Amazon SageMakerのシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

Amazon SageMakerは、営業や顧客管理のデータを使ったリードスコアリング、解約予測、商談確度予測、需要予測、問い合わせ分類などを本番業務へ組み込めるAWSの機械学習サービスです。業務に組み込むには、SageMakerの操作だけでなく、データ基盤、機械学習モデル、業務システム連携、MLOpsまで一貫して設計できる開発会社かどうかで比べると選びやすくなります。

取り上げるのは、株式会社riplaと、AWS公式情報で実在性と関連性を確認できる5社の計6社です。

▼全体ガイドの記事
・Amazon SageMakerのシステム開発の完全ガイド

  • 設計範囲:データ基盤、モデル、業務連携、MLOpsをどこまで一つの提案に含めるか
  • 相性と実績:6社の案件との相性と、公開されている実績
  • 確認の観点:権限、精度監視、AWS費用の確認の仕方

Amazon SageMakerのシステム開発会社を慎重に選ぶ理由

Amazon SageMakerのシステム開発会社を選ぶイメージ

SageMakerのシステム開発では、モデルの精度に加えて、データを継続的に使える状態を保ち、予測を業務担当者の行動につなげる必要があります。そのため、開発会社の選び方が結果を左右します。

AWS公式の説明でも、SageMakerはデータ管理、機械学習開発、AIガバナンス、Amazon Bedrockを含む幅広い取り組みを支援するパートナーと組み合わせて使うサービスとして示されています。

出典は、AWS Partner Networkの記事です。記事名は「Powering Partner Solutions with Next Generation Amazon SageMaker」で、2024年公開、2026年8月確認です。

モデルより先に決める業務課題とデータの使い方

たとえば、営業部門の求めが「商談になりそうな顧客を毎朝10時までに知りたい」ことなら、複雑なリアルタイム推論より、CRMの履歴を夜間に集計してスコアを返すバッチ構成が合う場合があります。

Webフォームの入力直後に不正利用の可能性を判定したい場合は、API経由のリアルタイム推論が候補になります。

開発会社には、SageMakerの機能名を並べるだけでなく、入力データから誤判定時の対応まで、業務フローに沿って説明してもらうことが大切です。特に、予測結果を画面でどう使い、担当者がどこで判断するかは、提案の段階で確かめておきたい点です。

PoCから本番運用へ移す体制

PoCで高い精度が出ても、学習データの更新やモデルの承認者が決まっていなければ、本番利用は止まってしまいます。また、CRM側で結果を表示できない場合や、予測が外れたときの手動判断がない場合も、本番への移行は進みにくくなります。

SageMaker Pipelines、Model Registry、Model Monitor、CloudWatchなどをどこまで使うかに加え、契約前に決めておきたいことがあります。誰が再学習を承認するか、何%まで精度が落ちたら停止するか、モデルとデータの版をどう残すかです。

AWS公式FAQでは、SageMaker AIの料金がノートブック、学習、推論などの利用量で決まると説明されています(出典: AWS「Amazon SageMaker AI FAQs」、2026年8月確認)。ストレージ、データ処理、ログなども対象に含まれるため、開発会社への費用とAWS利用料は分けて管理します。

ポイント

業務課題とデータの使い方、本番運用の体制、AWS費用の分け方を先に決めておくと、開発会社の提案を同じ条件で比べやすくなります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。

IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。

営業・顧客・生産・販売管理など幅広い基幹システムの構築と導入の実績があり、企業ごとの業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaの強みは、業務上の成果と利用者の定着を起点に、システム全体を考えられる点です。AIやクラウドの機能は、その後で選びます。

たとえば営業スコアリングを導入する場合は、予測値をどの担当者に、どのタイミングで、どの画面に表示するかを整理します。そのうえで、優先順位の変更を誰が承認するかを決め、S3、データ加工、SageMaker、API、CRMの役割を切り分けます。

