GLOVIA導入でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

GLOVIA導入の成否は、開発会社・ベンダーの選定で大きく左右されます。GLOVIAは製造業・流通業に特化した複雑な機能を持つERPで、業務知識と技術の両面で高い専門性が必要です。

そこで6社は、導入実績・技術力・サポート体制を基準に選びました。比べる際は、自社の業種や業務課題に合うかを見るのが基本です。

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GLOVIA導入パートナー選びの重要性

GLOVIA導入パートナーに求める技術力、業務理解、運用・保守、バージョンアップ対応を4枚のパネルで示した図。
4つの支援領域を同じ目線で並べて確認できます。

GLOVIA導入プロジェクトは、通常は数千万円〜数億円規模の投資となり、期間も1〜2年以上に及びます。この長期間のプロジェクトを成功させるには、技術力に加えて、自社の業務を深く理解し、課題解決まで伴走してくれるパートナーが不可欠です。

特にGLOVIAは、製造業の生産管理・原価管理・工程管理といった複雑な業務に対応するため、これらの業務領域に精通したコンサルタントが欠かせません。また、導入後の運用・保守・バージョンアップ対応まで長期的に支えられる体制も、大切な選定基準になります。

過去の失敗事例では、「価格が安かったが技術力が不足していた」「導入後のサポートが手薄だった」といった理由が挙げられています。さらに、業務理解が浅く、要件定義が不十分だったことも、プロジェクト失敗につながります。

ポイント

投資額が大きく期間も長いため、業務を理解して長く伴走できるかで選ぶのが基本です。導入後の運用・保守まで支えられるかも、判断の目安になります。

株式会社ripla

株式会社riplaは、コンサルティングから開発・導入支援まで一気通貫で提供するIT事業会社です。社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネス成果の創出と、システムを現場に定着させる支援に強みを持ちます。

riplaの強みと特徴

riplaの最大の特徴は、「IT事業会社としての実務経験」に基づく支援スタイルです。自社でシステムを開発・運用してきたため、現場の目線でシステム設計や業務プロセス改革を提案できます。

  • 定着支援:変更管理・教育・運用を含め、導入後に使われる状態まで支えます。
  • 一社対応:要件定義から運用保守まで、社内のコンサルティングと開発でつなぎます。
  • 成果確認:経営層への報告、KPI設計、効果測定までが対象です。

GLOVIA導入では、機能を入れるだけで終わらせず、「導入後に現場で本当に使われるシステム」を目指します。社内で体制が一つにまとまっているため、ベンダーとのコミュニケーションロスが少なく、プロジェクト全体のスピードと品質を高い水準で保てる点も強みです。

製造業・流通業のGLOVIA導入では、業務改革の観点から包括的に支援する点が特徴です。riplaはプロジェクト開始前の「現状分析・課題整理」から支援を始め、GLOVIAが自社に合うかを判断する段階から相談できる体制を整えています。さらに、導入後のビジネス成果(ROI)にコミットする姿勢は、多くの顧客から高い評価を受けています。

富士通Japan株式会社

富士通JapanはGLOVIAの開発・販売元である富士通グループの中核会社で、GLOVIA導入の最上位パートナーです。製品の開発者として、特に大手・中堅企業向けのGLOVIA G2導入では圧倒的な実績があります。

富士通Japanの強みと特徴

製品開発元ならではの技術的な深みが、最大の強みです。

  • 製品知識:GLOVIAの内部構造を熟知しており、複雑なカスタマイズ要件にも応えられます。
  • 支援範囲:全国に支社・サポート拠点を持ち、地方企業の導入にも対応します。
  • 注意点:大規模向けの体制が中心で、中小企業は費用面でハードルが高い場合があります。

GLOVIAのバージョンアップ情報や法改正対応についても、最も早く正確な情報を提供できる立場にあります。さらに、導入実績は国内製造業を中心に数百社以上にのぼり、業種別のベストプラクティスやテンプレートも充実しています。

ポイント

製品開発元の技術力を重視する企業には、有力な候補になります。大規模向けの体制が中心のため、中小企業は費用面を先に検討する必要があります。

TIS株式会社

TIS株式会社はTISインテックグループの中核会社として、ERP導入・業務改革支援の豊富な実績を持ちます。GLOVIAをはじめ、SAP・Oracle・Microsoft Dynamicsなど複数のERP製品に対応しています。また、製品比較・選定の段階から中立的なアドバイスを得られる点が特徴です。

TISの強みと特徴

製造業・流通業・金融業など幅広い業種でのERP導入実績があり、業種別のノウハウも豊富です。特にGLOVIA smart(クラウド型)の導入支援では、中堅企業向けのスピーディな導入メソッドを持っています。

大規模なシステム開発体制と全国展開のサポート網を活かした安定したプロジェクト運営が期待できます。さらに、グローバル展開が必要な企業には、海外拠点との連携支援も可能です。

株式会社NTTデータ

NTTデータは国内最大級のITサービス企業で、大企業向けのERPコンサルティング・導入・運用に豊富な実績があります。GLOVIAを含む多様なERP製品を扱い、特に大企業・グループ企業向けの複雑な要件への対応力が強みです。

NTTデータの強みと特徴

国内外に多数の拠点と専門家を有し、大規模プロジェクトの管理能力に優れています。さらに、セキュリティ・ガバナンス要件が厳しい大企業・上場企業のプロジェクトに適しており、グループ全体を巻き込む大規模ERP統合案件の実績が豊富です。

GLOVIAのクラウド移行・モダナイゼーション支援にも積極的に取り組んでいます。ただし、中小規模のプロジェクトでは費用対効果が合わない場合があるため、大企業向けと考えるのが適切です。

