広告代理店向け広告効果管理システムのおすすめは、媒体データを集めるだけでなく、案件・顧客・実成約・レポート・請求までの業務を自社の運用に合わせてつなげられる会社です。
広告代理店では、Google広告やMeta広告など媒体ごとの管理画面を確認し、Excelへ転記し、顧客向けにレポートを整える作業が発生します。さらに、媒体上のコンバージョンと実際の商談・受注・売上が一致しないこともあります。本記事では、コンサルティングから開発まで支援する株式会社riplaを最初に紹介し、広告効果測定、レポート自動化、データ基盤、広告業務の販売・原価管理に強い5社を比較します。
▼全体ガイドの記事
・広告代理店向け広告効果管理システム開発の完全ガイド
広告代理店向け広告効果管理システムのパートナー選びが重要なのはなぜですか?

結論として、パートナー選びが重要なのは、広告効果管理が単純なレポート作成ではなく、複数のデータと業務ルールを統合する取り組みだからです。対応媒体が多い会社を選んでも、顧客ごとの権限、成果の確定、粗利や請求まで扱えなければ、別のExcelが残る可能性があります。
広告代理店特有の業務を標準機能だけで解決できないためです
広告主が1社だけなら、媒体の管理画面やGA4のレポートで足りる場合もあります。しかし代理店では、顧客、ブランド、案件、キャンペーン、担当者、契約期間を紐付け、顧客ごとに見せる情報を分けなければなりません。媒体CV、電話や商談の成果、承認・否認されたアフィリエイト成果を同じ指標として扱うと、顧客への説明でつまずきます。そのため、データ取得、指標の正規化、重複排除、成果確定、報告、請求という流れを理解するパートナーが必要です。
発注前に機能よりも成果の定義をそろえる必要があります
発注前には、何を広告効果と呼ぶのかを決めます。問い合わせ、申込、商談、受注、売上、粗利のどこを最終KPIにするかで、必要な連携先もデータモデルも変わります。あわせて、媒体数、広告アカウント数、案件数、月間広告費、顧客へのレポート頻度、CRMや会計システムとの連携、ユーザー権限を整理します。要件が曖昧なまま比較すると、月額SaaSとカスタム開発を同じ基準で見てしまい、導入後の追加費用が膨らみやすくなります。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaに相談する強みは、既存製品を導入するか、クラウド基盤を組み合わせるか、独自システムを開発するかを、業務整理から一緒に検討できる点です。広告代理店向けの場合は、媒体APIから取り込んだデータを案件単位に正規化し、顧客別のダッシュボードやレポートへ展開する設計が重要になります。成果の確定状態、顧客ごとの閲覧範囲、承認履歴、請求・原価との紐付けまで要件に含めれば、単なる広告レポートから業務基盤へ発展させられます。
得意領域・実績
営業・顧客・生産・販売管理などの基幹業務を含めて、広告代理店の運用に合わせたシステムを検討したい企業に向いています。既製ツールでは案件別の粗利や請求まで足りない場合、逆にスクラッチ開発では過剰な場合に、必要な範囲から段階導入しやすい選択肢です。広告効果管理の開発を相談する際は、現行レポート10〜20件、媒体一覧、広告アカウント数、CRM・会計連携の有無を用意すると、初回の要件整理が進みやすくなります。
株式会社イルグルム|実成約や売上まで見据えた広告効果測定

株式会社イルグルムは、広告効果測定プラットフォーム「アドエビス(AD EBiS)」を提供する企業です。広告媒体のデータだけでなく、サイト内の行動やCRMなどの社内データと組み合わせ、流入からコンバージョン、売上までを把握したい企業に適しています。広告代理店・コンサルティング領域の導入事例も公式サイトで確認できます。
特徴と強み
AD EBiSの強みは、ラストクリックだけでなく、初回接触やアシストなどの間接効果を分析しやすい点です。公式情報では、最長366日間のユーザー行動トラッキングや、最短40分での計測データ反映が案内されています。広告管理画面と自社の受注データでCV数が合わない場合に、どのデータを正とするかを整理し、事業成果に近い評価へ移行しやすくなります。
得意領域・実績
広告代理店として、顧客へCPAだけでなく商談・成約・売上の根拠を説明したい場合に向いています。株式会社イルグルムの公式導入事例には、広告代理店・コンサルティング企業や、粗利改善を扱う事例が掲載されています。料金は要件やプランの確認が必要なため、媒体数、計測対象、CRM連携、顧客への閲覧権限を示して見積もりを取得します。独自の請求・原価業務まで一つの製品で完結させたい場合は、別システムとの連携範囲も確認が必要です。
CATS株式会社|多数の案件を定額で計測したい代理店向け

