AWS Lambdaのシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

AWS Lambdaのシステム開発を任せるなら、Lambdaの実装経験だけでなく、業務要件の整理、既存環境からの移行、セキュリティ、公開後の運用まで一貫して支援できる会社を選ぶことが重要です。

本記事では、株式会社riplaを最初に、AWS Lambdaやサーバーレス、AWS移行、業務システムの開発・運用に実績を持つ実在企業を計6社紹介します。知名度順ではなく、「Lambda・サーバーレスの実装力」「業務システムの要件定義」「既存環境からの移行」「セキュリティ・運用」「内製化支援」の5軸で整理します。初期開発費の目安、AWS利用料の考え方、相見積もりで確認したい質問もまとめますので、発注先を比較する材料としてご活用ください。

▼全体ガイドの記事
・AWS Lambdaのシステム開発の完全ガイド

AWS Lambdaのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

AWS Lambdaのシステム開発パートナーを比較するイメージ

AWS Lambdaは、サーバーやOSを常時管理せず、APIリクエスト、ファイル登録、定時イベント、キューなどを契機にコードを実行するサービスです。API GatewayとLambdaを組み合わせたバックエンド、S3に置かれたファイルの変換、EventBridgeによる定時処理、SQSを使った非同期処理など、業務システムの一部分に取り入れやすい仕組みです。ただし、Lambdaだけでシステム全体が完成するわけではなく、データベース、認証、監視、ネットワーク、バックアップ、運用手順まで設計する必要があります。

Lambdaに向く業務と向かない業務を見極める必要があります

Lambdaは、イベント単位に分割でき、処理時間が比較的短く、アクセス量の変動が大きい業務と相性がよいです。注文受付後の在庫連携、アップロードされた画像や帳票の加工、通知の送信、外部SaaSとのデータ連携、定時の集計処理などが代表例です。利用がない時間に実行環境を減らせるため、常時稼働サーバーをピーク負荷に合わせて確保する方式より、待機コストを抑えやすい場合があります。

一方で、長時間の処理、常時接続、特殊なミドルウェア、厳しい低遅延要件、一定負荷が非常に大きい処理は、ECS/FargateやEC2などのほうが適する場合があります。会社選びでは「Lambdaを使えるか」だけを聞くのではなく、Lambda、コンテナ、EC2、SaaSをどの業務に割り当てるかを説明してもらうことが大切です。

画面ではなく業務・データ・運用まで見積もりをそろえます

Lambda案件の費用は、関数の数だけで決まりません。API Gateway、DynamoDBやAurora、S3、SQS、EventBridge、Step Functions、認証、監視、WAF、ネットワーク、データ移行、性能試験、障害復旧試験まで含めると、システムの規模は大きく変わります。さらに、現行業務の例外処理やマスタの整備が不十分なまま開発を始めると、途中で仕様変更が増え、当初見積もりから乖離しやすくなります。

発注前には、業務フロー、利用者と権限、月間リクエスト数、ピーク時の同時実行数、データ種別、既存システムとの接続、RTO・RPO、運用時間、月額予算をできる範囲で整理します。情報が揃っていない場合でも、現状資料を見せたうえで、要件定義やPoCを先行する提案ができる会社を選ぶと、開発後の手戻りを抑えやすいです。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのAWS Lambdaシステム開発支援をイメージした画像

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

AWS Lambdaを採用するかどうかは、技術名から決めるのではなく、現場の業務フロー、例外処理、マスタ、権限、データ連携、運用担当者の体制から判断する必要があります。riplaは業務上の課題を整理してシステム要件へ落とし込み、必要な範囲を設計・開発へつなげる相談先です。Lambdaを中心にしながら、長時間処理はコンテナやバッチ基盤へ分けるなど、業務に合わせた構成を相談できます。

