介護・福祉業向け利用者管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

介護・福祉業向け利用者管理システムは、利用者台帳だけでなく、計画・支援記録・申し送り・請求・家族連絡までを利用者単位でつなぎ、現場の入力と管理者の判断を同時に改善する業務基盤です。

「紙やExcelの転記を減らしたい」「訪問先でも記録したい」「複数拠点の利用者情報を一元化したい」と考えても、既製クラウドが合うのか、個別開発が必要なのか、どの会社に相談すればよいのか迷いやすいテーマです。本記事では、株式会社riplaを最初に、介護・福祉分野で実在と提供内容を確認できる5社を加えた計6社を、方式・得意領域・費用確認のポイントで比較します。

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・介護・福祉業向け利用者管理システム開発の完全ガイド

介護・福祉業向け利用者管理システムのパートナー選びが重要な理由

介護・福祉業向け利用者管理システムのパートナー選び

利用者管理システムの導入成否は、画面の多さよりも、現場の一日の業務と制度上必要な記録をどれだけ自然につなげられるかで決まります。介護、障害福祉、訪問、通所、入所では記録する項目や職員の動きが異なるため、会社選びでは製品名だけでなく、導入方式と支援体制を見極める必要があります。

業務に合う会社を選ぶと定着率が高まる理由

利用者情報は、氏名や住所だけではありません。家族・緊急連絡先、主治医、要介護度や障害支援区分、契約、受給者証、アセスメント、個別支援計画、日々の支援記録、事故やヒヤリハットまでが一つの利用者像を構成します。台帳と記録が別々のままだと、転記や検索に時間がかかり、更新漏れが申し送りや請求のミスにつながります。現場で使う端末から正しい利用者を選び、必要な項目だけを短時間で入力できる導線を設計できる会社を選ぶことが大切です。

発注前に同じ質問で比較するポイント

候補会社には、利用者数・職員数・拠点数・サービス種別・記録の種類・請求連携・モバイル利用・既存データ移行を同じ条件で伝えます。そのうえで、初期費用と月額、追加ユーザー費、法改正対応費、保守費、データ返却費を分けて確認します。介護情報基盤との連携を含む標準化対応は、2026年4月1日以降、準備が完了した市町村から順次始まり、厚生労働省は2028年4月1日までに全市町村での活用開始を目指しています(出典: 厚生労働省「介護情報基盤について」、2026年)。将来の連携方針を説明できるかも、発注前の重要な確認項目です。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

利用者管理システムを新しく作るときは、要望を画面に置き換える前に、利用開始から契約、支援計画、記録、請求、家族への連絡までの業務を整理することが重要です。riplaは、業務の棚卸しや要件整理から入り、現場が本当に減らしたい転記や検索の負担を確認しながら、必要な機能を段階的に設計する相談先です。既製品では業務に合わない部分だけを個別開発したい場合にも、現場の運用とシステムの成果をつなげる視点で検討できます。

得意領域・実績

営業・顧客・生産・販売管理などの幅広い基幹システム構築・導入の経験を、介護・福祉の利用者軸の管理へ応用できる点が特徴です。たとえば、利用者マスタを中心に、職員の権限、拠点ごとの閲覧範囲、記録の承認、CSV出力、既存システムとの連携を一つの要件として整理できます。料金や開発期間は要件によって変わるため、利用者数、拠点数、モバイル入力、帳票、請求・会計連携、移行範囲を提示して見積もりを依頼するのが現実的です。

株式会社エス・エム・エス(カイポケ)|記録から請求までを定額でつなぐ

カイポケの介護・福祉業向け業務システム

株式会社エス・エム・エスは、介護・看護・障害福祉向けのクラウドサービス「カイポケ」を提供しています。通所介護向けの公式料金ページでは、記録から請求までを月額25,000円(税別)で利用でき、初期費用・サポート費用が0円、職員・利用者・端末数による追加料金がないと案内されています。公開価格を起点に検討しやすい点が、候補の中で大きな特徴です。