CATS株式会社は、広告効果測定ツール「CATS」を提供する企業です。広告代理店が複数クライアントの直接CV、間接CV、自然検索CVなどを計測し、レポート作成や報告のルーティンを減らしたい場合の候補になります。広告登録数の制限や従量課金を設けない料金体系を公式サイトで示している点も、案件数が多い代理店にとって比較しやすい特徴です。
特徴と強み
公式情報では、CATSは初期費用0円、月額49,800円(税込54,780円)で、広告登録数の制限や従量課金がなく、最低契約期間もないと案内されています。これらの料金情報は2026年8月に確認しています。独自ドメインにも対応できるため、顧客ごとのレポート画面を自社サービスの一部として見せたい場合に検討しやすい設計です。ITP対策や成果の重複対策など、広告計測で起こりやすい数字のズレへの対応も確認できます。
得意領域・実績
アフィリエイトや運用型広告など、案件・媒体が増えても計測環境を固定費で運用したい代理店に向いています。公式サイトでは2003年から販売し、パッケージ販売を含めて40社以上の導入実績があると説明されています。一方で、広告費、媒体手数料、請求、社内原価、粗利を管理する販売管理システムではありません。顧客ポータル、請求・会計連携、データの保有期間と解約時の返却方法を契約前に確認します。
株式会社カルテットコミュニケーションズ|レポートと予算管理を早く標準化

株式会社カルテットコミュニケーションズは、広告運用支援ツール「Lisket」を運営しています。主要な広告媒体の実績をまとめ、Excel形式のレポート作成と予算消化の確認を効率化したい小規模から中規模の代理店に適しています。広告効果測定の高度なアトリビューションや受注管理より、日々の配信状況と顧客報告の標準化を優先する場合に検討しやすいサービスです。
特徴と強み
Lisketの公式サイトでは、レポート自動作成、複数媒体の集計、アカウントごとの予算消化状況、残日数と1日あたりの適正予算の確認が案内されています。料金は広告アカウント上限100アカウントで月額20,000円(税込22,000円)とされ、14日間の無料利用も案内されています。これらの料金情報は2026年8月に確認しています。月末に担当者が媒体管理画面を巡回してレポートを作成する運用から、テンプレートを使った定型化へ移行しやすい点が魅力です。
得意領域・実績
公式サイトでは導入実績650社突破、月間レポート作成数10,000件突破と案内され、Google広告、Yahoo!広告、Facebook広告、X広告、LINE広告、TikTok広告などへの対応が示されています。広告運用の現場を知る会社が提供しているため、広告アカウント単位の予算管理や定例レポートを早く整えたい場合に向いています。ただし、顧客の成約・LTVや媒体費を含む案件粗利まで評価するには、CRMや販売管理システムとの連携、または別のデータ基盤が必要になる場合があります。
RoboMarketer株式会社|広告データをAI分析につなげる基盤

