Azure Logic Appsは、クラウド・オンプレミス・SaaSをつなぐiPaaSです。そのため、開発会社は既存システムと安全に連携し、例外処理や運用まで設計できるかで選ぶことが大切です。
株式会社riplaを最初に、公開情報で確認できる5社を加えた計6社の特徴と、発注前に確認したい点を紹介します。
- 連携、例外処理、運用の設計力で各社を比べます。
- 開発費と、ConsumptionとStandardの違いを整理します。
全体像は、Azure Logic Appsのシステム開発の完全ガイドをご覧ください。
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Azure Logic Appsのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

Azure Logic Appsでは、トリガー、アクション、コネクタを組み合わせて業務フローを自動化できます。Microsoftの公式情報では、Salesforce、SAP、Office 365、Azure、SQL Serverなどに接続できる1,400種類以上のコネクタが案内されています(出典:Microsoft Azure「Azure Logic Apps」)。
ただし、コネクタがあることと、業務システムとして安定して動くことは、別の問題です。
連携基盤の成否を決める業務境界と例外処理
実際の開発では、受注データを基幹システムへ登録する正常系より、例外時の対応のほうが難しくなります。APIが一時停止した場合、同じファイルが二重に届いた場合、認証が切れた場合、登録の一部だけ成功した場合が、その例です。
そのため、再試行や重複排除、デッドレターの扱いまで決めておかなければ、ローコードで作ったワークフローは運用担当者にとって読めないブラックボックスになります。担当者への通知や手動での再実行の手順も、同じ段階で決めておく必要があります。
発注前に確認するLogic Apps個別の経験と運用範囲
Azureの認定や大規模なクラウド実績は、候補会社の技術基盤を知る手がかりになります。一方で、Azure Specializationは特定の複雑なソリューション領域での専門性を示すもので、Logic Appsの個別案件を保証するものではありません。
実際、Microsoftのパートナー一覧でも、認定は各社のAzure専門領域として掲載されています(出典:Microsoft「データ ドリブン DX を実現」)。そのため、Logic Appsの経験を個別に確かめる必要があります。
見積の前には、担当者のLogic Apps経験と、StandardとConsumptionの選定理由を聞いておきます。そのうえで、ワークフローの数と連携先、テストケースや監視の方法を確かめます。ソースコードとIaCの引き渡し範囲も、同じ場で確認します。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援する会社です。IT事業会社として社内DXを進めてきた経験を生かし、ビジネスの成果とシステムの定着に強みがあります。
営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築や導入の実績があります。また、企業ごとの業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの特徴は、Azure Logic Appsの導入そのものを目的にせず、業務のどこを改善し、どのシステムに何を任せるかを整理してから開発へ進める点です。
申請の受付や通知はMicrosoft 365、システム間の連携はLogic Apps、複雑な計算はAzure Functionsに任せるなど、役割を分けた構成を検討できます。外部公開APIの認証とレート制御は、API Managementに分けられます。
既存の営業・顧客・生産・販売管理の業務知識を踏まえ、現場が使い続けられる画面や運用手順まで含めて考えたい企業に向いています。
得意領域・実績
Azure Logic Appsを使ったシステム開発を相談する際は、業務の内容と連携先、データ量と処理頻度、個人情報の有無を最初に伝えておくと役立ちます。そうすると、Logic Appsに向く範囲と、別のサービスに分ける範囲を判断しやすくなります。
riplaへ確認する項目は、ConsumptionとStandardの比較、APIやSFTPを含む連携方式、失敗時の再処理です。加えて、ログに残すデータ、開発環境から本番環境へのリリース方法、稼働後の保守体制も確認の対象になります。
自社の業務に合わせた設計と定着支援を重視する企業にとって、比較の起点になる会社です。
NTTデータグループ|大規模基幹連携とクラウド運用を総合提案