特徴と強み

利用者台帳、計画書、タブレット記録、モニタリング、インターネット請求、利用者への請求書などを一つのサービスで確認できるため、初めて介護ソフトを導入する事業所や、紙中心の業務を早く切り替えたい事業所に向きます。同じ住所内で複数サービスを利用する場合の料金例も公開されており、通所介護と居宅介護支援などを組み合わせた場合の比較もしやすくなっています。

得意領域・導入前に確認したい点

小規模な通所・訪問事業所、複数サービスを運営する法人が、標準的な記録と請求をまとめたいときの比較起点になります。一方で、独自のケース記録、特殊な帳票、既存基幹システムとの細かな連携が必要な場合は、標準機能で対応できる範囲とCSV・APIの有無をデモで確認します。価格ページに掲載された無料項目が自社のサービス種別にも適用されるか、データ移行の対象と作業範囲、解約時のデータ形式も契約前に質問しておくことが大切です。

NDソフトウェア株式会社(ほのぼのNEXT)|大規模導入と幅広いサービス対応

ほのぼのNEXTの介護・障害福祉向けシステム

NDソフトウェア株式会社は、介護保険・障害福祉の業務を支える「ほのぼのNEXT」を提供しています。公式サイトでは、2025年4月時点で同社単体の実績として、全国72,600を超える事業所で導入されていると案内されています。多数の事業所で使われている製品を基盤に、記録から請求までの業務を検討できる点が特徴です。

特徴と強み

ほのぼのNEXTは、介護事業所や障害福祉事業所の記録・請求を中心に、クラウド、家族向けの情報共有、音声入力、AIケアプランなどのラインナップを持ちます。入所、通所、訪問、相談支援など複数のサービスを運営し、事業所ごとに増えてきたシステムを整理したい法人では、必要な製品構成とデータ連携をまとめて相談しやすい候補です。導入実績の多さだけでなく、自社のサービス種別で使う画面と権限を確認することが重要です。

得意領域・導入前に確認したい点

大規模法人や、介護と障害福祉をまたいで利用者情報を管理したい法人に向きます。音声入力やAI機能を導入する場合は、記録の誤認識を誰が確認するか、AIに入力した情報を学習利用するか、修正履歴を残せるかを確認します。導入社数は安心材料ですが、自社の職種別権限、拠点間の閲覧制限、既存マスタの移行、サポート窓口の対応時間、制度改定時の更新方法までを要件表に落とし込んで比較します。

株式会社ケアコネクトジャパン(CAREKARTE)|記録・連絡・分析を施設運営につなぐ

CAREKARTEの介護・福祉向け利用者管理

株式会社ケアコネクトジャパンは、介護・福祉の業務支援システム「CAREKARTE」を展開しています。公式サイトでは、全国各地の約19,000事業所で採用されていると説明されており、施設の業務に合わせてオリジナル帳票を組み込めることも案内されています。標準化と法人・事業所ごとの運用を両立したい場合に検討しやすい会社です。

特徴と強み

CAREKARTEは、介護記録、ケアプラン、請求といった日常業務を軸に、モバイル入力、訪問向けのGPSやチャット、AI音声記録、家族・関係者への連絡、経営分析などの機能を展開しています。特に、利用者の状態変化や職員の支援内容を記録として残すだけでなく、家族連絡や管理者の分析まで同じ情報の流れで扱いたい施設に向きます。施設独自の帳票を使う場合でも、現行帳票を見せて再現範囲と改善案を確認できます。

得意領域・導入前に確認したい点

入所施設から訪問系まで、法人内の複数サービスで利用者情報をつなげたい事業者が候補にしやすいです。帳票を柔軟に作れることは強みですが、カスタマイズが増えるほど初期費用やテスト工数が増えるため、標準帳票で運用を変える部分と独自帳票として残す部分を分けます。訪問現場では通信が不安定な場所での入力、位置情報の取得と同意、スマートフォンの紛失時対応を実機で確認してから判断します。

