API連携開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

API連携開発の開発会社・ベンダーは、技術力だけでなく、セキュリティ対応と運用保守まで担えるかどうかで比べます。6社の特徴と得意領域に加え、外注を判断する基準と、複数システムの統合で確認したい技術・支援体制を紹介します。本テーマの全体像は、次の記事にまとめています。

▼全体ガイドの記事
・API連携開発の完全ガイド

API連携開発におけるパートナー選びの重要性

複数システムの連携、要件が高い業種、短期間のリリースを外注が有効なケースとして示した図解。
業種や連携範囲、開発状況から外注の必要性を見分けられます。

API連携開発は、単純なシステム開発とは異なり、要件変更の影響範囲が広く、セキュリティ設計も欠かせません。適切なパートナーを選ぶと、次のような利点があります。

  • プロジェクトの失敗リスク:大幅に減らせます。
  • 認証・暗号化:設計を専門家に任せられ、API仕様変更への対応も安定します。
  • 内製化:文書整備とナレッジ移転によって、進められます。

外注が有効なケース

次のような状況では、専門の開発会社への外注が特に有効です。

  • システム構成:複数のSaaS・基幹システムを横断する連携
  • 対象業界:金融・医療・ECなど要件が高い業種
  • 開発の状況:短期間のリリース、専門人材の不足、既存APIの調査負担

ポイント

要件変更の影響範囲とセキュリティ設計の負担を見て、社内で抱えきれないなら外注を検討します。複数のSaaS・基幹システムをまたぐ連携や、金融・医療・ECなど要件の厳しい業種では、外注が特に有効です。

API連携開発でおすすめの開発会社・ベンダー6選

API連携開発に強い6社を、得意領域ごとに紹介します。特徴と得意領域を比べれば、自社の要件に合う相手を絞り込めます。

A社:フィンテック系API連携が得意な会社

金融APIの連携では、接続先と認証方式をまず確かめます。

  • 金融API連携:銀行API・決済ゲートウェイ・証券系APIを、金融機関向けに扱います。
  • 認証・安全性:OAuth 2.0、mTLS、PKI認証を扱えます。
  • 規格対応:PCI DSS・FISCへの準拠実績があり、コンプライアンスを重視する企業に適します。

B社:クラウドネイティブAPI開発に強い会社

クラウド構成は、採用サービスと運用方法の両面から見ます。

  • クラウド連携:AWS・GCP・Azureのマネージドサービスに対応しています。
  • サーバーレス:API Gateway・Lambda・EventBridgeの実績があり、拡張性とコスト効率を重視する案件に向いています。
  • DevOps:IaCを使ったインフラのコード管理を支援します。

C社:SaaS連携・iPaaS専門の会社

SaaS連携では、接続先と自動化の範囲を確かめます。

  • SaaS連携:Salesforce・HubSpot・kintone・freeeをつなぎます。
  • iPaaS活用:Zapier・Make(旧Integromat)・Workato・MuleSoftに対応します。

D社:EC・SCM系API連携が得意な会社

EC・SCM連携では、受注から配送までの流れを通して見ます。

  • EC・SCM連携:Shopify・Amazon・楽天とWMS・ERPをつなぎます。
  • 受注・在庫連携:受注取り込み、在庫同期、配送更新に対応します。
  • 性能対応:大量のトランザクションとデータ変換を、性能面から調整します。

E社:医療・ヘルスケア系API連携の会社

医療連携では、標準規格と利用施設の条件をあらかじめ見ておきます。

  • 医療連携:電子カルテ、PACS、医療機器とつなぎます。
  • 標準規格:HL7 FHIR、DICOM、SS-MIXに対応します。
  • 法令対応:医療法、個人情報保護法、HIPAAに精通しており、医療機関や製薬会社の医療DXに適します。

株式会社ripla:コンサルから開発まで一気通貫の支援

riplaに相談する場合は、連携の目的と開発工程を最初に整理します。

  • 一気通貫の支援:コンサルティングから開発まで対応します。
  • 開発工程:要件定義、設計、実装、テスト、運用までを支援します。
  • 目的設計:API連携の目的とROIを整理しながら進めます。

ポイント

自社の連携先と業種を先に決め、その領域に得意な会社から候補を絞ります。金融、クラウド、SaaS、EC、医療のどれに当たるかで、候補にする会社も変わります。

開発会社選びのポイント3つ

開発会社の実績、セキュリティ、保守体制を確認する3枚のチェックカード。
3観点をそろえると候補会社を同じ条件で比べられます。

開発会社を選ぶときは、費用や規模だけでなく、次の3つのポイントを重点的に確認するとよいでしょう。

ポイント1:実績とポートフォリオの確認

API連携開発の実績は、技術力の裏付けになり、自社の案件にどこまで近いかを測る材料にもなります。

  • 案件実績:自社と同業種・同規模の案件があるか。
  • 連携先:Salesforce、SAP、AWSなどとの連携実績があるか。
  • 難しい案件への対応:対処法、文書整備、コードレビューの文化があるか。

ポートフォリオを見れば、認証方式やデータ変換量、連携システム数も把握できます。

ポイント2:セキュリティ対応力

API連携はセキュリティの弱点になりやすいため、発注側は次の点を確認します。

  • 認証・認可の設計:OAuth 2.0やJWTなどの知識。
  • 資格情報:APIキーや認証情報を管理する体制。
  • 通信と監査:TLS 1.2以上の暗号化、監査ログ、テストの可否。

ISMS(ISO 27001)やSOC 2の認証を持っているかも、管理体制を見る参考になります。

ポイント3:保守体制とドキュメント整備

本番稼働後は、API仕様の変更に追随し続ける必要があります。そのため、保守体制も確認しておきます。

  • SLA:応答時間と解決時間。
  • 運用の体制:仕様変更の監視、月次レポート、定例会議。
  • 内製化支援:エスカレーションルートと合わせて見ます。

仕様書をConfluenceなどで管理しているかに加えて、コードコメントやREADME・操作マニュアルも確認します。

ポイント

候補の会社には、実績、セキュリティ、保守体制の3点を同じ質問で確かめます。そうすれば、会社ごとの違いを同じ条件で並べて比べられます。

API案件のベンダーデューデリジェンス

API案件を中心に、SRE・オブザーバビリティ、レガシーとの共存、障害時の責任分界を確認観点として結んだ図解。
運用実績と障害時の担当範囲を並べて確認できます。

SRE/オブザーバビリティの実績

提案では、分散トレーシングや合成監視の導入例と、オンコール体制を示してもらいます。加えて、既存レガシーとの共存経験もヒアリングします。

契約と障害時の責任分界

外部API障害時の補償範囲、ステータスページ連携、フェイルオーバー設計については、どこまでを誰が受け持つかを早い段階で合意しておきます。

ポイント

障害時の補償範囲と責任分界を、早い段階で合意できるかどうかが判断の目安になります。SRE・監視の実績も、あわせて確かめておくとよいでしょう。

まとめ

会社を選ぶときは、費用だけでなく技術力、セキュリティ、保守体制を評価します。そのうえで、自社の業種、連携対象、規模に合う実績も確かめます。

複数社に見積もりを依頼し、質問への回答と連絡のしやすさも比べます。また、riplaのように開発・保守まで一貫して対応する会社に相談するのも有効です。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。