広告代理店向け案件管理システムとは、見込み案件から制作・媒体進行、外注・工数、請求・入金、案件別粗利までを案件IDで一元管理する業務システムです。
広告代理店のシステム選びでは、タスクを並べるだけのプロジェクト管理ツールではなく、媒体費の立替、制作物の承認、外注費、社内工数、分割請求まで、広告業務の流れと収益をつなげて見られるかが重要です。本記事では、広告業に特化したパッケージから個別開発、既存CRMを活用した再構築まで、実在する6社を用途別に比較します。2026年時点の公開料金や事例も紹介し、自社に合う発注先を選ぶための確認項目まで整理します。
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・広告代理店向け案件管理システム開発の完全ガイド
広告代理店向け案件管理システムのパートナー選びが重要な理由

広告代理店の案件は、1社の広告主に複数キャンペーンがあり、1案件に複数媒体・制作物・外注先・請求がぶら下がる構造になりやすいです。そのため、機能数の多さではなく、現場の業務シナリオを正しくデータ設計できるパートナーを選ぶ必要があります。
売上だけでなく案件別の利益を見える化するためです
広告代理店では、受注金額が大きい案件ほど利益が大きいとは限りません。媒体費の立替、撮影やデザインの外注費、営業・ディレクター・制作担当者の工数、値引き、修正回数が重なると、売上は計画どおりでも粗利が下がります。Excelや担当者ごとのスプレッドシートでは、原価が後から登録されたり、案件番号が統一されなかったりして、赤字に気づくのが完了後になりがちです。
広告業向け販売管理システムADMANの公式サイトも、プロジェクト別損益、複数の売上・原価、請求漏れ、入金漏れを広告業特有の課題として挙げています。案件・売上・原価を同じ案件IDでつなぎ、予定原価と実績原価の差異を進行中に確認できることが、システム導入の大きな目的です。
広告業務の例外フローまで設計できるかが成否を分けます
確認すべきなのは、通常の受注フローだけではありません。中止になった案件、予算変更、媒体差し替え、制作物の再校正、外注先の請求遅延、月をまたぐ案件、年間契約の前受金、分割請求、担当者の異動や退職なども、実際の運用では発生します。こうした例外を要件定義の段階で洗い出せる会社なら、導入後にExcelへ戻るリスクを抑えられます。
また、案件管理と広告効果測定は目的が異なります。クリック数やコンバージョンを確認する広告レポート基盤と、売上・原価・請求・入金を管理する案件基盤を、必要な範囲で連携させる設計が現実的です。すべてを一つの製品に詰め込むのではなく、業務の中心をどこに置くかを決めてからパートナーを比較します。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
広告代理店向け案件管理では、最初から製品を決めるよりも、案件・キャンペーン・制作物・媒体・請求の関係を整理し、どこまで標準機能で対応し、どこを個別開発するかを決めることが重要です。riplaは、業務の棚卸しやシステム化構想から入り、販売管理、顧客管理、営業管理、データ基盤、AI活用などを組み合わせて設計できます。
たとえば、見込み案件を営業パイプラインで管理し、受注後は制作進行・外注発注・工数・媒体費を同じ案件にひも付け、請求承認後に会計や請求サービスへ連携する構成です。既存のCRMや会計システムを残しながら、案件粗利と進行状況を横断表示する段階的な刷新にも向いています。
得意領域・実績
riplaの公式サイトでは、業務システム開発、プロダクト開発、業務DXコンサルティング、データ・AI活用の4領域を掲げています。販売・顧客管理システムの刷新、データ基盤構築、BI導入、AI FAQボットなどの支援実績も公開されています(出典: 株式会社ripla公式サイト、2026年8月確認)。広告代理店の固有要件をそのままパッケージへ合わせるのではなく、事業成果と運用定着まで含めて相談したい会社に適しています。
相談時は、月間案件数、案件ごとの媒体費・制作費・外注費、分割請求の有無、利用中のCRM・会計・勤怠、過去何年分のデータを移行したいかを伝えると、要件と費用の見通しを立てやすくなります。生成AIを使う場合は、広告主の個人情報や未公開予算を入力してよい範囲、ログ保存、出力の人手承認も同時に確認します。
サイネット株式会社|広告業特化のADMANで標準導入したい企業向け