株式会社日本コンピュータコンサルタント(介舟ファミリー)|料金を読みやすく介護と障害福祉に対応

介舟ファミリーの介護・障害福祉向けソフト

株式会社日本コンピュータコンサルタントは、介護保険と障害福祉に対応する業務ソフト「介舟ファミリー」を提供しています。公式サイトでは、利用者数の上限設定なし、パソコン台数の使用制限なし、法改正による追加料金なしという料金設計を掲げています。標準パックは1拠点あたり月額税込8,800円から、介護保険と障害福祉は月額税込16,500円からと公開されていますが、対象サービスや契約条件は見積もり時に確認します。

特徴と強み

介護保険、障害福祉、居宅介護支援、計画相談支援などを対象に、計画、記録、請求、スタッフ・利用者管理を標準機能として整理したい事業所に向きます。利用者数や端末数が増えたときの料金を見通しやすく、複数職員が使う事業所でもライセンス数の増加を細かく心配しにくい設計です。小規模事業所が制度対応と基本業務を早く整えたい場合にも比較しやすい候補です。

得意領域・導入前に確認したい点

月額の上限を抑えたい法人は、公開されている定額条件を5年間の総額に置き換えて比較します。初期設定、データ移行、追加帳票、端末、サポートの料金が別建てか、複数拠点を一つの契約で管理できるかを確認することが必要です。自社独自の申し送りやケース記録を追加したい場合は、標準機能での代替、CSV出力、他システムとの連携可否を先に確認し、標準ソフトと個別開発の境界を見誤らないようにします。

株式会社クラウドスミス|独自の利用者台帳や既存業務をWeb化する受託開発

クラウドスミスの業務システム受託開発

株式会社クラウドスミスは、業務システムの受託開発を行う企業です。公式の開発実績として、訪問看護向け顧客管理システムを掲載しており、看護・介護の利用者情報を一元管理し、各所への報告書作成につなげるシステムを、AccessからWebシステムへリプレースした事例を紹介しています。企画、設計、開発、導入サポートまで対応した実績が確認できます。

特徴と強み

既存のExcelやAccessを捨てるのではなく、現場で積み上げてきた利用者台帳、報告書、拠点間の情報共有をWeb化したい場合に相談しやすい会社です。訪問看護のように外出先から入力し、事業所で報告書や申し送りを確認する業務では、職員の役割に合わせた画面とデータの一元化が効果につながります。業務に合わせた画面を作る受託開発では、要件定義の品質と導入後の保守担当を特に確認します。

得意領域・導入前に確認したい点

独自の利用者情報、事業所固有の帳票、既存システムとの連携を優先する法人に向きます。一方で、介護報酬や障害福祉報酬の請求、国保連伝送、制度改定対応をどこまで標準提供するかは、パッケージベンダーと同じ前提で考えられません。開発範囲、対応する制度、テスト責任、障害時の連絡、年間保守、ソースコードやデータの権利を契約書で明確にし、必要なら請求部分は既存製品と連携する段階導入を検討します。

介護・福祉業向け利用者管理システムのパートナー選びのポイント

介護・福祉向け利用者管理システムの選定ポイント

6社は、同じ「利用者管理」という言葉でも、既製クラウドを早く導入する会社と、自社業務に合わせて開発する会社に分かれます。導入目的を機能一覧にするだけでなく、何分の作業を減らしたいのか、誰がどの情報を見るのか、将来どのサービスや外部基盤とつなぐのかまで整理すると、見積もりの比較がしやすくなります。

実績と経験は同じ条件で確認します

実績を見るときは「導入社数」だけでなく、自社と近いサービス種別、拠点数、記録方式、移行条件を確認します。訪問系ならスマートフォン入力、予定変更、訪問実績、位置情報、通信断への対応を、入所系なら服薬、事故、家族連絡、ケア記録、夜勤帯の入力をデモで確かめます。可能なら現場職員、管理者、請求担当の3者が同じデモを見て、導入後の一日の流れを想像します。

技術力と専門性は機能以外も評価します

要配慮個人情報を扱うため、ログイン認証、役割別権限、拠点・サービス単位の閲覧制限、通信時・保存時の暗号化、バックアップ、復旧手順、操作履歴を確認します。個人情報保護委員会は、介護関係記録に記載された病歴、身体状況、病状、障害の事実などを要配慮個人情報の例として示し、取得や第三者提供には原則として本人同意が必要と説明しています(出典: 個人情報保護委員会「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」、2026年確認)。AI音声入力や要約を使うときは、誤りを職員が承認する手順、学習利用の有無、委託先、削除方法まで確認します。

