ECリアーキテクチャでおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

ECリアーキテクチャの成否は、事業を止めずに移行した実績と、技術選定の根拠を示せるパートナーを選べるかで決まります。

候補は、ripla、ecbeing、フラッグシップ、W2、CloudEC、オルグローラボの6社です。移行実績や得意領域を比べると、自社の規模や業務に合う相談先を絞れます。

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ECリアーキテクチャパートナー選びの重要性

事業を継続する計画と、予算超過・遅延・機能品質低下のリスクを並べた図解。
事業継続とプロジェクト品質の両面が選定にかかります。

ECリアーキテクチャは、システムを置き換えるだけのリプレースとは違い、ビジネスの成長戦略と技術アーキテクチャを合わせる取り組みです。

依頼先の選定は、プロジェクトの成否を左右する最重要因子となります。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

ECリアーキテクチャは、事業を続けながら移行する取り組みです。

移行の期間中も売上を止めない計画が欠かせません。

大規模案件は、一般的なシステム開発より失敗率が高いとされ、予算超過や遅延、機能品質の低下が頻発します。こうした失敗の主因の多くは、パートナー選びのミスです。

  • 事業継続性:繁忙期に合わせた計画を立てられ、受注・在庫・決済連携の知見がある。
  • 売上・検索流入:SEOへの影響を抑えながら、移行中の販売機会を守る方法を説明できる。
  • 技術選定:マイクロサービス、ヘッドレス、API連携の設計実績。

発注前に確認すべきポイント

契約前に、移行の実績と運用までの支援範囲を具体的に確かめておきます。提案を並べて比べるときは、次の支援内容を見ると、契約後の役割分担も見通せます。

  • 移行実績:件数や規模、業種を含むECリアーキテクチャの事例。
  • 移行方式:事業継続の方法や、段階移行の提案内容を確かめる。
  • 支援範囲:現状分析から開発、移行後の運用保守まで対応できる範囲を見る。

ポイント

移行実績と事業継続の進め方、支援範囲を先に確かめておくと、候補を比べる観点がそろいます。大規模案件では、この段階の判断が遅延や予算超過を左右します。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫の支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援します。

IT事業会社として社内DXを推進した経験を活かし、成果の創出とシステム定着の両方に取り組みます。

営業・顧客・生産・販売管理など幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

ECリアーキテクチャでは、まずビジネス戦略を整理し、それに合う構成を設計します。そのうえで、段階的な移行を支援し、稼働後の運用改善までプロジェクト全体に伴走します。

特徴と強み

riplaの最大の特徴は、IT事業会社として自社システムを実際に運用してきた実践知を、クライアントへの支援に直接活かせる点です。この実践知は、支援体制や技術設計にも反映されています。

  • 定着まで支援:「作って終わり」にせず、移行後の改善サイクルまで組み立てる。
  • 同一チームで連携:コンサルタントとエンジニアが協働するので、要件と実装のずれを抑えられる。

既存システムの技術的負債を評価するところから始め、マイクロサービス化やAPI設計、インフラの最適化まで包括的に支援します。

得意領域・実績

riplaは、ECシステムを含む基幹システムのリアーキテクチャ・リプレース案件を多数手がけてきました。なかでも、既存環境を止めずに移行する経験と、業務システムとの連携の知見が強みです。