既存のAWSアカウントやCRMを活かし、必要な範囲から段階的に開発したい企業にとって、相性のよい相談先です。

得意領域・向いている企業

社内に機械学習の専門人材が少なく、何をPoCにするか、既存データをどう整えるか、開発後に誰が使うかを一緒に考えたい企業に向いています。特に、営業・顧客・生産・販売管理のように複数の業務をまたいで、予測結果を実務に定着させたい場合に適しています。

SageMakerの導入を相談するときは、直接のモデル開発だけでなく、どこまで対応できるかを見ると比べやすくなります。

確認する範囲は、要件定義、データ品質の確認、AWSの権限設計、CRM連携、評価レポート、運用引き継ぎです。

ポイント

既存のAWSアカウントやCRMを活かして段階的に進めたい企業は、業務の成果と利用者の定着を起点に、どこまで任せられるかで比べると選びやすくなります。

株式会社NTT DATA|大規模データ基盤と業務システム連携に強い総合SI

NTT DATAのデータ基盤・AI支援

株式会社NTT DATAは、国内外の企業や公共機関に向けて、コンサルティング・業務システム・データ基盤・クラウド・運用サービスなどを提供するITサービス企業です。

AWS公式のAmazon SageMaker顧客ページでは、NTT DATAがSageMaker Unified Studioで、顧客のデータプロジェクトの価値提供までの時間を最大40%短縮できると説明しています。その際の構成として、分析機能、統合された開発環境、データレイクハウスを組み合わせています(出典: AWS「Amazon SageMaker Customers」、2026年8月確認)。

特徴と強み

NTT DATAは、SageMakerを含むデータウェアハウス、データレイク、業務アプリケーション、ガバナンスを一体の構成として検討しやすい会社です。顧客、商談、購買、生産などのデータが複数の部門や国に分かれている場合は、データの意味と権限をそろえてから、モデルへ渡す必要があります。

AWS公式ページに示された最大40%は、NTT DATAによる時間短縮の説明です。すべての案件で同じ効果を保証する数字ではないため、提案を受けるときは、類似案件の対象範囲と測定方法を確認します。

得意領域・向いている企業

NTT DATAが向いているのは、次のような案件です。

  • 基幹システムのデータ統合:複数の基幹システムからデータを集める案件
  • 監査や可用性が重視される案件:公共、金融、製造など
  • 全社的なデータ活用:全社で使うデータ基盤を作る案件

AWS公式の事例では、AWSとNTT DATAが欧州委員会の公共調達データを統合するデータスペースを実装しています。その構成には、S3、ECS、SQSなどが組み合わされています。

出典は、AWS Public Sector Blogの記事です。記事名は「European Commission transforms public procurement across Europe with AWS and NTT Data」、2024年11月公開です。

SageMaker案件では、モデル単体の実績だけでなく、データ品質と利用者の権限を含む全体設計の実績を聞くことが大切です。

ポイント

大規模なデータ基盤や複数の基幹システムをまたぐ案件は、モデル単体ではなく、データの意味と権限を含む全体設計の実績があるかで比べると判断しやすくなります。

アクセンチュア株式会社|業務改革からAI・クラウド運用まで広く支援

アクセンチュアのクラウド・AI支援

アクセンチュア株式会社は、経営・業務コンサルティングからテクノロジー、クラウド、セキュリティ、マネージドサービスまで、幅広くグローバルに提供する企業です。

AWS Partner Networkの公式記事では、AccentureがAWSのAIサービスを顧客支援に活用すると説明されています。具体的には、Amazon Bedrock、Amazon SageMaker、Amazon Inferentiaなどが挙げられています。

Accentureは、AWS Premier Tier Services PartnerおよびManaged Services Providerとして、移行から運用まで支援するとされています。

出典は、AWS Partner Networkの記事です。記事は「Accenture Extends Generative AI Capabilities to Accelerate Adoption and Value on AWS」で、2023年公開です。2026年8月に確認しています。

特徴と強み

業務変革の構想からデータ基盤の再設計、AIモデルの選定、クラウド移行、運用の標準化までを、一つの計画にまとめたい場合に比べやすい会社です。従来型の機械学習はSageMakerで運用し、生成AIの応答や基盤モデルのカスタマイズはAmazon Bedrockと組み合わせる構成も検討できます。

