OBIC導入の開発会社は、業務との相性と、導入の経験・支援体制で見比べるのが基本です。OBICは、ERP累計導入社数18年連続No.1を誇る国産ERPです。
選定を誤ると、プロジェクトの長期化や追加コストを招くおそれがあります。そこで、6社の特徴と実績、確認項目を順に取り上げます。
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・OBIC(オービック)導入の完全ガイド
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OBIC導入パートナー選びの重要性

OBIC(OBIC7シリーズ)は、会計や人事、給与などをカバーする統合ERPです。販売や生産管理も含め、企業の基幹業務を広く担います。また、国内累計25,000社以上の導入実績を持ち、上場企業から中堅企業まで幅広く採用されています。
しかし、どれほど優れたERPでも、導入の進め方や自社業務への落とし込みが不十分だと、期待した効果が得られないことは少なくありません。そこで、適切なパートナーを選ぶことが、OBICを活用しきるうえで不可欠です。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
ERP導入は、一般的に数か月から1年以上を要する大型プロジェクトです。要件定義と設計に始まり、開発、テスト、稼働を経て運用支援に至るまで、フェーズごとに専門的な知識が求められます。
OBIC7は高いカスタマイズ性を持つ一方で、設定が複雑なため、自社だけでは対応しきれない場面が多く出てきます。
- 工程の経験:要件定義から運用支援まで、各段階を通して進めた経験の有無。
- 製品への理解:OBIC7の設定やカスタマイズを、業務の要件に結び付ける力。
経験の豊富なパートナーは、自社が気づいていない業務課題を浮き彫りにします。そのうえで、OBIC7の標準機能を最大限に生かし、追加開発を最小限に抑える提案をしてくれます。その結果、導入コストを低めながら、現場での定着率を高めることが可能になります。
逆に、実績の薄いパートナーを選ぶと、要件定義が甘くなり、後から仕様変更が続出してプロジェクトが炎上するリスクがあります。
発注前に確認すべきポイント
パートナーに発注する前に確かめたいポイントは複数あります。まず、自社の業種・業務規模に近い導入実績があるかどうかです。製造業・流通業・サービス業など、業種によってERPの設定方針や課題が大きく異なるため、同業種での実績を持つ会社を選ぶことが大切です。
- 業種との近さ:自社の業種・規模に近い導入事例の有無。
- 導入後の支援:進捗管理、運用定着、更新対応までを支える体制。
次に見たいのは、プロジェクトマネジメント体制の充実度です。OBIC導入は複数部門にまたがる大規模プロジェクトになることが多いため、進捗管理、課題管理、コミュニケーション設計をしっかり行える体制が求められます。
さらに、稼働後のサポート体制も確認しておきたい事項です。導入後も続く支援が必要で、運用定着、バージョンアップ対応、追加要件への対応など、長期的なパートナーシップが欠かせません。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を生かし、ビジネスの成果創出とシステムの定着支援に強みを持ちます。
営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があります。企業ごとの業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの最大の特徴は、「事業会社目線」でシステム導入を支援する点です。一般的なSIerがシステム構築に特化するのに対し、riplaはビジネス課題を整理します。
OBIC導入でどこに貢献するかを明確にしてからプロジェクトを始めるため、現場で使われないリスクを抑えられます。
- 事業会社の視点:業務課題とシステム導入の目的を結び付けて考える姿勢。
- 一貫した体制:要件定義から運用支援まで、責任の所在を明確にした進め方。
また、コンサルティングから運用支援まで、一つの体制で通して対応できる点も強みです。そのため、複数のベンダーに分担を頼んだ場合に起こりがちな「責任の所在が曖昧になる」問題が生じにくく、プロジェクトの透明性と意思決定のスピードが高まります。
得意領域・実績