  • 段階的な刷新:複雑な構成を整理し、事業を続けながら移行する進め方。
  • 業務連携:BtoC・BtoBのECと、決済・物流・ERPとの連携を支援する。

中堅・大手企業のDX推進案件では、技術選定から組織変革まで幅広く関わっています。問い合わせフォームから、無料相談を受けられます。

株式会社ecbeing|国内最大規模の構築実績を誇るECパッケージベンダー

ecbeingを中心に、構築実績、大規模トラフィックへの対応、標準機能と拡張性を注釈で示した図解。
実績とプラットフォーム特性の両方が移行支援を支えます。

株式会社ecbeingは、1,600社以上のECサイト構築・リニューアル実績を持つ、国内最大規模のECパッケージベンダーです。

自社開発のECプラットフォーム「ecbeing」は、大規模トラフィックに対応できるうえ、豊富な標準機能と高い拡張性も備えています。

大手ブランド・メーカーから小売企業まで、幅広い業種で採用されています。

既存システムからecbeingプラットフォームへのリアーキテクチャ移行では、業界随一のノウハウと移行支援ツールを持ちます。

特徴と強み

ecbeingの最大の強みは、EC専業ベンダーとして長年蓄積してきた業種別のベストプラクティスと、1,600社超の構築実績から生まれた移行ノウハウです。その知見は、移行工程や構成の選択にも活用されています。

  • 移行工程:現状分析からデータ移行、並行運用、本番切り替えまでを体系的に支援する。
  • 構成の選択肢:自社基盤のほか、マイクロサービスやAPIファースト、ヘッドレス構成も扱える。

さらに、移行後のマーケティング支援や運用コンサルティングまで含めた伴走体制も整っています。この伴走体制は、長期的なパートナーとして選ばれる理由の一つです。

得意領域・実績

ecbeingは、ファッション・アパレルから食品・飲料、家電・電子機器、コスメまで、多様な業種でECリアーキテクチャを手がけています。

ecbeingは、大手企業の刷新や複雑な移行にも対応してきた実績があります。

  • 大規模案件:年商数十億円〜数百億円規模の案件で、データ移行や基幹連携、高トラフィックに対応する。
  • 幅広い移行元:老舗パッケージや自社開発、海外製プラットフォームからの移行。
  • 案件経験:年間数十件のリアーキテクチャ・リニューアル実績を持つ。

ポイント

大規模な構築実績と移行ノウハウを重視する企業の候補になります。自社の要件がパッケージの標準機能に合うかも、あわせて確かめておくと判断の材料になります。

フラッグシップ株式会社|Shopify Premier パートナー認定・エンタープライズEC移行の専門家

フラッグシップ株式会社は、2018年に日本で初めてShopify Plusパートナーに認定されました。2024年にはShopify Japanより「Enterprise Partner of the Year」を受賞しています。さらに、2025年に新設されたShopify Premierパートナー(国内最高位)にも認定されています。

大規模ECサイトのリアーキテクチャ・移行で、国内トップクラスの実績を誇ります。年商100億円超の大手ECサイトから、グローバルEC展開案件まで幅広く対応しています。

特徴と強み

フラッグシップの強みは、Shopifyプラットフォームを中心としたエンタープライズEC移行の圧倒的な実績と技術力です。Shopifyを基盤に、既存環境や事業展開に合わせた設計と移行を支援します。

  • 既存システム連携:自社開発やオンプレ環境から移行したうえで、ERP・WMS・基幹系と接続する。
  • 個別要件への対応:ヘッドレス構成、カスタムAPI、多言語・多通貨の設計まで扱う。

移行後のパフォーマンス最適化やCVR改善まで含めた、包括的な支援体制が整っています。

得意領域・実績

フラッグシップは、大手アパレルブランド・メーカー・小売チェーンのShopify Plus移行を多数手がけています。

  • 大規模案件:年商100億円超のECサイト刷新の実績がある。
  • 海外展開:グローバルECの構築・移行と、海外展開を見据えた刷新。
  • 基幹連携:ERP(SAP・Oracle等)・WMS・POSとの連携や、既存業務系刷新と並行する移行に対応する。

W2株式会社|定期通販・サブスクリプションECの移行に強い国産プラットフォームベンダー

W2株式会社は、国産EC SaaSベンダーで、「W2 Unified」「W2 Repeat」「W2 BtoB」の3つの自社開発EC基盤を展開しています。

W2は、定期購入・サブスクリプションEC分野では国内トップシェアを持ち、500社以上の導入実績を誇ります。

従来型の複雑な定期通販システムや老朽化したオンプレ環境から、W2プラットフォームへのリアーキテクチャを、充実した移行支援体制のもとで実現できます。

特徴と強み

W2の最大の強みは、定期購入・サブスクリプションビジネスに特化した深い業務知識と、それを体現したプラットフォームの完成度です。定期通販の業務機能に加えて、周辺システムとの連携にも対応します。