得意領域・実績

営業・顧客・生産・販売管理など、複数部門にまたがる基幹業務をクラウドへつなぎたい企業や、既存システムを段階的に改善したい企業に向いています。たとえば、最初はファイル取込や通知だけをLambda化し、データ整合性と運用手順を確認してから、注文・申請・在庫などの業務コアへ広げる進め方を検討できます。提案時には、AWSの担当範囲、API・データベース・管理画面の構築範囲、IaC、テスト仕様書、ソースコード、公開後の保守範囲を確認します。

TIS株式会社|業務システムのAWS移行とサーバーレス再設計に強い

TISのAWS移行とサーバーレス再設計を表す画像

TIS株式会社は、業務システムのAWS移行やクラウド基盤の設計・構築を幅広く支援する大手SIerです。公式の「AWS Lambdaを活用したサーバレスアーキテクチャの実現」では、既存の業務システムをAWSへ移行する際に、サーバーレスで再構築する考え方と、EventBridgeからLambdaを定期実行する構成を紹介しています。Lambdaの技術解説だけではなく、業務システムを移行・再設計する視点を持つ会社です。

特徴と強み

TISの公開情報からは、EventBridgeの時間ベーストリガーでLambdaを実行し、業務システム間の連携をシンプルにする構成が確認できます。定期バッチ、データ連携、既存サーバーの機能分割など、サーバーレス化の対象を見つけたい企業にとって検討しやすい候補です。現行環境がオンプレミスやEC2にある場合も、いきなり全面移行するのではなく、移行の優先順位と再設計の範囲を整理できます。

得意領域・実績

既存の基幹システムや複数の業務サービスをAWSへ移行し、段階的にモダナイズしたい企業に向いています。金融、製造、流通など業務要件が複雑な案件では、Lambda関数の実装だけでなく、データ整合性、切替計画、障害時の再実行、運用引継ぎが成否を分けます。問い合わせ時には、Lambdaの本番稼働事例、担当するアプリケーション領域、移行前後のテスト方法、再委託の有無を確認するとよいです。

クラスメソッド株式会社|AWS専業に近い技術支援と内製化を支援

クラスメソッドのLambdaとサーバーレス支援を表す画像

クラスメソッド株式会社は、AWSを中心としたクラウド導入、アプリケーション開発、運用、内製化支援を提供する会社です。公式ページでは、ECS、Fargate、EKS、Lambdaをアプリケーション実行基盤の選択肢として整理し、サーバーレスコンピューティングの導入支援や環境構築に対応していることを説明しています。AWSのサービスを組み合わせて素早く検証したい企業の候補になります。

特徴と強み

Lambdaを採用するか、FargateやEKSを併用するかを、負荷特性や運用負荷から比較したい場合に相談しやすい会社です。関数を小さく分けるだけでは、再試行による二重登録、タイムアウト、コールドスタート、ログの分散といった問題が起きるため、イベント設計と監視の知識が欠かせません。PoCの段階で性能、権限、障害時の動作、月額コストを確認する提案があるかを見極めます。

得意領域・実績

AWSのサービス選定、環境構築、開発者向けのナレッジ活用、運用改善をまとめて進めたい企業に向いています。社内にエンジニアがいて、将来は内製化したい企業では、ソースコードの引継ぎ、設計書、CI/CD、運用手順、教育の範囲まで事前に確認します。公開情報から確認できるのはサーバーレス支援の内容であり、自社と同じ業務領域のLambda事例や費用は、提案時に個別確認することが重要です。

株式会社サーバーワークス|AWS専業の設計・移行・運用を一体支援

サーバーワークスのAWS設計構築と運用支援を表す画像

株式会社サーバーワークスは、AWSの導入・移行、設計・構築、運用・監視を一体で支援するAWS専業の会社です。公式ページでは、AWS運用代行や監視・管理、セキュリティ対策、24時間365日の支援などを掲げています。2026年8月時点の公式ページには、導入実績として31,700プロジェクト、満足度98%が掲載されていますが、これは同社全体の実績値であり、Lambda案件の件数を示すものではありません。