RoboMarketer株式会社は、運用型広告データを集約する「Roboma」を提供しています。複数媒体の指標を共通化し、レポート、データ出力、BIやBigQueryを使った分析へつなげたい代理店に向いています。広告配信の自動変更を主目的とするサービスではなく、広告データを蓄積して分析しやすくするデータインフラとして位置付けられている点が特徴です。
特徴と強み
Robomaの公式情報では、Google、Meta、Yahoo!など媒体ごとに異なる指標名や定義を統一し、GA4、アドエビス、ECforceなどのコンバージョンデータも一元管理できるとされています。60以上の媒体・ツールへの対応、API連携に加えてCSV取り込み、BigQueryやBIツールとの連携が可能です。さらに、案件単位のプロジェクトへ社内メンバーや顧客担当者を招待できるため、顧客と同じデータを見ながら改善点を話し合う運用にもつなげられます。
得意領域・実績
広告代理店の案件数や媒体数が増え、媒体ごとの数値を横断比較したい場合に適しています。公式サイトには、株式会社フルスピードの事例として、SNS広告のレポート作成が50時間から1分になったという内容が掲載されています。AIに分析させる場合も、まず指標定義やクリエイティブ情報をそろえることが前提です。AIのコメントをそのまま顧客へ提出するのではなく、担当者が事実と提案内容を確認する承認フローを設ける必要があります。
株式会社サイネット|広告費だけでなく案件の売上・原価・請求まで管理

株式会社サイネットは、広告業向け販売・原価管理システム「ADMAN」を提供しています。ADMANは広告効果測定専用ツールではありませんが、広告代理店の案件別売上、仕入れや経費、請求、入金、社内原価を管理したい場合に有力な候補です。広告効果の数字を案件の採算や請求へつなげるという、代理店経営側の課題から選べるベンダーです。
特徴と強み
ADMANの公式情報では、広告業界に特化したクラウド型、クラウドオンプレミス型、オンプレミス型から提供形態を選べます。案件ベースのプロジェクト管理、売上と原価の紐付け、媒体社や掲出箇所・期間の管理、請求漏れを防ぐ未請求一覧など、広告業の商習慣に合わせた機能が案内されています。導入企業実績は150社超とされており、この情報は2026年8月に確認しています。
得意領域・実績
媒体別の広告効果を案件別の売上・粗利と合わせて見たい会社、広告制作や交通広告など複数の売上・原価項目を扱う会社に向いています。サイネットの導入事例には、Excelで管理していた売上・利益をADMANへ移行し、広告業に合わせた集計や会計システム連携を進めた事例が掲載されています。広告計測ツールとのデータ連携が標準か、CSVやAPIで実現するのかを確認し、効果測定と販売管理の責任範囲を分けてRFPに記載します。
広告代理店向け広告効果管理システムのパートナー選びのポイント

6社は同じ種類のサービスではありません。広告効果測定、運用・予算管理、レポート・データ基盤、販売・原価管理、個別開発という違いを把握し、自社のボトルネックに合う会社を選びます。価格だけでなく、3年間の総保有コストと導入後の運用負荷まで比較することが大切です。
実績と経験は自社に近い事例で確認します
実績を見るときは、導入社数だけで判断せず、自社と似た案件数、媒体数、広告費、顧客への報告方法があるかを確認します。特に「媒体CVとCRMの成約をつないだ事例」「複数顧客の権限を分離した事例」「請求・原価と連携した事例」は、広告代理店向けシステムで再現性を判断しやすい材料です。可能であれば、匿名化された実データで、同じCVが重複しないか、欠損時に再取得できるかまでデモで確認します。
技術力と専門性はデータ品質・権限・連携で評価します
確認項目は媒体連携数だけでは足りません。取り込み時刻と媒体の更新時刻を記録できるか、タイムゾーンや税込・税抜を統一できるか、重複排除キーを定義できるか、API障害時に再実行できるかを見ます。顧客間のデータ混在を防ぐテナント分離、最小権限、MFA、秘密情報の管理、操作・出力・権限変更の監査ログも必要です。個人情報や広告識別子を扱う場合は、個人情報保護委員会の法令・ガイドラインを確認し、委託先やデータ削除の責任分界も契約へ反映します。
プロジェクト管理と保守体制を発注前に確認します
個別開発を含む場合は、要件定義、主要3媒体と代表2〜3案件によるPoC、本開発、段階リリースという進め方が現実的です。最初から全媒体を網羅するより、数値の突合、更新頻度、レポート出力、顧客権限を先に検証した方が手戻りを抑えられます。費用の目安は、SaaSの初期設定が0万〜50万円、パッケージへの連携・設定が100万〜500万円、MVP開発が500万〜1,000万円、本格的な代理店向け基盤が1,000万〜3,000万円です。これは広告効果管理の要件から算出した推定であり、一般的な規模別相場として小規模100万〜300万円、中規模500万〜1,000万円、大規模1,000万円〜数千万円以上、人月単価60万〜200万円程度を示すSIA株式会社「システム開発の費用・相場【2026年版】」も参考になります。
本番後はAPI仕様変更、媒体追加、監視、脆弱性対応、問い合わせ、バックアップ復旧に費用がかかります。初期開発費の年15〜25%程度を保守予算として置き、月額料金だけでなく、初期費用と36か月分の月額、連携費、保守費を足した3年TCOで比較します。見積書には、対応媒体、データ保持期間、追加アカウント料金、障害時の復旧目標、データ返却、解約条件を明記してもらいます。
よくある質問(FAQ)