AWS公式記事では、サプライチェーンの在庫、需要、サプライヤー情報を使うアシスタントに、BedrockやSageMaker JumpStartを活用した例が紹介されています。ただし、掲載事例の構成がそのまま自社に適用できるとは限らないため、対象業界とデータ条件を照合します。

得意領域・向いている企業

海外拠点や複数の法人をまたぐデータ活用、全社的なAI戦略、既存システムのモダナイゼーション、24時間運用を含む大規模案件に向いています。営業・CRM・MAの用途でも、マーケティング部門の施策、営業の優先順位、顧客サポートの対応履歴をまたいで成果指標を設計したい企業と相性がよいといえます。

比較するときは、会社全体の豊富な実績だけで判断せず、日本国内の担当チーム、SageMakerに触れる実装担当者、モデル評価の責任者、運用引き継ぎ後の窓口を具体的に確認します。

Tata Consultancy Services(TCS)|グローバルなデータ・AI開発体制を持つSI

Tata Consultancy Servicesのデータ・AI支援

Tata Consultancy Services(TCS)は、企業向けのITサービス・コンサルティング・業務ソリューションを、グローバルに提供する会社です。

AWS公式のSageMakerパートナー紹介に掲載されています(出典: AWS「AWS and Tata Consultancy Services」、2026年8月確認)。AWSとの公式パートナーページでは、提供範囲として、クラウドアドバイザリー、移行、アプリケーション・インフラのモダナイゼーション、データと分析、セキュリティ、AI・機械学習などが示されています。

特徴と強み

TCSのAWS公式ページでは、AWS Premier Tier Services Partnerとして6年以上の実績を掲げています。

AWSのトレーニング済みスタッフは3万人超、AWS上のグローバル顧客は200社超、15以上のAWS Competencies and Service Delivery Validationsも示しています(出典: AWS「AWS and Tata Consultancy Services」、2026年8月確認)。

  • 数字の読み方:TCS全体のAWS支援規模を示すもので、個別のSageMaker案件に参加する人員や成果を保証するものではありません。
  • 候補にする場面:大規模なデータ処理や、業務パッケージ・SAPとの連携、複数地域での標準化を重視する場合は、候補として比べる根拠になります。

得意領域・向いている企業

海外を含む開発体制を活かしたい企業、既存の大規模データ基盤をクラウドへ移行しながらAI活用を始めたい企業、アプリケーション、インフラ、データ、運用をまとめて発注したい企業に向いています。

小規模なPoCを国内の少人数チームで素早く進めたい場合は、TCSの標準方法論が自社の規模や意思決定のスピードに合うかを確認します。

問い合わせのときは、見積書と体制図で、日本語での要件定義、海外チームとの役割分担、データの越境、納品物、保守窓口を示してもらうことが大切です。

Cognizant|データモダナイゼーションとAI活用を一体で支援

Cognizantのデータ・AIシステム支援

Cognizantは、企業の業務、経営、テクノロジーの変革を支援する、グローバルなプロフェッショナルサービス企業です。

AWS公式のSageMakerパートナー紹介に掲載されています(出典: AWS「AWS and Cognizant」、2026年8月確認)。AWSとのパートナーページでは、システムインテグレーション、アドバイザリー、実装、マネージドサービスのほか、アプリケーションやデータのモダナイゼーション、AI・機械学習も支援範囲として説明されています。

特徴と強み

すでにデータウェアハウスや業務アプリがあり、そのデータをAIで使える形に整えたい企業に向いています。

AWS公式の事例では、Cognizantがバーレーン・クウェート銀行とデータ分析基盤を構築したことが紹介されています。その構成には、S3、API Gateway、Glue、Redshiftなどが組み合わされています。

この事例はSageMaker単体の導入効果を示すものではありませんが、AIや機械学習の前提となるデータ基盤と業務成果を結びつける考え方を確認できます。出典は、AWSの事例「The Bank of Bahrain and Kuwait Accelerates Data Queries by 7X with AWS and Cognizant」です。確認日は2026年8月です。