特徴と強み

Lambdaのコード開発だけでなく、AWSアカウント設計、権限管理、監視、インシデント対応、コスト管理まで運用を任せたい企業に適しています。Lambdaを含むシステムでは、関数の異常だけでなく、API Gatewayのエラー、キューの滞留、DB接続数、NAT Gatewayの費用急増なども監視対象になります。アプリ開発会社とAWS運用会社を分ける場合でも、障害時の責任分界と連絡経路を先に定める必要があります。

得意領域・実績

AWS環境をすでに利用しているものの、運用が担当者に属人化している企業や、既存システムをAWSへ移行した後の監視体制を整えたい企業に向いています。提案を受ける際は、Lambdaの実装を誰が担当するか、アプリケーションのテストとインフラの試験をどう分担するか、夜間障害の一次対応、月次のコストレビュー、ランタイム更新の責任者を具体的に確認します。

株式会社NTTデータ|大規模・長期・規制対応のAWS案件に強い

NTTデータの大規模AWS移行とシステム運用を表す画像

株式会社NTTデータは、上流コンサルティングからAWS環境の構築、既存システムの移行、マネージドサービス、セキュリティガバナンスまでを提供する大手SIerです。公式のAWSソリューションページでは、AWSプレミアティアサービスパートナーとして、大規模・超大規模・長期案件に対応する能力と、ガイドライン策定、移行検証、運用までのサービスを紹介しています。

特徴と強み

金融、公共、通信、製造など、個人情報や決済情報を扱い、監査・承認・障害復旧の要求が重い企業で候補になりやすい会社です。Lambdaの関数設計だけを切り出すのではなく、複数ベンダーの調整、セキュリティ方針、ネットワーク、運用組織、長期の変更管理まで含めて計画したい場合に相談しやすいです。AWSを利用するだけで法令や業界基準を満たせるわけではないため、適用する基準と証跡の範囲を要件定義で明確にします。

得意領域・実績

公式情報からは、クラウドの設計・構築・移行・運用を一気通貫で支援する体制が確認できます。Lambdaを使った新規APIの開発だけでなく、既存の基幹システムを分析し、イベント駆動の処理へ段階的に置き換える案件が想定されます。具体的なLambda実績、使用するAWSサービス、開発標準、ソースコードや設計書の納品条件は、公開情報だけで断定せず、提案書と契約書で確認します。

SCSK株式会社|AWS導入から運用・内製化まで幅広く対応

SCSKのAWS導入と運用改善を表す画像

SCSK株式会社は、AWSの企画、移行、構築、運用、改善、内製化支援まで幅広く提供するシステムインテグレーターです。公式ページでは、AWSプレミアティアサービスパートナーとして、多様な業界のシステム構築実績を持ち、企画段階から導入・運用・改善まで全フェーズを支援すると説明しています。2025年8月にはAWS認定資格の保有数が3,000を突破したことも公式ページに掲載されています。

特徴と強み

AWS利用ガイドラインや自動化ツールを整え、社内の属人化やシャドーITを抑えながらAWSを使いたい企業に向いています。Lambdaの開発では、関数を作ることに加えて、アカウント構成、権限、デプロイ手順、ログの保管、環境分離、コスト配賦を標準化する必要があります。社内に運用担当者を置きたい場合は、設計・構築の委託だけでなく、内製化支援のカリキュラムや引継ぎ成果物まで確認します。

得意領域・実績

複数部門のAWS利用を統制したい企業、既存環境からの移行とアプリ開発を同時に進めたい企業、運用改善まで長く支援してほしい企業に適しています。公式ページには、AWS上で振り込め詐欺防止システムを構築する四国銀行の内製化支援事例も掲載されています。Lambdaの実装担当や業務アプリの開発範囲は案件ごとに異なるため、API、関数、データベース、監視、運用の責任分界を図にして確認することが大切です。