サイネット株式会社は、広告代理店・広告制作業向けの販売・原価管理システム「ADMAN」を提供する会社です。案件ベースのプロジェクト管理、売上・原価、請求・入金、媒体、稼働工数、フォーキャストまで、広告業の商習慣を前提にした機能をまとめています。既製の業務基盤を早く導入し、Excel台帳を段階的に置き換えたい会社に向く候補です。
特徴と強み
ADMANは、プロジェクト・売上・原価を1対N対Nで登録できる点が特徴です。1案件に複数の媒体売上、制作費、外注費、経費が発生する広告業では、売上と原価を1対1でしか管理できないシステムでは実態を表しにくいです。広告枠の媒体社、掲出箇所、期間を管理し、作業内容ごとの稼働工数から労務費を把握できるため、進行中の赤字を早期に確認できます。
広告業界向けの導入支援や、テスト環境での確認、操作教育まで案内されている点も、専任の情シス担当者が少ない企業には安心材料です。広告効果の分析を主目的にするツールではなく、案件の受注・原価・請求・入金を管理する販売管理基盤として比較します。
得意領域・実績
公式サイトでは、ADMANが150社以上の広告企業に利用され、サイネットが広告業界を20年以上支援してきたと説明しています(出典: サイネット株式会社「ADMAN」公式サイト、2026年8月確認)。公開料金は、専有クラウドが初期60万円から、共有クラウドが初期30万円から、flamingo-xが初期12万円からです。共有クラウドは月額基本料2万円と1人あたり4,000円、専有クラウドは月額基本料5万5,000円と1人あたり4,000円が目安です(出典: サイネット株式会社「ADMAN 料金」、2026年8月確認)。料金はユーザー数やオプションによって変動するため、実際の運用条件を伝えて見積もりを確認します。
10人で利用する場合、共有クラウドは月額6万円程度、専有クラウドは月額9万5,000円程度と計算できます。ただし、ユーザー数、オプション、帳票、移行、カスタマイズで変動するため、媒体費の立替や分割請求を含む実際の運用を伝えて見積もりを取得します。
株式会社オロ|Reforma PSAで受託・クリエイティブ業務の損益を管理

株式会社オロは、広告・IT・Web制作・コンサルティングなどの受託ビジネス向けに、クラウド型案件管理システム「Reforma PSA」を提供しています。販売・購買・工数・請求・プロジェクト損益を一つの業務基盤で扱いたい企業にとって、広告代理店の案件管理を標準化する選択肢になります。
特徴と強み
Reforma PSAは、株式会社オロがクラウドERP「ZAC」で培ったクリエイティブ系ビジネスの業務管理ノウハウをコンパクトにまとめた製品です。案件の販売だけでなく、購買や外注、工数、請求を連動させ、プロジェクトごとの損益を確認する考え方が広告代理店の業務と合います。営業が受注した金額だけでなく、制作担当者の工数や外部パートナーへの発注を同じ案件に積み上げたい場合に検討しやすいです。
一方で、独自の媒体枠台帳、特殊な分割請求、広告主ごとのレポート形式を標準機能だけで再現できるとは限りません。デモでは、受注前の見込み管理、予算変更、外注先の発注、検収、月またぎの請求、修正後の原価差異がどの画面で処理されるかを確認します。
得意領域・実績
公式サイトには、広告・IT・Web制作などを対象とした機能と、複数の導入事例が掲載されています。また、営業2名・経理2名で利用する料金シミュレーション例として月額3万2,000円からの表示があります(出典: 株式会社オロ「Reforma PSA」公式サイト、2026年8月確認)。料金は利用ライセンスや月額料金などで算定されるため、利用者を営業・制作・経理のどこまで含めるかを整理して相談することが大切です。
受託制作の案件が多く、販売・購買・工数・請求のデータを標準化したい広告代理店に向いています。全社の業務を一度に作り替えるのではなく、まず1部門で案件損益を揃え、運用に慣れてから対象範囲を広げる進め方も取りやすいです。
株式会社日本ビジネスアシスト|広告業固有の原価・利益管理を個別設計

