AWS CodePipelineのシステム開発費は、アプリ数、環境数、既存システムとの連携によって、100万〜2,000万円以上まで変わります。
目安は、小規模なPoCで100万〜300万円、標準導入で300万〜800万円、エンタープライズ規模で800万〜2,000万円以上です。
▼全体ガイドの記事
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AWS CodePipelineのシステム開発費用の全体像

AWS CodePipelineは、コード変更からビルド、テスト、承認、デプロイ、監視までをつなぐCI/CD基盤です。そのため、見積もりには周辺の開発工程とAWSリソースの費用も含めます。
CodePipelineの設定費以外に必要な本番運用の準備
実務では、GitHubやGitLabとの接続、CodeBuildによるビルド、単体テストと静的解析を組み合わせ、ECS・EKS・EC2・Lambdaへデプロイします。
- 開発・検証・本番の分離:別アカウントに分けると、信頼ポリシーと成果物の受け渡しの設計が加わります。
- 本番運用の準備:承認、再実行、ロールバック、DB移行、外部サービスの停止時間、障害連絡先の決定。
監視・通知、S3のアーティファクト、IAMロール、KMS暗号化も、本番に向けて設計が必要です。さらに、本番承認者や失敗時の対応まで決めて初めて、業務で使える状態になります。
リサーチノートでは、失敗の要因として要件定義の圧縮、連携テストの不足、運用移管の不足が挙げられています。そのため、見積もりは安さだけでなく、成果物と運用設計の範囲で比べます。
費用の3層構成(初期導入費・AWS利用料・保守運用費)
見積書を初期導入費、AWS利用料、保守運用費に分けると、各社の範囲をそろえて比べられます。
- 初期導入費:要件定義と設計、実装にかかる費用に加えて、テスト、文書作成、教育の費用。
- AWS利用料:CodePipeline、CodeBuild、S3、ログ、暗号化、通信、デプロイ先の利用料。
- 保守運用費:監視、障害や脆弱性への対応、追加開発、更新、運用支援の費用。
初期費用だけを比べると、IaC、ロールバック、受入テストが後から追加される場合があります。
AWS利用料だけを見て月数百円と判断すると、CodeBuildや常時稼働の検証環境、NAT Gatewayの費用を見落とすおそれがあります。見積書を3層に分けると、予算と責任範囲を比べられます。
AWS CodePipelineのシステム開発費用の相場

初期費用は、アプリ数、環境数、自動テスト、既存連携、セキュリティ審査、IaCの範囲によって変わります。
ここで示す金額は、AWS公式の価格ではなく、導入範囲と一般的な工数による推定です。また、税金、AWS利用料、データ移行、24時間監視を含むかどうかは、会社ごとに異なります。
小規模PoCの費用目安(100万〜300万円)
小規模PoCは、1アプリ、1〜2環境で、ソース取得、ビルド、基本テスト、デプロイ、失敗通知を試す段階です。初期費用は100万〜300万円程度、期間は1〜2か月程度が推定レンジです。既存のテストやAWS環境が整っていれば、下限に近づきます。
PoCの追加範囲と評価軸を分けて整理すると、予算の見通しを立てやすくなります。
- 本番相当の範囲:監査、複数アカウント、脆弱性スキャン、DB移行、24時間監視を含む範囲。
- PoCの評価軸:「何分でリリース・復旧できるか」「手作業を何工程削減できるか」で効果を測る。
標準導入の費用目安(300万〜800万円)
標準導入の見積もりでは、基盤構築、監視、運用の範囲を確認します。
- 基盤構築:環境分離、手動承認、自動テスト、IaCを含む構築。
- 監視・運用:CloudWatchとCloudTrail、暗号化したS3成果物、運用手順の整備。
- 費用・期間:300万〜800万円程度、2〜4か月程度が推定レンジ。
- 業務ルール:ブランチ戦略と承認者の取り決め。
- アプリ別の適用:ECS、Lambda、CloudFormationごとに異なるテストとロールバック。複数アプリでは共通部と個別費を分けて見積もります。
エンタープライズ導入の費用目安(800万〜2,000万円以上)
見積もりでは、対象範囲と審査にかかる期間を分けて確認します。
- 対象範囲:複数アカウント・リージョン、既存連携、監査、権限分離、災害対策、段階リリースを含む範囲。
- 費用と期間:800万〜2,000万円以上、4〜9か月程度。金融・医療・公共では、審査資料の作成期間も見込みます。
