を明らかにした上で、実装を行う必要がありました。
また、SEL社にとっては初めてのWebサービス開発。社内人材だけでは開発プロジェクトの推進体制が不十分という課題をお持ちでしたので、特に、プロダクトマネージャーによるプロジェクト全体の支援を求められていました。
RIPLAからの提案とソリューション
プロダクトマネージャーが入り、開発やリリースだけでなく、プロダクトに必要な最小限の機能を整理することから伴走し、プロジェクト全体の成功を牽引
このような課題に対して、RIPLAからは「プロダクトマネジメント支援」と「プロダクト開発支援」をご提案いたしました。
「プロダクトマネジメント支援」とは、RIPLAのプロダクトマネージャーが、クライアントの立場に立って事業のあるべき方向性を考え、プロダクトのあるべき姿や機能要件を定義いたします。例えば、ある機能の導入を検討する際は、それが実装されることで、ビジネス上どのようなメリットがあるのか?優先順位はどれほど高いのか?といったプロダクトマネージャーの視点で考えて、提言をいたします。
「プロダクト開発支援」では、開発スコープとなった機能一覧を基に、デザイナーとエンジニアが、デザイン作成及び開発実装を支援いたします。
また、今回のプロジェクトは、補助金の活用を前提としており、予算と納期が最初から決まっていたため、効率的な開発進行が重要でした。そこで、プロダクトマネジメント、デザイン、開発のうち、複数の役割を担当できるメンバーを集めることで、最小限のメンバー数で開発体制を組成。開発チーム内のコミュニケーションコストを減らすことで、想定の納期と予算内に収めることに成功しました。総勢2名の開発チームで、要件定義、デザイン、実装、リリースまでをクライアントとともに伴走しました。
プロジェクトの成果
UAV(飛行艇型ドローン)のフライトデータの表示機能を通じた、今後のドローン業界の発展に貢献
RIPLAとの共同開発を経てリリースされたファーストプロダクトには、UAVのフライトデータ・ペイロードデータを可視化できる機能を搭載。難易度の高い開発でしたが、お客様の熱意と協力を得られたことで、当初の予算と納期を守ってリリースできました。
現在も機能拡張に向けて継続的な開発支援を行っており、今後もお客様のニーズに応じて、様々な機能のリリースも予定しております。
Webサービスの開発をきっかけとした、クライアントとの共同開発。今後もDX推進のパートナーとして継続的な支援を行って参ります。