広告代理店が導入時に迷いやすい点を、料金、計測、開発方式の順に回答します。自社の案件数やKPIによって正解は変わるため、回答を要件整理のチェック項目として利用してください。
広告代理店の広告効果管理にGA4だけで足りますか?
GA4だけで足りるかどうかは、媒体横断の管理、顧客別レポート、実成約や粗利との連携が必要かで決まります。サイト内行動の分析が中心ならGA4で対応できる場合がありますが、媒体ごとの費用、広告アカウント、案件、顧客権限、請求まで一元化する場合は、専用ツールやデータ基盤との連携を検討します。
広告効果管理システムの費用は月額いくらですか?
公開料金の例では、Lisketが広告アカウント上限100で月額20,000円(税込22,000円)、アドレポが初期費用無料・月額30,000円から、CATSが初期費用0円・月額49,800円(税込54,780円)です。媒体数、顧客数、データ連携、サポート、広告費連動の有無で変わるため、月額だけでは比較できません。独自開発では、SIA株式会社の2026年相場で示される中規模500万〜1,000万円などを出発点に、媒体API、権限、DWH、レポート、保守の工数を加えて見積もります。
Cookie規制後の計測やAIレポートはどのように考えますか?
Cookie規制や各媒体の仕様変更を前提に、コンバージョンAPI、サーバーサイド計測、同意管理、ファーストパーティデータを組み合わせます。Google広告では2025年5月からアプリ広告向けIntegrated Conversion Measurementの段階提供が案内されており、特定の第三者Cookieだけに依存しない設計が重要です(出典:Google Ads Help、2025年)。AIレポートは、指標定義と元データを人が確認し、顧客へ提出する前に承認する運用にします。
まとめ|自社の広告業務に合う6社から段階的に選びます

広告代理店向け広告効果管理システムは、広告媒体の数値を集めるだけのツールではありません。媒体CVと実成約を区別し、顧客・案件・予算・レポート・請求・粗利まで、代理店の業務フローに沿ってつなぐ仕組みです。月額SaaSでレポート作成を早く自動化するのか、広告効果測定を高度化するのか、データ基盤を整えるのか、販売・原価まで一体化するのかを先に決めます。
6社の選び分け
業務要件に合わせた企画・開発まで相談したい場合は株式会社ripla、実成約や売上まで広告を評価したい場合は株式会社イルグルム、定額で多数案件を計測したい場合はCATS株式会社、定型レポートと予算管理を早く始めたい場合は株式会社カルテットコミュニケーションズ、複数媒体のデータをAIやBIで活用したい場合はRoboMarketer株式会社、案件の売上・原価・請求まで管理したい場合は株式会社サイネットが比較候補になります。順位ではなく、課題と必要な責任範囲で選ぶことが大切です。
問い合わせ前に準備する情報
問い合わせ前に、媒体一覧、広告アカウント数、月間広告費、案件数、現行レポート、最終KPI、CRM・会計連携、顧客ごとの権限を整理します。主要3媒体と代表案件でPoCを行い、数値の突合、欠損時の再取得、権限分離、レポート出力、保守窓口まで確認できれば、導入後の手戻りを抑えられます。広告効果管理を経営判断につなげるために、まず自社の「成果」を定義するところから始めます。
▼全体ガイドの記事
・広告代理店向け広告効果管理システム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