得意領域・向いている企業

顧客データや取引データが複数のシステムに分かれている企業、データ基盤の刷新とAIの業務適用を同時に進めたい企業、移行後の運用を外部パートナーに任せたい企業にとって、比べやすい候補です。営業・CRM領域では、顧客360度ビュー、問い合わせ分類、離反予測、レコメンドなどを検討できます。

提案時には、SageMakerを使うモデルの範囲、既存のGlue・Redshift・S3との接続、CRMへ戻すデータ形式、精度評価、データ品質改善の担当範囲を、分けて説明してもらいます。

Infosys|グローバルAWS運用とデータ・アナリティクスを支援

InfosysのAWS・AI支援

Infosysは、デジタルサービスとコンサルティングをグローバルに提供するITサービス企業です。

AWS公式のSageMakerパートナー紹介に掲載されています(出典: AWS「AWS and Infosys」、2026年8月確認)。AWSとInfosysの公式ページでは、50か国超での支援、AWS Competencies 13件、AWS Partner Programs 7件が示されています。

同じ公式ページでは、AWS Service Validations 11件、AWS認定3,000件超なども示されています。

これらはInfosysのAWS全体に関する公開情報で、個別のSageMaker案件の担当者数や成果を意味するものではない点に注意が必要です。

特徴と強み

Infosysは、クラウド移行、クラウドネイティブ開発、サーバーレス、データレイク、アプリケーション運用、セキュリティなどを組み合わせて、海外を含む標準的な提供モデルを作りたい企業に向いています。AWS公式ページでは、AWS上のアプリケーション開発、データ基盤のモダナイゼーション、セキュリティ、マネージドサービスを提供していることが確認できます。

SageMakerを使う場合は、モデルの開発工程だけでなく、AWSアカウントの統制、データ移行、CI/CD、運用監視まで、どこからどこまでを誰が受け持つのかを一つにまとめて説明できるかを確認します。

得意領域・向いている企業

複数国の拠点で同じ運用標準を使いたい企業、基幹システムやSAPのデータを分析基盤へつなげたい企業、AI活用とクラウドセキュリティを同時に進めたい企業に適しています。AWS公式ページには、SAPデータと非構造化データを整理し、AI・機械学習やビジネスインテリジェンスに活用するデータ基盤の案内もあります。

比較するときは、海外の標準サービスを日本の個人情報の扱いや商習慣、社内承認にどう合わせるかを確認します。あわせて、国内のプロジェクト責任者が誰かも必ず聞いておきます。

Amazon SageMakerのシステム開発会社を選ぶポイント

Amazon SageMakerの開発会社を比較するポイント

この6社は、知名度で並べたランキングではなく、SageMakerのシステムをどの範囲まで任せたいかで選ぶための比較候補です。

AWS公式のパートナー情報、会社の公開情報、担当チームの実績を照らし合わせ、PoCの速さだけでなく、本番運用、セキュリティ、費用、内製化のしやすさを確認します。

SageMakerまわりの実績と経験の確認

発注先を判断するには、「SageMakerを使ったことがある」という説明よりも、もう一段踏み込んだ確認が必要です。

確認するのは、次の工程や連携にどこまで経験があるかです。

  • 前工程:データ収集・加工、特徴量の作成
  • モデル開発:学習、評価、Model Registry
  • 本番運用:推論、監視、再学習
  • 外部との接続:CRMやMAとの連携

事例を聞くときは、業界名だけでなく、データ件数、更新頻度、推論方式を聞くと、自社案件との似ている点を判断しやすくなります。

あわせて、モデル数と業務画面を聞いておきます。導入後のKPIや運用体制も、確認の対象にします。

AWS公式のパートナー掲載は技術的な関連性を確認する材料ですが、自社と同じ業務成果を保証するものではありません。

データ・MLOps・業務連携で見る技術力と専門性

SageMakerは、SageMaker Studioやノートブックだけで完結するサービスではないため、周辺の部品と組み合わせて設計します。データ、処理と連携、権限・ネットワーク・監視の層ごとに、使う部品を選びます。