プロジェクト管理体制と総費用を確認します

個別開発では、要件定義、画面設計、開発、テスト、移行、研修、稼働後の改善を誰が担当するかを決めます。費用は小規模クラウドなら初期0〜10万円、月額3,000円〜3万円程度の例がある一方、パッケージへの設定・帳票カスタマイズでは初期50万〜300万円、MVP型の個別開発では300万〜800万円、複数拠点と外部連携を含むスクラッチでは800万〜2,000万円程度が目安になります。ただし、これらの個別開発レンジは公的な市場平均ではなく、類似業務システムからの推定値です。要件定義、移行、保守を含む範囲で必ず見積もりを取り、5年間の総保有コストで比較します。

よくある質問

介護・福祉業向け利用者管理システムのよくある質問

最後に、会社へ相談する前によく寄せられる疑問を整理します。費用だけでなく、導入方式、移行、現場の使いやすさ、制度変更への備えを一緒に確認することが判断の近道です。

介護・福祉業向け利用者管理システムの費用はいくらですか?

既製クラウドは初期費用が無料または少額で、月額数千円から数万円程度の料金が公開されている例があります。個別開発は、機能数、拠点数、外部連携、データ移行、保守の有無で変わり、数百万円から1,000万円を超えることもあります。月額だけでなく、5年間の利用料、初期設定、研修、追加帳票、法改正対応、解約時のデータ出力まで合算して比較します。

紙やExcelの利用者データを移行できますか?

移行できるかどうかは、元データの形式、項目、重複、表記ゆれ、保存期間、画像や添付ファイルの扱いで決まります。氏名や連絡先などの基本マスタと、過去の記録・帳票を同じ扱いにせず、稼働開始時に必要な範囲を決めます。候補会社には、サンプルデータを匿名化して渡し、移行前の整形、移行後の照合、失敗時の戻し方、費用と責任分界を見積書に含めてもらいます。

既製パッケージと個別開発はどちらを選ぶべきですか?

1拠点で標準的な記録と請求を早く始めたい場合は、既製パッケージやクラウドが向きます。複数拠点の独自業務、既存基幹との連携、特殊な帳票などが成果に直結する場合は、個別開発またはパッケージへの追加開発を検討します。最初から全機能を作るのではなく、利用者マスタ・権限・記録・検索・出力を小さく始め、入力時間や未入力件数を測ってから請求連携や分析機能を追加する方法が安全です。

まとめ

介護・福祉業向け利用者管理システム会社6選のまとめ

介護・福祉業向け利用者管理システムは、利用者情報を集めるだけの台帳ではなく、計画、日々の記録、申し送り、請求、家族連絡、分析を同じ業務の流れで扱う基盤です。会社を選ぶときは、公開価格が分かりやすい既製クラウド、複数サービスや大規模運用に対応する製品、独自業務をWeb化する受託開発を分けて比較します。

6社から選ぶときの結論

株式会社riplaは、業務整理から開発・定着まで一気通貫で相談したい法人に向きます。カイポケは公開価格を起点に短期導入したい事業所、NDソフトウェアのほのぼのNEXTは広いサービス対応と導入実績を重視する法人、CAREKARTEは施設独自の帳票や連絡・分析までつなげたい法人、介舟ファミリーは介護と障害福祉を定額で管理したい事業所、クラウドスミスは既存のAccessや独自台帳をWeb化したい法人の比較候補です。

問い合わせ前に準備するもの

問い合わせ前に、事業所・拠点・職員・利用者の概数、サービス種別、紙やExcelで使う帳票、月末請求の流れ、現在困っている転記や検索の時間を整理します。候補会社には、デモで確認する画面、移行するデータ、追加料金、連携方式、権限設定、操作ログ、障害対応、解約時のデータ返却を同じ質問票で確認します。現場で無理なく使い続けられ、介護情報基盤など今後の標準化にも備えられる会社を選ぶことが、長期的な定着につながります。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。