参考として、業務システム全般の相場は、小規模300万〜1,000万円、中規模1,000万〜5,000万円、大規模5,000万〜1億円以上です(出典:NotebookLM業務システム全般Q&A、2026年)。
アプリ改修やデータ連携まで含めると、CI/CDの設定費を超えるため、システム全体で誰がどこまでを受け持つかを確認します。
AWS CodePipelineのシステム開発費用の内訳
見積書を要件定義、設計、実装に分けて書くと、作業と責任範囲を比べられます。テスト、セキュリティ、運用移管、AWS利用料は、次の節以降でそれぞれ説明します。
初期費用の土台となる要件定義とアーキテクチャ設計
要件定義と設計では、対象条件とパイプラインの構成を具体的に決めます。
- 要件定義:アプリ、リポジトリ、ブランチ、頻度、利用者、個人情報、復旧目標、承認者、監査記録を決める作業。
- 設計:Source、Build・Test、Approval、Deploy、環境・アカウント、成果物、IAM、KMS、ネットワーク、通知の構成。
人月単価は、専門性、契約形態、セキュリティ要件、作業場所によって変わります。ripla の推定では80万〜120万円程度です。ただし、これは公式の価格表ではありません。
人月単価だけでなく、工程ごとの人月と納品物も比べます。
特に、設計を省くと、後工程で権限やテストが追加されやすくなります。
実装費に含まれるパイプラインと周辺リソースのコード化
実装費には、作成するものと、IaCで管理する対象の範囲が含まれます。
- パイプライン作成:定義、buildspec、テスト、デプロイ設定、環境変数、通知、アラームの作成。
- IaCの技術:AWS CDK、CloudFormation、Terraformを使ってコード化。
- 管理対象:IAMロール、S3アーティファクトバケット、KMS、CloudWatch、EventBridgeを含めるかの判断。
コンソールで手作業を残す場合は短期的に安く見えますが、担当者が変わると環境を再現しにくくなります。
複数環境へ展開する場合は、共通テンプレートとレビューの工数を見積もります。IaCやbuildspecに加えて、テスト結果、接続・権限設定、運用手順の引き渡しを契約に含めると、保守会社を切り替えやすくなります。
テスト・セキュリティ・運用移管の費用
テストでは正常系に加えて、失敗や拒否、権限不足のときの動きを確認します。ロールバックや同時実行、外部連携の停止も対象です。DB変更やバッチ切替も含みます。
セキュリティでは、最小権限のほか、Secrets ManagerやParameter Store、KMSの利用、公開禁止を確認します。監査ログと保存期間、脆弱性検査、個人情報のマスキングも対象になります。
委託先管理や再委託、事故報告の取り決めには、技術作業とは別の審査費用がかかります。データ削除に関する契約や文書作成にも、審査費用が発生します。
保守運用費の月額(10万〜50万円程度から)
保守運用費は、保守対応の中身と契約範囲を分けて確認します。
- 保守対応:失敗調査、ログ確認、証明書・接続の更新、仕様変更や追加、脆弱性対応、問い合わせ。
- 保守費の参考:リサーチノートが示す初期費用の年15〜25%(参考値)。
- 運用支援の推定:月額10万〜50万円程度から。24時間監視やSLAを付けると増えます。
- 契約範囲:対応時間、一次切り分け、AWS問い合わせ、復旧、月次報告、追加・脆弱性対応の回数。
- 内製化:教育費と、引き継ぎ後のスポット支援費を分けて計上。
AWS CodePipelineと周辺サービスの月額料金

月額は、実行回数や時間、ビルド資源によって変わります。保存期間や通信経路、デプロイ先の稼働時間でも増減します。公式料金は米ドル表示です。
日本円に換算するときは、為替レートを明記し、実際の請求額とは切り分けて扱います。
CodePipelineのV1は月1米ドル、V2はアクション実行分数で課金される料金体系
料金方式ごとの単価と無料条件を分けて確認します。
- V1:作成から30日を超え、当月にコード変更が実行された1本につき月1米ドル。
- V1の無料条件:新規作成後30日間と、当月にコード変更がない場合が無料の条件。
- V2:アクション実行1分につき0.002米ドル。1アカウントあたり月100分の無料枠があります。
請求額は無料枠と実行条件で変わります(出典:AWS CodePipeline公式料金ページ、2026年8月8日確認)。