株式会社日本ビジネスアシストは、広告代理店向け販売管理システムを案内しているシステム開発会社です。複数の受注をプロジェクトにまとめ、売上原価、受注単位の外注費、諸経費、労務費をリアルタイムで確認する構成を紹介しています。広告業の利益管理を既存の伝票・会計運用に合わせたい企業の比較候補です。
特徴と強み
日本ビジネスアシストの公式ページでは、プロジェクトに複数の受注を関連付けて年間の利益率を確認できること、発注伝票・経費・労務費を受注番号にひも付けられることを説明しています(出典: 株式会社日本ビジネスアシスト「広告代理店システム」、2026年8月確認)。毎月の案件を単発で見るのではなく、年間契約や継続受注を一つのプロジェクトとして管理したい場合に使い方を検討できます。
また、見積・受注・発注・請求・入金・支払予定・経費登録・仕訳伝票出力など、販売に関する業務を一貫して管理する機能が掲載されています。前受請求、前受入金、前受からの売上計上にも対応する説明があるため、年間契約や月次請求が多い代理店は、実際の会計処理と一致するかを確認するとよいです。
得意領域・実績
公式ページには、導入企業一覧や広告業向けの機能一覧が公開されていますが、広告代理店での導入範囲や個別の費用は問い合わせが必要です。したがって、候補に入れる際は、パッケージで対応する範囲と、要望に応じて追加する範囲を分けて提示してもらいます。特に媒体枠の在庫、制作物の承認、広告効果レポートを案件管理に含めるかは、事前に確認しておくと安心です。
販売管理や会計に近い領域を重視し、複雑な前受・外注・経費・労務費を正確に管理したい企業に適しています。担当者が現場へヒアリングし、既存の伝票や会計ソフトとの接続、データ移行、運用変更まで伴走できるかを提案時に確認します。
株式会社DXディライト|Salesforceを活かして請求・入金管理を再構築

株式会社DXディライトは、Salesforceなど既存の業務基盤を活用し、受注・請求・入金管理の再構築を支援する会社です。広告代理店向けの完成パッケージを導入するというより、すでにCRMを使っている企業のデータや業務フローを生かしながら、請求業務や周辺システムを整えたい場合に比較しやすい候補です。
特徴と強み
公式事例では、求人広告会社のトラコム株式会社に対し、Salesforce上で受注・請求・入金管理系の仕組みを構築したと紹介されています。他社発行から自社発行への請求書移行にあたり、月間約1,500件の請求書を扱う仕組みを、既存の業務を活かしながら整備した事例です(出典: 株式会社DXディライト「トラコム様支援事例」、2026年8月確認)。広告案件数や請求件数が多く、CRMと請求データの分断が課題になっている会社に参考になります。
既存システムを残す場合でも、案件番号、請求先、売上計上日、請求ステータス、入金消込、修正履歴をどのデータが正とするか決めなければなりません。Salesforceのカスタムオブジェクト、会計システム、請求書発行サービス、銀行入金データの連携範囲と、障害時の手動復旧手順まで確認します。
得意領域・実績
トラコムの事例では、プロジェクトの期間が6か月で、既存フローの整理からシステム構築、業務移行までを進めています。請求書を月1,500件前後処理する規模でも、単に画面を追加するだけでなく、移行期限、担当者の引き継ぎ、運用開始後の管理体制が重要になることを示す事例です。短期間での請求業務再構築を検討する企業は、自社の請求件数と締め日を提示して相談します。
一方、Salesforceを利用していない企業が同じ構成を採用する必要はありません。ライセンス、既存カスタマイズ、API連携、保守担当者の有無を含めて、広告業特化パッケージやローコードとの総保有コストを比較することが大切です。
株式会社detect(IT factory)|自社名義の案件に開発・運用リソースを補完