riplaは、製造業・流通業・サービス業などの中堅企業を中心に、基幹システムの刷新を多く手がけています。老朽化したシステムからOBICへ置き換える案件では、業務フローの見直しとデータ移行の設計に対応してきました。
- 刷新支援:老朽化した基幹システムの業務整理と移行設計。
- 定着支援:研修、マニュアル整備、問い合わせ対応まで続く支援。
OBIC導入後の定着支援にも力を入れており、稼働後のフォローアップを充実させています。さらに、業務改善の成果が出るまで継続して支援する体制は、多くのクライアントから高い評価を得ています。
株式会社オービック|自社開発・直接販売による一貫サポート
株式会社オービックは、OBIC7シリーズの開発元であり、自社開発・直接販売にこだわる独立系のシステムインテグレーターです。1968年創業の東京証券取引所プライム市場上場企業で、長年にわたり国内ERP市場をリードしてきました。
「ワンストップ・ソリューション・サービス」を掲げ、コンサルティングから稼働後のサポートまでを、自社の一貫体制で提供しています。
特徴と強み
オービック最大の強みは、製品の開発元として深い知識を持つコンサルタントやSEが、導入プロジェクトに参画する点です。
他社経由で導入する場合と違って、開発エンジニアに直接質問できる体制が整っています。そのため、技術的な疑問点や特殊な業務要件への対応も迅速に行われます。
- 開発元の知識:製品仕様の確認を開発側へ直接つなげる体制。
- 業界対応:業種ごとの事情を踏まえた設計。
また、各業界に精通したコンサルティングSEのチームを擁しています。製造業、建設業、流通業、サービス業など、250を超える業種への対応実績があります。
業種特有の業務ロジックや商習慣を深く理解したうえで、最適なシステム設計を提案できる点は、直販ならではの大きな強みです。
得意領域・実績
オービックは、累計28,000社を超える導入実績を誇ります。中堅・上場企業を中心に、幅広い業種で稼働実績を積み重ねています。
特に、大規模グループ企業の人事・給与の共通基盤構築や、複数拠点・複数法人を統合した会計・販売管理システムの構築では、豊富なノウハウを蓄積しています。
- 企業規模:中堅企業から上場企業までの導入経験。
- 運用継続:更新対応と保守を含めた長期利用の支援。
Grid Award 2026 Winter ERPパッケージ部門でLeaderを5年連続受賞するなど、ユーザーからの評価も高い水準を維持しています。
導入後のバージョンアップ対応や保守サービスも自社で一貫して行うため、長期的なシステムの安定稼働が期待できます。
大塚商会|多彩なERP製品ラインナップと充実したサポート体制
大塚商会は、国内有数のIT商社・システムインテグレーターです。法人向けのERPや基幹業務システムを長年支援しており、自社開発の「SMILEシリーズ」など複数のERPを扱っています。また、企業の規模や業種、予算に合わせて提案します。
特徴と強み
大塚商会の強みは、ERP導入の工程をワンストップで対応できる総合力です。ネットワーク設計からERPの導入・設定まで扱い、カスタマイズや操作教育にも対応します。導入後の保守も自社グループ内で完結するため、窓口を一本化できます。
- 対応範囲:ネットワークから教育、保守まで一つの窓口で相談できる。
- 拠点対応:全国の営業・サポート網を生かした現地対応。
また、遠方や複数拠点を持つ企業でも、この広い範囲を活用して依頼できます。導入後の問い合わせや障害にも対応でき、システム停止リスクを抑えられます。
得意領域・実績
大塚商会は、中小企業から中堅企業まで幅広くERP導入を支援してきました。製造業から卸売業、小売業、サービス業まで対応しています。
「ERPナビ」を運営し、企業のERP選定を支援するなど、顧客教育にも取り組んでいます。
- 幅広い企業:中小企業から中堅企業までの規模への対応。
- 周辺連携:CTIやBIとの連携を含めた業務効率化と可視化の支援。
ERP導入と合わせて、CTI(電話応対管理)やBIツールとの連携も提案できます。基幹業務の効率化から経営の可視化まで一体で支援できる点が評価されています。さらに、複数のERPを比べたい企業にも、選択肢を整理して提案できます。
NTTデータ|大規模ERP導入プロジェクトの豊富な実績と高い技術力
NTTデータは、国内最大級のシステムインテグレーターの一つで、ERP・基幹システムでも豊富な導入実績があります。SAPやBiz∫などのERPパッケージでは、1,600社以上に導入されています。さらに、大企業から中堅企業まで幅広く支援しています。