たとえば、V2でSource 1分、Build 5分、Test 5分、Deploy 2分を月100回実行すると、約1,300分になります。
無料枠を引いた1,200分に0.002米ドルを掛けると、約2.4米ドルです。1米ドル150円で換算すると約360円です。ただし、周辺料金は別に必要です。
CodeBuildの料金(ビルド時間とコンピューティングタイプ)
CodeBuildの料金はビルド時間と資源の種類で変わり、前払い・最低料金はありません。
- 料金を左右する要素:長時間のビルド、並列テスト、高性能CPU、Docker利用。
- 追加料金:CloudWatch Logs、S3、KMS、データ転送、CodePipelineとの組み合わせによる費用。
キャッシュの利用も検討し、ビルド時間は実測して判断します。オンデマンドEC2のgeneral1.smallまたはarm1.smallには月100分の無料枠があります(出典:AWS CodeBuild公式料金ページ、2026年8月8日確認)。
料金例として、build.general1.smallを月100回、各5分実行すると500分になります。無料枠の100分を引いた400分に0.005米ドルを掛けると、月2米ドルです。
S3・ログ・KMS・NAT Gateway・実行環境の費用
月額を見積もるときは、保存、通信、実行環境の費用を分けて考えます。
- 保存とログ:S3は容量・リクエスト・転送・ライフサイクル、CloudWatch Logsは取込・保存、KMSはキー利用、ECRは保管の量で課金されます。
- ネットワーク:VPC内のNAT Gatewayは、稼働時間とデータ処理に応じた課金。
- 実行環境:ECS、EC2、EKS、Lambda、テスト用DB、常時稼働環境は別料金です。
- 月額の目安:小規模は数百円〜数万円、NAT GatewayやEKSなどを含むと10万〜50万円以上の可能性があります。
長期保存では、周辺費用が本体より目立つことがあります。ここで示す金額は、構成を単純化した推定です。
実際の請求額は、採用する構成と稼働時間で変わります。なお、AWSの見積もりに代わる金額ではありません。
AWS CodePipelineの費用が変動する要因
費用は、アプリ数と環境の数、既存連携の有無によって変わります。さらに、リリース頻度やセキュリティ、運用体制も影響します。見積もりの前に条件を洗い出しておくと、必要な品質を守りながら範囲を調整できます。
アプリ数・環境数・アカウント数と設計工数
構成ごとの設計工数と、共通化できる作業を分けて確認します。
- アプリ・環境:1アプリ・1環境と、複数アプリの開発・検証・本番では構成が異なります。
- 管理工数:複数アプリでは、パイプライン、権限、承認、成果物の管理が増えます。
- 別アカウント:IAMロール、S3・KMSポリシー、デプロイ先の信頼関係を設計する分、初期費用が増えやすい。
- 共通化:IaCテンプレートにアプリ名、環境、デプロイ先、通知先を渡せば、横展開の工数を抑えられる。
- 見積もり:テンプレートの適用費と、各アプリの受入テスト費を分けて示す。
セキュリティ・既存連携・監査要件による費用増
見積もりでは、既存接続、データ保護、監査の作業を分けて確認します。
- 既存システム接続:社内リポジトリ、ネットワーク、Jenkins、チケット、承認フローに、認証・エラー処理・受入テストが必要です。
- 業務データ連携:テストデータ、接続時間、再送、二重登録の検証。
- 個人情報・決済情報:秘密情報、ログ、権限、監査、保存期間への配慮。
- 責任分担:AWSのPCI DSS対象範囲と、利用者側の対応は別です。自社の運用・監査作業も洗い出します。
リリース頻度と品質ゲートの数
月額費用を比べる際は、実行頻度と品質確保の方式を分けて見ます。
- 実行頻度:月1回と1日に何度も実行する場合では、アクション分数、ビルド時間、ログ量、環境の稼働時間が変わります。
- 並列化:処理時間を短くできる一方、資源費が増える場合があります。
- 品質ゲート:承認、アラーム、統合テスト、カナリア・線形移行は事故を抑えますが、設計工数が増えます。
- 構成の選択:目的に必要な品質ゲートの選択。
AWSは2025年5月、Lambdaの線形・カナリアデプロイとCloudWatchアラームによる自動ロールバックを案内しました(出典:AWS公式発表、2025年5月)。
AWS CodePipelineのシステム開発費用の最適化