株式会社detectの「IT factory」は、広告代理店や販売パートナーの名前で、Web制作・システム開発・運用保守を下請けとして支援するサービスです。案件管理システムそのものを導入する会社とは役割が異なりますが、自社に開発チームを持たず、広告主から受けたWeb・システム案件の進行と納品体制を補いたい代理店にとって、外部パートナーの候補になります。
特徴と強み
IT factoryは、リード獲得後のヒアリング、提案書作成、提案、受注、納品、運用保守までを代理店名義で支援する形を案内しています。広告代理店側は営業と企画に集中し、制作・開発・外注管理を専門チームに任せる体制を取りやすいです。公式サイトでは、小型案件から月数百万円規模の案件まで対応可能と説明されています。
外注先の納期ズレ、修正対応、品質確認を案件ごとに追いたい場合、案件管理システムと組み合わせることで、受注から納品までの責任分界を明確にできます。自社の案件IDを外部パートナーの進行番号と共通化するか、納品物・検収・修正回数・請求をどこで記録するかを決めておきます。
得意領域・実績
公式サイトでは、外注先ごとの納期ズレ率・トラブル率・遅延率を数値管理し、トラブル案件をアラートとリマインドで共有する体制を紹介しています。また、月間300件の納品を可能にする外注管理体制や、10名の発注責任者が案件を管理する仕組みも掲載されています(出典: 株式会社detect「IT factory」、2026年8月確認)。これは広告代理店が複数の制作・開発案件を並行して扱う際の外注統制を考える材料になります。
ただし、IT factoryは自社の基幹案件管理システムを導入するベンダーではありません。契約主体、広告主への説明責任、成果物の品質保証、障害対応、ソースコードとデータの所有権、再委託の範囲を必ず確認します。案件管理の内製化ではなく、案件を受けられる範囲を広げるための外部実行パートナーとして比較する会社です。
広告代理店向け案件管理システムのパートナー選びのポイント

6社は同じ種類のベンダーではありません。広告業特化の標準製品を使うのか、受託業務向けPSAで損益をまとめるのか、個別開発で独自の業務に合わせるのか、Salesforceを中心に再構築するのか、開発リソースを外部補完するのかで、比較軸が変わります。次の3点をRFPや問い合わせ票にそろえて、価格だけでなく導入後の運用まで比較します。
実績と経験は広告業務の粒度で確認します
「導入社数」や「開発実績」だけで判断せず、広告代理店の案件で何を管理したかを確認します。媒体費の立替、掲出期間、複数の制作物、外注費、社内工数、前受金、分割請求、入金消込、案件別粗利を実際の画面や事例で説明してもらいます。製品全体の導入社数と、広告代理店・広告制作会社での導入社数が分かれているかも質問します。
候補会社には、月間案件数、月間請求書数、外注比率、平均案件期間、利用者の職種、継続案件の割合、既存システム、移行対象年数を渡します。数字がそろうと、各社が同じ前提で見積もれるため、初期費用と月額費用の比較がしやすくなります。
技術力と専門性は連携・権限・データ移行で評価します
案件管理システムは、単独で動けばよいとは限りません。CRM、会計、請求書発行、勤怠、電子契約、BI、広告効果データと、どのシステムをAPIまたはCSVで連携するかを決めます。案件ID、顧客ID、請求先、売上計上日、原価計上日を共通化し、二重入力をなくす設計が重要です。
ローコード基盤を使う場合は、サイボウズのkintoneも比較対象になります。公式料金はライトが1ユーザー月額1,000円、スタンダードが1,800円、ワイドが3,000円で、いずれも税抜きです。ライトとスタンダードは最小10ユーザー、初期費用無料、30日間無料お試しが案内されています(出典: サイボウズ株式会社「kintone料金」、2026年8月確認)。ただし、案件アプリ、外注・工数、請求、権限、集計、API連携を作る導入支援費は別に見積もります。
プロジェクト管理体制とAIガバナンスを確認します
提案時は、営業、業務設計、PM、開発、データ移行、テスト、運用保守の責任者を明らかにしてもらいます。要件定義書の承認者、変更管理の方法、障害時の一次窓口、追加開発の料金単位、納品後のSLA、データのエクスポート方法まで確認すると、担当者依存を防げます。
2026年の案件管理では、商談議事録の要約、見積下書き、広告レポートの文章化、類似案件検索などに生成AIを使う余地があります。一方、個人情報保護委員会は、生成AIサービスへ個人情報を含む入力を行う場合の注意を示しています(出典: 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」、2023年)。広告主の顧客情報、未公開予算、契約条件、素材を外部AIへ入力する可否、学習利用の有無、匿名化、ログ、アクセス権、出力の人手確認を要件に含めます。
費用の目安も、製品料金と開発費を分けて考えます。広告業特化クラウドは、公開料金を起点に初期12万〜60万円程度、月額2万〜12万円程度が一つの検討レンジです。SaaSにローコード拡張や連携を加える場合は初期50万〜300万円程度、部分的なスクラッチ開発は500万〜1,500万円程度、媒体・請求・基幹を広く統合するフルスクラッチは1,500万〜4,000万円以上が目安ですが、いずれも一律の市場価格ではなく、機能分解に基づく推定です。初期設定、データ移行、API、帳票、教育、保守を含む3年総額で比較します。
よくある質問