特徴と強み
NTTデータは、大規模で複雑なERP導入を管理できる体制を持ちます。数百人規模のチームを組み、PMO機能を含む管理体制で推進します。内部統制の強化や複数システムの統合でも実績があります。
- 大規模管理:多数の関係者が参加する体制での進行。
- 技術対応:SAP、Oracle、OBICなど複数の基盤への対応。
また、独自のERPパッケージ「Biz∫」の提供と開発に関するノウハウを持っています。既存システムとの連携、データ移行、セキュリティ設計についても相談できます。
得意領域・実績
NTTデータは、製造業や金融、公共、通信などの分野に加え、流通やサービスでも、大規模ERPの導入や刷新を手がけてきました。グローバル展開にも対応しています。
グループ全体の基幹システムを統合・標準化する案件では、強い推進力を発揮します。
- 業界の広さ:製造、金融、公共など多様な業界での支援実績。
- 将来拡張:AI、分析、クラウド移行を含む高度な活用への対応。
先進技術や業界知見を取り入れ、AI・データ分析・クラウド移行などの高度な活用も支援できます。そのため、OBIC導入の外部パートナーに選べば、大規模案件の推進と将来の拡張を両立しやすくなります。
タナベコンサルティング|中堅企業のERP導入に特化した経営コンサルと一体型支援
タナベコンサルティングは、1957年創業の経営コンサルティングファームで、69年間で18,900社以上を支援してきました。ERPでは、経営目的の設計や要件定義を含め、ベンダー選定や運用設計まで扱う「注文住宅型支援」が特徴です。
特徴と強み
タナベコンサルティングの最大の特徴は、経営コンサルティングとERP導入支援を一体にしたアプローチにあります。
- 経営との接続:成長戦略を起点にした情報基盤の構想。
- PMO支援:ベンダーとの間に入って進める導入の支援。
システム選定後はPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)型の支援を行い、開発ベンダーと自社の間に入って助言する体制をとります。
属人化を防ぎ、非効率な業務を減らしてガバナンスを強化します。そのため、スピーディかつ確実なERP稼働を実現する点が、多くの中堅企業から評価されています。
得意領域・実績
タナベコンサルティングは、中堅・中小企業を主な対象に、既存システムのリプレイスから新規導入まで対応してきました。
事業成長を見据えた案件が多いため、単なる更新にとどめず、次の段階を支える情報基盤の構築を重視しています。
- 対象企業:中堅・中小企業の成長に合わせた導入支援。
- 変革支援:標準化から組織の変革まで扱う。
OBIC導入でも、コンサルティングの段階から業務標準化や部門間の合意形成、変革マネジメントを支援します。組織・人・プロセスの変革を伴うDXを進めるパートナーとして評価されています。
株式会社SHIFT|ERP導入プロジェクトの品質保証とPMO支援に特化
株式会社SHIFTは、ソフトウェアテストと品質保証を起点に事業を拡大しました。近年は、ERP導入のPMO支援と品質保証にも注力しています。さらに、約1,000社以上へテストやPMOを提供してきました。
基幹システム刷新の管理や受け入れテストを担っています。
特徴と強み
SHIFTの強みは、ERP導入で第三者としてPMOと品質保証を担う点です。社内IT部門だけでは管理が難しい中堅企業でも、外部チームが入ることで、遅延や品質劣化、コスト超過のリスクを抑えられます。
- 第三者PMO:社内IT部門を補い、進行・品質・費用を管理する。
- 調整役:オービック、開発会社、社内IT部門をつなぐ役割。
特に、複数の開発会社やメーカーが関わるマルチベンダー環境では、調整役として機能します。OBIC導入でも三者をつなぎ、プロジェクト全体の状況を見える形にして、意思決定の速さを支えます。
得意領域・実績
SHIFTは、製造業や金融業、小売、通信などの大規模な基幹システム刷新を支援してきました。PMOや受け入れテスト、品質コンサルティングにも対応します。
- 品質保証:データ移行と稼働前テストの品質確認。
- 活用場面:IT人材や導入経験の不足を補う第三者支援。
社内にIT人材や導入経験が足りない場合でも、第三者支援で不足を補えます。そこで、OBIC導入でSHIFTをPMO・品質保証のパートナーにすれば、安全に進められます。初めてERPを導入する企業や過去に失敗した企業にとっても、有効な第三者支援になります。