AWS Lambdaのシステム開発費用と期間の目安

AWS Lambdaシステムの開発費用と期間を考える画像

AWS Lambdaを利用したシステムの国内開発費に、公的な一律相場はありません。以下は、業務システム全般の相場と、Lambdaを使うAPI・連携・移行案件の工程を踏まえた2025〜2026年時点の実務上の目安です。AWS利用料と開発会社への委託費は分けて考え、同じ条件で複数社から見積もりを取得します。

初期開発費は100万円台から1億円超まで幅があります

技術検証や小規模PoCなら100万〜300万円、申請・検索・通知などを含む小規模な社内業務システムなら300万〜800万円、中規模の業務連携システムなら800万〜3,000万円がひとつの目安です。既存EC2やオンプレミスの再設計・移行では1,500万〜5,000万円、基幹連携、高可用性、規制対応、24時間運用まで含める案件では3,000万円〜1億円以上になる場合があります。

費用が増える主な要因は、画面数ではなく、外部連携の数、データ移行の難しさ、権限・監査ログ、ピーク性能、障害復旧、テスト自動化、運用時間です。見積書では、要件定義、基本設計、LambdaやAPIの開発、データベース、ネットワーク、テスト、移行、教育、保守を分けてもらいます。初期費用が安く見えても、設計書や監視設定、ソースコード、運用手順が含まれなければ、公開後に追加費用が発生しやすいです。

AWS利用料はLambda単体ではなく周辺サービスまで試算します

AWS公式料金ページによると、通常のLambda Functionsはリクエスト数と実行時間をメモリ量で換算したGB秒を基本に課金され、無料枠は月100万リクエストと40万GB秒です(出典:AWS「AWS Lambda Pricing」)。ただし、無料枠があるから運用費がゼロになるわけではありません。API Gateway、DynamoDBやAurora、S3、CloudWatch Logs、WAF、NAT Gateway、データ転送、バックアップ、Provisioned Concurrencyなどの料金が別に発生する場合があります。

たとえば、月1,000万回、平均300ミリ秒、メモリ512MBの関数は、Lambda本体の計算量だけなら約150万GB秒です。無料枠を除く実行時間料金は、米国リージョンの公開単価を単純適用すると月20ドル前後、1ドル150円の仮置きで約3,000円となりますが、実際の請求額はリージョンやアーキテクチャ、周辺サービスで変わります。月1億回、平均500ミリ秒、メモリ1GBのような構成では、Lambda本体の金額も大きくなるため、上限アラートと予算を必ず設定します。

AWS Lambdaのシステム開発会社を選ぶポイント

AWS Lambda開発会社の選び方を整理する画像

6社を比較するときは、AWSパートナーのランクや会社規模だけで決めず、自社の業務・データ・運用条件に近い提案ができるかを確認します。Lambdaの公開実績が明確な会社と、AWS全体の移行・運用・セキュリティに強い会社では、得意な役割が異なります。相見積もりでは、同じ依頼書を渡し、見積もり条件と担当体制をそろえることが重要です。

実績は技術名ではなく業務・規模・成果で確認します

「Lambdaに対応できます」という説明だけでは、API開発、ファイル処理、バッチ、キュー、画像処理のどこに強いのか分かりません。自社と似た業務、データ量、利用者数、外部連携、可用性要件の案件を提示できるかを確認します。公開事例で具体的な社名や数値が示されていない場合は、守秘義務に配慮しながら、匿名化した構成図、担当工程、本番稼働後の運用体制を説明してもらいます。

確認したい質問は、「Lambdaはどの処理に採用し、どの処理をECSやEC2に分けますか」「ピーク時の同時実行数と再試行をどう設計しますか」「冪等性や重複イベントをどうテストしますか」「コールドスタートとタイムアウトをどう評価しますか」です。質問への回答が業務フローや数値を踏まえている会社ほど、実装後の問題を先回りできる可能性が高いです。