広告代理店が案件管理システムを選ぶときに、よく寄せられる質問をまとめます。料金だけでなく、広告業務の粒度、導入方法、AI利用時の安全性まで確認して判断します。
広告代理店向け案件管理システムはパッケージとスクラッチのどちらがよいですか?
早く標準化したい場合は広告業特化パッケージ、独自の媒体管理や複雑な請求、既存基幹との深い連携が競争力になる場合はスクラッチまたはハイブリッドが向いています。まず共通業務をパッケージやSaaSで整え、独自性の高い案件粗利・制作進行・媒体連携だけを個別開発する方法が、費用と柔軟性のバランスを取りやすいです。
広告代理店向け案件管理システムの開発費はいくらですか?
公開料金のある広告業特化クラウドでは、初期12万〜60万円程度、月額数万円から始められる製品があります。個別開発は、連携数、データ移行、請求ルール、権限、制作・媒体進行の範囲で大きく変わるため、部分スクラッチで500万〜1,500万円程度、広範な基幹統合で1,500万〜4,000万円以上を目安にしつつ、要件定義後の見積もりで確定します。
案件管理システムで生成AIを使うときの注意点は何ですか?
個人情報、未公開の広告予算、契約条件、公開前のクリエイティブを、入力先や学習利用が不明なAIサービスへそのまま送らないことが重要です。入力可能な情報の分類、匿名化、権限、利用ログ、保存期間、著作権・商標・不当表示の確認、公開前のHuman-in-the-Loop承認を運用ルールとシステム機能の両方に組み込みます。
6社に問い合わせるときは何を伝えればよいですか?
従業員数と利用者の職種、月間案件数、月間請求書数、媒体費の立替、外注比率、平均案件期間、分割請求、利用中のCRM・会計・勤怠、移行対象年数、希望稼働月を伝えます。さらに、営業から受注、制作・校正、媒体入稿、外注・工数、請求・入金、粗利確定までの業務を一つの例にして説明すると、各社の対応範囲と見積もりの前提を比較できます。
まとめ

広告代理店向け案件管理システムは、案件の進捗だけでなく、媒体費、制作費、外注費、社内工数、請求・入金、案件別粗利を同じ流れで管理するための業務基盤です。今回紹介した6社は、標準導入、受託業務の損益管理、広告業固有の個別開発、Salesforce再構築、外部開発リソース、業務の棚卸しから伴走する開発支援という役割が異なります。
自社の最優先課題に合わせて候補を絞ります
すぐに広告業特化の標準機能を使いたいならサイネット、受託・クリエイティブ業務の販売・購買・工数・請求をまとめたいならオロ、前受や外注・労務費を含む利益管理を個別に整えたいなら日本ビジネスアシストが候補になります。Salesforceを使い続けながら請求・入金を再構築するならDXディライト、開発リソースを補完するならdetectを比較します。業務の棚卸しから伴走してほしい場合はriplaも候補に加えます。
問い合わせ前に一つの案件をサンプルにします
最後に、実際の案件を一つ選び、見込み、見積、受注、媒体進行、制作・校正、外注発注、工数入力、請求、入金、粗利確定までを時系列で書き出します。そのサンプルを6社へ渡し、標準機能、追加開発、連携、移行、運用保守の範囲を並べれば、自社に合う広告代理店向け案件管理システムとパートナーを選びやすくなります。
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・広告代理店向け案件管理システム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