  • データ:Amazon S3、AWS Glue、Athena、Redshift
  • 処理と連携:Lambda、API Gateway
  • 権限・ネットワーク・監視:IAM、VPC、KMS、CloudWatch、CloudTrail

設計では、推論方式として、リアルタイム推論、非同期推論、Batch Transform、定期バッチのどれを選ぶかも決めます。提案書には、学習データの匿名化、マスキング、最小権限を含めてもらいます。

そのほか、暗号化や監査ログ、モデルの説明可能性も、提案の段階で確かめておきます。ドリフト検知や障害時の手動運用も、あわせて確認しておきます。

AWS公式FAQでは、SageMaker AIが、データやモデルの転送中と保存時の暗号化、IAM、S3に対応すると説明されています。さらに、KMS、VPC、PrivateLinkにも対応するとされています。具体的な権限や保存期間の設計は、利用者側と開発会社が決める必要があります。

プロジェクト管理と納品範囲の確認

AI開発では、学習を繰り返すうちに仕様が変わりやすいため、業務部門、情報システム部門、データ担当、セキュリティ担当の間で合意を取っておく必要があります。

契約書では、要件定義から権限一覧までのどこまでを納品物に含めるかを、あらかじめ明記しておきます。

  • 仕様と設計:要件定義書、データ項目定義書
  • 検証:評価データ、モデル評価報告書
  • 開発成果:ソースコード、Infrastructure as Code、CI/CD設定
  • 引き渡し:運用手順書
  • 利用者の管理:権限一覧

PoC後に本番へ進まない場合の終了条件や、精度が出ない場合の追加費用も、契約前に確かめておきたい点です。モデルの所有権、AWSアカウントの名義、退職や契約終了時の引き継ぎについても、あらかじめ決めておく必要があります。

費用と2026年時点の機能動向を分けた比較

AWS料金は、SageMakerの計算資源、学習、ホスティングの利用量で決まります。そのほか、ノートブックやストレージも費用の対象になります。さらに、データ処理やMLOpsも、見積もりに含めて確認します。

AWS公式料金ページでは、次世代SageMakerのデータをS3やRedshiftのデータレイクハウスで統合し、使用したリソースに応じて課金されると説明されています(出典: AWS「SageMaker pricing」、2026年8月確認)。

PoCから本番導入まで、段階ごとの目安をAWS月額と開発委託費に分けて示します。

  • 小規模PoC:AWS月額3,000円〜7.5万円程度、開発委託費100万〜500万円程度
  • MVP:AWS月額5万〜30万円程度、開発委託費500万〜1,500万円程度
  • 本番導入:AWS月額20万〜200万円程度、開発委託費1,500万〜5,000万円程度

これはSageMaker固有の全国一律の相場ではなく、データ連携、モデル数、GPU、可用性、画面開発を含むかどうかで変わる概算です(出典: 営業・CRM・MA領域のシステム開発相場リサーチ、2026年)。

機能面では、SageMaker Unified Studioによるデータ・分析・AI開発環境の統合や、Model RegistryやPipelinesを使ったMLOpsの整備が進んでいます。AWSは2025年12月に、データ準備から評価・デプロイまでをサーバーレスで進めるモデルカスタマイズ機能を発表しました。

対象には、Amazon Nova、Llama、Qwen、DeepSeek、GPT-OSSなどが含まれます。

東京リージョンを含む提供リージョンも案内されています(出典: AWS「New serverless model customization capability in Amazon SageMaker AI」、2025年12月3日)。新機能を採用するときは、一般提供かプレビューか、対象リージョン、データの持ち出し、費用、既存モデルとの互換性を確認します。

ポイント

事例はモデル数や更新頻度、推論方式まで聞き、技術は権限・暗号化・監視を含めて提案を求めると、候補の差が見えやすくなります。

よくある質問

Amazon SageMakerのシステム開発に関するよくある質問

Amazon SageMakerのシステム開発を外注する際は、費用、Bedrockとの違い、個人情報の扱いについての質問が多く寄せられます。

これらを先に整理しておくと、開発会社への相談内容を具体化しやすくなります。

Amazon SageMakerのシステム開発費用はいくらですか?