OBIC導入パートナー選びのポイント

OBIC導入パートナーは、価格だけでなく、自社のプロジェクト特性や組織体制、将来展望との適合性で比べます。次の3点を見ると、導入後まで見据えて候補を絞り込めます。
- 実績と経験:自社と同じ業種・規模の導入経験や、担当者の類似案件の経験。
- 技術力と専門性:必要なOBIC7モジュール、既存システム連携、データ移行への対応力。
- 管理とサポート:進捗・課題・リスクの管理方法と、稼働後の窓口やSLAの確認。
実績と経験の確認方法
パートナーの実績を確認する際は、「OBIC導入件数」だけでなく、「自社と同じ業種・規模での導入実績があるか」を重視してください。製造業と流通業では、ERPに求める機能や業務フローが大きく異なります。
具体的な事例やリファレンス先の提示を求め、実際に稼働しているシステムの様子を確かめられれば理想的です。
- 事例の類似性:導入件数ではなく、業種と規模の近さで比べる。
- 担当者の経験:予定メンバーのキャリアと類似案件の有無。
また、担当するプロジェクトマネージャーやコンサルタント個人の経験も大切です。会社としての実績が豊富でも、実際に担当するメンバーのスキルや経験が不十分な場合があります。初回の打ち合わせで担当予定のメンバーを明らかにし、そのキャリアや類似案件での経験を確かめることをお勧めします。
技術力と専門性の評価
OBIC7はコンポーネント型のERPで、会計や人事、給与などを含め、多岐にわたる機能モジュールを持っています。
パートナーが、自社の業務に関わるモジュールに深い知識を持っているかを確かめる必要があります。特に、製造業なら生産管理や原価管理、流通業なら販売や在庫管理の専門性が重要です。
- 必要なモジュール:自社の会計、販売、生産などに合う知識の有無。
- 導入技術:連携、移行、クラウド構築の経験。
既存システムとの連携やデータ移行、クラウド環境での構築など、導入形態に応じた技術力も評価すべき要素です。
OBIC7のクラウドソリューション(OBIC7クラウドソリューション)の導入経験があるかどうかも、今後のクラウド活用を見据えた選定で確かめておきたい点です。
プロジェクト管理体制の確認
OBIC導入プロジェクトは複数部門にまたがるため、強固なプロジェクト管理体制が欠かせません。確認すべき点としては、まずWBS(作業分解構成図)、スケジュール管理、課題管理の具体的な方法があります。
プロジェクト管理ツールの活用状況や、定例会議の進め方、議事録管理のルールなども、事前に確認しておくと役立ちます。
- 進行管理:WBS、日程、課題をどの方法で共有するか。
- リスク対応:変更、遅延、予算超過への対応手順。
次に、リスク管理の仕組みも確認しておきたい事項です。要件定義の変更やスケジュールの遅延、予算超過などが起きたとき、どのような手順で対応するのかを明確にしておく必要があります。
稼働後のサポート体制(問い合わせ窓口・対応時間・SLAの設定)についても、契約前に詳しく確かめてください。信頼できるパートナーであれば、これらの質問に具体的かつ誠実に答えてくれるはずです。
まとめ
OBIC導入の開発会社・ベンダー6社を紹介しました。riplaは、コンサルから開発まで一貫して支援し、事業会社の目線でDXを進めます。
オービックは製品の開発元として、導入から運用まで支援します。大塚商会は製品の幅と全国対応、NTTデータは大規模案件への対応力が強みです。
タナベコンサルティングは経営コンサルと一体で導入を支援します。SHIFTはPMOと品質保証で、導入プロジェクトのリスクを抑えます。
最適なパートナーは、企業の規模・業種・プロジェクトの複雑さによって異なります。そのため、複数社に相談・見積もりを依頼し、担当メンバーの経験・提案の具体性・サポート体制を比較検討したうえで、最も信頼できるパートナーを選んでください。
OBIC導入を成功させれば、業務の標準化や見える化、効率化が進み、企業の持続的な成長を支える強固な情報基盤が築かれます。
▼全体ガイドの記事
・OBIC(オービック)導入の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・業務システム開発の完全ガイドブック
・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