最適化は、単価を下げることに加えて、不要な稼働や重複ビルド、過剰なログ保存を減らす取り組みです。手作業や障害対応が長引く状態も抑えながら、テストと復旧性を守ります。
比べるときは、初期費用と月額費用を合わせた1年目の総額で見ます。
影響範囲を絞ったPoCからの開始
PoCでは、対象、評価、本番展開への準備を順に整理します。
- 対象:影響の小さい1アプリで、Source、Build・Test、Deploy、通知の流れを通す。
- 評価:現行手順と自動化後を比べ、リリース時間、失敗率、復旧時間、手作業の削減量を測る。
- 成功条件:成功条件を決めずに始めると、使われない機能に費用をかける恐れがあります。
- 本番展開:複雑な移行は後段に回します。承認、秘密情報、ロールバックを整えておかないと、本番への移行はできません。
- 拡張性:拡張できるIAMとIaCの骨格を、最初に設計しておく。
ビルド時間とアクション数の管理
V2は、アクション実行分数に応じて課金されます。そのため、不要なアクションを避け、処理時間を短くする設計が有効です。
- 対象の限定:変更されたディレクトリだけを対象にする。
- キャッシュの活用:依存関係の再利用。
- 検査順の調整:失敗しやすい検査を早い段階に置く。
並列化は時間を短縮できる一方、同時実行とCodeBuildの費用が増える場合があります。そのため、効果は実測して判断します。
V1は新規作成後30日間と、当月にコード変更がない場合は無料で、V2には月100分の無料枠があります(出典:AWS CodePipeline公式料金ページ、2026年8月8日確認)。超過後の費用と、機能の効果を比べます。
成果物・ログ・検証環境の保存期間と稼働時間の見直し
月額を抑えるときは、保存、稼働時間、ネットワークを分けて見直します。
- 保存期間:S3成果物とCloudWatch Logsは、監査要件に沿って保存期間を決める。
- 保管方法:検索用と長期保管を分け、削除条件を法務・監査担当者と合意する。
- 検証環境:利用時間を測り、夜間・休日の停止や必要時のみの作成を検討する。
- NAT Gateway:接続要件に合わせ、不要な転送や構成を避ける。
- 再現性と復旧:障害対応を損なわないよう、起動と終了を自動化し、手順を用意する。
IaCと運用標準化による将来の追加費用の抑制
共通テンプレートでCodePipeline、CodeBuild、IAM、S3、KMS、監視を管理します。環境ごとの差分をパラメータに寄せておくと、再現性が高まります。
共通化しすぎると、アプリ固有の要件を無理に押し込むことになります。そのため、共通部分とアプリ固有部分の境界を先に決めておきます。
運用標準には、命名や承認者、ログ確認の手順を含めます。さらに、再実行・ロールバックの条件、障害連絡、変更申請も決めておきます。担当者が自力で対応できれば、その分ベンダーへの依頼を減らせます。
AWS CodePipelineの見積もりを取る際のポイント
相見積もりでは、同じ条件で各社に依頼します。そのため、対象アプリや環境、デプロイ先、実行回数、現行手順を、依頼前に書面でまとめておきます。テストやセキュリティ、保守の希望も伝えます。
初期費用、AWS利用料、保守費を分けて提示してもらうと、金額差を比較できます。
RFPに書く対象範囲と成功条件
見積もりの前提や成功条件、納品物は、RFPにそろえて記載します。
- 対象範囲:アプリ、言語、ビルド、リポジトリ、ブランチ、デプロイ先、環境・アカウント、月間リリース数。
- 前提条件:ピーク時の同時実行、個人情報、監査、JenkinsやGitHub Actionsの継続利用。
- 成功条件:リードタイム、成功率、変更失敗率、復旧時間、手作業削減、テスト合格率、監査ログ。
- 成果物:IaC、buildspec、テストコード、設計書、権限一覧、障害対応、教育、引き継ぎ資料を納品物に含める。
工程・前提・除外項目をそろえた見積もりの比較
工程、品質、除外項目、契約条件を分けて比べます。
- 工程:要件定義、基本・詳細設計、実装、テスト、セキュリティレビュー、移行、教育、運用移管。
- テスト・標準範囲:単体・統合・負荷・障害復旧の範囲と、IaC・ロールバックが標準に含まれるかを確認します。範囲で品質が変わります。
- 除外項目:AWS利用料、外部SaaS、回線、既存アプリ改修、データ移行、診断、休日対応、24時間監視、再委託費。
- 契約条件:追加変更の単価、既存環境の調査、納期遅延の扱い。契約前に質問しておく。
公開事例と内製化支援の実績
認定やパートナーランクに加え、技術・運用実績を確認します。