小規模PoCなら開発委託費100万〜500万円程度、CRM連携や簡易画面を含むMVPなら500万〜1,500万円程度、本番のMLOpsや権限設計まで含む場合は1,500万〜5,000万円程度が一つの目安です。ただし、これらは類似する業務・AIシステムの概算であり、SageMakerのAWS利用料、S3、Glue、Redshift、CloudWatch、データ転送などは別途発生します。

実際の見積もりでは、データソース数、モデル数、1日リクエスト数、推論方式、保守範囲を明記して比較します。

Amazon SageMakerとAmazon Bedrockはどちらを選べばよいですか?

独自データで機械学習モデルを開発・学習・評価し、モデルの版管理やMLOpsまで自社で制御したい場合はSageMakerが有力です。基盤モデルをAPIで呼び出し、生成AIアプリケーションや検索拡張生成を短期間で試したい場合はBedrockが候補になります。

両者は排他的な関係ではありません。SageMakerで独自モデルやデータ処理を管理し、Bedrockで生成AIの推論を提供する構成もあります。そのため、必要なモデル管理の深さと業務要件で選びます。

個人情報をAmazon SageMakerで扱っても安全ですか?

AWSの仕組みを使えば安全性が自動的に整うわけではありませんが、SageMaker AIは、転送中と保存時の暗号化、IAM、暗号化したS3、KMS、VPC、PrivateLinkなどを利用できます。

発注者側は、利用目的とアクセスできる担当者を要件として決める必要があります。匿名化・仮名化と保存期間も、あわせて決めておきます。運用面では、委託先との取り決めも必要になります。

  • 削除:データを消すときの手順
  • 外部委託:委託先が持つ権限の範囲
  • 記録:操作ログを残す範囲
  • 事故対応:インシデント発生時の連絡

AIを利用する業務のリスクと、どこまでを誰が負うかは、社内規程に反映します。その際は、2026年3月31日に経済産業省が公表したAI事業者ガイドライン第1.2版も確認します(出典: 経済産業省「AI事業者ガイドライン」、2026年4月1日更新)。

ポイント

費用は開発委託費とAWS利用料を分けて見積もり、Bedrockとの使い分けと個人情報の扱いを要件として決めておくと、相談内容を具体化しやすくなります。

まとめ

Amazon SageMakerのシステム開発会社6選のまとめ

6選から自社の課題に合う相談先への絞り込み

Amazon SageMakerのシステム開発会社を選ぶときは、SageMakerの機能だけでなく、一つのシステムとして提案できるかを見ます。見る範囲は、データ準備からモデル評価、CRM・MA連携、セキュリティ、MLOps、AWS利用料の管理までです。

タイトルの「6選」に当たる6社を、相談先としての強みで並べます。

  • 株式会社ripla:業務と定着を重視して相談できる
  • NTT DATA:大規模データ基盤と業務連携に強い
  • アクセンチュア:業務改革からAI・運用まで広く支援する
  • TCS:グローバルな開発体制を持つ
  • Cognizant:データモダナイゼーションを進める
  • Infosys:AWS運用とデータ・分析を支援する

相見積もりの依頼で渡す業務・データ・運用条件

相見積もりを依頼するときは、予測したい業務課題、データソースと件数、個人情報の有無、希望する推論方式、1日あたりのリクエスト数を一緒に渡します。加えて、既存AWS環境、必要なSLA、希望納期、運用担当者も伝えます。

PoCの成功条件、本番移行の条件、納品物、モデルの所有権、保守費用、AWS利用料の見える化まで確認しておけば、作って終わるリスクを抑えられます。

料金や機能、提供リージョンは更新されるため、発注前にはAWS公式ページと各社の最新提案を再確認します。

▼全体ガイドの記事
・Amazon SageMakerのシステム開発の完全ガイド

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。