ポイント

大企業やグループ企業の大規模なERP案件に向いています。中小規模のプロジェクトでは費用対効果が合わない場合があるため、大企業向けとして検討するのが適切です。

日本システムウエア株式会社

日本システムウエア(NSW)はNECグループの情報システム会社として、製造業・流通業向けのERPソリューション提供に長年の実績を持ちます。また、GLOVIAの認定パートナーとして、特に製造業向けのGLOVIA G2導入支援に強みがあります。

日本システムウエアの強みと特徴

日本システムウエアは、製造業の業務知識とNECグループの技術を組み合わせて検討できる点が特徴です。

  • 製造業知識:自動車・電機・機械の生産・原価・品質管理に詳しい会社です。
  • 連携提案:NECグループのインフラ技術と組み合わせ、ハードウェアからアプリケーションまで一体で検討できます。
  • 適性:中堅製造業が費用対効果を重視して比較しやすい候補です。

製造業特有の複雑な製品構成(BOM管理)や工程管理、実績管理のGLOVIA実装にも強みがあります。中堅製造業向けには、コストパフォーマンスの高い導入サービスを提供しています。また、製造業のGLOVIA導入パートナーとして高い評価を受けています。

ポイント

製造業の生産・原価・品質管理を重視する中堅企業にとって、比較候補になります。製造業特有の業務を実装した経験を基準に、他社と比べることが大切です。

日立ソリューションズ株式会社

日立ソリューションズは日立グループのIT中核会社として、製造業・流通業・公共分野向けのERPシステム構築・運用を幅広く手がけています。また、GLOVIAをはじめ複数のERP製品に対応し、DXを見据えた業務改革全体を支援する体制が整っています。

日立ソリューションズの強みと特徴

日立ソリューションズは、工場システムとの連携から将来の対応、保守運用まで幅広く任せられる点が特徴です。

  • 工場連携:MES・SCADAとGLOVIAを組み合わせた構築を検討できます。
  • 将来対応:IoT・AIによるスマートファクトリー化も視野に入ります。
  • 長期支援:上流コンサルから保守運用まで任せたい企業に適します。

日立グループの製造業における豊富な経験は、この会社ならではの強みです。全国に拠点を持ち、地方の中堅製造業にも対応できる体制があります。さらに、IoT・AIを活用したスマートファクトリー化との連動も視野に入れた提案が可能です。

運用・保守サービスも充実しており、導入後の運用支援でも高い評価を受けています。

選び方・比較ポイント

GLOVIA導入パートナーの比較基準として、導入実績、担当者の知識、運用サポートをチェックカードで整理し、運用サポートには初動対応とヘルプデスクの条件を添えた図。
運用条件は対応時間まで具体化して比べられます。

複数のベンダーを比べるときは、3つの観点で各社を同じ基準で評価することをお勧めします。同じ基準にそろえると、違いが分かりやすくなります。

  • 導入実績:自社と同じ業種・業態・規模の事例があるかを確かめます。
  • 担当者の知識:業務とGLOVIAの両方を理解した人が担当するかを見極めます。
  • 運用サポート:導入後の対応範囲と条件を、契約前に確かめる項目です。

ポイント①:同業種・同規模の導入実績

最も重要な選定基準は、自社と同じ業種・業態・規模での導入実績です。たとえば、製造業でも自動車部品・電子部品・食品・化学では、業務プロセスが大きく異なります。

確認したいのは、「自社と類似した業種・規模での導入実績を複数持つか」です。「GLOVIA導入実績あり」とだけ書かれていても、比較の材料としては足りません。そのうえで、参照先顧客(リファレンス顧客)の紹介を受け、実際の導入担当者から話を聞くのが最も確実です。

ポイント②:担当コンサルタントの業務知識レベル

GLOVIAの技術知識に加えて、生産管理・原価管理・在庫管理など自社の業務を深く理解したコンサルタントが担当するかを見ておきます。提案書の作成者と実際の導入担当者が同じかどうかも、確かめておきたい点です。

提案時だけ優秀なコンサルタントが出てきて、実際の導入は若手に任される「看板倒れ」を避けるには、担当者の経歴・実績を直接確かめるのが有効です。

ポイント③:導入後の運用・保守サポート体制

GLOVIA導入後は、運用と保守を継続して行う必要があります。そのため、ヘルプデスク対応とバージョンアップ対応を事前に確かめておきます。法改正対応(消費税率変更・電子帳簿保存法等)や障害時の対応速度も、あわせて見ておきます。

SLA(サービスレベル合意)には、具体的な対応条件を定めておくことが大切です。たとえば、「障害発生時の初動対応は2時間以内」「ヘルプデスクは営業日9〜18時対応」のように、契約書に明記しておきます。

ポイント

判断の決め手は、自社と似た業種・規模での導入実績があるかです。そのうえで、担当者の業務知識と、契約前に確認する運用サポートの範囲を比べます。

まとめ

GLOVIA導入のパートナー選定は、プロジェクトの成否を左右する大事な判断です。

紹介した6社は、いずれも高い専門性と実績を持っています。ただし、自社の業種・規模・予算、重視するポイントによって、最適なパートナーは変わります。

ビジネス成果の創出と現場定着を重視するなら、riplaが候補になります。製品開発元の技術力を活かしたいなら富士通Japan、中立的な助言と複数のERP製品への対応を求めるならTISが候補です。

大規模なグループ案件であればNTTデータ、製造業に特化した技術力を重視するなら日本システムウエアが候補になります。工場系システムとの連携を含めて長く付き合えるパートナーを探すなら、日立ソリューションズも検討できます。

そのうえで、複数社から相見積もりを取り、提案内容を比較評価して、自社に最適なパートナーを選ぶことをお勧めします。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。