インフラエンジニアがフリーランスになるには?必要なスキル・準備・案件獲得方法を徹底解説!

フリーランスのインフラエンジニアになるには、仕事内容と働き方を理解し、3年程度の実務経験を土台にスキルと準備を整えて、案件を獲得していくのが全体の流れです。クラウド化が進む現場で、インフラ系のスキルは広く求められています。

本テーマに関する全体ガイドは、以下の記事をご覧ください。

▼全体ガイドの記事
・フリーランスエンジニアのキャリア・働き方の完全ガイド

フリーランスインフラエンジニアの仕事内容

フリーランスとして働くには、どのような業務を担い、どんな働き方になるのかを、まず正しく理解しておくことが欠かせません。

インフラエンジニアの役割

インフラエンジニアとは、ITシステムの基盤を構築・運用する専門職です。扱う領域は、サーバーやネットワークのほか、ストレージやクラウド、セキュリティにまで及びます。フリーランスの場合は、企業と業務委託契約を結んで、次のような業務を担います。

  • 新規インフラを設計し、構築します。
  • 既存システムの運用保守を行います。
  • クラウド環境の設計や移行、運用を担います。
  • 監視設定、障害対応、性能改善を行います。
  • セキュリティ対策を強化します。

フリーランスの働き方の特徴

・フルリモート案件や週3稼働の案件も増えています。
・収入はスキルと交渉力次第で大きく変動します。
・営業や契約、請求は自己管理です(エージェントの活用で補完できます)。

インフラエンジニアのフリーランスは、正社員にはない自由度と高収入の可能性を持ち合わせています。

ポイント

担当できる業務は、新規の設計・構築から運用保守まで幅があるため、自分の経験がどこに当たるかを押さえておくと、案件選びで迷いにくくなります。

フリーランスインフラエンジニアに必要なスキル

フリーランスインフラエンジニアに必要な4領域のスキルを並べた図解。
技術領域に文書作成と対話の力が加わります。

企業から信頼され、継続的に案件を受けるには、確かなスキルセットと問題解決能力が求められます。

そのスキルセットは、OSやクラウド、ネットワークの知識に、文書作成やコミュニケーションの力を合わせたものです。

OSやサーバーの知識と実務経験

・Linux(CentOS、Red Hat、Ubuntuなど)のコマンド操作と構築の経験があります。
・Windows Serverの設定やActive Directoryを理解しています。
・仮想化(VMware、KVM、Hyper-Vなど)環境を構築できます。

インフラの基礎を支えるこれらの技術は、すべての案件の土台となります。

クラウド(AWS、Azure、GCPなど)の運用経験

・EC2、VPC、S3、IAMなどAWSの基本サービスを扱えます。
・Azure VMやStorage、Resource Groupの知識があります。
・インフラのコード化(Terraform、CloudFormation)に対応できます。

クラウド移行やマルチクラウド対応の案件が増えているため、クラウド経験は大きな武器となります。

ネットワークとセキュリティの知識

・TCP/IP、サブネット、DNS、ルーティングを理解しています。
・VPN、Firewall、NATなどの設定経験があります。
・セキュリティ対策(ログ監視、アクセス制御、WAFの導入)を行えます。

安心・安全なインフラ運用を実現できる人材には、常に需要があります。

ドキュメント・コミュニケーション能力

・設計書、手順書の作成とレビューを経験しています。
・Slack、Zoomなどのツールを活用し、リモートでも円滑にやり取りできます。
・業務理解を踏まえて改善を提案できます。

技術力に加えて、ここに挙げた能力を備えていると、「相談できるエンジニア」として重宝されます。

ポイント

判断の目安は、OSやクラウド、ネットワークの技術に加えて、設計書の作成や改善提案まで担えるかどうかです。業務全体で役立つ力かどうかで見ると、判断しやすくなります。