NTTデータグループは、大手ITサービス企業として、幅広い分野でシステムの開発と運用を手がけています。対象は、公共や金融、製造、通信などです。
公式サイトでは、Microsoft Azureを含むクラウドサービスの提供と、さまざまな業種でのクラウド開発・運用実績が紹介されています。また、MicrosoftのAzure Specialization一覧では、Azure Expert MSPとAnalyticsの領域で掲載されています。
NTTデータグループは、Infra and Database Migration to Microsoft AzureとAI Platform on Microsoft Azureの領域でも掲載されています。
特徴と強み
大規模な基幹システムや複数拠点、既存のオンプレミス環境が絡む案件では、連携部分だけでなく、全体アーキテクチャと運用責任を設計する力が求められます。厳格な監査要件がある場合も、この力が問われます。
NTTデータグループは、Azureの基盤移行やマネージドサービス、業種別のシステム開発を含めた総合提案を検討しやすい候補です。
Logic Appsを含め、Service BusやAPI Managementを組み合わせた構成を相談できます。監視基盤や既存の認証基盤も含めて考えられる点が強みになります。
得意領域・実績の確認点
公開されているAzureの認定やクラウド実績は、Azure全般の専門性を示す情報です。一方で、Logic Appsの導入会社として依頼する場合は、RFPでLogic AppsまたはAzure Integration Servicesを使った案件名を示してもらいます。ワークフローの規模や、EDIやAPIの連携方式、運用監視の分担も、同じ項目として聞いておきます。
金融や公共など、高い可用性や監査を求める企業にとって、比較しやすい会社です。複数のベンダーをまたぐ大規模な刷新案件で、プロジェクト管理と長期運用まで重視する場合にも候補になります。
富士通株式会社|業種知見とハイブリッドクラウドの組み合わせ

富士通株式会社は、大手IT企業です。製造や流通、ヘルスケア、公共などの業種別システムに幅広く対応しています。
MicrosoftのAzure Specialization一覧では、Azure Expert MSPとAnalyticsの領域で掲載されています。さらに、富士通の公式情報では、Microsoft Azureを含むクラウドサービスと、ヘルプデスクやハイブリッドITを組み合わせた支援が案内されています。
特徴と強み
既存の基幹システムをすぐにすべてクラウドへ移せない企業では、オンプレミスとAzureを段階的につなぐハイブリッド構成が現実的です。
Logic Appsを連携の中核に置き、ファイル連携やAPIの処理をワークフロー化します。そうすると、データ変換や通知も含めて、基幹側の改修範囲を抑える設計を検討できます。
業界固有の業務プロセスや高可用性を含め、データ保護や複数拠点の運用まで相談したい場合に、総合力を生かしやすい候補です。
得意領域・実績の確認点
Azureの認定やハイブリッドクラウド支援は、Logic Appsの個別機能を使った実績とは分けて確認します。見積では、オンプレミス接続の方式とネットワークの冗長化を具体的に示してもらいます。加えて、データ変換の担当範囲や夜間バッチの再実行、障害時の一次対応と二次対応も書いてもらいます。
既存システムを残しながら段階的に移行したい製造や公共などの企業は、候補部署の業種実績と担当エンジニアの経験を確かめると、比較しやすくなります。
日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)|Azure導入から運用までワンストップ

日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)は、Microsoft Azureの導入相談から保守・運用までをワンストップで支援する会社です。そこには、コンサルティングや移行計画、ライセンス調達、構築・展開も含まれます。
公式のJBS×Azureページでは、Cloud Adoption Framework for Azureに準拠したアセスメントや、24時間365日の監視・運用、技術サポートが案内されています。また、MicrosoftのAzure Specialization一覧では、Infra and Database Migration to Microsoft Azureの領域で掲載されています。
JBSは、AI Platform on Microsoft AzureとAnalyticsの領域でも掲載されています。
特徴と強み
JBSは、Azureを使い始める前のアセスメントから稼働後の運用までを一つの流れで相談したい企業に向いています。
Logic Appsの案件でも、まず現在の環境や運用ルールを確認します。そのうえで、どこをAzureへ移し、どの連携をワークフロー化するかを整理できます。
社内にAzureの運用担当者が少ない場合は、構築だけでなく、監視やQA対応、コスト管理まで比べられる点がメリットです。スキルトランスファーも比較の対象になります。
得意領域・実績の確認点
JBSへ相談する際は、Logic Appsを使う部分と、Azure FunctionsやPower Platformを使う部分の境界を提案書に書いてもらうと役立ちます。その線引きがあると、構成の妥当性を判断しやすくなります。
Microsoft 365やSharePointから基幹システムへの登録、データ分析基盤への連携、オンプレミスとの接続がある場合は、実際の接続方式と監視対象を確認してください。
公開されているAzure移行や運用の実績と、Logic Appsの経験は別物として扱います。そのうえで、担当チームの事例を聞くことが大切です。
SBテクノロジー株式会社|PoCとセキュリティ運用の重視