  • 定期購入機能:初回割引、回数縛り、スキップ、解約、CRM、物流・配送までを標準機能で扱う。
  • 外部連携:APIを通じた、基幹システムやMA・CRM・決済などのSaaSとの接続。

BtoBの掛け払い・請求書払いにも対応したW2 BtoBを持っています。そのため、BtoCとBtoBを横断したECリアーキテクチャにも対応できます。

得意領域・実績

W2は、化粧品・健康食品・食品・アパレルなど消費財メーカーの定期通販EC移行案件を中心に、500社超の導入実績を積み上げています。

  • 移行元:老舗の定期通販や独自のサブスクリプション管理からの移行。
  • 移行実績:データ精度を保ち、事業を止めずに切り替えた事例がある。
  • 企業規模:年商数億〜数十億円の中堅企業から大手上場企業まで対応し、移行知見は国内随一と評価されている。

CloudEC(クラウドEC)|エンタープライズECの最新アーキテクチャ移行の専門支援

CloudEC(クラウドEC)は、エンタープライズ向けECの企画・設計・構築・運用を専門とします。コンポーザブルコマースやヘッドレス構成への移行支援にも知見があります。

特定のプラットフォームに依存しない「アーキテクチャ中立」の立場が特徴です。そのうえで、commercetools、Shopify Plus、AWSのカスタム構成などから、要件に合う方式を選んで構築します。さらに、ユニファイドコマース(オンライン・オフラインの統合)を見据えたシステム設計の支援にも強みがあります。

特徴と強み

CloudECには、最新のEC構成に精通した専門チームがあり、コンポーザブル、マイクロサービス、APIファースト、ヘッドレスの上流設計を担います。

上流の検討から移行後まで、次のように支援します。

  • 段階移行の設計:技術的負債を分析したうえで、事業への影響を抑えるロードマップを描く。
  • 中立的な選定支援:特定ベンダーに偏らず、要件に合う移行先を検討する。

CloudECは、移行後のパフォーマンスモニタリングや継続的な改善サイクルの構築まで支援する体制を整えています。

得意領域・実績

CloudECは、大手小売チェーンやブランドメーカー、流通企業のエンタープライズEC刷新案件を中心に、支援実績を積み上げています。

そのなかで、チャネル統合や大規模案件の支援にも取り組んでいます。

  • オムニチャネル:実店舗とECの在庫・ポイント・顧客データを統合する刷新を支援する。
  • 移行パターン:スクラッチからパッケージ・SaaSへ、既存パッケージからコンポーザブル構成へ移す。
  • 案件規模:年商100億円超の大規模EC案件にも実績がある。

オルグローラボ株式会社|オフショア活用によるコスト効率の高いEC移行

オルグローラボ株式会社は、ベトナムを中心としたオフショア開発基盤を活用し、コスト効率に優れたECサイトの構築やリアーキテクチャ支援を提供する会社です。国内ブリッジSEによる丁寧なコミュニケーション体制のもと、品質を保ちながら、国内開発と比べて大幅なコスト削減を実現できる点が特徴です。

Shopify、EC-CUBE、フルスクラッチ開発など、多様なプラットフォームでの構築・移行実績もあります。

特徴と強み

オルグローラボの最大の強みは、オフショア開発のコスト優位性と国内チームによる品質管理を両立する独自の開発体制です。

費用面と開発運営の両方に、次の特徴があります。

  • 開発費:一般的な案件では、国内フル開発より30〜50%抑えつつ、日本語対応と国内品質基準を保つ。
  • 開発プロセス:Agile・スクラムで要件変化に対応し、進行の透明性を確保する。