フリーランスになる前の準備

独立前に確認する実務経験、資格、書類作成、税金と保険の4項目を示すチェックリスト。
実務と事務の準備を並行して整えられます。

いきなり独立するより、下準備をしっかり行っておくほうが、失敗のリスクを最小限に抑えやすくなります。

実務経験は3年以上が目安

未経験からのフリーランス独立は、基本的に困難です。そのため、最低でも3年程度のインフラエンジニア経験を積んでおくことをおすすめします。

・小規模プロジェクトだけでなく、要件定義〜運用までの一連の流れに携わっておくと望ましいです。
・オンプレとクラウド、両方の経験があると有利です。

資格取得による専門性のアピール

・AWS認定ソリューションアーキテクトが挙げられます。
・LPIC(Linux Professional Institute Certification)が挙げられます。
・CCNA/CCNPが挙げられます。
・CompTIA Security+などが挙げられます。

資格は技術力を示す証明になり、案件の受注確率を上げる材料にもなります。

ポートフォリオと職務経歴書の作成

・どんな環境で何を構築し、どう改善したか。
・クラウド移行でどれだけコスト削減・効率化に貢献したか。
・トラブル対応でどのような再発防止策を講じたか。

特に、成果を具体的に書いておくことが、クライアントの信頼につながります。

確定申告・税金・保険の知識

・開業届を出します(青色申告で控除が大きい)。
・国民健康保険と国民年金に加入します。
・会計ソフトを導入します(freee、マネーフォワードなど)。また、税理士と顧問契約を結ぶ方法もあります。

ポイント

独立の前に実務経験を3年程度積み、資格や職務経歴書で実績を示せる状態にしておくと、受注の入口で困りにくくなります。

案件の探し方と仕事の取り方

案件の探し方として、エージェント、マッチングサイト、直接営業や紹介の3ルートを示す図解。
複数の経路を持つと、探し方の幅が広がります。

安定して案件を獲得し続けるには、複数のルートを持っておくことが欠かせません。

フリーランスエージェントの活用

エージェントに案件を紹介してもらえば、営業の負担を減らせます。

  • レバテックフリーランスが挙げられます。
  • Midworksが挙げられます。
  • フォスターフリーランスが挙げられます。
  • TechStockなどが挙げられます。

選ぶときは、インフラに特化したコンサルタントが在籍しているかどうかを確認するとよいでしょう。

クラウドソーシングや副業マッチングサイト

・クラウドワークス
・Lancers
・YOUTRUST
・Workship など

スタート時は、まず小規模な案件から実績を積み上げ、評価と信頼を得ていく流れになります。

直接営業や人脈からの紹介

・前職のつながりに声をかける。
・LinkedInやXで実績を発信し、信頼を築く。
・オフラインの勉強会やIT系イベントに参加する。

紹介からの受注が増えると、営業にかかるコストが一気に減ります。

ポイント

エージェント、クラウドソーシング、人脈からの紹介を組み合わせて複数のルートを持つことが、安定した案件獲得につながります。

フリーランスインフラエンジニアとしての収入と将来性

独立後のキャリアパスや収入水準も、事前に押さえておきたい情報です。

単価と年収の目安

・月額単価は60万〜100万円で、クラウド経験があると最大120万円にもなります。
・週3日稼働の案件は、月30万〜50万円前後です。
・年収ベースでは700万〜1,200万円がボリュームゾーンです。

収入は、スキル・営業力・継続案件の有無によって大きく変わります。

将来性と市場動向

インフラ分野では、クラウド移行やゼロトラスト化のほか、災害対策やBCP対策のニーズも今後高まると予想されています。

セキュリティやクラウドネイティブのスキルを磨けば、インフラエンジニアは高単価で希少性の高い人材になることができます。

ポイント

単価や年収は、自分の経験や営業の力を基準に考えるとぶれにくくなります。将来性のある分野かどうかも合わせて見ると、長く働く計画が立てやすくなります。

まとめ

インフラエンジニアがフリーランスになるには、実務経験とスキルに加え、準備や営業力も欠かせません。

・まずは3年以上の実務経験を積むことが前提です。
・クラウド、セキュリティ、ドキュメンテーションの能力が差別化の鍵になります。
・フリーランスエージェントや人脈を活用して案件を獲得します。
・資格や実績をベースに、継続的な信頼構築を図ります。
・自由と収入のバランスを自ら設計できるのが最大の魅力です。

インフラエンジニアとしての知識と経験を活かして、フリーランスという働き方を検討してみてはいかがでしょうか。

働き方やキャリア全体については、下の記事にまとめています。

▼全体ガイドの記事
・フリーランスエンジニアのキャリア・働き方の完全ガイド

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。