SBテクノロジー株式会社は、Microsoft Azureのアセスメントやインテグレーション、マネージドサービスを提供する会社です。導入や運用の支援も手がけています。
公式ページでは、企業システムのAzure移行適合性を調べ、設定情報や外部接続などを標準化するアセスメントサービスが案内されています。対象には、セキュリティポリシーや運用方法も含まれます。
MicrosoftのAzure Specialization一覧では、Infra and Database Migration to Microsoft Azureの領域で掲載されています。SBテクノロジーは、AI Platform on Microsoft Azureの領域でも掲載されています。
特徴と強み
SBテクノロジーは、本番の作り込みに入る前にPoCで確かめたい企業と相性がよい候補です。PoCで確かめる対象は、実現可能性や連携方式、セキュリティです。監視やランニングコストも、同じ段階で見られます。
コネクタの認証やAPI制限、ネットワーク経路は、早い段階で問題になりやすい点です。実行履歴の扱いも含めて、検証環境で失敗パターンまで試しておくことが大切です。また、セキュリティ監視やAzureの運用支援も含めて、導入後の体制を検討できます。
得意領域・実績の確認点
PoCの終了条件は、ワークフローが一度動くことに加えて、失敗時の動きまで含めて決めることが大切です。正常系に加えて、401や403、429、タイムアウトを再現します。さらに、重複イベントや巨大ファイル、接続先の停止も試し、再試行後に誰が何を確認するかまで決めます。
SBTの公開情報にあるAzure全般の移行・運用の実績を踏まえつつ、Logic Appsのワークフロー定義や監視ルール、アラートの一次対応をどこまで任せられるかを確認します。
株式会社日立ソリューションズ|Microsoft製品とローコードの組み合わせ

株式会社日立ソリューションズは、Microsoft Azure、Microsoft 365、Dynamics 365を中心に、クラウドの支援を手がける会社です。既存システムのクラウド移行やハイブリッドクラウド、クラウドネイティブな開発まで対応しています。
公式のMicrosoftソリューションページでは、Power Platformをベースにした業務アプリケーション開発や、Microsoft製品のライフサイクルと業務課題を踏まえた提案が紹介されています。特に、Microsoft製品群を横断して業務変革を進めたい企業にとって、比較の候補になります。
特徴と強み
部門ごとに異なるMicrosoft製品を使っている企業では、Power Platform、Dynamics 365、Azureの境界を整理しないと、同じデータを複数の場所で管理する状態になりがちです。
日立ソリューションズは、ユーザーが操作する業務アプリとバックエンドで動くLogic Appsの連携を分けた構成を検討しやすい候補です。必要に応じて、Azure FunctionsやAPIを組み合わせることもできます。
ローコードの利便性に加え、レガシーシステムとのデータ連携や業務への定着まで相談できます。
得意領域・実績の確認点
日立ソリューションズには、Power Platformのアプリ開発事例に加えて、Azure Logic Appsを使ったシステム間連携の事例も確認してください。
具体的には、Dynamics 365やSQL Serverとの接続方式を聞いておきます。SharePointや外部SaaSとの接続方式も、同じ場で確かめます。データの正本やエラー時の補償処理、ライセンスとAzure利用料の見積分離も、重要な確認点です。
現場部門の入力改善と基幹連携を同時に進めたい企業は、提案された製品の役割分担を図で示してもらうと判断しやすくなります。
Azure Logic Appsのシステム開発会社を選ぶポイント