さらに、長期の保守・運用フェーズでオフショアを活用することで、移行後のランニングコスト削減にも貢献します。

得意領域・実績

オルグローラボは、EC-CUBEやShopifyを中心としたECサイトのスクラッチ開発・移行案件で多数の実績を持ちます。

  • 費用と品質:予算に制約のある中堅企業の刷新で、費用を抑え品質を保った事例が多い。
  • 選定適性:費用対効果を重視する企業にとって、候補の一つになる。
  • 継続改善:月額固定で人員を確保するラボ型契約により、保守や機能追加への投資を効率化できる。

ポイント

費用を抑えながら品質も保ちたい中堅企業にとって候補になります。費用対効果を重視するなら、国内チームによる品質管理の体制も一緒に確かめるとよいでしょう。

ECリアーキテクチャパートナー選びのポイント

パートナー選定で確認する実績と経験、技術力と専門性、プロジェクト管理体制の3項目を示す図解。
三つの観点をそろえると候補ごとの差を見比べられます。

自社に合うパートナーを選ぶには、比較の評価軸が必要です。次の基準で候補を検討すると、ECリアーキテクチャの成功率を高められます。

実績と経験の確認方法

パートナー選定において最も重要なのは、「自社の状況に近いリアーキテクチャ案件の実績があるか」という点です。確かめたいのは、既存システムからの移行・刷新実績です。新規のECサイト構築実績とは分けて、具体的に見ます。

ヒアリングでは、同業・同規模の事例をもとに、次の項目を具体的に確かめます。

  • 移行元と規模:オンプレ・旧世代パッケージ・自社開発の別と、売上・SKU数・会員数。
  • 移行中とデータ:事業継続の方法、注文履歴・会員情報・ポイント残高の移行精度。
  • 移行後の対応:トラブル事例と解決方法を聞き、回答の具体性を確かめる。

技術力と専門性の評価

ECリアーキテクチャでは、最新のアーキテクチャパターン(マイクロサービス、ヘッドレスコマース、コンポーザブルコマース)への知見が問われます。

提案の根拠と、実装を支える基盤技術は分けて確かめます。

  • 設計・移行の根拠:構成を選ぶ理由と、ストラングラーフィッグなど段階移行の進め方。
  • 実装基盤:API設計、AWS・GCP・Azure、DevOpsの経験の有無。

既存システムの技術的負債を適切に評価し、移行後の技術選定に合理的な根拠を示せるパートナーを選ぶことで、プロジェクト完了後も長く使えるシステムを実現できます。

プロジェクト管理体制の確認

大規模なリアーキテクチャプロジェクトでは、プロジェクト管理体制が成否を大きく左右します。

運営体制は、担当者、変更管理、本番切り替えの三つの段階で確かめます。

  • 日常管理:専任PM、週次・月次の報告、リスク管理、問題時の連絡経路。
  • 品質と変更:要件変更の管理方法、テスト・品質保証の体制。
  • 切り替え時:緊急時の対応時間・連絡方法、安定稼働を確かめる期間の設定。

切り替え時の項目は、契約前に具体的に聞いておきたい重要な確認事項です。

ポイント

実績、技術力、プロジェクト管理の三つの観点を並べて見ると、候補ごとの差がはっきり分かります。提案の中身だけでなく、その根拠まで聞くと比べやすくなります。

まとめ

ECリアーキテクチャを支援できる開発会社・ベンダーを、6社紹介しました。

6社は、それぞれ支援の強みが異なります。そのため、自社の事業モデルや移行条件に近い候補から比べるとよいでしょう。

  • 一貫支援と導入規模:riplaは企画から開発まで対応し、ecbeingは大規模な構築実績を持ちます。
  • 専門領域:フラッグシップはShopify移行、W2は定期購入ECの移行に強みがあります。
  • 構成と費用:CloudECは新しい構成、オルグローラボはオフショアによるコスト効率に知見を持ちます。

自社のビジネスモデルや移行規模、予算感、スピード感に合わせてパートナーを選ぶことが、ECリアーキテクチャの成功につながります。まずは複数社に相談し、提案内容と実績を比べたうえでパートナーを決めることをおすすめします。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。