セキュリティ・監視・障害対応を契約範囲に含めます

個人情報や決済情報を扱う場合、IAMの最小権限、暗号化、TLS、秘密情報管理、監査ログ、脆弱性対応、委託先管理、漏えい時の連絡体制を設計します。Lambdaのコードが動いていても、ログに個人情報が残る、権限が広すぎる、キューの失敗イベントを追跡できないといった状態では、安全な業務システムとはいえません。個人情報保護委員会のガイドラインにある安全管理措置を、自社の規程と運用手順へ落とし込める会社を選びます。

監視では、関数のエラー数や実行時間だけでなく、APIの5xx、キューの滞留、DLQ、DB接続数、予算、異常なリクエスト増加を対象にします。AWS公式の特徴ページでも、CloudWatchやX-Rayへログ・メトリクス・トレースを送る監視機能が説明されています(出典:AWS「AWS Lambdaの機能」)。保守契約に、夜間対応、復旧目標、ランタイム更新、コスト最適化、月次報告が含まれるかを確認します。

納品物と内製化の範囲を先に決めます

サーバーレスはサーバー管理が減る一方、関数、イベント、権限、ログが分散しやすく、設計意図が残っていないと保守が難しくなります。アーキテクチャ図、API仕様書、データ定義、IAM設計、IaCコード、CI/CD設定、テスト仕様書、障害対応手順、コスト試算、運用引継ぎ資料を納品物に含めると、特定の担当者や会社に依存しにくくなります。

将来内製化する場合は、ソースコードの所有権だけでなく、リポジトリ管理、ブランチ運用、レビュー方法、デプロイ権限、AWSアカウントの所有者、秘密情報の管理者、問い合わせ窓口を決めます。開発会社が長期保守する場合も、引継ぎ可能な成果物を残す会社を選ぶと、事業や組織が変わったときの選択肢を保ちやすいです。

2026年のAWS Lambda最新動向を確認する画像

Lambdaは「サーバーを意識しない実行環境」という初期の理解から、性能、開発体験、コスト、AIワークロードに合わせて選べる基盤へ広がっています。2026年に発注する場合は、従来のLambda Functionsだけでなく、コールドスタート対策、常時性能が必要な処理、AIが生成したコードの隔離、長時間処理の扱いまで、将来の変更を見越して確認します。

コールドスタートと常時性能を要件から評価します

APIの初回応答を一定時間以内にしたい場合は、Provisioned Concurrency、SnapStart、メモリ量、ランタイム、初期化処理の短縮を比較します。AWS公式の特徴ページでは、Provisioned Concurrencyが関数の初期化済み環境を維持し、SnapStartがJavaなどの起動性能を改善する機能として案内されています。機能を使えば必ず高速になるわけではないため、実際のデータ、同時実行数、ピーク時間、許容レイテンシーを使った負荷試験が必要です。

一方、負荷が継続し、同じ処理を高い密度で実行する場合は、Lambdaの従量課金だけでなく、コンテナや新しい実行方式との比較が必要です。AWSの公式料金ページでは、Lambda Managed InstancesがマネージドなEC2インスタンス上でLambdaの開発体験とEC2の柔軟性を組み合わせる選択肢として説明されています。既存のLambda Functionsをそのまま移せるか、利用可能なリージョンや機能、運用方法、料金を案件ごとに確認します。

AI支援開発でも権限・監査・テストを省略しません

AIによるコード生成やAIエージェントを業務システムへ組み込む場合は、生成されたコードの権限、依存ライブラリ、ログ、入力データ、外部通信先を管理します。AWSは2026年に、ユーザーコードやAI生成コードをVMレベルで分離し、起動・再開を高速化するLambda MicroVMsを発表しています(出典:AWS「AWS introduces Lambda MicroVMs」)。新機能を採用すること自体を目的にせず、業務データの分類、脅威モデル、監査要件、費用を確認して選定します。