会社を比べるときは、対象業務に対する設計力や技術力、運用体制を、同じ質問で評価します。社名や認定数は、判断材料の一つにすぎません。
特にAzure Logic Appsでは、開発費だけで発注すると、稼働後の費用が見落とされやすくなります。コネクタ費用、ログ保管、監視のほか、再処理や権限管理も、別料金になりやすい項目です。そのため、初期費用と月額費用を分けた見積が必要です。
案件の粒度で見る実績と経験
「Azureに強い」と説明されても、Logic Appsの開発経験までは分かりません。そこで、ワークフローの本数や連携先の種類、1日あたりの実行数を質問します。
扱うデータ量や同期・非同期の方式も聞いたうえで、障害時の再処理と運用開始後の改善内容も含め、担当者が自社案件を具体的に説明できるかを見ます。
実績を開示できない場合でも、匿名化した構成図やテスト計画、サンプルの運用手順を示せる会社なら、提案の再現性を評価しやすくなります。
ConsumptionとStandardの選定理由
Consumptionは、実行回数やアクションを中心とした従量課金で、実行量の変動が大きい小規模な自動化に向いています。
Standardは、専用のシングルテナント実行環境を確保する方式です。複数のワークフローや組み込みコネクタ、ローカル開発を設計しやすく、VNet統合やCI/CDにも対応できます。
機密情報を扱う場合や、オンプレミスと閉域で接続する場合は、Standardが候補になります。実行性能を安定させたい場合や、環境を分けて管理したい場合でも、Standardを検討します。ただし、必要なStorage、Integration Account、管理コネクタの費用も確認します。
プロジェクト管理と引き継ぎ範囲
見積書には、要件定義から保守までを工程ごとに分けて記載してもらいます。特に、テストや移行、教育、保守のように開発後に続く作業は、別に示してもらうと範囲が分かりやすくなります。引き継ぎで決めておきたいのは、本番の変更をどう行うか、レビューと承認をどこで行うか、納品物の基本と運用に関わる納品物をどこまで渡すかです。
- 本番の変更方法:ポータル画面だけで変更するか、GitとIaCで構成を管理するか
- レビューと承認の場所:どこで行うか
- 納品物の基本:ワークフロー定義、接続情報の管理方法、テスト仕様書
- 運用に関わる納品物:障害時の手順、監視ルール、変更履歴、運用担当者向けの説明資料
費用感は、ひとつの見積の幅として次のように考えられます。
- PoCや小規模な連携:Logic Appsを使った案件で、100万〜300万円
- CRM・販売・会計など3〜5システムをつなぐ案件:小〜中規模で、300万〜800万円
- 中規模の基幹連携:800万〜2,000万円
- EDIや複数拠点・閉域網・CI/CDを含む案件:エンタープライズ規模で、2,000万〜5,000万円以上
この数字は、業務システムやAPI連携の一般的な工数をもとにした推定で、公開情報の少ないLogic Apps単体の統一相場とは言えません。要件やデータ量、セキュリティ、運用範囲によって変わるため、確定した価格ではありません。
Azureの利用料は、開発費とは別に計算します。Microsoft Learnの2026年7月更新情報では、Standardの例示リージョンの料金が示されています(出典:Microsoft Learn「Usage metering, billing, and pricing」)。
WS1からWS3の例示月額(730時間稼働時)は、vCPUの数に比例して上がります。1ドル150円で単純に換算すると、1 vCPUの約2.6万円から4 vCPUの約10.5万円までの幅になります。
- WS1:1 vCPU、175.16米ドル(約2.6万円)
- WS2:2 vCPU、350.33米ドル(約5.3万円)
- WS3:4 vCPU、700.65米ドル(約10.5万円)
実際の料金は、リージョンや契約、為替によって変わります。コネクタやStorage、Integration Accountなども料金に関わります。
公開事例からは、連携基盤を再利用できる部品として設計する効果も読み取れます。Microsoft Customer Storiesの2025年8月のYusen Logistics Hong Kong事例では、SwiftAntがAzureを使っています。さらに、Logic AppsやPower Appsなども組み合わせています。
取引先のオンボーディングは従来の12週間から数日へ短縮され、2週間でサービスカタログ型の導入を行ったと紹介されています。公開された成果は、次のとおりです(出典:Microsoft Customer Stories「Modernizing EDI and visibility」)。
- オンボーディング時間:75%削減
- OPEX(従来システム比):80%削減
- SLA:99%
海外物流の事例は、数値そのものより、設定駆動、再利用、監視、従量課金という設計の示唆として読むのが適切です。
2026年時点では、Azure Logic Appsの案内でAIエージェントやMCPサーバーなどとの連携も前面に出ています。ただし、AIを追加する場合は、個人情報や機密データの入力範囲を要件に含めます。
プロンプトインジェクションや出力の検証、モデル障害時の代替処理、監査ログも、要件に加えておきます。承認、登録、通知といった既存ワークフローを安定させたあとに、判断補助や文書分類のような限られた処理から段階的に導入するほうが、業務への影響を管理できます。
Azure Logic Appsのシステム開発でよくある質問