- 構築実績:CI/CDとIaCの公開事例。
- 運用実績:IAM、セキュリティ、テスト、保守の経験。
フェリシモはCodeCommit、CodePipeline、CodeBuild、CodeDeployを導入しました。その結果、リリースは月1回程度から月3〜4回へ増えました(出典:AWS導入事例「株式会社フェリシモ」、2026年8月8日確認)。
提案に、変更管理や監査、内製化まで含まれているかを確認します。納品後に、ログ確認や再実行、ロールバックを自社で行えるかも質問します。
価格や品質は公開情報だけでは断定できないため、自社のRFPに対する提案内容で比較します。
受入テストと保守契約の境界
契約前に、受入条件と継続対応の担当・範囲を整理しておきます。
- 受入テスト:ビルド・テスト失敗、承認拒否、権限エラー、アラーム、ロールバックの確認。
- 本番昇格:同じ成果物を検証環境から本番へ昇格できるかどうか。
- 合格判定:基準と判定者を先に決め、納品後の認識違いを減らす。
- 保守契約:対応時間、連絡、優先度、切り分け、復旧目標を明記します。利用料の監視、報告、追加、脆弱性、再委託、SLAも含めます。
- 復旧担当:保守を削る場合でも、障害時に対応する人を決めておきます。
よくある質問
公式サービス料金と、設計・開発・運用費を分けて考えると、費用の全体像をつかみやすくなります。
AWS CodePipelineは無料で使えますか?
一部には無料枠がありますが、常に無料で使えるわけではありません。V1には、無料枠の対象になるアクティブなパイプラインがあります。
V2は月100アクション実行分が無料で、超過分に料金がかかります。CodeBuildやS3、ログ、KMS、デプロイ先、ネットワークも別料金です。
AWS CodePipelineの導入は何か月かかりますか?
導入範囲ごとの推定期間と、期間に影響する準備を示します。
- PoC:1アプリでSource、Build・Test、Deploy、通知を確認する場合は1〜2か月程度。
- 標準導入:開発・検証・本番を分ける場合は2〜4か月程度。
- 大規模導入:複数アカウント、監査、既存業務システム連携、段階移行を含む場合は、4〜9か月程度の可能性があります。
- 準備期間:要件定義や社内審査、受入担当者の確保にかかる時間も見込みます。
JenkinsやGitHub ActionsがあってもCodePipelineを導入できますか?
導入できます。既存ツールをすべて置き換える必要はなく、JenkinsやGitHub Actionsをビルドの段階に残せます。
CodePipelineを承認、配布、監査の中心に置く構成も選択肢です。
成果物の作成元、正とするログ、失敗時の担当を決めておかないと、二重実行や原因調査の長期化につながります。
開発会社の見積もりで必ず確認する項目は何ですか?
必ず確認したいのは、初期費用、AWS利用料、保守費です。次に、対象範囲、テスト、IaC、権限、監視の扱いを見ます。さらに、ロールバック、成果物、教育、対応時間、除外項目も確認します。
失敗時に安全に止める方法、前の成果物へ戻す方法、担当者が自力で復旧する方法も、質問しておきます。
まとめ
開発費の推定は、小規模PoCが100万〜300万円、標準導入が300万〜800万円、エンタープライズが800万〜2,000万円以上です。
期間は各段階で1〜2か月、2〜4か月、4〜9か月程度です。対象範囲、社内審査、既存アプリの状態で変わります。
公式料金と導入費を分けた1年目の総額の算出
V1はアクティブなパイプライン単位、V2はアクション実行分数単位で課金されます。CodeBuildやS3、CloudWatch、KMS、ECRは別料金です。NAT Gatewayやデプロイ先も、別に見込む必要があります。
初期費、AWS利用料、保守費を分けたうえで、実行回数、ビルド時間、ログ保存、環境の稼働時間を前提に、1年目の総額を出します。
PoCの成功条件と見積もりの責任範囲
テストや権限を削らないまま、対象を絞ったPoCで効果を測ります。
開発会社に依頼するときは、同じRFPをもとに複数社を比べます。
- PoC:対象を絞って効果を測り、IaCと運用標準を残したうえで広げます。
- 委託範囲:成果物、受入、ロールバック、保守、再委託、終了時の引き渡しの範囲を確認します。
- 運用継続:導入後に自社で安全なリリースを続けられるかを、価格と同じ重みで評価します。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