開発会社へは、「AIを使えるか」ではなく、「どのコードをAIで生成し、人がどのレビューを行い、どのテストを通過させ、どの権限で本番へデプロイするか」を聞きます。AIを使わない既存処理でも、依存関係のスキャン、ランタイム更新、脆弱性対応、ロールバック手順を含めた開発標準が整っているかを確認することが大切です。

よくある質問

AWS Lambdaのシステム開発に関するよくある質問の画像

AWS Lambdaのシステム開発を検討する際に、発注前に確認されやすい質問へ回答します。Lambdaの適性、開発会社へ依頼する費用、既存システムからの移行という3つの観点で整理します。

AWS Lambdaはどのような業務システムに向いていますか?

APIのバックエンド、ファイル・画像処理、定時バッチ、通知、外部SaaS連携、キューを使う非同期処理など、イベントを契機に短時間で完了する業務に向いています。アクセス量の変動が大きく、利用がない時間に実行環境を減らしたい場合にも適しています。常時接続、長時間処理、特殊なミドルウェアが必要な場合は、ECS/FargateやEC2との併用を検討します。

AWS Lambdaのシステム開発費はいくらですか?

技術検証・小規模PoCなら100万〜300万円、小規模な社内業務システムなら300万〜800万円、中規模の業務連携なら800万〜3,000万円が目安です。既存環境の移行、基幹連携、規制対応、24時間運用まで含めると3,000万円以上になることがあります。AWS利用料、開発費、保守費を分け、機能一覧と非機能要件を添えて見積もりを依頼します。

オンプレミスやEC2のシステムをLambdaへ移行できますか?

移行できますが、既存サーバーのプログラムをそのまま関数へ移すだけでは不十分な場合があります。長時間処理や常時接続を分離し、API、キュー、データベース、認証、ログ、再試行、冪等性を設計し直す必要があります。ファイル処理や通知など影響範囲を限定しやすい機能からPoCを行い、性能・コスト・障害復旧を確認して段階的に広げる進め方が安全です。

まとめ

AWS Lambdaのシステム開発会社を比較して発注するイメージ

AWS Lambdaのシステム開発会社を選ぶときは、Lambdaを使えるかどうかだけでなく、業務要件、既存環境からの移行、API・データベース・ネットワーク、セキュリティ、監視、障害復旧、運用引継ぎまで確認します。株式会社riplaは業務整理から開発まで一気通貫で相談したい企業、TISは業務システムのAWS移行やサーバーレス再設計、クラスメソッドはAWS技術支援と内製化、サーバーワークスはAWS専業の設計・運用、NTTデータは大規模・規制対応、SCSKは全フェーズとガバナンスを重視する企業に向く候補です。

最初の相談では業務と数値を伝えます

相見積もりを依頼する際は、想定リクエスト数、ピーク同時実行数、処理時間、データの種類と量、既存システムとの連携、利用者と権限、RTO・RPO、月額AWS予算、運用時間、希望する納品物を伝えます。まだ分からない項目は空欄のままにせず、PoCやアセスメントで何を測定するかを提案してもらうと、会社ごとの前提条件を比較しやすくなります。

小さく検証してから業務コアへ広げます

Lambdaを採用するかどうかの結論は、技術の新しさではなく、3〜5年の総保有コスト、業務停止リスク、開発者の確保、セキュリティ、運用体制で判断します。まずはファイル取込、通知、定時処理、外部API連携など小さく切り出せる機能で、コールドスタート、再試行、権限、ログ、コストを検証します。結果をもとに、成果が見込める領域から段階的にLambdaを活用することが、無理のないシステム開発につながります。

▼全体ガイドの記事
・AWS Lambdaのシステム開発の完全ガイド

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

・サービス概要資料のURLはこちら >>>
・お問合せページのURLはこちら >>>
・お役立ち資料のURLはこちら >>>

執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。