Azure Logic Appsは導入の入口が分かりやすい一方、業務データを扱うと設計・セキュリティ・運用の論点が増えます。そのため、開発会社へ相談する前によく質問される内容を、発注判断に使える形で回答します。
Azure Logic Appsだけで業務システムを作れますか?
作れますが、Logic Appsだけで業務システム全体を構築する進め方は、おすすめできません。
Logic Appsは、SharePointやSaaS、基幹システム、データベースなどをつなぎ、イベントを起点に登録・変換・通知・承認を実行する連携基盤として使うのが基本です。
役割を分けると保守しやすい構成になります。ユーザー向け画面はPower Appsや既存アプリ、複雑な処理はAzure Functions、大量データの非同期連携はService Busなどに任せられます。
Azure Logic Appsの開発費と月額費用はいくらですか?
開発費は、連携するシステム数やワークフローの複雑さによって変わります。認証やテスト、運用設計も影響します。目安は、PoCで100万〜300万円、小〜中規模で300万〜800万円、中規模で800万〜2,000万円です。
月額は、Azureの実行・コンピューティング・コネクタ・Storage・監視などを合算し、開発会社の保守費とは分けて見積もります。
Standardでは、無料の組み込み操作と課金される管理コネクタが分かれているため、想定の実行数とアクション数を示して計算してもらうことが大切です。
開発会社には何を質問すればよいですか?
Logic Appsの実績件数だけでなく、どのサービスをどの方式で連携したかを質問します。月間の実行数や障害時の再処理、重複登録の防止も、確かめる対象です。
ログに残るデータやネットワーク、認証の方式も質問します。CI/CDや引き継ぎ資料、保守の受付時間も、あわせて聞いておきます。
さらに、ConsumptionとStandardの選定理由やAzure利用料の試算根拠を確認してください。追加変更の単価や、ソースコードとIaCの所有権も確かめてください。回答が具体的で、見積書と運用設計に反映されている会社ほど、稼働後の認識違いを抑えやすくなります。
まとめ

Azure Logic Appsのシステム開発会社は、Azureの認定や会社規模だけでなく、複数システムをつなぐ設計力で選ぶことが大切です。異常時の再処理やセキュリティ、監視、内製化支援まで含めて見ます。
今回紹介した6社は、株式会社ripla、NTTデータグループ、富士通株式会社、日本ビジネスシステムズ株式会社、SBテクノロジー株式会社、株式会社日立ソリューションズです。それぞれ得意な規模や支援範囲が異なります。
自社の課題に合う会社の選び方
業務要件の整理や定着支援まで一緒に進めたいならripla、大規模な基幹連携や長期運用ならNTTデータグループが候補になります。ほかにも、業種知見とハイブリッドクラウドなら富士通、Azure導入から運用までの一貫支援ならJBSが候補になります。
PoCとセキュリティ運用ならSBテクノロジー、Microsoft製品とローコードの組み合わせなら日立ソリューションズが候補です。このように、比べる観点を先に決めておくことが大切です。
会社を一社に絞る前に、同じRFPで2〜3社に相談すると、提案の違いが見えやすくなります。
最初の相談で整理する連携対象と例外処理
相談時には、連携したいシステム名だけでなく、業務の起点や入力・出力、処理頻度を伝えます。加えて、SLAやデータ量、個人情報の有無、失敗したときの業務対応も共有します。
その情報をもとに、Logic AppsとPower Automate、Azure Functions、Service Bus、API Managementの役割を分けてもらいます。そのうえで、ConsumptionとStandard、Azure利用料、開発費、保守費を分けた提案を受けることが、進め方の近道です。
▼全体ガイドの記事
・Azure Logic Appsのシステム開発の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・業務システム開発の完全ガイドブック
・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
