フリーランスWebデザイナーが仕事を取るには、実績の段階に合わせて取り方を変えることが基本です。仕事が取れない理由の把握から、最初の一件、継続案件、リピートまでを段階順に見ていきます。
スキルを持っていても、営業力や案件獲得のノウハウがなければ、安定した収入は得にくくなります。
本テーマに関する全体ガイドは、以下の記事をご覧ください。
▼全体ガイドの記事
・フリーランスWeb/UXデザイナーの案件・単価・キャリアの完全ガイド
仕事が取れない理由の把握

案件が取れないとき、その多くは実力が足りないのではなく、アプローチや見せ方に問題があります。まずは原因を理解しておくと、直すべき点が見えてきます。
実績の見せ方の不足
多くのクライアントは、「あなたに何ができるのか」を視覚的に確かめたいと考えています。そのため、ポートフォリオがなかったり、過去の制作物を説明なしで並べていたりすると、依頼にはつながりにくくなります。
提案力の弱さ
営業メールやクラウドソーシングでの提案文が、テンプレートのままだと差別化できません。そこで、「相手の課題にどう貢献できるか」という視点から、提案の中身を見直す必要があります。
継続戦略の不足
単発の案件で終わり、継続や紹介に結びつかないのは、「信頼を構築できていない」ことが原因です。納期を守ること、レスポンスの速さ、提案力など、総合的な信頼感が問われます。
初心者・未経験者が最初の仕事を取る方法

実績が少ない段階では、まず「経験を積むこと」と「信頼を得ること」が欠かせません。初期の段階で有効な仕事の取り方を、順に取り上げます。
クラウドソーシングの活用
・Lancers
・CrowdWorks
・ココナラ
・Skets
これらのサイトには、初心者歓迎の案件が多数あります。たとえば、バナー制作やLP模写などの小さな案件を積み重ねて、信頼と実績を作っていけます。
SNSとポートフォリオで見つけてもらうこと
発信と公開の場は、主に次のとおりです。
・X(旧Twitter)で作品やデザインの過程を発信
・ポートフォリオサイト(STUDIO、Notion、GitHub Pagesなど)を作成
・Instagramでバナーやロゴ作品を公開しています。
「この人に頼みたい」と思わせる見せ方ができれば、直接の依頼や紹介が生まれる可能性が高まります。
無料・モニター案件による信頼と実績づくり
知人やスタートアップ企業の立ち上げを支援する形で、無料のWebサイトやLPを制作するのも一つの手です。ただし、見返りとして実績掲載の許可をもらうことと、納期と範囲を明確にしておくことが重要です。
中級者向け:継続案件・高単価案件を獲得する方法
ある程度の経験を積んだら、単発ではなく継続的に収益を得られる案件を目指す段階に移ります。ここでは、実践的な営業の進め方を取り上げます。
フリーランスエージェントの活用
・クラウドテック
・レバテッククリエイター
・Midworks
・ITプロパートナーズ
週3日〜常駐型まで、幅広い働き方ができる中長期の案件が多くあります。さらに、営業や契約まわりも代行してもらえるため、実務に集中できます。
紹介案件を生むための信頼構築術
紹介は、仕事の進め方で積み重ねた信頼から生まれます。その信頼を支える行動には、次のようなものがあります。
- 納期を必ず守る
- 報連相をこまめに行う
- 「あと一歩の提案」を意識して、相手に感動を与える
- 業務後もつながりを保ち、定期的に連絡する
「またこの人に頼みたい」と思ってもらえれば、継続や紹介が自然と増えていきます。
企業への直接提案営業
直接提案の入口は、次のとおりです。
・Webが古い企業に「改善提案」を送る
・SNSで社長や担当者にDMを送る(失礼にならない丁寧な文面で)
・過去取引先に「他にお困りの企業はありませんか?」と聞く。
法人営業はハードルが高く見えますが、提案内容が相手に響けば、案件化する確率は高くなります。
リピートされるデザイナーになるためのポイント
仕事を取ることに加えて、続けて依頼してもらうことも、収入を安定させるうえで欠かせません。そのため、リピートにつながる振る舞いや価値提供を意識しておく必要があります。
作業者から“相談相手”への転換
相談相手になるための関わり方は、次のとおりです。
・クライアントの目的やKPIを理解したうえでの提案
・Google Analyticsなどのツールから改善点を見つけ、助言する
・マーケティングやUI/UXの視点を加えたデザイン提案を行います。
目的に貢献できるデザイナーは、「手放せない存在」として重宝されます。
仕事の受け方・進め方の整備
進め方を整えるための手順は、次のとおりです。
・契約書を交わす(雛形でOK)
・納品までのステップをわかりやすく提示する
・スケジュールと作業時間の見積もりを明確に伝える
・制作途中でのフィードバックを促す。
進め方がスムーズで相手が安心できると、次回以降も依頼しやすくなります。
価格競争に巻き込まれないための取り組み

フリーランス市場には、低価格での競争も存在します。だからこそ、「価値」で選ばれるために、自分の立ち位置を明確にしておく必要があります。
自分の強みの明確化
自分の強みは、次のような形で言い表せます。
・バナー制作に特化
・女性向け商材に強い
・美容業界の実績が豊富
・ECサイトに強い構成と導線設計ができる。
「何でもできる」よりも「○○なら任せて」が響く時代です。
実績の見せ方による差別化
実績は、次のような見せ方が考えられます。
・「どんな課題をどう解決したか」をセットで紹介する
・構成や提案のプロセスを図や画像で見せる
・ビフォーアフターやKPI改善データを添える。
クライアントは、“完成物”より“成果”に価値を感じるものです。
長く稼ぐためのマインドと習慣
フリーランスとして継続的に仕事を得るには、営業やデザインのスキルに加えて、日々の意識や学習習慣も欠かせません。
学びの継続
業界の変化に追いつくには、ツールの動向や周辺スキル、他人の制作物を日常的に追うことが役立ちます。
- FigmaやWebflowなどの最新ツールを定期的にチェック
- UI/UX、マーケティング、SEOなどの周辺スキルも磨く
- 他人のポートフォリオやプロの制作過程を参考にする
変化の速い業界だからこそ、学び続ける姿勢が信頼につながります。
自分のブランド化
自分を知ってもらう行動は、次のとおりです。
・SNSでデザインや制作過程を発信
・ブログやnoteで学びや事例を公開
・「この人に頼めば安心」と思われる言動を徹底します。
“選ばれる人”になることが、営業コストを下げる最善策です。
まとめ
フリーランスWebデザイナーとして仕事を取るには、スキル以上に「信頼」「提案力」「見せ方」が問われます。
要点は、次のとおりです。
・最初はクラウドソーシングやSNSで実績を積む
・ポートフォリオと提案力で、他と差別化する
・信頼を積み上げ、継続や紹介につなげる
・安定には、ストック型・リピート型の案件戦略が必要
・長期的な視点で「選ばれる存在」を目指す。
強みを活かし、自由で安定した働き方を手に入れるには、まずは1件目を丁寧に仕上げることから始まります。
さらに全体像を確認したい場合は、以下の記事をご覧ください。
▼全体ガイドの記事
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